JPH0632433Y2 - 車両用エンジン冷却装置 - Google Patents
車両用エンジン冷却装置Info
- Publication number
- JPH0632433Y2 JPH0632433Y2 JP3858388U JP3858388U JPH0632433Y2 JP H0632433 Y2 JPH0632433 Y2 JP H0632433Y2 JP 3858388 U JP3858388 U JP 3858388U JP 3858388 U JP3858388 U JP 3858388U JP H0632433 Y2 JPH0632433 Y2 JP H0632433Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- radiator
- engine
- shroud
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims description 16
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 28
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は車両用エンジンの冷却装置に関するものであ
り、特に、エンジンルーム内にダストが堆積することを
防止し得る冷却装置に関するものである。
り、特に、エンジンルーム内にダストが堆積することを
防止し得る冷却装置に関するものである。
従来の技術 車両のエンジンルーム内には、通常、エンジンと共に、
(a)エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、(b)エン
ジンによって回転させられ、ラジエータに冷却空気を送
るラジエータファンと、(c)それらラジエータファンと
ラジエータとの間の空間の全周を囲むファンシュラウド
とを含むエンジン冷却装置が配設されている。ラジエー
タを冷却して温度の上昇した空気は、エンジンルーム外
へ排出される。
(a)エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、(b)エン
ジンによって回転させられ、ラジエータに冷却空気を送
るラジエータファンと、(c)それらラジエータファンと
ラジエータとの間の空間の全周を囲むファンシュラウド
とを含むエンジン冷却装置が配設されている。ラジエー
タを冷却して温度の上昇した空気は、エンジンルーム外
へ排出される。
考案が解決しようとする課題 したがって、エンジンルーム内へ代わりの空気が吸い込
まれることとなるが、この吸い込まれる空気、特に路面
近傍から吸い込まれる空気にはダストが含まれており、
空気と共にエンジンルーム内に入り込む。ダストの大部
分は空気の流れに乗って再び外部へ排出されるのである
が、一部のダストは排出されずにエンジンルーム内に堆
積することがあった。エンジンルーム内をラジエータに
向かって流れる空気のすべてがファンシュラウド内へ流
入するわけではなく、ファンシュラウドの開口周辺から
ラジエータファンの周囲へ流れる空気があり、この空気
の流れに乗ったダストがエンジンルーム内に滞留し、や
がて落下して、堆積するのである。エンジンルーム内に
は、これら冷却装置の他にエアクリーナ,バッテリ等種
々の機器が配設されているため、一旦落下したダストは
排出され難く、したがって、ダストの除去作業に時間が
かかるという問題が生ずる。また、これら堆積したダス
トが原因でエンジンルーム内の機器に故障が発生する恐
れがあるという問題もある。
まれることとなるが、この吸い込まれる空気、特に路面
近傍から吸い込まれる空気にはダストが含まれており、
空気と共にエンジンルーム内に入り込む。ダストの大部
分は空気の流れに乗って再び外部へ排出されるのである
が、一部のダストは排出されずにエンジンルーム内に堆
積することがあった。エンジンルーム内をラジエータに
向かって流れる空気のすべてがファンシュラウド内へ流
入するわけではなく、ファンシュラウドの開口周辺から
ラジエータファンの周囲へ流れる空気があり、この空気
の流れに乗ったダストがエンジンルーム内に滞留し、や
がて落下して、堆積するのである。エンジンルーム内に
は、これら冷却装置の他にエアクリーナ,バッテリ等種
々の機器が配設されているため、一旦落下したダストは
排出され難く、したがって、ダストの除去作業に時間が
かかるという問題が生ずる。また、これら堆積したダス
トが原因でエンジンルーム内の機器に故障が発生する恐
れがあるという問題もある。
本考案はこの問題に鑑み、冷却空気がファンシュラウド
のラジエータファン側の開口周辺からラジエータファン
の周囲へ流れることを阻止することにより、エンジンル
ーム内におけるダストの滞留および堆積を防止すること
を課題として為されたものである。
のラジエータファン側の開口周辺からラジエータファン
の周囲へ流れることを阻止することにより、エンジンル
ーム内におけるダストの滞留および堆積を防止すること
を課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案の要旨は、前記(a)ラジエータと、(b)ラ
