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JPH0630386Y2 - 産業用ロボットアームの配線処理装置 - Google Patents

産業用ロボットアームの配線処理装置

Info

Publication number
JPH0630386Y2
JPH0630386Y2 JP1990107510U JP10751090U JPH0630386Y2 JP H0630386 Y2 JPH0630386 Y2 JP H0630386Y2 JP 1990107510 U JP1990107510 U JP 1990107510U JP 10751090 U JP10751090 U JP 10751090U JP H0630386 Y2 JPH0630386 Y2 JP H0630386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
arm
industrial robot
wrist
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990107510U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0463386U (ja
Inventor
日佳 塩原
名田  稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
Priority to JP1990107510U priority Critical patent/JPH0630386Y2/ja
Publication of JPH0463386U publication Critical patent/JPH0463386U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630386Y2 publication Critical patent/JPH0630386Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、産業用ロボットアームの内側部材の先端に前
記アームと同軸に回転可能に支持された手首などの回転
部材に支持されたモータ、又はツールへの動力線及び信
号線の配線処理装置の改良に関する。
(従来の技術) 産業用ロボットにおいて、アームの先端に装着された手
首駆動機構の簡素化のため、第1又は第2の手首動作軸
の駆動用モータ、又はツール用モータを手首が支持する
ようにした構造の多軸ロボットでは、上記モータの動力
線及び信号線等を手首まで敷設する必要がある。しか
し、手首はアームに支持されて回転するため、上記電気
配線は可動可能であることが要求される。このような従
来の産業用ロボットアームの配線処理としては、例えば
第3図に示すようなものがあった。産業用ロボットのア
ーム20の内側部材4の先端に前記アーム20と同軸に
回転可能に支持された回転部材である手首3は、アーム
20後端に配置されたモータ9により図示しない駆動軸
を介しアーム端21を境界として矢印A方向に手首3と
同一回転方向に回転駆動される。手首3は第1軸ユニッ
ト1を支持し、第1軸ユニット1はアーム20後端に配
置されたモータ8により、図示しない駆動軸を介し手首
3に対し矢印B方向に回転駆動される。第1軸ユニット
1は第1軸モータ2を固定支持し、第1軸モータ2は第
1軸ユニット1が支持するツール(図示せず)を矢印C
方向に回転駆動させる。アーム20の内側部材4はアー
ム20の支点部19に固定されている。第1軸モータ2
への動力線及び信号線の配線7は、回転側クランプ10
と固定側クランプ11とでそれぞれ止着され、両者間を
アーム内側部材4に沿って長さに余裕をもって緩く配置
されている。その周りを更に配線保護及び美観などの理
由でアーム外側部材5,6が被せられている。そして配
線7は手首3からモータ2へ回転軸BBを通る図示しな
い孔を通り敷設されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらかかる従来の配線においては、回転側クラ
ンプ10と固定側クランプ11との間で配線の余裕分が
手首の回転動作に従って、均等にアーム内側部材4外周
にらせん状に動くことを期待したものであったが、アー
ムの配線はロボット本体の旋回部等の配線と異なって径
が細く弾性に乏しいため、実際にはアーム内側部材4及
びアーム外側部材5,6とに接触してその抵抗により均
等な動作が妨げられこすれが発生する。また、アームの
運動の影響でアーム先端の手首3側に配線の余裕分が片
寄ってしまう欠点があり、そして支点19側は殆ど動か
ないのに、回転動作する手首3側配線の動きが激しく、
回転側クランプ10付近での手首3の矢印A方向への回
転に伴う強い屈曲又は外力を受けて断線が発生し、産業
用ロボットの稼働率を下げるという課題があった。
本考案はこの課題を解決するためのもので、その目的は
産業用ロボットアームの内側部材にアームと同軸に回転
可能に支持された手首などの回転部材に支持されたモー
タ、又はツールへの動力線及び信号線の配線において、
かかるアーム内側部材及びアーム外側部材とのこすれや
配線の片寄り、及び回転に伴う強い屈曲又は外力を受け
て断線を発生することがないような産業用ロボットアー
ムの配線処理装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、実用新案登録請求の範囲記載の産業
用ロボットアームの配線処理装置を提供することによっ
て上述した従来技術の課題を解決した。
(作用) 実施例に対応する第1図を用いて説明する。回転部材3
が回転すると、連結部材15によって回転部材側のリン
グ状配線保持部材13が回転部材3と同期回転又は僅か
にずれた同期回転を行うので、配線7は回転部材3から
一定距離18だけ離れた個所で支持されて回転部材3の
動きに追随した動きをする。このため、回転側クランプ
10と一定距離18の間の配線は殆んど動かないので、
この区間に配線7が引込まれることが防止される。ま
た、回転側クランプ10の部分で配線7が曲げられるこ
とがない。
さらに、配線7は保持部材12,13の孔16,17に
遊嵌支持されており、固定されていないため配線に加わ
る屈曲を長い範囲で分散し、局部的な屈曲が避けられ
る。
(実施例) 第1図は本考案の実施例である産業用ロボットアームの
配線処理装置を示す要部斜視図である。第3図と同じ部
材は同じ符号で示し説明を省略する。本考案の産業用ロ
ボットアームの配線処理装置では、アーム内側部材4の
