JPH06217572A - パワーウインド装置のモータ制御方法 - Google Patents
パワーウインド装置のモータ制御方法Info
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- JPH06217572A JPH06217572A JP689293A JP689293A JPH06217572A JP H06217572 A JPH06217572 A JP H06217572A JP 689293 A JP689293 A JP 689293A JP 689293 A JP689293 A JP 689293A JP H06217572 A JPH06217572 A JP H06217572A
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- Japan
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- time
- motor
- current
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の構造を複雑にすることなくモータの反
転をキャンセルすることができるパワーウインド装置の
モータ制御方法を提供する。 【構成】 制御手段10のモータ制御方法によりクロー
ズスイッチ2の操作の仕方によってモータ4を反転する
タイミングを設定する制御を行うパワーウインド装置1
のモータ制御方法。
転をキャンセルすることができるパワーウインド装置の
モータ制御方法を提供する。 【構成】 制御手段10のモータ制御方法によりクロー
ズスイッチ2の操作の仕方によってモータ4を反転する
タイミングを設定する制御を行うパワーウインド装置1
のモータ制御方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のウインドガ
ラスの現在位置を検出することによってウインドガラス
の動作を制御するパワーウインド装置に利用されるモー
タ制御方法に関する。
ラスの現在位置を検出することによってウインドガラス
の動作を制御するパワーウインド装置に利用されるモー
タ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドガラスの現在位
置を検出することによってウインドガラスの動作を制御
するパワーウインド装置のモータ制御方法としては、図
7に示すようなものが知られている。図7において、モ
ータ100は、コントローラ109とキャンセルスイッ
チ110を介してウインドスイッチ111に接続されて
おり、ウインドスイッチ111がオンされると、アーマ
チュアシャフト101が回転し、このアーマチュアシャ
フト101の回転動力がウオームホイール102に伝達
され、ウオームホイール102の回転動力が衝撃吸収用
ダンパ104を介して出力軸105に伝達される。出力
軸105には、ガラス昇降機構106を介してウインド
ガラス107が連結されており、出力軸105の回転動
力はガラス昇降機構106によってウインドガラス10
7の全閉側・全開側移動に変換される。アーマチュアシ
ャフト101には、回転検出機構108が設けられてお
り、アーマチュアシャフト101の回転数は回転検出機
構108によってパルス信号に変換されて制御手段であ
るコントローラ109に転送され、コントローラ109
は、ウインドガラス107の全閉位置から全開位置まで
のストローク内の現在位置データおよびアーマチュアシ
ャフト101の回転数を認識している。そこで、ウイン
ドガラス107が全閉位置に到達する手前で移動を阻止
された場合、コントローラ109は、回転検出機構10
8からのウインドガラス107の現在位置データが全閉
位置に到達したものではないのにアーマチュアシャフト
101の回転が停止したことによって何かが挟まってい
ることを認識し、モータ100への電流の供給を一旦カ
ットしてからモータ100へ供給電流を反転させてウイ
ンドガラス107を全開側に所定の量だけ移動させる制
御を行うようになっている。また、経年劣化等によって
ウインドガラス107とこのウインドガラス107が支
持されるガラスランとのあいだでの摩擦が増えた際にウ
インドガラス107の移動速度が極端に遅くなることに
よってアーマチュアシャフト101の回転数がある程度
低くなると、コントローラ109は回転検出機構108
からのウインドガラス107の現在位置データが全閉位
置に到達したものではないのにアーマチュアシャフト1
01の回転数が低下していることを認識するため、モー
タ100への電流の供給をカットする。その際、キャン
セルスイッチ110をオン操作しながらウインドスイッ
チ111をオンすることによってコントローラ109の
認識がキャンセルされてモータ100を反転させる制御
を中断した状態でモータ100に電流が再び供給される
ため、ウインドガラス107を全閉位置まで移動するよ
うになっている。
置を検出することによってウインドガラスの動作を制御
するパワーウインド装置のモータ制御方法としては、図
7に示すようなものが知られている。図7において、モ
ータ100は、コントローラ109とキャンセルスイッ
チ110を介してウインドスイッチ111に接続されて
おり、ウインドスイッチ111がオンされると、アーマ
チュアシャフト101が回転し、このアーマチュアシャ
フト101の回転動力がウオームホイール102に伝達
され、ウオームホイール102の回転動力が衝撃吸収用
ダンパ104を介して出力軸105に伝達される。出力
軸105には、ガラス昇降機構106を介してウインド
ガラス107が連結されており、出力軸105の回転動
力はガラス昇降機構106によってウインドガラス10
7の全閉側・全開側移動に変換される。アーマチュアシ
ャフト101には、回転検出機構108が設けられてお
り、アーマチュアシャフト101の回転数は回転検出機
構108によってパルス信号に変換されて制御手段であ
るコントローラ109に転送され、コントローラ109
は、ウインドガラス107の全閉位置から全開位置まで
のストローク内の現在位置データおよびアーマチュアシ
ャフト101の回転数を認識している。そこで、ウイン
ドガラス107が全閉位置に到達する手前で移動を阻止
された場合、コントローラ109は、回転検出機構10
8からのウインドガラス107の現在位置データが全閉
位置に到達したものではないのにアーマチュアシャフト
101の回転が停止したことによって何かが挟まってい
ることを認識し、モータ100への電流の供給を一旦カ
ットしてからモータ100へ供給電流を反転させてウイ
ンドガラス107を全開側に所定の量だけ移動させる制
御を行うようになっている。また、経年劣化等によって
ウインドガラス107とこのウインドガラス107が支
持されるガラスランとのあいだでの摩擦が増えた際にウ
インドガラス107の移動速度が極端に遅くなることに
よってアーマチュアシャフト101の回転数がある程度
低くなると、コントローラ109は回転検出機構108
からのウインドガラス107の現在位置データが全閉位
置に到達したものではないのにアーマチュアシャフト1
01の回転数が低下していることを認識するため、モー
タ100への電流の供給をカットする。その際、キャン
セルスイッチ110をオン操作しながらウインドスイッ
チ111をオンすることによってコントローラ109の
認識がキャンセルされてモータ100を反転させる制御
を中断した状態でモータ100に電流が再び供給される
ため、ウインドガラス107を全閉位置まで移動するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
ウインド装置のモータ制御方法では、キャンセルスイッ
チ110のオン操作によってモータ100の反転を中断
する制御を行っているため、ウインドスイッチ111の
他にキャンセルスイッチ110を設ける必要があり、キ
