JPH06323946A - 密封要素の検査方法および検査装置 - Google Patents
密封要素の検査方法および検査装置Info
- Publication number
- JPH06323946A JPH06323946A JP13511193A JP13511193A JPH06323946A JP H06323946 A JPH06323946 A JP H06323946A JP 13511193 A JP13511193 A JP 13511193A JP 13511193 A JP13511193 A JP 13511193A JP H06323946 A JPH06323946 A JP H06323946A
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- JP
- Japan
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- jig
- pressure
- seal element
- sealing element
- ring
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- Pending
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Oリング等の密封要素21に漏洩を生じさせ
るような欠陥があるか否かを検査する検査方法および検
査装置について、密封要素21の高さ寸法にばらつきが
あっても、同じ大きさの欠陥のある密封要素21を良品
と判別したり不良品と判別したりすることがないように
して、検査精度を向上させる。 【構成】 押え治具3を受け治具1に対して非接触とし
たまま、密封要素21に一定の力で押し付けるようにし
て、密封要素21の高さ寸法にばらつきがあっても、治
具1,3と密封要素21の接触面圧を一定に保つように
した。また密封要素21を挾み込むとともに互いに非接
触である受け治具1および押え治具3と、押え治具3を
密封要素21に一定の力で押し付ける定圧駆動部4と、
圧力供給部と、圧力検知部と、を有する密封要素の検査
装置を提供する。
るような欠陥があるか否かを検査する検査方法および検
査装置について、密封要素21の高さ寸法にばらつきが
あっても、同じ大きさの欠陥のある密封要素21を良品
と判別したり不良品と判別したりすることがないように
して、検査精度を向上させる。 【構成】 押え治具3を受け治具1に対して非接触とし
たまま、密封要素21に一定の力で押し付けるようにし
て、密封要素21の高さ寸法にばらつきがあっても、治
具1,3と密封要素21の接触面圧を一定に保つように
した。また密封要素21を挾み込むとともに互いに非接
触である受け治具1および押え治具3と、押え治具3を
密封要素21に一定の力で押し付ける定圧駆動部4と、
圧力供給部と、圧力検知部と、を有する密封要素の検査
装置を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密封要素の検査方法お
よび検査装置に係り、更に詳しくは、Oリングまたはガ
スケット等の密封要素に、漏洩を生じさせるような欠陥
があるか否かを検査する密封要素の検査方法および検査
装置に関する。
よび検査装置に係り、更に詳しくは、Oリングまたはガ
スケット等の密封要素に、漏洩を生じさせるような欠陥
があるか否かを検査する密封要素の検査方法および検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Oリングまたはガスケット等の密封要素
は、そのシール部に欠陥(欠肉、傷または異物混入等)
があると充分なシール性能が得られないために、成形
後、使用に先立って欠陥があるか否かを検査する必要が
ある。そして従来は、シール部の外観を目視によって検
査する方法と、検査装置によって検査する方法とが行な
われている。後者の検査装置による検査方法は以下のよ
うなものである。密封要素は、図2に示すような、所定
の線径dを備えたOリング21を例としている。
は、そのシール部に欠陥(欠肉、傷または異物混入等)
があると充分なシール性能が得られないために、成形
後、使用に先立って欠陥があるか否かを検査する必要が
ある。そして従来は、シール部の外観を目視によって検
査する方法と、検査装置によって検査する方法とが行な
われている。後者の検査装置による検査方法は以下のよ
うなものである。密封要素は、図2に示すような、所定
の線径dを備えたOリング21を例としている。
【0003】すなわち、図3に示すように、受け治具2
2と押え治具23の間にOリング21を挾み込み、治具
22,23とOリング21とによって囲まれた空間24
に所定の圧力Pを供給し、空間24内の圧力の変化に基
づいてOリング21に欠陥があるか否かを検査してい
る。
2と押え治具23の間にOリング21を挾み込み、治具
22,23とOリング21とによって囲まれた空間24
に所定の圧力Pを供給し、空間24内の圧力の変化に基
づいてOリング21に欠陥があるか否かを検査してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、受け治具22の上縁にOリング21の線径d
より僅かに低い高さhの立上がり部25を設け、この立
上がり部25に押え治具23を当接させ、この状態で検
査を行なっている。したがってこの従来技術によると、
Oリング21の線径dにばらつきがある場合に、治具2
2,23とOリング21の接触面圧にばらつきが生じ、
同じ大きさの欠陥のあるOリング21であっても圧縮時
における欠陥による隙間の大きさが変わって、検出され
る圧力特性が変わってしまうために、検査精度が良くな
い問題がある。
技術では、受け治具22の上縁にOリング21の線径d
より僅かに低い高さhの立上がり部25を設け、この立
上がり部25に押え治具23を当接させ、この状態で検
査を行なっている。したがってこの従来技術によると、
Oリング21の線径dにばらつきがある場合に、治具2
2,23とOリング21の接触面圧にばらつきが生じ、
同じ大きさの欠陥のあるOリング21であっても圧縮時
における欠陥による隙間の大きさが変わって、検出され
