JPH06296825A - 副生品肥効物質の処理法 - Google Patents
副生品肥効物質の処理法Info
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- JPH06296825A JPH06296825A JP5338018A JP33801893A JPH06296825A JP H06296825 A JPH06296825 A JP H06296825A JP 5338018 A JP5338018 A JP 5338018A JP 33801893 A JP33801893 A JP 33801893A JP H06296825 A JPH06296825 A JP H06296825A
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 SOxおよび/またはNOx等の有害ガス成
分を含む排ガスの処理法において、副生品肥効物質のス
ルファミン酸系不純物の薬害問題解消する。 【構成】 SOxおよび/またはNOx等を含む排ガス
を放射線照射区域に誘導し、照射前、照射中または照射
後の排ガスにNH3を添加し、形成された副生品を集じ
ん機で捕集した後、排ガスを大気に放出し、前記副生品
にアルカリ性物質(NH3を除く)を添加して、該副生
品肥効物質のpHを6以上とすることからなる。
分を含む排ガスの処理法において、副生品肥効物質のス
ルファミン酸系不純物の薬害問題解消する。 【構成】 SOxおよび/またはNOx等を含む排ガス
を放射線照射区域に誘導し、照射前、照射中または照射
後の排ガスにNH3を添加し、形成された副生品を集じ
ん機で捕集した後、排ガスを大気に放出し、前記副生品
にアルカリ性物質(NH3を除く)を添加して、該副生
品肥効物質のpHを6以上とすることからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SOxおよび/または
NOx等の有害ガス成分を含む排ガスの処理法におけ
る、副生品肥効物質の処理法に関する。
NOx等の有害ガス成分を含む排ガスの処理法におけ
る、副生品肥効物質の処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来重油燃焼炉等からのSOxおよび/
またはNOxを含む排ガスを処理して無害のガスとする
ためには図1に示す如く、例えばボイラー設備1からの
排ガス(通常130℃以上)を排ガス導管2を経て冷却
塔3に導く。こゝで排ガスは冷却水管4からスプレーさ
れる冷却水により露点以上100℃以下の温度に冷却さ
れ、しかる後排ガス導管5を経て反応器7に導かれる。
この際排ガス導管5の途中で流量調節弁6からアンモニ
アを添加する。
またはNOxを含む排ガスを処理して無害のガスとする
ためには図1に示す如く、例えばボイラー設備1からの
排ガス(通常130℃以上)を排ガス導管2を経て冷却
塔3に導く。こゝで排ガスは冷却水管4からスプレーさ
れる冷却水により露点以上100℃以下の温度に冷却さ
れ、しかる後排ガス導管5を経て反応器7に導かれる。
この際排ガス導管5の途中で流量調節弁6からアンモニ
アを添加する。
【0003】反応器7に導入された排ガスは電子線発生
装置9からの電子線を照射され、ガス中のSOxおよび
/またはNOxがアンモニアと反応して硫安および/ま
たは硝安に変化する。次にこれを集じん機11で除去
し、浄化された排ガスは煙突13から大気中に放出され
る。除去された硫安および/または硝安は副生品として
排出管12から回収される。なお電子線照射による発熱
および脱硫脱硝に伴なう発熱による排ガスの温度上昇を
防止し、最適温度に維持するため、反応器中の照射前、
照射中、照射後のいずれかの位置またはこれらを組合せ
た位置で、冷却水スプレー装置8から冷却水をスプレー
する。最も望ましいのは照射後である(特開平1−13
5519号参照)。
装置9からの電子線を照射され、ガス中のSOxおよび
/またはNOxがアンモニアと反応して硫安および/ま
たは硝安に変化する。次にこれを集じん機11で除去
し、浄化された排ガスは煙突13から大気中に放出され
る。除去された硫安および/または硝安は副生品として
排出管12から回収される。なお電子線照射による発熱
および脱硫脱硝に伴なう発熱による排ガスの温度上昇を
防止し、最適温度に維持するため、反応器中の照射前、
