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JPH0630552U - 歯車装置 - Google Patents

歯車装置

Info

Publication number
JPH0630552U
JPH0630552U JP6594392U JP6594392U JPH0630552U JP H0630552 U JPH0630552 U JP H0630552U JP 6594392 U JP6594392 U JP 6594392U JP 6594392 U JP6594392 U JP 6594392U JP H0630552 U JPH0630552 U JP H0630552U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
gears
teeth
axial direction
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6594392U
Other languages
English (en)
Inventor
哲男 根本
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP6594392U priority Critical patent/JPH0630552U/ja
Publication of JPH0630552U publication Critical patent/JPH0630552U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gears, Cams (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも2つの歯車が回転中心軸の軸方向
に沿って相対的に接近移動され相互に噛み合うように組
み付けられる「歯車装置」において、歯車を組み付ける
際の作業性の向上を図ること。 【構成】 軸方向に沿って相互に向かい合う歯20の軸
方向端面20aに、第1歯車13と中間歯車16の第1
平歯車16a、あるいは、第2歯車15と中間歯車16
の第2平歯車16bを相互に組み付ける際に歯20の挿
入をガイドするガイド面24を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、少なくとも2つの歯車が、回転中心軸の軸方向に沿って相対的に接 近移動され相互に噛み合うように組み付けられる歯車装置に係り、特に、これら 歯車を組付ける際の作業性の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車用空気調和装置には、周知のように、インテークドア、エアミッ クスドア、モードドア等の各種ドアが設けられており、これら各種ドアは、リン ク機構を介して所定の位置に開閉制御されるようになっている。また、前記リン ク機構は、実開平2−96064号公報に開示されるような電動アクチュエータ によって作動されている。この電動アクチュエータは、内蔵されたモータの回転 動を、複数の歯車から構成される歯車装置を介して、リンク機構が連結された出 力軸まで伝達して、このリンク機構を作動させるようになっている。
【0003】 電動アクチュエータに組み込まれる歯車装置10の一例を示すと図4の通りで あり、モータの回転軸(何れも図示せず)に連結されたウォーム11と、これに 噛み合うウォームホイル12と、ウォームホイル12に対して同軸上で固定され た第1歯車13と、出力軸14に連結された第2歯車15と、第1歯車13と第 2歯車15とを連結する中間歯車16とを有している。中間歯車16は、第1歯 車13に噛み合う第1平歯車16aと、第2歯車15に噛み合う第2平歯車16 bとを有し、両平歯車16a、16bは同軸上で固定されている。これら各歯車 の外周面には、多数の歯20が形成されている。また、図示省略したケースには 、ウォームホイル12及び第1歯車13を回転自在に支持する第1支軸17と、 中間歯車16を回転自在に支持する第2支軸18とが設けられている。
【0004】 このような歯車装置10を手作業あるいは作業ロボットを使用して組み立てる 際には、先ず、ウォームホイル12及び第1歯車13が第1支軸17に回転自在 に取り付けられると共に、ウォームホイル12にウォーム11が噛み合わせられ る。次いで、第2歯車15が出力軸14に連結される。その後、中間歯車16は 第2支軸18に挿通され、この第2支軸18の軸方向に沿って図中下方に移動さ れる。そして、中間歯車16の第1平歯車16aを第1歯車13に噛み合わせる と共に、第2平歯車16bを第2歯車15に噛み合わせるようにして、この中間 歯車16が組み付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術のように、2つの歯車が回転中心軸の軸方向に沿って相対的に接 近移動され相互に噛み合うように組み付けられる歯車装置では以下のような問題 が生じる。
【0006】 図5に拡大して示すように、従来の歯車装置10にあっては、歯20の軸方向 両端面のうち軸方向に沿って相互に向かい合う軸方向端面20aは平坦面に形成 されている。このため、図6(A)(B)に示すように、中間歯車16を第2支 軸18に注入して第1、第2歯車13、15に向けて移動させた際に、第1歯車 13の歯20における図中上端の軸方向端面20aと、中間歯車16の第1平歯 車16aの歯20における図中下端の軸方向端面20aとが干渉したり、あるい は、第2歯車15の歯20における図中上端の軸方向端面20aと、中間歯車1 6の第2平歯車16bの歯20における図中下端の軸方向端面20aとが干渉し たりして、中間歯車16をこれ以上注入できなくなることがある。
