JPH06340556A - イメージング剤としての大環状アミノホスホン酸錯体の使用 - Google Patents
イメージング剤としての大環状アミノホスホン酸錯体の使用Info
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- JPH06340556A JPH06340556A JP3144913A JP14491391A JPH06340556A JP H06340556 A JPH06340556 A JP H06340556A JP 3144913 A JP3144913 A JP 3144913A JP 14491391 A JP14491391 A JP 14491391A JP H06340556 A JPH06340556 A JP H06340556A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K49/00—Preparations for testing in vivo
- A61K49/06—Nuclear magnetic resonance [NMR] contrast preparations; Magnetic resonance imaging [MRI] contrast preparations
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K49/00—Preparations for testing in vivo
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- Public Health (AREA)
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- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない投与量で用いることができる磁気共鳴
イメージング剤を提供する。 【構成】 大環状アミノホスホン酸、好ましくは1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−テトラメチレンホスホン酸、及び常磁性核種、例え
ばGd +3,Mn +2,Mn +3もしくはFe +3の錯体を含む
組成物。
イメージング剤を提供する。 【構成】 大環状アミノホスホン酸、好ましくは1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−テトラメチレンホスホン酸、及び常磁性核種、例え
ばGd +3,Mn +2,Mn +3もしくはFe +3の錯体を含む
組成物。
Description
【0001】本発明は、イメージング剤としての大環状
アミノホスホン酸錯体の使用に関する。
アミノホスホン酸錯体の使用に関する。
【0002】常磁性金属イオンの錯体は過去5年間、特
に患者の磁気共鳴イメージング(MRI)より得られるイメ
ージを高めるその能力に関しかなり注目されていた。こ
の使用に重要な主要なキレート化剤はアミノカルボキシ
レート同族体、例えばジエチレントリアミン五酢酸(DT
PA)であり、これは米国において現在唯一の市販入手可
能なMRI薬剤(Scheringによる商品名 MAGNEVIST(商
標))である。MRIに重要な主要な金属はガドリニウム
(Gd +3)、鉄(Fe +3)及びマンガン(Mn +2又はMn
+3)の常磁性イオンである。これらのイオンはキレー
ト化された金属との強い双極性相互作用により水の緩和
速度を低下させる。
に患者の磁気共鳴イメージング(MRI)より得られるイメ
ージを高めるその能力に関しかなり注目されていた。こ
の使用に重要な主要なキレート化剤はアミノカルボキシ
レート同族体、例えばジエチレントリアミン五酢酸(DT
PA)であり、これは米国において現在唯一の市販入手可
能なMRI薬剤(Scheringによる商品名 MAGNEVIST(商
標))である。MRIに重要な主要な金属はガドリニウム
(Gd +3)、鉄(Fe +3)及びマンガン(Mn +2又はMn
+3)の常磁性イオンである。これらのイオンはキレー
ト化された金属との強い双極性相互作用により水の緩和
速度を低下させる。
【0003】MRIコントラストとして用いられる常磁
性キレートは、種々の組織において水の緩和速度を変
え、動的に不活性であり、そしてすみやかに体から排出
されなければならない(投与数時間内)。最近ヨーロッ
パにおいてMRI用の有効なGd キレートとして1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−四酢酸(DOTA)が導入された(Guerbet による商品
名 DOTAREM(商標))が、この化合物は米国において入手
できない。Gd−DOTA錯体に関する記載は米国特許第4,87
7,600号及び 4,885,363号にみられる。
性キレートは、種々の組織において水の緩和速度を変
え、動的に不活性であり、そしてすみやかに体から排出
されなければならない(投与数時間内)。最近ヨーロッ
パにおいてMRI用の有効なGd キレートとして1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−四酢酸(DOTA)が導入された(Guerbet による商品
名 DOTAREM(商標))が、この化合物は米国において入手
できない。Gd−DOTA錯体に関する記載は米国特許第4,87
7,600号及び 4,885,363号にみられる。
【0004】最近、1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン−1,4,7,10−テトラメチレンホスホン酸
(DOTMP)のGd キレートがMRIコントラストの必要な
特性に関しDOTAと同様に作用することがわかった。DOTM
P のキレートは高度の運動不活性を示し、とても好まし
い生物分布を有し、そして水の緩和を高める。
ドデカン−1,4,7,10−テトラメチレンホスホン酸
(DOTMP)のGd キレートがMRIコントラストの必要な
特性に関しDOTAと同様に作用することがわかった。DOTM
P のキレートは高度の運動不活性を示し、とても好まし
い生物分布を有し、そして水の緩和を高める。
【0005】さらに、欧州出願 375,376は、石灰化腫瘍
の治療及び骨の痛みの除去のためのランタニド系列の放
射活性核種との錯体として本発明のリガンドの使用を開
示している。この錯体は石灰性部位、例えば骨、転移性
骨腫瘍、及び石灰化軟質組織に優先的に結合することが
示された。石灰化軟質組織はダメージをうけた心臓組織
が石灰化する心臓発作の結果である。またこれらの錯体
は過剰のリガンドを必要とせず石灰性表面へ放射性核種
を輸送できる。従って、低投与量の錯体で達成可能であ
り、リガンドに対する金属の低い比も可能である。
の治療及び骨の痛みの除去のためのランタニド系列の放
射活性核種との錯体として本発明のリガンドの使用を開
示している。この錯体は石灰性部位、例えば骨、転移性
