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JPH02186232A - 密封容器の漏洩検査方法およびその装置 - Google Patents

密封容器の漏洩検査方法およびその装置

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Publication number
JPH02186232A
JPH02186232A JP1004828A JP482889A JPH02186232A JP H02186232 A JPH02186232 A JP H02186232A JP 1004828 A JP1004828 A JP 1004828A JP 482889 A JP482889 A JP 482889A JP H02186232 A JPH02186232 A JP H02186232A
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JP
Japan
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pressure
leakage
piston
inspection
chamber
Prior art date
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Application number
JP1004828A
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English (en)
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JPH07113592B2 (ja
Inventor
Hisaichi Shibazaki
柴崎 久市
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Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1004828A priority Critical patent/JPH07113592B2/ja
Publication of JPH02186232A publication Critical patent/JPH02186232A/ja
Publication of JPH07113592B2 publication Critical patent/JPH07113592B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1食品、飲料等を硝子壜あるいはプラスチック
壜に充填し、金属あるいはプラスチック製の螺子蓋やか
しめρ、または巻8%I’llめや熱封緘により密封し
た容器の漏洩検査方法およびその装ごに関する。
〔従来の技術〕
密封容器の4あるいは1口の欠陥、または両者の嵌合不
良や接着不良等によって密封状態が損なわれると、内容
物の変質や腐敗をまねくことになる。このため、密封性
の悪い商品は不良品として検査により確実に除去しなけ
ればならない。
従来2このような密封容器の漏洩検査方法として、密封
不良による容器(被検体)内の圧力変化により蓋天面の
変化量が変わるのを、 711.m的あるいは光学的に
非接触で測定する方法や、同じく蓋天面の固有振動数が
変わるのを、打撃発生した音響の周波数で測定する方法
が知られている。
しかし、これらの従来方法は、容器内の圧力が外界の圧
力と異なっていることを前提としており、最近研究され
つつある無菌充填のように、室温で内容物が充填され容
器内外に圧力差を生じない場合には、たとえ密封性が悪
くても容器内の圧力に変化が起こらないため、そのよう
な容器を被検体とすることはできなかった。
このように被検体の内部圧力が外界の圧力と差がない場
合の漏洩検査方法としては、従来、未充填の空缶やプラ
スチック製容器、ガス塁具、配管部品あるいは自動車部
品の漏洩検査に用いられている方法がある。
この方法は、被検体の外部を加圧あるいは減圧し、ある
一定時間保持した後の、密封不良によって生じた圧力変
動を測定して漏洩を判別するものである。しかし、密封
不良といっても、一般には極めて狭小の間隙が存在する
程度で、外部の加圧力(減圧力)に対して密封不良によ
る圧力変動量が極めて少ない場合が多く、加圧力(減圧
力)のばらつきよりも圧力変動量の方が少なくなり、密
封不良を検出できないことがあった。
そこで、従来一般には、第5図に示すように基準となる
マスター506を用意し、このマスター506と被検体
507との間の差圧を測定して密封不良を検出するよう
になっていた。
すなわち2圧力供給ポンプ500に分岐配管501を接
続し、開閉弁502,503および気密接続A304.