照射中、照射後のいずれかの位置またはこれらを組合せ
た位置で、冷却水スプレー装置8から冷却水をスプレー
する。最も望ましいのは照射後である(特開平1−13
5519号参照)。
【0004】使用する集じん機11には電極式(EP)
とバグフィルターとの組合せ型、EP単独型およびバグ
フィルター単独型等がある。バグフィルター単独型は排
ガスの圧力損失が短時間に上昇するため、安定運転のた
めには大容量のバグフィルターを要し、コスト高にな
る。図中の符号14,15,16は夫々SOx分析計、
NOx分析計および排ガス流量計を示し、アンモニアの
添加量(NH3)は、排ガス流量(QNm3/h)、SO
x濃度([SOx]ppm)、NOx濃度([NOx]
ppm)、脱硫率(ηSOx)及び脱硝率(ηNOx)により
次式で求めることができる。
とバグフィルターとの組合せ型、EP単独型およびバグ
フィルター単独型等がある。バグフィルター単独型は排
ガスの圧力損失が短時間に上昇するため、安定運転のた
めには大容量のバグフィルターを要し、コスト高にな
る。図中の符号14,15,16は夫々SOx分析計、
NOx分析計および排ガス流量計を示し、アンモニアの
添加量(NH3)は、排ガス流量(QNm3/h)、SO
x濃度([SOx]ppm)、NOx濃度([NOx]
ppm)、脱硫率(ηSOx)及び脱硝率(ηNOx)により
次式で求めることができる。
【0005】 近年、有害成分の排出量を低減させるため、排ガス処理
設備には脱硫率90%以上、脱硝率80%以上、リーク
アンモニア10ppm以下と、極めて厳しい規制値が要
求されてきており、今後更に厳しさを増すものと予想さ
れる。
設備には脱硫率90%以上、脱硝率80%以上、リーク
アンモニア10ppm以下と、極めて厳しい規制値が要
求されてきており、今後更に厳しさを増すものと予想さ
れる。
【0006】
【解決を要する技術上の問題点】しかるに上記従来の方
法において、副生品に関してスルファミン酸系不純物の
薬害問題があった。以下これについて更に詳しく述べ
る。図2は石炭燃焼排ガスにおけるSOx濃度、NOx
濃度変動の代表的チャートを示す。SOx濃度は平均値
1500ppmに対し約±100ppmの変動が、また
NOx濃度は平均値300ppmに対して約±20pp
mの変動がみられる。脱硫率90%、脱硝率80%の場
合の添加すべきアンモニアを(1)式により求める。
法において、副生品に関してスルファミン酸系不純物の
薬害問題があった。以下これについて更に詳しく述べ
る。図2は石炭燃焼排ガスにおけるSOx濃度、NOx
濃度変動の代表的チャートを示す。SOx濃度は平均値
1500ppmに対し約±100ppmの変動が、また
NOx濃度は平均値300ppmに対して約±20pp
mの変動がみられる。脱硫率90%、脱硝率80%の場
合の添加すべきアンモニアを(1)式により求める。
【0007】 許容リークアンモニア濃度を前述の10ppmとすれば
2744ppmから3136ppmの範囲のアンモニア
を±10ppmの精度で供給する必要がある。
2744ppmから3136ppmの範囲のアンモニア
を±10ppmの精度で供給する必要がある。
【0008】これは0.3〜0.4%(10/313
6、10/2744)という精度を意味しており、通常
のコントロール精度(フルスケールの1〜2%)に比較
して、かなり小さく、リークアンモニアを10ppm以
下にコントロールすることは非常に困難であった。また
副生品は硫安、硝安が主成分で夫々有用な窒素肥料であ
るが、排ガス中のCO濃度がSOx濃度の10倍以下に
なると、数%と僅かではあるが、植物に有害なスルファ
ミン酸が生成し、そのため植物の成長を阻害するという
問題があった(スルファミン酸化合物の熱分解除去方法
は特公平2−57979号に開示されている)。
6、10/2744)という精度を意味しており、通常
のコントロール精度(フルスケールの1〜2%)に比較
して、かなり小さく、リークアンモニアを10ppm以
下にコントロールすることは非常に困難であった。また
副生品は硫安、硝安が主成分で夫々有用な窒素肥料であ
るが、排ガス中のCO濃度がSOx濃度の10倍以下に
なると、数%と僅かではあるが、植物に有害なスルファ
ミン酸が生成し、そのため植物の成長を阻害するという
問題があった(スルファミン酸化合物の熱分解除去方法