骨腫瘍、及び石灰化軟質組織に優先的に結合することが
示された。石灰化軟質組織はダメージをうけた心臓組織
が石灰化する心臓発作の結果である。またこれらの錯体
は過剰のリガンドを必要とせず石灰性表面へ放射性核種
を輸送できる。従って、低投与量の錯体で達成可能であ
り、リガンドに対する金属の低い比も可能である。
【0006】本発明は、動物の磁気共鳴イメージング(M
RI)剤として用いるための大環式アミノホスホン酸錯体
並びに活性成分として大環式アミノホスホン酸と錯化し
た常磁性核種を有する組成物及び配合物に関する。
RI)剤として用いるための大環式アミノホスホン酸錯体
並びに活性成分として大環式アミノホスホン酸と錯化し
た常磁性核種を有する組成物及び配合物に関する。
【0007】特に、本発明は(1)下式
【化5】 〔上式中、置換基A,B,C,及びDは独立に水素、1
〜8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
〜8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
【化6】 (式中、X及びYは独立に水素、ヒドロキシ、カルボキ
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む石灰性サイト探索組
成物を動物に投与することを含む、動物の磁気共鳴イメ
ージングにおける診断使用方法に関する。
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む石灰性サイト探索組
成物を動物に投与することを含む、動物の磁気共鳴イメ
ージングにおける診断使用方法に関する。
【0008】この組成物は公知の石灰性サイト探索MR
I剤より少ない投与量及び/又は低い金属に対するリガ
ンドの比で用いることができる。本発明の組成物は金属
イオンに対するリガンドの理論比で石灰性表面に特異的
に常磁性核種を輸送することができる。この標的特異性
はMRIコントラスト剤として DOTMP錯体を特に重要な
ものにする。それはこの錯体が石灰化された組織が存在
する体の部位又は骨の高いコントラストイメージを形成
するからである。例えば、心臓発作後石灰化がおこるこ
とが公知である心臓イメージングである。
I剤より少ない投与量及び/又は低い金属に対するリガ
ンドの比で用いることができる。本発明の組成物は金属
イオンに対するリガンドの理論比で石灰性表面に特異的
に常磁性核種を輸送することができる。この標的特異性
はMRIコントラスト剤として DOTMP錯体を特に重要な
ものにする。それはこの錯体が石灰化された組織が存在
する体の部位又は骨の高いコントラストイメージを形成
するからである。例えば、心臓発作後石灰化がおこるこ
とが公知である心臓イメージングである。
【0009】さらに、本発明は、式(I)の大環式アミ
ノホスホン酸の少なくとも1種と錯化した常磁性核種の
少なくとも1種、及び薬学上許容されるキャリヤー、賦
形剤又はビヒクルを有する、この方法に用いるための配
合物を含む。
ノホスホン酸の少なくとも1種と錯化した常磁性核種の
少なくとも1種、及び薬学上許容されるキャリヤー、賦
形剤又はビヒクルを有する、この方法に用いるための配
合物を含む。
【0010】そのような配合物の製造方法は公知であ
る。この配合物は減菌されており、懸濁液、注射可能な
溶液又は他の好適な薬学上許容される配合物の形状であ
ってよい。薬学上許容される懸濁媒質を用いてもよい。
る。この配合物は減菌されており、懸濁液、注射可能な
溶液又は他の好適な薬学上許容される配合物の形状であ
ってよい。薬学上許容される懸濁媒質を用いてもよい。
【0011】本発明は、MRI剤として作用する1種以
上の他の薬剤と組み合せた上記錯体、組成物又は配合物
の使用を含む。
上の他の薬剤と組み合せた上記錯体、組成物又は配合物
の使用を含む。
【0012】驚くべきことに、大環状アミノホスホン酸
錯体、例えばGd−DOTMP は、低い金属に対するリガンド
のモル比において、及び1:1の金属に対するリガンド
のモル比においてさえ生体内で低い軟質組織局在化と共
にすぐれた石灰性サイト探索能を有する。これは、K.Ad
zamli らのJ.Med.Chem. 32,139〜144(1989) に記載され
ているGd−EDTMP のような他のアミノホスホネートのG
d 錯体とは異なる。希土類とのDOTMP 錯体の予想外の不
活性がSm−DOTMP により示され(欧州出願 375,376参
照)、我々は、1:1の金属に対するリガンドのモル比
でpH1〜pH13で安定であることを知った。対照的に、我
々はSm−EDTMP について7:1の金属に対するリガンド
のモル比でSm−EDTMP がpH7付近でのみ安定であり、低
い及び高いpHにおいて容易に解離することを発見した。
従って、他の希土類金属、例えばGd も同様に挙動する
であろう。
錯体、例えばGd−DOTMP は、低い金属に対するリガンド
のモル比において、及び1:1の金属に対するリガンド
のモル比においてさえ生体内で低い軟質組織局在化と共
にすぐれた石灰性サイト探索能を有する。これは、K.Ad
zamli らのJ.Med.Chem. 32,139〜144(1989) に記載され
ているGd−EDTMP のような他のアミノホスホネートのG
d 錯体とは異なる。希土類とのDOTMP 錯体の予想外の不
活性がSm−DOTMP により示され(欧州出願 375,376参
照)、我々は、1:1の金属に対するリガンドのモル比
でpH1〜pH13で安定であることを知った。対照的に、我
々はSm−EDTMP について7:1の金属に対するリガンド
のモル比でSm−EDTMP がpH7付近でのみ安定であり、低
い及び高いpHにおいて容易に解離することを発見した。
従って、他の希土類金属、例えばGd も同様に挙動する
であろう。
【0013】理論付けようとするものではないが、本発
明の有利な結果は、Gd 金属イオンとの DOTMPの錯体の
高い安定性及び不活性度の結果であるGd−DOTMP 錯体の
生体内におけるすぐれた非標的組織に対する標的組織の
比のため得られる。
明の有利な結果は、Gd 金属イオンとの DOTMPの錯体の
高い安定性及び不活性度の結果であるGd−DOTMP 錯体の
生体内におけるすぐれた非標的組織に対する標的組織の
比のため得られる。
【0014】驚くべきことに、本発明は、常磁性核種及
び式(I)の化合物を有する錯体を含む石灰性サイト探
索組成物を動物に投与することを含む、動物の磁気イメ
ージングにおける診断使用方法に関する。
び式(I)の化合物を有する錯体を含む石灰性サイト探
索組成物を動物に投与することを含む、動物の磁気イメ
ージングにおける診断使用方法に関する。
【0015】好ましい大環状アミノホスホン酸は、1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−テトラメチレンホスホン酸(DOTMP)である。好適な
薬学上許容されるキャリヤーとの配合物として組成物を
投与してもよい。