505を介してそれぞれの分岐路501 a 、 50
 l bの先端にマスター506と被検体507を接続
するとともに、各分岐路501a、501b間に差圧計
508を接続しである。マスター506としては、被検
体507と同−8植の基準容器やもう一つ別の被検体等
を用いる。
検査方法は、まず、開閉弁502.503を閉じた状態
でマスター506と被検体507を分岐路501a、5
01bの接続し1次に開閉弁502.503を開いて、
マスター506と被検体507の両方に圧縮空気を供給
し、それぞれの圧力が平衡に達したところで開閉弁50
2゜503を閉じる。そして、一定時間保持した後に差
圧計508の測定値を読み取る。このとき被検体507
が漏洩のない正常晶であれば差圧は生じないが、漏洩し
ていた場合、その分だけ被検体5Q7側の圧力が低下す
るため、差圧が生じ不良品と判断される。
なお、マスター506および被検体507に圧力を供給
するのではなく1これらをそれぞれ真空吸引して同様に
差圧を求める方法も行なわれていた。
[解決すべき課Wi] 上述した従来の漏洩検査方法(第5図)において高い信
頼性を得るためには、圧縮空気を供給後、マスター50
6と被検体507内の圧力を平衡な状態としなければな
らない、そのためには、圧縮空気の供給時間を十分に長
くとる必要があった。特に、第5図に示したような検査
装置を用いる場合、マスター506と被検体507とは
別個の開閉弁502,503を介して圧縮空気を供給さ
れるので、両者の空気抵抗が必ずしも同一でなく、さら
にまたマスター506と被検体507の8植も製品のば
らつきのために同一ではない、その結果、平衡に達する
までの時間も長くかかり検査を迅速に行ないたいという
要求に反していた。
また、検査を自動化し、連続化するために、第5図に示
した検査装置を橋詰製造ライン等における回転機構に組
み込んで使用する場合がある。すなわち、同図中に破線
A−AおよびB−Bで示した部分にそれぞれすベリ弁を
設けるkともに、気密接続A304,505を回転機構
に組み込んで、連続的に送られてくる容器を次々と装着
できるようにし、一方、圧力供給[500,差圧計50
8等の構成部分を回転機構の外に設置することにより、
すべり弁を介して順次マスター506および被検体50
7を圧力供給源500 、差圧計508等に接続して漏
洩検査を行なえるように構成する。
しかし、すベリ弁は、その構造上、あまり大きな圧力を
通すと、すべり部分に漏れが生じる。したがって、大き
な圧力状態で平衡化して差圧を測定する従来の方法では
、測定中にすべり弁から漏れが生じることから誤った判
断、すなわち良品であるにもかかわらずすべり弁からの
漏れ分が差圧になってあられれ、不良品(漏洩容器)と
判断してしまうおそれがあった。
このような誤検出を防止するためには、すべり弁と気密
接続具504,505との間に開閉弁を増設して気密性
を高めることが必要となるが、これでは管路抵抗が増大
するため圧縮空気の供給。
平衡化に長時間を要し、検査の迅速化を達成できなかっ
た。
また、被検体となる密閉容器は、主に食品、飲料等を収
容するものであるため、供給する圧縮空気は衛生上清浄
であることを要求される。ところが、一般の圧縮空気供
給用ポンプは、その内部に木と油の混在したドレンの溜
っていることが多く、時々そのドレンが圧縮空気ととも
に供給され、被検体507の表面を汚すことがあった。
一方、マスター506および被検体507を真空吸引す
れば上記のような問題は生じない、しかし、被検体50
7が半剛性のプラスチック壜であって、壜や壜に極端に
大きな漏洩があった場合、場内のヘッドスペースに存在
した空気のほとんどを吸い出してしまう、このため、場
内が大きく減圧され、大気圧によって壜が漬れてしまい
検査装置が内容物まで吸い込んでしまい故障するおそれ
があった。
本発明方法は上述したような問題点を解決するためにな
されたもので、密封容器の漏洩検査を迅速かつ高い信頼
性をもって行なえるとともに、検査の自動化・連続化を