ジエータファンと、(c)ファンシュラウドとを含む車両
用エンジン冷却装置において、ファンシュラウドのラジ
エータファン側の開口周辺の少なくとも上部に、ラジエ
ータファンの中心側に向かって開口した溝を形成するフ
ァンガードを設けたことにある。
ジエータファンと、(c)ファンシュラウドとを含む車両
用エンジン冷却装置において、ファンシュラウドのラジ
エータファン側の開口周辺の少なくとも上部に、ラジエ
ータファンの中心側に向かって開口した溝を形成するフ
ァンガードを設けたことにある。
作用 このようにすれば、空気と共に吸い込まれたダストが、
エンジンフード内に滞留することが回避される。すなわ
ち、ファンガードがファンシュラウドの開口周辺からラ
ジエータファンの周囲への空気の流れを阻止してラジエ
ータファンの中心側へ戻し、戻された空気は中心側の空
気の流れに乗ってファンシュラウド内へ流入し、ラジエ
ータの後方へ排出されるため、この空気と共にダストも
エンジンルーム外へ良好に排出され、エンジンルーム内
に滞留することが少なくなるのである。ファンガードは
ファンシュラウドの開口周辺全体に設けることが望まし
いのであるが、ラジエータファンの周囲へ空気と共に飛
散するダストのうち、上方へ飛散するものが最もエンジ
ンルーム内に滞留し易いため、ファンガードをファンシ
ュラウドの開口周辺の上部にのみ設けても相当の効果が
得られる。
エンジンフード内に滞留することが回避される。すなわ
ち、ファンガードがファンシュラウドの開口周辺からラ
ジエータファンの周囲への空気の流れを阻止してラジエ
ータファンの中心側へ戻し、戻された空気は中心側の空
気の流れに乗ってファンシュラウド内へ流入し、ラジエ
ータの後方へ排出されるため、この空気と共にダストも
エンジンルーム外へ良好に排出され、エンジンルーム内
に滞留することが少なくなるのである。ファンガードは
ファンシュラウドの開口周辺全体に設けることが望まし
いのであるが、ラジエータファンの周囲へ空気と共に飛
散するダストのうち、上方へ飛散するものが最もエンジ
ンルーム内に滞留し易いため、ファンガードをファンシ
ュラウドの開口周辺の上部にのみ設けても相当の効果が
得られる。
ラジエータファンの周囲へ飛散したダストの一部はファ
ンガードの溝内面に衝突し、溝内面に案内されて下方へ
移動する。ファンガードがファンシュラウドの開口上部
にのみ設けられている場合には、上記下方へ移動したダ
ストがファンガードの下面から下方へ落下することとな
るが、ファンガードが全周に設けられている場合には、
ファンガードの下部の溝内に溜る。このダストを人が廃
棄するようにすることも可能であるが、ファンガードの
最下部にダスト排出口を形成して自然に下方へ廃棄され
るようにすることが望ましい。
ンガードの溝内面に衝突し、溝内面に案内されて下方へ
移動する。ファンガードがファンシュラウドの開口上部
にのみ設けられている場合には、上記下方へ移動したダ
ストがファンガードの下面から下方へ落下することとな
るが、ファンガードが全周に設けられている場合には、
ファンガードの下部の溝内に溜る。このダストを人が廃
棄するようにすることも可能であるが、ファンガードの
最下部にダスト排出口を形成して自然に下方へ廃棄され
るようにすることが望ましい。
考案の効果 このようにファンガードを取り付けることにより、ダス
トがエンジンルーム内に滞留,堆積することが防止され
るため、ダストの除去作業の回数および所要時間を減ら
すことができる。しかも、ファンガードは簡単な構成の
部材であるため、安価に目的を達成することができる。
トがエンジンルーム内に滞留,堆積することが防止され
るため、ダストの除去作業の回数および所要時間を減ら
すことができる。しかも、ファンガードは簡単な構成の
部材であるため、安価に目的を達成することができる。
実施例 次に本考案をフォークリフトトラックに適用した場合の
一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第3図において、10はフォークリフトトラックのエン
ジンルームであり、このエンジンルーム10はフレーム
12によって囲まれている。フレーム12は、フォーク
リフトトラックの両側部において前後方向に延びる一対
のサイドフレーム14(二点鎖線で位置のみ図示),そ
れらサイドフレーム14の前部間に掛け渡されたトーボ
ード18,サイドフレーム14の後端部同士を連結する
図示しないクロスメンバ等を含んでおり、上下に開口し
ている。後車輪20は図示しない懸架装置を介して上記
クロスメンバに取り付けられている。
ジンルームであり、このエンジンルーム10はフレーム
12によって囲まれている。フレーム12は、フォーク
リフトトラックの両側部において前後方向に延びる一対
のサイドフレーム14(二点鎖線で位置のみ図示),そ
れらサイドフレーム14の前部間に掛け渡されたトーボ
ード18,サイドフレーム14の後端部同士を連結する
図示しないクロスメンバ等を含んでおり、上下に開口し
ている。後車輪20は図示しない懸架装置を介して上記
クロスメンバに取り付けられている。
上記エンジンルーム10内にはエンジン22が配設さ
