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JPH06329899A - 耐溶剤性および耐候性樹脂組成物 - Google Patents

耐溶剤性および耐候性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH06329899A
JPH06329899A JP12017993A JP12017993A JPH06329899A JP H06329899 A JPH06329899 A JP H06329899A JP 12017993 A JP12017993 A JP 12017993A JP 12017993 A JP12017993 A JP 12017993A JP H06329899 A JPH06329899 A JP H06329899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
resin composition
titanium oxide
fine particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12017993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Okuzono
敏明 奥園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP12017993A priority Critical patent/JPH06329899A/ja
Publication of JPH06329899A publication Critical patent/JPH06329899A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品外観、機械的性質、耐熱性、耐溶剤性
および耐油性を損なうことなく、長時間にわたって屋外
使用時の風雨や太陽光、室内使用時の窓越しの太陽光、
蛍光灯の光などに暴露された時、成形品表面の変退色が
著しく小さく、成形時に、金型付着トラブルなどのない
耐候性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)ポリフェニレンエーテル20〜80重
量部、(B)ナイロン、ポリエステルおよびPCから選
ばれた1種以上の重合体20〜80重量部、(C)相溶
化剤0.01〜20重量部、(D)衝撃改良剤0〜30
重量部、および(E)平均粒子径が0.06μm以下の
微粒子酸化チタンおよび/または平均粒子径が0.06
μm以下の微粒子酸化亜鉛の合計0.1〜30重量部か
らなる樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の樹脂組成物は、成形品外
観、機械的性質、耐熱性を損なうことなく、特に、耐溶
剤性および耐油性および長時間にわたる屋外使用時の風
雨および太陽光、室内使用時の窓越しの太陽光、蛍光灯
の光などに暴露されたとき、成形品表面の変退色が著し
く小さく、成形時に金型付着物が発生するなどのトラブ
ルのない耐溶剤性および耐候性樹脂組成物であって、電
気・電子部品、自動車部品、機械部品、雑貨などの幅広
い分野で使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリフェニレンエーテル(以
下PPEと略記)とナイロン、ポリエステル系ポリマー
およびポリカーボネート(以下PCと略記)からえらば
れた1種以上の樹脂からなる組成物は電気的性質、機械
的性質、耐熱性、耐溶剤性および耐油性、成形性などに
優れているので、電気・電子部品、自動車部品、機械部
品、雑貨などの分野で使用されている。しかしながら、
PPE系ポリマーは全般的に耐候性が悪く、PPEとナ
イロン、ポリエステル系ポリマーおよびPCからえらば
れた1種以上の樹脂からなる組成物も例外ではなく、長
時間にわたって屋外使用時の風雨および太陽光、室内使
用時の窓越しの太陽光、蛍光灯の光などに暴露されたと
き、成形品表面の変退色が著しく大きいという問題を引
き起こし、用途が非常に制限されている。従って、この
ような各種光に暴露されたとき、PPEとナイロンポリ
エステル系ポリマーおよびPCからえらばれた1種以上
の樹脂からなる組成物からの成形品表面の変退色の防止
が強く望まれていた。
【0003】特開昭60−168756号公報には、オ
ルトヒドロキシ置換アルコキシベンゾフェノン類と、テ
トラアルキルジピペジニル脂肪族ジエステル類とをPP