行なった場合にも高信頼性を維持することができる密封
容器の漏洩検査方法の提供を目的とする。
また、本発明装置は、密封容器の漏洩検査を迅速かつ高
い信頼性をもって行なえるとともに、高信頼性を維持し
つつ検査の自動死重連続化にも対応でき、しかも従来の
ように圧縮空気供給用ポンプからのドレンにより被検体
が汚れるおそれもなく、一方、真空吸引により被検体の
内容物までも吸い出すような不都合も防止できる密封容
器の漏洩検査方法の提供先目的とする。
[!!題の解決手段] 上記目的を達成するために、本発明方法に係る密封容器
の漏洩検査方法は、被検体の外部を加圧あるいは減圧す
ることにより被検体内部との間に圧力差を生ぜしめ、密
封不良にもとづく被検体外部の圧力変化を検出すること
により密封容器の漏洩を検査する方法において、シリン
ダ内でピストンを一定量移動させることにより前記被検
体外部の加圧あるいは減圧を行ない、この状態を一定時
11■保持した後に前記ピストンを元の位置に戻し。
このときの被検体外部の圧力を測定して漏洩を判別する
方法としである。
また、未発F11装置に係る密封容器の漏洩検査装置は
、被検体の全部または一部を気密に収容する検査ポケッ
トと、このポケットと連通したシリンダと、このシリン
ダ内を移動して上記検査ポケット内を加圧あるいは減圧
するピストンと2前記検査ポケツト内の圧力を測定する
圧力センサとを備えた構成としである。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明*aの第一実施例の構成を示す正面断面
図である0本実施例は、被検体として、容積が1ないし
2リツトルのプラスチック壜100に果汁敢N等を充填
し、直径が38mmのアルミニウム製の螺子蓋101で
密封したものを用いており、その種口102または蓋内
面に施されたライナー103のいずれかの不良によって
生ずる漏洩を検査する場合について説明する。なお、壜
100のヘッドスペース104は約70CCとする。
第1図において、10はコツプ状の検査ポケットで、開
口端部内面にゴム製の0リング11を有し、被検体の蓋
ioxを覆うとともに、jjllo。
のr!f部に設けられた鍔部105に0リング1工を弾
力的に圧接することにより、内部に小さな容積のチャン
バ10aを形成できるようになっている。
12はピストン装置であり、シリンダ13の内部でピス
トン14が軸方向に摺動自在となっており、このピスト
ン14の摺動に伴い開口13aから空気を吸収する。こ
こで、ピストン装!12で吸収される空気量は、被検体
の壜100に存在するヘッドスペース104の容積とほ
ぼ同量にする。このように設定しておけば吸引により壜
100内の内容物が漏れ出すおそれはなくなる。
また、ピストン14の駆動は1手動操作によっても可能
であるが、一般にはカム機構等の駆動atMjにより自
動的に行なう。
上記シリンダ13の開口13aは、管路15を介して検
査ポケッ)10の開口10bに連通しており、ピストン
装4の摺動により検査ポケット10のチャンバ10a内
圧力を増圧または減圧することかでさる。
また、管路15は途中で分岐させてあり、その分岐した
管路16は開閉弁17およびすべり弁18を介して圧力
センサ19に接続しである。圧力センサ19は管路15
内の圧力を検出するもので、公知の各種圧力センサを適
用できる。さらに、圧力センサ19の出力端には漏洩判
別回路20が設けてあり、圧力センサ19の測定結果に
もとづき圧力変化の有無を確認して漏洩を自動的に判別
する。なお、すベリ弁18は一対の接続部材18a、1
8bからなり押圧ばね21,21によって互いのすべり
面が圧接しているとともに、一方のin部材18aが図
示左右方向にスライドする。また、このttc統部材1
81Lには、開放孔22が設けてあり、例えば、圧力検
出後、接続部材18aをスライドさせてこの開放孔22
に圧力センサ19を連通させることにより、当該圧力セ
ンサ19を大気圧中に開放してリセットする構造になっ
ている。
次に、上記検査装置を使用して行なう密封容器の漏洩検
