JPH06289020A - 歯槽骨由来タンパクの測定方法 - Google Patents
歯槽骨由来タンパクの測定方法Info
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- JPH06289020A JPH06289020A JP5079439A JP7943993A JPH06289020A JP H06289020 A JPH06289020 A JP H06289020A JP 5079439 A JP5079439 A JP 5079439A JP 7943993 A JP7943993 A JP 7943993A JP H06289020 A JPH06289020 A JP H06289020A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯周症の診断に有用な歯槽骨由来タンパクの
測定方法を提供する。 【構成】 歯槽骨由来タンパクの免疫学的測定方法であ
って、検体試料として歯肉溝滲出液を用いることを特徴
とする歯槽骨由来タンパクの測定方法。
測定方法を提供する。 【構成】 歯槽骨由来タンパクの免疫学的測定方法であ
って、検体試料として歯肉溝滲出液を用いることを特徴
とする歯槽骨由来タンパクの測定方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯槽骨由来タンパクの
測定方法、及び歯肉溝滲出液から歯槽骨由来タンパクの
抽出方法に関する。
測定方法、及び歯肉溝滲出液から歯槽骨由来タンパクの
抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯周疾患は、歯の支持体を失わせるとい
う意味で、重要な疾患である。最近の研究によると、歯
周疾患における歯周組織破壊は、個々の部位において比
較的短期間に起こり、その後は長期間の非活動期が続く
ことが示され、歯周疾患は、部位特異的に活動期と休止
期を繰返しながら進行していく炎症性疾患であるという
概念が受け入れられるようになってきた。
う意味で、重要な疾患である。最近の研究によると、歯
周疾患における歯周組織破壊は、個々の部位において比
較的短期間に起こり、その後は長期間の非活動期が続く
ことが示され、歯周疾患は、部位特異的に活動期と休止
期を繰返しながら進行していく炎症性疾患であるという
概念が受け入れられるようになってきた。
【0003】従来の上記の疾患に関する診断法として、
歯周炎指数(GI)、プロービング時の出血、ポケット
の深さ(PD)、アタッチメントレベル(AL)、デン
タルX線写真などの種々の臨床パラメーターを用いて歯
周疾患の診査ならびに診断を行なっている。すなわち同
一部位に対し、最低2つの時点における臨床パラメータ
ーを測定して、その変化量を求めて、評価を行なうが、
この方式では活動期病変であったという結果を知るだけ
の可能性が高く、活動期を予知、あるいは早期診断する
ことはできない。
歯周炎指数(GI)、プロービング時の出血、ポケット
の深さ(PD)、アタッチメントレベル(AL)、デン
タルX線写真などの種々の臨床パラメーターを用いて歯
周疾患の診査ならびに診断を行なっている。すなわち同
一部位に対し、最低2つの時点における臨床パラメータ
ーを測定して、その変化量を求めて、評価を行なうが、
この方式では活動期病変であったという結果を知るだけ
の可能性が高く、活動期を予知、あるいは早期診断する
ことはできない。
【0004】上記の欠点をおぎなうために、歯肉溝滲出
液中の物質をはかり、歯周疾患の評価を行なう研究があ
る。例えば、βグルクロニダーゼ(文献1)、プロスタ
グランジンE2 (文献2)、プロテアーゼ、フラゲナー
ゼ、ヒアルノニダーゼである。
液中の物質をはかり、歯周疾患の評価を行なう研究があ
る。例えば、βグルクロニダーゼ(文献1)、プロスタ
グランジンE2 (文献2)、プロテアーゼ、フラゲナー
ゼ、ヒアルノニダーゼである。
【0005】しかしながら、これらは、細菌やそれらを
排除するべく出現した宿主側の炎症関連細胞由来の物質
であり、真の歯周疾患の病勢を表わしているとはいいが
たかった。
排除するべく出現した宿主側の炎症関連細胞由来の物質
であり、真の歯周疾患の病勢を表わしているとはいいが
たかった。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】このような点から、1
回の検査によって、活動期を適確に予知、あるいは極め
て早期に診断できるような検査方法が望まれていた。