4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,
10−テトラメチレンホスホン酸(DOTMP)である。好適な
薬学上許容されるキャリヤーとの配合物として組成物を
投与してもよい。
【0016】本発明の「常磁性核種」は、スピン角運動
量及び/又は軌道角運動量を示す金属イオンを意味す
る。この2つのタイプの運動量は組み合さり、不対電子
を有する原子に大きく及びそのような原子の環境に一部
依存する観察される常磁性モーメントを与える。本発明
において有効であることがわかった常磁性核種は、ガド
リニウム(Gd +3)、鉄(Fe +3)及びマンガン(Mn
+2又はMn +3)であり、Gd +3 が好ましい。
量及び/又は軌道角運動量を示す金属イオンを意味す
る。この2つのタイプの運動量は組み合さり、不対電子
を有する原子に大きく及びそのような原子の環境に一部
依存する観察される常磁性モーメントを与える。本発明
において有効であることがわかった常磁性核種は、ガド
リニウム(Gd +3)、鉄(Fe +3)及びマンガン(Mn
+2又はMn +3)であり、Gd +3 が好ましい。
【0017】常磁性核種及びリガンドはこの2種が錯体
を形成するどのような条件で結合してもよい。通常、調
節されたpH(pHの選択はリガンド及び常磁性核種の選択
に依存する)での水中混合が必要である。形成される錯
体は化学結合により、そして比較的安定な常磁性核種組
成物となり、例えばリガンドからの常磁性核種の解離に
対し安定である。
を形成するどのような条件で結合してもよい。通常、調
節されたpH(pHの選択はリガンド及び常磁性核種の選択
に依存する)での水中混合が必要である。形成される錯
体は化学結合により、そして比較的安定な常磁性核種組
成物となり、例えばリガンドからの常磁性核種の解離に
対し安定である。
【0018】本発明の組成物は公知の石灰化サイト探索
MRI剤よりも低い投与量及び/又は低い金属に対する
リガンド比で用いてよい。この組成物は金属イオンに対
するリガンドの化学量論比で石灰性表面に特異的に常磁
性核種を輸送する。この組成物により与えられるこの化
学量論比に対する1つの利点は、標的石灰性サイトへの
多量の金属の輸送を許容することである。
MRI剤よりも低い投与量及び/又は低い金属に対する
リガンド比で用いてよい。この組成物は金属イオンに対
するリガンドの化学量論比で石灰性表面に特異的に常磁
性核種を輸送する。この組成物により与えられるこの化
学量論比に対する1つの利点は、標的石灰性サイトへの
多量の金属の輸送を許容することである。
【0019】大環状アミノホスホン酸錯体は少なくとも
1:1好ましくは1:1〜3:1、より好ましくは1:
1〜5:1の金属に対するリガンドのモル比で投与した
際、すぐれた骨格剤と一致する生物分布を与える。対照
してみると、ある種の他の非大環状アミノホスホン酸錯
体は、過剰量のリガンドを用いない場合軟質組織(例え
ば肝臓)にいくらか局在する。錯体形成しないリガンド
は動物に有毒であり又は心臓停止もしくは低カルシウム
発作をおこすので大過剰のリガンドは望ましくない。さ
らに、大環状アミノホスホン酸リガンドは多量の金属を
必要とする場合有効である。この場合、大環状アミノホ
スホン酸リガンドは、同量の非環状アミノホスホン酸リ
ガンドを用いる場合よりも多量の金属を骨に付着させる
能力を有する。
1:1好ましくは1:1〜3:1、より好ましくは1:
1〜5:1の金属に対するリガンドのモル比で投与した
際、すぐれた骨格剤と一致する生物分布を与える。対照
してみると、ある種の他の非大環状アミノホスホン酸錯
体は、過剰量のリガンドを用いない場合軟質組織(例え
ば肝臓)にいくらか局在する。錯体形成しないリガンド
は動物に有毒であり又は心臓停止もしくは低カルシウム
発作をおこすので大過剰のリガンドは望ましくない。さ
らに、大環状アミノホスホン酸リガンドは多量の金属を
必要とする場合有効である。この場合、大環状アミノホ
スホン酸リガンドは、同量の非環状アミノホスホン酸リ
ガンドを用いる場合よりも多量の金属を骨に付着させる
能力を有する。
【0020】アミノホスホン酸は多くの公知の合成法に
より製造される。特に重要な方法は、少なくとも1種の
反応性アミン水素を含む化合物とカルボニル化合物(ア
ルデヒドもしくはケトン)及びリン酸もしくはこれらの
誘導体との反応である。大環状アミノホスホン酸の製造
に用いられるアミン前駆体(1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン)は市販入手可能な材料である。
より製造される。特に重要な方法は、少なくとも1種の
反応性アミン水素を含む化合物とカルボニル化合物(ア
ルデヒドもしくはケトン)及びリン酸もしくはこれらの
誘導体との反応である。大環状アミノホスホン酸の製造
に用いられるアミン前駆体(1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン)は市販入手可能な材料である。
【0021】カルボキシアルキル基を含むアミン誘導体
を与えるためのカルボキシアルキル化法は、アミン窒素
上にアルキルホスホン及びヒドロキシアルキル置換基を
与える方法(米国特許第 3,398,198号)と同様公知であ
る(米国特許第 3,726,912号)。
を与えるためのカルボキシアルキル化法は、アミン窒素
上にアルキルホスホン及びヒドロキシアルキル置換基を
与える方法(米国特許第 3,398,198号)と同様公知であ
る(米国特許第 3,726,912号)。
【0022】本発明のリガンドは、我々の欧州出願 37
5,376号に記載された方法により製造された。
5,376号に記載された方法により製造された。
【0023】本発明の組成物及び配合物は、特に石灰性
サイト用のMRIコントラスト剤としての使用に好適で
ある。
サイト用のMRIコントラスト剤としての使用に好適で
ある。
【0024】さらに、本発明は上記のような少なくとも
1種の大環状アミノホスホン酸、特に式(II)の大環状
アミノホスホン酸と錯体形成した少なくとも1種の常磁
性核種、及び薬学上許容されるキャリヤー、賦形剤もし
くはビヒクルを有する配合物を含む。そのような配合物
の製造方法は公知である。この配合物は減菌されてお
り、懸濁液、注射溶液又は他の好適な薬学上許容される
配合物の形状である。薬学上許容される懸濁媒質(助剤
を含んでいても含んでいなくてもよい)を用いてよい。
減菌組成物が動物への投与に好適である。
1種の大環状アミノホスホン酸、特に式(II)の大環状
アミノホスホン酸と錯体形成した少なくとも1種の常磁
性核種、及び薬学上許容されるキャリヤー、賦形剤もし
くはビヒクルを有する配合物を含む。そのような配合物
の製造方法は公知である。この配合物は減菌されてお
り、懸濁液、注射溶液又は他の好適な薬学上許容される
配合物の形状である。薬学上許容される懸濁媒質(助剤
を含んでいても含んでいなくてもよい)を用いてよい。
減菌組成物が動物への投与に好適である。
【0025】便宜上、本発明の常磁性核種−大環状アミ