査方法の実施例について説明する。
まず、シリンダ13内のピストン14を下端まで押し込
むとともに、開閉弁17を閉じた状態で被検体のMIO
1部分を検査ポケッ)10内に挿入し、さらに下方から
100を押圧することにより被検体の鍔部105に0リ
ング11を圧接させ、検査ボヶッ)10内に密閉された
チャンバ10aを形成する(ステップ1)。
次いで図示しない駆動機構によりピストン14をシリン
ダ13の上端まで引き上げる(ステップ2)、これによ
りチャンバ10a内が減圧状態となる1例えば、チャン
バloa、管路15および分岐した管路16(ただし、
分岐点から開閉弁17までの範囲)の合計容積が25c
cで、シリンダ13内の合端増加量が75ccであると
すると、チャンt< 10 a内の圧力はゲージ圧で約
57cmHHの減圧状態となる。
この減圧状態を一定時間保持する(ステップ3)項目1
02やライナー103等の不良にょる漏洩があれば、こ
の保持時間の間に壜100内のヘッドスペース104に
あった空気がチャンバ10a側に漏れ出し、上記減圧状
態の圧力値が着干低下する。なお、保持時間は通常1〜
5秒程度で十分である。
一定の保持時間が経過した後、ピストン14を下端まで
戻す(スフ−、プ4)、この操作によりピストン14の
引き上げ操作で作られた減圧状態が解消する。したがっ
て、本来であればチャンバ10a内は大気圧となってい
るはずであるが、上記のごとく漏洩があればそれによっ
て変化した圧力値がそのまま残存し、その圧力値だけ大
気圧より高くなる。
そこで開閉弁17を開き、すベリ弁18を経由してチャ
ンバ10a内の圧力を圧力センサ19へ導き、その圧力
値を測定する(ステップ5)、測定結果は漏洩判別回路
20に送られ、チャンバ10aの圧力が大気圧を基準と
して一定範囲内であればその被検体を正常と判別し2逆
に一定範囲を超える場合には漏洩のある不良品と判別す
る。
ここで、すべり弁18に加わる圧力、は漏洩によって発
生した残存圧力のみで、従来技術に比べて数十分の−の
微小なものであり、漏れは殆ど生じない、たとえ、*小
な漏れが有るとしても、それによる誤差の発生は、圧力
センサ19の出力を幾分か低下させるに止る。
本実施例で使用している開閉弁17は、検査のための吸
引操作に関与しないので、基本的に感度を左右しない、
また、すべり弁18からの漏れによる感度低下が発生し
始めるのは、壜や蓋に極端に大きな欠陥がありチャンバ
loa内の残存圧力が充分に大きい場合である。このよ
うな場合は。
既に不良判別レベルを遥かに超えるものであり、不良品
として判別されれば本発明の目的は充分に達成できるの
で、誤差の発生は問題とならない。
判別が終了した被検体は検査ポケット10からばずされ
て1図示しない搬送装置で不良品排除装置に運ばれる。
そして、不良品と判別された被検体は搬送ラインから排
除され、逆に正常品であれば箱詰め工程などの後工程に
運ばれる。
一連の判別操作が終了した後、再び開閉弁17を閉じ、
すべり弁18の一方の接続部材18aをスライドさせる
ことにより、圧力センサ19を開放孔22に連通させて
リセットし、次の測定に備える(ステップ6)。
第2図は上述した各ステップにおける作用、すなわちピ
ストンの動きとチャンバ10aの圧力状態との関係を示
す図である3図の縦軸はピストン14の移動量およびチ
ャンバ10内の圧力を相対的に表わし、横軸は時間を表
わしている。なお、圧力は大気圧を0として減圧方向に
正の値をとっである。
図面において、丸内数字は上述した各ステップの操作時
点を示している。また、実線aはピストン14の動作(
吸引動作を上向に示す)、破線すは被検体が漏洩のない
正常品の場合のチャンバ10a内圧力、点線Cは被検体
にわずかな漏洩・がある場合のチャンバloa内圧力、
−点鎖線dは被検体に大量の漏洩がある場合のチャンバ
10a内の圧力上それぞれ示す。
まず、被検体が漏洩のない正常品の場合のチャンバ10
a内圧力(破線b)は、ピストン14の動きにわずかに
遅れるが、はぼ追従して減圧し。
