JPH06336192A - 液化ガス運搬船におけるボイルオフガスの燃焼制御装置 - Google Patents
液化ガス運搬船におけるボイルオフガスの燃焼制御装置Info
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- JPH06336192A JPH06336192A JP12757693A JP12757693A JPH06336192A JP H06336192 A JPH06336192 A JP H06336192A JP 12757693 A JP12757693 A JP 12757693A JP 12757693 A JP12757693 A JP 12757693A JP H06336192 A JPH06336192 A JP H06336192A
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Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液化ガス運搬船においてボイルオフガスを主
機関の燃料として利用する際に採用して好適な燃焼制御
装置を提供する。 【構成】 主機関2の負荷に応じて主機関へのボイルオ
フガスの供給量をボイルオフガス供給量制御手段4によ
り調節する。ボイルオフガス量が不足する場合に貯蔵タ
ンク1内の液化ガスを強制的に気化させるためのベーパ
ライザ7と、そのベーパライザへの液化ガスの供給量を
調節するための流量調整弁9を備える。また、貯蔵タン
ク内のガス圧を検出するとともにその結果に基づいて流
量調整弁を制御してベーパライザでの気化量を調節する
ためのガス圧制御器10と備える。
機関の燃料として利用する際に採用して好適な燃焼制御
装置を提供する。 【構成】 主機関2の負荷に応じて主機関へのボイルオ
フガスの供給量をボイルオフガス供給量制御手段4によ
り調節する。ボイルオフガス量が不足する場合に貯蔵タ
ンク1内の液化ガスを強制的に気化させるためのベーパ
ライザ7と、そのベーパライザへの液化ガスの供給量を
調節するための流量調整弁9を備える。また、貯蔵タン
ク内のガス圧を検出するとともにその結果に基づいて流
量調整弁を制御してベーパライザでの気化量を調節する
ためのガス圧制御器10と備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNG船等の液化ガス
運搬船に適用するボイルオフガスの燃焼制御装置に関す
る。
運搬船に適用するボイルオフガスの燃焼制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス(LNG)を運搬するため
のLNG船においては、積荷であるLNGが航海中に僅
かづつではあるが気化(ボイルオフ)してしまうことが
避けられないものである。そして、一度気化してしまっ
たボイルオフガスを再び液化することは困難であること
から、それを無駄にすることなくこのLNG船の動力用
燃料として利用することが検討されている。
のLNG船においては、積荷であるLNGが航海中に僅
かづつではあるが気化(ボイルオフ)してしまうことが
避けられないものである。そして、一度気化してしまっ
たボイルオフガスを再び液化することは困難であること
から、それを無駄にすることなくこのLNG船の動力用
燃料として利用することが検討されている。
【0003】すなわち、LNG船の主機関がたとえば重
油焚きのボイラとそれにより駆動されるガスタービンに
より構成される場合には、ボイラを本来の燃料である重
油とボイルオフガスである天然ガスとの混焼が可能なも
のとしておいて、ボイルオフガスが生じたらそれをボイ
ラに導いて燃料の一部として燃焼させるのであり、その
ようにすることにより本来の燃料である重油を節約し得
てボイルオフガスを有効利用できるのである。
油焚きのボイラとそれにより駆動されるガスタービンに
より構成される場合には、ボイラを本来の燃料である重
油とボイルオフガスである天然ガスとの混焼が可能なも
のとしておいて、ボイルオフガスが生じたらそれをボイ
ラに導いて燃料の一部として燃焼させるのであり、その
ようにすることにより本来の燃料である重油を節約し得
てボイルオフガスを有効利用できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にボイルオフガスを主機関の燃料として利用しようとす
る場合、発生したボイルオフガスを単にボイラに導いて
そのまま燃焼させてしまうことではボイラ出力を負荷に
対応させて制御するようなことができないし、また、L
NG貯蔵タンク内のガス圧が許容限度を越えて低下して
しまうという不具合が生じる懸念もある。したがって、
ボイルオフガスを燃料として有効利用するに当たって
は、ボイルオフガス使用時におけるボイラの出力制御を
行い得るとともに貯蔵タンク内のガス圧に悪影響を及ぼ
すことのない有効な燃焼制御システムが不可欠である。
にボイルオフガスを主機関の燃料として利用しようとす
る場合、発生したボイルオフガスを単にボイラに導いて