ノホスホン酸錯体を有する組成物を「常磁性核種組成
物」又は「組成物」と呼び、大環状アミノホスホン酸誘
導体を「リガンド」又は「キレート」と呼ぶ。
ノホスホン酸錯体を有する組成物を「常磁性核種組成
物」又は「組成物」と呼び、大環状アミノホスホン酸誘
導体を「リガンド」又は「キレート」と呼ぶ。
【0026】「動物」とは人間を含む温血哺乳類を意味
し、診断用にイメージングを必要とする動物を含包す
る。
し、診断用にイメージングを必要とする動物を含包す
る。
【0027】本発明において、錯体及びその生理学上許
容される塩は同等と考えられる。生理学上許容される塩
は、用いられるリガンドの少なくとも1個の酸基と塩を
形成しそして良好な薬理作用に一致する投与量で動物に
投与した際生理作用に悪影響を与えない塩基の酸付加塩
を意味する。好適な塩基は、例えばアルカリ金属及びア
ルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシ
ウム、アンモニア、一級、二級及び三級アミン等を含
む。生理学上許容される塩は上記の大環状アミノホスホ
ン酸、特に式(II)のものを適当な塩基で処理すること
を含む。
容される塩は同等と考えられる。生理学上許容される塩
は、用いられるリガンドの少なくとも1個の酸基と塩を
形成しそして良好な薬理作用に一致する投与量で動物に
投与した際生理作用に悪影響を与えない塩基の酸付加塩
を意味する。好適な塩基は、例えばアルカリ金属及びア
ルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシ
ウム、アンモニア、一級、二級及び三級アミン等を含
む。生理学上許容される塩は上記の大環状アミノホスホ
ン酸、特に式(II)のものを適当な塩基で処理すること
を含む。
【0028】本発明の配合物はリガンドと錯体形成した
常磁性核種を含む固体又は液体である。この配合物は使
用前の適当な時に2種の成分を混合するキット形状であ
ってよい。予備混合した又はキットのいずれでも、配合
物は通常薬学上許容されるキャリヤーを必要とする。し
ばしば配合物中緩衝剤を有することが望ましい。好適な
緩衝剤の例はリン酸塩、炭酸水素塩及びN−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸(H
EPES) である。
常磁性核種を含む固体又は液体である。この配合物は使
用前の適当な時に2種の成分を混合するキット形状であ
ってよい。予備混合した又はキットのいずれでも、配合
物は通常薬学上許容されるキャリヤーを必要とする。し
ばしば配合物中緩衝剤を有することが望ましい。好適な
緩衝剤の例はリン酸塩、炭酸水素塩及びN−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸(H
EPES) である。
【0029】本発明の注射可能な組成物は懸濁液又は溶
液のいずれであってもよい。好適な配合物の製造におい
て、通常塩の水溶性は遊離酸より大きいと考えられる。
溶液において、錯体(又は別々の成分を望む場合)は薬
学上許容されるキャリヤーに溶解される。そのようなキ
ャリヤーは好適な溶剤、防腐剤、例えばベンジルアルコ
ール、及び緩衝剤を含む。有効な溶剤は、例えば水、水
性アルコール、グリコール、及びホスホネートもしくは
カーボネートエステルを含む。そのような水溶液は有機
溶剤を50体積%以下含む。
液のいずれであってもよい。好適な配合物の製造におい
て、通常塩の水溶性は遊離酸より大きいと考えられる。
溶液において、錯体(又は別々の成分を望む場合)は薬
学上許容されるキャリヤーに溶解される。そのようなキ
ャリヤーは好適な溶剤、防腐剤、例えばベンジルアルコ
ール、及び緩衝剤を含む。有効な溶剤は、例えば水、水
性アルコール、グリコール、及びホスホネートもしくは
カーボネートエステルを含む。そのような水溶液は有機
溶剤を50体積%以下含む。
【0030】本発明の組成物としての注射可能な懸濁液
はキャリヤーとして液体懸濁媒質(助剤を含んでいても
よい)を必要とする。この懸濁媒質は、例えば水性ポリ
ビニルピロリドン、不活性油、例えば植物油もしくは強
化鉱物油、又は水性カルボキシメチルセルロースであっ
てよい。好適な生理学上許容される助剤(錯体を懸濁液
中に保つに必要な場合)は増粘剤、例えばカルボキシメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、及
びアルギン酸塩より選ばれる。多くの界面活性剤、例え
ばレシチン、アルキルフェノール、ポリエチレンオキシ
ド付加物、ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼン
スルホネート、及びポリオキシエチレンソルビタンエス
テルも懸濁助剤として有効である。液体懸濁媒質の親水
性、密度、及び表面張力に影響を及ぼす多くの物質は個
々のケースにおいて注射可能な懸濁液の製造を助ける。
例えば、シリコーン消泡剤、及び糖は有効な懸濁剤であ
る。
はキャリヤーとして液体懸濁媒質(助剤を含んでいても
よい)を必要とする。この懸濁媒質は、例えば水性ポリ
ビニルピロリドン、不活性油、例えば植物油もしくは強
化鉱物油、又は水性カルボキシメチルセルロースであっ
てよい。好適な生理学上許容される助剤(錯体を懸濁液
中に保つに必要な場合)は増粘剤、例えばカルボキシメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、及
びアルギン酸塩より選ばれる。多くの界面活性剤、例え
ばレシチン、アルキルフェノール、ポリエチレンオキシ
ド付加物、ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼン
スルホネート、及びポリオキシエチレンソルビタンエス
テルも懸濁助剤として有効である。液体懸濁媒質の親水
性、密度、及び表面張力に影響を及ぼす多くの物質は個
々のケースにおいて注射可能な懸濁液の製造を助ける。
例えば、シリコーン消泡剤、及び糖は有効な懸濁剤であ
る。
【0031】上記常磁性核種の組み合せを所望のコント
ラスト又は診断情報を得るため連続的に又は同時にMR
I剤として投与してよい。本発明のリガンドの1つと錯
体形成した異なる常磁性核種の使用は望ましくは確認す
る診断情報を与える。同時に錯体形成し、2種の別々の
錯体形成した常磁性核種を混合し、又は2種の異なる錯
体形成した常磁性核種を連続して投与することによりこ
の組み合せを錯体形成してよい。組成物又は配合物は一
回で又は長期間にわたり多数回投与してよい。
ラスト又は診断情報を得るため連続的に又は同時にMR
I剤として投与してよい。本発明のリガンドの1つと錯
体形成した異なる常磁性核種の使用は望ましくは確認す
る診断情報を与える。同時に錯体形成し、2種の別々の
錯体形成した常磁性核種を混合し、又は2種の異なる錯
体形成した常磁性核種を連続して投与することによりこ
の組み合せを錯体形成してよい。組成物又は配合物は一
回で又は長期間にわたり多数回投与してよい。
【0032】本発明の組成物は他の活性成分及び/又は