れ、図示しないマウンティング装置を介してサイドフレ
ーム14に支持されている。エンジン22の上半分はフ
レーム12の上側の開口から上方へ突出させられてい
る。第1図および第3図に示されているように、エンジ
ン22の後部には、Vプーリ24およびラジエータファ
ン26が取り付けられており、エンジン22に駆動され
てラジエータファン26が回転するようになっている。
ラジエータファン26の後方にはラジエータ28がフレ
ーム12に支持されて設けられている。ラジエータ28
の後方にはさらにカウンタウェイト30が設けられ、フ
レーム12に固定されているが、このカウンタウェイト
30には排気口32が形成されている。
れ、図示しないマウンティング装置を介してサイドフレ
ーム14に支持されている。エンジン22の上半分はフ
レーム12の上側の開口から上方へ突出させられてい
る。第1図および第3図に示されているように、エンジ
ン22の後部には、Vプーリ24およびラジエータファ
ン26が取り付けられており、エンジン22に駆動され
てラジエータファン26が回転するようになっている。
ラジエータファン26の後方にはラジエータ28がフレ
ーム12に支持されて設けられている。ラジエータ28
の後方にはさらにカウンタウェイト30が設けられ、フ
レーム12に固定されているが、このカウンタウェイト
30には排気口32が形成されている。
ラジエータファン26とラジエータ28との間にはファ
ンシュラウド34が配設されており、本実施例において
は、ラジエータファン26,ラジエータ28およびファ
ンシュラウド34によってエンジン冷却装置が構成され
ている。ファンシュラウド34は3つのシュラウド部材
36,38および40が直列に連結されたものであり、
両側のシュラウド部材36,40が鋼製、中央のシュラ
ウド部材38がゴム製とされている。シュラウド部材3
6には開口42が形成されており、ラジエータファン2
6の軸方向におけるほぼ1/2が、開口42からシュラ
ウド部材36内に嵌入させられている。シュラウド部材
36には開口42と同心かつ開口42を囲む状態でファ
ンガード44が取り付けられており、シュラウド部材3
6はこのファンガード44および図示を省略するブラケ
ットを介してエンジン22に支持されている。一方、シ
ュラウド部材40はラジエータ28に嵌合されており、
エンジン22の振動に伴う両シュラウド部材36,40
の相対移動がシュラウド部材38の弾性変形によって許
容されるようになっている。ファンシュラウド34は以
上のようにしてラジエータファン26とラジエータ28
との間の空間の全周を囲むようにされており、ラジエー
タファン26の回転により開口42からファンシュラウ
ド34内へ押し込まれた空気は周囲へ逸散することな
く、確実にラジエータ28を通過することとなる。
ンシュラウド34が配設されており、本実施例において
は、ラジエータファン26,ラジエータ28およびファ
ンシュラウド34によってエンジン冷却装置が構成され
ている。ファンシュラウド34は3つのシュラウド部材
36,38および40が直列に連結されたものであり、
両側のシュラウド部材36,40が鋼製、中央のシュラ
ウド部材38がゴム製とされている。シュラウド部材3
6には開口42が形成されており、ラジエータファン2
6の軸方向におけるほぼ1/2が、開口42からシュラ
ウド部材36内に嵌入させられている。シュラウド部材
36には開口42と同心かつ開口42を囲む状態でファ
ンガード44が取り付けられており、シュラウド部材3
6はこのファンガード44および図示を省略するブラケ
ットを介してエンジン22に支持されている。一方、シ
ュラウド部材40はラジエータ28に嵌合されており、
エンジン22の振動に伴う両シュラウド部材36,40
の相対移動がシュラウド部材38の弾性変形によって許
容されるようになっている。ファンシュラウド34は以
上のようにしてラジエータファン26とラジエータ28
との間の空間の全周を囲むようにされており、ラジエー
タファン26の回転により開口42からファンシュラウ
ド34内へ押し込まれた空気は周囲へ逸散することな
く、確実にラジエータ28を通過することとなる。
前記ファンガード44は、断面形状がU字形でラジエー
タファン26の中心側に向かって開口した溝46を有し
ており、ラジエータファン26のファンシュラウド34
に覆われていないエンジン22側の1/2の部分を囲む
ようにしてシュラウド部材36に取り付けられている。
ファンガード44の最下部の溝46の中央部には、第2
図に示されるようなダスト排出穴48が複数個形成され
ている。また、ファンガード44のエンジン22側の端
の内径は開口42の内径より大きくされている。これ
は、前記開口42の内周縁とラジエータファン26の外
周縁との間の隙間が適正値である場合にラジエータファ
ン26の騒音が小さくなり、かつ送風効率も高くなるの
で、ファンガード44が開口42への空気の流入を妨げ
ないようにするためである。
タファン26の中心側に向かって開口した溝46を有し
ており、ラジエータファン26のファンシュラウド34
に覆われていないエンジン22側の1/2の部分を囲む
ようにしてシュラウド部材36に取り付けられている。
