JPH06343204A - 電気自動車の充電装置 - Google Patents
電気自動車の充電装置Info
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- JPH06343204A JPH06343204A JP5130884A JP13088493A JPH06343204A JP H06343204 A JPH06343204 A JP H06343204A JP 5130884 A JP5130884 A JP 5130884A JP 13088493 A JP13088493 A JP 13088493A JP H06343204 A JPH06343204 A JP H06343204A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charger
- charging
- electric vehicle
- connector
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バッテリーの充電中に接続コネクターの弛み
が検出されたら通信系統を介して直ちに充電器の充電電
流を遮断する。 【構成】 弛み検出手段105によりバッテリー11の
充電中にコネクター102の弛みが検出されると、送信
手段106により弛み情報を充電器100へ送信する。
充電器100では受信手段107によりコネクター10
2の弛み情報が受信されると、遮断手段108により直
ちに充電電流を遮断する。
が検出されたら通信系統を介して直ちに充電器の充電電
流を遮断する。 【構成】 弛み検出手段105によりバッテリー11の
充電中にコネクター102の弛みが検出されると、送信
手段106により弛み情報を充電器100へ送信する。
充電器100では受信手段107によりコネクター10
2の弛み情報が受信されると、遮断手段108により直
ちに充電電流を遮断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車のバッテリー
に充電する充電装置に関する。
に充電する充電装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】電気自動車の普及にともなっ
て、車載バッテリーを充電するための充電器を備えた充
電ステーションが設置されている。図12に示すよう
に、充電ステーションの充電器1には充電ケーブル2が
取付けられており、充電ケーブル2の先端のコネクター
3を電気自動車4のコネクター5に接続して車載バッテ
リー6への充電が行なわれる。
て、車載バッテリーを充電するための充電器を備えた充
電ステーションが設置されている。図12に示すよう
に、充電ステーションの充電器1には充電ケーブル2が
取付けられており、充電ケーブル2の先端のコネクター
3を電気自動車4のコネクター5に接続して車載バッテ
リー6への充電が行なわれる。
【0003】ところで、車載バッテリー6への充電は直
流電力により行なわれるため、充電中にコネクターが外
れると直流電流が遮断されて火花が発生し、コネクター
3,5の接触不良の原因になったり、コネクター3,5
の寿命が低下するおそれがある。したがって、充電中に
コネクター3,5の弛みが検出されたら直ちに充電電流
を遮断する必要がある。
流電力により行なわれるため、充電中にコネクターが外
れると直流電流が遮断されて火花が発生し、コネクター
3,5の接触不良の原因になったり、コネクター3,5
の寿命が低下するおそれがある。したがって、充電中に
コネクター3,5の弛みが検出されたら直ちに充電電流
を遮断する必要がある。
【0004】本発明の目的は、バッテリーの充電中に接
続コネクターの弛みが検出されたら通信系統を介して直
ちに充電器の充電電流を遮断する電気自動車の充電装置
を提供することにある。
続コネクターの弛みが検出されたら通信系統を介して直
ちに充電器の充電電流を遮断する電気自動車の充電装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、充電器
100の電源101からコネクター102を介して電気
自動車103に搭載されたバッテリー104に充電電流
を流し、バッテリー104を充電する電気自動車の充電
装置に適用される。そして、コネクター102の弛みを
検出する弛み検出手段105と、この弛み検出手段10
5により検出された弛み情報を充電器100へ送信する
送信手段106とを電気自動車103に備えるととも
に、送信手段106からの弛み情報を受信する受信手段
107と、この受信手段107により弛み情報が受信さ
れたら充電電流を遮断する遮断手段108とを充電器1
00に備え、これにより、上記目的を達成する。
1に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、充電器
100の電源101からコネクター102を介して電気
自動車103に搭載されたバッテリー104に充電電流
を流し、バッテリー104を充電する電気自動車の充電
装置に適用される。そして、コネクター102の弛みを
検出する弛み検出手段105と、この弛み検出手段10
5により検出された弛み情報を充電器100へ送信する
送信手段106とを電気自動車103に備えるととも
に、送信手段106からの弛み情報を受信する受信手段
107と、この受信手段107により弛み情報が受信さ
れたら充電電流を遮断する遮断手段108とを充電器1
00に備え、これにより、上記目的を達成する。
【0006】
【作用】充電中にコネクター102の弛みが検出された
ら、弛み情報を充電器100へ送信する。充電器100
ではコネクター102の弛み情報が受信されると、直ち
に充電電流を遮断する。これにより、コネクター102
が外れる前に充電電流が遮断されるので、充電中に万
一、コネクター102が外れてもコネクター部分で火花
