JPH06332507A - プログラマブルコントローラのプレイバックシステム - Google Patents
プログラマブルコントローラのプレイバックシステムInfo
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- JPH06332507A JPH06332507A JP5121164A JP12116493A JPH06332507A JP H06332507 A JPH06332507 A JP H06332507A JP 5121164 A JP5121164 A JP 5121164A JP 12116493 A JP12116493 A JP 12116493A JP H06332507 A JPH06332507 A JP H06332507A
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- playback
- user program
- execution
- memory
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、スキャン実行に起因するバグ等を
容易に解析でき、ユーザプログラムの開発・保守の品質
を向上することにある。 【構成】 伝送ライン上の制御用PLC20は、複数種
類のタスク・プログラムで構成されたユーザプログラム
21と、このユーザプログラムのワーク変数,各タスク
・プログラムの優先度制御に従った実行により得られる
収集データ,プログラムの実行履歴を実行周期で記憶す
るプレイバック用メモリ22とを有し、前記伝送ライン
上のEWS8′は、ユーザプログラムを有し、プレイバ
ック用メモリの各種データをトレースバックを行う手段
を有し、伝送ライン上のプレイバック用PLC30に
は、ユーザプログラム31と、プレイバック用メモリ3
2と、EWSからダウンロードされた各種データを用い
てプレイバックを行うプレイバック実行手段31,3
5,36とを設けたプレイバックシステムである。
容易に解析でき、ユーザプログラムの開発・保守の品質
を向上することにある。 【構成】 伝送ライン上の制御用PLC20は、複数種
類のタスク・プログラムで構成されたユーザプログラム
21と、このユーザプログラムのワーク変数,各タスク
・プログラムの優先度制御に従った実行により得られる
収集データ,プログラムの実行履歴を実行周期で記憶す
るプレイバック用メモリ22とを有し、前記伝送ライン
上のEWS8′は、ユーザプログラムを有し、プレイバ
ック用メモリの各種データをトレースバックを行う手段
を有し、伝送ライン上のプレイバック用PLC30に
は、ユーザプログラム31と、プレイバック用メモリ3
2と、EWSからダウンロードされた各種データを用い
てプレイバックを行うプレイバック実行手段31,3
5,36とを設けたプレイバックシステムである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のプラント計装シ
ステム等に利用されるプログラマブルコントローラ(以
下、PLCと呼ぶ)のプレイバックシステムに係わり、
特にPLCのユーザプログラムの開発,保守の品質向上
を図るためのPLCの再現実行シミュレーション技術を
設けたPLCのプレイバックシステムに関する。
ステム等に利用されるプログラマブルコントローラ(以
下、PLCと呼ぶ)のプレイバックシステムに係わり、
特にPLCのユーザプログラムの開発,保守の品質向上
を図るためのPLCの再現実行シミュレーション技術を
設けたPLCのプレイバックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプラント計装システム等では、
図11に示すように制御LAN1上にI/Fおよび伝送
機能を有する複数のステーション2,…,3,4が設置
され、そのうちステーション2,…にはそれぞれ制御用
PLC5が接続されている。
図11に示すように制御LAN1上にI/Fおよび伝送
機能を有する複数のステーション2,…,3,4が設置
され、そのうちステーション2,…にはそれぞれ制御用
PLC5が接続されている。
【0003】これら制御用PLC5は、制御対象である
プラントの運転制御を実行する機能を有するものであ
り、少なくともプラント運転用のユーザプログラム6お
よびこのユーザプログラム6の実行状態を格納する内部
メモリ7が設けられている。
プラントの運転制御を実行する機能を有するものであ
り、少なくともプラント運転用のユーザプログラム6お
よびこのユーザプログラム6の実行状態を格納する内部
メモリ7が設けられている。
【0004】一方、ステーション3側には、内部メモリ
7から実行状態のデータを取り込んでユーザプログラム
6の実行状態をモニターするPLC5のマンマシンイン
ターフェース機能を有し、具体的にはエンジニアリング
ワークステーション(以下、EWSと呼ぶ)8およびC
RTデイスプレィ等の表示装置9が設けられている。
7から実行状態のデータを取り込んでユーザプログラム
6の実行状態をモニターするPLC5のマンマシンイン
ターフェース機能を有し、具体的にはエンジニアリング
ワークステーション(以下、EWSと呼ぶ)8およびC
RTデイスプレィ等の表示装置9が設けられている。
【0005】また、ステーション4側にはユーザプログ
ラム6の実行状態を解析するためのプレイバック出力装
置10が設けられている。このプレイバック出力装置1
0は、内部メモリ7に格納されている実行状態データを
読み出して解析し、仕様を満足するか否かを確認する機
能をもっている。
ラム6の実行状態を解析するためのプレイバック出力装
置10が設けられている。このプレイバック出力装置1
0は、内部メモリ7に格納されている実行状態データを
読み出して解析し、仕様を満足するか否かを確認する機
能をもっている。
【0006】ところで、PLC5のユーザプログラム6
は、図12(a)に示すごとく一種類の定周期実行を行
う複数のスキャンタスク・プログラムで構成されている
場合と、図12(b)に示すごとく高速タスク・プログ
ラム,低速タスク・プログラムおよび割込みタスク・プ
ログラムによって構成されている場合とがある。
は、図12(a)に示すごとく一種類の定周期実行を行
う複数のスキャンタスク・プログラムで構成されている
場合と、図12(b)に示すごとく高速タスク・プログ
ラム,低速タスク・プログラムおよび割込みタスク・プ
ログラムによって構成されている場合とがある。
【0007】この種のPLC5は、プラントの内容に応
じて異なるが、定周期実行の場合には、通常,センサ信
号,操作用品信号を取り込み、かつ、これら信号の状態
の組合わせに応じて例えば電磁弁などのアクチュエータ
に指令を与える処理を行うが、この処理周期は数ms〜
数十msで行う場合が多く、またPLC5が入出力する
センサ信号、操作用品信号およびアクチュエータ信号は
数千点に及ぶことが珍しくない。
じて異なるが、定周期実行の場合には、通常,センサ信
号,操作用品信号を取り込み、かつ、これら信号の状態
の組合わせに応じて例えば電磁弁などのアクチュエータ
に指令を与える処理を行うが、この処理周期は数ms〜
数十msで行う場合が多く、またPLC5が入出力する
センサ信号、操作用品信号およびアクチュエータ信号は
数千点に及ぶことが珍しくない。
【0008】しかし、図12(a)の定周期実行を行う
場合の使用もあるが、どちらかと言うと、図12(b)
に示す後者の高速タスク・プログラム,低速タスク・プ
ログラムおよび割込みタスク・プログラムで構成された
ものの使用形態が多い。
場合の使用もあるが、どちらかと言うと、図12(b)
に示す後者の高速タスク・プログラム,低速タスク・プ
ログラムおよび割込みタスク・プログラムで構成された
ものの使用形態が多い。
【0009】この後者のタスク・プログラム実行方式
は、複数種類のタスク・プログラムが互いに内部メモリ
7を経由しながらデータの授受を行うとともに、図13
に示すようなタスク・プログラムの優先度制御に従って
実行する。すなわち、この優先度制御は、予め高速スキ
ャン周期THSおよびそれよりも長い低速スキャン周期T
LSが設定され、最初に割込みタスク・プログラムの起動
(イ)により割込み実行負荷TIAを割り込み実行した
後、引き続き、高速タスク・プログラムの起動(ロ)に
より高速スキャン実行負荷THAを高速スキャン実行す
る。その後、低速タスク・プログラムの起動(ハ)によ
り低速スキャン実行負荷TLAを低速スキャン実行する
が、この低速スキャン実行途中において後記するように
高速スキャンの実行を行う場合がある。
は、複数種類のタスク・プログラムが互いに内部メモリ