ャンセルスイッチ110を設けるスペースやキャンセル
スイッチ110に接続する配線の引き回し等によって装
置全体が複雑なものになる可能性を有するという問題点
があり、この問題点を解決することが課題となってい
た。
ウインド装置のモータ制御方法では、キャンセルスイッ
チ110のオン操作によってモータ100の反転を中断
する制御を行っているため、ウインドスイッチ111の
他にキャンセルスイッチ110を設ける必要があり、キ
ャンセルスイッチ110を設けるスペースやキャンセル
スイッチ110に接続する配線の引き回し等によって装
置全体が複雑なものになる可能性を有するという問題点
があり、この問題点を解決することが課題となってい
た。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド装置の
モータ制御方法は、装置の構造を複雑にすることなくモ
ータの反転をキャンセルすることができるパワーウイン
ド装置のモータ制御方法を提供することを目的としてい
る。
モータ制御方法は、装置の構造を複雑にすることなくモ
ータの反転をキャンセルすることができるパワーウイン
ド装置のモータ制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパワー
ウインド装置のモータ制御方法は、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ・クローズスイッチと、ウイ
ンドガラスに出力軸を連結し且つオープンスイッチ・ク
ローズスイッチのオンにより正方向・逆方向の電流を供
給されて出力軸を介しウインドガラスを全閉位置から全
開位置のあいだでのストローク内で移動するモータと、
モータに電源を接続する駆動手段と、モータの出力軸の
回転数を検出してパルス信号を発生する回転検出手段
と、クローズスイッチが前回オンされてから今回オンさ
れたときまでの経過時間と比較される第1設定時間を予
め定めているとともに経過時間が第1設定時間よりも長
いときにモータに対しての反転動作をキャンセルする第
2設定時間をセットし且つ経過時間が第1設定時間より
も短いときに第2設定時間よりも長い時間でモータに対
しての反転動作をキャンセルする第3設定時間をセット
する時間設定手段を備えているとともに、ウインドガラ
スのストローク内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め
設定された位置基準値記憶手段を有するとともにモータ
の基準回転数に対応したパルス周期時間を設定された基
準時間記憶手段を有する基準値メモリおよび回転検出手
段からのパルス信号でウインドガラスの現在位置データ
をカウントする位置カウンタを有するとともに回転検出
手段からのパルス信号の現在周期時間によりモータの回
転状態を検出するパルス周期タイマを有する現在値メモ
リを備えた制御手段をそなえ、制御手段により、クロー
ズスイッチが今回オンされてからの経過時間を時間設定
手段がセットした第2設定時間または第3設定時間と比
較するとともにパルス周期タイマの現在周期時間を基準
時間記憶手段の基準時間と比較し且つ前記位置カウンタ
のカウント数を位置基準値記憶手段の位置基準値と比較
することによってモータに対する供給電流を反転するタ
イミングを設定し、時間設定手段により第2設定時間が
セットされるとクローズスイッチのオン時間に対応して
モータに対する電流供給を短い時間で行い、時間設定手
段により第3設定時間がセットされるとクローズスイッ
チのオン時間に対応してモータに対する電流供給を長い
時間で行う制御を行うものとすることができる。
ウインド装置のモータ制御方法は、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ・クローズスイッチと、ウイ
ンドガラスに出力軸を連結し且つオープンスイッチ・ク
ローズスイッチのオンにより正方向・逆方向の電流を供
給されて出力軸を介しウインドガラスを全閉位置から全
開位置のあいだでのストローク内で移動するモータと、
モータに電源を接続する駆動手段と、モータの出力軸の
回転数を検出してパルス信号を発生する回転検出手段
と、クローズスイッチが前回オンされてから今回オンさ
れたときまでの経過時間と比較される第1設定時間を予
め定めているとともに経過時間が第1設定時間よりも長
いときにモータに対しての反転動作をキャンセルする第
2設定時間をセットし且つ経過時間が第1設定時間より
も短いときに第2設定時間よりも長い時間でモータに対
しての反転動作をキャンセルする第3設定時間をセット
する時間設定手段を備えているとともに、ウインドガラ
スのストローク内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め
設定された位置基準値記憶手段を有するとともにモータ
の基準回転数に対応したパルス周期時間を設定された基
準時間記憶手段を有する基準値メモリおよび回転検出手
段からのパルス信号でウインドガラスの現在位置データ
をカウントする位置カウンタを有するとともに回転検出
手段からのパルス信号の現在周期時間によりモータの回
転状態を検出するパルス周期タイマを有する現在値メモ
リを備えた制御手段をそなえ、制御手段により、クロー
ズスイッチが今回オンされてからの経過時間を時間設定
手段がセットした第2設定時間または第3設定時間と比
較するとともにパルス周期タイマの現在周期時間を基準
時間記憶手段の基準時間と比較し且つ前記位置カウンタ
のカウント数を位置基準値記憶手段の位置基準値と比較
することによってモータに対する供給電流を反転するタ
イミングを設定し、時間設定手段により第2設定時間が
セットされるとクローズスイッチのオン時間に対応して
モータに対する電流供給を短い時間で行い、時間設定手
段により第3設定時間がセットされるとクローズスイッ
チのオン時間に対応してモータに対する電流供給を長い
時間で行う制御を行うものとすることができる。
【0007】
【発明の作用】この発明に係わるパワーウインド装置の
モータ制御方法において、モータに対する供給電流を反
転するタイミングは、クローズスイッチが前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間と第1設定時
間との比較結果に基いて設定された第2設定時間または
第3設定時間によりクローズスイッチの操作の仕方によ
って決定される。それ故、従来のもののようなキャンセ
ルスイッチを設けなくてもモータの反転をキャンセルす
る制御を行えることとなる。
モータ制御方法において、モータに対する供給電流を反
転するタイミングは、クローズスイッチが前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間と第1設定時
間との比較結果に基いて設定された第2設定時間または
第3設定時間によりクローズスイッチの操作の仕方によ
って決定される。それ故、従来のもののようなキャンセ
ルスイッチを設けなくてもモータの反転をキャンセルす
る制御を行えることとなる。
【0008】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わるパワ
ーウインド装置のモータ制御方法の一実施例が示されて
いる。
ーウインド装置のモータ制御方法の一実施例が示されて
いる。
【0009】この発明に係わるパワーウインド装置のモ
ータ制御方法が用いられるパワーウインド装置1は図1
により明らかなように、主として、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ2・クローズスイッチ3、ウ
インドガラス(図7参照)に出力軸4aを連結し且つオ
ープンスイッチ2・クローズスイッチ3のオンにより正
方向・逆方向の電流を供給されて出力軸4aを介しウイ
ンドガラスを全閉位置から全開位置のあいだでのストロ
ーク内で移動するモータ4、モータ4に電源を接続する