Eに添加すると、成形品表面の変退色の発生を防止でき
ることが開示されている。しかしながら、オルトヒドロ
キシ置換アルコキシベンゾフェノン類や、テトラアルキ
ルジピペジニル脂肪族ジエステル類のような、有機低分
子量化合物をPPEに添加すると、溶融混練時や成形時
に有機低分子量化合物が揮散して、変退色の効果が低減
し、また、成形品表面に有機低分子量化合物が付着し外
観不良になったり、金型のガスベントが閉塞し、さらに
は突き出しピンなどにも有機低分子量化合物が付着し、
良品を連続して成形することが困難で、変退色の問題も
完全に解決することはできなかった。
【0004】本発明者らは特開昭60−168756号
報に開示された方法を、PPEとナイロン、ポリエステ
ル系ポリマー、PCから選ばれた1種以上の樹脂を主成
分とした組成物にも適用したが、有機低分子量化合物が
金型に付着し、変退色の問題も完全に解決することはで
きなかった。
【0005】特開昭61−62545号報には、PPE
に酸化亜鉛とニッケル系錯体を添加する方法が開示され
ている。この場合の酸化亜鉛の粒径は0.25μm前後
のものが特に好ましいとされているが、粒径が0.25
μm前後の酸化亜鉛の添加によりPPE樹脂の変退色は
ある程度防止できても、PPEとナイロン、ポリエステ
ル系ポリマー、PCから選ばれた1種以上の樹脂を主成
分とした組成物からの成形品を長時間、各種の光に暴露
されると変退色が大きくなり、まだ満足できるものでは
なかった。
【0006】特表昭57−502062号報には、約
0.1〜0.2μmの粒子寸法を持つ酸化チタンと、耐
衝撃改良剤をPPEに添加すると耐衝撃性が改善される
ことが開示されている。この方法でも、確かにある程度
の耐衝撃性は改善されるが、PPEとナイロン、ポリエ
ステル系ポリマー、PCから選ばれた1種以上の樹脂を
主成分とした組成物からの成形品の耐候性の改良の程度
は非常に低いものであった。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】本発明が解決しよう
とする課題は、耐溶剤性および耐油性に優れるばかりで
なく、長時間にわたる屋外使用時の風雨および太陽光、
室内使用時の窓越しの太陽光、蛍光灯の光などに暴露さ
れたとき、成形品表面の変退色が著しく小さく、成形品
外観、機械的性質、耐熱性が良好で、さらに射出成形時
の金型のガスベントの閉塞や、突き出しピンなどへの付
着物のない耐候性樹脂組成物を提供することにある。こ
のような組成物は、電気・電子部品、自動車部品、機械
部品、雑貨などの分野で、溶剤や油脂類に接触の可能性
があり、かつ各種光の照射される部品にも使用できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため種々検討の結果、(A)PPE(B)ナ
イロン、ポリエステルおよびPCから選ばれた1種以上
の重合体、(C)相溶化剤、(D)耐衝撃改良剤からな
る組成物に、微粒子酸化チタンおよび/または微粒子酸
化亜鉛を添加し、溶融混練することにより得られる樹脂
組成物を見出だし、本発明を完成させた。
【0009】すなわち、本発明は、(A)PPE20〜
80重量部、(B)ナイロン、ポリエステルおよびPC
から選ばれた1種以上の重合体20〜80重量部、
(C)相溶化剤0.01〜20重量部、(D)耐衝撃改
良剤0〜30重量部と(E)平均粒子径が0.06μm
以下の微粒子酸化チタンおよび/または平均粒子径が
0.06μm以下の微粒子酸化亜鉛合計0.1〜30重
量部からなる樹脂組成物である。
【0010】本発明に使用されるPPEは、例えば特開
昭63−286464公報に記載されている方法に準じ
て製造できる。特に、ポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレン)エーテル、2,6−ジメチル−1,4−
フェノール/2,3,6−トリメチル−1,4−フェノ
ール共重合体および前二者にそれぞれスチレンをグラフ
ト重合したグラフト共重合体が本発明に用いられるPP
Eとして好ましい。本発明に好適なPPEの極限粘度は
25℃クロロホルム溶液で測定し、0.60〜0.35
dl/gの範囲にあるのが好ましい。極限粘度が0.6
0dl/gより高いと組成物の溶融粘度が高くなり、バ
ーフロー値が低下して特に大型薄肉成形品の成形が困難
になる。逆に、極限粘度が0.35dl/gより低くな
ると機械的強度の低下が大きく実用成形品としての価値
を損なうので、本発明の樹脂組成物には使用できない。
【0011】本発明に使用されるナイロンは、ナイロン
