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JPH06328092A - 生物学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法 - Google Patents

生物学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法

Info

Publication number
JPH06328092A
JPH06328092A JP5117520A JP11752093A JPH06328092A JP H06328092 A JPH06328092 A JP H06328092A JP 5117520 A JP5117520 A JP 5117520A JP 11752093 A JP11752093 A JP 11752093A JP H06328092 A JPH06328092 A JP H06328092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
flow rate
control
amount
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5117520A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sekine
孝夫 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP5117520A priority Critical patent/JPH06328092A/ja
Publication of JPH06328092A publication Critical patent/JPH06328092A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理系の制御用のニューラルネット制御シス
テムを実際のプラントに適用する場合における教師デー
タの収集方法を提供すること。 【構成】 ニューラルネット制御システムにより処理系
のSRT制御を行う場合において、Mw一定制御部30
により余剰汚泥引き抜き固形物量Mwを一定制御した状
態において、QR制御部60により返送汚泥流量QRを
種々な値に制御する。その際の汚泥容量指標SVI、平
均汚泥滞留時間SRT、返送汚泥流量QR、並びに流入
水量Qs、並びに余剰汚泥流量Qwなどのデータを収集
し、これらのデータ項目から教師データを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生物学的処理装置の制
御システムにおけるデータ収集方法に関し、特に下・排
水の生物処理における制御システムである糸状性バルキ
ングのニューラルネット制御システムにおけるデータ収
集方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、排水は、活性汚泥微生物により
好気的(脱窒、脱リンは必要な場合等、一部に嫌気的プ
ロセスを含む)に処理される。そしてこの処理時におい
て、上記の活性汚泥微生物が増殖するため、処理系を安
定(定常)に維持するため、活性汚泥の一部を余剰汚泥
として処理系外部に排出する必要がある。
【0003】この場合における排出量の制御である余剰
汚泥量制御(余剰汚泥制御)としては、現在まで、以下
のようなものが提案されており、また一部は実用化され
ている。
【0004】(1)1日当たりの目標引き抜き汚泥量を
設定し、余剰の積算流量がその目標値になるまで引き抜
く方法(定量引き抜き制御)、(2)曝気槽内における
汚泥量の一定割合を毎日引き抜く方法(汚泥日令(S
A)制御)、(3)処理系内における汚泥量の一定割合
を毎日引き抜く方法(平均汚泥滞留時間(SRT)制
御)、上記の余剰汚泥量制御のうちで、現在、最も良好
な管理方法はSRT制御であることが知られている。
【0005】図6にこのSRT制御を行うための構成の
一例を示した。図6において、曝気槽1の出力付近に設
置された汚泥容量(SV)計2、並びに活性汚泥浮遊量
(MLSS)計3の検出値をそれぞれ汚泥容量指標(S
VI)計4に導入して、汚泥容量指標SVIを算出す
る。この算出された汚泥容量指標SVIの値、流入水量
(Qs)計5による流入水量Qs、並びに返送(余剰)
汚泥濃度(CR)計61により求められる返送汚泥量な
どから、演算処理(WS)部7によって、最終沈殿池1
0内における汚泥量を演算する。またこの演算された最
終沈殿池内汚泥量MF、余剰汚泥流量(Qw)計11か
らの余剰汚泥流量Qw、並びに上記の返送(余剰)濃度
CRをSRT制御部8に入力する。そしてこれらの入力
に基づいてSRT制御部8により余剰汚泥量を求め、こ
の余剰汚泥量に応じて余剰汚泥引き抜き用の余剰汚泥ポ
ンプ9をON/OFF制御して所定量の余剰汚泥を排出
することで、処理系を安定に維持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の方法によりSRT制御を制御システムとして実現す
る場合、最終沈殿池内汚泥量MFを把握するために、W
S部7としてはワークステーションレベルの計算機が必
要であるという欠点がある。このため、そのような計算
機設備がない場合には、上記の制御システムを事実上導
入できなかった。またこの計算機設備を有する処理施設