ファンガード44の最下部の溝46の中央部には、第2
図に示されるようなダスト排出穴48が複数個形成され
ている。また、ファンガード44のエンジン22側の端
の内径は開口42の内径より大きくされている。これ
は、前記開口42の内周縁とラジエータファン26の外
周縁との間の隙間が適正値である場合にラジエータファ
ン26の騒音が小さくなり、かつ送風効率も高くなるの
で、ファンガード44が開口42への空気の流入を妨げ
ないようにするためである。
第3図に示されるように、フレーム12の上方にはエン
ジンフード50が設けられている。エンジンフード50
は、図示しない一対の側壁,端壁52および天板54と
を備えており、天板54上には運転者が着座するための
シート56が固定されている。また、ラジエータ28の
上方にはラジエータカバー58が取り付けられており、
このラジエータカバー58に開閉用ヒンジ60によって
エンジンフード50が取り付けられている。
ジンフード50が設けられている。エンジンフード50
は、図示しない一対の側壁,端壁52および天板54と
を備えており、天板54上には運転者が着座するための
シート56が固定されている。また、ラジエータ28の
上方にはラジエータカバー58が取り付けられており、
このラジエータカバー58に開閉用ヒンジ60によって
エンジンフード50が取り付けられている。
エンジンフード50の下端縁と、フレーム12の各上面
との隙間はエンジンフードシール62により実質的に気
密に閉塞されており、エンジンルーム10内に配設され
たエンジン22等の運転騒音がエンジンルーム10外へ
漏れることが防止されている。なお、エンジンフード5
0とラジエータカバー58との間およびラジエータカバ
ー58とカウンタウェイト30との間にもそれぞれシー
ル64,66が配設されている。
との隙間はエンジンフードシール62により実質的に気
密に閉塞されており、エンジンルーム10内に配設され
たエンジン22等の運転騒音がエンジンルーム10外へ
漏れることが防止されている。なお、エンジンフード5
0とラジエータカバー58との間およびラジエータカバ
ー58とカウンタウェイト30との間にもそれぞれシー
ル64,66が配設されている。
上記のように構成されたエンジン冷却装置において、エ
ンジン22の作動に伴ってラジエータファン26が回転
させられると、フレーム12の下側の開口から空気が吸
い込まれる。吸い込まれた空気は、エンジンルーム10
内を、エンジン22の周囲に沿って上昇しつつラジエー
タファン26に向かって流れ、ファンシュラウド34の
開口42内へ流入してラジエータ28を冷却した後、そ
の後方のカウンタウェイト30の排気口32から排出さ
れる。
ンジン22の作動に伴ってラジエータファン26が回転
させられると、フレーム12の下側の開口から空気が吸
い込まれる。吸い込まれた空気は、エンジンルーム10
内を、エンジン22の周囲に沿って上昇しつつラジエー
タファン26に向かって流れ、ファンシュラウド34の
開口42内へ流入してラジエータ28を冷却した後、そ
の後方のカウンタウェイト30の排気口32から排出さ
れる。
このとき、空気と共に吸い込まれるダストの殆どは空気
の流れに乗って排気口32から排出される。その中で、
開口42へ流入せず、ラジエータファン26の周囲へ広
がって流れる空気もあり、これに乗っているダストもあ
るのであるが、これらの空気およびダストはファンガー
ド44によりラジエータファン26の中心側へ戻され
る。すなわち、ラジエータファン26の周囲へ向かう空
気およびダストは第1図に矢印で示すように、ファンガ
ード44の溝46の内面によりラジエータファン26の
周囲へ広がることを阻止されて、ラジエータファン26
の中心側へ戻され、そこを流れる空気と共に排気口32
から排出される。また、一部のダストはファンガード4
4の溝46の内面により受けられて下方へ案内され、ダ
スト排出穴48からフレーム12の下側の開口を経てエ
ンジンルーム10外へ放出される。
の流れに乗って排気口32から排出される。その中で、
開口42へ流入せず、ラジエータファン26の周囲へ広
がって流れる空気もあり、これに乗っているダストもあ
るのであるが、これらの空気およびダストはファンガー
ド44によりラジエータファン26の中心側へ戻され
る。すなわち、ラジエータファン26の周囲へ向かう空
気およびダストは第1図に矢印で示すように、ファンガ
ード44の溝46の内面によりラジエータファン26の
周囲へ広がることを阻止されて、ラジエータファン26
の中心側へ戻され、そこを流れる空気と共に排気口32
から排出される。また、一部のダストはファンガード4
4の溝46の内面により受けられて下方へ案内され、ダ
スト排出穴48からフレーム12の下側の開口を経てエ
ンジンルーム10外へ放出される。
このようにファンガード44をファンシュラウド34に
取り付ければ、ダストがエンジンルーム10内に飛散
し、滞留して、フレーム12の上面等に堆積することが
防止される。
取り付ければ、ダストがエンジンルーム10内に飛散
し、滞留して、フレーム12の上面等に堆積することが
防止される。
なお、本実施例においては、ファンガード44をシュラ
ウド部材36の開口42周辺全体に取り付けたが、ラジ
