JPH06311745A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
- Publication number
- JPH06311745A JPH06311745A JP11243493A JP11243493A JPH06311745A JP H06311745 A JPH06311745 A JP H06311745A JP 11243493 A JP11243493 A JP 11243493A JP 11243493 A JP11243493 A JP 11243493A JP H06311745 A JPH06311745 A JP H06311745A
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- JP
- Japan
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- output
- switching
- voltage
- power supply
- control circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多出力スイッチング電源の出力を安定化す
る。 【構成】 第1のスイッチングトランジスタQ1 によっ
て出力される第1の出力電圧V1 を、第1のPWM制御
回路IC1 によって安定化する。また、第1の出力電圧
V1 を供給する2次巻線N2 の交番電圧を降圧チョーパ
型のスイッチング回路SWに供給し、第2のPWM制御
回路IC2 によってその出力電圧V2 を安定させる。第
2のPWM制御回路IC2 は第1のPWM制御回路IC
1 によって同期がかけられており、スイッチングトラン
ジスタQ1 がオンとなった時にスイッチングトランジス
タQ2 もオンとなるように制御されている。
る。 【構成】 第1のスイッチングトランジスタQ1 によっ
て出力される第1の出力電圧V1 を、第1のPWM制御
回路IC1 によって安定化する。また、第1の出力電圧
V1 を供給する2次巻線N2 の交番電圧を降圧チョーパ
型のスイッチング回路SWに供給し、第2のPWM制御
回路IC2 によってその出力電圧V2 を安定させる。第
2のPWM制御回路IC2 は第1のPWM制御回路IC
1 によって同期がかけられており、スイッチングトラン
ジスタQ1 がオンとなった時にスイッチングトランジス
タQ2 もオンとなるように制御されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の電圧を必要とす
る、例えば電子機器の電源として好適なスイッチング電
源装置に関するものである。
る、例えば電子機器の電源として好適なスイッチング電
源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】整流された商用電源から、所望の直流電
圧を得るために整流電圧を断続して平滑するスイッチン
グ電源が慣用されている。複数の電圧値を同時に得るこ
とができるスイッチング電源は、一般的に絶縁トランス
を使用し、その1次側に供給されている電流をスイッチ
ングトランジスタで断続するとともに、絶縁トランスの
2次側巻線を適当な巻線比となるように設定することに
よって任意の電圧を出力することができるようになされ
ている。
圧を得るために整流電圧を断続して平滑するスイッチン
グ電源が慣用されている。複数の電圧値を同時に得るこ
とができるスイッチング電源は、一般的に絶縁トランス
を使用し、その1次側に供給されている電流をスイッチ
ングトランジスタで断続するとともに、絶縁トランスの
2次側巻線を適当な巻線比となるように設定することに
よって任意の電圧を出力することができるようになされ
ている。
【0003】図3はこのようなスイッチング電源装置の
1例を示したもので、商用電源を整流した直流入力電圧
Vinが供給されている絶縁トランスTとその1次側に流
れる電流を断続するSWトランジスタQを備え、絶縁ト
ランスTの2次側のコイルに誘起される交番電圧を整流
し、平滑する手段として整流ダイオードD1、D2、D
3、チョークコイルL1 、L2 、L3 及び平滑コンデン
サC1 、C2 、C3 を備えている。なお、DFはダンパ
ダイオードであり、チョークコイルL1 、L2、L3 と
ともに整流ダイオードD(1、2、3)がオフ期間に電
流を負荷側に供給している。
1例を示したもので、商用電源を整流した直流入力電圧