は特公平2−57979号に開示されている)。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は回収副生
品の改質について、回収副生品のpHを6以上、好まし
くは7以上となるようにすることにより、スルファミン
酸系不純物の薬害を実質的に阻止できることができた。
品の改質について、回収副生品のpHを6以上、好まし
くは7以上となるようにすることにより、スルファミン
酸系不純物の薬害を実質的に阻止できることができた。
【0010】添加アンモニアの理論量は前記の(1)式
から求められるが、実際の添加量はSOx、NOxの濃
度の変動パターンに応じて65%〜100%となる。す
なわち、実質的に大部分の脱硫、脱硝は反応の早いアン
モニアによって行なわせることになる。添加量の選定方
法としては変動パターン中の最低濃度を基準として求め
ることが望ましい。図2の場合、SOxの最低濃度は1
400ppm、NOxは280ppmなので添加量は前
述のように2744ppmとなる。これに対して最高濃
度に対する理論量は3136ppmなので実添加量の理
論添加量に対する割合は87.5%〜100%(274
4/3136〜2744/2744)となる。
から求められるが、実際の添加量はSOx、NOxの濃
度の変動パターンに応じて65%〜100%となる。す
なわち、実質的に大部分の脱硫、脱硝は反応の早いアン
モニアによって行なわせることになる。添加量の選定方
法としては変動パターン中の最低濃度を基準として求め
ることが望ましい。図2の場合、SOxの最低濃度は1
400ppm、NOxは280ppmなので添加量は前
述のように2744ppmとなる。これに対して最高濃
度に対する理論量は3136ppmなので実添加量の理
論添加量に対する割合は87.5%〜100%(274
4/3136〜2744/2744)となる。
【0011】図3は入口SOx、NOxの濃度変動の比
較的大きい場合を示しており、それぞれの最高濃度は1
200ppm、320ppm、最低濃度は800pp
m、280ppmである。所望の脱硫率と脱硝率は、都
市近郊、海岸線など排ガス処理場所によって要求される
程度、すなわち目標値は異なるが、脱硫率90%、脱硝
率80%の場合に添加すべきアンモニアの量は(1)式
から次の通りになる。
較的大きい場合を示しており、それぞれの最高濃度は1
200ppm、320ppm、最低濃度は800pp
m、280ppmである。所望の脱硫率と脱硝率は、都
市近郊、海岸線など排ガス処理場所によって要求される
程度、すなわち目標値は異なるが、脱硫率90%、脱硝
率80%の場合に添加すべきアンモニアの量は(1)式
から次の通りになる。
【0012】 従って最低理論量に基づいてアンモニアを添加するとな
ると、その変動チャートに対する比率は68.9%〜1
00%(1664/2416〜1664/1664)と
なる。アルカリ性物質としてはカルシウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウムが形成する無機塩類、具体
的にはCa(OH)2,CaO,CaCO3,Na2C
O3,NaHCO3,Mg(OH)2等の1種または2種
以上の混合物が望ましい。
ると、その変動チャートに対する比率は68.9%〜1
00%(1664/2416〜1664/1664)と
なる。アルカリ性物質としてはカルシウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウムが形成する無機塩類、具体
的にはCa(OH)2,CaO,CaCO3,Na2C
O3,NaHCO3,Mg(OH)2等の1種または2種
以上の混合物が望ましい。
【0013】上記の場合、回収副生品のpHが6以上、
好ましくは7以上となるような量のアルカリ性物質を添
加することが望ましい。その理由は植生に有害なスルフ
ァミン酸系化合物が数%混在しても、アルカリ性物質の
添加量を増やした場合には植生に対する悪影響を防止す
ることができるからである。
好ましくは7以上となるような量のアルカリ性物質を添
加することが望ましい。その理由は植生に有害なスルフ
ァミン酸系化合物が数%混在しても、アルカリ性物質の
添加量を増やした場合には植生に対する悪影響を防止す
ることができるからである。
【0014】アルカリ性物質の添加量はSOx,NOx
の濃度、脱硫率、脱硝率によって異なるが、副生品に対
する重量比にして1.0%〜10%が望ましい。また本