6、ナイロン6,9、ナイロン6,10、ナイロン6,
12、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン4,6の
ような脂肪族ナイロン、ポリヘキサジアミンテレフタル
アミド、ポリヘキサジアミンイソフタルアミド、ポリメ
タキシレンジアミンアジピン酸アミドのような芳香族ナ
イロンから選ばれた1種以上のナイロンが好適に使用出
来る。
【0012】本発明に使用されるポリエステルは、脂肪
族ポリエステル、芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエ
ステルから選ばれるが、とくに好ましくはポリブチレン
テレフタレート(以下PBTと略記)、ポリエチレンテ
レフタレートである(以下PETと略記)。
【0013】本発明に使用されるPCは、例えば、反応
に不活性な有機溶媒、アルカリ水溶液の存在下、二価フ
ェノール系化合物およびホスゲンと反応させた後、第三
級アミンもしくは第四級アンモニュウム塩などの重合触
媒を添加して重合させる界面重合法や二価フェノール系
化合物をピリジンまたはピリジンと不活性溶媒の混合溶
媒に溶解し、ホスゲンを導入し直接PCを製造するピリ
ジン法など、従来のPCの製法により得られるものが使
用される。上記の反応の際、必要に応じて、分子量調節
剤、分岐化剤などが使用される。上記の二価フェノール
とは、ビスフェノールA、ビスフェノールS、テトラブ
ロムビスフェノールA、テトラクロルビスフェノールA
など公知のものが使用できる。
【0014】本発明に使用される相溶化剤は、分子内
に、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、カルボ
キシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボ
ン酸エステル基、アミノ基、イミノ基、エポキシ基、水
酸基、イソシアネート基、メルカプト基、オキサゾリン
環を少なくとも1つ有する化合物であり、たとえば、フ
マル酸、クエン酸、リンゴ酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸重合体、メラミン、アスパラギン酸誘導体、液状ジ
エンポリマー、芳香族炭化水素−ホルムアルデヒド樹
脂、αβ不飽和ジカルボン酸無水物とスチレン系化合物
もしくはビニルエーテル化合物からなる共重合体などか
ら選ばれた1種以上のものが使用される。
【0015】本発明に使用される耐衝撃改良剤として
は、MBS、SBR、スチレン・ブタジエンブロック共
重合体、水素化スチレン・ブタジエンブロック共重合
体、水添SEBSエラストマー(シェル化学(株)、商
品名クレイトンG)、コア層がゴム質でシェル層が硬質
樹脂からなる、コア・シェルタイプのエラストマー(武
田薬品(株)、商品名スタフロイド)、MBS系エラス
トマーやクレハBTAエラストマー、ポリスチレン相と
水素添加ポリイソプレン相からなるジブロック、または
トリブロック共重合体(クラレ(株)、商品名セプト
ン)などから選ばれた1種以上ポリマーが使用できる。
【0016】本発明に使用される平均粒子径が0.06
μm以下の微粒子酸化チタンとして、チタン工業(株)
製STT−30、STT−30D、STT−65C、日
本アエロジル(株)製P25、石原産業(株)製TTO
−51シリーズ、TTO−55シリーズなどが、微粒子
酸化亜鉛として、三井金属鉱業(株)製UF−ZNO、
堺化学工業(株)製FINEX−25、50、75など
が好適に使用される。本発明に使用される微粒子酸化チ
タンおよび微粒子酸化亜鉛は、平均粒子径が0.06μ
m以下のものであり、好ましくは、平均粒子径が0.0
5〜0.005μmのものである。粒子径が0.06μ
mを超えると、耐候性改良効果が著しく低下する。
【0017】本発明に使用される微粒子酸化チタンおよ
び/または微粒子酸化亜鉛を、ガラス繊維、炭素繊維や
マイカなどの無機物の表面を処理する公知の表面処理剤
により処理するのが好ましい。本発明に使用される表面
処理剤としては、チタネート系カップリング剤、シラン
系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジ
ルコアルミネート系カップリング剤、シリル化剤などが
ある。
【0018】本発明の樹脂組成物の配合比率は、(A)
PPE20〜80重量部、(B)ナイロン、ポリエステ
ルおよびPCから選ばれた1種以上の重合体20〜80
重量部、(C)相溶化剤0.01〜20重量部、(D)
耐衝撃改良剤0〜30重量部、(E)平均粒子径が0.