が発生するようなことがない。
ら、弛み情報を充電器100へ送信する。充電器100
ではコネクター102の弛み情報が受信されると、直ち
に充電電流を遮断する。これにより、コネクター102
が外れる前に充電電流が遮断されるので、充電中に万
一、コネクター102が外れてもコネクター部分で火花
が発生するようなことがない。
【0007】
【実施例】図2は一実施例の構成を示すブロック図であ
る。図は、バッテリーを充電するために電気自動車10
と充電ステーションの充電器20とをケーブル25によ
り接続した状態を示す。電気自動車10にはバッテリー
11が搭載されており、走行時にはバッテリー11の充
電電力が開閉器12を介して走行用モーター13へ供給
される。バッテリーコントローラー14は、マイクロコ
ンピューターとその周辺部品、駆動回路などを備え、バ
ッテリー11の充電を制御する。電気自動車10にはま
た、各種の電装品に制御電源を供給する補助バッテリー
15と、充電中インターロックリレー16が搭載されて
いる。また、コントローラー17は電気自動車10の走
行を制御する走行用コントローラーである。
る。図は、バッテリーを充電するために電気自動車10
と充電ステーションの充電器20とをケーブル25によ
り接続した状態を示す。電気自動車10にはバッテリー
11が搭載されており、走行時にはバッテリー11の充
電電力が開閉器12を介して走行用モーター13へ供給
される。バッテリーコントローラー14は、マイクロコ
ンピューターとその周辺部品、駆動回路などを備え、バ
ッテリー11の充電を制御する。電気自動車10にはま
た、各種の電装品に制御電源を供給する補助バッテリー
15と、充電中インターロックリレー16が搭載されて
いる。また、コントローラー17は電気自動車10の走
行を制御する走行用コントローラーである。
【0008】充電ステーションに設置される充電器20
は、外部から供給される交流電力を整流して直流電力を
出力する高圧電源21と、充電電流を開閉するための開
閉器22と、充電電圧vと充電電流iを検出するセンサ
ー23と、充電を制御する充電器コントローラー24を
備えている。また、充電器20にはケーブル25が取付
けられており、充電時にケーブル先端のコネクター26
が電気自動車10のコネクター18に接続される。
は、外部から供給される交流電力を整流して直流電力を
出力する高圧電源21と、充電電流を開閉するための開
閉器22と、充電電圧vと充電電流iを検出するセンサ
ー23と、充電を制御する充電器コントローラー24を
備えている。また、充電器20にはケーブル25が取付
けられており、充電時にケーブル先端のコネクター26
が電気自動車10のコネクター18に接続される。
【0009】ケーブル25には、2本の電力線30,3
1と6本の制御線32〜36が含まれている。なお、制
御線の中でグランドラインの図示を省略する。電力線3
0,31は、充電器20から電気自動車10のバッテリ
ー11へ充電電力を供給するための電力線であり、大き
な充電電流を流すために大きな断面積を有している。制
御線32はコネクター18,26の接続状態を検出する
ための制御線であり、充電器20側がグランドに接続さ
れ、電気自動車10側がインターロックリレー16のコ
イル16cに接続される。また、制御線33〜36は、
電気自動車10のバッテリーコントローラー14と充電
器20のコントローラー24との間で各種制御信号を伝
送するための制御線である。制御線33は、充電器20
から電気自動車10へ充電開始信号と停止信号を伝送す
る専用の制御線であり、また制御線34は、電気自動車
10から充電器20へ充電許可信号および禁止信号を伝
送する専用の制御線である。さらに制御線35,36
は、電気自動車10のバッテリーコントローラー14と
充電器20の充電器コントローラー24との間で、予め
定められた通信フォーマットにしたがって種々の充電情
報の授受を行なう通信線である。
1と6本の制御線32〜36が含まれている。なお、制
御線の中でグランドラインの図示を省略する。電力線3
0,31は、充電器20から電気自動車10のバッテリ
ー11へ充電電力を供給するための電力線であり、大き
な充電電流を流すために大きな断面積を有している。制
御線32はコネクター18,26の接続状態を検出する
ための制御線であり、充電器20側がグランドに接続さ
れ、電気自動車10側がインターロックリレー16のコ
イル16cに接続される。また、制御線33〜36は、
電気自動車10のバッテリーコントローラー14と充電
器20のコントローラー24との間で各種制御信号を伝
送するための制御線である。制御線33は、充電器20
から電気自動車10へ充電開始信号と停止信号を伝送す
る専用の制御線であり、また制御線34は、電気自動車
10から充電器20へ充電許可信号および禁止信号を伝
送する専用の制御線である。さらに制御線35,36
は、電気自動車10のバッテリーコントローラー14と
充電器20の充電器コントローラー24との間で、予め
定められた通信フォーマットにしたがって種々の充電情
報の授受を行なう通信線である。
【0010】図3は充電器側コネクター26の正面図、
図4は電気自動車側コネクター18の正面図である。ま
た、図5は図3に示す充電器側コネクター26のX−X
断面図、図6は図4に示す電気自動車側コネクター18
のY−Y断面図である。30q〜37qは、それぞれ電
力線30,31および制御線32〜37に接続される充
電器側コネクター26の雌ピンである。また30p〜3
7pは、それぞれ電力線30,31および制御線32〜
37に接続される電気自動車側コネクター18の雄ピン
である。なお、制御線37は図2において図示を省略し
たグランドラインである。両コネクター18,26が接
続された状態では、雄ピン30p〜37pがそれぞれ雌
ピン30q〜37qにかん合し、電力線30,31に充
電電流が流れるとともに、制御線32〜37に制御電流