そのまま燃焼させてしまうことではボイラ出力を負荷に
対応させて制御するようなことができないし、また、L
NG貯蔵タンク内のガス圧が許容限度を越えて低下して
しまうという不具合が生じる懸念もある。したがって、
ボイルオフガスを燃料として有効利用するに当たって
は、ボイルオフガス使用時におけるボイラの出力制御を
行い得るとともに貯蔵タンク内のガス圧に悪影響を及ぼ
すことのない有効な燃焼制御システムが不可欠である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、液化ガス運搬船においてボイルオフガスを主機関の
燃料として利用する際に採用して好適な燃焼制御装置を
提供することを目的としている。
で、液化ガス運搬船においてボイルオフガスを主機関の
燃料として利用する際に採用して好適な燃焼制御装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化ガス運搬
船における液化ガスの貯蔵タンクにおいて発生するボイ
ルオフガスを、この運搬船の動力用燃料として利用する
べく主機関に導いてそこで燃焼させるに際して適用され
るボイルオフガスの燃焼制御装置であって、主機関の負
荷に応じて主機関へのボイルオフガスの供給量を調節す
るためのボイルオフガス供給量制御手段と、貯蔵タンク
内の液化ガスを強制的に気化させるためのベーパライザ
と、そのベーパライザへの液化ガスの供給量を調節する
ための流量調整弁と、貯蔵タンク内のガス圧を検出する
とともにその結果に基づいてガス圧を維持するべく上記
流量調整弁を制御して上記ベーパライザでの気化量を調
節するためのガス圧制御器とを具備したことを特徴とす
るものである。
船における液化ガスの貯蔵タンクにおいて発生するボイ
ルオフガスを、この運搬船の動力用燃料として利用する
べく主機関に導いてそこで燃焼させるに際して適用され
るボイルオフガスの燃焼制御装置であって、主機関の負
荷に応じて主機関へのボイルオフガスの供給量を調節す
るためのボイルオフガス供給量制御手段と、貯蔵タンク
内の液化ガスを強制的に気化させるためのベーパライザ
と、そのベーパライザへの液化ガスの供給量を調節する
ための流量調整弁と、貯蔵タンク内のガス圧を検出する
とともにその結果に基づいてガス圧を維持するべく上記
流量調整弁を制御して上記ベーパライザでの気化量を調
節するためのガス圧制御器とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明の制御装置は、主機関に供給するボイル
オフガス量をその主機関の負荷に対応させて調節すると
ともに、貯蔵タンクで自然発生するボイルオフガス量が
主機関の負荷に対して不足する場合には、貯蔵タンク内
のガス圧を低下させてしまうことのないように液化ガス
を強制的に気化させて用いるものであり、各構成要素は
それぞれ次のように作用する。すなわち、ボイルオフガ
ス供給量制御手段は、ボイルオフガスを主機関に供給し
て燃焼させる際にその供給量を負荷に対応させて調節し
て最適出力を得る。ベーパライザは、ボイルオフガスの
自然発生量が主機関への供給量に対して不足する場合
に、貯蔵タンク内の液化ガスの一部を強制気化させて主
機関に供給する。流量調整弁は、ベーパライザでの気化
量を調節するべくベーパライザへ供給する液化ガス量を
調節する。ガス圧制御器は、貯蔵タンク内のガス圧が許
容限度を越えて低下することを防止するべく、ガス圧を
検出するとともに流量調整弁の開度を調節してベーパラ
イザでの強制気化量を調節する。
オフガス量をその主機関の負荷に対応させて調節すると
ともに、貯蔵タンクで自然発生するボイルオフガス量が
主機関の負荷に対して不足する場合には、貯蔵タンク内
のガス圧を低下させてしまうことのないように液化ガス
を強制的に気化させて用いるものであり、各構成要素は
それぞれ次のように作用する。すなわち、ボイルオフガ
ス供給量制御手段は、ボイルオフガスを主機関に供給し
て燃焼させる際にその供給量を負荷に対応させて調節し
て最適出力を得る。ベーパライザは、ボイルオフガスの
自然発生量が主機関への供給量に対して不足する場合
に、貯蔵タンク内の液化ガスの一部を強制気化させて主
機関に供給する。流量調整弁は、ベーパライザでの気化
量を調節するべくベーパライザへ供給する液化ガス量を
調節する。ガス圧制御器は、貯蔵タンク内のガス圧が許
容限度を越えて低下することを防止するべく、ガス圧を
検出するとともに流量調整弁の開度を調節してベーパラ
イザでの強制気化量を調節する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。図1は本発明に係るボイルオフガスの燃焼制御装
置の系統図であって、符号1はLNGの貯蔵タンク、2
はこのLNG船の主機関を構成しているガスタービン
(図示せず)駆動用のボイラである。このボイラ2は本
来の燃料である重油と、貯蔵タンク1から発生するボイ
ルオフガスとの混焼が可能なものであって、貯蔵タンク
1からベーパライン3を通してボイルオフガスが供給さ
れるようになっている。そして、このボイラ2には、ボ