駆動手段5、モータ4の出力軸4aの回転数を検出して
パルス信号を発生する回転検出手段6、ウインドガラス
のストローク内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め設
定された位置基準値記憶手段7aを有するとともにモー
タ4の駆動時間に対応した基準時間を設定された基準時
間記憶手段7bを有し且つ第1設定時間T1,第2設定
時間T2,第3設定時間T3を予め定めた時間設定手段
7cを有する基準値メモリ7および回転検出手段6から
のパルス信号数でウインドガラスの現在位置データをカ
ウントする位置カウンタ8aを有するとともに回転検出
手段6からのパルス信号の周期によりモータの回転状態
を検出するパルス周期タイマ8bを有する現在値メモリ
8を備えた制御手段10から構成されている。
ータ制御方法が用いられるパワーウインド装置1は図1
により明らかなように、主として、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ2・クローズスイッチ3、ウ
インドガラス(図7参照)に出力軸4aを連結し且つオ
ープンスイッチ2・クローズスイッチ3のオンにより正
方向・逆方向の電流を供給されて出力軸4aを介しウイ
ンドガラスを全閉位置から全開位置のあいだでのストロ
ーク内で移動するモータ4、モータ4に電源を接続する
駆動手段5、モータ4の出力軸4aの回転数を検出して
パルス信号を発生する回転検出手段6、ウインドガラス
のストローク内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め設
定された位置基準値記憶手段7aを有するとともにモー
タ4の駆動時間に対応した基準時間を設定された基準時
間記憶手段7bを有し且つ第1設定時間T1,第2設定
時間T2,第3設定時間T3を予め定めた時間設定手段
7cを有する基準値メモリ7および回転検出手段6から
のパルス信号数でウインドガラスの現在位置データをカ
ウントする位置カウンタ8aを有するとともに回転検出
手段6からのパルス信号の周期によりモータの回転状態
を検出するパルス周期タイマ8bを有する現在値メモリ
8を備えた制御手段10から構成されている。
【0010】オープンスイッチ2、クローズスイッチ3
は入力インターフェースaを介して制御手段10に接続
されており、オープンスイッチ2、クローズスイッチ3
のオン切換信号は制御手段10に転送される。
は入力インターフェースaを介して制御手段10に接続
されており、オープンスイッチ2、クローズスイッチ3
のオン切換信号は制御手段10に転送される。
【0011】モータ4は、図2および図3により明らか
なように、モータケース4b内に回転自在に収容された
アーマチュアシャフト4cの一方がギヤケース4d側に
突出しており、このアーマチュアシャフト4cのギヤケ
ース4dへの突出部分にはウオーム4eが形成されてい
る。アーマチュアシャフト4cはモータケース4b内に
おいて図示しないアーマチュアに備えられており、この
アーマチュアは駆動手段5から電流を供給されて正回転
・逆回転する。
なように、モータケース4b内に回転自在に収容された
アーマチュアシャフト4cの一方がギヤケース4d側に
突出しており、このアーマチュアシャフト4cのギヤケ
ース4dへの突出部分にはウオーム4eが形成されてい
る。アーマチュアシャフト4cはモータケース4b内に
おいて図示しないアーマチュアに備えられており、この
アーマチュアは駆動手段5から電流を供給されて正回転
・逆回転する。
【0012】ギヤケース4d内のウオーム4eにはウオ
ームホイール4fが噛み合っている。ウオームホイール
4fは、中央孔4f1がギヤケース4dのほぼ中央に環
状をなすものとして設けられた出力軸支持部4d1によ
って回転自在に支持されているとともに、このウオーム
ホイール4fの上面に形成されたダンパ取付け孔4f2
内に衝撃吸収用ダンパ4hが回転不能に嵌入れられてい
る。ダンパ4hの中央に備えたダンパハブ4h1にはウ
オームホイール4fの同心円上に小判形状孔4h2が形
成されている。この小判形状孔4h2は出力軸4aに回
転不能に取付けられる。
ームホイール4fが噛み合っている。ウオームホイール
4fは、中央孔4f1がギヤケース4dのほぼ中央に環
状をなすものとして設けられた出力軸支持部4d1によ
って回転自在に支持されているとともに、このウオーム
ホイール4fの上面に形成されたダンパ取付け孔4f2
内に衝撃吸収用ダンパ4hが回転不能に嵌入れられてい
る。ダンパ4hの中央に備えたダンパハブ4h1にはウ
オームホイール4fの同心円上に小判形状孔4h2が形
成されている。この小判形状孔4h2は出力軸4aに回
転不能に取付けられる。
【0013】ウオームホイール4fの上方側には磁気プ
レート4jが配置されている。この磁気プレート4j
は、ウオームホイール4fの外径寸法よりもわずかに小
さい外径を有する円板状をなし、中央に設けられたベー
ス4j1の外周にS極を着磁したS極着磁部4j2とこ
のS極着磁部4j2と相反する磁極であるN極を着磁し
たN極着磁部4j3とが円周上に交互に6対配置されて
いる。また、ベース4j1の中央にもダンパ4hと同様
に小判形状孔4j4が形成されており、この小判形状孔
4j4も出力軸4aに回転不能に取付けられる。単一の
S極着磁部4j2と単一のN極着磁部4j3とは、磁気
プレート4jの円周上で夫々同一の角度範囲になってい
る。
レート4jが配置されている。この磁気プレート4j
は、ウオームホイール4fの外径寸法よりもわずかに小
さい外径を有する円板状をなし、中央に設けられたベー
ス4j1の外周にS極を着磁したS極着磁部4j2とこ
のS極着磁部4j2と相反する磁極であるN極を着磁し
たN極着磁部4j3とが円周上に交互に6対配置されて
いる。また、ベース4j1の中央にもダンパ4hと同様
に小判形状孔4j4が形成されており、この小判形状孔
4j4も出力軸4aに回転不能に取付けられる。単一の
S極着磁部4j2と単一のN極着磁部4j3とは、磁気
プレート4jの円周上で夫々同一の角度範囲になってい
る。
【0014】一方、ギヤケース4dに設けられた出力軸
支持部4d1には、出力軸4aが回転自在に挿通されて
おり、出力軸4aは、一方側がギヤケース4dの外側で
図示しないガラス昇降手段に連結されているとともに、
他方側がギヤケース4d内に突出している。出力軸4a
のギヤケース4d内への突出部分には、ダンパ4hのダ
ンパハブ4h1に形成された小判形状孔4h2に挿入さ
れる外形を有するものとして形成されたダンパ係止用小
判形状軸部4a1が設けられているとともに、このダン
パ係止用小判形状軸部4a1の上側に磁気プレート4j
のベース4j1に形成された小判形状孔4j4に挿入さ
れる外形を有するものとして形成された磁気プレート係
止用小判形状軸部4a2が設けられており、この磁気プ
レート係止用小判形状軸部4a2の上側にピン取付け用
溝4a3が設けられている。出力軸4aは、ウオームホ
イール4fの内周側でダンパ係止用小判形状軸部4a1
がダンパ4hの小判形状孔4h2に挿入され、ウオーム
ホイール4fの上側で磁気プレート係止用小判形状軸部
4a2が磁気プレート4jの小判形状孔4j4に挿入さ
れ、磁気プレート4jの上側でピン取付け用溝4a3に
抜け止め用のシー(C)形ピン4kが嵌め付けられてい
るため、ダンパ4hおよび磁気プレート4jに一体的に
係止されている。
支持部4d1には、出力軸4aが回転自在に挿通されて
おり、出力軸4aは、一方側がギヤケース4dの外側で
図示しないガラス昇降手段に連結されているとともに、
他方側がギヤケース4d内に突出している。出力軸4a
のギヤケース4d内への突出部分には、ダンパ4hのダ
ンパハブ4h1に形成された小判形状孔4h2に挿入さ
れる外形を有するものとして形成されたダンパ係止用小
判形状軸部4a1が設けられているとともに、このダン
パ係止用小判形状軸部4a1の上側に磁気プレート4j