が流れる。なお、図示を省略するが、電力線31の雄ピ
ンと雌ピンの構造は電力線30のピン構造と同様であ
り、制御線33,34,36,37の雄ピンと雌ピンの
構造は制御線35のピン構造と同様である。
図4は電気自動車側コネクター18の正面図である。ま
た、図5は図3に示す充電器側コネクター26のX−X
断面図、図6は図4に示す電気自動車側コネクター18
のY−Y断面図である。30q〜37qは、それぞれ電
力線30,31および制御線32〜37に接続される充
電器側コネクター26の雌ピンである。また30p〜3
7pは、それぞれ電力線30,31および制御線32〜
37に接続される電気自動車側コネクター18の雄ピン
である。なお、制御線37は図2において図示を省略し
たグランドラインである。両コネクター18,26が接
続された状態では、雄ピン30p〜37pがそれぞれ雌
ピン30q〜37qにかん合し、電力線30,31に充
電電流が流れるとともに、制御線32〜37に制御電流
が流れる。なお、図示を省略するが、電力線31の雄ピ
ンと雌ピンの構造は電力線30のピン構造と同様であ
り、制御線33,34,36,37の雄ピンと雌ピンの
構造は制御線35のピン構造と同様である。
【0011】コネクター18と26の接続状態を検出す
るための制御線32の雌ピン32qと雄ピン32pは、
他の雌ピン30q,35q,・・と雄ピン30p,35
p,・・に比べてコネクター先端方向への突出長さが短
くなっている。これによって、コネクター26と18の
接続が弛み、充電器側コネクター26が電気自動車側コ
ネクター18から外れかかると、真っ先に制御線32の
雄ピン32pと雌ピン32qのかん合が外れ、制御線3
2を流れている制御電流が遮断される。しかしまだその
時点では、他の電力線30,31と制御線33〜37の
雄ピンと雌ピンはまだかん合状態にあり、電力線30,
31と制御線33〜37を介して充電電流と各種の制御
電流が流れている。両コネクター18,26の弛みがさ
らに大きくなると、電力線30,31と制御線33〜3
7のかん合が外れ、流れていた充電電流と制御電流が遮
断されて大きな火花が発生する。そこで、この実施例で
は制御線32を流れる制御電流を検出し、制御電流が遮
断されたらコネクター18,26に弛みが発生したと判
断して電力線30,31を流れる充電電流を直ちに遮断
する。そうすれば、コネクター18,26が外れる前に
充電電流を遮断でき、コネクター18,26の離脱時に
火花は発生しない。
るための制御線32の雌ピン32qと雄ピン32pは、
他の雌ピン30q,35q,・・と雄ピン30p,35
p,・・に比べてコネクター先端方向への突出長さが短
くなっている。これによって、コネクター26と18の
接続が弛み、充電器側コネクター26が電気自動車側コ
ネクター18から外れかかると、真っ先に制御線32の
雄ピン32pと雌ピン32qのかん合が外れ、制御線3
2を流れている制御電流が遮断される。しかしまだその
時点では、他の電力線30,31と制御線33〜37の
雄ピンと雌ピンはまだかん合状態にあり、電力線30,
31と制御線33〜37を介して充電電流と各種の制御
電流が流れている。両コネクター18,26の弛みがさ
らに大きくなると、電力線30,31と制御線33〜3
7のかん合が外れ、流れていた充電電流と制御電流が遮
断されて大きな火花が発生する。そこで、この実施例で
は制御線32を流れる制御電流を検出し、制御電流が遮
断されたらコネクター18,26に弛みが発生したと判
断して電力線30,31を流れる充電電流を直ちに遮断
する。そうすれば、コネクター18,26が外れる前に
充電電流を遮断でき、コネクター18,26の離脱時に
火花は発生しない。
【0012】電気自動車10のインターロックリレーコ
イル16cは、補助バッテリー15から給電され、コネ
クター18、26および制御線32を介して充電器20
側でグランドに接続される。したがって、充電器側コネ
クター26が電気自動車側コネクター18に完全に接続
されている状態では、補助バッテリー15からコイル1
6cに励磁電流が流れ、インターロックリレー16がオ
ンしてその常開接点16aが閉路するとともに、常閉接
点16bが開路する。これによって、充電器側コネクタ
ー26と電気自動車側コネクター18とが完全な接続状
態にある旨の制御信号がバッテリーコントローラー14
へ入力されるとともに、開閉器コイル12cの励磁回路
が開路される。つまり、充電中は、バッテリー11と走
行用モーター13との間に接続された開閉器12が開放
され、バッテリー11から走行用モーター13への電力
供給が遮断される。
イル16cは、補助バッテリー15から給電され、コネ
クター18、26および制御線32を介して充電器20
側でグランドに接続される。したがって、充電器側コネ
クター26が電気自動車側コネクター18に完全に接続
されている状態では、補助バッテリー15からコイル1
6cに励磁電流が流れ、インターロックリレー16がオ
ンしてその常開接点16aが閉路するとともに、常閉接
点16bが開路する。これによって、充電器側コネクタ
ー26と電気自動車側コネクター18とが完全な接続状
態にある旨の制御信号がバッテリーコントローラー14
へ入力されるとともに、開閉器コイル12cの励磁回路
が開路される。つまり、充電中は、バッテリー11と走
行用モーター13との間に接続された開閉器12が開放
され、バッテリー11から走行用モーター13への電力
供給が遮断される。
【0013】図7,8は、充電器コントローラー24で
実行される制御プログラムを示すフローチャートであ
る。このフローチャートにより、充電器20の動作を説
明する。充電器コントローラー24のマイクロコンピュ
ーターは、充電器20の不図示のメインスイッチが投入
されるとこの制御プログラムの実行を開始する。まずス
テップS1において、制御線32を介して充電開始信号
を電気自動車10のバッテリーコントローラー14へ出