る圧力特性が変わってしまうために、検査精度が良くな
い問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、請求項1に
示すように、受け治具と押え治具の間に密封要素を挾み
込み、前記治具と前記密封要素とによって囲まれた空間
に所定の圧力を供給し、前記空間内の圧力の変化に基づ
いて前記密封要素に欠陥があるか否かを検査する方法に
おいて、前記押え治具を前記受け治具に対して非接触と
したまま、前記密封要素に一定の力で押し付け、この状
態で検査を行なうことにした。
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、請求項1に
示すように、受け治具と押え治具の間に密封要素を挾み
込み、前記治具と前記密封要素とによって囲まれた空間
に所定の圧力を供給し、前記空間内の圧力の変化に基づ
いて前記密封要素に欠陥があるか否かを検査する方法に
おいて、前記押え治具を前記受け治具に対して非接触と
したまま、前記密封要素に一定の力で押し付け、この状
態で検査を行なうことにした。
【0006】また請求項2に示すように、密封要素を挾
み込むとともに互いに非接触である受け治具および押え
治具と、前記押え治具を前記密封要素に一定の力で押し
付ける定圧駆動部と、前記治具と前記密封要素とによっ
て囲まれた空間に所定の圧力を供給する圧力供給部と、
前記空間内の圧力を検知する圧力検知部と、を有する密
封要素の検査装置を提供する。
み込むとともに互いに非接触である受け治具および押え
治具と、前記押え治具を前記密封要素に一定の力で押し
付ける定圧駆動部と、前記治具と前記密封要素とによっ
て囲まれた空間に所定の圧力を供給する圧力供給部と、
前記空間内の圧力を検知する圧力検知部と、を有する密
封要素の検査装置を提供する。
【0007】
【作用】押え治具を受け治具に対して非接触としたま
ま、密封要素に一定の力で押し付けるようにすると、密
封要素の高さ寸法(Oリングでは線径)にばらつきがあ
っても、治具と密封要素の接触面圧を一定に保つことが
可能となる。
ま、密封要素に一定の力で押し付けるようにすると、密
封要素の高さ寸法(Oリングでは線径)にばらつきがあ
っても、治具と密封要素の接触面圧を一定に保つことが
可能となる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明すると、図1は当該実施例に係る検査装置の概略を示
しており、当該検査装置は、Oリング21を載せるとと
もに圧力供給ポート2を備えた受け治具1と、この受け
治具1との間でOリング21を挾み込むとともに受け治
具1とは常時非接触である押え治具3と、この押え治具
3をOリング21に一定の力Fで押し付けるエアシリン
ダ等の定圧駆動部4と、治具1,3とOリング21とに
よって囲まれた空間5に所定の圧力Pを供給する圧力供
給部(図示せず)と、空間5内の圧力を検知する圧力検
知部(図示せず)と、を有している。空間5には圧力供
給部からエア、油または不活性ガス等が圧力として供給
される。また空間5には真空引きによって負圧が供給さ
れる場合もある。
明すると、図1は当該実施例に係る検査装置の概略を示
しており、当該検査装置は、Oリング21を載せるとと
もに圧力供給ポート2を備えた受け治具1と、この受け
治具1との間でOリング21を挾み込むとともに受け治
具1とは常時非接触である押え治具3と、この押え治具
3をOリング21に一定の力Fで押し付けるエアシリン
ダ等の定圧駆動部4と、治具1,3とOリング21とに
よって囲まれた空間5に所定の圧力Pを供給する圧力供
給部(図示せず)と、空間5内の圧力を検知する圧力検
知部(図示せず)と、を有している。空間5には圧力供
給部からエア、油または不活性ガス等が圧力として供給
される。また空間5には真空引きによって負圧が供給さ
れる場合もある。
【0009】上記構成の検査装置を使用してOリング2
1に欠陥があるか否かを検査する場合には、受け治具1
の上にOリング21を載せ、定圧駆動部4を作動させて
押え治具3を受け治具1に対して非接触としたまま、O
リング21に一定の力Fで押し付け、圧力供給部から空
間5に所定の圧力Pを供給し、圧力検知部によって空間
5内の圧力に変化があるか否かを検査し、予め定めた基
準値以上に圧力の変化があった場合に、このOリング2
1を不良品として選別する。そしてこの方法によれば、
Oリング21の線径dにばらつきがあっても、治具1,
3とOリング21の接触面圧を一定に保つことが可能で
あるために、同じ大きさの欠陥のあるOリング21を良
品と判別したり不良品と判別したりすることがなく、こ
の分、検査精度を向上させることができる。
1に欠陥があるか否かを検査する場合には、受け治具1
の上にOリング21を載せ、定圧駆動部4を作動させて
押え治具3を受け治具1に対して非接触としたまま、O
リング21に一定の力Fで押し付け、圧力供給部から空
間5に所定の圧力Pを供給し、圧力検知部によって空間
5内の圧力に変化があるか否かを検査し、予め定めた基
準値以上に圧力の変化があった場合に、このOリング2
1を不良品として選別する。そしてこの方法によれば、
Oリング21の線径dにばらつきがあっても、治具1,
3とOリング21の接触面圧を一定に保つことが可能で
あるために、同じ大きさの欠陥のあるOリング21を良
品と判別したり不良品と判別したりすることがなく、こ
の分、検査精度を向上させることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。すなわ
ち、請求項1および2に共通して、押え治具を受け治具
に対して非接触としたまま、密封要素に一定の力で押し
付け、この状態で検査を行なうようにして、検査対象で
ある密封要素の高さ寸法にばらつきがあっても、治具と
密封要素の接触面圧を一定に保つようにしたために、同
じ大きさの欠陥のある密封要素を良品と判別したり不良
品と判別したりすることがなく、高精度の欠陥検査を行
なうことができる。
ち、請求項1および2に共通して、押え治具を受け治具
に対して非接触としたまま、密封要素に一定の力で押し
付け、この状態で検査を行なうようにして、検査対象で