06μm以下の微粒子酸化チタンおよび/または平均粒
子径が0.06μm以下の微粒子酸化亜鉛合計0.1〜
30重量部であり、好ましくは、(A)PPE30〜7
0重量部、(B)ナイロン、ポリエステルおよびPCか
ら選ばれた1種以上の重合体30〜70重量部、(C)
相溶化剤0.05〜10重量部、(D)耐衝撃改良剤2
〜20重量部、(E)平均粒子径が0.06μm以下の
微粒子酸化チタンおよび/または平均粒子径が0.06
μm以下の微粒子酸化亜鉛合計0.2〜20重量部であ
る。
【0019】PPEとナイロン、ポリエステルおよびP
Cから選ばれた1種以上の重合体の配合比率において、
PPEが20重量部より少ないと、耐熱性や機械的強度
が低く、80重量部を越えると、溶融粘度が高くなり成
形が困難になる。相溶化剤の添加率が0.1重量部以下
では、ポリマーの分散状態が不安定になり機械的性質の
ばらつきが大きく、逆に20重量部を越えると、滞留熱
安定性や荷重撓み温度の低下が大きく好ましくない。耐
衝撃改良剤が30重量部を越えると、弾性率や荷重撓み
温度の低下が大きくなるので、好ましくない。微粒子酸
化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛の添加率が0.
1重量部より低いと耐候性改良効果が小さく、30重量
部より高くなると滞留熱安定性や機械的性質の低下が大
きく好ましくない。
【0020】本発明の耐候性樹脂組成物の耐候性をさら
に一段と改良するためには、つぎのような公知の紫外線
吸収剤、光安定剤を樹脂成分100重量部に対し、合計
量で2重量部以下、好ましくは、1.5重量部以下添加
してもよい。2重量部を越えるとモールドデポジットが
発生し好ましくない。サリチル酸系紫外線吸収剤として
は、p−t−ブチルフェニールサリシレート、p−オク
チルフェニルサリシレートなどがある。ベンゾフェノン
系紫外線吸収剤としては、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾ
フェノンなどを使用できる。ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤としては、2−(2´ヒドロキシ−5´−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´ヒドロキ
シ−5´−ターシャリブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2´ヒドロキシ−3´,5´−ジターシャ
リブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールな
どを使用できる。シアノアクリレート系紫外線吸収剤と
しては、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3´−
ジフェニールアクリレート、エチル−2−シアノ−3,
3´−ジフェニールアクリレートなどを使用できる。紫
外線安定剤としては、ニッケルビス(オクチルフェニ
ル)サルファイド、ニッケルコンプレックス−3,5−
ジターシャリーブチル−4−ヒドロキシベンジル・リン
酸モノエチレートなどがある。ヒンダードアミン系光安
定剤としては、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジル)オキザレート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)マロネー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)アジペート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)テレフタレートなどを使
用できる。
【0021】本発明の目的を損なわない範囲で、他の熱
可塑性樹脂、例えば、PS、HIPS、AS、AAS、
AES、AMBS、スチレンマレイン酸共重合樹脂など
のスチレン系樹脂、PC、PE、PP、マレイン酸変性
PP、POM、PMMA、各種脂肪族ナイロンおよび芳
香族ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエー
テルエーテルケトン、ポリスルホンなども配合できる。
【0022】本発明の樹脂組成物の機械的強度、剛性、