力する。続くステップS2で、制御線35,36を介し
て電気自動車10から充電準備完了情報とバッテリー1
1の残量情報とを受信したか否かを判別し、受信したら
ステップS3へ進み、受信していなければステップS4
へ進む。ステップS4で、所定時間待っても電気自動車
10の充電準備完了情報とバッテリー11の残量情報を
受信できなければ図8のステップS23へ進み、警報な
どの通信異常処理を行った後、ステップS24で開閉器
22が投入されていればコイル22cを釈放して開閉器
22を開路する。さらにステップS20で、制御線33
を介して充電停止信号を電気自動車10へ出力する。
実行される制御プログラムを示すフローチャートであ
る。このフローチャートにより、充電器20の動作を説
明する。充電器コントローラー24のマイクロコンピュ
ーターは、充電器20の不図示のメインスイッチが投入
されるとこの制御プログラムの実行を開始する。まずス
テップS1において、制御線32を介して充電開始信号
を電気自動車10のバッテリーコントローラー14へ出
力する。続くステップS2で、制御線35,36を介し
て電気自動車10から充電準備完了情報とバッテリー1
1の残量情報とを受信したか否かを判別し、受信したら
ステップS3へ進み、受信していなければステップS4
へ進む。ステップS4で、所定時間待っても電気自動車
10の充電準備完了情報とバッテリー11の残量情報を
受信できなければ図8のステップS23へ進み、警報な
どの通信異常処理を行った後、ステップS24で開閉器
22が投入されていればコイル22cを釈放して開閉器
22を開路する。さらにステップS20で、制御線33
を介して充電停止信号を電気自動車10へ出力する。
【0014】電気自動車10の充電準備完了情報とバッ
テリー11の残量情報が受信できた場合は、ステップS
3で充電器性能、すなわち充電器20の許容出力電圧お
よび許容出力電流の情報を、制御線35,36を介して
電気自動車10へ送信する。続くステップS5におい
て、制御線34を介して電気自動車10から充電許可信
号が送られたか否かを判別し、充電許可信号を入力した
らステップS6へ進み、そうでなければステップS7へ
進む。ステップS7で、所定時間待っても充電許可信号
が入力しなければ図8のステップS23へ進み、上述し
たように通信異常処理を行なう。
テリー11の残量情報が受信できた場合は、ステップS
3で充電器性能、すなわち充電器20の許容出力電圧お
よび許容出力電流の情報を、制御線35,36を介して
電気自動車10へ送信する。続くステップS5におい
て、制御線34を介して電気自動車10から充電許可信
号が送られたか否かを判別し、充電許可信号を入力した
らステップS6へ進み、そうでなければステップS7へ
進む。ステップS7で、所定時間待っても充電許可信号
が入力しなければ図8のステップS23へ進み、上述し
たように通信異常処理を行なう。
【0015】充電許可信号を入力した場合は、ステップ
S6において充電器20の準備完了情報を制御線35,
36を介して電気自動車10へ送信する。続くステップ
S8で、電気自動車10から制御線35,36を介して
充電指令情報とバッテリー残量情報とを受信したか否か
を判別する。充電指令情報には、一定電圧をバッテリー
11に印加して充電を行なう定電圧充電モードか、ある
いは一定電流をバッテリー11へ流して充電を行なう定
電流モードかの充電モード指令、定電圧充電モードの場
合の設定電圧および目標電流、定電流充電モードの場合
の設定電流および目標電圧などが含まれる。充電指令情
報とバッテリー残量情報を受信したらステップS9へ進
み、受信できなければステップS10へ進む。ステップ
S10で、所定時間待っても充電指令情報とバッテリー
残量情報を受信できなければ図8のステップS23へ進
み、上述したように通信異常処理を行なう。
S6において充電器20の準備完了情報を制御線35,
36を介して電気自動車10へ送信する。続くステップ
S8で、電気自動車10から制御線35,36を介して
充電指令情報とバッテリー残量情報とを受信したか否か
を判別する。充電指令情報には、一定電圧をバッテリー
11に印加して充電を行なう定電圧充電モードか、ある
いは一定電流をバッテリー11へ流して充電を行なう定
電流モードかの充電モード指令、定電圧充電モードの場
合の設定電圧および目標電流、定電流充電モードの場合
の設定電流および目標電圧などが含まれる。充電指令情
報とバッテリー残量情報を受信したらステップS9へ進
み、受信できなければステップS10へ進む。ステップ
S10で、所定時間待っても充電指令情報とバッテリー
残量情報を受信できなければ図8のステップS23へ進
み、上述したように通信異常処理を行なう。
【0016】充電指令情報とバッテリー残量情報を受信
した場合は、ステップS9で充電初期条件を設定する。
すなわち、電気自動車10から送られた充電モード指
令、電圧または電流の設定値、電圧または電流の目標値
およびバッテリー残量に基づいて、充電電圧および充電
電流を高圧電源21に設定する。次に図8のステップS
15へ進み、開閉器コイル22cを励磁して開閉器22
を投入するとともに、高圧電源21を制御して充電を開
始する。ステップS16において、充電モードに応じた
電圧または電流の設定値とセンサー23により検出した
充電電圧と電流を、制御線35,36を介して電気自動
車10へ送信する。
した場合は、ステップS9で充電初期条件を設定する。
すなわち、電気自動車10から送られた充電モード指
令、電圧または電流の設定値、電圧または電流の目標値
およびバッテリー残量に基づいて、充電電圧および充電
電流を高圧電源21に設定する。次に図8のステップS
15へ進み、開閉器コイル22cを励磁して開閉器22
を投入するとともに、高圧電源21を制御して充電を開
始する。ステップS16において、充電モードに応じた
電圧または電流の設定値とセンサー23により検出した