ある密封要素の高さ寸法にばらつきがあっても、治具と
密封要素の接触面圧を一定に保つようにしたために、同
じ大きさの欠陥のある密封要素を良品と判別したり不良
品と判別したりすることがなく、高精度の欠陥検査を行
なうことができる。
【図1】本発明の実施例に係る検査装置の概略を示す説
明図
明図
【図2】Oリングの断面図
【図3】従来例に係る検査方法の説明図
1 受け治具 2 圧力供給ポート 3 押え治具 4 定圧駆動部 5 空間 21 Oリング(密封要素)
Claims (2)
- 【請求項1】 受け治具(1)と押え治具(3)の間に
密封要素(21)を挾み込み、前記治具(1)(3)と
前記密封要素(21)とによって囲まれた空間(5)に
所定の圧力を供給し、前記空間(5)内の圧力の変化に
基づいて前記密封要素(21)に欠陥があるか否かを検
査する方法において、前記押え治具(3)を前記受け治
具(1)に対して非接触としたまま、前記密封要素(2
1)に一定の力で押し付け、この状態で検査を行なうこ
とを特徴とする密封要素の検査方法。 - 【請求項2】 密封要素(21)を挾み込むとともに互
いに非接触である受け治具(1)および押え治具(3)
と、前記押え治具(3)を前記密封要素(21)に一定
の力で押し付ける定圧駆動部(4)と、前記治具(1)
(3)と前記密封要素(21)とによって囲まれた空間
(5)に所定の圧力を供給する圧力供給部と、前記空間
(5)内の圧力を検知する圧力検知部と、を有する密封
要素の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13511193A JPH06323946A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 密封要素の検査方法および検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13511193A JPH06323946A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 密封要素の検査方法および検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323946A true JPH06323946A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15144096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13511193A Pending JPH06323946A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 密封要素の検査方法および検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06323946A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6134949A (en) * | 1997-06-26 | 2000-10-24 | Crane Nuclear, Inc. | Method and apparatus for on-line detection of leaky emergency shut down or other valves |
KR100482127B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 액상개스킷의 피로시험장치 및 방법 |
KR101104877B1 (ko) * | 2009-10-30 | 2012-01-17 | 한국수력원자력 주식회사 | 배관부품의 복합 시험장치 |
WO2016043074A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | テルモ株式会社 | 検査システム、検査方法及び医療器具 |
JP2016170107A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | トヨタ自動車株式会社 | リークチェック装置 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13511193A patent/JPH06323946A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6134949A (en) * | 1997-06-26 | 2000-10-24 | Crane Nuclear, Inc. | Method and apparatus for on-line detection of leaky emergency shut down or other valves |
KR100482127B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 액상개스킷의 피로시험장치 및 방법 |
KR101104877B1 (ko) * | 2009-10-30 | 2012-01-17 | 한국수력원자력 주식회사 | 배관부품의 복합 시험장치 |
WO2016043074A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | テルモ株式会社 | 検査システム、検査方法及び医療器具 |
JPWO2016043074A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2017-07-06 | テルモ株式会社 | 検査システム、検査方法及び医療器具 |
JP2016170107A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | トヨタ自動車株式会社 | リークチェック装置 |
CN105971728A (zh) * | 2015-03-13 | 2016-09-28 | 丰田自动车株式会社 | 泄漏检查装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010822 |