7を経由しながらデータの授受を行うとともに、図13
に示すようなタスク・プログラムの優先度制御に従って
実行する。すなわち、この優先度制御は、予め高速スキ
ャン周期THSおよびそれよりも長い低速スキャン周期T
LSが設定され、最初に割込みタスク・プログラムの起動
(イ)により割込み実行負荷TIAを割り込み実行した
後、引き続き、高速タスク・プログラムの起動(ロ)に
より高速スキャン実行負荷THAを高速スキャン実行す
る。その後、低速タスク・プログラムの起動(ハ)によ
り低速スキャン実行負荷TLAを低速スキャン実行する
が、この低速スキャン実行途中において後記するように
高速スキャンの実行を行う場合がある。
【0010】例えば鉄鋼圧延制御システムの場合には、
高速タスク・プログラムは数ms〜数十ms、低速タス
ク・プログラムは数十ms〜数百msの周期実行を行う
が、例えば低速タスク・プログラムの実行中に高速タス
ク・プログラムの入出力データを使用する場合には、低
速タスク・プログラムの一周期の途中でタスク・プログ
ラムの優先度制御の関係で高速タスク・プログラムを実
行するので、高速タスク・プログラムの入出力データの
値が書き換わるようになっている。
高速タスク・プログラムは数ms〜数十ms、低速タス
ク・プログラムは数十ms〜数百msの周期実行を行う
が、例えば低速タスク・プログラムの実行中に高速タス
ク・プログラムの入出力データを使用する場合には、低
速タスク・プログラムの一周期の途中でタスク・プログ
ラムの優先度制御の関係で高速タスク・プログラムを実
行するので、高速タスク・プログラムの入出力データの
値が書き換わるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
ユーザプログラム6は、一種類の定周期実行を行う場合
と、複数種類のタスク・プログラムの優先度制御を行う
場合があるが、前者の一種類の定周期実行を行うもので
は、数ms〜数十msで実行するPLC5のプログラム
のセンサ信号,操作用品信号およびアクチュエータ信号
等のタイミングに起因する不具合が生じたとき、プレイ
バック出力装置10を用いて単にユーザブログラム6の
実行状態を出力するだけでは、その不具合に対する正確
な解析が困難である。
ユーザプログラム6は、一種類の定周期実行を行う場合
と、複数種類のタスク・プログラムの優先度制御を行う
場合があるが、前者の一種類の定周期実行を行うもので
は、数ms〜数十msで実行するPLC5のプログラム
のセンサ信号,操作用品信号およびアクチュエータ信号
等のタイミングに起因する不具合が生じたとき、プレイ
バック出力装置10を用いて単にユーザブログラム6の
実行状態を出力するだけでは、その不具合に対する正確
な解析が困難である。
【0012】一方、後者の優先度制御の実行を行うもの
は、本来であれば低速タスク・プログラムの一周期の
間、低速タスク・プログラムから見たとき、外部入出力
データの同時性が保たれていることが望ましいが、現実
には低速タスク・プログラムの実行中に高速タスク・プ
ログラムの実行によるデータの書換えが行われているの
で、時として非常に発見するのが難しいバグが発生する
ことがある。
は、本来であれば低速タスク・プログラムの一周期の
間、低速タスク・プログラムから見たとき、外部入出力
データの同時性が保たれていることが望ましいが、現実
には低速タスク・プログラムの実行中に高速タスク・プ
ログラムの実行によるデータの書換えが行われているの
で、時として非常に発見するのが難しいバグが発生する
ことがある。
【0013】また、高速タスク・プログラムと低速タス
ク・プログラムとが非同期で周期実行を行っているの
で、タイミングずれによってバグが発生することがあ
る。しかし、プレイバック出力装置10を用いてタスク
・プログラムの実行状態をプレイバックしたとしても、
数ms〜数十msの短周期によるマルチスキャン実行に
起因するバグの場合にはそれを適切に解析することが非
常に難しい。さらに、プレイバック時には高速タスク・
プログラム群や低速タスク・プログラム群の実行状態を
順次再現する必要があるので、相当な時間がかかり、コ
スト的にも高くなる問題がある。
ク・プログラムとが非同期で周期実行を行っているの
で、タイミングずれによってバグが発生することがあ
る。しかし、プレイバック出力装置10を用いてタスク
・プログラムの実行状態をプレイバックしたとしても、
数ms〜数十msの短周期によるマルチスキャン実行に
起因するバグの場合にはそれを適切に解析することが非
常に難しい。さらに、プレイバック時には高速タスク・
プログラム群や低速タスク・プログラム群の実行状態を
順次再現する必要があるので、相当な時間がかかり、コ
スト的にも高くなる問題がある。
【0014】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、定周期の実行によってPLCの各種信号のタイミン
グに起因する不具合を解決し、またタスク・プログラム
の優先度制御によってPLCのマルチ・スキャン実行に
起因するバグ等を容易に解析可能にし、ひいてはPLC
のユーザプログラムの開発・保守の品質向上に大きく貢
献するPLCのプレイバックシステムを提供することを
目的とする。
で、定周期の実行によってPLCの各種信号のタイミン
グに起因する不具合を解決し、またタスク・プログラム
の優先度制御によってPLCのマルチ・スキャン実行に
起因するバグ等を容易に解析可能にし、ひいてはPLC
のユーザプログラムの開発・保守の品質向上に大きく貢
献するPLCのプレイバックシステムを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、伝送ライン上に制御対象を
制御する制御用PLCおよびこの制御用PLCの実行状
態をモニターする機能をもったEWSを有する制御シス
テムにおいて、前記制御用PLCは、一定周期スキャン
実行用スキャンプログラムで構成された制御側ユーザプ
ログラムと、この制御側ユーザプログラムのワーク変数
および当該制御側ユーザプログラムの一定周期スキャン
実行で得られる収集データを実行周期で記憶する制御側
プレイバック用メモリとを有し、前記EWSは、前記制
御側ユーザプログラムと同じ内容のワーク側ユーザプロ
グラムをもつとともに、前記制御側プレイバック用メモ
リからワーク変数および収集データをメモリトレースバ
ックを行う手段を有し、また、前記伝送ラインにはプレ
イバック用PLCが設けられ、このプレイバック用PL
Cは、バック側ユーザプログラムメモリと、バック側プ
レイバック用メモリと、前記EWSから送られてくるワ
ーク変数,収集データおよび前記ワーク側ユーザプログ
ラムを前記バック側ユーザプログラムメモリおよびバッ
ク側プレイバック用メモリにダウンロードするダウンロ
ード手段と、このバック側プレイバック用メモリからワ
ーク変数,収集データを取出してプレイバック実行周期
で前記バック側ユーザプログラムメモリのユーザプログ
ラムを実行するプレイバック実行手段とを設けたプログ
ラマブルコントローラのプレイバックシステムである。
に、請求項1記載の発明は、伝送ライン上に制御対象を
制御する制御用PLCおよびこの制御用PLCの実行状
態をモニターする機能をもったEWSを有する制御シス
テムにおいて、前記制御用PLCは、一定周期スキャン
実行用スキャンプログラムで構成された制御側ユーザプ
ログラムと、この制御側ユーザプログラムのワーク変数
および当該制御側ユーザプログラムの一定周期スキャン
実行で得られる収集データを実行周期で記憶する制御側
プレイバック用メモリとを有し、前記EWSは、前記制
御側ユーザプログラムと同じ内容のワーク側ユーザプロ
グラムをもつとともに、前記制御側プレイバック用メモ
リからワーク変数および収集データをメモリトレースバ
ックを行う手段を有し、また、前記伝送ラインにはプレ
イバック用PLCが設けられ、このプレイバック用PL
Cは、バック側ユーザプログラムメモリと、バック側プ
レイバック用メモリと、前記EWSから送られてくるワ
ーク変数,収集データおよび前記ワーク側ユーザプログ
ラムを前記バック側ユーザプログラムメモリおよびバッ
ク側プレイバック用メモリにダウンロードするダウンロ
ード手段と、このバック側プレイバック用メモリからワ
ーク変数,収集データを取出してプレイバック実行周期
で前記バック側ユーザプログラムメモリのユーザプログ
ラムを実行するプレイバック実行手段とを設けたプログ
ラマブルコントローラのプレイバックシステムである。
【0016】次に、請求項2記載の発明は、伝送ライン
上に制御対象を制御する制御用PLCおよびこの制御用
