JPH06293467A - 紙幣入出金機のニアフル検出構造 - Google Patents
紙幣入出金機のニアフル検出構造Info
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- JPH06293467A JPH06293467A JP8097293A JP8097293A JPH06293467A JP H06293467 A JPH06293467 A JP H06293467A JP 8097293 A JP8097293 A JP 8097293A JP 8097293 A JP8097293 A JP 8097293A JP H06293467 A JPH06293467 A JP H06293467A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙幣収納カセット内に収納される紙幣が、集
積した時にその厚みが薄い新札券や、厚い使用券であっ
たり、また温度及び湿度等の周囲の環境に差があって
も、常に適切な位置でのニアフル状態の検出を可能とす
るものである。 【構成】 ステージの紙幣集積枚数を記憶する収納枚数
記憶部28と、これに対応するエンコーダのカウント値
を記憶するエンコーダ値記憶部29と、これら両記憶部
の両データに基づいてある集積枚数の時点から次の所定
枚数を集積した時点までのエンコーダの1カウント当た
りの集積枚数を算出する1カウント当たりの集積枚数算
出手段30と、ここでの最新値を記憶する最新算出値記
憶部31とを制御部32に設け、この制御部32によ
り、集積された紙幣の所定枚数毎に、1カウント当たり
の集積枚数を算出した値を反映して新ニアフル判定カウ
ント値を求め、これと旧ニアフル判定カウント値と比較
することにより紙幣収納カセットのニアフル状態の検出
を行うようにしたものである。
積した時にその厚みが薄い新札券や、厚い使用券であっ
たり、また温度及び湿度等の周囲の環境に差があって
も、常に適切な位置でのニアフル状態の検出を可能とす
るものである。 【構成】 ステージの紙幣集積枚数を記憶する収納枚数
記憶部28と、これに対応するエンコーダのカウント値
を記憶するエンコーダ値記憶部29と、これら両記憶部
の両データに基づいてある集積枚数の時点から次の所定
枚数を集積した時点までのエンコーダの1カウント当た
りの集積枚数を算出する1カウント当たりの集積枚数算
出手段30と、ここでの最新値を記憶する最新算出値記
憶部31とを制御部32に設け、この制御部32によ
り、集積された紙幣の所定枚数毎に、1カウント当たり
の集積枚数を算出した値を反映して新ニアフル判定カウ
ント値を求め、これと旧ニアフル判定カウント値と比較
することにより紙幣収納カセットのニアフル状態の検出
を行うようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関に設
置されている現金自動取引装置に内蔵され、紙幣の取り
扱いを行う紙幣入出金機に関し、特にこの紙幣入出金機
に備えられ、金種別の紙幣を収納する紙幣収納カセット
が、満杯状態が近いことを意味するニアフル状態を算出
する紙幣入出金機のニアフル算出構造に関するものであ
る。
置されている現金自動取引装置に内蔵され、紙幣の取り
扱いを行う紙幣入出金機に関し、特にこの紙幣入出金機
に備えられ、金種別の紙幣を収納する紙幣収納カセット
が、満杯状態が近いことを意味するニアフル状態を算出
する紙幣入出金機のニアフル算出構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は現金自動取引装置の外観斜視図、
図5は従来の紙幣入出金機の概略構成図である。図にお
いて、1は現金自動取引装置の筐体であり、その前面側
上部には顧客等が操作するための操作部を備えている。
図5は従来の紙幣入出金機の概略構成図である。図にお
いて、1は現金自動取引装置の筐体であり、その前面側
上部には顧客等が操作するための操作部を備えている。
【0003】2はこの操作部に設けられたカード挿入排
出口、3はこのカード挿入排出口2の隣に位置する通帳
挿入排出口、4はこれら各挿入排出口2,3の上部に配
され、装置が取り扱うことができる取引種目、たとえば
入出金取引や振込取引等を表示している取り扱い表示部
である。5は操作手順や取引金額等をディスプレイに表
示して顧客に操作を促すガイダンス部、6はこのガイダ
ンス部5の隣に設けられた操作ボタンであり、前記ガイ
ダンス部5の表示に従って取引処理に伴う指示を入力す
るためのものである。
出口、3はこのカード挿入排出口2の隣に位置する通帳
挿入排出口、4はこれら各挿入排出口2,3の上部に配
され、装置が取り扱うことができる取引種目、たとえば
入出金取引や振込取引等を表示している取り扱い表示部
である。5は操作手順や取引金額等をディスプレイに表
示して顧客に操作を促すガイダンス部、6はこのガイダ
ンス部5の隣に設けられた操作ボタンであり、前記ガイ
ダンス部5の表示に従って取引処理に伴う指示を入力す
るためのものである。
【0004】7はこの操作ボタン6の奥に配置され、取
引処理に伴って紙幣の投入、あるいは受け取りを行う紙
幣投入受取口、8はこの紙幣投入受取口7の隣に位置
し、取引処理に伴って硬貨の投入、あるいは受け取りを
行う硬貨投入受取口である。そして、このような外観構
成を有する現金自動取引装置には、図5に示すような紙
幣入出金機が内蔵されており、次に図5を用いて、この
紙幣入出金機の概略構成を説明する。
引処理に伴って紙幣の投入、あるいは受け取りを行う紙
幣投入受取口、8はこの紙幣投入受取口7の隣に位置
し、取引処理に伴って硬貨の投入、あるいは受け取りを
行う硬貨投入受取口である。そして、このような外観構
成を有する現金自動取引装置には、図5に示すような紙
幣入出金機が内蔵されており、次に図5を用いて、この
紙幣入出金機の概略構成を説明する。
【0005】図5において、9は顧客により投入された
紙幣を1枚づつ分離して装置内へと繰り出すと共に、後
述する金種別カセットから繰り出されてきた紙幣を集積
して顧客に紙幣を支払う接客部で、図4に示す装置外観
図の紙幣投入受け取り口7に対応して設けられている。
10はこの接客口9から延在している紙幣搬送路であ
り、複数の分岐部及び合流部を備え、複数の金種別カセ
ットや紙幣鑑別部等を連結している。
紙幣を1枚づつ分離して装置内へと繰り出すと共に、後
述する金種別カセットから繰り出されてきた紙幣を集積
して顧客に紙幣を支払う接客部で、図4に示す装置外観
図の紙幣投入受け取り口7に対応して設けられている。
10はこの接客口9から延在している紙幣搬送路であ
り、複数の分岐部及び合流部を備え、複数の金種別カセ
ットや紙幣鑑別部等を連結している。
【0006】11はこの紙幣搬送路10の途中に設けら
れ、出金紙幣として搬送されてきた複数枚の紙幣を一時