回の検査によって、活動期を適確に予知、あるいは極め
て早期に診断できるような検査方法が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、歯肉溝滲出液の骨由来タンパクを採取し、効率よく
抽出し、高感度に測定することにより、歯周疾患の診断
や治療効果判定に有用であることを見い出し、本発明に
到達した。
く、歯肉溝滲出液の骨由来タンパクを採取し、効率よく
抽出し、高感度に測定することにより、歯周疾患の診断
や治療効果判定に有用であることを見い出し、本発明に
到達した。
【0008】すなわち本発明は、歯槽骨由来タンパクの
免疫学的測定方法であって、検体試料として歯肉溝滲出
液を用いることを特徴とする歯槽骨由来タンパクの測定
方法である。
免疫学的測定方法であって、検体試料として歯肉溝滲出
液を用いることを特徴とする歯槽骨由来タンパクの測定
方法である。
【0009】さらに本発明は、上記の測定方法を用いて
歯槽骨由来タンパクを測定し、得られた測定値に基いて
歯周疾患の治癒効果を判定する方法、及び歯肉溝滲出液
から歯槽骨由来タンパクを抽出することを特徴とする歯
槽骨由来タンパクの抽出方法である。
歯槽骨由来タンパクを測定し、得られた測定値に基いて
歯周疾患の治癒効果を判定する方法、及び歯肉溝滲出液
から歯槽骨由来タンパクを抽出することを特徴とする歯
槽骨由来タンパクの抽出方法である。
【0010】本発明の抽出方法において、歯肉溝滲出液
からの滲出液は、膜状、繊維状物、又はキャピラリー状
物によって採取することができる。
からの滲出液は、膜状、繊維状物、又はキャピラリー状
物によって採取することができる。
【0011】かかる膜状、繊維状物、又はキャピラリー
状物としては、例えばニトロセルロース膜、セルロー
ス、濾紙、ペリオペーパー、濾紙のこより状物、ナイロ
ン膜、PDGF膜、プラスチックのキャピラリー、グラ
スファイバー紙、レーヨン繊維、ガラス繊維、わた等が
あげられる。また、この抽出は、タンパク及び/又は非
イオン系界面活性剤を含有する溶液を用いて抽出するこ
とができる。
状物としては、例えばニトロセルロース膜、セルロー
ス、濾紙、ペリオペーパー、濾紙のこより状物、ナイロ
ン膜、PDGF膜、プラスチックのキャピラリー、グラ
スファイバー紙、レーヨン繊維、ガラス繊維、わた等が
あげられる。また、この抽出は、タンパク及び/又は非
イオン系界面活性剤を含有する溶液を用いて抽出するこ
とができる。
【0012】かかるタンパク成分としては、例えばアル
ブミン、オロソムコイド、ペプシン、カゼイン、γ―グ
ロブリン、卵アルブミン、ヘモシアニン等があげられ
る。非イオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロ
ールアマイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン等があげられる。
ブミン、オロソムコイド、ペプシン、カゼイン、γ―グ
ロブリン、卵アルブミン、ヘモシアニン等があげられ
る。非イオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロ
ールアマイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン等があげられる。
【0013】タンパク成分を含有する溶液を抽出液とす
る場合には、0.005重量%以上、好ましくは0.0
1〜20重量%を挙げることができる。0.005重量
%未満では被抽出蛋白の不安定さで好ましくなく、また
20重量%を超えると抽出効率の点でで好ましくない。
タンパク成分がスキムミルクである場合には、0.00
5重量%以上が好ましく、上限は1.0重量%が好まし
い。また、非イオン系界面活性剤を含有する溶液を抽出
液とする場合には、0.005重量%、好ましくは0.
01〜2重量%を挙げることができる。0.005重量
%未満では抽出効率が悪く好ましくなく、また2重量%
を超えると抽出された蛋白の不安定性等の理由で好まし
くない。
る場合には、0.005重量%以上、好ましくは0.0
1〜20重量%を挙げることができる。0.005重量
%未満では被抽出蛋白の不安定さで好ましくなく、また
20重量%を超えると抽出効率の点でで好ましくない。
タンパク成分がスキムミルクである場合には、0.00
5重量%以上が好ましく、上限は1.0重量%が好まし
い。また、非イオン系界面活性剤を含有する溶液を抽出
液とする場合には、0.005重量%、好ましくは0.