であっても、上記従来の最終沈殿池内汚泥量MFの計算
は、数式モデルに基づくものであるため、そのモデルパ
ラメータの同定(固定)に非常な労力が必要であった。
【0007】そこで本出願人は、ニューラルネット(ニ
ューラルネットモデル)を利用した制御方式を先に提案
した(特願平4−247450号)。この制御方式は、
要するに、排水の生物学的処理装置における平均汚泥滞
留時間SRTの設定値、汚泥容量指標SVIの値、流入
水量Qs、並びに返送汚泥流量QRをニューラルネット
モデルへの入力変数とし、また余剰汚泥流量Qwを出力
変数に含むニューラルネット制御部を、上記従来の構成
において演算処理部とSRT制御部に代えて設けたもの
である。またこの場合、定常解析プログラムを用いて学
習に必要な教師データを作成し、この教師データを用い
てニューラルモデルに含まれるパラメータを同定してい
た。この同定は、出力と教師データとの差に基づいて上
記パラメータを修正する操作を所定の学習パターンが終
了するまで繰り返すことで行われる。また繰り返し回数
を増やすことで、誤差の自乗和が減少してニューラルネ
ット出力値と教師データの値とを一致させることができ
る。そしてこの制御方式によれば、ニューロモデルを利
用しているために、例えば誤差逆伝播法(Error
Backpropagotion Method)など
による学習によって、モデルパラメータの同定が容易と
なる。
【0008】ところがこの方法の場合、学習のための教
師データが得られていることを前提としており、またこ
の教師データの収集はニューラルネットシステムへの入
出力変数を考慮して決定しなければならない。そして上
記方法ではシュミレーションによって教師データを作成
しているが、実際には、処理系の内部状態は殆ど計測で
きないという欠点がある。
【0009】上記の課題を解決するため、本発明の目的
は、上記のようなニューラルネットによる制御システム
を実際のプラントに適用する場合において効果的な、学
習用のデータ(教師データ)の収集方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の生物学的処理装
置の制御システムにおけるデータ収集方法は、生物学的
処理装置による処理系の制御をするためのニューラルネ
ット制御システムにおけるパラメータの同定に用いる教
師データを収集する方法であって、余剰汚泥引き抜き固
形物量Mwを一定制御した状態において返送汚泥流量Q
Rを制御する条件下において前記教師データを収集す
る、ことを特徴とするものである。
【0011】前記処理系の制御は、例えば、SRT制御
である。また前記教師データの収集項目は、例えば、汚
泥容量指標SVI、平均汚泥滞留時間SRT、返送汚泥
流量QR、並びに流入水量Qsなどの入力変数、および
余剰汚泥流量Qwの出力変数である。
【0012】
【作用】余剰汚泥引き抜き固形物量Mwを一定制御した
状態で、返送汚泥流量QR を種々な値に制御し、その時
に得られた制御系における入出力変数など項目を収集し
て教師データを作成する。
【0013】そして、上記のように余剰汚泥引き抜き固
形物量Mwを一定にした制御とすることで、汚泥容量指
標SVIが変動する条件下においても余剰汚泥固形物を
正確に制御できる。これに対して、例えば1日当りの引
き抜き汚泥量を一定に制御する場合には、SVIが高く
なるのに伴って引き抜き汚泥濃度Cwが低下するために
1日当りの実際の余剰汚泥引き抜き固形物量は減少する
結果、処理系内の汚泥量は増加するなどの欠点がある。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
るに、図1に、上記の先に提案したニューラルネット制
御システムの一例を、また図2にこの制御システムに用
いられる教師データを得るための本発明のデータ収集方
法の実施例の構成を、それぞれ示した。
【0015】まず図1のニューラルネット制御システム
について説明する。この制御システムと図6に示した従
来の制御システムとの主な違いは、演算処理部7とSR
T制御部8に代えて、ニューラルネット制御部20を設
けたことである。
【0016】SRT制御における操作量は余剰汚泥量
(通常は1日当たりの余剰汚泥量)であるから、ニュー
ラルネット制御の入力項目(入力変数)は、SRT制御
下でこの余剰汚泥量に影響を及ぼす因子が選定され、具
体的には、汚泥容量SV30と活性汚泥浮遊量MLSS
濃度より演算される汚泥容量指標SVI、平均汚泥滞留
時間SRTの設定値(SRTset)、返送汚泥流量Q
R、流入水量Qs、の4項目となる。また、ニューラル
ネット制御における操作量である出力項目(出力変数)
は、上記の余剰汚泥流量Qwである。
【0017】次に、本発明の実施例における教師データ
の収集方法を説明する。尚、教師データは、より具体的
には、上記の4つの入力変数(汚泥容量指標SVI、平
均汚泥滞留時間SRTの設定値SRTset、返送汚泥
流量QR、流入水量Qs)と、出力変数である余剰汚泥
流量Qwとの関係についてのデータである。
【0018】この実施例のデータ収集方法において、検
討項目は、(1)データ収集時の運転制御方法、(2)
データ収集時における可変パラメータ(可制御パラメー
タ)の設定方法などである。
【0019】まず、学習データ収集時における運転制御
システムの全体構成は、上記の入出力項目を考慮して、
図2に示したものとなる。この運転制御システムは、図