PLCの実行状態をモニターする機能をもったEWSを
有する制御システムにおいて、前記制御用PLCは、高
速スキャンタスク・プログラム,低速スキャンタスク・
プログラムおよび割込みタスク・プログラムで構成され
た制御側ユーザプログラムと、この制御側ユーザプログ
ラムのワーク変数および前記各タスク・プログラムの優
先度制御に従って高速スキャン実行周期,低速スキャン
実行周期および割込み実行周期の実行によって得られた
収集データおよび前記制御側ユーザプログラムの実行履
歴データを実行周期で記憶する制御側プレイバック用メ
モリとを有し、前記EWSは、前記制御側ユーザプログ
ラムと同じ内容のワーク側ユーザプログラムをもつとと
もに、前記制御側プレイバック用メモリから送られてく
るワーク変数,収集データおよび実行履歴データのメモ
リトレースパックを行う手段を有し、また、前記伝送ラ
インにはプレイバック用PLCが設けられ、このプレイ
バック用PLCには、バック側ユーザプログラムメモリ
と、バック側プレイバック用メモリと、前記EWSから
送られてくるワーク変数,収集データ,実行履歴データ
および前記ワーク側ユーザプログラムを前記バック側ユ
ーザプログラムメモリおよびバック側プレイバック用メ
モリにダウンロードするダウンロード手段と、このバッ
ク側プレイバック用メモリからワーク変数,収集データ
および実行履歴データを取出してプレイバック実行周期
で前記バック側ユーザプログラムメモリのユーザプログ
ラムを実行するプレイバック実行手段とを設けたプログ
ラマブルコントローラのプレイバックシステムである。
上に制御対象を制御する制御用PLCおよびこの制御用
PLCの実行状態をモニターする機能をもったEWSを
有する制御システムにおいて、前記制御用PLCは、高
速スキャンタスク・プログラム,低速スキャンタスク・
プログラムおよび割込みタスク・プログラムで構成され
た制御側ユーザプログラムと、この制御側ユーザプログ
ラムのワーク変数および前記各タスク・プログラムの優
先度制御に従って高速スキャン実行周期,低速スキャン
実行周期および割込み実行周期の実行によって得られた
収集データおよび前記制御側ユーザプログラムの実行履
歴データを実行周期で記憶する制御側プレイバック用メ
モリとを有し、前記EWSは、前記制御側ユーザプログ
ラムと同じ内容のワーク側ユーザプログラムをもつとと
もに、前記制御側プレイバック用メモリから送られてく
るワーク変数,収集データおよび実行履歴データのメモ
リトレースパックを行う手段を有し、また、前記伝送ラ
インにはプレイバック用PLCが設けられ、このプレイ
バック用PLCには、バック側ユーザプログラムメモリ
と、バック側プレイバック用メモリと、前記EWSから
送られてくるワーク変数,収集データ,実行履歴データ
および前記ワーク側ユーザプログラムを前記バック側ユ
ーザプログラムメモリおよびバック側プレイバック用メ
モリにダウンロードするダウンロード手段と、このバッ
ク側プレイバック用メモリからワーク変数,収集データ
および実行履歴データを取出してプレイバック実行周期
で前記バック側ユーザプログラムメモリのユーザプログ
ラムを実行するプレイバック実行手段とを設けたプログ
ラマブルコントローラのプレイバックシステムである。
【0017】さらに、請求項3記載の発明は、EWSと
して、前記プレイバック実行手段によるユーザプログラ
ムの実行結果を取り込んで表示部に表示し、プレイバッ
ク実行状況をモニターするプログラマブルコントローラ
のプレイバックシステムである。
して、前記プレイバック実行手段によるユーザプログラ
ムの実行結果を取り込んで表示部に表示し、プレイバッ
ク実行状況をモニターするプログラマブルコントローラ
のプレイバックシステムである。
【0018】
【作用】従って、請求項1記載の発明は以上のような手
段を講じたことにより、制御用PLCがユーザプログラ
ムのワーク変数を用いて一定周期でユーザプログラムを
実行することにより収集データを得るが、その後、EW
S側からメモリトレースバック実行制御に係わる指令が
到来すると、制御用PLCは、前記ワーク変数および収
集データを実行周期でプレイバック用メモリに順次記憶
するとともに、そのメモリデータをEWS側に伝送す
る。
段を講じたことにより、制御用PLCがユーザプログラ
ムのワーク変数を用いて一定周期でユーザプログラムを
実行することにより収集データを得るが、その後、EW
S側からメモリトレースバック実行制御に係わる指令が
到来すると、制御用PLCは、前記ワーク変数および収
集データを実行周期でプレイバック用メモリに順次記憶
するとともに、そのメモリデータをEWS側に伝送す
る。
【0019】このEWS側では、制御用PLCからのワ
ーク変数および収集データを記憶するとともに、前記制
御側ユーザプログラムと同じ内容のユーザプログラムを
もっている。
ーク変数および収集データを記憶するとともに、前記制
御側ユーザプログラムと同じ内容のユーザプログラムを
もっている。
【0020】一方、プレイバック用PLCには、制御用
PLCと同様にユーザプログラムメモリおよびプレイバ
ック用メモリをもっているので、プレイバック実行制御
時にはEWS側から送られてくるワーク変数,収集デー
タおよびユーザプログラムをユーザプログラムメモリお
よびプレイバック用メモリにダウンロードする。そし
て、このプレイバック用PLCでは、プレイバック用メ
モリから任意のプレイバック実行周期に基づいてワーク
変数,収集データを取出してユーザプログラムを実行す
るので、伝送ラインから完全に絶縁された状態でプレイ
バックを実行でき、このプレイバック実行状況はEWS
側でモニタリングするので、制御用PLCのユーザプロ
グラムのプレイバック実行が任意の速さであれば、タイ
ミングに起因するバグ等を容易に解析できる。
PLCと同様にユーザプログラムメモリおよびプレイバ
ック用メモリをもっているので、プレイバック実行制御
時にはEWS側から送られてくるワーク変数,収集デー
タおよびユーザプログラムをユーザプログラムメモリお
よびプレイバック用メモリにダウンロードする。そし
て、このプレイバック用PLCでは、プレイバック用メ
モリから任意のプレイバック実行周期に基づいてワーク
変数,収集データを取出してユーザプログラムを実行す
るので、伝送ラインから完全に絶縁された状態でプレイ
バックを実行でき、このプレイバック実行状況はEWS
側でモニタリングするので、制御用PLCのユーザプロ
グラムのプレイバック実行が任意の速さであれば、タイ
ミングに起因するバグ等を容易に解析できる。
【0021】次に、請求項2記載の発明は、制御用PL
Cがユーザプログラムのワーク変数を用いて高速スキャ
ンタスク・プログラム,低速スキャンタスク・プログラ
ムおよび割込みタスク・プログラム優先度制御に従って
高速スキャン実行周期,低速スキャン実行周期および割
込み実行周期で実行することにより収集データを得る
が、その後、EWS側からメモリトレースバック実行制
御に係わる指令が到来すると、制御用PLCは、前記ワ
ーク変数,収集データおよび前記制御側ユーザプログラ
ムの実行履歴データを実行周期でプレイバック用メモリ
に順次記憶するとともに、そのメモリデータをEWS側
に伝送する。
Cがユーザプログラムのワーク変数を用いて高速スキャ
ンタスク・プログラム,低速スキャンタスク・プログラ
ムおよび割込みタスク・プログラム優先度制御に従って
高速スキャン実行周期,低速スキャン実行周期および割
込み実行周期で実行することにより収集データを得る
が、その後、EWS側からメモリトレースバック実行制
御に係わる指令が到来すると、制御用PLCは、前記ワ
ーク変数,収集データおよび前記制御側ユーザプログラ
ムの実行履歴データを実行周期でプレイバック用メモリ
に順次記憶するとともに、そのメモリデータをEWS側
に伝送する。
【0022】このEWS側では、制御用PLCからのワ
ーク変数,収集データおよび実行履歴データを記憶する
とともに、前記制御側ユーザプログラムと同じ内容のユ
ーザプログラムをもっている。
ーク変数,収集データおよび実行履歴データを記憶する
とともに、前記制御側ユーザプログラムと同じ内容のユ
ーザプログラムをもっている。
【0023】一方、プレイバック用PLCには、制御用
PLCと同様にユーザプログラムメモリおよびプレイバ
ック用メモリをもっているので、プレイバック実行制御
時にはEWS側から送られてくるワーク変数,収集デー
タ,実行履歴データおよびユーザプログラムをユーザプ
ログラムメモリおよびプレイバック用メモリにダウンロ
ードする。そして、このプレイバック用PLCでは、プ
レイバック用メモリから任意のプレイバック実行周期に