的に集積する紙幣一時集積部、12は搬送されてきた紙
幣の金種,真偽,正損,斜行等を鑑別する紙幣鑑別部、
13,14,15は金種毎に複数枚の紙幣を収納してい
る金種別カセットであり、ここでは13と14を万円券
カセット、15を千円券カセットとしている。
れ、出金紙幣として搬送されてきた複数枚の紙幣を一時
的に集積する紙幣一時集積部、12は搬送されてきた紙
幣の金種,真偽,正損,斜行等を鑑別する紙幣鑑別部、
13,14,15は金種毎に複数枚の紙幣を収納してい
る金種別カセットであり、ここでは13と14を万円券
カセット、15を千円券カセットとしている。
【0007】また、16は前記紙幣鑑別部12におい
て、偽券あるいは損券等と鑑別され、出金不可と判断さ
れたリジェクト紙幣を収納するリジェクトカセットであ
る。上述した構成により、たとえば入金取引を行う場合
は、まず、顧客により入金紙幣が接客口9に投入される
ので、この接客口9において投入された入金紙幣を図示
せぬ紙幣分離繰り出し機構により1枚づつに分離し、順
次紙幣搬送10へと繰り出す。接客口9からの紙幣を受
け取った紙幣搬送路10は、順次紙幣を搬送し、最初に
紙幣鑑別部12へと送り込む。紙幣鑑別部12では送り
込まれてきた紙幣の種々の鑑別を行い、ここで真券の万
円券であると鑑別された場合は、紙幣搬送10を金種別
カセット13あるいは14へと、また真券の千円券であ
ると鑑別された場合は金種別カセット15へと搬送さ
れ、それぞれカセット内に収納される。また偽券あるい
は損券等であり出金不可と鑑別された場合は、リジェク
トカセット16へと搬送され収納される。
て、偽券あるいは損券等と鑑別され、出金不可と判断さ
れたリジェクト紙幣を収納するリジェクトカセットであ
る。上述した構成により、たとえば入金取引を行う場合
は、まず、顧客により入金紙幣が接客口9に投入される
ので、この接客口9において投入された入金紙幣を図示
せぬ紙幣分離繰り出し機構により1枚づつに分離し、順
次紙幣搬送10へと繰り出す。接客口9からの紙幣を受
け取った紙幣搬送路10は、順次紙幣を搬送し、最初に
紙幣鑑別部12へと送り込む。紙幣鑑別部12では送り
込まれてきた紙幣の種々の鑑別を行い、ここで真券の万
円券であると鑑別された場合は、紙幣搬送10を金種別
カセット13あるいは14へと、また真券の千円券であ
ると鑑別された場合は金種別カセット15へと搬送さ
れ、それぞれカセット内に収納される。また偽券あるい
は損券等であり出金不可と鑑別された場合は、リジェク
トカセット16へと搬送され収納される。
【0008】次に、出金取引を行う場合は、まず、顧客
が出金取引並びに出金金額を指示するので、この金額を
万円券で出金する場合には金種別カセット13あるいは
14から、千円券の場合は金種別カセット15から、そ
れぞれ万円券と千円券とを紙幣搬送路10へと1枚ずつ
繰り出し、紙幣鑑別部12へと送り込む。そして、この
紙幣鑑別部12において出金可能な紙幣であると鑑別さ
れた紙幣は紙幣一時集積部11へと集積される。こうし
て、指定された出金金額に対応する紙幣枚数が紙幣一時
集積部11に揃ったら、これを一括して紙幣一時集積部
11から低速で接客口9へと搬送し、この接客口9から
顧客へと支払う。一方、前記紙幣鑑別部12において斜
行等により出金不可と鑑別された紙幣は、紙幣搬送路1
0を搬送されリジェクトボックス16へ収納する。この
ようにして、紙幣入出金機における入出金取引は行われ
ていた。
が出金取引並びに出金金額を指示するので、この金額を
万円券で出金する場合には金種別カセット13あるいは
14から、千円券の場合は金種別カセット15から、そ
れぞれ万円券と千円券とを紙幣搬送路10へと1枚ずつ
繰り出し、紙幣鑑別部12へと送り込む。そして、この
紙幣鑑別部12において出金可能な紙幣であると鑑別さ
れた紙幣は紙幣一時集積部11へと集積される。こうし
て、指定された出金金額に対応する紙幣枚数が紙幣一時
集積部11に揃ったら、これを一括して紙幣一時集積部
11から低速で接客口9へと搬送し、この接客口9から
顧客へと支払う。一方、前記紙幣鑑別部12において斜
行等により出金不可と鑑別された紙幣は、紙幣搬送路1
0を搬送されリジェクトボックス16へ収納する。この
ようにして、紙幣入出金機における入出金取引は行われ
ていた。
【0009】なお、上記各取引処理において、各金種別
カセット13〜15のうちいずれかひとつでも、フル状
態、つまり満杯の状態になると、それ以上紙幣を収納す
ることは出来なくなるために、装置は出金取引は可能で
あるが、入金取引は不可能となり取り扱いを中止しなけ
ればならなかった。このため、紙幣入出金機は金種別カ
セットがフル状態になる以前のある時点、すなわちニア
フル状態を検出し、これを表示ランプ等の表示手段によ
り係員に通告するようにしており、このニアフル状態検
出の通告により係員は装置を一時的に停止し、ニアフル
状態となっている紙幣収納カセットを装置から取り出
し、その内部に収納されている紙幣を取り出すか、ある
いは空の金種別カセットを新たに装填する等の手段によ
って、紙幣の回収を行い入金取引を可能としている。
カセット13〜15のうちいずれかひとつでも、フル状
態、つまり満杯の状態になると、それ以上紙幣を収納す
ることは出来なくなるために、装置は出金取引は可能で
あるが、入金取引は不可能となり取り扱いを中止しなけ
ればならなかった。このため、紙幣入出金機は金種別カ
セットがフル状態になる以前のある時点、すなわちニア
フル状態を検出し、これを表示ランプ等の表示手段によ
り係員に通告するようにしており、このニアフル状態検
出の通告により係員は装置を一時的に停止し、ニアフル
状態となっている紙幣収納カセットを装置から取り出
し、その内部に収納されている紙幣を取り出すか、ある
いは空の金種別カセットを新たに装填する等の手段によ
って、紙幣の回収を行い入金取引を可能としている。
【0010】なお、このニアフル状態を検出するには、
その判定値としてフル状態より何枚か少ない時点をニア
フル状態とするように予め設定登録してある。次に、こ
のニアフル状態の判定するための金種別カセットの構造
を、図6を用いて述べる。図において、17は千円券や
万円券あるいはリジェクト紙幣等の紙幣をそれぞれ金種
毎に集積している紙幣収納カセットであり、上記に示し
た金種別カセット13,14,15を示すものである。
その判定値としてフル状態より何枚か少ない時点をニア
フル状態とするように予め設定登録してある。次に、こ
のニアフル状態の判定するための金種別カセットの構造
を、図6を用いて述べる。図において、17は千円券や
万円券あるいはリジェクト紙幣等の紙幣をそれぞれ金種
毎に集積している紙幣収納カセットであり、上記に示し
た金種別カセット13,14,15を示すものである。
【0011】18はこの紙幣収納カセット17内を後述