この組成物の診断効果を高める及び/又は組成物の投与
を容易にする成分と共に用いてよい。
この組成物の診断効果を高める及び/又は組成物の投与
を容易にする成分と共に用いてよい。
【0033】本発明の種々の錯体の生物分布を定性的に
測定する研究は、この組成物をラットに投与し、投与後
2時間までの様々な時間において動物全体のガンマ線イ
メージを得ることにより行なわれた。
測定する研究は、この組成物をラットに投与し、投与後
2時間までの様々な時間において動物全体のガンマ線イ
メージを得ることにより行なわれた。
【0034】定量的生物分布は50〜 100μlの組成物を
麻酔をかけていない雄のSprague Dawleyラットの尾の静
脈に投与することにより得られた。次いで解剖する前に
排出したすべての尿を集めるためこのラットを吸収紙を
ひいたケージに入れた。一定時間後、頸脱臼によりラッ
トを殺し、種々の組織を切開した。サンプルを生理食塩
水で洗い、吸収紙上で乾燥し、計量した。サンプルの放
射活性を NaIシンチレーションカウンターで測定した。
麻酔をかけていない雄のSprague Dawleyラットの尾の静
脈に投与することにより得られた。次いで解剖する前に
排出したすべての尿を集めるためこのラットを吸収紙を
ひいたケージに入れた。一定時間後、頸脱臼によりラッ
トを殺し、種々の組織を切開した。サンプルを生理食塩
水で洗い、吸収紙上で乾燥し、計量した。サンプルの放
射活性を NaIシンチレーションカウンターで測定した。
【0035】本発明を以下の実施例によりさらに明確に
するが、これは本発明の単なる例である。
するが、これは本発明の単なる例である。
【0036】出発材料例A :DOTMP の調製 温度計、還流冷却器、及び加熱マントルを取り付けた 1
00mlの三口丸底フラスコに3.48g(20.2ミリモル)の
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン及び14mlの
水を加えた。この溶液を 17.2mlの濃HCl 及び7.2gの
H3PO3(87.8ミリモル)で処理し、 105℃に加熱した。
還流懸濁液を激しく攪拌し、1時間かけて13g(160.2
ミリモル)のホルムアルデヒド(37wt%水中)で処理し
た。最後にさらに2時間加熱還流し、その後加熱を止
め、反応溶液を冷却し、室温に 62.5時間放置した。次
いで反応溶液を真空中40℃で粘稠な褐色半固体まで濃縮
した。水30mlを固体に加え、すると溶解し始めたが次い
で固化し始めた。懸濁液全体を攪しく攪拌しながら 400
mlのアセトンに注いだ。得られるオフホワイトの沈殿を
真空濾過し、一晩乾燥し 10.69g(収率97%)の粗DOTM
P を得た。 700μlの農水酸化アンモニウム(10.0ミリ
モル)を 100μlづつ加え2〜3のpHの溶液を与えるこ
とにより粗DOTMP のサンプル2.0g(3.65ミリモル)を
2mlの水に溶解した。この溶液を1度に4.5mlの3N HC
l(13. 5ミリモル)に加え、よく混合し、静置させた。
1時間以内に小さな四角形の結晶が液体面の下のガラス
の両サイドに形成し始めた。さらに 111時間結晶成長を
続けさせ、その後結晶を容器の壁からゆっくりくみ出
し、濾過し、3mlの水で4回洗浄し、一定の重量まで風
乾し、1.19g(収率60%)の白色結晶固体DOTMP を得
た。
00mlの三口丸底フラスコに3.48g(20.2ミリモル)の
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン及び14mlの
水を加えた。この溶液を 17.2mlの濃HCl 及び7.2gの
H3PO3(87.8ミリモル)で処理し、 105℃に加熱した。
還流懸濁液を激しく攪拌し、1時間かけて13g(160.2
ミリモル)のホルムアルデヒド(37wt%水中)で処理し
た。最後にさらに2時間加熱還流し、その後加熱を止
め、反応溶液を冷却し、室温に 62.5時間放置した。次
いで反応溶液を真空中40℃で粘稠な褐色半固体まで濃縮
した。水30mlを固体に加え、すると溶解し始めたが次い
で固化し始めた。懸濁液全体を攪しく攪拌しながら 400
mlのアセトンに注いだ。得られるオフホワイトの沈殿を
真空濾過し、一晩乾燥し 10.69g(収率97%)の粗DOTM
P を得た。 700μlの農水酸化アンモニウム(10.0ミリ
モル)を 100μlづつ加え2〜3のpHの溶液を与えるこ
とにより粗DOTMP のサンプル2.0g(3.65ミリモル)を
2mlの水に溶解した。この溶液を1度に4.5mlの3N HC
l(13. 5ミリモル)に加え、よく混合し、静置させた。
1時間以内に小さな四角形の結晶が液体面の下のガラス
の両サイドに形成し始めた。さらに 111時間結晶成長を
続けさせ、その後結晶を容器の壁からゆっくりくみ出
し、濾過し、3mlの水で4回洗浄し、一定の重量まで風
乾し、1.19g(収率60%)の白色結晶固体DOTMP を得
た。
【0037】例B:DOTMP の調製 250mlの三口、丸底フラスコに6.96g(0.04モル)の
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンを入れた。
このフラスコに 14.5g(0.177モル)のリン酸、30mlの
脱イオン水及び28mlの濃塩酸(0.336モル)を加えた。
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンを入れた。
このフラスコに 14.5g(0.177モル)のリン酸、30mlの
脱イオン水及び28mlの濃塩酸(0.336モル)を加えた。
【0038】このフラスコを還流冷却器に接続し、熱コ
ントローラーを備えた温度計を取り付けた。 26.0g
(0.32モル)の37%ホルムアルデヒド水溶液の別の溶液
を 100mlの添加漏斗に加え、フラスコに接続した。激し
く攪拌しながらこのフラスコを還流温度(約 105℃) に
上げた。ホルムアルデヒド溶液を30〜40分かけて加え
た。この溶液をさらに3時間加熱及び攪拌し、次いでゆ
っくり周囲温度に冷却した。
ントローラーを備えた温度計を取り付けた。 26.0g
(0.32モル)の37%ホルムアルデヒド水溶液の別の溶液
を 100mlの添加漏斗に加え、フラスコに接続した。激し
く攪拌しながらこのフラスコを還流温度(約 105℃) に
上げた。ホルムアルデヒド溶液を30〜40分かけて加え
た。この溶液をさらに3時間加熱及び攪拌し、次いでゆ
っくり周囲温度に冷却した。
【0039】反応溶液を 500mlの丸底フラスコに移し、
ロータリーエバポレーターに接続した。この溶液は粘稠
な、琥白色の半固体になった(注−温度は40℃を超えて
はならない)。この半固体を約 300mlのHPLCグレードア
セトンで処理し、明るい褐色の粘稠な油を得た。この油
を22mlの水に溶解し、激しく攪拌しながら1リットルの
アセトンにゆっくり加えた。アセトンをデカントし、明
るい色の油を真空下乾燥し、 16.6g(収率76%)の粗
DOTMP を得た。この粗DOTMP13.1gに種結晶と共に 39.