充電電圧と電流を、制御線35,36を介して電気自動
車10へ送信する。
【0017】ステップS17で、充電器20に漏電、高
圧電源21の故障や過熱、停電などの異常が発生したか
否かを判別し、異常があればステップS18へ進み、そ
うでなければステップS21へ進む。充電器20に何等
かの異常がある場合は、ステップS18で高圧電源21
の作動を停止させるとともに、開閉器コイル22cを釈
放して開閉器22を開路させ、充電を停止する。そして
ステップS19へ進み、充電終了情報を制御線35,2
6を介して電気自動車10へ送信した後、ステップS2
0で充電停止信号を制御線33を介して電気自動車10
へ出力する。
圧電源21の故障や過熱、停電などの異常が発生したか
否かを判別し、異常があればステップS18へ進み、そ
うでなければステップS21へ進む。充電器20に何等
かの異常がある場合は、ステップS18で高圧電源21
の作動を停止させるとともに、開閉器コイル22cを釈
放して開閉器22を開路させ、充電を停止する。そして
ステップS19へ進み、充電終了情報を制御線35,2
6を介して電気自動車10へ送信した後、ステップS2
0で充電停止信号を制御線33を介して電気自動車10
へ出力する。
【0018】充電器20が正常に動作している場合は、
ステップS21で電気自動車10から制御線34を介し
て充電禁止信号が入力したか否かを判別し、充電禁止信
号が入力したらステップS18へ進み、そうでなければ
ステップS22へ進む。電気自動車10から充電禁止信
号が送られた場合は、電気自動車10に何等かの異常が
発生したのであるから、ステップS18以降の上述した
充電停止処理を行なう。電気自動車10に何も異常がな
ければステップS22へ進み、制御線35,36を介し
て電気自動車10から充電終了情報を受信したか否かを
判別する。電気自動車10から充電終了情報が送られて
きたら、バッテリー11の充電が完了したと判断してス
テップS18へ進み、上述したように充電停止処理を行
なう。充電終了情報を受信していない場合はステップS
16へ戻って上記処理を繰り返す。
ステップS21で電気自動車10から制御線34を介し
て充電禁止信号が入力したか否かを判別し、充電禁止信
号が入力したらステップS18へ進み、そうでなければ
ステップS22へ進む。電気自動車10から充電禁止信
号が送られた場合は、電気自動車10に何等かの異常が
発生したのであるから、ステップS18以降の上述した
充電停止処理を行なう。電気自動車10に何も異常がな
ければステップS22へ進み、制御線35,36を介し
て電気自動車10から充電終了情報を受信したか否かを
判別する。電気自動車10から充電終了情報が送られて
きたら、バッテリー11の充電が完了したと判断してス
テップS18へ進み、上述したように充電停止処理を行
なう。充電終了情報を受信していない場合はステップS
16へ戻って上記処理を繰り返す。
【0019】図9,10は、バッテリーコントローラー
14で実行される制御プログラムを示すフローチャート
である。このフローチャートにより、電気自動車10の
動作を説明する。電気自動車10が充電許可状態にあ
り、且つ走行用コントローラー17によりすべての走行
システムが停止された状態で、充電器側コネクター26
が電気自動車側コネクター18に接続され、インターロ
ックリレー16がオンして常開接点16aが閉路する
と、バッテリーコントローラー14のマイクロコンピュ
ーターはこの制御プログラムの実行を開始する。ここ
で、充電許可状態とは、メインスイッチがOFF位置に
設定され、パーキングブレーキがブレーキ状態にあり、
さらにセレクトレバーがPまたはN位置に設定されてい
る状態をいう。なお、この時同時にインターロックリレ
ー16の常閉接点16bが開路するので、開閉器コイル
12cの励磁回路が強制的に遮断され、万一、走行用コ
ントローラー17から開閉器コイル12cの励磁信号が
出力されても開閉器12が投入されることはない。これ
によって、充電器側コネクター26が電気自動車側コネ
クター18に接続された状態では、バッテリー11から
モーター13への電力供給が遮断されるので、充電中に
電気自動車10が誤って発進するような事故が防止され
る。
14で実行される制御プログラムを示すフローチャート
である。このフローチャートにより、電気自動車10の
動作を説明する。電気自動車10が充電許可状態にあ
り、且つ走行用コントローラー17によりすべての走行
システムが停止された状態で、充電器側コネクター26
が電気自動車側コネクター18に接続され、インターロ
ックリレー16がオンして常開接点16aが閉路する
と、バッテリーコントローラー14のマイクロコンピュ
ーターはこの制御プログラムの実行を開始する。ここ
で、充電許可状態とは、メインスイッチがOFF位置に
設定され、パーキングブレーキがブレーキ状態にあり、
さらにセレクトレバーがPまたはN位置に設定されてい
る状態をいう。なお、この時同時にインターロックリレ
ー16の常閉接点16bが開路するので、開閉器コイル
12cの励磁回路が強制的に遮断され、万一、走行用コ
ントローラー17から開閉器コイル12cの励磁信号が
出力されても開閉器12が投入されることはない。これ
によって、充電器側コネクター26が電気自動車側コネ
クター18に接続された状態では、バッテリー11から
モーター13への電力供給が遮断されるので、充電中に
電気自動車10が誤って発進するような事故が防止され
る。
【0020】ステップS31において、制御線33を介
して充電器20から充電開始信号が送られたか否かを判
別し、充電開始信号を入力したらステップS32へ進
み、そうでなければステップS33へ進む。ステップS
33で、所定時間待っても充電開始信号が送られてこな
ければ図10のステップS49へ進み、警報などの通信
異常処理を行なった後、ステップS50へ進む。ステッ