基づいてワーク変数,収集データを取出してユーザプロ
グラムを実行するので、伝送ラインから完全に絶縁され
た状態でプレイバックを実行でき、このプレイバック実
行状況はEWS側でモニタリングするので、制御用PL
Cのユーザプログラムのプレイバック実行が任意の速さ
であれば、タイミングに起因するバグ等を容易に解析で
きる。
PLCと同様にユーザプログラムメモリおよびプレイバ
ック用メモリをもっているので、プレイバック実行制御
時にはEWS側から送られてくるワーク変数,収集デー
タ,実行履歴データおよびユーザプログラムをユーザプ
ログラムメモリおよびプレイバック用メモリにダウンロ
ードする。そして、このプレイバック用PLCでは、プ
レイバック用メモリから任意のプレイバック実行周期に
基づいてワーク変数,収集データを取出してユーザプロ
グラムを実行するので、伝送ラインから完全に絶縁され
た状態でプレイバックを実行でき、このプレイバック実
行状況はEWS側でモニタリングするので、制御用PL
Cのユーザプログラムのプレイバック実行が任意の速さ
であれば、タイミングに起因するバグ等を容易に解析で
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係わるPLCのプレイバック
システムの構成を示す図であって、従来と同様に制御L
AN1にI/Fおよびデータ伝送機能をもったステーシ
ョン2,…,3,4が設けられている。そのうち、各ス
テーション2には次のような制御用PLC20が接続さ
れている。
システムの構成を示す図であって、従来と同様に制御L
AN1にI/Fおよびデータ伝送機能をもったステーシ
ョン2,…,3,4が設けられている。そのうち、各ス
テーション2には次のような制御用PLC20が接続さ
れている。
【0025】この制御用PLC20は、タスク・プログ
ラムの定周期実行の場合には図2に示すように構成さ
れ、またタスク・プログラムの優先度制御実行の場合に
は図3に示すように構成されている。
ラムの定周期実行の場合には図2に示すように構成さ
れ、またタスク・プログラムの優先度制御実行の場合に
は図3に示すように構成されている。
【0026】先ず、定周期実行の場合の制御用PLC2
0は、図2に示すようにユーザプログラム21およびP
LC20の実行周期に従って予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数や入出力データを記憶するプレイ
バック用メモリ22が設けられている。ここで、ユーザ
プログラム21のワーク変数、収集データである入出力
データは例えば図4に示すようなデータ等が意味するも
のとする。この図4は、PLC20のユーザプログラム
21をラダー言語で表現したものであって、条件B1お
よび条件B2が成立したときコイルY1がオンし、この
コイルY1がオンしたとき内部メモリ23のアドレスA
およびアドレスBにデータ収集されたデータの和Y1を
内部メモリ23のアドレスYYに書き込むというもので
ある。従って、ワーク変数,収集データ等の入出力デー
タとは、B1,B2,Y1、内部メモリ23のアドレス
A,B,YYに格納されるデータを指す。ゆえに、プレ
イバック用メモリ22には図5(a)に示すようにファ
イル化されたワーク変数データおよび収集データである
入出力データが格納される。
0は、図2に示すようにユーザプログラム21およびP
LC20の実行周期に従って予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数や入出力データを記憶するプレイ
バック用メモリ22が設けられている。ここで、ユーザ
プログラム21のワーク変数、収集データである入出力
データは例えば図4に示すようなデータ等が意味するも
のとする。この図4は、PLC20のユーザプログラム
21をラダー言語で表現したものであって、条件B1お
よび条件B2が成立したときコイルY1がオンし、この
コイルY1がオンしたとき内部メモリ23のアドレスA
およびアドレスBにデータ収集されたデータの和Y1を
内部メモリ23のアドレスYYに書き込むというもので
ある。従って、ワーク変数,収集データ等の入出力デー
タとは、B1,B2,Y1、内部メモリ23のアドレス
A,B,YYに格納されるデータを指す。ゆえに、プレ
イバック用メモリ22には図5(a)に示すようにファ
イル化されたワーク変数データおよび収集データである
入出力データが格納される。
【0027】また、PLC20には、図2に示すように
ユーザプログラム21の定周期実行時のワーク変数およ
び実行によって得られたデータ収集である入出力データ
を記憶する内部メモリ23および外部入出力メモリ24
の他、PLC20の実行周期で前記メモリ23,24の
ワーク変数および入出力データをプレイバック用メモリ
22に記憶するデータ収集・取出装置25が設けられて
いる。
ユーザプログラム21の定周期実行時のワーク変数およ
び実行によって得られたデータ収集である入出力データ
を記憶する内部メモリ23および外部入出力メモリ24
の他、PLC20の実行周期で前記メモリ23,24の
ワーク変数および入出力データをプレイバック用メモリ
22に記憶するデータ収集・取出装置25が設けられて
いる。
【0028】その他、シミュレーションメモリ26およ
びPLC20の実行周期に基づいて起動要求を出力する
実行制御装置27が設けられている。次に、優先度制御
実行の場合のPLC20は、定周期実行の場合と同様な
構成要素の他、図3に示すように実行制御装置27にク
ロック割込装置28および外部割込装置29が設けら
れ、さらにプレイバック用メモリ23が図5(b)に示
すようにファイル化されている。
びPLC20の実行周期に基づいて起動要求を出力する
実行制御装置27が設けられている。次に、優先度制御
実行の場合のPLC20は、定周期実行の場合と同様な
構成要素の他、図3に示すように実行制御装置27にク
ロック割込装置28および外部割込装置29が設けら
れ、さらにプレイバック用メモリ23が図5(b)に示
すようにファイル化されている。
【0029】つまり、タスク・プログラムの優先度制御
は、従来の図13に示すように高速タスク・プログラ
ム、低速タスク・プログラムおよび割り込みタスク・プ
ログラムの実行順序(イ)〜(ハ)でデータを収集記憶
し、そしてプレイバック実行時には忠実にタスク・プロ
グラムの優先度制御を再現する必要がある。そこで、図
3に示すプレイバック用メモリ22には図5(b)に示
すように、高速タスク・プログラム,低速タスク・プロ
グラムおよび割り込みタスク・プログラムの実行履歴と
予め指定したユーザプログラム21のワーク変数,収集
データである入出力データの組合せたファイルを作成す
る。
は、従来の図13に示すように高速タスク・プログラ
ム、低速タスク・プログラムおよび割り込みタスク・プ
ログラムの実行順序(イ)〜(ハ)でデータを収集記憶
し、そしてプレイバック実行時には忠実にタスク・プロ
グラムの優先度制御を再現する必要がある。そこで、図
3に示すプレイバック用メモリ22には図5(b)に示
すように、高速タスク・プログラム,低速タスク・プロ
グラムおよび割り込みタスク・プログラムの実行履歴と
予め指定したユーザプログラム21のワーク変数,収集
データである入出力データの組合せたファイルを作成す
る。
【0030】次に、ステーション3側に接続されるEW
S8′においては、PLC20のユーザプログラム21
の実行状態をモニターする機能を有する。ここで、定周
期実行を行う場合のEWS8′は、図2に示すプレイバ
ック用メモリ22に記憶されている図5(a)に示すデ
ータがデータ収集・取出装置25からステーション2−
3を経由して取り込んで内蔵メモリに格納し、また優先
度制御の実行の場合には図3に示すプレイバック用メモ
リ22に記憶されている図5(b)のデータを同様にス
テーション2−3を経由して取り込んで内蔵メモリに格
納する。このEWS8′のメモリには制御用PLC20
に実装されているユーザプログラム21も格納されてい
る。
S8′においては、PLC20のユーザプログラム21
の実行状態をモニターする機能を有する。ここで、定周
期実行を行う場合のEWS8′は、図2に示すプレイバ
ック用メモリ22に記憶されている図5(a)に示すデ
ータがデータ収集・取出装置25からステーション2−
3を経由して取り込んで内蔵メモリに格納し、また優先
度制御の実行の場合には図3に示すプレイバック用メモ
リ22に記憶されている図5(b)のデータを同様にス
テーション2−3を経由して取り込んで内蔵メモリに格
納する。このEWS8′のメモリには制御用PLC20
に実装されているユーザプログラム21も格納されてい
る。