発明方法で使用する放射線としては電子線、ベータ線、
γ線、α線、X線、中性子線があるが、電子線発生装置
からの電子線が望ましい。
の濃度、脱硫率、脱硝率によって異なるが、副生品に対
する重量比にして1.0%〜10%が望ましい。また本
発明方法で使用する放射線としては電子線、ベータ線、
γ線、α線、X線、中性子線があるが、電子線発生装置
からの電子線が望ましい。
【0015】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例1 図1に示す方式の実験装置を用い、集じん機としてバグ
フィルター単独の実験を実施した。ガス温度130℃、
SOx濃度平均1500ppm、NOx濃度平均300
ppm、CO濃度25ppmの排ガス、8000Nm3
/hを冷却塔にて70℃に冷却した後、2744〜31
36ppmのアンモニアを添加した。SOx,NOxの
変動は、図2と同様であり、ηSOx=90%,ηNOx=8
0%に必要なアンモニアを添加した。その後反応器に導
入し、1.8Mradの電子線を照射した。電子線照射
前の水スプレー装置により水をスプレーし、バグフィル
ター出口の排ガスを70℃に調整した。バグフィルター
出口の脱硫率、脱硝率およびNH3濃度を表1に示す。
る。 実施例1 図1に示す方式の実験装置を用い、集じん機としてバグ
フィルター単独の実験を実施した。ガス温度130℃、
SOx濃度平均1500ppm、NOx濃度平均300
ppm、CO濃度25ppmの排ガス、8000Nm3
/hを冷却塔にて70℃に冷却した後、2744〜31
36ppmのアンモニアを添加した。SOx,NOxの
変動は、図2と同様であり、ηSOx=90%,ηNOx=8
0%に必要なアンモニアを添加した。その後反応器に導
入し、1.8Mradの電子線を照射した。電子線照射
前の水スプレー装置により水をスプレーし、バグフィル
ター出口の排ガスを70℃に調整した。バグフィルター
出口の脱硫率、脱硝率およびNH3濃度を表1に示す。
【0016】 バグフィルターで捕集した副生品のpHは約3であっ
た。この副生物に約2.6wt%のCa(OH)2を添
加しpHを7に調整した。
た。この副生物に約2.6wt%のCa(OH)2を添
加しpHを7に調整した。
【0017】実施例2 実施例1で得た副生品を用いて小松菜による発芽育成試
験を行ない、市販の硫安・硝安混合肥料と比較した。そ
の結果を表2に示す。 上記の結果に示されている如く、No.1ではpHが調
整されているため、スルファミン酸の薬害が防止されて
いることが判る。
験を行ない、市販の硫安・硝安混合肥料と比較した。そ
の結果を表2に示す。 上記の結果に示されている如く、No.1ではpHが調
整されているため、スルファミン酸の薬害が防止されて
いることが判る。
【0018】参考例1 図1に示す方式の実験装置を用い、集じん機として電気
集じん機を使用した。脱硫率90%、脱硝率80%を目
標として下記の実験を実施した。即ちガス温度130
℃、SOx平均濃度1500ppm、NOx平均濃度3
00ppm(各々の変動は図2に示す。)、CO濃度2
5ppmの排ガス8000Nm3/hを冷却塔3にて7
0℃に冷却した後2700ppmのアンモニアを添加し
て反応器に導入し、1.8Mradの電子線を照射し
た。冷却水スプレー装置8から水をスプレーした。電気
集じん機11で副生品の大部分を回収した。回収した副
生品のpHは約2.7であった。副生品にCa(OH)
2、0.5wt%,1.0wt%,2.0wt%,3.
0wt%,4.0wt%または5.0wt%加えて生じ
るpHを図4に示す。この結果、副生品のpHが7とな
るには約2.6wt%のCa(OH)2を添加する必要
のあることが認められた。
集じん機を使用した。脱硫率90%、脱硝率80%を目
標として下記の実験を実施した。即ちガス温度130
℃、SOx平均濃度1500ppm、NOx平均濃度3
00ppm(各々の変動は図2に示す。)、CO濃度2
5ppmの排ガス8000Nm3/hを冷却塔3にて7
0℃に冷却した後2700ppmのアンモニアを添加し
て反応器に導入し、1.8Mradの電子線を照射し
た。冷却水スプレー装置8から水をスプレーした。電気
集じん機11で副生品の大部分を回収した。回収した副
生品のpHは約2.7であった。副生品にCa(OH)
2、0.5wt%,1.0wt%,2.0wt%,3.