する駆動手段により上下動可能に設けられたステージで
あり、このステージ18上に多数枚の紙幣を集積するこ
とにより、カセット内に紙幣を収納するようになってい
る。19は紙幣収納カセット17の底面中央に設けられ
たボトムセンサであり、前記ステージ18が底面に到達
したことを検出する。
する駆動手段により上下動可能に設けられたステージで
あり、このステージ18上に多数枚の紙幣を集積するこ
とにより、カセット内に紙幣を収納するようになってい
る。19は紙幣収納カセット17の底面中央に設けられ
たボトムセンサであり、前記ステージ18が底面に到達
したことを検出する。
【0012】20は紙幣収納カセット17の上端部に設
けられた入金ポジションセンサであり、該紙幣収納カセ
ット17の上端開口部を水平に横断するように対向配置
した一対の受発光センサからなっており、一方の発光セ
ンサからの発光を他方の受光センサが受光すれば検出媒
体無しのOFFを、また媒体に遮られて受光できなけれ
ば検出媒体有りのONとなって、紙幣及びステージ18
の有無を検出する。そして、この入金ポジションセンサ
20が通常ONからOFFに変化した時、後述するエン
コーダ27の値を読むためにタイミングをつかむように
なっている。
けられた入金ポジションセンサであり、該紙幣収納カセ
ット17の上端開口部を水平に横断するように対向配置
した一対の受発光センサからなっており、一方の発光セ
ンサからの発光を他方の受光センサが受光すれば検出媒
体無しのOFFを、また媒体に遮られて受光できなけれ
ば検出媒体有りのONとなって、紙幣及びステージ18
の有無を検出する。そして、この入金ポジションセンサ
20が通常ONからOFFに変化した時、後述するエン
コーダ27の値を読むためにタイミングをつかむように
なっている。
【0013】21は前記ステージ18の一端に連結部材
を介して連結しているエンドレス状のベルト、22と2
3はこのベルト21を張設している一対のプーリであ
り、このプーリ22と23とは前記紙幣収納カセット1
7の上端と底部とにほぼ対応する位置で配置されてい
る。24は底部側に位置するプーリ23と同軸上に設け
られている図示せぬギヤと噛合するモータギヤ、25は
このモータギヤ24を回転駆動するステージモータであ
り、これら21〜25の各構成要素によって前記ステー
ジ18を上下動させるためのステージ駆動機構を構成し
ている。
を介して連結しているエンドレス状のベルト、22と2
3はこのベルト21を張設している一対のプーリであ
り、このプーリ22と23とは前記紙幣収納カセット1
7の上端と底部とにほぼ対応する位置で配置されてい
る。24は底部側に位置するプーリ23と同軸上に設け
られている図示せぬギヤと噛合するモータギヤ、25は
このモータギヤ24を回転駆動するステージモータであ
り、これら21〜25の各構成要素によって前記ステー
ジ18を上下動させるためのステージ駆動機構を構成し
ている。
【0014】26は前記プーリ23と同軸上に設けられ
たスリット円板であり、その周縁部に沿って所定の間隔
で放射状に複数個のスリット26aを有しており、プー
リ23の回転と一体に回転する。27は前記スリット円
板26のスリット26aを読み取ってカウントすること
により、ステージ18の位置を検出するエンコーダであ
る。
たスリット円板であり、その周縁部に沿って所定の間隔
で放射状に複数個のスリット26aを有しており、プー
リ23の回転と一体に回転する。27は前記スリット円
板26のスリット26aを読み取ってカウントすること
により、ステージ18の位置を検出するエンコーダであ
る。
【0015】次に上述した構成における従来のニアフル
状態の判定手順を、図7〜図10を加えて説明する。図
7はボトムセンサがON状態となっている場合の紙幣収
納カセットの側断面図、図8はフル状態となっている場
合の紙幣収納カセットの側断面図、図9は空の状態とな
っている場合の紙幣収納カセットの側断面図、図10は
ニアフル状態となっている場合の紙幣収納カセットの側
断面図である。
状態の判定手順を、図7〜図10を加えて説明する。図
7はボトムセンサがON状態となっている場合の紙幣収
納カセットの側断面図、図8はフル状態となっている場
合の紙幣収納カセットの側断面図、図9は空の状態とな
っている場合の紙幣収納カセットの側断面図、図10は
ニアフル状態となっている場合の紙幣収納カセットの側
断面図である。
【0016】図7において、紙幣はステージ18上には
集積されておらず、紙幣収納カセット17内は空の状態
であるが、ステージ18は最下段に降下しており、その
底面に設けられているボトムセンサ19によりON状態
が検出されている。このような場合、すなわち入金ポジ
ションセンサ20はOFFで、ボトムセンサ19のみが
ステージ18を検出してON状態にある時は、エンコー
ダ値は「0」であり、この時点からステージ18の上昇
動作に伴ってエンコーダ値のカウントを開始する。
集積されておらず、紙幣収納カセット17内は空の状態
であるが、ステージ18は最下段に降下しており、その
底面に設けられているボトムセンサ19によりON状態
が検出されている。このような場合、すなわち入金ポジ
ションセンサ20はOFFで、ボトムセンサ19のみが
ステージ18を検出してON状態にある時は、エンコー
ダ値は「0」であり、この時点からステージ18の上昇
動作に伴ってエンコーダ値のカウントを開始する。
【0017】また、図8では、紙幣収納カセット17の
フル状態を示しており、入金ポジションセンサ20が紙
幣有りのONを、またカセット底部でもボトムセンサ1
9がステージ18有りのONを検出しており、このよう
に両センサ共にONを検出している状態のとき、紙幣収
納カセット17はフル状態にあると判断する。そして、
このフル状態にある時にも、エンコーダ値は「0」とな
る。
フル状態を示しており、入金ポジションセンサ20が紙
幣有りのONを、またカセット底部でもボトムセンサ1
9がステージ18有りのONを検出しており、このよう
に両センサ共にONを検出している状態のとき、紙幣収
納カセット17はフル状態にあると判断する。そして、
このフル状態にある時にも、エンコーダ値は「0」とな
る。
【0018】次に、図9では、エンコーダ27による最
大カウント値を示す状態を示しており、この最大カウン
ト値は、図7に示す状態からステージモータ25により
ステージ18を上昇していき、これに伴ってエンコーダ
27もカウントを開始し、ステージ18が上端まで移動
して入金ポジションセンサ20がこれを検出すると、ス
テージモータ25を逆回転してステージ18を下降さ
せ、入金ポジションセンサ20がOFFとなった時をカ
ウントしたものであり、この時のエンコーダ27のカウ
ント値を、最大エンコーダ値Xとする。この位置は紙幣
集積開始の状態を示すものであり、また、この最大エン
コーダ値Xがカウントされたとき、紙幣収納カセット1