寸法安定性改良のため、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガ
ラスフレーク、ガラス繊維クロス、ガラス繊維マット、
グラファイト、炭素繊維、炭素繊維クロス、炭素繊維マ
ット、カーボンブラック、炭素フレーク、アルミ、ステ
ンレス、真鍮および銅などから作った金属繊維や金属フ
レーク、金属粉末、有機繊維、針状チタンサンカリウ
ム、マイカ、タルク、クレー、針状酸化チタン、ウオラ
ストナイト、炭酸カルシュウムから選ばれた1種以上の
充填材を配合しても良い。剛性・強度を上げて、さらに
成形品の外観や平滑性を向上するためには、充填材とし
て径の細い繊維を使用するのが好ましい。径の細い繊維
としては、日本無機(株)製のガラス繊維E−FMW−
800(平均繊維径0.8μm)やE−FMW−170
0(平均繊維径0.6μm)を例示できる。
【0023】上記充填材の表面を公知の表面処理剤、す
なわち、チタネート系カップリング剤、シラン系カップ
リング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジルコアル
ミネート系カップリング剤で表面処理するのが好ましく
い。さらに繊維類を、公知のエポキシ系、ウレタン系、
ポリエステル系、スチレン系などの集束剤で集束しても
良い。
【0024】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、
難燃剤としてトリフェニールホスヘートやトリクレジル
ホスヘート、あるいはそれらの重縮合体、または赤リン
のような公知のリン化合物を添加できる。また、デカブ
ロムジフェニールエーテル、ブロム化ポリスチレン、低
分子量ブロム化ポリカーボネート、ブロム化PPE、ブ
ロム化エポキシ化合物のようなハロゲン化合物を難燃剤
として添加できる。三酸化アンチモン、四酸化アンチモ
ン、酸化ジルコニウムのような難燃助剤もハロゲン化合
物と併用できる。
【0025】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、
公知のフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防
止剤、チオエーテル系酸化防止剤、ヒンダードフェノー
ル系、硫化亜鉛などの熱安定剤および酸化防止剤を用い
ることが出来る。さらに必要に応じて、帯電防止剤、可
塑剤、潤滑剤、離型剤、染料、顔料、なども添加するこ
とができる。
【0026】本発明の樹脂組成物は、一般に熱可塑性樹
脂組成物の製造に用いられる設備と方法により製造する
ことができる。例えば、本発明の樹脂組成物を構成する
成分を一括して混合、溶融混練し、押出して本発明の樹
脂組成物を得ることができる。あるいはスチレン系ポリ
マー、PPE、相溶化剤、表面処理したまたは表面処理
していない微粒子酸化チタンおよび/または微粒子酸化
亜鉛を、ミルで充分に溶融混練し、取り出した混練物を
室温冷却し、さらに液体窒素に浸漬、冷却後、3〜5m
mの大きさに破砕して得られたマスターバッチ、また
は、スチレン系ポリマーと微粒子酸化チタンおよび/ま
たは微粒子酸化亜鉛を、加圧ニーダーで充分溶融混練
し、押出機でペレット化するか、または冷却破砕して得
られたマスターバッチと、相溶化剤と反応させたPPE
およびその他の樹脂成分を混合後、さらに、一軸または
二軸の押出機を使用して溶融混練し、押出して本発明の
樹脂組成物を得ることができる。
【0027】本発明の樹脂組成物は、射出成形以外に、
押出成形、ブロー成形、真空成形、圧空成形も可能であ
る。
【実施例】次の実施例と比較例により本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施例と比較例における試験片の成形方法、試験方
法は次の通りである。
【0028】(1)使用原材料 PPEは三菱ガス化学(株)製、25℃クロロホルム中
の極限粘度が0.45dl/gのものを使用した。熱可
塑性ポリエステルとして、PBTはポリプラスチックス
(株)製2002を、PETは三菱レイヨン(株)製ダ
イヤナイトPA200を使用した。ナイロン6は東レ
(株)製アミランCM1017を、PCは三菱ガス化学
(株)製ユーピロンS−3000を、スチレン系ポリマ
ーとして、(株)クラレ製スチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体の水素添加物セプトン2002(セプトンと