【0007】 組み立てを手作業で行っている際に上記のような歯20同士の干渉が生じたと きには、作業者は、歯20同士が噛み合うまで中間歯車16を回転させながら中 間歯車16の注入作業を行わなければならない。このため、組み付け作業が繁雑 となり、作業時間が長くなるという問題があった。
【0008】 また、作業ロボットを使用して自動組立を行う場合であっても、上記のような 歯20同士の干渉が生じることを考慮しなければならないため、自動組立におい ては、ロボットハンドで把持した中間歯車16を注入する際の注入圧力を検知し ておき、この注入圧力が設定された所定圧力以上になったときには歯20同士の 干渉が生じたと判断するようになっている。そして、歯の干渉が生じたと判断し た際には、作業ロボットは、中間歯車16を若干回転させるようにロボットハン ドが回転駆動されつつ注入作業を行うように制御される。このように、作業ロボ ットの作業動作を単純化することができず、制御も複雑となり、組み付けに要す る時間を短縮できないという問題があった。
【0009】 本考案は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、少 なくとも2つの歯車が、回転中心軸の軸方向に沿って相対的に接近移動され相互 に噛み合うように組み付けられる歯車装置において、歯車を組み付ける際の作業 性の向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、周面に多数の歯が形成された少なくとも 2つの歯車を有し、これら少なくとも2つの歯車が、回転中心軸の軸方向に沿っ て相対的に接近移動され相互に噛み合うように組み付けられた歯車装置において 、前記軸方向に沿って相互に向かい合う前記歯の軸方向端面に、前記歯車を相互 に組み付ける際に歯の挿入をガイドするガイド面を形成したことを特徴とする歯 車装置である。
【0011】
【作用】
周面に多数の歯が形成された2つの歯車を回転中心軸の軸方向に沿って相対的 に接近移動させた際には、軸方向端面同士が当接することがある。このように軸 方向端面が相互に当接した場合であっても、それぞれの軸方向端面にはガイド面 が形成されているため、両方の歯車を更に接近移動させるだけで、両歯車はガイ ド面により若干回転駆動される。これにより、両歯車は、歯同士が相互に噛み合 って組み付けられることになる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示す2つの歯車は、歯車装置に設けられる2つの歯車の要部を示してお り、各歯車の外周面には多数の歯20が形成されている。これら歯車は、回転中 心軸の軸方向に沿って相対的に接近移動されて相互に噛み合うように組み付けら れる。歯車装置としては、図4に示したように、電動アクチュエータに組み込ま れるものがあり、これを例にとれば、図1に示した2つの歯車は、第1歯車13 と中間歯車16の第1平歯車16a、あるいは、第2歯車15と中間歯車16の 第2平歯車16bである。中間歯車16は、前述したように、回転中心軸として の第2支軸18に沿って第1、第2歯車13、15に向けて移動され、その第1 平歯車16aが第1歯車13に噛み合わされ、第2平歯車16bが第2歯車15 に噛み合わされている。
【0013】 特に、本実施例の歯車装置にあっては、歯20の軸方向両端面のうち軸方向に 沿って相互に向かい合う軸方向端面20aに、歯車21、22を相互に組み付け る際に歯20の挿入をガイドするガイド面24が形成されている。このガイド面 24は、図2(B)に示すように、前記軸方向端面20aに傾斜面を盛り上げて 形成されている。また、歯面の接触面積は減るがカットして傾斜面を形成しても 良い。尚、ガイド面24はこの形状に限定されず、歯車を軸方向から相互に組み 付ける際に歯20の挿入をガイドし得る形状であればいかなる形状でも良い。例 えば、図3(A)に示される半円弧形状や、同図(B)に示される半楕円形状で も良く、更に、向かい合うガイド面24を異なる形状に形成しても良い。また、 歯車の成形素材は特に限定されないが、樹脂成形される歯車の場合には、上下型 のみで上記形状を有するガイド面24を容易に形成することができる。
【0014】 次に、中間歯車16を組み付ける際の作用を説明する。 中間歯車16を第2支軸18に注入して第1、第2歯車13、15に向けて移 動させた際には、図2(A)(B)に示すように、第1歯車13の歯20の軸方 向端面20aと、中間歯車16の第1平歯車16aの歯20の軸方向端面20a とが当接したり、あるいは、第2歯車15の歯20の軸方向端面20aと、中間 歯車16の第2平歯車16bの歯20の軸方向端面20aとが当接したりするこ とがある。このように軸方向端面20aが相互に当接した場合であっても、それ ぞれの軸方向端面20aにはガイド面24が形成されており、また、第1、第2 歯車13、15は回転自在であるため、注入作業を継続して中間歯車16を第1 、第2歯車13、15に向けて更に移動させるだけで、第1、第2歯車13、1 5は、中間歯車16に設けたガイド面24により若干回転駆動されることになる 。そして、図2(C)に示すように、中間歯車16の第1平歯車16aが第1歯 車13に噛み合うと共に、第2平歯車16bが第2歯車15に噛み合って、各歯 車13と16a、15と16bは相互に噛み合うように組み付けられる。