イルオフガスを燃焼させる際にそのボイルオフガスのボ
イラ2への供給量をボイラ負荷に応じて調節するための
ボイルオフガス供給量制御手段4が備えられている。そ
の制御手段4は、出力可変のガス圧縮機5と、その作動
を制御するための制御器6から構成され、ボイラ負荷に
対応して制御器6から制御信号がガス圧縮機5に対して
出力されて常に最適な量のボイルオフガスがガス圧縮器
5からボイラ2に供給されるようになっている。
する。図1は本発明に係るボイルオフガスの燃焼制御装
置の系統図であって、符号1はLNGの貯蔵タンク、2
はこのLNG船の主機関を構成しているガスタービン
(図示せず)駆動用のボイラである。このボイラ2は本
来の燃料である重油と、貯蔵タンク1から発生するボイ
ルオフガスとの混焼が可能なものであって、貯蔵タンク
1からベーパライン3を通してボイルオフガスが供給さ
れるようになっている。そして、このボイラ2には、ボ
イルオフガスを燃焼させる際にそのボイルオフガスのボ
イラ2への供給量をボイラ負荷に応じて調節するための
ボイルオフガス供給量制御手段4が備えられている。そ
の制御手段4は、出力可変のガス圧縮機5と、その作動
を制御するための制御器6から構成され、ボイラ負荷に
対応して制御器6から制御信号がガス圧縮機5に対して
出力されて常に最適な量のボイルオフガスがガス圧縮器
5からボイラ2に供給されるようになっている。
【0009】一方、貯蔵タンク1にはベーパライザ7が
備えられており、貯蔵タンク1内のLNGをポンプ8に
より汲み出してこのベーパライザ7に導くことによって
強制的に気化させ、強制気化させたボイルオフガスを上
記ベーパライン3を通してボイラ2に供給し得るように
されている。また、ベーパライザ7の入側にはこのベー
パライザ7へのLNGの供給量を調節するための流量調
整弁9が設置され、その流量調整弁9の開度は、ベーパ
ライン3に設置されているガス圧制御器10により調節
されるようになっている。そのガス圧制御器10は、ベ
ーパライン3中のガス圧を検出することでそのベーパラ
イン3に通じている貯蔵タンク1内のガス圧を検出する
とともに、それが予め設定されている許容限度を越えて
低下することを防止するように上記の流量調整弁9の開
度を調節してベーパライザ7へのLNGの供給量を調節
するためのものである。
備えられており、貯蔵タンク1内のLNGをポンプ8に
より汲み出してこのベーパライザ7に導くことによって
強制的に気化させ、強制気化させたボイルオフガスを上
記ベーパライン3を通してボイラ2に供給し得るように
されている。また、ベーパライザ7の入側にはこのベー
パライザ7へのLNGの供給量を調節するための流量調
整弁9が設置され、その流量調整弁9の開度は、ベーパ
ライン3に設置されているガス圧制御器10により調節
されるようになっている。そのガス圧制御器10は、ベ
ーパライン3中のガス圧を検出することでそのベーパラ
イン3に通じている貯蔵タンク1内のガス圧を検出する
とともに、それが予め設定されている許容限度を越えて
低下することを防止するように上記の流量調整弁9の開
度を調節してベーパライザ7へのLNGの供給量を調節
するためのものである。
【0010】上記構成の燃焼制御装置にあっては、通常
時は本来の燃料である重油をボイラ2で燃焼させてガス
タービンを駆動するのであるが、必要に応じて貯蔵タン
ク1で自然発生したボイルオフガスを有効利用するべく
それをベーパライン3を通してボイラ2に供給して燃焼
させる。その際、ボイラ負荷に応じて制御器6によりガ
ス圧縮機5の作動が自動制御されてボイラ2へのボイル
オフガスの供給量が最適となるように調節される。この
場合において、貯蔵タンク1内でのボイルオフガスの自
然発生量がボイラ2への供給量より大きい場合には流量
調整弁9は閉じられており、貯蔵タンク1内において自
然発生したボイルオフガスのみがボイラ2に供給され
る。このような状況においては貯蔵タンク1内のガス圧
は大きく低下してしまうようなことはない。
時は本来の燃料である重油をボイラ2で燃焼させてガス
タービンを駆動するのであるが、必要に応じて貯蔵タン
ク1で自然発生したボイルオフガスを有効利用するべく
それをベーパライン3を通してボイラ2に供給して燃焼
させる。その際、ボイラ負荷に応じて制御器6によりガ
ス圧縮機5の作動が自動制御されてボイラ2へのボイル
オフガスの供給量が最適となるように調節される。この
場合において、貯蔵タンク1内でのボイルオフガスの自
然発生量がボイラ2への供給量より大きい場合には流量
調整弁9は閉じられており、貯蔵タンク1内において自
然発生したボイルオフガスのみがボイラ2に供給され
る。このような状況においては貯蔵タンク1内のガス圧
は大きく低下してしまうようなことはない。
【0011】ところが、上記のようにしてボイルオフガ
スを燃焼させている場合において、ボイラ負荷が著しく
増大したり、あるいは貯蔵タンク1内におけるボイルオ
フガスの自然発生量が減少して、ボイルオフガスの自然
発生量がボイラ2への供給量に比して小さくなったよう
なときには、貯蔵タンク1内のガス圧は漸次低下してい