略記)、相溶化剤として無水マレイン酸(MAnと略
記)を使用した。微粒子酸化チタンは、日本アエロジル
(株)製、酸化チタンP25(平均粒子径0.02μ
m、以下P25と略記)、比較のため使用した酸化チタ
ンは、石原産業(株)製、A220(平均粒子径0.2
0μm、以下A220と略記)である。微粒子酸化亜鉛
は、堺化学工業(株)製、FINEX−50(平均粒子
径0.02μm、以下X−50と略記)で、比較のため
使用した酸化亜鉛は、堺化学工業(株)製、SF−15
(平均粒子径0.18μm、以下SF15と略記)であ
る。
【0029】ホスファイト系熱安定剤としては、サンド
社製P−EPQを使用した。ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤として、2−(2´ヒドロキシ−5´−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール(BTAと略記)を、ヒ
ンダードアミン系光安定剤として、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)オキザレート
(HALSと略記)を使用した。
【0030】(2)微粒子酸化チタンおよび/または微
粒子酸化亜鉛の表面処理法 微粒子酸化チタンP25をスーパーミキサーに100g
投入し、撹拌しながら水30g、メタノール270g、
イソプロピルドデシルベンゼンスルホニルチタネート
1.5gの混合液を、10分かけて添加した。添加終了
後さらに10分撹拌した。湿ったP25を広げて室温で
48時間乾燥後、さらに、100〜150℃で1時間乾
燥した微粒子酸化チタンをP25Tと呼ぶ。P25Tと
同様な処理を行った微粒子酸化亜鉛X−50をX−50
Tと呼ぶ。比較のために使用した酸化チタンA220お
よび酸化亜鉛SF−15のイソプロピルドデシル々ンゼ
ンスルホニルチタネートによる同様の表面処理品をそれ
ぞれ、A220T、およびSF−15Tと呼ぶ。
【0031】(3)組成物a1の製法 PPE/セプトン/無水マレイン酸=90/8.4/
1.6重量部の比率で混合後、シリンダー設定温度28
0〜300℃の二軸押出機で溶融混練し、ペレット化
し、これを組成物a1とした。
【0032】(4)酸化チタンおよび酸化亜鉛とスチレ
ン系ポリマー組成物の製法 (4−1)組成物b1とb11の製法 190〜210
℃に設定した東洋精機(株)製ラボプラストミルに、セ
プトン3.8重量部、P−EPQを0.2重量部を添加
し、溶融混練しながら5分かけて1重量部の微粒子酸化
チタンP25またはP25Tを加える。さらに5分溶融
混練後ラボプラストミルから取り出し、室温で冷却し、
次に、液体窒素に浸漬冷却後、粉砕機で3〜5mmの大
きさに破砕し、それぞれの破砕品を組成物b1(P25
使用)または組成物b11(P25T使用)とした。 (4−2)組成物b2とb22の製法 酸化チタンとし
てA220またはA220Tを使用した以外、(b1)
と同一条件で組成物b2(A220使用)またはb22
(A220T使用)を製造した。
【0033】(4−3)組成物c1とc11の製法 1
90〜210℃に設定した東洋精機(株)製ラボプラス
トミルに、セプトン3.8重量部、P−EPQを0.2
重量部を添加し、溶融混練しながら5分かけて1重量部
の微粒子酸化亜鉛X−50またはX−50Tを加える。
さらに5分溶融混練後ラボプラストミルから取り出し、
室温で冷却し、次に、液体窒素に浸漬冷却後、粉砕機で
3〜5mmの大きさに破砕し、それぞれの破砕品を組成
物c1(X−50使用)またはc11(X−50T使
用)とした。 (4−4)組成物c2とc22の製法 酸化亜鉛として
SF15またはSF15Tを使用した以外は、(c1)
と同一条件で組成物c2(SF15使用)とc22(S
F15T使用)を製造した。
【0034】(5)試験片の成形方法 表1〜表4に示した各成分をシリンダー設定温度270
℃で、スクリュー径30mmの二軸押出機により溶融混
練しペレットを製造した。このペレットを100℃で5
時間乾燥後、住友重機械(株)製SG125型射出成形
機により金型温度70℃、シリンダー設定温度270〜
290℃、射出圧力98MPaで、ASTM−D638
規定タイプ1の3.2mm厚引張試験片と、63.5×
12.7×3.2mmのアイゾット衝撃試験片を、10