エータファン26の側方に近接して側壁等が設けられて
いる場合には、この位置のファンガードを省略すること
も可能であり、少なくとも開口42の上部にファンガー
ド44を設ければ、ラジエータファン26から上方へ流
れ、エンジンフード50の天板54に沿ってエンジンル
ーム10内に広がる空気と共にダストがエンジンルーム
10内に飛散し、堆積することを効率的に防止すること
ができる。
ウド部材36の開口42周辺全体に取り付けたが、ラジ
エータファン26の側方に近接して側壁等が設けられて
いる場合には、この位置のファンガードを省略すること
も可能であり、少なくとも開口42の上部にファンガー
ド44を設ければ、ラジエータファン26から上方へ流
れ、エンジンフード50の天板54に沿ってエンジンル
ーム10内に広がる空気と共にダストがエンジンルーム
10内に飛散し、堆積することを効率的に防止すること
ができる。
さらに、ファンガードの形状をL字形とし、シュラウド
部材の開口周辺部とファンガードとによって溝を構成す
るようにしてもよい。
部材の開口周辺部とファンガードとによって溝を構成す
るようにしてもよい。
その他、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施
した態様で、本考案を実施することができる。
した態様で、本考案を実施することができる。
第1図は本考案の一実施例であるフォークリフトトラッ
クのエンジン冷却装置の正面断面図であり、第2図は第
1図に示されているファンガードのA矢視図である。第
3図は上記フォークリフトトラックのエンジンルームを
概略的に示す正面断面図である。 10:エンジンルーム、12:フレーム 26:ラジエータファン 28:ラジエータ、32:排気口 34:ファンシュラウド 36,38,40:シュラウド部材 42:開口、44:ファンガード 46:溝、48:ダスト排出穴
クのエンジン冷却装置の正面断面図であり、第2図は第
1図に示されているファンガードのA矢視図である。第
3図は上記フォークリフトトラックのエンジンルームを
概略的に示す正面断面図である。 10:エンジンルーム、12:フレーム 26:ラジエータファン 28:ラジエータ、32:排気口 34:ファンシュラウド 36,38,40:シュラウド部材 42:開口、44:ファンガード 46:溝、48:ダスト排出穴
Claims (1)
- 【請求項1】車両のエンジンルーム内に配設されたエン
ジンの冷却水を冷却するラジエータと、 前記エンジンによって回転させられ、前記ラジエータに
冷却空気を送るラジエータファンと、 それらラジエータファンとラジエータとの間の空間の全
周を囲むファンシュラウドとを含む車両用エンジン冷却
装置において、 前記ファンシュラウドの前記ラジエータファン側の開口
周辺の少なくとも上部に、前記ラジエータファンの中心
側に向かって開口した溝を形成するファンガードを設け
たことを特徴とする車両用エンジン冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3858388U JPH0632433Y2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 車両用エンジン冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3858388U JPH0632433Y2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 車両用エンジン冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01141127U JPH01141127U (ja) | 1989-09-27 |
JPH0632433Y2 true JPH0632433Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31265129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3858388U Expired - Lifetime JPH0632433Y2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 車両用エンジン冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632433Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1077843A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械のエンジン冷却装置 |
-
1988
- 1988-03-24 JP JP3858388U patent/JPH0632433Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01141127U (ja) | 1989-09-27 |
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