【0031】さらに、ステーション4には制御用PLC
20と同一のハードウェア構成を有するプレイバック用
PLC30が接続されている。このプレイバック用PL
C30は、EWS8′から当該EWS8′のメモリに格
納されるPLCの実行周期で予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数,入出力データおよびユーザプロ
グラムをプレイバック用メモリ32およびユーザプログ
ラムメモリ31にダウンロードするとともに、このダウ
ンロードされたプレイバック用メモリ32によるPLC
20の実行周期で収集されたユーザプログラム21のワ
ーク変数,収集データである入出力データをデータ収集
・取出装置35で任意のプレイバック速度で取出し、ユ
ーザプログラムメモリ31のユーザプログラムを用いて
実行する。このとき、このプレイバック用PLC30
は、より解析し易いようにEWS8′からユーザプログ
ラムの実行周期をスローモーションにしたり、コマ送り
・途中停止・逆方向で取り込んでも行ってもよい。
20と同一のハードウェア構成を有するプレイバック用
PLC30が接続されている。このプレイバック用PL
C30は、EWS8′から当該EWS8′のメモリに格
納されるPLCの実行周期で予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数,入出力データおよびユーザプロ
グラムをプレイバック用メモリ32およびユーザプログ
ラムメモリ31にダウンロードするとともに、このダウ
ンロードされたプレイバック用メモリ32によるPLC
20の実行周期で収集されたユーザプログラム21のワ
ーク変数,収集データである入出力データをデータ収集
・取出装置35で任意のプレイバック速度で取出し、ユ
ーザプログラムメモリ31のユーザプログラムを用いて
実行する。このとき、このプレイバック用PLC30
は、より解析し易いようにEWS8′からユーザプログ
ラムの実行周期をスローモーションにしたり、コマ送り
・途中停止・逆方向で取り込んでも行ってもよい。
【0032】なお、タスク・プログラムの優先度制御に
おけるプレイバック実行時には、図3に示すように、ク
ロック割込装置28および外部割込装置29からのユー
ザプログラム起動要求の変わりにプレイバック用メモリ
32にダウンロードされた高速タスク・プログラム,低
速タスク・プログラムおよび割り込みタスク・プログラ
ムの実行履歴と予め指定したユーザプログラム21のワ
ーク変数,入出力データとの組合わせたファイルのタス
ク・プログラムの実行履歴に従って各タスク・プログラ
ムを起動する。
おけるプレイバック実行時には、図3に示すように、ク
ロック割込装置28および外部割込装置29からのユー
ザプログラム起動要求の変わりにプレイバック用メモリ
32にダウンロードされた高速タスク・プログラム,低
速タスク・プログラムおよび割り込みタスク・プログラ
ムの実行履歴と予め指定したユーザプログラム21のワ
ーク変数,入出力データとの組合わせたファイルのタス
ク・プログラムの実行履歴に従って各タスク・プログラ
ムを起動する。
【0033】次に、以上のような制御システムの動作に
ついて説明する。通常、制御用PLC20は、ユーザプ
ログラム21について図6の定周期実行を行うものとす
る。このとき、ユーザプログラム21,内部メモリ23
および外部入出力メモリ24相互の関係は図7に示すよ
うな関係,つまり、内部メモリ23に記憶されている変
数データを用いてユーザプログラム21を定周期で実行
しながら外部機器を制御し、外部入出力メモリ24にユ
ーザプログラム21の実行状態の入出力データを確保す
る構成となっている。 (1−1) 定周期実行時のメモリトレースバック機能
について 今、上位のEWS8′からメモリトレースバック実行制
御(開始,終了)およびメモリトレースバック範囲指定
(収集データ指定)が送られてくると、制御用PLC2
0のデータ収集・取出装置25は、その指定されたユー
ザプログラム21のワーク変数,入出力データを実行制
御装置27からのPLC20の実行周期に従ってプレイ
バック用メモリ22に記憶していくが、このときデータ
収集タイミング毎にプレイバック用メモリ22のアドレ
スをインクリメントしながら記憶していく。
ついて説明する。通常、制御用PLC20は、ユーザプ
ログラム21について図6の定周期実行を行うものとす
る。このとき、ユーザプログラム21,内部メモリ23
および外部入出力メモリ24相互の関係は図7に示すよ
うな関係,つまり、内部メモリ23に記憶されている変
数データを用いてユーザプログラム21を定周期で実行
しながら外部機器を制御し、外部入出力メモリ24にユ
ーザプログラム21の実行状態の入出力データを確保す
る構成となっている。 (1−1) 定周期実行時のメモリトレースバック機能
について 今、上位のEWS8′からメモリトレースバック実行制
御(開始,終了)およびメモリトレースバック範囲指定
(収集データ指定)が送られてくると、制御用PLC2
0のデータ収集・取出装置25は、その指定されたユー
ザプログラム21のワーク変数,入出力データを実行制
御装置27からのPLC20の実行周期に従ってプレイ
バック用メモリ22に記憶していくが、このときデータ
収集タイミング毎にプレイバック用メモリ22のアドレ
スをインクリメントしながら記憶していく。
【0034】一方、PLC20におけるマンマシンイン
ターフエース機能をもつEWC8′は、ステーション
2,3およびデータ収集・取出装置25を経由してプレ
イバック用メモリ22に記憶されているデータを取り込
んでメモリ(図示せず)に記憶する。なお、EWC8′
のメモリには制御用PLC20と同様なユーザプログラ
ムが格納されている。従って、EWC8′はこの段階で
表示装置9を用いて取り込んだデータをモニターするこ
とができる。 (1−2) 一種類の定周期実行時のプレイバック実行
機能について プレイバック用PLC30は、EWS8′からプレイバ
ック実行制御(開始,終了,ポーズ,開始タイミング,
終了タイミング等)の指示を受けると、プレイバックの
実行を行う。
ターフエース機能をもつEWC8′は、ステーション
2,3およびデータ収集・取出装置25を経由してプレ
イバック用メモリ22に記憶されているデータを取り込
んでメモリ(図示せず)に記憶する。なお、EWC8′
のメモリには制御用PLC20と同様なユーザプログラ
ムが格納されている。従って、EWC8′はこの段階で
表示装置9を用いて取り込んだデータをモニターするこ
とができる。 (1−2) 一種類の定周期実行時のプレイバック実行
機能について プレイバック用PLC30は、EWS8′からプレイバ
ック実行制御(開始,終了,ポーズ,開始タイミング,
終了タイミング等)の指示を受けると、プレイバックの
実行を行う。
【0035】すなわち、上位のEWS8′からプレイバ
ック用PLC30に対して、ステーション3−4を経由
してPLC20の実行周期で予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数,或いは入出力データおよびユー
ザプログラムが送られてくると、これらデータをプレイ
バック用メモリ32およびユーザプログラム31でダウ
ンロードする。ここで、プレイバック用PLC30は、
プレイバック用メモリ32等にダウンロードされたPL
Cの実行周期で収集されたユーザプログラム21のワー
ク変数,入出力データを用いてユーザプログラムメモリ
31のプログラムが実行可能となる。
ック用PLC30に対して、ステーション3−4を経由
してPLC20の実行周期で予め指定したユーザプログ
ラム21のワーク変数,或いは入出力データおよびユー
ザプログラムが送られてくると、これらデータをプレイ
バック用メモリ32およびユーザプログラム31でダウ
ンロードする。ここで、プレイバック用PLC30は、
プレイバック用メモリ32等にダウンロードされたPL
Cの実行周期で収集されたユーザプログラム21のワー
ク変数,入出力データを用いてユーザプログラムメモリ
31のプログラムが実行可能となる。
【0036】このとき、通常の制御用PLC20では、
前述したように図7に示す関係でユーザプログラム21
を実行するが、プレイバック用PLC30では、図8に
示すような関係を用いてプレイバックの実行を行う。つ
まり、プレイバック用PLC30のデータ収集・取出装
置35は、前述したようにEWS8′からプレイバック
実行制御指令を受けると、図8に示すようにプレイバッ
ク用メモリ33にダウンローディングされたトレースバ
ックデータのうち、ユーザプログラム21のワーク変数
データおよび入出力データをプレイバック周期で取出