そして大気圧に戻る。この遅れは管路抵抗によるもので
ある。
次に被検体にわずかな漏洩がある場合のチャンバ10a
内の圧力(点線C)は、ステップ3の間にわずかに減圧
状態の低下を生じ、その低下量がステップ5において大
気圧との差P1となって表れる。
また、被検体に大量の漏洩がある場合のチャンバloa
内圧力(−点鎖線d)は、ステップ2におけるピストン
14の吸引動作に伴い急激に減圧状態となるが、その間
にも57ドスペース104内の空気がチャンバ10a内
に漏れ出すため、正常品や漏洩がわずかな場合に比べ低
い減圧状態で止まる。そしてステップ3の間にさらにヘ
ッドスペース104からの空気の漏れ出しがあり、最終
的にP2の減圧状態となる。この減圧状態からピストン
14の圧縮動作を行なうと(ステップ4)、再びヘッド
スペース104内に空気が戻るため、ステップ5の時点
でチャンバ10a内にはP?より小さな値(絶対値)の
残存圧力P3が生ずる。
以上のごとく、被検体に漏洩がある場合は、ステップ5
の圧力測定時点においてPlあるいはP3の圧力がチャ
ンバloa内に残存するため、この残存圧力を検出する
ことにより漏洩を検出することができる。
次に、本発明等が行なった実験例を説明する。
基準試料となる被検体として、上述したプラスチック壜
100と蓋101とからなる密封容器を使用し、Mlo
lの天面中央を切除し、その部分に電子ビーム加工で形
成した直径50ミクロンの丸孔を有する0、2mm厚の
ステンレス板を張り付けて製作した。
自然発生の漏洩経路や形状は極めて多様で、それらと菌
の進入による内容物の変敗との関係を定量的に表すこと
は困難であるが、漏洩箇所が直径50ミクロンの丸孔よ
りも微小な場合、菌の進入による内容物の変改は無視し
得る程に少ないことが経験的にわかっているため、上記
基準試料で確実に漏洩を検出できれば、実用上十分な信
頼性を得ることができる。
上記の基準試料に形成した直径50ミクロンの丸孔から
漏れる空気量を水上M換で測定した結果、丸孔に作用す
る圧力を50cmHgとしたとき毎秒0.4ccであっ
た。この漏れ出した空気量が容積25ccのチャンバ内
に溜り、圧力が増大するのを計算すると、毎秒16 g
 / c m 2となる。
圧力センサは、それ自体の内容積を無視し得る端面ダイ
ヤフラム型の市販品の中で、最も高感度な最大測定m 
200 g / c m 7 、耐圧400g / c
 m ’のものを選び、その10%の20g / c 
m 2を良否判別レベルに設定した。この場合、ステッ
プ3で必要な保持時間は1.25秒となるため、余裕を
みて1.5秒の保持時間を設定した。
圧力センサの電気信号油力は、専用増幅器を用いて最大
値を10ボルトにし、判別レベルを1.0ボルトに設定
した。電気信号に変換した後は、通常の電気信号処理技
術を利用して判別結果を得た。
この判別結果は、被検体に漏洩のある旨を示した。
次に、本発明装置に係る密封容器の漏洩検査装置を密封
容器への内容物充填ラインに組み込み。
連続的な漏洩検査を行なえるようにした場合の実施例(
第二実施例)を、@3図および第4図にもとづいて説明
する。
第3図は漏洩検査装置の単体を拡大して示す断面正面図
、第4図は同装置の全体構成を示す概念図である。なお
2先に示した第1図と同一部分には同一符号を付しであ
る。
図面において、200は装置の基台であり、この基台2
00に垂直に固定された支柱201を軸として回転台2
02が設けられており、この回転台202の外周に一定
間隔ごと検査ヘッド203と検査台204が対になって
取り付けられている。
検査へラド203は、先の実施例で説明したピストン装
ff112と検査ポケットlOを一体化したものである
。また、ピストン装M12のピストンロッド14a上端
は、上方カム機構205に係合しており、そのカム形状
に応じてピストン14を上下動させる。検査台204は
被検体の壜100を載置するもので、基台200に固定
された下方カム機構206に下端が係合して上下に駆動
される。207は検査台204を上方に付勢する押圧ば