01〜2重量%を挙げることができる。0.005重量
%未満では抽出効率が悪く好ましくなく、また2重量%
を超えると抽出された蛋白の不安定性等の理由で好まし
くない。
【0014】タンパク成分及び/又は非イオン系界面活
性剤を含有する溶液は、例えばタンパク成分等を緩衝液
等の水性媒体に溶解することによって得られる。
性剤を含有する溶液は、例えばタンパク成分等を緩衝液
等の水性媒体に溶解することによって得られる。
【0015】かかる水性媒体としては、例えばリン酸緩
衝液、リン酸緩衝生理食塩水、トリス緩衝液、ヘペス緩
衝液、炭酸緩衝液等が挙げられ、なかでも、トリス緩衝
液が好ましい。
衝液、リン酸緩衝生理食塩水、トリス緩衝液、ヘペス緩
衝液、炭酸緩衝液等が挙げられ、なかでも、トリス緩衝
液が好ましい。
【0016】このタンパク成分等を含有する溶液のpH
は6.0〜8.5の範囲が好ましい。6.0未満あるい
は8.5を超える条件では歯槽骨由来蛋白の抽出効率が
おちるため好ましくない。
は6.0〜8.5の範囲が好ましい。6.0未満あるい
は8.5を超える条件では歯槽骨由来蛋白の抽出効率が
おちるため好ましくない。
【0017】本発明の測定方法においては、検体試料と
して、このような歯肉溝滲出液を用いる。滲出液を吸着
した試料から、抽出液を用いて抽出する場合、超音波を
もいいてもよいし、自然浸漬でもよいし、攪拌してもよ
い。
して、このような歯肉溝滲出液を用いる。滲出液を吸着
した試料から、抽出液を用いて抽出する場合、超音波を
もいいてもよいし、自然浸漬でもよいし、攪拌してもよ
い。
【0018】本発明の骨由来タンパクとしては、オステ
オカルシン、TR―ACP、オステオポンチン、TGF
―β、IGF―I、IGF―IIなどから選ばれる少なく
とも1以上のタンパクが挙げられる。これらのなかでも
オステオカルシンが好ましい。
オカルシン、TR―ACP、オステオポンチン、TGF
―β、IGF―I、IGF―IIなどから選ばれる少なく
とも1以上のタンパクが挙げられる。これらのなかでも
オステオカルシンが好ましい。
【0019】本発明の免疫学的測定方法としては、例え
ばサンドイッチ免疫測定法、ラテックス凝集法、競合的
免疫測定法等を挙げることができる。
ばサンドイッチ免疫測定法、ラテックス凝集法、競合的
免疫測定法等を挙げることができる。
【0020】これらの免疫学的測定方法は、いずれも従
来公知の測定方法であり、例えば「酸素免疫測定法」
(石川栄治著)等にその方法が記載されている。
来公知の測定方法であり、例えば「酸素免疫測定法」
(石川栄治著)等にその方法が記載されている。
【0021】具体的にサンドイッチ免疫測定法で、標識
物質として酵素を用いる方法(EIA)について本発明
の測定方法を実施する場合を説明する。このサンドイッ
チ法によるEIAにおいては、本発明の歯槽骨由来タン
パクに対する抗体を通常2種用い、例えば次のような手
順に従い定量する。すなわち、2種の抗体のうちの一方
の抗体(第1抗体)を適当な不溶性担体(例えばプラス
チック容器)に固定化する(以下これを“固定化抗体”
という)。次いで不溶性担体と測定しようとする試薬又
は検体試料との非特異的結合を避けるために適当な物質
(例えば牛血清アルブミン)で不溶性担体の表面を被覆
する。このようにして得られた第1抗体が固定化された
不溶性担体を検体試料と一定時間及び温度で接触させ反
応させる。この間に固定化工程(第1抗体)と検体試料
中の歯槽骨由来タンパクが結合する。次いで不溶性担体
を適当な洗浄液で洗った後、適当な酵素標識した歯槽骨
由来タンパクに対する他方の抗体(第2抗体)の溶液
(例えば水溶液)と一定時間及び温度で接触させ、固体
化抗体に結合した歯槽骨由来タンパクと第2抗体を反応
させる。これを適当な洗浄液で洗い、次いで不溶性担体
上の固体化抗体と歯槽骨由来タンパクを介して結合して
存在する第2抗体に標識された標識物質の量を測定す
る。
物質として酵素を用いる方法(EIA)について本発明
の測定方法を実施する場合を説明する。このサンドイッ
チ法によるEIAにおいては、本発明の歯槽骨由来タン
パクに対する抗体を通常2種用い、例えば次のような手
順に従い定量する。すなわち、2種の抗体のうちの一方
の抗体(第1抗体)を適当な不溶性担体(例えばプラス
チック容器)に固定化する(以下これを“固定化抗体”
という)。次いで不溶性担体と測定しようとする試薬又
は検体試料との非特異的結合を避けるために適当な物質
(例えば牛血清アルブミン)で不溶性担体の表面を被覆
する。このようにして得られた第1抗体が固定化された
不溶性担体を検体試料と一定時間及び温度で接触させ反
応させる。この間に固定化工程(第1抗体)と検体試料