し、それぞれ内部メモリ33およびシミュレーションメ
モリ36に書き込む。つまり、外部入出力メモリ34に
相当するデータのやり取り部分がシミュレーションメモ
リ36で置換される。
前述したように図7に示す関係でユーザプログラム21
を実行するが、プレイバック用PLC30では、図8に
示すような関係を用いてプレイバックの実行を行う。つ
まり、プレイバック用PLC30のデータ収集・取出装
置35は、前述したようにEWS8′からプレイバック
実行制御指令を受けると、図8に示すようにプレイバッ
ク用メモリ33にダウンローディングされたトレースバ
ックデータのうち、ユーザプログラム21のワーク変数
データおよび入出力データをプレイバック周期で取出
し、それぞれ内部メモリ33およびシミュレーションメ
モリ36に書き込む。つまり、外部入出力メモリ34に
相当するデータのやり取り部分がシミュレーションメモ
リ36で置換される。
【0037】ユーザプログラムメモリ31のユーザプロ
グラムは、データ収集・取出装置35を介して取出した
内部メモリ33およびシミュレーションメモリ36のデ
ータを参照しつつ実行する。
グラムは、データ収集・取出装置35を介して取出した
内部メモリ33およびシミュレーションメモリ36のデ
ータを参照しつつ実行する。
【0038】このようにすることにより、プレイバック
用PLC30は、制御LAN1から完全に絶縁された状
態でユーザプログラム31のプレイバックを実行するこ
とができる。特に、実際に制御システムに組み込んだオ
ンラインデータをプレイバック実行するときには、制御
用PLC20に影響を与えないことから非常に重要であ
る。
用PLC30は、制御LAN1から完全に絶縁された状
態でユーザプログラム31のプレイバックを実行するこ
とができる。特に、実際に制御システムに組み込んだオ
ンラインデータをプレイバック実行するときには、制御
用PLC20に影響を与えないことから非常に重要であ
る。
【0039】そして、EWS8′は、プレイバック用P
LC30におけるユーザプログラムの実行結果を取り込
んで表示装置9に表示すれば、ユーザプログラム21の
実行状況を正確にモニタリングでき、精度の高い分析が
可能となる。
LC30におけるユーザプログラムの実行結果を取り込
んで表示装置9に表示すれば、ユーザプログラム21の
実行状況を正確にモニタリングでき、精度の高い分析が
可能となる。
【0040】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、プレイバック用PLC30では、プレイバック用メ
モリ32から任意のプレイバック実行周期に基づいてワ
ーク変数,収集データを取出してユーザプログラムを実
行するので、伝送ラインから完全に絶縁された状態でプ
レイバックを実行でき、また制御用PLCのユーザプロ
グラムを任意の速度でプレイバックすることにより、タ
イミングに起因するバグ等を容易に解析できる。 (2−1) タスク・プログラムの優先度制御における
メモリトレースバック機能について 制御用PLC20は、高速タスク・プログラム、低速タ
スク・プログラムおよび割込みタスク・プログラムから
構成されるタスク・プログラムの優先度制御を実行す
る。このとき、データを収集するタイミングは、従来説
明の図13の(イ)〜(ハ)に示す高速スキャン実行周
期、低速スキャン実行周期および割り込み実行の各実行
を行い、タスク・プログラムの実行結果の入出力データ
は外部入出力メモリ24に順次格納される。
ば、プレイバック用PLC30では、プレイバック用メ
モリ32から任意のプレイバック実行周期に基づいてワ
ーク変数,収集データを取出してユーザプログラムを実
行するので、伝送ラインから完全に絶縁された状態でプ
レイバックを実行でき、また制御用PLCのユーザプロ
グラムを任意の速度でプレイバックすることにより、タ
イミングに起因するバグ等を容易に解析できる。 (2−1) タスク・プログラムの優先度制御における
メモリトレースバック機能について 制御用PLC20は、高速タスク・プログラム、低速タ
スク・プログラムおよび割込みタスク・プログラムから
構成されるタスク・プログラムの優先度制御を実行す
る。このとき、データを収集するタイミングは、従来説
明の図13の(イ)〜(ハ)に示す高速スキャン実行周
期、低速スキャン実行周期および割り込み実行の各実行
を行い、タスク・プログラムの実行結果の入出力データ
は外部入出力メモリ24に順次格納される。
【0041】この状態において制御用PLC20は、上
位のEWS8′からメモリトレースバック実行制御(開
始,終了)およびメモリトレースバック範囲指定(収集
データ指定)が送られてくると、データ収集・取出装置
25は、図3に示すように指定されたユーザプログラム
21のワーク変数,入出力データをプレイバック用メモ
リ22に記憶するとともに、実行制御装置27からの起
動要求信号に基づいてタスク・プログラムの実行履歴を
プレイバック用メモリ22に記憶する。このとき、この
とき、実行制御装置27は、図3に示すようにクロック
割込装置28および外部割込装置29からのユーザプロ
グラムの起動要求の代わりにプレイバックメモリ23に
ダウンロードされた高速タスク・プログラム,低速タス
ク・プログラムおよび割り込みタスク・プログラムの実
行履歴と予め指定されたユーザプログラムのワーク変
数,入出力データとを組合わせたタスクプログラムの実
行履歴に従って各タスク・プログラムを起動する。デー
タ収集・取出装置24は、データを収集するタイミング
毎に格納するプレイバック用メモリ22のアドレスをイ
ンクリメントする。
位のEWS8′からメモリトレースバック実行制御(開
始,終了)およびメモリトレースバック範囲指定(収集
データ指定)が送られてくると、データ収集・取出装置
25は、図3に示すように指定されたユーザプログラム
21のワーク変数,入出力データをプレイバック用メモ
リ22に記憶するとともに、実行制御装置27からの起
動要求信号に基づいてタスク・プログラムの実行履歴を
プレイバック用メモリ22に記憶する。このとき、この
とき、実行制御装置27は、図3に示すようにクロック
割込装置28および外部割込装置29からのユーザプロ
グラムの起動要求の代わりにプレイバックメモリ23に
ダウンロードされた高速タスク・プログラム,低速タス
ク・プログラムおよび割り込みタスク・プログラムの実
行履歴と予め指定されたユーザプログラムのワーク変
数,入出力データとを組合わせたタスクプログラムの実
行履歴に従って各タスク・プログラムを起動する。デー
タ収集・取出装置24は、データを収集するタイミング
毎に格納するプレイバック用メモリ22のアドレスをイ
ンクリメントする。
【0042】一方、EWC8′では、ステーション2,
3およびデータ収集・取出装置24を経由してプレイバ
ック用メモリ22に記憶されているデータを取り込んで
内蔵するメモリに記憶する。なお、EWC8′のメモリ
には制御用PLC20と同様なユーザプログラムが格納
されている。
3およびデータ収集・取出装置24を経由してプレイバ
ック用メモリ22に記憶されているデータを取り込んで
内蔵するメモリに記憶する。なお、EWC8′のメモリ
には制御用PLC20と同様なユーザプログラムが格納
されている。
【0043】そこで、上位のEWS8′からステーショ
ン3−4を経由してプレイバック用PLC30に対し、
EWS8′に格納されるPLC20の実行周期で予め指
定したユーザプログラム21のワーク変数,或いは出力
データの実行履歴,入出力データおよびユーザプログラ
ムをプレイバック用メモリ32およびユーザプログラム
31にダウンロードする。従って、プレイバック用PL
C30では、プレイバック用メモリ32にダウンロード
されたPLCの実行周期で収集されたユーザプログラム
21のワーク変数,出力データの実行履歴,入出力デー
タを用いてユーザプログラム31を実行可能となる。 (1−2) 優先度制御時のプレイバック実行機能につ
いて プレイバック用PLC30は、EWS8′からプレイバ
ック実行制御(開始,終了,ポーズ,開始タイミング,
終了タイミング等)の指示を受けると、プレイバックの
実行を行う。
ン3−4を経由してプレイバック用PLC30に対し、
EWS8′に格納されるPLC20の実行周期で予め指
定したユーザプログラム21のワーク変数,或いは出力
データの実行履歴,入出力データおよびユーザプログラ
ムをプレイバック用メモリ32およびユーザプログラム
31にダウンロードする。従って、プレイバック用PL
C30では、プレイバック用メモリ32にダウンロード
されたPLCの実行周期で収集されたユーザプログラム