のベース4j1に形成された小判形状孔4j4に挿入さ
れる外形を有するものとして形成された磁気プレート係
止用小判形状軸部4a2が設けられており、この磁気プ
レート係止用小判形状軸部4a2の上側にピン取付け用
溝4a3が設けられている。出力軸4aは、ウオームホ
イール4fの内周側でダンパ係止用小判形状軸部4a1
がダンパ4hの小判形状孔4h2に挿入され、ウオーム
ホイール4fの上側で磁気プレート係止用小判形状軸部
4a2が磁気プレート4jの小判形状孔4j4に挿入さ
れ、磁気プレート4jの上側でピン取付け用溝4a3に
抜け止め用のシー(C)形ピン4kが嵌め付けられてい
るため、ダンパ4hおよび磁気プレート4jに一体的に
係止されている。
【0015】他方、磁気プレート4j上にはホール素子
11が3個所に配置されている。ホール素子11は、図
3により明らかなように、輪形状をなし、テフロン樹脂
を素材として成形された摺接部材12に包まれた状態で
回路基板13の下側に固定されており、外部接続線11
a,11b,11cが回路基板13の上側で板ばね状接
続部材14,15,16の一端側に電気的に接続されて
いる。ホール素子11はギヤケース4d内に収容され、
ギヤケースカバー17によって覆われる。板ばね状接続
部材14,15,16の他端側はグロメット18に固定
されているとともに外部配線19,20,21に夫々接
続されている。外部配線19,20,21は図1に示す
制御手段10に夫々接続されている。板ばね状接続部材
14,15,16は、長さ方向に対して直交する方向で
ある磁気プレート4j側とこの磁気プレート4jとは反
対の側に向けて若干の弾性を有するため、摺接部材12
を磁気プレート4jに当接させた状態でホール素子11
を磁気プレート4jの磁界内でS極着磁部4j2,N極
着磁部4j3に接近させる側に付勢している。摺接部材
12が磁気プレート4jに当接するため、ホール素子1
1は磁気プレート4jに直接接触しない。
11が3個所に配置されている。ホール素子11は、図
3により明らかなように、輪形状をなし、テフロン樹脂
を素材として成形された摺接部材12に包まれた状態で
回路基板13の下側に固定されており、外部接続線11
a,11b,11cが回路基板13の上側で板ばね状接
続部材14,15,16の一端側に電気的に接続されて
いる。ホール素子11はギヤケース4d内に収容され、
ギヤケースカバー17によって覆われる。板ばね状接続
部材14,15,16の他端側はグロメット18に固定
されているとともに外部配線19,20,21に夫々接
続されている。外部配線19,20,21は図1に示す
制御手段10に夫々接続されている。板ばね状接続部材
14,15,16は、長さ方向に対して直交する方向で
ある磁気プレート4j側とこの磁気プレート4jとは反
対の側に向けて若干の弾性を有するため、摺接部材12
を磁気プレート4jに当接させた状態でホール素子11
を磁気プレート4jの磁界内でS極着磁部4j2,N極
着磁部4j3に接近させる側に付勢している。摺接部材
12が磁気プレート4jに当接するため、ホール素子1
1は磁気プレート4jに直接接触しない。
【0016】ホール素子11は、磁気プレート4jのS
極着磁部4j2,N極着磁部4j3に接近する側に付勢
されるため、磁気プレート4jが回転する際に生ずる回
転磁界によりホール電圧を誘導する。ホール電圧は磁気
プレート4jが回転することによって一対のS極着磁部
4j2,N極着磁部4j3が通過する毎にローレベル,
ハイレベルを繰り返す。ホール素子11および磁気プレ
ート4jとによって回転検出手段6が形成され、インタ
ーフェース回路aを介し外部配線19,20,21から
磁気プレート4jの回転数をパルス信号数で制御手段1
0に転送することによってウインドガラスの現在位置と
モータ4の回転状態とを制御手段10に認識させる。
極着磁部4j2,N極着磁部4j3に接近する側に付勢
されるため、磁気プレート4jが回転する際に生ずる回
転磁界によりホール電圧を誘導する。ホール電圧は磁気
プレート4jが回転することによって一対のS極着磁部
4j2,N極着磁部4j3が通過する毎にローレベル,
ハイレベルを繰り返す。ホール素子11および磁気プレ
ート4jとによって回転検出手段6が形成され、インタ
ーフェース回路aを介し外部配線19,20,21から
磁気プレート4jの回転数をパルス信号数で制御手段1
0に転送することによってウインドガラスの現在位置と
モータ4の回転状態とを制御手段10に認識させる。
【0017】駆動手段5は、リレー等の電源接続切換手
段であって、出力インターフェース回路bを介して制御
手段10に接続されており、制御手段10の出力段から
の信号によりモータ4に正方向または逆方向の電流を供
給する。
段であって、出力インターフェース回路bを介して制御
手段10に接続されており、制御手段10の出力段から
の信号によりモータ4に正方向または逆方向の電流を供
給する。
【0018】制御手段10には、基準値メモリ7および
現在値メモリ8を内蔵したマイクロコンピュータが内蔵
されている。基準値メモリ7は読み出し専用メモリ(R
OM)であって、この基準値メモリ7に備えられた位置
基準値記憶手段7aは、ウインドガラスの全閉位置から
全開位置のあいだでのストロークに対応した記憶エリア
内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め設定している。
ここで、全閉位置の近傍とは、ウインドガラスが全閉位
置に向けて移動している際に指等を挾み込んだ場合の隙
間寸法よりも小さい寸法を有する位置に相当する。位置
基準値記憶手段7aは後述する位置カウンタ8aからの
現在位置データと比較される。ここで、全閉位置の近傍
とは、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動している
際に、指等を挟み込んだときの隙間寸法よりも小さい寸
法を有する位置に相当する。また、基準値メモリ7には
基準時間記憶手段7bが備えられており、この基準時間
記憶手段7bは、モータ4が定常状態で回転することに
よって発生するパルスの周期時間をあらかじめ設定して
おり、設定されたパルス周期基準時間は後述するパルス
周期タイマ8bからの現在周期時間と比較される。そし
て、基準値メモリ7には時間設定手段7cも備えられて
おり、この時間設定手段7cは第1設定時間T1,第2
設定時間T2,第3設定時間T3を予め設定している。
第1設定時間T1はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間と比較され、
第2設定時間T2はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間が第1設定時
間T1よりも長いときにマスク時間としてセットされ、
第3設定時間T3はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間が第1設定時
間T1よりも短いときにマスク時間としてセットされ、
第3設定時間T3は第2設定時間T2よりも大きい値を
有する。第1設定時間T1および第2設定時間T2がセ
ットされているあいだはモータ4に対しての反転動作は
夫々のマスク時間に対応してキャンセルされる。
現在値メモリ8を内蔵したマイクロコンピュータが内蔵
されている。基準値メモリ7は読み出し専用メモリ(R
OM)であって、この基準値メモリ7に備えられた位置
基準値記憶手段7aは、ウインドガラスの全閉位置から
全開位置のあいだでのストロークに対応した記憶エリア
内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め設定している。
ここで、全閉位置の近傍とは、ウインドガラスが全閉位
置に向けて移動している際に指等を挾み込んだ場合の隙
間寸法よりも小さい寸法を有する位置に相当する。位置
基準値記憶手段7aは後述する位置カウンタ8aからの