【0015】 このように、軸方向に沿って相互に向かい合う歯20の軸方向端面20aにガ イド面24を形成することにより、回転中心軸の軸方向に沿って歯車を移動させ るだけで、これら歯車を相互に噛み合うように組み付けることができる。このた め、組み立てを手作業で行う場合には、作業者が歯20同士が噛み合うまで中間 歯車16を回転させる作業が不要となり、組み付け作業が容易となり、作業時間 を短縮することができる。また、作業ロボットを使用して自動組立を行う場合で あっても、注入圧力を検知したり、中間歯車16を把持したロボットハンドを回 転駆動したりすることが不要となる。これにより、作業ロボットの作業動作が単 純化されるので制御が簡素化され、組み付けに要する時間も短縮することができ る。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、少なくとも2つの歯車が、回転中心軸の 軸方向に沿って相対的に接近移動され相互に噛み合うように組み付けられる歯車 装置において、前記軸方向に沿って相互に向かい合う前記歯の軸方向端面に、前 記歯車を相互に組み付ける際に歯の挿入をガイドするガイド面を形成したので、 歯車を組み付ける際の作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る歯車装置に組み込ま
れる歯車の要部を示す斜視図
【図2】 図2(A)は、図1に示される2つの歯車が
回転中心軸の軸方向に沿って相対的に接近移動された際
に、軸方向端面同士が当接した状態を示す平面図、同図
(B)は、同図(A)の2−2線に沿う断面図、同図
(C)は、(B)に示される状態から両歯車を更に接近
移動させた状態を示す要部断面図
【図3】 図3(A)(B)は、歯の軸方向端面に形成
されるガイド面の他の形状を示す要部断面図
【図4】 例えば電動アクチュエータに組み込まれる歯
車装置の一例を示す要部分解斜視図
【図5】 従来の歯車装置に組み込まれる歯車の要部を
示す斜視図
【図6】 図6(A)は、図5に示される2つの歯車が
回転中心軸の軸方向に沿って相対的に接近移動された際
に、軸方向端面同士が当接した状態を示す平面図、同図
(B)は、同図(A)の6−6線に沿う断面図
【符号の説明】
13…第1歯車(歯車) 15…第2歯車(歯
車) 16…中間歯車 16a…第1平歯車
(歯車) 16b…第2平歯車(歯車) 20…歯 20a…軸方向端面 24…ガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に多数の歯(20)が形成された少なくと
    も2つの歯車(13,16a (15,16b)) を有し、これら少なく
    とも2つの歯車(13,16a (15,16b)) が、回転中心軸の軸
    方向に沿って相対的に接近移動され相互に噛み合うよう
    に組み付けられた歯車装置において、 前記軸方向に沿って相互に向かい合う前記歯(20)の軸方
    向端面(20a) に、前記歯車(13,16a (15,16b)) を相互に
    組み付ける際に歯(20)の挿入をガイドするガイド面(24)
    を形成したことを特徴とする歯車装置。
JP6594392U 1992-09-22 1992-09-22 歯車装置 Pending JPH0630552U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6594392U JPH0630552U (ja) 1992-09-22 1992-09-22 歯車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6594392U JPH0630552U (ja) 1992-09-22 1992-09-22 歯車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0630552U true JPH0630552U (ja) 1994-04-22

Family

ID=13301562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6594392U Pending JPH0630552U (ja) 1992-09-22 1992-09-22 歯車装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0630552U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010147053A1 (ja) * 2009-06-19 2012-12-06 大陽日酸株式会社 気相成長装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010147053A1 (ja) * 2009-06-19 2012-12-06 大陽日酸株式会社 気相成長装置
JP5613159B2 (ja) * 2009-06-19 2014-10-22 大陽日酸株式会社 気相成長装置

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