21のワーク変数,出力データの実行履歴,入出力デー
タを用いてユーザプログラム31を実行可能となる。 (1−2) 優先度制御時のプレイバック実行機能につ
いて プレイバック用PLC30は、EWS8′からプレイバ
ック実行制御(開始,終了,ポーズ,開始タイミング,
終了タイミング等)の指示を受けると、プレイバックの
実行を行う。
【0044】通常、制御用PLC20は、ユーザプログ
ラム21,内部メモリ23および外部入出力メモリ24
相互の関係は図9に示すような関係,つまり、内部メモ
リ23に記憶されている変数データを用いてユーザプロ
グラム21を実行しながら外部機器を制御し、外部入出
力メモリ24にユーザプログラム21の実行状態の入出
力データを確保する構成となっている。
ラム21,内部メモリ23および外部入出力メモリ24
相互の関係は図9に示すような関係,つまり、内部メモ
リ23に記憶されている変数データを用いてユーザプロ
グラム21を実行しながら外部機器を制御し、外部入出
力メモリ24にユーザプログラム21の実行状態の入出
力データを確保する構成となっている。
【0045】すなわち、プレイバック用PLC30は、
前述したようにEWS8′からプレイバック実行制御を
受けると、データ収集・取出装置35は、図10に示す
ようにプレイバック用メモリ33にダウンローディング
されたトレースバックデータのうち、ユーザプログラム
21のワーク変数データ,入出力データおよび実行履歴
をプレイバック周期で取出し、それぞれ内部メモリ33
およびシミュレーションメモリ36に書き込む。つま
り、外部入出力メモリ34に相当するデータのやり取り
部分がシミュレーションメモリ36で置換される。
前述したようにEWS8′からプレイバック実行制御を
受けると、データ収集・取出装置35は、図10に示す
ようにプレイバック用メモリ33にダウンローディング
されたトレースバックデータのうち、ユーザプログラム
21のワーク変数データ,入出力データおよび実行履歴
をプレイバック周期で取出し、それぞれ内部メモリ33
およびシミュレーションメモリ36に書き込む。つま
り、外部入出力メモリ34に相当するデータのやり取り
部分がシミュレーションメモリ36で置換される。
【0046】このとき、実行制御装置(図示せず)は、
プレイバック用メモリ32に記憶されたタスクプログラ
ムの実行履歴からデータ収集・取出装置35経由でタス
ク起動要求信号を取出し、該当するユーザプログラム3
1のタスクプログラムを起動する。ユーザプログラム3
1は、データ収集・取出装置34を介して取出した内部
メモリ33およびシミュレーションメモリ36のデータ
を参照しつつ実行する。
プレイバック用メモリ32に記憶されたタスクプログラ
ムの実行履歴からデータ収集・取出装置35経由でタス
ク起動要求信号を取出し、該当するユーザプログラム3
1のタスクプログラムを起動する。ユーザプログラム3
1は、データ収集・取出装置34を介して取出した内部
メモリ33およびシミュレーションメモリ36のデータ
を参照しつつ実行する。
【0047】このようにすることにより、プレイバック
用PLC30は、制御LAN1から完全に絶縁された状
態でユーザプログラム31を実行することができる。特
に、実際に制御システムに組み込んだオンラインデータ
をプレイバック実行するときには、制御用PLC20に
影響を与えないことから非常に重要である。
用PLC30は、制御LAN1から完全に絶縁された状
態でユーザプログラム31を実行することができる。特
に、実際に制御システムに組み込んだオンラインデータ
をプレイバック実行するときには、制御用PLC20に
影響を与えないことから非常に重要である。
【0048】そして、EWS8′は、プレイバック用P
LC30のユーザプログラム31の実行結果を取り込ん
で表示装置9に表示し、ユーザプログラムの実行状況を
正確にモニタリングでき、よってバグなどを高精度に分
析できる。。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
LC30のユーザプログラム31の実行結果を取り込ん
で表示装置9に表示し、ユーザプログラムの実行状況を
正確にモニタリングでき、よってバグなどを高精度に分
析できる。。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1,3の発明は、
定周期実行を行うスキャンタスク・プログラムで構成さ
れる制御用PLCの実行におけるセンサ信号,操作用品
信号およびアクチュエータ信号等のタイミングに起因す
る不具合について、制御用PLCに影響を与えずに容
易、かつ、精度よく解析でき、これにより制御用PLC
のユーザプログラムの開発・保守の品質向上に大きく貢
献できる。
のような種々の効果を奏する。請求項1,3の発明は、
定周期実行を行うスキャンタスク・プログラムで構成さ
れる制御用PLCの実行におけるセンサ信号,操作用品
信号およびアクチュエータ信号等のタイミングに起因す
る不具合について、制御用PLCに影響を与えずに容
易、かつ、精度よく解析でき、これにより制御用PLC
のユーザプログラムの開発・保守の品質向上に大きく貢
献できる。
【0050】次に、請求項2,3の発明は、高速タスク
・プログラム,低速タスク・プログラムおよび割込みタ
スク・プログラム等からなる複数のタスク・プログラム
の優先度制御を行う制御用PLCのマルチスキャン実行
に起因するバグ等を容易、かつ、高精度に解析でき、請
求項1の発明と同様に制御用PLCのユーザプログラム
の開発・保守の品質向上に大きく貢献できる。
・プログラム,低速タスク・プログラムおよび割込みタ
スク・プログラム等からなる複数のタスク・プログラム
の優先度制御を行う制御用PLCのマルチスキャン実行
に起因するバグ等を容易、かつ、高精度に解析でき、請
求項1の発明と同様に制御用PLCのユーザプログラム
の開発・保守の品質向上に大きく貢献できる。
【図1】 本発明に係わるPLCのプレイバックシステ
ムの一実施例を示す構成図。
ムの一実施例を示す構成図。
【図2】 図1の制御用PLCにおける定周期実行を行
うときの内部構成を示す図。
うときの内部構成を示す図。
【図3】 図1の制御用PLCにおける複数のタスク・
プログラムの優先度制御を行うときの内部構成を示す
図。
プログラムの優先度制御を行うときの内部構成を示す
図。
【図4】 制御用PLCで取り扱うユーザプログラムの
ワーク変数および入出力データを説明するプログラム
図。
ワーク変数および入出力データを説明するプログラム
図。
【図5】 定周期実行および優先度制御におけるプレイ
バック用メモリのデータ記憶状態図。
バック用メモリのデータ記憶状態図。
【図6】 定周期実行時のスキャン実行間隔を示す図。
【図7】 定周期実行時の制御用PLCによるユーザプ
ログラムの実行状態を示す図。
ログラムの実行状態を示す図。
【図8】 プレイバック用PLCによる定周期実行プロ
グラムのプレイバック実行を行うときの関係図。
グラムのプレイバック実行を行うときの関係図。
【図9】 優先度制御時の制御用PLCによるユーザプ
ログラムの実行状態を示す図。
ログラムの実行状態を示す図。
【図10】 プレイバック用PLCによる優先度制御時
のプレイバック実行を行うときの関係図。
のプレイバック実行を行うときの関係図。
【図11】 従来のPLCのプレイバックシステムの構
成図。
成図。
【図12】 定周期実行と複数種類のタスク・プログラ
ムを用いた優先度制御を説明する図。
ムを用いた優先度制御を説明する図。
【図13】 複数種類のタスク・プログラムを用いたと
きの一般的な優先度制御のタイミング図。
きの一般的な優先度制御のタイミング図。
1…制御用LAN、8′…エンジニアリングワークステ
ーション、9…表示装置、20…制御用プログラマブル
コントローラ、21…ユーザプログラム、22…プレイ
バック用メモリ、25…データ収集・取出装置、30…
プレイバック用プログラマブルコントローラ、31…ユ
ーザプログラムメモリ、32…プレイバック用メモリ、
35…データ収集・取出装置。
ーション、9…表示装置、20…制御用プログラマブル
コントローラ、21…ユーザプログラム、22…プレイ
バック用メモリ、25…データ収集・取出装置、30…
プレイバック用プログラマブルコントローラ、31…ユ
ーザプログラムメモリ、32…プレイバック用メモリ、
35…データ収集・取出装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 伝送ライン上に制御対象を制御する制御
用プログラマブルコントローラおよびこの制御用プログ
ラマブルコントローラの実行状態をモニターする機能を