3gの脱イオン水を加え、この溶液を一晩放置した。得
られる沈殿を真空濾過し、冷水で洗い、真空下乾燥し、
4.75gのDOTMP(収率36%)を得た。
ロータリーエバポレーターに接続した。この溶液は粘稠
な、琥白色の半固体になった(注−温度は40℃を超えて
はならない)。この半固体を約 300mlのHPLCグレードア
セトンで処理し、明るい褐色の粘稠な油を得た。この油
を22mlの水に溶解し、激しく攪拌しながら1リットルの
アセトンにゆっくり加えた。アセトンをデカントし、明
るい色の油を真空下乾燥し、 16.6g(収率76%)の粗
DOTMP を得た。この粗DOTMP13.1gに種結晶と共に 39.
3gの脱イオン水を加え、この溶液を一晩放置した。得
られる沈殿を真空濾過し、冷水で洗い、真空下乾燥し、
4.75gのDOTMP(収率36%)を得た。
【0040】濃水酸化アンモニウム2.2ml(31.5ミリモ
ル)の添加により上記DOTMP 3.0g(5.47ミリモル)を
3mlの水に溶解することによってさらに精製を行なっ
た。この溶液を2.4ml(28.8ミリモル)の濃HCl の添加
により酸性にした。この際白色固体が沈殿した。この沈
殿を真空濾過し、乾燥し、31P減結合NMRスペクトル
において 11.5ppm でのシングレット(85% H3PO4に対
し)を特徴とする精製したDOTMP を2.42g(収率81%)
得た。
ル)の添加により上記DOTMP 3.0g(5.47ミリモル)を
3mlの水に溶解することによってさらに精製を行なっ
た。この溶液を2.4ml(28.8ミリモル)の濃HCl の添加
により酸性にした。この際白色固体が沈殿した。この沈
殿を真空濾過し、乾燥し、31P減結合NMRスペクトル
において 11.5ppm でのシングレット(85% H3PO4に対
し)を特徴とする精製したDOTMP を2.42g(収率81%)
得た。
【0041】例C:DOTMP の調製 50mlの三口、丸底フラスコに2.0g(11.6ミリモル)の
1,4,7,10−テトラアザドデカンを入れた。5.56g
の濃HCl 及び3.85gのリン酸の添加によりアミンを可溶
にした。このフラスコに温度計及び還流冷却器を取り付
け、ヒーター/攪拌器上にのせた。一定に攪拌しなが
ら、この溶液を還流温度にした。Sage(商標)シリンジ
ポンプに4.33gの37%(vol/vol)ホルムアルデヒド溶液
を入れた。この溶液を0.1ml/分の速度で反応フラスコ
にゆっくり入れた。この温度で6時間加熱した。次いで
反応溶液を冷却し、中程度のガラスフィルター漏斗を通
し濾過し、ロータリーエバポレーターにより乾燥した。
固体を脱イオン水で2回洗浄し、次いで蒸発させ粘稠
な、琥珀色の半固体を得た。この生成物をメタノール中
で粉砕し、濾過し1.6gの黄褐色の固体を得た。メタノ
ール層を乾燥し(暗琥珀色の粘稠な液体)、真空オーブ
ン内で一晩乾燥した。生成物の総重量は6.17gであっ
た。
1,4,7,10−テトラアザドデカンを入れた。5.56g
の濃HCl 及び3.85gのリン酸の添加によりアミンを可溶
にした。このフラスコに温度計及び還流冷却器を取り付
け、ヒーター/攪拌器上にのせた。一定に攪拌しなが
ら、この溶液を還流温度にした。Sage(商標)シリンジ
ポンプに4.33gの37%(vol/vol)ホルムアルデヒド溶液
を入れた。この溶液を0.1ml/分の速度で反応フラスコ
にゆっくり入れた。この温度で6時間加熱した。次いで
反応溶液を冷却し、中程度のガラスフィルター漏斗を通
し濾過し、ロータリーエバポレーターにより乾燥した。
固体を脱イオン水で2回洗浄し、次いで蒸発させ粘稠
な、琥珀色の半固体を得た。この生成物をメタノール中
で粉砕し、濾過し1.6gの黄褐色の固体を得た。メタノ
ール層を乾燥し(暗琥珀色の粘稠な液体)、真空オーブ
ン内で一晩乾燥した。生成物の総重量は6.17gであっ
た。
【0042】2つの上記面分を 100mlの丸底フラスコに
入れ、ホスホノメチル化工程を再び一晩行った。溶液を
冷却し、前記のように仕上げた。生成物の総量は4.3g
であった。生成物の31P NMR はDOTMP のものと一致し
た。
入れ、ホスホノメチル化工程を再び一晩行った。溶液を
冷却し、前記のように仕上げた。生成物の総量は4.3g
であった。生成物の31P NMR はDOTMP のものと一致し
た。
【0043】最終生成物例1 :Gd−DOTMP の調製 フラスコの風袋を計量し、例Cの方法により製造した20
0mg(0.36ミリモル)のDOTMP 、及び3.0mlの脱イオン水
を入れた。固体がすべて溶解するまで濃NH4OHをμl単
位でフラスコに加えた。次いで溶液を攪拌しながら80℃
に加熱した。この溶液に攪拌しながらガドリニウム・ト
リアセテートの0.2M溶液を1.5ml(0.300ミリモル)1
滴ずつ加えた。得られる溶液を80℃に10分間保った。こ
の溶液を冷却し、pHを0.5mlの6N HCl を用いて7.0に
調節した。錯体 100μlに1.0mlのD2O 及び3.9mlの脱
イオン水を加え 680μMolar の最終錯体濃度を与えた。
この溶液は20%のD2O (vol/vol)を含んでいる。
0mg(0.36ミリモル)のDOTMP 、及び3.0mlの脱イオン水
を入れた。固体がすべて溶解するまで濃NH4OHをμl単
位でフラスコに加えた。次いで溶液を攪拌しながら80℃
に加熱した。この溶液に攪拌しながらガドリニウム・ト
リアセテートの0.2M溶液を1.5ml(0.300ミリモル)1
滴ずつ加えた。得られる溶液を80℃に10分間保った。こ
の溶液を冷却し、pHを0.5mlの6N HCl を用いて7.0に
調節した。錯体 100μlに1.0mlのD2O 及び3.9mlの脱
イオン水を加え 680μMolar の最終錯体濃度を与えた。
この溶液は20%のD2O (vol/vol)を含んでいる。
【0044】例2:T1 緩和時間の測定 例1からの錯体に20分間乾燥窒素ガスを吹込むことによ
り酸素を除去した。次いでこのサンプルを5mmNMRチ
ューブに入れ、水プロトン緩和時間を測定するため 270
MHz スペクトロメーター内に入れた。
り酸素を除去した。次いでこのサンプルを5mmNMRチ
ューブに入れ、水プロトン緩和時間を測定するため 270
MHz スペクトロメーター内に入れた。
【0045】緩和時間の測定に用いられるNMR実験