中の歯槽骨由来タンパクが結合する。次いで不溶性担体
を適当な洗浄液で洗った後、適当な酵素標識した歯槽骨
由来タンパクに対する他方の抗体(第2抗体)の溶液
(例えば水溶液)と一定時間及び温度で接触させ、固体
化抗体に結合した歯槽骨由来タンパクと第2抗体を反応
させる。これを適当な洗浄液で洗い、次いで不溶性担体
上の固体化抗体と歯槽骨由来タンパクを介して結合して
存在する第2抗体に標識された標識物質の量を測定す
る。
【0022】なお上記サンドイッチ法は、固定化抗体、
標識抗体及び歯槽骨由来タンパクを含有する検体試料を
同時に混合し、一定時間及び温度でこれら三者を同時に
接触させ反応させて行うこともできる。
標識抗体及び歯槽骨由来タンパクを含有する検体試料を
同時に混合し、一定時間及び温度でこれら三者を同時に
接触させ反応させて行うこともできる。
【0023】かくしてその値から検体試料中の歯槽骨由
来タンパクの量を算出することができる。通常、サンド
イッチ法では、第1抗体と第2抗体とが双方ともモノク
ローナル抗体であってもよいし、ポリクローナル抗体で
あってもよいし、一方をモノクローナル抗体とし、他方
をポリクローナル抗体として用いることもできる。
来タンパクの量を算出することができる。通常、サンド
イッチ法では、第1抗体と第2抗体とが双方ともモノク
ローナル抗体であってもよいし、ポリクローナル抗体で
あってもよいし、一方をモノクローナル抗体とし、他方
をポリクローナル抗体として用いることもできる。
【0024】競合法としては、例えば固相に固定した抗
原と測定すべき抗原とに対し、一定量の標識抗体を競争
的に反応させて固相抗原・標識抗体複合体を形成せし
め、洗浄操作の後、固相に結合した標識抗体の標識物質
の量を測定する方法や、固相に抗体を固定し、標識抗原
と測定すべき抗原とを競争的に反応させて固相抗体・標
識抗原複合体を形成せしめ、洗浄操作の後、固相に結合
した標識抗原の標識物質の量を測定する方法を挙げるこ
とができる。
原と測定すべき抗原とに対し、一定量の標識抗体を競争
的に反応させて固相抗原・標識抗体複合体を形成せし
め、洗浄操作の後、固相に結合した標識抗体の標識物質
の量を測定する方法や、固相に抗体を固定し、標識抗原
と測定すべき抗原とを競争的に反応させて固相抗体・標
識抗原複合体を形成せしめ、洗浄操作の後、固相に結合
した標識抗原の標識物質の量を測定する方法を挙げるこ
とができる。
【0025】サンドイッチ法及び競合法のそれぞれにお
いて、IgGをペプシンで消化して得られたF(a
b′)2 ;F(ab′)2 を還元して得られたFa
b′;又は抗体をパパインで消化して得られたFabな
どの、抗原に結合する抗体フラグメントを固定して固定
抗体として、また、これらを標識して標識抗体として使
用することができる。
いて、IgGをペプシンで消化して得られたF(a
b′)2 ;F(ab′)2 を還元して得られたFa
b′;又は抗体をパパインで消化して得られたFabな
どの、抗原に結合する抗体フラグメントを固定して固定
抗体として、また、これらを標識して標識抗体として使
用することができる。
【0026】本発明の歯槽骨由来タンパクの測定方法に
おいて使用される不溶性担体としては、例えばポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、弗素樹脂、架橋デキストラン、
アガロース、ポリサッカライドなどの高分子の他、紙、
ガラス、金属及びこれらの組合せなどを例示することが
できる。不溶性担体の形状は、例えばトレイ状、球状、
繊維状、棒状、盤状、容器状、セル、試験管などの種々
の形状であることができる。
おいて使用される不溶性担体としては、例えばポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、弗素樹脂、架橋デキストラン、
アガロース、ポリサッカライドなどの高分子の他、紙、
ガラス、金属及びこれらの組合せなどを例示することが
できる。不溶性担体の形状は、例えばトレイ状、球状、
繊維状、棒状、盤状、容器状、セル、試験管などの種々
の形状であることができる。
【0027】本発明の免疫学的測定方法においては、例
えばサンドイッチ免疫学的測定法等の場合に第1抗体を
固定する不溶性担体として繊維状物、例えば不織布、紙
等を用いる場合には、後記のいわゆるドライタイプ免疫
測定法によって測定することができる。
えばサンドイッチ免疫学的測定法等の場合に第1抗体を
固定する不溶性担体として繊維状物、例えば不織布、紙
等を用いる場合には、後記のいわゆるドライタイプ免疫
測定法によって測定することができる。
【0028】また、不溶性担体としてポリスチレンビー
ズ、金属微粒子等を用いる場合には、いわゆる均一系免