ねである。
また1回転台202には、検査ヘッド2.03内のチャ
ンバloaと連通する管路15,16、開閉弁17.す
べり弁1Bの接続部材18aが各検査ヘッド203に対
応してそれぞれ設けである。
一方、支軸201に固定した支持板208には。
すべり弁18の接続部材18bおよび圧力センサ19が
設けである。
上述した検査!i置は1次のように動作する。
壜100は、第4図に示すように、コンベア301で矢
印方向から一列の並べて送られてきて、タイミングスク
リュー302およびインフィードホイール303を用い
た公知の導入機構により矢印iのように運ばれ、正確に
位置決めした状態で検査台204に供給される。検査台
204は、下方カム機構206によって下降位置にある
ときに被検体の壜100の供給を受ける。
そして1回転台202の回転伴い検査台204が1昇し
ていき、その結果、被検体の蓋101部分が検査ポケッ
)10内に挿入されるとともに、鍔部105が押圧ばね
207の作用により0リング11に圧接され、チャンバ
10aを形成する。
このとき、ピストン14はシリンダ13内の下端にある
。そして、被検体が装着されると、上方カム機構205
によってピストン14が引き上げられ、検査ポケット1
0内を減圧する。その後。
回転台202が矢印j方向に約5/6回転する間、その
ままの減圧状態が保持される。被検体に種口102の不
良や蓋101の不良あるいは嵌合不良等がある場合は、
上記保持区間のうちにヘッドスペース104の空気がチ
ャンバloa内に漏れ出す。
保持区間を過ぎると、ピストン14は上方カム機構20
5によって元の位置まで押し下げられる。これにより、
先にピストン14の引き上げ動作で形成された減圧状態
は消滅して、壜から漏れ出た空気による圧力のみが残圧
となってチャンバ10a内に残る。
開閉弁17には開閉押しボタン17aが設けてあり、一
方、支柱201には突起209が設けである。そして、
上述の動作中間じていた開閉弁17は、突起209に開
閉押しボタン17aが押されて開く、その結果、チャン
バ10a内の残圧は、すべり弁18を経由して圧力セン
サ19へ導かれ、その値を測定される。
圧カセンサエ9の電気的出力は1図示しない専用増幅器
を介して電圧判別装置に入力され、あらかじめ設定され
た電圧値以上の場合、不良品と判別される。この判別信
号は、回転台202から排出された壜を良品、不良品に
分ける不良品排出装置304に送られる。
検査が終了すると、検査台204は下方カム機構206
によって再び押し下げられ、増目102部分が検査ボケ
−zト10から外される。このとさ、検査ポケッ)10
内の圧力はOかまたはわずかな正圧であるため壜100
の自重によって自然にはずれ、強請的な操作は不要であ
る。
検査ポケット10から外された壜1ooは、アウトレッ
トスターホイール305によって矢印kに示すように運
ばれてコンベヤ301上に移され、同時に、もしも不良
品の場合は不良品排除装置304で不良品コンベヤ30
8上に押し出され、一つの検査ヘッド203の工程を終
了する。
同様の工程が、回転台202に配置された多数個の検査
へラド203について、次々と高速でかつ連続的に行な
われる。排出された良品および不良品はそれぞれ矢印1
.mの方向へ搬出されて検査の全工程を完了する。
なお5回転台202に取り付ける検査へラド203の個
数は、毎分の検査必要個数と、必要な感度を得るために
要するーヘッド当りの保持時間との積、およびピストン
14の上下移動、壜100の供給亭排出に必要なスペー
スを考慮して計算される。
例えば、毎分500本の処理能力を必要としている場合
、10%の余裕を取って550本として回転台202上
に必要な検査へラド203の数を求める。
毎秒の処理数は9.16668で1ヘツドの保持時間が
1.5秒であるから、それに必要なヘッド数は両者の積
で13.75信分、ピストン14の上下操作にそれぞれ
1ヘツド分を加えて15゜75個分となる。これにイン
フィードおよびアウトレフトのスターホイール303.