プS50では制御線35,36を介して充電器20へ充
電終了情報を送信し、続くステップS51で制御線34
を介して充電器20へ充電禁止信号を出力する。さらに
ステップS52で、制御線33を介して充電器20から
充電停止信号を受信するまで待機し、充電停止信号を受
信したらプログラムの実行を終了する。
して充電器20から充電開始信号が送られたか否かを判
別し、充電開始信号を入力したらステップS32へ進
み、そうでなければステップS33へ進む。ステップS
33で、所定時間待っても充電開始信号が送られてこな
ければ図10のステップS49へ進み、警報などの通信
異常処理を行なった後、ステップS50へ進む。ステッ
プS50では制御線35,36を介して充電器20へ充
電終了情報を送信し、続くステップS51で制御線34
を介して充電器20へ充電禁止信号を出力する。さらに
ステップS52で、制御線33を介して充電器20から
充電停止信号を受信するまで待機し、充電停止信号を受
信したらプログラムの実行を終了する。
【0021】充電器20から充電開始信号を入力した場
合は、ステップS32で電気自動車側の充電システムを
起動させ、続くステップS34で制御線35,36を介
して充電器20へ電気自動車準備完了情報とバッテリー
残量情報を送信する。ステップS35で、制御線35,
36を介して充電器20から充電器性能、すなわち充電
器20の許容出力電圧および許容出力電流の情報を受信
したか否かを判別し、それらの情報を受信したらステッ
プS36へ進み、受信していなければステップS37へ
進む。ステップS37で、所定時間待っても充電器性能
情報を受信できなければ図10のステップS49へ進
み、上述した通信異常処理を行なう。
合は、ステップS32で電気自動車側の充電システムを
起動させ、続くステップS34で制御線35,36を介
して充電器20へ電気自動車準備完了情報とバッテリー
残量情報を送信する。ステップS35で、制御線35,
36を介して充電器20から充電器性能、すなわち充電
器20の許容出力電圧および許容出力電流の情報を受信
したか否かを判別し、それらの情報を受信したらステッ
プS36へ進み、受信していなければステップS37へ
進む。ステップS37で、所定時間待っても充電器性能
情報を受信できなければ図10のステップS49へ進
み、上述した通信異常処理を行なう。
【0022】充電器性能情報を受信した場合は、ステッ
プS36で制御線34を介して充電器20へ充電許可信
号を出力し、続くステップS38で制御線35,36を
介して充電器20から充電準備完了情報を受信したか否
かを判別する。充電器20の充電準備完了情報を受信し
たらステップS39へ進み、受信できなければステップ
S40へ進む。ステップS40で、所定時間待っても充
電準備完了情報を受信できなければ、図10のステップ
S49へ進み、上述した通信異常処理を行なう。
プS36で制御線34を介して充電器20へ充電許可信
号を出力し、続くステップS38で制御線35,36を
介して充電器20から充電準備完了情報を受信したか否
かを判別する。充電器20の充電準備完了情報を受信し
たらステップS39へ進み、受信できなければステップ
S40へ進む。ステップS40で、所定時間待っても充
電準備完了情報を受信できなければ、図10のステップ
S49へ進み、上述した通信異常処理を行なう。
【0023】充電器20の準備完了情報を受信した場合
は、ステップS39で、バッテリーの種類と先に受信し
た充電器性能情報とに基づいて上述した充電指令情報を
決定し、制御線35,36を介して充電器20へ充電指
令情報とバッテリー残量情報を送信する。なお、バッテ
リーの種類に関する情報はバッテリーコントローラー1
4の不図示のEEPROMに予め記憶されている。次に
ステップS41で、電気自動車10に漏電、バッテリー
故障、充電回路故障などの異常があるか否かを判別し、
異常が発生していれば図10のステップS53へ進み、
そうでなければステップS45へ進む。電気自動車10
に何等かの異常がある場合は、ステップS53で制御線
35,36を介して充電器20へ車両異常情報を送信す
る。そしてステップS51へ進み、上述したように充電
器20へ充電禁止信号を出力する。
は、ステップS39で、バッテリーの種類と先に受信し
た充電器性能情報とに基づいて上述した充電指令情報を
決定し、制御線35,36を介して充電器20へ充電指
令情報とバッテリー残量情報を送信する。なお、バッテ
リーの種類に関する情報はバッテリーコントローラー1
4の不図示のEEPROMに予め記憶されている。次に
ステップS41で、電気自動車10に漏電、バッテリー
故障、充電回路故障などの異常があるか否かを判別し、
異常が発生していれば図10のステップS53へ進み、
そうでなければステップS45へ進む。電気自動車10
に何等かの異常がある場合は、ステップS53で制御線
35,36を介して充電器20へ車両異常情報を送信す
る。そしてステップS51へ進み、上述したように充電
器20へ充電禁止信号を出力する。
【0024】電気自動車10に異常がなければステップ
S45に進み、制御線35,36を介して充電器20か
ら電圧または電流の設定値と、電圧および電流のモニタ
ー値を受信したか否かを判別し、受信したらステップS
46へ進み、受信できなければステップS47へ進む。
ステップS47で、所定時間待っても設定値とモニター
値の情報を受信できなければ、上述したステップS49
以降の通信異常処理を行なう。情報を受信したらステッ
プS46へ進み、バッテリー11の電圧や残量に基づい
て充電が完了したか否かを判別し、充電が完了したらス
テップS50へ進み、完了していなければステップS4
8へ進む。充電が完了した時は、上述したように充電器
20へ充電終了情報を送信するとともに充電禁止信号を
出力する。充電が完了していない場合は、ステップS4
8で制御線35,36を介して充電器20から充電終了