現在位置データと比較される。ここで、全閉位置の近傍
とは、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動している
際に、指等を挟み込んだときの隙間寸法よりも小さい寸
法を有する位置に相当する。また、基準値メモリ7には
基準時間記憶手段7bが備えられており、この基準時間
記憶手段7bは、モータ4が定常状態で回転することに
よって発生するパルスの周期時間をあらかじめ設定して
おり、設定されたパルス周期基準時間は後述するパルス
周期タイマ8bからの現在周期時間と比較される。そし
て、基準値メモリ7には時間設定手段7cも備えられて
おり、この時間設定手段7cは第1設定時間T1,第2
設定時間T2,第3設定時間T3を予め設定している。
第1設定時間T1はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間と比較され、
第2設定時間T2はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間が第1設定時
間T1よりも長いときにマスク時間としてセットされ、
第3設定時間T3はクローズスイッチ3が前回オンされ
てから今回オンされたときまでの経過時間が第1設定時
間T1よりも短いときにマスク時間としてセットされ、
第3設定時間T3は第2設定時間T2よりも大きい値を
有する。第1設定時間T1および第2設定時間T2がセ
ットされているあいだはモータ4に対しての反転動作は
夫々のマスク時間に対応してキャンセルされる。
【0019】現在値メモリ8は随時書き込み読み出しメ
モリ(RAM)であって、この現在値メモリ8に備えら
れた位置カウンタ8aは、回転検出手段6からのパルス
信号をRAMエリア内に随時記憶することによってウイ
ンドガラスの現在位置データを得ており、位置カウンタ
8aに記憶された現在位置データは位置基準値記憶手段
7aの位置基準値と比較されることによってウインドガ
ラスの現在位置が全閉位置の近傍かどうかを判別する。
モリ(RAM)であって、この現在値メモリ8に備えら
れた位置カウンタ8aは、回転検出手段6からのパルス
信号をRAMエリア内に随時記憶することによってウイ
ンドガラスの現在位置データを得ており、位置カウンタ
8aに記憶された現在位置データは位置基準値記憶手段
7aの位置基準値と比較されることによってウインドガ
ラスの現在位置が全閉位置の近傍かどうかを判別する。
【0020】また、現在値メモリ8にはパルス周期タイ
マ8bが備えられており、このパルス周期タイマ8bは
回転検出手段6からのパルス信号の現在周期時間を随時
記憶しており、パルス周期タイマ8bによって記憶され
た現在周期時間は基準時間記憶手段7bのパルス周期基
準時間と比較されることによってモータ4に過負荷がか
かっているかどうかを判別する。現在値メモリ8には位
置バッファ8cも備えられており、この位置バッファ8
cは回転検出手段6からのパルス信号数を一旦保存して
おくための機能を有する。
マ8bが備えられており、このパルス周期タイマ8bは
回転検出手段6からのパルス信号の現在周期時間を随時
記憶しており、パルス周期タイマ8bによって記憶され
た現在周期時間は基準時間記憶手段7bのパルス周期基
準時間と比較されることによってモータ4に過負荷がか
かっているかどうかを判別する。現在値メモリ8には位
置バッファ8cも備えられており、この位置バッファ8
cは回転検出手段6からのパルス信号数を一旦保存して
おくための機能を有する。
【0021】そして、制御手段10は、オープンスイッ
チ2がオンの際、パルス周期タイマ8bの現在周期時間
と基準時間記憶手段7bのパルス周期基準時間とを比較
してパルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記
憶手段7bのパルス周期基準時間よりも短くなったとき
に駆動手段5を介しモータ4に対してウインド開側の電
流を供給するとともに、パルス周期タイマ8bの現在周
期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間よりも大きく
なったときにモータ4に対する電流供給を中止する。ま
た制御手段10は、クローズスイッチ3が今回オンされ
てからの経過時間を時間設定手段7cがセットした第2
設定時間T2または第3設定時間T3と比較するととも
に、パルス周期タイマ8bの現在周期時間を基準時間記
憶手段7bのパルス周期基準時間と比較し且つ位置カウ
ンタ8aのカウント数を位置基準値記憶手段7aの位置
基準値と比較することによってモータ4に対しての供給
電流を反転するタイミングを設定する。
チ2がオンの際、パルス周期タイマ8bの現在周期時間
と基準時間記憶手段7bのパルス周期基準時間とを比較
してパルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記
憶手段7bのパルス周期基準時間よりも短くなったとき
に駆動手段5を介しモータ4に対してウインド開側の電
流を供給するとともに、パルス周期タイマ8bの現在周
期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間よりも大きく
なったときにモータ4に対する電流供給を中止する。ま
た制御手段10は、クローズスイッチ3が今回オンされ
てからの経過時間を時間設定手段7cがセットした第2
設定時間T2または第3設定時間T3と比較するととも
に、パルス周期タイマ8bの現在周期時間を基準時間記
憶手段7bのパルス周期基準時間と比較し且つ位置カウ
ンタ8aのカウント数を位置基準値記憶手段7aの位置
基準値と比較することによってモータ4に対しての供給
電流を反転するタイミングを設定する。
【0022】このような構造を有するパワーウインド装
置1においてウインドガラスが全閉位置にあるときに、
オープンスイッチ2がオンされると、図4,図5,図6
に示すプログラムが開始される。本プログラムにおいて
ステップ70ないしステップ87はメインルーチンであ
り、ステップ60ないしステップ64はモータの回転に
よって発生するパルス信号が取り入れられるとメインル
ーチンに優先して行われる割り込みルーチンである。
置1においてウインドガラスが全閉位置にあるときに、
オープンスイッチ2がオンされると、図4,図5,図6
に示すプログラムが開始される。本プログラムにおいて
ステップ70ないしステップ87はメインルーチンであ
り、ステップ60ないしステップ64はモータの回転に
よって発生するパルス信号が取り入れられるとメインル
ーチンに優先して行われる割り込みルーチンである。
【0023】オープンスイッチ2がオンされたことによ
りメインルーチンが実行され、ステップ70においてリ
セット、ステップ71においてスイッチ信号取込がなさ
れ、ステップ72において位置バッファ8cの値を位置
カウンタ8aにストアし、ステップ73においてのクロ
ーズスイッチ3がオンか否かがノー、ステップ74にお
いてのオープンスイッチ2がオンか否かがイエス、ステ
ップ75においてのパルス周期タイマ8bの現在周期時
間が基準時間記憶手段7bの基準時間よりも長いか否か
がノーであるため、ステップ76において駆動手段5を
介しウインド開側の電流をモータ4に供給する。
りメインルーチンが実行され、ステップ70においてリ
セット、ステップ71においてスイッチ信号取込がなさ
れ、ステップ72において位置バッファ8cの値を位置
カウンタ8aにストアし、ステップ73においてのクロ
ーズスイッチ3がオンか否かがノー、ステップ74にお
いてのオープンスイッチ2がオンか否かがイエス、ステ
ップ75においてのパルス周期タイマ8bの現在周期時
間が基準時間記憶手段7bの基準時間よりも長いか否か
がノーであるため、ステップ76において駆動手段5を
介しウインド開側の電流をモータ4に供給する。
【0024】モータ4にウインド開側の電流が供給され
ることによってアーマチュアシャフト4cが逆回転する