Vinが供給されている絶縁トランスTとその1次側に流
れる電流を断続するSWトランジスタQを備え、絶縁ト
ランスTの2次側のコイルに誘起される交番電圧を整流
し、平滑する手段として整流ダイオードD1、D2、D
3、チョークコイルL1 、L2 、L3 及び平滑コンデン
サC1 、C2 、C3 を備えている。なお、DFはダンパ
ダイオードであり、チョークコイルL1 、L2、L3 と
ともに整流ダイオードD(1、2、3)がオフ期間に電
流を負荷側に供給している。
【0004】2次側のコイルの巻線数N1 、N2 、N3
は1次コイルの巻線数N0 に対応して所定の巻線比とな
るように設定され、それぞれV1 、V2 、V3 を出力す
るようになされている。このスイッチング電源は、スイ
ッチングトランジスタQを所定のデューディパルスでオ
ン/オフすることによって2次側の直流出力電圧値を変
化させることができるフォワード方式のスイッチング電
源回路であり、2次側の直流出力V1 の値を抵抗R1 、
R2 で分圧するとともに、この分圧電圧と基準電圧Er
をコンパレータOPで比較し、その差信号をホトカプラ
PCを介してパルス幅が変化するPWM制御回路ICに
供給して、前記スイッチングトランジスタQのオン/オ
フ周期をコントロールすると出力電圧を安定化すること
ができる。
は1次コイルの巻線数N0 に対応して所定の巻線比とな
るように設定され、それぞれV1 、V2 、V3 を出力す
るようになされている。このスイッチング電源は、スイ
ッチングトランジスタQを所定のデューディパルスでオ
ン/オフすることによって2次側の直流出力電圧値を変
化させることができるフォワード方式のスイッチング電
源回路であり、2次側の直流出力V1 の値を抵抗R1 、
R2 で分圧するとともに、この分圧電圧と基準電圧Er
をコンパレータOPで比較し、その差信号をホトカプラ
PCを介してパルス幅が変化するPWM制御回路ICに
供給して、前記スイッチングトランジスタQのオン/オ
フ周期をコントロールすると出力電圧を安定化すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで出力電圧V1
が上記したようなフイードバックコントロールによって
制御されたとしても、他の出力端子、例えば出力電圧V
2 V3 に接続されている負荷に変動があると、これらの
出力電圧はその負荷の影響を受けて独自に変化し、この
帰還制御によって2次側の全部の電圧が安定化されると
はいえない。図4は上記したようなスイッチング電源に
おいて、特に安定化した電圧が他にも存在する場合のス
イッチング電源装置を示したもので、図1と同一部分は
同一符号とされている。
が上記したようなフイードバックコントロールによって
制御されたとしても、他の出力端子、例えば出力電圧V
2 V3 に接続されている負荷に変動があると、これらの
出力電圧はその負荷の影響を受けて独自に変化し、この
帰還制御によって2次側の全部の電圧が安定化されると
はいえない。図4は上記したようなスイッチング電源に
おいて、特に安定化した電圧が他にも存在する場合のス
イッチング電源装置を示したもので、図1と同一部分は
同一符号とされている。
【0006】本例は特に安定化した電圧V3 を得るため
に、出力電圧V2 の整流平滑出力をさらに第2のスイッ
チング電源回路SWに供給し、このスイッチング電源回
路SWをPWM制御用IC2 でコントロールするように
なされている。つまり平滑された直流出力V2 を降圧型
のチョッパ型スイッチング電源回路SWに供給し、この
スイッチング電源回路をPWM制御用IC2 で制御しな
がら一定の電圧V3 が得られるようにしている。しか
し、このようなスイッチング電源は部品点数が増加する
とともに、回路構成が複雑になるという問題があった。
に、出力電圧V2 の整流平滑出力をさらに第2のスイッ
チング電源回路SWに供給し、このスイッチング電源回
路SWをPWM制御用IC2 でコントロールするように
なされている。つまり平滑された直流出力V2 を降圧型
のチョッパ型スイッチング電源回路SWに供給し、この
スイッチング電源回路をPWM制御用IC2 で制御しな
がら一定の電圧V3 が得られるようにしている。しか
し、このようなスイッチング電源は部品点数が増加する
とともに、回路構成が複雑になるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は出力電圧を安定
化するために、絶縁トランスの1次コイルに流れる電流