0ショット成形し、金型の突き出しピンへの耐光性改良
剤の付着の有無を調べ、付着物のないものを1、僅かに
付着物のあるものを2、少し付着物のあるものを3、付
着物の多いものを4、付着物の著しく多いものを5とし
た。
【0035】(6)引張強さ測定法 ASTM−D638に準じ、引張試験片を用いて引張速
度5mm/分、試験温度23℃で5本試験を行い、5本
の平均の引張強さ(単位はMPa)と破断伸び(単位は
%)を求めた。
【0036】(7)耐油性測定法 (5)の条件で成形した引張試験片を、支点間距離10
0mmの金属製治具に載せ、支点から50mmの位置に
1.0%の曲げ撓みを与え、23℃の白灯油(三菱石油
(株)製)に48時間浸漬後、上記(3)の条件で5本
の試験片の破断伸びを測定し、5本の破断伸びの平均値
により、耐油性を比較した。
【0037】(8)耐候性試験 63.5×12.7×3.2mmのアイゾット衝撃試験
片を、6.5KWキセノンアーク式フェードメーター
(米国、アトラス社製、CI−65型)の暴露台に取り
付けて、使用フィルターのインナー部にパイレックスガ
ラス、アウター部にクリアーガラスを付け、ブラックパ
ネル温度63℃、降雨スプレーなしの条件で処理した。
300時間処理後の試験片を、日本電色工業(株)製Σ
−80型・色差計により黄変度ΔYIを測定し、耐光性
の良否を比較した。
【0038】実施例1〜14 表1と表2に示す各成分を各比率(重量部)にて配合、
成形し、物性を測定した。結果を表1と表2に示す。 比較例1〜14 表3と表4に示す各成分を各比率(重量部)にて配合、
成形し、物性を測定した。結果を表3と表4に示す。
【0039】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、長時間にわたっ
て屋外使用時の風雨および太陽光、室内使用時の窓越し
の太陽光、蛍光灯の光などに暴露されたとき、成形品表
面の変退色が著しく小さく、また、成形品外観、機械的
性質、耐熱性が良好で、さらに射出成形時の金型のガス
ベントの閉塞や突き出しピンへの付着物のない耐光性樹
脂組成物である。本発明の樹脂組成物の成形方法は、射
出成形以外に、押出成形、ブロー成形、真空成形、圧空
成形も可能である。本発明の樹脂組成物は、電気・電子
部品、自動車部品、機械部品、雑貨などの分野で各種光
の照射される部品など広がった用途に使用できる。
【0040】
【表1】 実施例番号 1 2 3 4 5 6 7 (配合比率) 組成物a1 40 43 40 35 55 55 55 ナイロン 50 55 40 PBT 35 40 PET 35 35 PC 20 20 組成物b1 10 組成物c11 2 5 10 5 5 10 (物性) 引張強さ 47 54 59 48 66 69 68 破断伸び 51 54 43 47 52 53 36 耐油性 48 52 40 42 49 50 30 ΔYI 12 5.5 3.5 2.5 4.5 4.5 2 ピン付着物 1 1 1 1 1 1 1
【0041】
【表2】 実施例番号 8 9 10 11 12 13 14 (配合比率) 組成物a1 35 35 35 38 60 60 55 ナイロン 55 60 35 PBT 55 35 PET 30 35 PC 30 組成物c1 10 組成物c11 5 10 2 5 5 10 (物性) 引張強さ 48 49 53 52 64 67 65 破断伸び 47 44 46 47 52 49 39 耐油性 49 42 43 42 46 45 30 ΔYI 15 4.0 2.5 5.5 4.5 5.0 2.5 ピン付着物 1 1 1 1 1 1 1
【0042】
【表3】 比較例番号 1 2 3 4 5 6 7 (配合比率) 組成物a1 50 50 55 55 55 55 55 ナイロン 40 40 40 40 PBT 20 35 PET 35 PC 20 組成物b2 10 5 組成物b22 10 10 10 組成物c2 5 組成物c22 5 (物性) 引張強さ 67 64 69 68 66 69 68 破断伸び 41 44 53 47 42 45 39 耐油性 38 42 42 42 43 46 33 ΔYI 38 31 42 32 45 32 34 ピン付着物 1 1 1 1 1 1 1
【0043】