ため、このアーマチュアシャフト4cに噛み合うウオー
ムホイール4fが逆回転を始める。ウオームホイール4
fが逆回転することによってウオームホイール4fと一
体的にダンパ4hも逆回転するため、ウオームホイール
4fの回転動力はダンパ4hを介して出力軸4aに伝達
されるので、出力軸4aが逆回転する。出力軸4aが逆
回転することによってこの出力軸4aにギアケース4d
の外側で連結されたウインドガラスを開側に向けて移動
させる。
ることによってアーマチュアシャフト4cが逆回転する
ため、このアーマチュアシャフト4cに噛み合うウオー
ムホイール4fが逆回転を始める。ウオームホイール4
fが逆回転することによってウオームホイール4fと一
体的にダンパ4hも逆回転するため、ウオームホイール
4fの回転動力はダンパ4hを介して出力軸4aに伝達
されるので、出力軸4aが逆回転する。出力軸4aが逆
回転することによってこの出力軸4aにギアケース4d
の外側で連結されたウインドガラスを開側に向けて移動
させる。
【0025】出力軸4aが逆回転を始めると同時に、こ
の出力軸4aと一体的に磁気プレート4jも回転を始め
るため、回転磁界が生じ、この回転磁界によって各ホー
ル素子11,11,11はホール電圧を誘導して制御手
段10に転送を始める。回転検出手段6からパルス信号
が転送されることにより割り込みルーチンが実行される
と、ステップ60においてのクローズスイッチ3はオン
か否かがノー、ステップ61においてのオープンスイッ
チ2はオンか否かがイエスであるため、ステップ62に
おいて位置バッファ8cをインクリメントし、ステップ
63において前回割込発生時からの経過時間をパルス周
期タイマ8bにストアしてから、メインルーチンが実行
され、ステップ70においてリセット、ステップ71に
おいてスイッチ信号取込、ステップ72において位置カ
ウンタへのストア、ステップ73においてノー、ステッ
プ74においてイエス、ステップ75に移行してパルス
周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7b
の基準時間よりも長いか否かが判別される。モータ4に
過負荷がかかっていなければステップ76に移行してモ
ータ4に対してウインド開側の電流を供給し続け、ステ
ップ71に復帰する。このとき、モータ4に過負荷がか
かっていてパルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準
時間記憶手段7bの基準時間よりも長くなると、ステッ
プ74においてイエス、ステップ75においてイエスと
なるため、ステップ77においてモータ4に対しての電
流の供給を中止してウインドガラスを緊急停止する。
の出力軸4aと一体的に磁気プレート4jも回転を始め
るため、回転磁界が生じ、この回転磁界によって各ホー
ル素子11,11,11はホール電圧を誘導して制御手
段10に転送を始める。回転検出手段6からパルス信号
が転送されることにより割り込みルーチンが実行される
と、ステップ60においてのクローズスイッチ3はオン
か否かがノー、ステップ61においてのオープンスイッ
チ2はオンか否かがイエスであるため、ステップ62に
おいて位置バッファ8cをインクリメントし、ステップ
63において前回割込発生時からの経過時間をパルス周
期タイマ8bにストアしてから、メインルーチンが実行
され、ステップ70においてリセット、ステップ71に
おいてスイッチ信号取込、ステップ72において位置カ
ウンタへのストア、ステップ73においてノー、ステッ
プ74においてイエス、ステップ75に移行してパルス
周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7b
の基準時間よりも長いか否かが判別される。モータ4に
過負荷がかかっていなければステップ76に移行してモ
ータ4に対してウインド開側の電流を供給し続け、ステ
ップ71に復帰する。このとき、モータ4に過負荷がか
かっていてパルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準
時間記憶手段7bの基準時間よりも長くなると、ステッ
プ74においてイエス、ステップ75においてイエスと
なるため、ステップ77においてモータ4に対しての電
流の供給を中止してウインドガラスを緊急停止する。
【0026】ウインドガラスが全開位置に向けて移動し
ているときに、オープンスイッチ2をオフすると、ステ
ップ71においてスイッチ信号取込、ステップ72にお
いて位置カウンタへのストア、ステップ73においてノ
ー、ステップ74においてノーとなるため、ステップ7
8でモータ4に対する電流供給を中止し、ウインドガラ
スはオープンスイッチ2がオフされた位置で停止する。
この状態で、オープンスイッチ2がオンされると、モー
タ4に対してウインド開側の電流が再び供給されるた
め、ウインドガラスを全開位置に向けて移動する。
ているときに、オープンスイッチ2をオフすると、ステ
ップ71においてスイッチ信号取込、ステップ72にお
いて位置カウンタへのストア、ステップ73においてノ
ー、ステップ74においてノーとなるため、ステップ7
8でモータ4に対する電流供給を中止し、ウインドガラ
スはオープンスイッチ2がオフされた位置で停止する。
この状態で、オープンスイッチ2がオンされると、モー
タ4に対してウインド開側の電流が再び供給されるた
め、ウインドガラスを全開位置に向けて移動する。
【0027】ウインドガラスが全開位置に到達したとこ
ろで、オープンスイッチ2をオフすると、ステップ71
においてスイッチ信号取込、ステップ72において位置
カウンタへのストア、ステップ73においてノー、ステ
ップ74でノーとなるため、ステップ78においてモー
タ4に対する電流供給が中止され、ウインドガラスは全
開位置で停止する。
ろで、オープンスイッチ2をオフすると、ステップ71
においてスイッチ信号取込、ステップ72において位置
カウンタへのストア、ステップ73においてノー、ステ
ップ74でノーとなるため、ステップ78においてモー
タ4に対する電流供給が中止され、ウインドガラスは全
開位置で停止する。
【0028】ウインドガラスが全開位置にある際に、ク
ローズスイッチ3がオンされると、駆動手段5を介して
モータ4にウインド閉側の電流が供給され、ウインドガ
ラスを全閉位置に向けて移動し始めると同時に、回転検
出手段6からのパルス信号が制御手段10に転送され
る。パルス信号が転送されることによって割り込みルー
チンが実行され、ステップ60においてのクローズスイ
ッチ3はオンか否かがイエス、ステップ64において位
置バッファ8cをデクリメントし、ステップ63におい
て前回割込発生時からの経過時間をパルス周期タイマ8
bにストアしてから、メインルーチンが実行され、ステ
ップ70においてリセット、ステップ71においてスイ
ッチ信号取込がなされ、ステップ72において位置バッ
ファ8cの値を位置カウンタ8aにストアし、ステップ
73においてのクローズスイッチオンか否かがイエスで
あるため、ステップ79においてのクローズスイッチ3
が前回オンされたときから今回オンされたときまでの経
過時間が時間設定手段7cにより設定された第1設定時
間T1に達しているか否かが判別されている。ここで、
クローズスイッチ3が前回オンされてから今回オンされ
たときまでの時間を第1設定時間T1と比較することに
より、挟み込み等がなくクローズスイッチ3が長い周期
で繰り返しオン操作されているのか、または乗員が挟み
込み等の緊急事態に気付いてクローズスイッチ3を短い
周期で繰り返しオン操作しているのかが判別され、クロ
ーズスイッチ3が長い周期で繰り返しオン操作されてい
るときはステップ80において検出マスク時間として第
2設定時間T2がセットされ、クローズスイッチ3が短
い周期で繰り返しオン操作されているときはステップ8
1において検出マスク時間として第3設定時間T3がセ
ットされる。