7内は空の状態であると認識することができる。
大カウント値を示す状態を示しており、この最大カウン
ト値は、図7に示す状態からステージモータ25により
ステージ18を上昇していき、これに伴ってエンコーダ
27もカウントを開始し、ステージ18が上端まで移動
して入金ポジションセンサ20がこれを検出すると、ス
テージモータ25を逆回転してステージ18を下降さ
せ、入金ポジションセンサ20がOFFとなった時をカ
ウントしたものであり、この時のエンコーダ27のカウ
ント値を、最大エンコーダ値Xとする。この位置は紙幣
集積開始の状態を示すものであり、また、この最大エン
コーダ値Xがカウントされたとき、紙幣収納カセット1
7内は空の状態であると認識することができる。
【0019】この状態において、入金取引が行われ、入
金紙幣が図5に示す紙幣搬送路10を経て搬送されてき
て、所定の紙幣収納カセット17内のステージ18上に
紙幣が集積されると、入金ポジションセンサ20はこの
紙幣を検出してONとなり、この入金ポジションセンサ
20がONを検出している間は、ステージモータ25を
駆動してステージ18を下降させ、エンコーダ27はこ
のステージ18の移動をスリット円板26のスリット2
6aをカウントすることにより検出している。そして、
入金ポジションセンサ20がOFFとなったら、ステー
ジモータ25の駆動は停止し、ステージ18の下降を停
止させる。そして、入金取引毎に上記動作を繰り返して
順次カセット内に紙幣を収納していく。
金紙幣が図5に示す紙幣搬送路10を経て搬送されてき
て、所定の紙幣収納カセット17内のステージ18上に
紙幣が集積されると、入金ポジションセンサ20はこの
紙幣を検出してONとなり、この入金ポジションセンサ
20がONを検出している間は、ステージモータ25を
駆動してステージ18を下降させ、エンコーダ27はこ
のステージ18の移動をスリット円板26のスリット2
6aをカウントすることにより検出している。そして、
入金ポジションセンサ20がOFFとなったら、ステー
ジモータ25の駆動は停止し、ステージ18の下降を停
止させる。そして、入金取引毎に上記動作を繰り返して
順次カセット内に紙幣を収納していく。
【0020】この状態を図10に示しており、紙幣が集
積されて行くごとにステージ18の位置は逐次降下して
いき、そしてこの時のステージ18の位置はエンコーダ
27によってカウントされており、この時のエンコーダ
値を「x」とする。上述したように、紙幣収納カセット
17が空の状態の時には、エンコーダ値は最大値である
「X」を示すため、図8に示すフル状態の時に集積され
るとして予め設定してある紙幣の平均集積枚数を、この
エンコーダ27による最大カウント値「X」で割れば、
エンコーダ27の1カウント当たりの集積枚数を算出で
きることになる。
積されて行くごとにステージ18の位置は逐次降下して
いき、そしてこの時のステージ18の位置はエンコーダ
27によってカウントされており、この時のエンコーダ
値を「x」とする。上述したように、紙幣収納カセット
17が空の状態の時には、エンコーダ値は最大値である
「X」を示すため、図8に示すフル状態の時に集積され
るとして予め設定してある紙幣の平均集積枚数を、この
エンコーダ27による最大カウント値「X」で割れば、
エンコーダ27の1カウント当たりの集積枚数を算出で
きることになる。
【0021】そこで、紙幣収納カセット17内における
紙幣の平均収納枚数=500枚,エンコーダ27のカウ
ント最大値X=500カウントとすると、1カウント当
たりの収納枚数は1枚に相当すると考えられので、図1
0に示す状態ではフル状態までに、エンコーダのカウン
ト値xカウント分の枚数であるx枚が収納できることに
なる。
紙幣の平均収納枚数=500枚,エンコーダ27のカウ
ント最大値X=500カウントとすると、1カウント当
たりの収納枚数は1枚に相当すると考えられので、図1
0に示す状態ではフル状態までに、エンコーダのカウン
ト値xカウント分の枚数であるx枚が収納できることに
なる。
【0022】従って、ニアフル状態を判定するためのニ
アフルカウント判定値を予め100カウントとして設定
しておき、前記ニアフル判定値である「x」が、x≦1
00となった時点でニアフル状態であると判断し、係員
等に通告していた。
アフルカウント判定値を予め100カウントとして設定
しておき、前記ニアフル判定値である「x」が、x≦1
00となった時点でニアフル状態であると判断し、係員
等に通告していた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、紙幣の枚数と厚みとは、その紙
幣がまだ流通されていない新札券と、すでに流通し使用
されている使用券との違いや、折れぐせができているか
否かの違い、また温度や湿度等の紙幣や周囲の環境の違
いによって異なっており、これら紙幣の状態や周囲の環
境が違う場合に、一様にエンコーダの1カウント当たり
の紙幣集積枚数を定数とすることは、ニアフル検出位置
の誤差を招く恐れがあった。
従来の技術においては、紙幣の枚数と厚みとは、その紙
幣がまだ流通されていない新札券と、すでに流通し使用
されている使用券との違いや、折れぐせができているか
否かの違い、また温度や湿度等の紙幣や周囲の環境の違
いによって異なっており、これら紙幣の状態や周囲の環
境が違う場合に、一様にエンコーダの1カウント当たり
の紙幣集積枚数を定数とすることは、ニアフル検出位置
の誤差を招く恐れがあった。
【0024】すなわち、ステージ18上に集積された紙
幣が折れ癖等のない新札券であった場合は、すでに流通
していて折れ癖等のある使用券と比べたとき、その枚数
に比べて集積厚は薄くなる。つまり、同枚数の紙幣を集
積していても、新札券と使用券とではその集積厚は異な
り、新札券は薄く、使用券は厚くなることになる。この
ため、ステージ18は紙幣の集積厚に応じてその最上端
が入金ポジションセンサ20により検出されなくなるま
で降下するので、集積枚数が同じでもステージ18の降
下量は全く異なることになる。
幣が折れ癖等のない新札券であった場合は、すでに流通
していて折れ癖等のある使用券と比べたとき、その枚数
に比べて集積厚は薄くなる。つまり、同枚数の紙幣を集
積していても、新札券と使用券とではその集積厚は異な
り、新札券は薄く、使用券は厚くなることになる。この
ため、ステージ18は紙幣の集積厚に応じてその最上端
が入金ポジションセンサ20により検出されなくなるま
で降下するので、集積枚数が同じでもステージ18の降
下量は全く異なることになる。
【0025】従って、エンコーダ27のカウント値によ
り、ニアフル状態からフル状態までの収納枚数(収納容
量)を前記定数にて算出し、その収納枚数に対応するニ
アフルカウント値が予め設定してある所定のニアフル判
定カウント値と比較してニアフルを判定しても、枚数と