を断続する第1のスイッチング手段、上記絶縁トランス
の2次コイルに出力される整流電圧を検出し基準バイア
スと比較す第1の比較手段、この第1の比較手段の出力
を1次側に帰還して第1のスイッチング手段を断続し、
2次側の出力を安定化する第1の制御手段、上記2次コ
イルの出力に直列接続されている第2のスイッチング素
子、上記第2のスイッチング手段の出力を平滑して第2
の電圧として出力する平滑手段、上記平滑手段の出力を
検出し基準電圧と比較する第2の比較手段及び、上記第
2の比較手段の出力によって上記第2のスイッチング手
段を断続し、上記平滑手段の出力電圧を安定化する第2
の制御手段を備えており、特に上記第1の制御手段と第
2の制御手段が同期状態でコントロールされるようにし
たものである。
化するために、絶縁トランスの1次コイルに流れる電流
を断続する第1のスイッチング手段、上記絶縁トランス
の2次コイルに出力される整流電圧を検出し基準バイア
スと比較す第1の比較手段、この第1の比較手段の出力
を1次側に帰還して第1のスイッチング手段を断続し、
2次側の出力を安定化する第1の制御手段、上記2次コ
イルの出力に直列接続されている第2のスイッチング素
子、上記第2のスイッチング手段の出力を平滑して第2
の電圧として出力する平滑手段、上記平滑手段の出力を
検出し基準電圧と比較する第2の比較手段及び、上記第
2の比較手段の出力によって上記第2のスイッチング手
段を断続し、上記平滑手段の出力電圧を安定化する第2
の制御手段を備えており、特に上記第1の制御手段と第
2の制御手段が同期状態でコントロールされるようにし
たものである。
【0008】
【作用】1次側に設けられている第1の制御手段によっ
て2次側の直流出力電圧が安定化されるとともに、この
2次側に出力される交番信号の整流時間を第1の制御手
段と、同期している第2の制御手段でコントロールされ
る第2のスイッチング手段によって制御するようにして
いるので部品点数が節約できるようになる。
て2次側の直流出力電圧が安定化されるとともに、この
2次側に出力される交番信号の整流時間を第1の制御手
段と、同期している第2の制御手段でコントロールされ
る第2のスイッチング手段によって制御するようにして
いるので部品点数が節約できるようになる。
【0009】
【実施例】図1は本発明のスイッチング電源装置を示し
たもので、Vinは図示されていない商用電源を整流した
電圧が供給されている入力電圧、C0 は平滑コンデン
サ、Tは絶縁トランス、Q1 は1次コイルを断続スイッ
チングトランジスタでる。絶縁トランスTの2次コイル
側に整流ダイオードD1 、チョークコイルL1 、平滑コ
ンデンサC1 が設けられ、ダンパーダイオードDFとと
もに、2次側に誘起された交番電圧を直流電圧に変換し
ている。すなわち、スイッチングトランジスタQ1 がオ
ンとなったときに誘起される正の電圧はダイオードD
1 、チョークコイルL1 を介して平滑コンデンサC1 で
積分され、図示されていない負荷回路に供給される。
たもので、Vinは図示されていない商用電源を整流した
電圧が供給されている入力電圧、C0 は平滑コンデン
サ、Tは絶縁トランス、Q1 は1次コイルを断続スイッ
チングトランジスタでる。絶縁トランスTの2次コイル
側に整流ダイオードD1 、チョークコイルL1 、平滑コ
ンデンサC1 が設けられ、ダンパーダイオードDFとと
もに、2次側に誘起された交番電圧を直流電圧に変換し
ている。すなわち、スイッチングトランジスタQ1 がオ
ンとなったときに誘起される正の電圧はダイオードD
1 、チョークコイルL1 を介して平滑コンデンサC1 で
積分され、図示されていない負荷回路に供給される。
【0010】スイッチングトランジスタQ1 がオフとな
り誘起電圧がない期間ではチョークコイルL1 に蓄積さ
れている電磁エネルギーがダンパーダイオードDFを介
して負荷及び平滑コンデンサ側に流出し、リップル成分
が少なくなるようにするフォワード方式のスイッチング
電源回路を構成している。直流出力V1 が抵抗R1 、R
2 で分圧されてコンパレータOP1 の一方の端子に供給
されており、他方の端子に供給されている基準電圧Er
1 と比較される。そして、この比較出力の信号が前記し
たホトカプラPCを介してPWM制御回路IC1 に入力
される。
り誘起電圧がない期間ではチョークコイルL1 に蓄積さ
れている電磁エネルギーがダンパーダイオードDFを介
して負荷及び平滑コンデンサ側に流出し、リップル成分