は、スピン−格子(T1 )緩和時間を測定するための標
準反転回復法であった。この方法において、水プロトン
NMR共鳴の強さはスピン系が平衡に向って緩和する間
の高周波パルスの間の可変減衰時間の関数として測定さ
れる。減衰時間に対するピーク強さからなる最終データ
をプロットし、指数関数に適合させた。適合させた指数
関数の時間定数より回復するためのスピン磁化に特徴的
な時間(T1 )が得られる。例1の錯体に対するT1 の
値は244mS であった。この錯体を用いて実験を繰り返し
た場合、Gd−DTPAに対し422mS 、Gd−DOTAに対し540mS
の値に対しこの値は好ましい。Gd−DTPA及びGd−DOTAは
公知の市販MRI剤である。
は、スピン−格子(T1 )緩和時間を測定するための標
準反転回復法であった。この方法において、水プロトン
NMR共鳴の強さはスピン系が平衡に向って緩和する間
の高周波パルスの間の可変減衰時間の関数として測定さ
れる。減衰時間に対するピーク強さからなる最終データ
をプロットし、指数関数に適合させた。適合させた指数
関数の時間定数より回復するためのスピン磁化に特徴的
な時間(T1 )が得られる。例1の錯体に対するT1 の
値は244mS であった。この錯体を用いて実験を繰り返し
た場合、Gd−DTPAに対し422mS 、Gd−DOTAに対し540mS
の値に対しこの値は好ましい。Gd−DTPA及びGd−DOTAは
公知の市販MRI剤である。
【0046】例3: 159Gd−DOTMP の生物分布 例Bの方法により製造したDOTMP のサンプル1.45mgをバ
イアルに入れ、 760μlの水及び5μlの50%(wt/w
t) のNaOHに溶解した。トレーサー量の 159Gdを含むGd
溶液(0.1N HCl 中0.3mM Gd)1000mlを別のバイアルに
入れ、15μlのDOTMP 溶液を加えた。この溶液のpHをNa
OHを用いて7〜8に調節した。錯体としてのGdの量はカ
チオン交換クロマトグラフィーにより>99%と決定され
た。この配合物は1.5の金属に対するリガンドのモル比
を有している。
イアルに入れ、 760μlの水及び5μlの50%(wt/w
t) のNaOHに溶解した。トレーサー量の 159Gdを含むGd
溶液(0.1N HCl 中0.3mM Gd)1000mlを別のバイアルに
入れ、15μlのDOTMP 溶液を加えた。この溶液のpHをNa
OHを用いて7〜8に調節した。錯体としてのGdの量はカ
チオン交換クロマトグラフィーにより>99%と決定され
た。この配合物は1.5の金属に対するリガンドのモル比
を有している。
【0047】Sprague Dawleyラットに上記配合物を投与
し、生物分布を調べた。ラットを5日間順応させ、次い
で尾静脈より上記Gd溶液を 100μl投与した。投与の
際、ラットの体重は 150〜 200gであった。2時間後、
頸脱臼によりラットを殺した。組織を取り出し、計量
し、各組織の放射活性の量をマルチチャンネルアナライ
ザーに接続した NaIシンチレーションカウンター内でカ
ウントすることにより測定した。各組織のカウントを 1
00μl標準のカウントと比較し、各組織中の投与された
量の割合を測定した。各組織の投与した量の割合を表1
に示す。金属(Gd)に対するリガンド(DOTMP) のモル比
は1.5である。
し、生物分布を調べた。ラットを5日間順応させ、次い
で尾静脈より上記Gd溶液を 100μl投与した。投与の
際、ラットの体重は 150〜 200gであった。2時間後、
頸脱臼によりラットを殺した。組織を取り出し、計量
し、各組織の放射活性の量をマルチチャンネルアナライ
ザーに接続した NaIシンチレーションカウンター内でカ
ウントすることにより測定した。各組織のカウントを 1
00μl標準のカウントと比較し、各組織中の投与された
量の割合を測定した。各組織の投与した量の割合を表1
に示す。金属(Gd)に対するリガンド(DOTMP) のモル比
は1.5である。
【表1】
【0048】例4:Gd−DOTMP 錯体の調製 例Bの方法により製造した DOTMPのサンプル 54.3mg(8
6.3μMol)を、濃 NH4OH 0.049ml加えることにより4ml
の水に溶解した。これはpH=6.33の 0.021MのDOTMP の
溶液を与えた。このリガンド溶液3ml(64μMol)を82℃
に加熱し、0.2Mガドリニウムトリアセテート溶液 291
μl(58μMol)で処理した。ガドリニウムの添加は少量
(20〜50μl)づつ20分かけて行った。この添加の間濃
NH4OH を5μlづつ加えることによりpHを6.0以上に保
った。ガドリニウムトリアセテート溶液をすべて添加し
た後、20μl以上のNH4OH の添加によりpHを6.56〜7.53
に調節した。この錯体の溶液を室温に冷却し、その際pH
は8.11であった。この溶液のアニオン交換HPLC分析は、
溶液中12%(UV積分による)リガンド及び88%(UV
積分による)Gd−DOTMP 錯体の存在を示した。この結果
は理論上存在すべき10%リガンド及び90%錯体に一致す
る。
6.3μMol)を、濃 NH4OH 0.049ml加えることにより4ml
の水に溶解した。これはpH=6.33の 0.021MのDOTMP の
溶液を与えた。このリガンド溶液3ml(64μMol)を82℃
に加熱し、0.2Mガドリニウムトリアセテート溶液 291
μl(58μMol)で処理した。ガドリニウムの添加は少量
(20〜50μl)づつ20分かけて行った。この添加の間濃
NH4OH を5μlづつ加えることによりpHを6.0以上に保
った。ガドリニウムトリアセテート溶液をすべて添加し
た後、20μl以上のNH4OH の添加によりpHを6.56〜7.53
に調節した。この錯体の溶液を室温に冷却し、その際pH
は8.11であった。この溶液のアニオン交換HPLC分析は、
溶液中12%(UV積分による)リガンド及び88%(UV
積分による)Gd−DOTMP 錯体の存在を示した。この結果
は理論上存在すべき10%リガンド及び90%錯体に一致す
る。
【0049】例5:ラット中のGd−DOTMP 錯体の生物分
布 150gのSprague Dawleyラットに例4で製造したGd−DOT
MP を 100μlづつ4日間投与した。このラットを殺
し、その大腿骨の1本を取り出し、計量し 0.690gであ
った。この骨を5mlの濃HCl に溶解し、誘導プラズマ分