疫測定法(homogeneous immunoassay )によって測定す
ることができる。
ズ、金属微粒子等を用いる場合には、いわゆる均一系免
疫測定法(homogeneous immunoassay )によって測定す
ることができる。
【0029】また、標識抗体の標識物質としては、酵
素、蛍光物質、発光物質及び放射性物質等を使用するこ
とができる。酵素としては、ベルオキシダーゼ、アルカ
リフォスファターゼ、β―D―ガラクトシダーゼなど
を、蛍光物質としてはフルオレッセインイソチオシアネ
ート、フィコビリプロテインなどを、発光物質としては
イソルシノール、ルシゲニンなどを、そして放射性物質
としては 125I、 131I、 14C、 3Hなどを使用するこ
とができるが、これらは例示したものに限らず、免疫学
的測定法に使用し得るものであれば、他のものでもよ
い。
素、蛍光物質、発光物質及び放射性物質等を使用するこ
とができる。酵素としては、ベルオキシダーゼ、アルカ
リフォスファターゼ、β―D―ガラクトシダーゼなど
を、蛍光物質としてはフルオレッセインイソチオシアネ
ート、フィコビリプロテインなどを、発光物質としては
イソルシノール、ルシゲニンなどを、そして放射性物質
としては 125I、 131I、 14C、 3Hなどを使用するこ
とができるが、これらは例示したものに限らず、免疫学
的測定法に使用し得るものであれば、他のものでもよ
い。
【0030】標識剤が酵素である場合には、その活性を
測定するために基質及び必要により発色剤が用いられ
る。これらの例としては、例えば、酵素として西洋ワサ
ビペルオキシダーゼ(HRP)等のペルオキシダーゼを
用いる場合には、基質として過酸化水素を用い、発色剤
として2,2′―アジノジ―(3―エチルベンズチアゾ
リンスルホン酸)アンモニウム塩(ABTS)、5―ア
ミノサリチル酸、o―フェニレンジアミン、4―アミノ
アンチビリン又は3,3′,5,5′―テトラメチルベ
ンジジンなどを、酵素としてアルカリフォスファターゼ
を用いる場合には、基質としてo―ニトロフェニルフォ
スフェートなどを、酵素としてβ―D―ガラクトシダー
ゼを用いる場合には基質としてフルオレセイン―ジ―
(β―D―ガラクトピラノシド)又は4―メチルウンベ
リフェリル―β―D―ガラクトピラノシドなどと組み合
わせて用いられる。
測定するために基質及び必要により発色剤が用いられ
る。これらの例としては、例えば、酵素として西洋ワサ
ビペルオキシダーゼ(HRP)等のペルオキシダーゼを
用いる場合には、基質として過酸化水素を用い、発色剤
として2,2′―アジノジ―(3―エチルベンズチアゾ
リンスルホン酸)アンモニウム塩(ABTS)、5―ア
ミノサリチル酸、o―フェニレンジアミン、4―アミノ
アンチビリン又は3,3′,5,5′―テトラメチルベ
ンジジンなどを、酵素としてアルカリフォスファターゼ
を用いる場合には、基質としてo―ニトロフェニルフォ
スフェートなどを、酵素としてβ―D―ガラクトシダー
ゼを用いる場合には基質としてフルオレセイン―ジ―
(β―D―ガラクトピラノシド)又は4―メチルウンベ
リフェリル―β―D―ガラクトピラノシドなどと組み合
わせて用いられる。
【0031】ラテックス凝集法においては、歯槽骨由来
タンパクに対する抗体を用い、検体試料中の該タンパク
をラテックスに固定し、歯槽骨由来タンパクと抗体固定
ラテックスによる凝集の程度により、歯槽骨由来タンパ
クの量を測定する。抗体は、一般にはポリクローナル抗
体を用いるが、モノクローナル抗体であってもよく、こ
の場合は、2種類以上の抗体を同一又は異なるラテック
スに固定して使用する。
タンパクに対する抗体を用い、検体試料中の該タンパク
をラテックスに固定し、歯槽骨由来タンパクと抗体固定
ラテックスによる凝集の程度により、歯槽骨由来タンパ
クの量を測定する。抗体は、一般にはポリクローナル抗
体を用いるが、モノクローナル抗体であってもよく、こ
の場合は、2種類以上の抗体を同一又は異なるラテック
スに固定して使用する。
【0032】ドライタイプ測定法としては、例えば簡便
スティック法、等のような歯槽骨由来タンパクを含む検
体試料と、歯槽骨由来タンパクに対する1つの抗体(標
識物)をあらかじめ混合して反応させ、他のエピトープ
を認識する抗体を一部固定した繊維状物、紙状物等のメ
ンブレインに、この混合溶液を通過させ、次いで洗浄液
を通過させて十分洗浄し、その後、固定抗体上に歯槽骨
由来タンパクを介してサンドイッチ型に結合した標識抗
体の標識量を検出し、抗原量を算出する。
スティック法、等のような歯槽骨由来タンパクを含む検
体試料と、歯槽骨由来タンパクに対する1つの抗体(標
識物)をあらかじめ混合して反応させ、他のエピトープ