1の制御システムにおいてニューラルネット制御部20
に代えて、Mw(余剰汚泥引き抜き固形物量)一定制御
装置部30を用いている。また、余剰汚泥ポンプ9によ
り引き抜かれた余剰汚泥の濃度を検出する余剰濃度(C
w)計12と、最終沈殿池10からの放水流における汚
泥(SS)の濃度を検出する濁度(Tb)計13とが設
けられており、これらの検出値は、Qw計11の検出値
とともに、Mw一定制御装置部30に入力される。更
に、返送汚泥ポンプ91、制御弁92、並びに返送汚泥
流量(QR)制御部60を設けるとともに、返送汚泥流
量(QR )計6の検出値をQR制御部60に入力し、返
送汚泥流量の設定値QRsetに基づいてQR制御部6
0により制御弁92を開閉制御することで、返送汚泥流
量QRを調整している。
【0020】この運転制御システムにおいて、Mw一定
制御装置部30は、次のような機能を有する。
【0021】(1)1日当りの目標の余剰汚泥引き抜き
固形物量Mwの設定値Mwset(Kg−SS/日)を
設定する機能、(2)余剰汚泥ポンプ9の起動時間を設
定する機能し、並びにこの設定時間で余剰汚泥ポンプ9
を起動するための起動開始指令を出力する機能、(3)
余剰汚泥ポンプ9の起動時から余剰汚流量Qwと余剰汚
泥濃度Cwとの積の積算をして、実際の余剰の引き抜き
固形物量の積算値Mwcalを求める機能、尚、この積
算は、Mwcal=∫Qw(t)×Cw(t)により行
われる。またQw計11やCw計12からの検出信号が
デジタル信号の場合には、積算はΣQw(k)×Cw
(k)により行われる。
【0022】(4)設定値Mwsetと、積算値Mwc
alとを比較し、実際の引き抜き量が設定値と同じか、
またはそれ以上になった時点で、余剰汚泥ポンプ9を停
止させる機能、尚、最終沈殿池10からの放流水による
汚泥の流出量が多い場合には、放流水として1日当りに
処理系外に流出される汚泥量の積算値を求め、またこの
放流水中の汚泥量と上記の余剰汚泥量との和を求めるこ
とにより、処理系外に引き抜かれる汚泥量の総量を正確
に把握することができる。即ちこの場合には、積算値M
wcalは、Mwcal=Σ(Qw(k)×Cw(k)
+Qs(k)×Ce(k))となる。ここで、放流水中
の汚泥濃度Ceは、Tb計13よって汚泥濃度換算で求
めることができる。
【0023】次に、データ収集時の可変パラメータの設
定方法の一例を、教師データの収集方法とともに説明す
る。可変パラメータとしては、Mw一定制御の設定値、
QR制御の設定値、の2項目を考慮する必要がある。
尚、場合によって流入汚水量を可変パラメータとしても
良い。
【0024】そしてまず、Mw一定制御およびQR制御
における設定値Mwsetと設定値QRsetそれぞれ
Mw(1),QR(1)とし、ある一定期間運転する。
一定期間とは、通常1週間から1か月程度である。尚、
設定値Mwsetが大きいほど、処理系外に排出される
余剰汚泥量を多くできるため、短期間で処理系が定常状
態となる。そして、定常状態となった時点で、ニューロ
制御システムへの5つの入出力項目である汚泥容量指標
SVI、流入水量Qs、返送汚泥流量QR、平均汚泥滞
留時間SRT、余剰汚泥流量Qw、をそれぞれ求める。
ここで、平均汚泥滞留時間SRTの値は、処理系内汚泥
量Mと1日当りの余剰汚泥引き抜き固形物量Mwより、
SRT=M/Mwなる式を用いて計算する。また。余剰
汚泥流量Qwの値は、Mw一定制御下において、1日当
り余剰汚泥として排出される余剰汚泥量の積算値であ
る。
【0025】次に、QR制御における返送汚泥流量の設
定値QRsetを、QR(1)から順次QR(2)、Q
R(3)、…と必要に応じて数段階に変更し、その都度
上記の5つの入出力項目を求める。または、汚泥容量指
標SVIが変動した時点においてもその都度上記の5つ
の入出力項目を求める。
【0026】以上の一連のデータはMw一定制御におけ
る設定値MwsetがMw(1)の場合であるが、更に
必要に応じて、Mw(2)、Mw(3)に設定値Mws
etを変更し、同様の手順で教師データ(1)〜(5)
を収集する。
【0027】そして図1の制御システムでは、上記のよ
うにして得られた教師データを用いて、ニューラルネッ
トモデルに含まれるパラメータの同定が、例えば以下の
手順で行われる。ここで、ニューラルネットモデルとし
ては、図3に示した、入力層、中間層、出力層の3段の
階層形モデルを用いた。この階層形モデルにおける、出
力Y31までの計算手順は、次の通りである。
【0028】(1)入力層のニューロンには、入力変数
であるSVI、Qs、QR、RST値をそれぞれフルス
ケール値で除した値であるX1i(i=1〜4)がそれ
ぞれ入力される。これはそのまま中間ニューロンに出力
される。
【0029】(2)中間層のニューロンは、式(1)に
示したように、入力層からの出力X1iと重み係数W2
j、1iとの積和を求め、この積和値にオフセット値θ
2jを加算したものを内部変数U2jとする。
【0030】
【数1】
【0031】(3)中間層のニューロンからの出力は、
一般的に、式(2)に示したように、内部変数をシグモ
イド関数で変換して求められる。
【0032】
【数2】
【0033】(4)更に出力層のニューロンでは、中間
層のニューロンと同様の手順により、式(3)から内部
変数U31が、また式(4)から出力Y31が、それぞ
れ求められる。
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】次いで上記で得られたニューラルネットモ