ステージの降下量は一定ではないため、このニアフル位
置の判定には誤差が生じることになる。つまり、ニアフ
ル状態からフル状態となるまでは、まだ、ニアフル判定
枚数分を集積することができると判断できるが、エンコ
ーダ1カウント当たりの集積枚数値が予め設定されてい
た値より大きければ、間もなくフル状態となってしまう
し、反対に値が小さければニアフル判定枚数分の集積が
行われてもまだフル状態とは検出されないことになり、
正確なニアフル位置を検出することができないことにな
っていた。
り、ニアフル状態からフル状態までの収納枚数(収納容
量)を前記定数にて算出し、その収納枚数に対応するニ
アフルカウント値が予め設定してある所定のニアフル判
定カウント値と比較してニアフルを判定しても、枚数と
ステージの降下量は一定ではないため、このニアフル位
置の判定には誤差が生じることになる。つまり、ニアフ
ル状態からフル状態となるまでは、まだ、ニアフル判定
枚数分を集積することができると判断できるが、エンコ
ーダ1カウント当たりの集積枚数値が予め設定されてい
た値より大きければ、間もなくフル状態となってしまう
し、反対に値が小さければニアフル判定枚数分の集積が
行われてもまだフル状態とは検出されないことになり、
正確なニアフル位置を検出することができないことにな
っていた。
【0026】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、紙幣収納カセット内に収納される
紙幣が、ステージ上に集積された時にその集積厚が枚数
に比べて少ない新札券であっても、また多い(厚い)使
用券であっても、そしてこれら紙幣の状況や、温度及び
湿度等の周囲の環境が異なったとしても、適切な位置で
のニアフル状態の検出を行い、ニアフル検出誤差の無い
優れた紙幣入出金機のニアフル検出構造を提供すること
を目的とする。
なされたものであり、紙幣収納カセット内に収納される
紙幣が、ステージ上に集積された時にその集積厚が枚数
に比べて少ない新札券であっても、また多い(厚い)使
用券であっても、そしてこれら紙幣の状況や、温度及び
湿度等の周囲の環境が異なったとしても、適切な位置で
のニアフル状態の検出を行い、ニアフル検出誤差の無い
優れた紙幣入出金機のニアフル検出構造を提供すること
を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明は、降下するステージのニアフル判定を行う
場合に、ステージ上に集積された紙幣のうち最も新しい
所定枚数分のエンコーダ1カウント当たりの集積枚数を
算出し、この算出値を反映して誤差のないニアフル状態
を検出するようにしたものである。
ため本発明は、降下するステージのニアフル判定を行う
場合に、ステージ上に集積された紙幣のうち最も新しい
所定枚数分のエンコーダ1カウント当たりの集積枚数を
算出し、この算出値を反映して誤差のないニアフル状態
を検出するようにしたものである。
【0028】すなわち、紙幣収納カセット内に、紙幣集
積用のステージを上下動可能に支持すると共に、このス
テージの移動量を符号化してカウントすることにより紙
幣収納カセット内におけるステージの位置を検出するエ
ンコーダを備え、かつ、このエンコーダによる最大カウ
ント値をステージの最上部の位置とし、この地点から紙
幣が集積されることにより降下するステージの移動値を
前記エンコーダによりカウントし、このカウント値と該
エンコーダにおける1カウント当たりの集積枚数とから
前記紙幣収納カセットのニアフル状態を判定する制御部
とを備えて成る紙幣入出金機のニアフル検出構造におい
て、前記ステージ上に集積された紙幣の集積枚数を記憶
する集積枚数記憶部と、前記集積枚数記憶部に記憶され
た集積枚数に対応するエンコーダのカウント値を記憶す
るエンコーダ値記憶部と、前記集積枚数記憶部とエンコ
ーダ値記憶部の両データに基づいて、ある集積枚数の時
点から所定枚数を集積した次の時点までにおけるエンコ
ーダの1カウント当たりの紙幣集積枚数を算出する1カ
ウント当たりの集積枚数算出手段と、この1カウント当
たりの集積枚数算出手段により算出された算出値のうち
常に最新の算出値を記憶しておく最新算出値記憶部と
を、前記制御部に設ける。
積用のステージを上下動可能に支持すると共に、このス
テージの移動量を符号化してカウントすることにより紙
幣収納カセット内におけるステージの位置を検出するエ
ンコーダを備え、かつ、このエンコーダによる最大カウ
ント値をステージの最上部の位置とし、この地点から紙
幣が集積されることにより降下するステージの移動値を
前記エンコーダによりカウントし、このカウント値と該
エンコーダにおける1カウント当たりの集積枚数とから
前記紙幣収納カセットのニアフル状態を判定する制御部
とを備えて成る紙幣入出金機のニアフル検出構造におい
て、前記ステージ上に集積された紙幣の集積枚数を記憶
する集積枚数記憶部と、前記集積枚数記憶部に記憶され
た集積枚数に対応するエンコーダのカウント値を記憶す
るエンコーダ値記憶部と、前記集積枚数記憶部とエンコ
ーダ値記憶部の両データに基づいて、ある集積枚数の時
点から所定枚数を集積した次の時点までにおけるエンコ
ーダの1カウント当たりの紙幣集積枚数を算出する1カ
ウント当たりの集積枚数算出手段と、この1カウント当
たりの集積枚数算出手段により算出された算出値のうち
常に最新の算出値を記憶しておく最新算出値記憶部と
を、前記制御部に設ける。
【0029】そして、この制御部によって、前記ステー
ジへの紙幣集積の開始に伴って所定枚数毎の集積枚数を
前記集積枚数記憶部に、この集積枚数記憶部に対応する
エンコーダのカウント値をエンコーダ値記憶部に記憶さ
せ、この両データから、集積紙幣の所定枚数毎の1カウ
ント当たりの集積枚数を前記1カウント当たりの集積枚
数算出手段により算出し、最新算出値記憶部に記憶さ
せ、この記憶された最新の算出値と予め設定されている
集積紙幣のニアフル判定枚数とからエンコーダによる新
ニアフル判定カウント値を求め、この新ニアフル判定カ
ウント値が予め設定されている旧ニアフル判定カウント
値と等しいか多くなった時に紙幣収納カセットのニアフ
ル状態を検出するようにしたものである。
ジへの紙幣集積の開始に伴って所定枚数毎の集積枚数を
前記集積枚数記憶部に、この集積枚数記憶部に対応する
エンコーダのカウント値をエンコーダ値記憶部に記憶さ
せ、この両データから、集積紙幣の所定枚数毎の1カウ
ント当たりの集積枚数を前記1カウント当たりの集積枚
数算出手段により算出し、最新算出値記憶部に記憶さ
せ、この記憶された最新の算出値と予め設定されている
集積紙幣のニアフル判定枚数とからエンコーダによる新
ニアフル判定カウント値を求め、この新ニアフル判定カ
ウント値が予め設定されている旧ニアフル判定カウント
値と等しいか多くなった時に紙幣収納カセットのニアフ
