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JPH06344245A - 対向2軸旋盤の突切り確認方法 - Google Patents

対向2軸旋盤の突切り確認方法

Info

Publication number
JPH06344245A
JPH06344245A JP16028293A JP16028293A JPH06344245A JP H06344245 A JPH06344245 A JP H06344245A JP 16028293 A JP16028293 A JP 16028293A JP 16028293 A JP16028293 A JP 16028293A JP H06344245 A JPH06344245 A JP H06344245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
cross
cutting
confirming
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16028293A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakagawa
篤 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP16028293A priority Critical patent/JPH06344245A/ja
Publication of JPH06344245A publication Critical patent/JPH06344245A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 突切り確認のための専用装置の不要化、およ
び突切り確認時間の短縮を図る。また、突切り位置の変
更に対する段取り替えを不要にする。 【構成】 突切り加工では、対向する一対の主軸1a,
1bでワークWを共掴みして突切りを行う。この後、一
方の主軸1bをワーク掴み状態でZ2 軸方向に逃がす。
この確認方法は、この逃がし動作時の主軸台4bの軸送
りモータ7bの負荷を監視し、その負荷が所定値以上の
場合に突切り不良と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対向2軸旋盤でワー
クを突切り加工したときの突切り完了を確認する突切り
確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対向2軸旋盤において、図3に示
すように一対の主軸30,31で棒状ワークWを共掴み
して突切り加工した場合、その突切り完了の確認を、同
図に示すカットオフセンサ32を用いて機械的に行って
いた。すなわち、カットオフセンサ32は、回転軸32
aの先端に探りバー32bを直角に設けたものであり、
探りバー32bをワークWの突切り相当部で揺動させ、
ワークWに当たるか否かによって突切り完了を判定す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような突
切り確認方法では、機構的部品であるカットオフセンサ
32が必要となって旋盤の構成が複雑になるうえ、突切
り加工の終了毎に探りバー32bを揺動させなければな
らず、サイクルタイムが長くなるという問題点がある。
しかも、ワークWの突切り加工位置を変更する場合、カ
ットオフセンサ32の探りバー32bの進出位置を変更
させなくてはならず、段取り替えにも手間がかかる。
【0004】この発明の目的は、専用装置を必要とせず
に突切りが確認でき、また突切り確認に要する時間が短
縮でき、さらに突切り位置の変更に対する段取り替えを
必要としない対向2軸旋盤の突切り確認方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この対向2軸旋盤の突
切り確認方法は、対向する一対の主軸(1a),(1
b)でワーク(W)を共掴みして突切り加工した後、一
方の主軸(1b)をワーク掴み状態で軸方向に逃がすと
きに、この逃がし動作を行う主軸台(4b)の軸送りモ
ータ(7b)の負荷を監視して所定値以上の場合に突切
り不良と判定する方法である。
【0006】
【作用】突切り後に主軸台(4b)を逃がし動作させる
ときに、ワーク(W)の突切り加工が不完全であると、
完全に突切り加工された場合に比べて、軸送りモータ
(7b)の負荷トルクが増大する。そのため、このトル
クを監視して所定値と比較することより突切り不良が検
出できる。主軸台(4b)の逃がし動作は、通常の加工
では必ず伴う動作であるため、突切り確認のための特別
の動作を必要とせず、サイクルタイムが短縮される。ま
た、負荷を監視することで突切りを確認するので、突切
り確認のための専用装置を設けることが不要となる。し
かも、突切り位置にかかわらずに確認が行え、突切り位
置を変更した場合の段取り替えが不要となる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。図1は、この突切り確認方法を適用する
対向2軸旋盤を示す。この旋盤は、軸心を一致させて対
向配置した第1および第2の主軸1a,1bと、各主軸
1a,1bに対して配置した第1および第2のタレット
2a,2bとを備える2軸2タレットの旋盤である。第
1の主軸1aは、後方からワークWを挿通できるもので
あって、ワークWを把持するチャック3aを有し、主軸
台4aに支持されている。主軸台4aはベッド(図示せ
ず)に固定設置されている。
【0008】第2の主軸1bは、ワークWを把持するチ
ャック3bを有し、可動の主軸台4bに支持されてい
る。主軸台4bは、主軸1bの軸方向(Z2 軸方向)に
移動自在なようにベッドのレール5b上に設置されてい
る。主軸台4bのZ2 軸方向への移動は、送りねじ6b
を介してZ2 軸サーボモータ7bにより行われる。
【0009】第1のタレット2aの送り台8aは、イン
デックスハウジング9aを有し、主軸1aの軸方向(Z
1 軸方向)と直交する方向(X1 軸方向)に移動自在と
なるようにベッドのレール10a上に設置されている。
インデックスハウジング9aは、Z1 軸方向に移動自在
となるように送り台8aのレール11a上に設置されて
いて、このインデックスハウジング9aにタレット軸1
2aを介してタレット2aが割出回転可能に設置されて
いる。送り台8aおよびインデックスハウジング9a
は、各々送りねじ13a,14aを介してX1 軸サーボ
モータ15aおよびZ1 軸サーボモータ16aにより、
1 ,Z1 軸方向に送られる。タレット2aは、正面形
状が多角形のドラム状のものであり、各周面部分からな
る工具ステーションに各種の工具17aが装着される。
【0010】第2のタレット2bは、第1のタレット2
aとほぼ同様の構成であるが、その移動は切り込み方向
のみ行い、ワーク加工のための軸方向送りは主軸台4b
の相対移動で行うようにしてある。すなわち、送り台8
bは、Z2 軸方向と直交する方向(X2 軸方向)に移動
自在となるようにベッドのレール10b上に設置し、送
り台8bに固定設置したインデックスハウジング(図示