が少なくなるようにするフォワード方式のスイッチング
電源回路を構成している。直流出力V1 が抵抗R1 、R
2 で分圧されてコンパレータOP1 の一方の端子に供給
されており、他方の端子に供給されている基準電圧Er
1 と比較される。そして、この比較出力の信号が前記し
たホトカプラPCを介してPWM制御回路IC1 に入力
される。
【0011】PWM制御回路IC1 は、前記ホトカプラ
PCの出力信号によってオン/オフ期間が変化するドラ
イブパルスをスイッチングトランジスタQ1 に供給し、
1次コイルに流れる電流を断続する。つまり、出力電圧
V1 は基準電圧Er1 より高くなるとオン期間が短くな
るようにドライブパルスを変調し、逆に出力電圧V1が
基準電圧Er1 より低い場合はドライブパルスのパルス
幅が広くなるような変調を行う。そして、出力電圧が常
に一定に電圧となるように安定化する。一点鎖線で囲っ
たSWは、上記絶縁トランスTの2次コイルに誘起され
ている交番電圧を直接整流してコンバートする降圧型の
チョッパ電源回路であり、本実施例ではスイッチングト
ランジスタQ2 の断続は第2のPWM制御回路IC2 に
よってコントロールされるようになされている。
PCの出力信号によってオン/オフ期間が変化するドラ
イブパルスをスイッチングトランジスタQ1 に供給し、
1次コイルに流れる電流を断続する。つまり、出力電圧
V1 は基準電圧Er1 より高くなるとオン期間が短くな
るようにドライブパルスを変調し、逆に出力電圧V1が
基準電圧Er1 より低い場合はドライブパルスのパルス
幅が広くなるような変調を行う。そして、出力電圧が常
に一定に電圧となるように安定化する。一点鎖線で囲っ
たSWは、上記絶縁トランスTの2次コイルに誘起され
ている交番電圧を直接整流してコンバートする降圧型の
チョッパ電源回路であり、本実施例ではスイッチングト
ランジスタQ2 の断続は第2のPWM制御回路IC2 に
よってコントロールされるようになされている。
【0012】第2のPWM制御回路IC2 には出力電圧
V2 を抵抗R3 、R4 で分圧し、その電圧と基準電圧E
r2 をコンパレータOP2で比較した信号が入力され、
その出力でPWM制御回路IC2 がスイッチングトラン
ジスタQ2 のオン/オフ制御をする。そして、出力電圧
V2 が一定の値(5V)になるように制御するものであ
る。
V2 を抵抗R3 、R4 で分圧し、その電圧と基準電圧E
r2 をコンパレータOP2で比較した信号が入力され、
その出力でPWM制御回路IC2 がスイッチングトラン
ジスタQ2 のオン/オフ制御をする。そして、出力電圧
V2 が一定の値(5V)になるように制御するものであ
る。
【0013】この第2のPWM制御回路IC2 は前記第
1のPWM制御回路IC1 から同期信号がトランスTC
を介して供給されており、この同期信号によって第1の
PWM制御回路IC1 がスイッチングトランジスタをオ
ンに反転する時点で第2のスイッチングトランジスタQ
2 もオンになるように制御される。しかしスイッチング
トランジスタQ2 がオフになる点は前記出力電圧V2 の
値によって設定される。
1のPWM制御回路IC1 から同期信号がトランスTC
を介して供給されており、この同期信号によって第1の
PWM制御回路IC1 がスイッチングトランジスタをオ
ンに反転する時点で第2のスイッチングトランジスタQ
2 もオンになるように制御される。しかしスイッチング
トランジスタQ2 がオフになる点は前記出力電圧V2 の
値によって設定される。
【0014】すなわち、本発明のスイッチング電源装置
は安定化する出力電圧V2 を得るために、第1の出力電
圧を得ている2次コイルの交番信号を整流する整流ダイ
オードに代えて、直接降圧型チョッパ回路を採用し、こ
のチョッパ型のスイッチング回路によって所望の安定化
された第2の出力電圧V2 を得るようにしたものであ
る。したがって、この実施例の場合は第2の出力電圧V
2 は第1の出力電圧V1より低い値に安定化されること
になる。
は安定化する出力電圧V2 を得るために、第1の出力電
圧を得ている2次コイルの交番信号を整流する整流ダイ
オードに代えて、直接降圧型チョッパ回路を採用し、こ
のチョッパ型のスイッチング回路によって所望の安定化
された第2の出力電圧V2 を得るようにしたものであ
る。したがって、この実施例の場合は第2の出力電圧V
2 は第1の出力電圧V1より低い値に安定化されること
になる。
【0015】ところで、このようなフイードフォワード