ル状態を検出するようにしたものである。
【0030】
【作用】上述した構成によれば、ステージに紙幣の集積
が開始されると、この時点から所定枚数毎に、集積枚数
を集積枚数記憶部に、エンコーダのカウント値をエンコ
ーダ値記憶部に記憶し、これらの両データから、所定枚
数分に相当するエンコーダの1カウント当たりの集積枚
数を1カウント当たりの集積枚数算出手段により算出
し、これを最新算出値記憶部に記憶し、この記憶された
最新の値と、あらかじめ設定されていた紙幣のニアフル
判定枚数とにより、前記所定枚数集積時に対応する新ニ
アフル判定カウント値を得る。そして、この紙幣の最新
の集積状態を反映して新しく得たニアフル判定カウント
値が、予め設定されていたニアフル判定カウント値と比
較し、新ニアフル判定カウント値が旧ニアフル判定カウ
ント値と等しいかあるいは多い場合に、紙幣収納カセッ
トはニアフル状態となったと判断する。
が開始されると、この時点から所定枚数毎に、集積枚数
を集積枚数記憶部に、エンコーダのカウント値をエンコ
ーダ値記憶部に記憶し、これらの両データから、所定枚
数分に相当するエンコーダの1カウント当たりの集積枚
数を1カウント当たりの集積枚数算出手段により算出
し、これを最新算出値記憶部に記憶し、この記憶された
最新の値と、あらかじめ設定されていた紙幣のニアフル
判定枚数とにより、前記所定枚数集積時に対応する新ニ
アフル判定カウント値を得る。そして、この紙幣の最新
の集積状態を反映して新しく得たニアフル判定カウント
値が、予め設定されていたニアフル判定カウント値と比
較し、新ニアフル判定カウント値が旧ニアフル判定カウ
ント値と等しいかあるいは多い場合に、紙幣収納カセッ
トはニアフル状態となったと判断する。
【0031】このため、ニアフル位置の判定は、もっと
も新しく集積された所定枚数の紙幣の集積厚みを反映す
ることになるので、誤差のない正確なニアフル状態を判
定することができることになる。
も新しく集積された所定枚数の紙幣の集積厚みを反映す
ることになるので、誤差のない正確なニアフル状態を判
定することができることになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本実施例のニアフル検出構造を示す紙幣入
出金機の概略構成図、図2と図3は本実施例のニアフル
検出手順を示す説明図である。なお、本実施例における
紙幣収納カセット17の機構、並びに入金ポジションセ
ンサ20,ボトムセンサ19そしてエンコーダ27によ
る検出動作は従来とほぼ同様であり、この実施例におい
ては前記エンコーダ27のカウント値から適切なニアフ
ル状態を検出するためのデータを得る制御系のみが異な
るので、以下の説明及び図面において従来とほぼ同様の
部位に関しては従来と同一の符号を付し、その説明は省
略する。
する。図1は本実施例のニアフル検出構造を示す紙幣入
出金機の概略構成図、図2と図3は本実施例のニアフル
検出手順を示す説明図である。なお、本実施例における
紙幣収納カセット17の機構、並びに入金ポジションセ
ンサ20,ボトムセンサ19そしてエンコーダ27によ
る検出動作は従来とほぼ同様であり、この実施例におい
ては前記エンコーダ27のカウント値から適切なニアフ
ル状態を検出するためのデータを得る制御系のみが異な
るので、以下の説明及び図面において従来とほぼ同様の
部位に関しては従来と同一の符号を付し、その説明は省
略する。
【0033】図1において、28は紙幣収納カセット1
7内に集積されている紙幣の或る時点での収納枚数を記
憶しておく集積枚数記憶部であり、図示しない収納枚数
検出手段により数えた紙幣枚数値を記憶するようになっ
ている。29はこの集積枚数記憶部28に記憶された枚
数に対応するエンコーダ27のカウント値を記憶するエ
ンコーダ値記憶部である。
7内に集積されている紙幣の或る時点での収納枚数を記
憶しておく集積枚数記憶部であり、図示しない収納枚数
検出手段により数えた紙幣枚数値を記憶するようになっ
ている。29はこの集積枚数記憶部28に記憶された枚
数に対応するエンコーダ27のカウント値を記憶するエ
ンコーダ値記憶部である。
【0034】30は前記エンコーダ27の1カウント当
たりの集積枚数を算出する1カウント当たりの集積枚数
算出手段であり、これは前記集積枚数記憶部28並びに
エンコーダ値記憶部29のデータから、ステージ18上
に集積されている紙幣のうち最新の集積紙幣の所定枚数
分におけるエンコーダの1カウント当たりの紙幣集積枚
数を算出するもので、前記集積枚数記憶部28に記憶さ
れた数値からさらに所定枚数、例えば50枚の紙幣が収
納された時のエンコーダ値記憶部29のカウント値と、
前回の集積前の値とを比較してその変化量を求め、この
変化量をその所定の集積枚数、つまり50枚で割ること
により、ある集積枚数から次の所定集積枚数までにおけ
るエンコーダ27の1カウント当たりの枚数を算出す
る。そして、この算出処理を、順次所定枚数が集積され
る毎に繰り返して算出していく。
たりの集積枚数を算出する1カウント当たりの集積枚数
算出手段であり、これは前記集積枚数記憶部28並びに
エンコーダ値記憶部29のデータから、ステージ18上
に集積されている紙幣のうち最新の集積紙幣の所定枚数
分におけるエンコーダの1カウント当たりの紙幣集積枚
数を算出するもので、前記集積枚数記憶部28に記憶さ
れた数値からさらに所定枚数、例えば50枚の紙幣が収
納された時のエンコーダ値記憶部29のカウント値と、
前回の集積前の値とを比較してその変化量を求め、この
変化量をその所定の集積枚数、つまり50枚で割ること
により、ある集積枚数から次の所定集積枚数までにおけ
るエンコーダ27の1カウント当たりの枚数を算出す
る。そして、この算出処理を、順次所定枚数が集積され
る毎に繰り返して算出していく。
【0035】31はこの1カウント当たりの集積枚数算
出手段30で算出された値のうち、常に最新の算出値を
記憶しておく最新算出値記憶部である。そして、32は
紙幣入出金機の処理動作を制御すると共に、前記集積枚
数記憶部28及びエンコーダ値記憶部29、及び1カウ
ント当たりの集積枚数算出手段30、そして最新算出値
記憶部31から得たデータを用いて、紙幣収納カセット
17の最適な位置でのニアフル状態の検出を制御するも
のである。
出手段30で算出された値のうち、常に最新の算出値を
記憶しておく最新算出値記憶部である。そして、32は
紙幣入出金機の処理動作を制御すると共に、前記集積枚
数記憶部28及びエンコーダ値記憶部29、及び1カウ
ント当たりの集積枚数算出手段30、そして最新算出値
記憶部31から得たデータを用いて、紙幣収納カセット
17の最適な位置でのニアフル状態の検出を制御するも
のである。
【0036】次に、上述した構成におけるニアフルの算
出手順を、図2と図3を加えて説明する。紙幣が集積さ
れている或る時点での集積枚数N1 を集積枚数記憶部2