ローズスイッチ3がオンされると、駆動手段5を介して
モータ4にウインド閉側の電流が供給され、ウインドガ
ラスを全閉位置に向けて移動し始めると同時に、回転検
出手段6からのパルス信号が制御手段10に転送され
る。パルス信号が転送されることによって割り込みルー
チンが実行され、ステップ60においてのクローズスイ
ッチ3はオンか否かがイエス、ステップ64において位
置バッファ8cをデクリメントし、ステップ63におい
て前回割込発生時からの経過時間をパルス周期タイマ8
bにストアしてから、メインルーチンが実行され、ステ
ップ70においてリセット、ステップ71においてスイ
ッチ信号取込がなされ、ステップ72において位置バッ
ファ8cの値を位置カウンタ8aにストアし、ステップ
73においてのクローズスイッチオンか否かがイエスで
あるため、ステップ79においてのクローズスイッチ3
が前回オンされたときから今回オンされたときまでの経
過時間が時間設定手段7cにより設定された第1設定時
間T1に達しているか否かが判別されている。ここで、
クローズスイッチ3が前回オンされてから今回オンされ
たときまでの時間を第1設定時間T1と比較することに
より、挟み込み等がなくクローズスイッチ3が長い周期
で繰り返しオン操作されているのか、または乗員が挟み
込み等の緊急事態に気付いてクローズスイッチ3を短い
周期で繰り返しオン操作しているのかが判別され、クロ
ーズスイッチ3が長い周期で繰り返しオン操作されてい
るときはステップ80において検出マスク時間として第
2設定時間T2がセットされ、クローズスイッチ3が短
い周期で繰り返しオン操作されているときはステップ8
1において検出マスク時間として第3設定時間T3がセ
ットされる。
【0029】クローズスイッチ3が長い周期で繰り返し
オン操作されていると第2設定時間T2がセットされる
ため、ステップ82においてのクローズスイッチ3が今
回オンされてからの経過時間が第2設定時間T2よりも
長いか否かの判別がノーからイエスに短時間に切換わ
る。そして、ステップ82においてノーである時間が短
くなるので、ステップ83において駆動手段5を介しウ
インド閉側の電流を短い時間でモータ4に供給するた
め、ウインドガラスは小さい移動量で少しづつ全閉位置
に向けて移動し、ステップ71に復帰する。
オン操作されていると第2設定時間T2がセットされる
ため、ステップ82においてのクローズスイッチ3が今
回オンされてからの経過時間が第2設定時間T2よりも
長いか否かの判別がノーからイエスに短時間に切換わ
る。そして、ステップ82においてノーである時間が短
くなるので、ステップ83において駆動手段5を介しウ
インド閉側の電流を短い時間でモータ4に供給するた
め、ウインドガラスは小さい移動量で少しづつ全閉位置
に向けて移動し、ステップ71に復帰する。
【0030】クローズスイッチ3が短い周期で繰り返し
オン操作されていると第3設定時間T3がセットされる
ため、ステップ82においてのクローズスイッチ3が今
回オンされてからの経過時間が第3設定時間T3よりも
長いか否かの判別でノーからイエスに第2設定時間T2
のときよりも長い時間で切換わる。そして、ステップ8
2においてノーである時間が長くなるので、ステップ8
3において駆動手段5を介しウインド閉側の電流を長い
時間でモータ4に供給するため、ウインドガラスは大き
い移動量で全閉位置に向けて移動し、ステップ71に復
帰する。
オン操作されていると第3設定時間T3がセットされる
ため、ステップ82においてのクローズスイッチ3が今
回オンされてからの経過時間が第3設定時間T3よりも
長いか否かの判別でノーからイエスに第2設定時間T2
のときよりも長い時間で切換わる。そして、ステップ8
2においてノーである時間が長くなるので、ステップ8
3において駆動手段5を介しウインド閉側の電流を長い
時間でモータ4に供給するため、ウインドガラスは大き
い移動量で全閉位置に向けて移動し、ステップ71に復
帰する。
【0031】ステップ82においてイエスになり、ステ
ップ84においてのパルス周期タイマ8bの周期が基準
時間よりも長いか否かがノーになり、モータ4に負荷が
なく正規の回転数で回転していることが認識されると、
ステップ82においてイエス、ステップ84においてノ
ーとなるため、ステップ83において駆動手段5を介し
ウインド閉側の電流をモータ4に供給し続け、ステップ
71に復帰する。
ップ84においてのパルス周期タイマ8bの周期が基準
時間よりも長いか否かがノーになり、モータ4に負荷が
なく正規の回転数で回転していることが認識されると、
ステップ82においてイエス、ステップ84においてノ
ーとなるため、ステップ83において駆動手段5を介し
ウインド閉側の電流をモータ4に供給し続け、ステップ
71に復帰する。
【0032】ウインドガラスが全閉位置に向けて移動し
ている際に、全閉位置から離れた位置で外力によってウ
インドガラスの移動が拘束されると、パルス周期タイマ
8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間
よりも長くなって過負荷があることの認識を行うため、
ステップ84においてイエスになり、ステップ85にお
いての位置カウンタ8aの現在位置が位置基準値記憶手
段7aの位置基準値よりも小さいか否かがノーとなって
ウインドガラスがまだ全閉位置に到達していないのに回
転数が低くなったことの認識がなされるため、ステップ
86において駆動手段5を介しモータ4に対して供給し
ていた電流を反転してスイッチ操作とは反対のウインド
開側の電流を供給し、ステップ71に復帰する。モータ
4はウインド開側の電流供給によってウインドガラスを
全開側に反転移動してから、クローズスイッチ3の操作
が中止されたと同時に停止する。第2設定時間T2が設
定されているときには第2設定時間T2に対応した時間
で挟み込みの検出を行わず、クローズスイッチ3のオン
時間に基いてモータ4に電流を供給し、第3設定時間T
3が設定されているときには第3設定時間T3に対応し
た時間で挟み込みの検出を行わず、クローズスイッチ3
のオン時間に基いてモータ4に電流を供給する。これに
より、モータ4に対し供給する電流を反転するタイミン
グは、クローズスイッチ3のオン時間によって変わるも
のとなる。
ている際に、全閉位置から離れた位置で外力によってウ
インドガラスの移動が拘束されると、パルス周期タイマ
8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間
よりも長くなって過負荷があることの認識を行うため、
ステップ84においてイエスになり、ステップ85にお
いての位置カウンタ8aの現在位置が位置基準値記憶手
段7aの位置基準値よりも小さいか否かがノーとなって
ウインドガラスがまだ全閉位置に到達していないのに回
転数が低くなったことの認識がなされるため、ステップ
86において駆動手段5を介しモータ4に対して供給し
ていた電流を反転してスイッチ操作とは反対のウインド
開側の電流を供給し、ステップ71に復帰する。モータ
4はウインド開側の電流供給によってウインドガラスを
全開側に反転移動してから、クローズスイッチ3の操作
が中止されたと同時に停止する。第2設定時間T2が設
定されているときには第2設定時間T2に対応した時間
で挟み込みの検出を行わず、クローズスイッチ3のオン
時間に基いてモータ4に電流を供給し、第3設定時間T
3が設定されているときには第3設定時間T3に対応し
た時間で挟み込みの検出を行わず、クローズスイッチ3
のオン時間に基いてモータ4に電流を供給する。これに
より、モータ4に対し供給する電流を反転するタイミン
グは、クローズスイッチ3のオン時間によって変わるも
のとなる。
【0033】外力が取り除かれ、クローズスイッチ3が
オンされてウインドガラスが全閉位置までくると、ステ
ップ85においてイエスとなるため、ステップ87にお
いてモータ4に対しての電流供給を中止するので、ウイ