0wt%,4.0wt%または5.0wt%加えて生じ
るpHを図4に示す。この結果、副生品のpHが7とな
るには約2.6wt%のCa(OH)2を添加する必要
のあることが認められた。
【0019】
【発明の効果】上記の如く本発明により、スルファミン
酸系不純物が多少混在してもアンモニア以外のアルカリ
性物質の添加によって、回収副生品のpHを6以上、好
ましくは7以上となすことにより、その薬害を阻止する
ことができる。また本発明を実施するには従来の装置に
特別な変更を加える必要がないので産業上大きな利益を
得ることができる。
酸系不純物が多少混在してもアンモニア以外のアルカリ
性物質の添加によって、回収副生品のpHを6以上、好
ましくは7以上となすことにより、その薬害を阻止する
ことができる。また本発明を実施するには従来の装置に
特別な変更を加える必要がないので産業上大きな利益を
得ることができる。
【図1】排ガス処理技術の工程図を示す。
【図2】排ガス中のSOx、NOxの濃度の変動チャー
トを示す。
トを示す。
【図3】排ガス中のSOx、NOxの濃度変動の大きい
排ガスの変動チャートを示す。
排ガスの変動チャートを示す。
【図4】Ca(OH)2含有率と副生品のpHとの関係
を示す。
を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 硫黄酸化物(SOx)および/または窒
素酸化物(NOx)を含む排ガスを放射線照射区域に誘
導すること、照射前、照射中または照射後の排ガスにア
ンモニア(NH3)を添加すること、並びに形成された
副生品(硫安および/または硝安)を集じん機で捕集し
た後、排ガスを大気に放出することからなる排ガス処理
法において、回収した副生品にアルカリ性物質(アンモ
ニアを除く)を添加して、該副生品肥効物質のpHを6
以上とすることを特徴とする、副生品肥効物質の処理
法。 - 【請求項2】 アルカリ性物質を副生品肥効物質に対
し、1.0wt%〜10wt%の範囲で添加する、請求
項1記載の処理法。 - 【請求項3】 アルカリ性物質として、水酸化カルシウ
ム(Ca(OH)2)、酸化カルシウム(CaO)、炭
酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸水素ナトリウム(N
aHCO3)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、
炭酸カルシウム(CaCO3)、またはそれらの2種以
上の混合物を粉末状態で添加する、請求項1又は2記載
の処理法。 - 【請求項4】 放射線が、電子線加速機からの電子線で
ある、請求項1乃至3のいずれかに記載の処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5338018A JP2561998B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 副生品肥効物質の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5338018A JP2561998B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 副生品肥効物質の処理法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62312544A Division JPH0640945B2 (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 放射線照射排ガス処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296825A true JPH06296825A (ja) | 1994-10-25 |
JP2561998B2 JP2561998B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18314173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5338018A Expired - Fee Related JP2561998B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 副生品肥効物質の処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561998B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020023210A (ko) * | 2001-12-31 | 2002-03-28 | 이기완 | 전자빔을 이용한 이산화탄소의 제거방법 |
KR100406932B1 (ko) * | 1999-03-19 | 2003-11-21 | 주식회사 포스코 | 시크너집진수의 페하조정장치 |
US6855859B2 (en) | 1999-03-31 | 2005-02-15 | The Babcock & Wilcox Company | Method for controlling elemental mercury emissions |
JP2007051284A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Research Inst Of Petroleum Industry (Ripi) | 重炭化水素原料油の水素変換方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61183192A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-08-15 | クレツクネル−フムボルト−ドイツ・アクチエンゲゼルシヤフト | 販売しうる無機肥料の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5338018A patent/JP2561998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61183192A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-08-15 | クレツクネル−フムボルト−ドイツ・アクチエンゲゼルシヤフト | 販売しうる無機肥料の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100406932B1 (ko) * | 1999-03-19 | 2003-11-21 | 주식회사 포스코 | 시크너집진수의 페하조정장치 |
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KR20020023210A (ko) * | 2001-12-31 | 2002-03-28 | 이기완 | 전자빔을 이용한 이산화탄소의 제거방법 |
JP2007051284A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Research Inst Of Petroleum Industry (Ripi) | 重炭化水素原料油の水素変換方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561998B2 (ja) | 1996-12-11 |
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