信号を受信したか否かを判別し、受信したらステップS
51へ進み、そうでなければステップS45へ戻って上
記処理を繰り返す。
S45に進み、制御線35,36を介して充電器20か
ら電圧または電流の設定値と、電圧および電流のモニタ
ー値を受信したか否かを判別し、受信したらステップS
46へ進み、受信できなければステップS47へ進む。
ステップS47で、所定時間待っても設定値とモニター
値の情報を受信できなければ、上述したステップS49
以降の通信異常処理を行なう。情報を受信したらステッ
プS46へ進み、バッテリー11の電圧や残量に基づい
て充電が完了したか否かを判別し、充電が完了したらス
テップS50へ進み、完了していなければステップS4
8へ進む。充電が完了した時は、上述したように充電器
20へ充電終了情報を送信するとともに充電禁止信号を
出力する。充電が完了していない場合は、ステップS4
8で制御線35,36を介して充電器20から充電終了
信号を受信したか否かを判別し、受信したらステップS
51へ進み、そうでなければステップS45へ戻って上
記処理を繰り返す。
【0025】図11は、コネクターの弛み処理ルーチン
を示すフローチャートである。上述したように、バッテ
リーコントローラー14のマイクロコンピューターは、
充電器側コネクター26が電気自動車側コネクター18
に接続されてインターロックリレー接点16aが閉路す
ると、上述した図9,10に示す制御プログラムの実行
を開始する。この制御プログラムを実行中に、何等かの
原因でコネクターが弛み、インターロックリレー16が
オフして常開接点16aが開路すると、マイクロコンピ
ューターに割り込みが発生し、マイクロコンピューター
は図11に示すコネクター弛み処理ルーチンを実行す
る。ステップS61で制御線34を介して充電器20へ
充電禁止信号を出力し、続くステップS62で充電器2
0から充電停止信号を入力するまで待機する。充電器2
0から充電停止信号を入力したらすべての処理を終了す
る。
を示すフローチャートである。上述したように、バッテ
リーコントローラー14のマイクロコンピューターは、
充電器側コネクター26が電気自動車側コネクター18
に接続されてインターロックリレー接点16aが閉路す
ると、上述した図9,10に示す制御プログラムの実行
を開始する。この制御プログラムを実行中に、何等かの
原因でコネクターが弛み、インターロックリレー16が
オフして常開接点16aが開路すると、マイクロコンピ
ューターに割り込みが発生し、マイクロコンピューター
は図11に示すコネクター弛み処理ルーチンを実行す
る。ステップS61で制御線34を介して充電器20へ
充電禁止信号を出力し、続くステップS62で充電器2
0から充電停止信号を入力するまで待機する。充電器2
0から充電停止信号を入力したらすべての処理を終了す
る。
【0026】このように、コネクター18,26の雄ピ
ン、雌ピンの中で、両コネクター18,26の接続状態
を検出するための制御線32の雄ピン32pと雌ピン3
2qのコネクター先端方向への突出長さを、他の雄ピン
および雌ピンよりも短く形成したので、コネクター1
8,26に弛みが生じると他の電力線30,31、制御
線33〜37よりも早く制御線32が遮断されてコネク
ター18,26の弛みが検出できる。充電中にコネクタ
ー18,26の弛みが検出されると、通信用の制御線3
5,36を介して電気自動車10のコントローラー14
から充電器20のコントローラー24へこの弛み情報を
伝送し、充電器20の開閉器22によって充電電流を直
ちに遮断するようにしたので、充電中に万一、コネクタ
ー18,26が外れてもコネクター部分で火花が発生
し、コネクターの接触不良が発生したり、コネクターの
寿命が短くなるようなことがない。また、コネクター1
8,26の接続が検出されると、バッテリー11からモ
ーター13への電力供給回路を遮断するようにしたの
で、充電中に誤って電気自動車を発進させるような事故
を防止できる。さらに、上述した実施例では充電開始信
号および充電停止信号を、情報通信用の制御線35,3
6と異なる専用の制御線33を介して充電器20から電
気自動車10へ伝送するとともに、充電許可信号および
充電禁止信号を、情報通信用の制御線35,36と異な
る専用の制御線34を介して電気自動車10から充電器
20へ伝送するようにしたので、制御線35,36によ
る通信系統が故障しても充電を停止することができる。
ン、雌ピンの中で、両コネクター18,26の接続状態
を検出するための制御線32の雄ピン32pと雌ピン3
2qのコネクター先端方向への突出長さを、他の雄ピン
および雌ピンよりも短く形成したので、コネクター1
8,26に弛みが生じると他の電力線30,31、制御
線33〜37よりも早く制御線32が遮断されてコネク
ター18,26の弛みが検出できる。充電中にコネクタ
ー18,26の弛みが検出されると、通信用の制御線3
5,36を介して電気自動車10のコントローラー14
から充電器20のコントローラー24へこの弛み情報を
伝送し、充電器20の開閉器22によって充電電流を直
ちに遮断するようにしたので、充電中に万一、コネクタ
ー18,26が外れてもコネクター部分で火花が発生
し、コネクターの接触不良が発生したり、コネクターの
寿命が短くなるようなことがない。また、コネクター1
8,26の接続が検出されると、バッテリー11からモ
ーター13への電力供給回路を遮断するようにしたの
で、充電中に誤って電気自動車を発進させるような事故
を防止できる。さらに、上述した実施例では充電開始信
号および充電停止信号を、情報通信用の制御線35,3
6と異なる専用の制御線33を介して充電器20から電
気自動車10へ伝送するとともに、充電許可信号および
充電禁止信号を、情報通信用の制御線35,36と異な
る専用の制御線34を介して電気自動車10から充電器
20へ伝送するようにしたので、制御線35,36によ
る通信系統が故障しても充電を停止することができる。