を認識する抗体を一部固定した繊維状物、紙状物等のメ
ンブレインに、この混合溶液を通過させ、次いで洗浄液
を通過させて十分洗浄し、その後、固定抗体上に歯槽骨
由来タンパクを介してサンドイッチ型に結合した標識抗
体の標識量を検出し、抗原量を算出する。
【0033】また、金コロイド法(Color Immuno Chrom
atograph Assay(CICA法))としては、歯槽骨由来
タンパクを含む検体試料と、歯槽骨由来タンパクに対す
る抗体の金コロイド結合物とを反応させ、免疫反応の結
果生じる金コロイド凝集体の色の変化で、抗原量を算出
する。
atograph Assay(CICA法))としては、歯槽骨由来
タンパクを含む検体試料と、歯槽骨由来タンパクに対す
る抗体の金コロイド結合物とを反応させ、免疫反応の結
果生じる金コロイド凝集体の色の変化で、抗原量を算出
する。
【0034】
【実施例】以下、実施例、参考例により本発明を詳述す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例・参考例において%表示は、特にことわらな
い限り重量%を示す。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例・参考例において%表示は、特にことわらな
い限り重量%を示す。
【0035】
【参考例1】モノクローナル抗体を用いたサンドイッチ
法EIAによる歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカ
ルシン)の測定方法(WO90/09587号明細書を
参照のこと) (1)抗体固定化ビーズの調製 ポリスチレン製ビーズ(直径6mm)をよく洗浄してか
ら、これをヒト・オステオカルシンのN末端ペプチド(
1Tyr―20Arg)(N20)に対するモノクローナ
ル抗体Clon―10Bの20μg/mlの濃度を有す
るPBS溶液中に4℃の温度で1昼夜放置した後、PB
Sで洗浄し、1%牛血清アルブミン(BSA)のPBS
溶液中に、4℃の温度で1昼夜放置してポストコーティ
ング処理をして、Clon―10B抗体固定化ビーズを
得た。なお、モノクローナル抗体Clon―10Bを産
生するハイブリドーマ10Bは、工業技術院微生物工業
技術研究所にFERM―3538として平成3年8月2
8日付で受託されている。
法EIAによる歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカ
ルシン)の測定方法(WO90/09587号明細書を
参照のこと) (1)抗体固定化ビーズの調製 ポリスチレン製ビーズ(直径6mm)をよく洗浄してか
ら、これをヒト・オステオカルシンのN末端ペプチド(
1Tyr―20Arg)(N20)に対するモノクローナ
ル抗体Clon―10Bの20μg/mlの濃度を有す
るPBS溶液中に4℃の温度で1昼夜放置した後、PB
Sで洗浄し、1%牛血清アルブミン(BSA)のPBS
溶液中に、4℃の温度で1昼夜放置してポストコーティ
ング処理をして、Clon―10B抗体固定化ビーズを
得た。なお、モノクローナル抗体Clon―10Bを産
生するハイブリドーマ10Bは、工業技術院微生物工業
技術研究所にFERM―3538として平成3年8月2
8日付で受託されている。
【0036】(2)HRP標識抗体の調製 先に本発明者らが出願したWO90/09587号の中
で作成したヒト・オステオカルシンのN末端ペプチド(
1Tyr―20Arg)に対するポリクローナル抗体(抗
Ost―N(20))の2.0mg/mlのPBS溶液
1mlに、1Mの酢酸緩衝液(pH4.2)100μl
と、40μgのペプシンを20μlの同緩衝液に溶解し
て加え、37℃、4時間反応させた。
で作成したヒト・オステオカルシンのN末端ペプチド(
1Tyr―20Arg)に対するポリクローナル抗体(抗
Ost―N(20))の2.0mg/mlのPBS溶液
1mlに、1Mの酢酸緩衝液(pH4.2)100μl
と、40μgのペプシンを20μlの同緩衝液に溶解し
て加え、37℃、4時間反応させた。
【0037】反応終了後、PBSにて平衡化したセファ
デックスG25カラム(φ2cm×45cm)を用いて
分離しF(ab′)2 を採取した。F(ab′)2 の1
mg/ml 0.01Mリン酸、0.15M NaCl
(pH7.4)溶液2mlに、MBS 10mg/ml
の濃度のジメチルホルムアミド溶液50μlを添加し、
25℃の温度で30分間反応させた。次いでセファデッ
クスG―25を充填したカラムを用い、0.1Mリン酸
緩衝液(0.1M PB)(pH6.0)でゲル濾過を
行い、マレイミド化抗体と未反応MBSとを分離した。
デックスG25カラム(φ2cm×45cm)を用いて