もったエンジニアリングワークステーションを有する制
御システムにおいて、 前記制御用プログラマブルコントローラは、一定周期ス
キャン実行用スキャンプログラムで構成された制御側ユ
ーザプログラムと、この制御側ユーザプログラムのワー
ク変数および制御側ユーザプログラムの一定周期スキャ
ン実行によって得られた収集データを実行周期により記
憶する制御側プレイバック用メモリとを有し、 前記エンジニアリングワークステーションは、前記制御
側ユーザプログラムと同じ内容のワーク側ユーザプログ
ラムをもつとともに、前記制御側プレイバック用メモリ
からワーク変数および収集データをメモリトレースバッ
クを行う手段を有し、 また、前記伝送ラインにはプレイバック用プログラマブ
ルコントローラが設けられ、 このプレイバック用プログラマブルコントローラは、バ
ック側ユーザプログラムメモリと、バック側プレイバッ
ク用メモリと、前記エンジニアリングワークステーショ
ンから送られてくるワーク変数,収集データおよび前記
ワーク側ユーザプログラムを前記バック側ユーザプログ
ラムメモリおよびバック側プレイバック用メモリにダウ
ンロードするダウンロード手段と、このバック側プレイ
バック用メモリからワーク変数,収集データを取出して
プレイバック実行周期で前記バック側ユーザプログラム
メモリのユーザプログラムを実行するプレイバック実行
手段とを備えたことを特徴とするプログラマブルコント
ローラのプレイバックシステム。 - 【請求項2】 伝送ライン上に制御対象を制御する制御
用プログラマブルコントローラおよびこの制御用プログ
ラマブルコントローラの実行状態をモニターする機能を
もったエンジニアリングワークステーションを有する制
御システムにおいて、 前記制御用プログラマブルコントローラは、高速スキャ
ンタスク・プログラム,低速スキャンタスク・プログラ
ムおよび割込みタスク・プログラムで構成された制御側
ユーザプログラムと、この制御側ユーザプログラムのワ
ーク変数および前記各タスク・プログラムの優先度制御
に従って高速スキャン実行周期,低速スキャン実行周期
および割込み実行周期の実行で得られた収集データおよ
び前記制御側ユーザプログラムの実行履歴データを実行
周期で記憶する制御側プレイバック用メモリとを有し、 前記エンジニアリングワークステーションは、前記制御
側ユーザプログラムと同じ内容のワーク側ユーザプログ
ラムをもつとともに、前記制御側プレイバック用メモリ
から送られてくるワーク変数,収集データおよび実行履
歴データのメモリトレースパックを行う手段を有し、 また、前記伝送ラインにはプレイバック用プログラマブ
ルコントローラが設けられ、 このプレイバック用プログラマブルコントローラには、
バック側ユーザプログラムメモリと、バック側プレイバ
ック用メモリと、前記エンジニアリングワークステーシ
ョンから送られてくるワーク変数,収集データ,実行履
歴データおよび前記ワーク側ユーザプログラムを前記バ
ック側ユーザプログラムメモリおよびバック側プレイバ
ック用メモリにダウンロードするダウンロード手段と、
このバック側プレイバック用メモリからワーク変数,収
集データおよび実行履歴データを取出してプレイバック
実行周期で前記バック側ユーザプログラムメモリのユー
ザプログラムを実行するプレイバック実行手段とを備え
たことを特徴とするプログラマブルコントローラのプレ
イバックシステム。 - 【請求項3】 エンジニアリングワークステーション
は、前記プレイバック実行手段によるユーザプログラム
の実行結果を取り込んで表示部に表示し、プレイバック
実行状況をモニターすることを特徴とする請求項1また
は2記載のプログラマブルコントローラのプレイバック
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121164A JPH06332507A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | プログラマブルコントローラのプレイバックシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121164A JPH06332507A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | プログラマブルコントローラのプレイバックシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06332507A true JPH06332507A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14804433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121164A Pending JPH06332507A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | プログラマブルコントローラのプレイバックシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06332507A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002163020A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Matsushita Electric Works Ltd | プログラマブルコントローラにおける異常検出方法およびその装置 |
EP1385070A3 (de) * | 2002-07-24 | 2006-11-15 | KUKA Roboter GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Anlage |
DE102009045863A1 (de) * | 2009-10-20 | 2011-04-21 | Endress + Hauser Process Solutions Ag | Aufzeichnung und Wiedergabe von Dienstsequenzen |
US11188048B2 (en) | 2018-10-23 | 2021-11-30 | Keyence Corporation | Programmable logic controller and main unit |
US11656596B2 (en) | 2018-10-23 | 2023-05-23 | Keyence Corporation | Programmable logic controller and program creation supporting apparatus |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5121164A patent/JPH06332507A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002163020A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Matsushita Electric Works Ltd | プログラマブルコントローラにおける異常検出方法およびその装置 |
EP1385070A3 (de) * | 2002-07-24 | 2006-11-15 | KUKA Roboter GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Anlage |
DE102009045863A1 (de) * | 2009-10-20 | 2011-04-21 | Endress + Hauser Process Solutions Ag | Aufzeichnung und Wiedergabe von Dienstsequenzen |
US11188048B2 (en) | 2018-10-23 | 2021-11-30 | Keyence Corporation | Programmable logic controller and main unit |
US11656596B2 (en) | 2018-10-23 | 2023-05-23 | Keyence Corporation | Programmable logic controller and program creation supporting apparatus |
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