き、そのままでは許容限度を越えて低下してしまってつ
いには負圧となってしまう懸念がある。そのようなとき
には、ガス圧制御器10によってガス圧の低下が検出さ
れ、それに基づき流量調整弁9が開かれるとともにその
開度がガス圧に応じて設定され、これによってポンプ8
により所定量のLNGがベーパライザ7に供給され、ベ
ーパライザ7において強制的に気化されたボイルオフガ
スがボイラ2に供給される。これによって、ボイラ2へ
のボイルオフガスの供給量が維持されたままで貯蔵タン
ク1内のガス圧がそれ以上低下してしまうことが回避さ
れ、貯蔵タンク1内のガス圧は許容限度内に維持され
る。
スを燃焼させている場合において、ボイラ負荷が著しく
増大したり、あるいは貯蔵タンク1内におけるボイルオ
フガスの自然発生量が減少して、ボイルオフガスの自然
発生量がボイラ2への供給量に比して小さくなったよう
なときには、貯蔵タンク1内のガス圧は漸次低下してい
き、そのままでは許容限度を越えて低下してしまってつ
いには負圧となってしまう懸念がある。そのようなとき
には、ガス圧制御器10によってガス圧の低下が検出さ
れ、それに基づき流量調整弁9が開かれるとともにその
開度がガス圧に応じて設定され、これによってポンプ8
により所定量のLNGがベーパライザ7に供給され、ベ
ーパライザ7において強制的に気化されたボイルオフガ
スがボイラ2に供給される。これによって、ボイラ2へ
のボイルオフガスの供給量が維持されたままで貯蔵タン
ク1内のガス圧がそれ以上低下してしまうことが回避さ
れ、貯蔵タンク1内のガス圧は許容限度内に維持され
る。
【0012】以上のように、上記の燃焼制御装置を採用
することにより、ボイルオフガスを燃焼させる際には常
にボイラ負荷に応じた最適なガス量をボイラ2に供給で
きるとともに、貯蔵タンク1内のガス圧が限度を越えて
低下してしまうような不具合を確実に回避できる。した
がって、ボイラ負荷が大きく変動したような場合でも貯
蔵タンク1内のガス圧に悪影響が及ぶことがなく、ま
た、貯蔵タンク1内のガス圧を維持するためにボイラ2
へのボイルオフガス供給量が制約を受けることもなく、
ボイルオフガスを無駄なく最も効率的に有効利用するこ
とが可能となる。
することにより、ボイルオフガスを燃焼させる際には常
にボイラ負荷に応じた最適なガス量をボイラ2に供給で
きるとともに、貯蔵タンク1内のガス圧が限度を越えて
低下してしまうような不具合を確実に回避できる。した
がって、ボイラ負荷が大きく変動したような場合でも貯
蔵タンク1内のガス圧に悪影響が及ぶことがなく、ま
た、貯蔵タンク1内のガス圧を維持するためにボイラ2
へのボイルオフガス供給量が制約を受けることもなく、
ボイルオフガスを無駄なく最も効率的に有効利用するこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は、ボイ
ルオフガス供給量制御手段により主機関に供給するボイ
ルオフガス量を負荷に応じて調節するようになすととも
に、ボイルオフガス量が不足するような場合にはベーパ
ライザにより液化ガスを強制的に気化させて用いるよう
にし、かつ、ガス圧制御器と流量調整弁とによってベー
パライザに供給する液化ガス量を調節するように構成し
たので、主機関へのボイルオフガスの供給量が負荷に見
合うように最適に設定されるとともに、貯蔵タンク内の
ガス圧が許容限度を越えて低下することが防止され、し
たがって、貯蔵タンク内のガス圧に悪影響が及ぶことが
なく、また、貯蔵タンク内のガス圧を維持するために主
機関へのボイルオフガス供給量が制約を受けることもな
く、ボイルオフガスを無駄なく最も効率的に有効利用す
ることが可能となる。
ルオフガス供給量制御手段により主機関に供給するボイ
ルオフガス量を負荷に応じて調節するようになすととも
に、ボイルオフガス量が不足するような場合にはベーパ
ライザにより液化ガスを強制的に気化させて用いるよう
にし、かつ、ガス圧制御器と流量調整弁とによってベー
パライザに供給する液化ガス量を調節するように構成し
たので、主機関へのボイルオフガスの供給量が負荷に見
合うように最適に設定されるとともに、貯蔵タンク内の
ガス圧が許容限度を越えて低下することが防止され、し
たがって、貯蔵タンク内のガス圧に悪影響が及ぶことが
なく、また、貯蔵タンク内のガス圧を維持するために主
機関へのボイルオフガス供給量が制約を受けることもな
く、ボイルオフガスを無駄なく最も効率的に有効利用す
ることが可能となる。
【図1】本発明の実施例である燃焼制御装置の系統図で
ある。
ある。
1 貯蔵タンク 2 ボイラ(主機関) 3 ベーパライン 4 ボイルオフガス供給量制御手段 5 ガス圧縮器 6 制御器 7 ベーパライザ 8 ポンプ 9 流量調整弁 10 ガス圧制御器。
Claims (1)
- 【請求項1】 液化ガス運搬船における液化ガスの貯蔵
タンクにおいて発生するボイルオフガスを、この運搬船
の動力用燃料として利用するべく主機関に導いてそこで
燃焼させるに際して適用されるボイルオフガスの燃焼制
御装置であって、主機関の負荷に応じて主機関へのボイ