【0027】以上の実施例の構成において、充電器20
が充電器を、高圧電源21が電源を、コネクター18,
26がコネクターを、電気自動車10が電気自動車を、
バッテリー11がバッテリーを、雄ピン32pおよび雌
ピン32qが弛み検出手段を、バッテリーコントローラ
ー14が送信手段を、充電器コントローラー24が受信
手段を、開閉器22が遮断手段をそれぞれ構成する。
が充電器を、高圧電源21が電源を、コネクター18,
26がコネクターを、電気自動車10が電気自動車を、
バッテリー11がバッテリーを、雄ピン32pおよび雌
ピン32qが弛み検出手段を、バッテリーコントローラ
ー14が送信手段を、充電器コントローラー24が受信
手段を、開閉器22が遮断手段をそれぞれ構成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、充
電中にコネクターの弛みが検出されたらその弛み情報を
充電器へ送信し、充電器側で弛み情報を受信したら充電
電流を遮断するようにしたので、コネクターが外れる前
に充電電流が遮断され、充電中に万一、コネクターが外
れてもすでに充電電流は遮断されているのでコネクター
部分で火花が発生するようなことがなく、コネクターの
接触信頼性が向上して寿命が長くなる。
電中にコネクターの弛みが検出されたらその弛み情報を
充電器へ送信し、充電器側で弛み情報を受信したら充電
電流を遮断するようにしたので、コネクターが外れる前
に充電電流が遮断され、充電中に万一、コネクターが外
れてもすでに充電電流は遮断されているのでコネクター
部分で火花が発生するようなことがなく、コネクターの
接触信頼性が向上して寿命が長くなる。
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】充電器側コネクターの正面図。
【図4】電気自動車側コネクターの正面図。
【図5】図3に示す充電器側コネクターのX−X断面
図。
図。
【図6】図4に示す電気自動車側コネクターのY−Y断
面図。
面図。
【図7】充電器制御プログラムを示すフローチャート。
【図8】図7に続く、充電器制御プログラムを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図9】電気自動車の充電制御プログラムを示すフロー
チャート。
チャート。
【図10】図9に続く、電気自動車の充電制御プログラ
ムを示すフローチャート。
ムを示すフローチャート。
【図11】コネクター弛み処理ルーチンを示すフローチ
ャート。
ャート。
【図12】従来の充電装置を示す図。
10 電気自動車 11 バッテリー 12 開閉器 12c コイル 13 モーター 14 バッテリーコントローラー 15 補助バッテリー 16 インターロックリレー 16c コイル 16a 常開接点 16b 常閉接点 17 走行用コントローラー 18 コネクター 20 充電器 21 高圧電源 22 開閉器 22c コイル 23 センサー 24 充電器コントローラー 25 ケーブル 26 コネクター 30,31 電力線 32〜37 制御線 30p,32p,35p 雄ピン 30q,32q,35q 雌ピン 100 充電器 101 電源 102 コネクター 103 電気自動車 104 バッテリー 105 弛み検出手段 106 送信手段 107 受信手段 108 遮断手段
Claims (1)
- 【請求項1】 充電器の電源からコネクターを介して電
気自動車に搭載されたバッテリーに充電電流を流し、該
バッテリーを充電する電気自動車の充電装置において、 前記コネクターの弛みを検出する弛み検出手段と、 この弛み検出手段により検出された弛み情報を前記充電
器へ送信する送信手段とを前記電気自動車に備え;前記
送信手段からの弛み情報を受信する受信手段と、 この受信手段により前記弛み情報が受信されたら前記充
電電流を遮断する遮断手段とを前記充電器に備えること
を特徴とする電気自動車の充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130884A JPH06343204A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 電気自動車の充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130884A JPH06343204A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 電気自動車の充電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06343204A true JPH06343204A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15044955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5130884A Pending JPH06343204A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 電気自動車の充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06343204A (ja) |
Cited By (21)
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---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-06-01 JP JP5130884A patent/JPH06343204A/ja active Pending
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