分離しF(ab′)2 を採取した。F(ab′)2 の1
mg/ml 0.01Mリン酸、0.15M NaCl
(pH7.4)溶液2mlに、MBS 10mg/ml
の濃度のジメチルホルムアミド溶液50μlを添加し、
25℃の温度で30分間反応させた。次いでセファデッ
クスG―25を充填したカラムを用い、0.1Mリン酸
緩衝液(0.1M PB)(pH6.0)でゲル濾過を
行い、マレイミド化抗体と未反応MBSとを分離した。
【0038】一方、HRPの10mg/mlの0.1M
PB(pH6.5)溶液2mlにS―アセチルメルカ
プト無水コハク酸の60mg/mlジメチルホルムアミ
ド溶液120μlを加え、25℃で2時間反応させた。
PB(pH6.5)溶液2mlにS―アセチルメルカ
プト無水コハク酸の60mg/mlジメチルホルムアミ
ド溶液120μlを加え、25℃で2時間反応させた。
【0039】次に0.1Mトリス―塩酸緩衝液(pH
7.0)を800μl、0.1M EDTA160μ
l、1Mヒドロキシルアミン1.6mlを加え、0℃で
4分間反応させた。その後、反応液をコロジオンバッグ
に入れ、0.1M PB(pH6.0)、5mM ED
TA含有溶液を用いて、4℃で3日間透析し、チオール
化HRPを得た。
7.0)を800μl、0.1M EDTA160μ
l、1Mヒドロキシルアミン1.6mlを加え、0℃で
4分間反応させた。その後、反応液をコロジオンバッグ
に入れ、0.1M PB(pH6.0)、5mM ED
TA含有溶液を用いて、4℃で3日間透析し、チオール
化HRPを得た。
【0040】次に、マレイミド化抗体2mgとチオール
化HRP4mgとを混合し、コロジオンバッグを用いて
氷冷下に4〜10mg/mlの蛋白濃度になるまで濃縮
し、15〜20℃で一夜放置した。その液を、ウルトロ
ゲルAcA44(LKB社)を充填したカラムでゲル濾
過し、HRP標識抗Ost―N(20)抗体を得た。
化HRP4mgとを混合し、コロジオンバッグを用いて
氷冷下に4〜10mg/mlの蛋白濃度になるまで濃縮
し、15〜20℃で一夜放置した。その液を、ウルトロ
ゲルAcA44(LKB社)を充填したカラムでゲル濾
過し、HRP標識抗Ost―N(20)抗体を得た。
【0041】(3)サンドイッチEIA測定系 (1)で調製したClon―10B抗体固定化ビーズ1
個と、精製したヒト・オステオカルシン(標準物質)を
0〜20ng/mlの範囲で含有する1%BSA含有
0.05M TBS(pH8.0)200μlと(2)
で作成したHRP標識抗体の1%BSA含有0.05M
TBS(pH8.0)溶液200μlとを、各試験管
に添加して、25℃の温度で2時間インキュベートし
た。次に試験管内の溶液を吸引除去した後、0.05M
TBS(pH8.0)で洗浄してから、3,3′,
5,5′―テトラメチルベンジジン塩酸塩0.02%及
びH2 O 2 2.5mMを含有する0.1Mリン酸/クエ
ン酸緩衝液(pH4.3)を0.4mlずつ各試験管に
加え、25℃の温度で30分間反応させた後、反応停止
剤として1N硫酸水溶液を1mlずつ加えて酵素反応を
停止させた。次いで、この溶液を分光光度計を用いて4
50nmの波長における吸収強度を測定した。これを標
準物質濃度0〜20ng/mlに対応してプロットした
検量線を図1に示した。この結果から、本発明の測定方
法を用いれば0.05ng/mlまで精度よく測定可能
であることがわかる。
個と、精製したヒト・オステオカルシン(標準物質)を
0〜20ng/mlの範囲で含有する1%BSA含有
0.05M TBS(pH8.0)200μlと(2)
で作成したHRP標識抗体の1%BSA含有0.05M
TBS(pH8.0)溶液200μlとを、各試験管
に添加して、25℃の温度で2時間インキュベートし
た。次に試験管内の溶液を吸引除去した後、0.05M
TBS(pH8.0)で洗浄してから、3,3′,
5,5′―テトラメチルベンジジン塩酸塩0.02%及
びH2 O 2 2.5mMを含有する0.1Mリン酸/クエ
ン酸緩衝液(pH4.3)を0.4mlずつ各試験管に
加え、25℃の温度で30分間反応させた後、反応停止
剤として1N硫酸水溶液を1mlずつ加えて酵素反応を
停止させた。次いで、この溶液を分光光度計を用いて4
50nmの波長における吸収強度を測定した。これを標
準物質濃度0〜20ng/mlに対応してプロットした
検量線を図1に示した。この結果から、本発明の測定方
法を用いれば0.05ng/mlまで精度よく測定可能
であることがわかる。
【0042】なお、この測定方法によって、完全ヒト・
オステオカルシン(49アミノ酸残基)とそのN末端フ
ラグメントをほぼ同じ感度で測定できた。以下の実施例
で測定された検体試料中のヒト・オステオカルシンとし