型のスイッチング電源は、入力電圧をVin、1次コイル
の巻線数と2次コイルの巻線数をそれぞれN1 、N2 、
スイッチングトランジスタQ1 のオン期間をTon、オフ
期間をToff に設定すると、出力電圧Vout はVout =
{Ton/(Ton+Toff )×N2 /N1 }×Vinとな
る。したがって、図2に示されているように2次コイル
から出力される交番信号がオン期間D1 とされていると
き、出力される電圧はほぼオン期間の平均電圧V1であ
るが、第2のスイッチングトランジスタQ2 のオン期間
がD2 となるように制御するとその出力電圧はD1 /D
2 となり、この電圧V2 がPWM制御回路IC2 によっ
て安定化されるたものになる。
型のスイッチング電源は、入力電圧をVin、1次コイル
の巻線数と2次コイルの巻線数をそれぞれN1 、N2 、
スイッチングトランジスタQ1 のオン期間をTon、オフ
期間をToff に設定すると、出力電圧Vout はVout =
{Ton/(Ton+Toff )×N2 /N1 }×Vinとな
る。したがって、図2に示されているように2次コイル
から出力される交番信号がオン期間D1 とされていると
き、出力される電圧はほぼオン期間の平均電圧V1であ
るが、第2のスイッチングトランジスタQ2 のオン期間
がD2 となるように制御するとその出力電圧はD1 /D
2 となり、この電圧V2 がPWM制御回路IC2 によっ
て安定化されるたものになる。
【0016】なお、第2の出力電圧V2 が第1の出力電
圧V1 より高い値となるようにするためには、図1で示
されているように2次コイルの巻線数をN3 となるよう
に巻き上げることも可能であるが、この場合は巻線N3
の方の出力を第1のスイッチングトランジスタQ1 で制
御し、巻線N2 を第2のスイッチングトランジスタQ2
で制御する方が好ましい。しかし、いずれにしても第1
の制御回路となる1次側のスイッチングオン期間(D
1 )を越えるように、第2の制御回路のオン期間(D
2 )をコントロールすることは好ましくない。
圧V1 より高い値となるようにするためには、図1で示
されているように2次コイルの巻線数をN3 となるよう
に巻き上げることも可能であるが、この場合は巻線N3
の方の出力を第1のスイッチングトランジスタQ1 で制
御し、巻線N2 を第2のスイッチングトランジスタQ2
で制御する方が好ましい。しかし、いずれにしても第1
の制御回路となる1次側のスイッチングオン期間(D
1 )を越えるように、第2の制御回路のオン期間(D
2 )をコントロールすることは好ましくない。
【0017】なお、以上の実施例ではメインの出力に対
して第2の出力電圧が安定化されて取り出されるように
したが、本発明の技術を展開して上記実施例に限定され
ることなく、同様な方法で第3または第4の出力が得ら
れるに構成できることはいうまでもない。
して第2の出力電圧が安定化されて取り出されるように
したが、本発明の技術を展開して上記実施例に限定され
ることなく、同様な方法で第3または第4の出力が得ら
れるに構成できることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスイッチ
ング電源装置が第2の直流出力を整流する回路として第
1のPWM制御回路に同期している第2のPWM制御回
路を設け、この制御回路によって絶縁トランスの2次側
に誘起されている交番電圧の断続比をコントロールして
いるから、整流ダイオード等が省略できると共に簡易な
回路で安定化した第2、第3の出力を得ることができる
という効果がる。
ング電源装置が第2の直流出力を整流する回路として第
1のPWM制御回路に同期している第2のPWM制御回
路を設け、この制御回路によって絶縁トランスの2次側
に誘起されている交番電圧の断続比をコントロールして
いるから、整流ダイオード等が省略できると共に簡易な
回路で安定化した第2、第3の出力を得ることができる
という効果がる。
【図1】本発明のスイッチング電源装置の実施例を示す
回路図である
回路図である
【図2】スイッチング動作の動作説明の波形図である。
【図3】従来の多出力スイッチング電源の回路図であ
る。
る。
【図4】従来の安定化された出力電圧を得るためのスイ
ッチング電源の回路図である。
ッチング電源の回路図である。
T 絶縁トランス Q1 第1のスイッチングトランジスタ Q2 第2のスイッチングトランジスタ SW 降圧型のチェッパ電源回路 IC1 第1のPWM制御回路 IC2 第2のPWM制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁型のスイッチング電源において、下