8に記憶し、この集積枚数N1 の時点でのエンコーダ2
7のカウント値x1 をエンコーダ値記憶部29に記憶す
る。そして、この時点から新たに所定枚数n2 として、
例えば50枚の紙幣が収納された時、それぞれ集積枚数
記憶部28とエンコーダ値記憶部29には、それぞれ新
たなデータとして、集積枚数はN2 ,カウント値はX2
が記憶されることになる。この後、1カウント当たりの
集積枚数算出手段30により、集積枚数記憶部28のデ
ータより新たな集積枚数「n2 」を、n2 =N1 −N2
により、また、エンコーダ値記憶部29のデータよりカ
ウント値の変化量「x3 」を、x3 =x1 −x2 により
算出し、これによりエンコーダ27の1カウント当たり
の集積枚数「M1 」を、M1 =n2 /x3 により算出す
る。
出手順を、図2と図3を加えて説明する。紙幣が集積さ
れている或る時点での集積枚数N1 を集積枚数記憶部2
8に記憶し、この集積枚数N1 の時点でのエンコーダ2
7のカウント値x1 をエンコーダ値記憶部29に記憶す
る。そして、この時点から新たに所定枚数n2 として、
例えば50枚の紙幣が収納された時、それぞれ集積枚数
記憶部28とエンコーダ値記憶部29には、それぞれ新
たなデータとして、集積枚数はN2 ,カウント値はX2
が記憶されることになる。この後、1カウント当たりの
集積枚数算出手段30により、集積枚数記憶部28のデ
ータより新たな集積枚数「n2 」を、n2 =N1 −N2
により、また、エンコーダ値記憶部29のデータよりカ
ウント値の変化量「x3 」を、x3 =x1 −x2 により
算出し、これによりエンコーダ27の1カウント当たり
の集積枚数「M1 」を、M1 =n2 /x3 により算出す
る。
【0037】ここで、算出されたデータは速やかに最新
算出値記憶部31に記憶される。そして、この最新算出
値記憶部31に記憶されたデータを用いてニアフルか否
かの判定を行う。すなわち、制御部32は最新算出値記
憶部31の記憶値である1カウント当たりの集積枚数の
最新算出値「M1 」と、予め設定され記憶されているニ
アフル判定枚数「C」とにより、ニアフル状態であると
判定するための新しいニアフル判定カウント値を、C/
M1 により求める。
算出値記憶部31に記憶される。そして、この最新算出
値記憶部31に記憶されたデータを用いてニアフルか否
かの判定を行う。すなわち、制御部32は最新算出値記
憶部31の記憶値である1カウント当たりの集積枚数の
最新算出値「M1 」と、予め設定され記憶されているニ
アフル判定枚数「C」とにより、ニアフル状態であると
判定するための新しいニアフル判定カウント値を、C/
M1 により求める。
【0038】そして、この新ニアフル判定カウント値
「C/M1 」と、予め設定しておいたニアフル判定カウ
ント値「x」との比較を、x≦C/M1 となるまで繰り
返し行う。こうして、新ニアフル判定カウント値「C/
M1 」が旧ニアフル判定カウント値「x」と等しいかあ
るいは大きな値となった時、紙幣収納カセット17はニ
アフル状態となったと主制御部32において判定し、こ
れを紙幣入出金機に指示し、表示ランプ等を点灯させる
ことにより係員等に通告する。
「C/M1 」と、予め設定しておいたニアフル判定カウ
ント値「x」との比較を、x≦C/M1 となるまで繰り
返し行う。こうして、新ニアフル判定カウント値「C/
M1 」が旧ニアフル判定カウント値「x」と等しいかあ
るいは大きな値となった時、紙幣収納カセット17はニ
アフル状態となったと主制御部32において判定し、こ
れを紙幣入出金機に指示し、表示ランプ等を点灯させる
ことにより係員等に通告する。
【0039】すなわち、紙幣の集積状態を常に監視し、
この監視データから所定枚数毎のエンコーダ27の1カ
ウント当たりの集積枚数の最新データを算出し、この算
出値を用いることにより、紙幣収納カセット17がニア
フル状態に達したか否を判定する際に、最新の集積状態
を反映できることになる。なお、上述した実施例では1
カウント当たりの集積枚数を算出する際の所定枚数を5
0枚とし、ある時点から新たにカセット内に収納される
紙幣が50枚に達した時に、この50枚分のエンコーダ
27の1カウント当たりの集積枚数を算出することとし
ているが、これに限るものではなく、例えば一取引で1
0枚や20枚等の多数枚の取引が行われた場合、この一
取引毎の取り扱い紙幣枚数を所定枚数とし、この取り扱
い枚数分のエンコーダ1カウント当たりの集積枚数を算
出し、この算出値を用いてニアフルを検出することとし
ても良い。
この監視データから所定枚数毎のエンコーダ27の1カ
ウント当たりの集積枚数の最新データを算出し、この算
出値を用いることにより、紙幣収納カセット17がニア
フル状態に達したか否を判定する際に、最新の集積状態
を反映できることになる。なお、上述した実施例では1
カウント当たりの集積枚数を算出する際の所定枚数を5
0枚とし、ある時点から新たにカセット内に収納される
紙幣が50枚に達した時に、この50枚分のエンコーダ
27の1カウント当たりの集積枚数を算出することとし
ているが、これに限るものではなく、例えば一取引で1
0枚や20枚等の多数枚の取引が行われた場合、この一
取引毎の取り扱い紙幣枚数を所定枚数とし、この取り扱
い枚数分のエンコーダ1カウント当たりの集積枚数を算
出し、この算出値を用いてニアフルを検出することとし
ても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ニ
アフル位置の判定を、もっとも新しく集積された所定枚
数分の集積厚を反映したエンコーダの1カウント当たり
の集積枚数によるニアフル判定枚数を算出できることに
なるので、紙幣収納カセットにおけるニアフル状態を、
誤差なく正確に判定できることになる。
アフル位置の判定を、もっとも新しく集積された所定枚
数分の集積厚を反映したエンコーダの1カウント当たり
の集積枚数によるニアフル判定枚数を算出できることに
なるので、紙幣収納カセットにおけるニアフル状態を、
誤差なく正確に判定できることになる。
【0041】このため、集積された紙幣の状態、たとえ
ば未使用の新札券であったり、何度も使い古された使用
券であったり、折れ癖がついていたりしても、また、紙
幣や周囲の温度や湿度の環境が異なったりしても、これ
ら各紙幣の実際の集積厚を検出し、この検出した値を用
いて算出したニアフル判定カウント値算出値によってニ
アフル判定を行っているので、紙幣の種類や状態、ある
いは温度や湿度の状態は、正確なニアフル状態の判定を
邪魔するものではなく、最新の集積状態を反映した信頼
性あるニアフル状態の判定結果が得られる。
ば未使用の新札券であったり、何度も使い古された使用
券であったり、折れ癖がついていたりしても、また、紙
幣や周囲の温度や湿度の環境が異なったりしても、これ