デルの出力Y31の学習が行われる。この学習には、上
記の誤差逆伝播法が一般に用いられる。これは、この出
力Y31と、その時の入力データに対応する教師データ
(ここでは余剰汚泥流量Qw)との誤差を種々の入力条
件において求め、またこの誤差の自乗和を評価関数とし
て、この値が減少するように、ニューラル制御に含まれ
るパラメータ(重み係数W、オフセット値θ)を修正す
る方法である。また、この場合のパラメータの修正アル
ゴリズムには最急降下法が通常用いられる。本実施例で
は、余りによる確率的降下法(麻生英樹「ニューラルネ
ットワーク情報処理」産業図書1990)を用いた。
【0037】図4に、上記の学習の具体的な手順を示し
た。まず、パラメータ(重み係数W、オフセット値θ)
を、例えば乱数0〜1で初期化する。次いで、ニューラ
ルネットモデルに基づき、入力データから中間層と出力
層ユニットにおける内部変数、出力値など計算する。ま
た、出力層からの出力Y31と教師データT31との誤
差に基づいて、出力層と中間層のパラメータを修正す
る。そして、以上の操作を、学習パターン(例えば33
回で1セットの学習パターン)が終了するまで繰り返
す。そしてこの学習パターンが終了したなら、この学習
パターンを設定した繰り返し回数だけ実行する。
【0038】図5に、上記の学習結果を例示した。Nは
上記の繰り返し回数であり、図5の(A)〜(D)は、
それぞれN=1、N=53、N=500、N=1002
の場合を示したものである。これらの図において、実線
は教師データ、点線はニューラルネットモデルの出力Y
31を示したものである。
【0039】そしてこの結果より、繰り返し回数が増え
るに従って誤差の自乗和SUMXが減少して、ニューラ
ルネットの出力値と教師データの値とが一致するよう
に、パラメータ(重み係数W、オフセット値θ)が更新
されていることが判る。
【0040】尚、図1の制御システムは、以上説明した
ような標準活性汚泥法以外に、例えば、オキシデーショ
ンディッチ法、A/O法などの、種々のプロセスに適用
可能である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、余
剰汚泥引き抜き固形物量Mwの一定制御、および返送汚
泥流量QRの制御下において教師データを収集するよう
にしたので、ニューラルネットによる制御システムを実
際のプラントに適用する場合における学習用の教師デー
タを容易に、また正確に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るニューラルネット制御システムの
一例を示す構成図である。
【図2】本発明のデータ収集方法の実施例を示す構成図
である。
【図3】上記制御システムに使用される階層形ニューラ
ルネットモデルの説明図である。
【図4】上記制御システムにおける学習手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】上記制御システムにおける学習結果を示す実験
例の特性図である。
【図6】従来のSRT制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1…曝気槽 2…汚泥容量(SV)計 3…活性汚泥浮遊量(MLSS)計 4…汚泥容量指標(SVI)計 5…流入水量(Qs)計 6…返送(余剰)汚泥濃度(CR)計 9…余剰汚泥ポンプ 10…最終沈殿池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物学的処理装置による処理系の制御を
    するためのニューラルネット制御システムにおけるパラ
    メータの同定に用いる教師データを収集する方法であっ
    て、余剰汚泥引き抜き固形物量(Mw)を一定制御した
    状態において返送汚泥流量(QR)を制御する条件下に
    おいて前記教師データを収集することを特徴とする生物
    学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法。
  2. 【請求項2】 前記処理系の制御が、平均汚泥滞留時間
    (SRT)制御であることを特徴とする請求項1記載の
    データ収集方法。
  3. 【請求項3】 前記教師データの収集項目が、汚泥容量
    指標(SVI)、平均汚泥滞留時間(SRT)、返送汚
    泥流量(QR)、並びに流入水量(Qs)などの入力変
    数、および余剰汚泥流量(Qw)の出力変数である、こ
    とを特徴とする請求項1または2記載のデータ収集方
    法。
JP5117520A 1993-05-20 1993-05-20 生物学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法 Pending JPH06328092A (ja)

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JP5117520A JPH06328092A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 生物学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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