軸方向に間隔をおいて回転可能に支持された2個のリン
グ状配線保持部材12,13が設けられており、第1軸
モータ2への動力線及び信号線の配線7は回転側クラン
プ10と固定側クランプ11とでそれぞれ止着され、ア
ーム支点19側から手首3側に余裕ある長さをもって接
続されているとともに、各リング状配線保持部材12,
13の内外周間に設けられた孔16,17に遊嵌支持さ
れている。この孔16,17に遊嵌支持された配線7
は、アーム内側部材4のまわりにその外周と間隔を保っ
てらせん状に敷設され、その周りに従来と同様にアーム
外側部材5,6が被せられている。ここで第1及び第2
のリング状配線保持部材12,13を単にクランプ1
0,11間に配置した場合は、手首3が旋回を繰り返す
うちに、徐々に配線7の余裕分が保持部材13とクラン
プ10との間の空間に引き込まれてこの空間に滞留し、
かえって悪い状態になる。そこで回転部材である手首3
と一定距離18を保って同期回転又は僅かにずれて同期
回転をするように、手首3側のリング状配線保持部材1
3と手首3とを連結する連結部材である駆動棒15が設
けられている。このようにすると、リング状配線保持部
材13に手首3とほぼ同期した旋回運動が与えられるの
で、回転側クランプ10と一定距離18の間の配線は殆
んど動かないため、この区間に配線7が引き込まれるこ
とが防止される。また、回転側クランプ10の部分で配
線7が曲げられることがない。さらに配線7は保持部材
12,13の孔16,17に遊嵌支持されており、固定
されていないため配線に加わる屈曲を長い範囲で分散し
局部的な強い屈曲が避けられる。
第2図は、リング状配線保持部材12,13の孔16,
17の部分の拡大図である。保持部材12,13の孔1
6,17と配線7とのこすれを防止するため、低摩擦の
保護テープ14が配線7に巻かれている。さらに配線7
は、保持部材12,13の孔16,17で保持されてい
るが、アーム内側部材4及びアーム外側部材5,6との
こすれが皆無とはならないので、これら部材の表面の面
粗度を低くし、好ましくは滑りを良くするため固体潤滑
材も併用している。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案はアームの内側部材に回転
可能に支持された2個のリング状配線保持部材と、アー
ム支点側から前記回転部材に余裕ある長さをもって接続
されているとともに各前記リング状配線保持部材の内外
周間に設けられた孔に遊嵌支持された配線と、前記回転
部材と一定距離を保って同期回転又は僅かにずれて同期
回転するように回転部材側の前記リング状配線保持部材
と前記回転部材とを連結する連結部材とを設けたので、
孔に遊嵌支持された配線は、アーム内側部材のまわりに
その外周と間隔を保ってアーム内空間に保持され、かつ
手首側のリング状配線保持部材には、手首とほぼ同じ旋
回運動が与えられるので、回転側クランプと一定距離の
間は配線が殆んど動かず、この区間に配線が引き込まれ
ることが防止される。また、局部的な配線の屈曲部位が
分散されるので、回転に伴う強い屈曲又は外力を受ける
ことが避けられるため、ロボットアーム内の配線の断線
を長期にわたり防止することができる。その結果、産業
用ロボットの稼働率を向上させ修理費用を低減するもの
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である産業用ロボットアームの
配線処理装置を示す要部斜視図、第2図は第1図のリン
グ状保持部材の孔を配線が嵌通する部分の拡大図、第3
図は従来の産業用ロボットアームの配線処理装置を示す
要部斜視図を示す。 3……手首(回転部材)、4……アーム内側部材、7…
…電気配線、12,13……リング状配線保持部材、1
5……駆動棒(連結部材)、16,17……孔、18…
…一定距離、19……アーム支点、20……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業用ロボットアームの内側部材の先端に
    前記アームと同軸に回転可能に支持された回転部材への
    電気配線処理装置であって、前記アームの軸方向に間隔
    をおいて前記内側部材に回転可能に支持された2個のリ
    ング状配線保持部材と、アーム支点側から前記回転部材
    に余裕ある長さをもって接続されているとともに各前記
    リング状配線保持部材の内外周間に設けられた孔に遊嵌
    支持された配線と、前記回転部材と一定距離を保って同
    期回転又は僅かにずれて同期回転するように回転部材側
    の前記リング状配線保持部材と前記回転部材とを連結す
    る連結部材とを有することを特徴とする産業用ロボット
    アームの配線処理装置。
JP1990107510U 1990-10-12 1990-10-12 産業用ロボットアームの配線処理装置 Expired - Lifetime JPH0630386Y2 (ja)

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JP1990107510U JPH0630386Y2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 産業用ロボットアームの配線処理装置

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JPH0463386U JPH0463386U (ja) 1992-05-29
JPH0630386Y2 true JPH0630386Y2 (ja) 1994-08-17

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JP1990107510U Expired - Lifetime JPH0630386Y2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 産業用ロボットアームの配線処理装置

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US9138902B2 (en) 2010-09-16 2015-09-22 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot

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JPH0463386U (ja) 1992-05-29

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