ら各紙幣の実際の集積厚を検出し、この検出した値を用
いて算出したニアフル判定カウント値算出値によってニ
アフル判定を行っているので、紙幣の種類や状態、ある
いは温度や湿度の状態は、正確なニアフル状態の判定を
邪魔するものではなく、最新の集積状態を反映した信頼
性あるニアフル状態の判定結果が得られる。
【0042】従って、現金自動取引装置を配置する際に
温度や湿度等の周囲の環境を考慮する必要はなく、ま
た、外国券を取り扱う際の厚みの違いを考慮する心配も
なくなる。そして、ニアフル判定の誤差により紙幣収納
カセットがフル状態となって入金取引を停止しなくては
ならないようなトラブルが発生することを防止すること
ができるという効果が得られる。
温度や湿度等の周囲の環境を考慮する必要はなく、ま
た、外国券を取り扱う際の厚みの違いを考慮する心配も
なくなる。そして、ニアフル判定の誤差により紙幣収納
カセットがフル状態となって入金取引を停止しなくては
ならないようなトラブルが発生することを防止すること
ができるという効果が得られる。
【図1】本実施例のニアフル検出構造を示す紙幣入出金
機の概略構成図である。
機の概略構成図である。
【図2】本実施例のニアフル検出手順を示す説明図であ
る。
る。
【図3】本実施例のニアフル検出手順を示す説明図であ
る。
る。
【図4】現金自動取引装置の外観斜視図である。
【図5】従来の紙幣入出金機の概略構成図である。
【図6】ニアフル判定構造を示す紙幣収納カセットの側
断面図である。
断面図である。
【図7】ボトムセンサがON状態となっている場合の紙
幣収納カセットの側断面図である。
幣収納カセットの側断面図である。
【図8】フル状態となっている場合の紙幣収納カセット
の側断面図である。
の側断面図である。
【図9】空の状態となっている場合の紙幣収納カセット
の側断面図である。
の側断面図である。
【図10】ニアフル状態となっている場合の紙幣収納カ
セットの側断面図である。
セットの側断面図である。
17…紙幣収納カセット 18…ステージ 19…ボトムセンサ 20…入金ポジションセンサ 27…エンコーダ 28…集積枚数記憶部 29…エンコーダ値記憶部 30…1カウント当たりの集積枚数算出手段 31…最新算出値記憶部 32…制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 上面を開口した箱状の紙幣収納カセット
内に、紙幣集積用のステージを上下動可能に支持すると
共に、このステージの移動量を符号化してカウントする
ことにより紙幣収納カセット内におけるステージの位置
を検出するエンコーダを備え、 かつ、このエンコーダによる最大カウント値をステージ
の最上部の位置とし、この地点から紙幣が集積されるこ
とにより降下するステージの移動値を前記エンコーダに
よりカウントし、このカウント値と該エンコーダにおけ
る1カウント当たりの集積枚数とから前記紙幣収納カセ
ットのニアフル状態を判定する制御部とを備えて成る紙
幣入出金機のニアフル検出構造において、 前記ステージ上に集積された紙幣の集積枚数を記憶する
集積枚数記憶部と、 前記集積枚数記憶部に記憶された集積枚数に対応するエ
ンコーダのカウント値を記憶するエンコーダ値記憶部
と、 前記集積枚数記憶部とエンコーダ値記憶部の両データに
基づいて、ある集積枚数の時点から所定枚数を集積した
次の時点までにおけるエンコーダの1カウント当たりの
紙幣集積枚数を算出する1カウント当たりの集積枚数算
出手段と、 この1カウント当たりの集積枚数算出手段により算出さ
れた算出値のうち常に最新の算出値を記憶しておく最新
算出値記憶部とを、前記制御部に設け、 かつ、この制御部によって、前記ステージへの紙幣集積
の開始に伴って所定枚数毎の集積枚数を前記集積枚数記
憶部に、この集積枚数記憶部に対応するエンコーダのカ
ウント値をエンコーダ値記憶部に記憶させ、この両デー
タから、集積紙幣の所定枚数毎の1カウント当たりの集
積枚数を前記1カウント当たりの集積枚数算出手段によ
り算出し、最新算出値記憶部に記憶させ、この記憶され
た最新の算出値と予め設定されている集積紙幣のニアフ
ル判定枚数とからエンコーダによる新ニアフル判定カウ
ント値を求め、この新ニアフル判定カウント値が予め設
定されている旧ニアフル判定カウント値と等しいか多く
なった時に紙幣収納カセットのニアフル状態を検出する
ようにしたことを特徴とする紙幣入出金機のニアフル算
出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097293A JPH06293467A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 紙幣入出金機のニアフル検出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097293A JPH06293467A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 紙幣入出金機のニアフル検出構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293467A true JPH06293467A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13733433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8097293A Pending JPH06293467A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 紙幣入出金機のニアフル検出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6805343B2 (en) * | 2000-12-21 | 2004-10-19 | Hitachi, Ltd. | Bill handling machine for determining amount of bills in storage boxes |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP8097293A patent/JPH06293467A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6805343B2 (en) * | 2000-12-21 | 2004-10-19 | Hitachi, Ltd. | Bill handling machine for determining amount of bills in storage boxes |
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