ルオフガスの供給量を調節するためのボイルオフガス供
給量制御手段と、貯蔵タンク内の液化ガスを強制的に気
化させるためのベーパライザと、そのベーパライザへの
液化ガスの供給量を調節するための流量調整弁と、貯蔵
タンク内のガス圧を検出するとともにその結果に基づい
てガス圧を維持するべく上記流量調整弁を制御して上記
ベーパライザでの気化量を調節するためのガス圧制御器
とを具備してなることを特徴とする液化ガス運搬船にお
けるボイルオフガスの燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12757693A JPH06336192A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 液化ガス運搬船におけるボイルオフガスの燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12757693A JPH06336192A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 液化ガス運搬船におけるボイルオフガスの燃焼制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336192A true JPH06336192A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14963478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12757693A Pending JPH06336192A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 液化ガス運搬船におけるボイルオフガスの燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06336192A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08318899A (ja) * | 1995-05-24 | 1996-12-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 液化天然ガス運搬船の航海計画システム |
JP2003175891A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-06-24 | Cryostar-France Sa | 天然ガス燃料の供給装置 |
JP2005324789A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Alstom | 液化ガスを輸送するための船舶のエネルギ生成ユニットにガス状燃料を供給するための装置 |
JP2006168719A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-29 | Alstom | 液化ガス輸送用船舶のエネルギー生成ユニットへの気体燃料供給装置 |
JP2007247729A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 燃料供給方法及び燃料供給システム |
JP2010173483A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 液化燃料運搬船およびその推進システム |
KR101300709B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-09-10 | 대우조선해양 주식회사 | Lng 운반선의 강제 기화기의 자동 운전 방법 |
KR101444248B1 (ko) * | 2012-12-11 | 2014-09-26 | 대우조선해양 주식회사 | 선박용 엔진의 하이브리드 연료공급시스템 |
JP2016124386A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス運搬船 |
JP2016124388A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス運搬船 |
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JP2019065883A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 三井E&S造船株式会社 | ボイルオフガス処理システム |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP12757693A patent/JPH06336192A/ja active Pending
Cited By (13)
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