ンドガラスは全閉位置で停止する。
オンされてウインドガラスが全閉位置までくると、ステ
ップ85においてイエスとなるため、ステップ87にお
いてモータ4に対しての電流供給を中止するので、ウイ
ンドガラスは全閉位置で停止する。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるパワーウインド装置のモータ制御方法は、上記した
構成としたことから、モータに対しての供給電流を反転
するタイミングは、クローズスイッチが前回オンされて
から今回オンされたときまでの経過時間と第1設定時間
との比較結果に基いて設定された第2設定時間または第
3設定時間によりクローズスイッチの操作の仕方によっ
て決定されるため、従来のもののようなキャンセルスイ
ッチを設けなくてもモータの反転をキャンセルする制御
を行えるので、装置の構造を複雑にする必要がないとい
う優れた効果を奏する。
わるパワーウインド装置のモータ制御方法は、上記した
構成としたことから、モータに対しての供給電流を反転
するタイミングは、クローズスイッチが前回オンされて
から今回オンされたときまでの経過時間と第1設定時間
との比較結果に基いて設定された第2設定時間または第
3設定時間によりクローズスイッチの操作の仕方によっ
て決定されるため、従来のもののようなキャンセルスイ
ッチを設けなくてもモータの反転をキャンセルする制御
を行えるので、装置の構造を複雑にする必要がないとい
う優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の一実施例を用いたパワーウインド装置のブロ
ックダイヤグラムである。
制御方法の一実施例を用いたパワーウインド装置のブロ
ックダイヤグラムである。
【図2】図1に示したパワーウインド装置においてのモ
ータの各部品の外観構成図である。
ータの各部品の外観構成図である。
【図3】図2に示したモータにおいての回転検出手段ま
わりの縦断側面図である。
わりの縦断側面図である。
【図4】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図5】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図6】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図7】従来のパワーウインド装置のモータ制御方法を
用いたパワーウインド装置のブロック構成図である。
用いたパワーウインド装置のブロック構成図である。
1 パワーウインド装置 2 オープンスイッチ 3 クローズスイッチ 4 モータ 4a 出力軸 5 駆動手段 6 回転検出手段 7 基準値メモリ 7a 位置基準値記憶手段 7b 基準時間記憶手段 7c 時間設定手段 8 現在値メモリ 8a 位置カウンタ 8b パルス周期タイマ 10 制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 乗員の操作によりオンされるオープンス
イッチ・クローズスイッチと、 ウインドガラスに出力軸を連結し且つ前記オープンスイ
ッチ・クローズスイッチのオンにより正方向・逆方向の
電流を供給されて出力軸を介しウインドガラスを全閉位
置から全開位置のあいだでのストローク内で移動するモ
ータと、 前記モータに電源を接続する駆動手段と、 前記モータの出力軸の回転数を検出してパルス信号を発
生する回転検出手段と、 前記クローズスイッチが前回オンされてから今回オンさ
れたときまでの経過時間と比較される第1設定時間を予
め定めているとともに前記経過時間が前記第1設定時間
よりも長いときにモータに対しての反転動作をキャンセ
ルする第2設定時間をセットし且つ当該経過時間が第1
設定時間よりも短いときに前記第2設定時間よりも長い
時間でモータに対しての反転動作をキャンセルする第3
設定時間をセットする時間設定手段を備えているととも
に、前記ウインドガラスのストローク内で全閉位置の近
傍に位置基準値を予め設定された位置基準値記憶手段を
有するとともにモータの基準回転数に対応したパルス周
期時間を設定された基準時間記憶手段を有する基準値メ
モリおよび前記回転検出手段からのパルス信号でウイン
ドガラスの現在位置データをカウントする位置カウンタ
を有するとともに回転検出手段からのパルス信号の現在
周期時間によりモータの回転状態を検出するパルス周期
タイマを有する現在値メモリを備えた制御手段をそな
え、 制御手段により、クローズスイッチが今回オンされてか
らの経過時間を前記時間設定手段がセットした第2設定
時間または第3設定時間と比較するとともに前記パルス
周期タイマの現在周期時間を基準時間記憶手段の基準時
間と比較し且つ前記位置カウンタのカウント数を位置基
準値記憶手段の位置基準値と比較することによってモー
タに対する供給電流を反転するタイミングを設定し、時
間設定手段により第2設定時間がセットされるとクロー
ズスイッチのオン時間に対応してモータに対する電流供
給を短い時間で行い、時間設定手段により第3設定時間
がセットされるとクローズスイッチのオン時間に対応し
てモータに対する電流供給を長い時間で行うことを特徴
とするパワーウインド装置のモータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP689293A JPH06217572A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | パワーウインド装置のモータ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP689293A JPH06217572A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | パワーウインド装置のモータ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217572A true JPH06217572A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11650883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP689293A Pending JPH06217572A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | パワーウインド装置のモータ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06217572A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5822204A (en) * | 1995-04-06 | 1998-10-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | System control based on control cases and using optimization rules |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP689293A patent/JPH06217572A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5822204A (en) * | 1995-04-06 | 1998-10-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | System control based on control cases and using optimization rules |
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