せず)に、タレット軸12bを介してタレット2bを割
出回転可能に設置してある。送り台8bは、送りねじ1
3bを介してX2 軸サーボモータ15bによりX2 軸方
向に送られる。なお、上記の説明では軸方向の符号とし
て、Z1 ,X1 ,Z2 ,X2 を付して区別しているが、
1 ,Z2 の軸方向およびX1 ,X2 の軸方向は、共に
同軸か、または平行な方向である。
【0011】NC装置18は、対向2軸旋盤の全体を制
御する制御装置であって、NC機能部とプログラマブル
コントローラ機能部とを備える。このプログラマブルコ
ントローラ機能部に、主軸台4bの軸送りモータ7bの
負荷を監視して突切り加工の良否を判定する突切り判定
手段19が設けられている。
【0012】この対向2軸旋盤による長尺ワークWの加
工動作を説明する。主軸台4aの後方から第1の主軸1
aに長尺ワークWを挿通し、その先端部分を所定長さだ
け主軸1aから突出させてチャック3aで把持する。こ
の突出したワーク部分L1 を、第1のタレット2aの工
具17aにより図2(A)のように加工する。加工が終
わると、第2の主軸1bを待機位置から第1の主軸1a
に向けて進出させ、そのチャック3bで長尺ワークWの
加工済部分L1 の先端を把持する(図2(B))。
【0013】次に、両主軸1a,1bを同期回転させ
る。この同期回転状態でタレット2aの工具17aで突
切り加工する。突切り加工の後、第2の主軸1bを図1
(B)に矢印P2 で示すように後方へ逃がす。
【0014】この逃がし動作時に、主軸台4bのZ2
サーボモータ7bに作用するトルクをNC装置18の突
切り判定手段19で監視し、これにより突切り不良の有
無が判定される。すなわち、図1(A)のように突切り
が不完全な場合には、第2の主軸1bが移動できず、Z
2 軸サーボモータ7bに作用するトルクが突切り完全状
態の場合に比べて増大する。突切り判定手段19は、そ
のトルクの増大を予め設定された所定値と比較し、所定
値よりも大きいと、突切り不良と判定する。
【0015】突切りが完全な場合は、Z2 軸サーボモー
タ7bに作用するトルクが所定値以下となるので、突切
り判定手段19は突切りが完全であると判定する。な
お、所定値の設定は、オペレータが適宜入力設定するよ
うにしても良く、また突切りが完全な場合のトルクを突
切り判定手段19に自動設定するようにしても良い。
【0016】このように突切りの確認を行った後、第2
の主軸1bのチャック3bに把持された加工済部分L1
のワークW1 を第2のタレット2bでさらに加工して製
品に仕上げ、搬出する。
【0017】この突切り確認方法によると、モータ負荷
を監視して設定値と判定する手段19を設けるだけで良
く、従来のカットオフセンサのような専用装置が不要と
なる。しかも、従来のカットオフセンサの揺動のような
突切り確認のための機構的動作が不要であり、そのため
加工のサイクルタイムが短縮される。また、突切り位置
にかかわらずに突切り確認が行え、そのため突切り位置
の変更に対する段取り替えが不要となる。
【0018】
【発明の効果】この発明の対向2軸旋盤の突切り確認方
法は、突切り加工後に一方の主軸をワーク掴み状態で軸
方向に逃がすときに、この逃がし動作を行う主軸台の軸
送りモータの負荷を監視して突切り不良の判定を行うよ
うにしたため、突切り確認のための専用装置が不要で、
しかも突切り確認のために余分な動作を伴わず、加工の
サイクルタイムが短縮される。また、突切り位置にかか
わらずに突切り確認が行え、突切り位置の変更に対する
段取り替えが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例の突切り不良時の
動作を示す説明図、(B)はその実施例の突切り完全時
の動作を示す説明図である。
【図2】同実施例の突切り加工前の加工動作を示す説明
図である。
【図3】従来例の突切り確認動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1a,1b…主軸、2a,2b…タレット、3a,3b
…チャック、4a,4b…主軸台、6b…送りねじ、7
b…Z2 軸サーボモータ、8a…送り台、13a,14
a…送りねじ、15a…X1 軸サーボモータ、16a…
1 軸サーボモータ、19…突切り判定手段、W…ワー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の主軸でワークを共掴みし
    て突切り加工した後、一方の主軸をワーク掴み状態で軸
    方向に逃がすときに、この逃がし動作を行う主軸台の軸
    送りモータの負荷を監視して所定値以上の場合に突切り
    不良と判定する対向2軸旋盤の突切り確認方法。
JP16028293A 1993-06-04 1993-06-04 対向2軸旋盤の突切り確認方法 Pending JPH06344245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16028293A JPH06344245A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 対向2軸旋盤の突切り確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16028293A JPH06344245A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 対向2軸旋盤の突切り確認方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06344245A true JPH06344245A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15711624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16028293A Pending JPH06344245A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 対向2軸旋盤の突切り確認方法

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JP (1) JPH06344245A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187653A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Seiko Instruments Inc ワーク切断確認装置、ワーク切断システムおよびワーク切断確認方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187653A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Seiko Instruments Inc ワーク切断確認装置、ワーク切断システムおよびワーク切断確認方法

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