記の要件を備えていることを特徴とするスイッチング電
源装置。 (1)絶縁トランスの1次コイルに流れる電流を断続す
る第1のスイッチング手段。 (2)上記絶縁トランスの2次コイルに出力される整流
電圧を検出し、基準バイアスと比較す第1の比較手段。 (3)この第1の比較手段の出力を1次側に帰還して第
1のスイッチング手段を断続し、2次側の出力を安定化
する第1の制御手段。 (4)上記2次コイルの出力に直列接続されている第2
のスイッチング素子。 (5)上記第2のスイッチング手段の出力を平滑して、
第2の電圧として出力する平滑手段 (6)上記平滑手段の出力を検出し、基準電圧と比較す
る第2の比較手段。 (7)上記第2の比較手段の出力によって上記第2のス
イッチング手段を断続し、上記平滑手段の出力電圧を安
定化する第2の制御手段。 (8)上記第1及び第2のスイッチング手段のオン立上
がり時間を一致させるための同期手段。 - 【請求項2】 上記同期手段は上記第1及び第2の制御
手段間に設けられていることを特徴とする請求項1に記
載のスイッチング電源装置。 - 【請求項3】 上記スイッチング手段はPWM制御とさ
れていることを特徴する請求項2または3に記載のスイ
ッチング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11243493A JPH06311745A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11243493A JPH06311745A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | スイッチング電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311745A true JPH06311745A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14586544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11243493A Pending JPH06311745A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311745A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136141A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Sanken Electric Co Ltd | 多出力型スイッチング電源装置 |
JP2017034961A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 光寶電子(廣州)有限公司 | 多出力型dc−dcコンバータ |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP11243493A patent/JPH06311745A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136141A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Sanken Electric Co Ltd | 多出力型スイッチング電源装置 |
JP4605532B2 (ja) * | 2000-10-24 | 2011-01-05 | サンケン電気株式会社 | 多出力型スイッチング電源装置 |
JP2017034961A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 光寶電子(廣州)有限公司 | 多出力型dc−dcコンバータ |
CN106655778A (zh) * | 2015-07-31 | 2017-05-10 | 光宝电子(广州)有限公司 | 多输出交换式电源转换器 |
CN106655778B (zh) * | 2015-07-31 | 2019-05-21 | 光宝电子(广州)有限公司 | 多输出交换式电源转换器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010626 |