【表4】 比較例番号 8 9 10 11 12 13 14 (配合比率) 組成物a1 60 60 60 60 60 60 60 ナイロン 40 38 PBT 37 PET 20 39 38 37 PC 20 BTA 1 1.5 0.5 1 1.5 HALS 1 1.5 0.5 1 1.5 (物性) 引張強さ 44 53 50 45 47 45 66 破断伸び 65 64 49 47 52 53 38 耐油性 58 52 46 46 45 49 49 ΔYI 50 28 21 48 33 29 22 ピン付着物 1 4 5 1 2 3 5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/02 LPF 69/00 LPQ 77/00 LQV

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリフェニレンエーテル20〜80
    重量部、(B)ナイロン、ポリエステルおよびポリカー
    ボネートから選ばれた1種以上の重合体20〜80重量
    部、(C)相溶化剤0.1〜20重量部、(D)耐衝撃
    改良剤0〜30重量部および(E)平均粒子径が0.0
    6μm以下の微粒子酸化チタンおよび/または平均粒子
    径が0.06μm以下の微粒子酸化亜鉛合計0.1〜3
    0重量部からなることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)ポリフェニレンエーテルが、(2,
    6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル重合体、
    2,6−ジメチル−1,4−フェノール/2,3,6−
    トリメチル−1,4−フェノール共重合体およびこれら
    にスチレンをグラフト重合したグラフト共重合体から選
    ばれた1種以上の重合体であって、25℃のクロロホル
    ム溶液で測定した極限粘度が0.60〜0.35dl/
    gであることを特徴とする請求項1の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(B)重合体が脂肪族ポリエステル、芳香
    族ポリエステルおよび全芳香族ポリエステルから選ばれ
    た1種以上の重合体であることを特徴とする請求項1の
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(E)微粒子酸化チタンおよび/または微
    粒子酸化亜鉛が、チタネート系カップリング剤、シラン
    系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジ
    ルコアルミネート系カップリング剤またはシリル化剤で
    表面処理したことを特徴とする請求項1の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(E)微粒子酸化チタンおよび/または微
    粒子酸化亜鉛として、平均粒子径が0.06μm以下の
    微粒子酸化チタンおよび平均粒子径が0.06μm以下
    の微粒子酸化亜鉛の合計1重量部に対し、スチレン系ポ
    リマーを0.5〜100重量部を加えて溶融混練して得
    たマスターバッチを使用することを特徴とする請求項1
    の樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08295800A (ja) * 1995-02-28 1996-11-12 Sumitomo Chem Co Ltd 安定化された熱可塑性樹脂組成物
JP2006077075A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 樹脂組成物と紫外線遮蔽用透明樹脂成形体および紫外線遮蔽用透明樹脂積層体
JP2008291233A (ja) * 2007-04-23 2008-12-04 Asahi Kasei Chemicals Corp 樹脂組成物

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JP2006077075A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 樹脂組成物と紫外線遮蔽用透明樹脂成形体および紫外線遮蔽用透明樹脂積層体
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