305を設置する必要があり、そのスペースが回転台2
02の1/8回転取るので1回転台202の周囲に配置
する検査へラド203の総数は、 15.75X615=18.9となる。
しかし、これはヘッドの個数であるから整数の19信と
する。もっとも、設計および製作上の都合で20個とし
て1ヘツド当たり18度の割りの良い角度で配置しても
よい。
なお、本実施例装置の回転台202は、図示しない駆動
機構からベル)210を介して1回転を2.2秒で回転
される。
なお2本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。
例えば、上述の実施例では、ピストンを吸引する方向に
操作したが、逆に検査ポケット内を加圧する方向に操作
してもよい。
また、被検体としては実施例で対象とした以外の材質、
大きさ、形状の各種密封容器を対象にできることは勿論
である。
さらに、本発明装置を単体で使用するときは。
第1図で示したようなすべり弁による測定センサのリセ
ット構造を用いることなく、他の手段で測定センサをリ
セットしてもよい。
【発明の効果J 本発明の密封容器の漏洩検査方法およびその装置によれ
ば、次のような効果がある。
■ 従来技術のようにマスターと被検体との間の差圧に
よる検査方法では、両者間の圧力が平衡状態となるまで
に長い時間を必要としたが1本発明方法および装置によ
ればこのような平衡時間を必要としないので、検査の迅
速化を図れる。
■ 検査を自動化・連続化した場合のすベリ弁における
漏れの恐れがない、すなわち5本発明方法および装置に
よれば、すべり弁に作用する圧力は被検体から漏れ出た
微量の空気圧のみであるため、Sれを生じさせる程の負
荷とならない、したがって、検査を自動化・連続化した
場合であっても高い信頼性を得られる。
Q) 本発明方法および装置によれば、圧力センサに作
用する圧力は被検体から漏れ出た微量の空気圧のみであ
るため、圧力センサの耐圧力は小さくてよく、シたがっ
て高感度の圧力センサを使用して高感度化を図ることが
できる。
■ 本発明装置では圧縮空気供給用ポンプを使用しない
ため、同ポンプから吐出されるドレンによる被検体の汚
れを心配する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は未発#J装置の第一実施例の構成を示す正面断
面図、第2図は本発明に係る実施例の作用を示す圧力変
化ダイヤグラム、第3図、第4図は本発明装置の第二実
施例である検査を連続化した場合のa成を示す図で、第
3図は漏洩検査装置単体を拡大して示す断面正面図、第
4図は同装置の全体構成を示す概念図、第5図は従来例
を示す概念図である。 lO:検査ポケット 12:ピストン装置 14:ピストン 17:開閉弁 19;圧力センサ 100:被検体の壜 104:ヘッドスペース 201 :支柱     20 203:検査ヘッド  20 10a:チャンバ 13ニジリンダ 15.16:管路 18:すべり弁 20:漏洩判別回路 101 :被検体の蓋 2:回転台 4:検査台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検体の外部を加圧あるいは減圧することにより
    被検体内部との間に圧力差を生ぜしめ、密封不良にもと
    づく被検体外部の圧力変化を検出することにより密封容
    器の漏洩を検査する方法において、シリンダ内でピスト
    ンを一定量移動させることにより前記被検体外部の加圧
    あるいは減圧を行ない、この状態を一定時間保持した後
    に前記ピストンを元の位置に戻し、このときの被検体外
    部の圧力を測定して漏洩を判別することを特徴とした密
    封容器の漏洩検査方法。
  2. (2)被検体の全部または一部を気密に収容する検査ポ
    ケットと、このポケットと連通したシリンダと、このシ
    リンダ内を移動して上記検査ポケット内を加圧あるいは
    減圧するピストンと、前記検査ポケット内の圧力を測定
    する圧力センサとを備えたことを特徴とする密封容器の
    漏洩検査装置。
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