光器でGdについて分析した。大腿骨にみられるGdの量は
16.76μgであり、これはラット骨全体において 419μ
gに相当する(大腿骨を骨全体の1/25とする)。これ
は投与量の25.5%が骨に達していることになる。この
結果は、投与量の約25〜30%が骨に集った放射活性トレ
ーサー 153Sm についての同様の実験と一致する。従っ
て、Sm−DOTMP 及びGd−DOTMP の生体内の挙動はとても
類似している。
布 150gのSprague Dawleyラットに例4で製造したGd−DOT
MP を 100μlづつ4日間投与した。このラットを殺
し、その大腿骨の1本を取り出し、計量し 0.690gであ
った。この骨を5mlの濃HCl に溶解し、誘導プラズマ分
光器でGdについて分析した。大腿骨にみられるGdの量は
16.76μgであり、これはラット骨全体において 419μ
gに相当する(大腿骨を骨全体の1/25とする)。これ
は投与量の25.5%が骨に達していることになる。この
結果は、投与量の約25〜30%が骨に集った放射活性トレ
ーサー 153Sm についての同様の実験と一致する。従っ
て、Sm−DOTMP 及びGd−DOTMP の生体内の挙動はとても
類似している。
【0050】本発明の他の実施態様は、本明細書より当
業者に明らかであろう。この明細書及び実施例の記載は
単なる例示であって、本発明の真の範囲は請求の範囲に
より示される。
業者に明らかであろう。この明細書及び実施例の記載は
単なる例示であって、本発明の真の範囲は請求の範囲に
より示される。
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 〔上式内、置換基A,B,C及びDは独立に水素、1〜
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
【化2】 (式中、X及びYは独立に水素、ヒドロキシ、カルボキ
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む石灰性サイト探索組
成物を動物に投与することを含む、動物の磁気共鳴イメ
ージングにおける診断使用方法。
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む石灰性サイト探索組
成物を動物に投与することを含む、動物の磁気共鳴イメ
ージングにおける診断使用方法。
【化3】 〔上式中、置換基A,B,C及びDは独立に水素、1〜
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式
【化4】 (式中、X及びYは独立に水素、ヒドロキシ、カルボキ
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む組成物。
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ アール.ガーリッチ アメリカ合衆国,テキサス 77566,レイ ク ジャクソン,サウザン オークス ド ライブ 301
Claims (11)
- 【請求項1】 (1)下式 【化1】 〔上式中、置換基A,B,C及びDは独立に水素、1〜
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式 【化2】 (式中、X及びYは独立に水素、ヒドロキシ、カルボキ
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む石灰性サイト探索組
成物を動物に投与することを含む、動物の磁気共鳴イメ
ージングにおける診断使用方法。 - 【請求項2】 大環状アミノホスホン酸が1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テト
ラメチレンホスホン酸である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 常磁性核種がGd +3,Fe +3,Mn +2又
はMn +3である、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 常磁性核種がGd +3である、請求項3記
載の方法。 - 【請求項5】 錯体が薬学上許容されるキャリヤー、賦
形剤又はビヒクルを有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 高度の運動不活性を示す、請求項1,
2,3又は4記載の方法。 - 【請求項7】 錯体がGd +3を有する1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラメ
チレンホスホン酸を含む、請求項5記載の方法。 - 【請求項8】 動物の磁気共鳴イメージングにおける石
灰性サイト探索診断剤として用いるための、(1)下
式、 【化3】 〔上式中、置換基A,B,C及びDは独立に水素、1〜
8個の炭素原子を有する炭化水素基、又は下式 【化4】 (式中、X及びYは独立に水素、ヒドロキシ、カルボキ
シ、ホスホン、又は1〜8個の炭素原子を有する炭化水
素基であり、nは1〜3であり、ただしnが1より大き
い場合各X及びYは同じであるか又は他の炭素原子を有
する異なるものであってよく、X′及びY′は独立に水
素、メチルもしくはエチル基であり、n′は2もしくは
3である)の成分及び酸基の生理学的に許容される塩で
あり、ただし前記窒素原子の少なくとも2個はリン含有
基である〕の大環状アミノホスホン酸;及び(2)少な
くとも1種の常磁性核種を有し、(2)に対する(1)
のモル比が1:1である錯体を含む組成物。 - 【請求項9】 大環状アミノホスホン酸が1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テト
ラメチレンホスホン酸である、動物の磁気共鳴イメージ
ングにおける石灰性サイト探索診断剤として用いるため
の請求項8記載の組成物。 - 【請求項10】 常磁性核種がGd +3,Fe +3,Mn +2又
はMn +3である、請求項8又は9記載の組成物。 - 【請求項11】 薬学上許容されるキャリヤー、賦形剤又
はビヒクルが存在する、請求項10記載の組成物。
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