て、完全ヒト・オステオカルシン、又はこの完全ヒト・
オステオカルシンとそのN端フラグメントとの総計を、
共にHOCとして表わす。
オステオカルシン(49アミノ酸残基)とそのN末端フ
ラグメントをほぼ同じ感度で測定できた。以下の実施例
で測定された検体試料中のヒト・オステオカルシンとし
て、完全ヒト・オステオカルシン、又はこの完全ヒト・
オステオカルシンとそのN端フラグメントとの総計を、
共にHOCとして表わす。
【0043】
【参考例2】歯槽骨由来タンパク(TR―ACP)免疫学的測定方法 Kraenzlin, M.E. らの方法(J. Clin. Endoc. Metab.1
990,71,442―451)に従い測定した。すな
わち、骨から、破骨細胞由来のTR―ACPを精製し、
これに対する抗体を作成した。これを用いてTR―AC
Pの測定系を構築した。図2に示すごとく、良好な濃度
依存性を示した。
990,71,442―451)に従い測定した。すな
わち、骨から、破骨細胞由来のTR―ACPを精製し、
これに対する抗体を作成した。これを用いてTR―AC
Pの測定系を構築した。図2に示すごとく、良好な濃度
依存性を示した。
【0044】
【参考例3】歯槽骨由来タンパク(IGF―II)の測定系の構築 Hokken-Koelega, A.C.S.らの方法(J. Clin. Endoc. Me
tab.1990,71,688―695)に従い測定し
た。すなわち、IGF―IIの抗体を採取し、これを用い
てIGF―II測定系の構築を検討した。その結果を図3
に示す。図3のごとく、良好な濃度依存性を示した。
tab.1990,71,688―695)に従い測定し
た。すなわち、IGF―IIの抗体を採取し、これを用い
てIGF―II測定系の構築を検討した。その結果を図3
に示す。図3のごとく、良好な濃度依存性を示した。
【0045】
【実施例1】歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカルシン)のモデ
ル抽出方法 ヒト・オステオカルシン200ng/mlを1μlのペ
リオペーパーに滴下し、これによって繊維状物としての
紙を用いて歯槽骨由来タンパクを採取したこととし、次
いで下記A液〜D液の各抽出液(各、pH7.0)を用
いて浸漬することにより抽出した。 A液:1%BSA、0.02%tween20/PBS B液:1%BSA/PBS C液:0.02%tween20/PBS D液:PBS 4分間浸漬後、抽出液を100μlサンプリングして、
その抽出液中のヒト・オステオカルシンの濃度(HOC
ng/ml)を参考例1の方法で測定した。その結果を
図4に示す。
ル抽出方法 ヒト・オステオカルシン200ng/mlを1μlのペ
リオペーパーに滴下し、これによって繊維状物としての
紙を用いて歯槽骨由来タンパクを採取したこととし、次
いで下記A液〜D液の各抽出液(各、pH7.0)を用
いて浸漬することにより抽出した。 A液:1%BSA、0.02%tween20/PBS B液:1%BSA/PBS C液:0.02%tween20/PBS D液:PBS 4分間浸漬後、抽出液を100μlサンプリングして、
その抽出液中のヒト・オステオカルシンの濃度(HOC
ng/ml)を参考例1の方法で測定した。その結果を
図4に示す。
【0046】PBSのみに比較して、B液、C液の回収
率は、上昇傾向にあるが、A液が最もよい抽出効率を与
えた。
率は、上昇傾向にあるが、A液が最もよい抽出効率を与
えた。
【0047】
【実施例2】抽出液のpHによる影響 ヒト・オステオカルシン200ng/mlを各1μlず
つペリオペーパーに滴下し、抽出液のpHを5.5〜
8.5に変え、抽出液中のヒト・オステオカルシンの濃
度(HOCng/ml)を参考例1の方法で測定した。
その結果を図5に示す。図5に示すごとく、至適pHは
6.5〜8.0であることが判った。
つペリオペーパーに滴下し、抽出液のpHを5.5〜
8.5に変え、抽出液中のヒト・オステオカルシンの濃
度(HOCng/ml)を参考例1の方法で測定した。
その結果を図5に示す。図5に示すごとく、至適pHは
6.5〜8.0であることが判った。
【0048】
【参考例4】ラテックス凝集法による歯槽骨由来タンパク(ヒト・オ
ステオカルシン)の測定 参考例1(2)で作成した抗Ost―N(20)抗体
(ポリクローナル抗体)を、ラテックスに物理吸着させ
た。ヒト・オステオカルシンの希釈系列の50μlと、
抗Ost―N(20)抗体固定ラテックスとを混合し、
反応させた。その結果を図6に示す。ヒト・オステオカ
ルシンの濃度(HOCng/ml)依存的に凝集反応が
起っていることが判る。
ステオカルシン)の測定 参考例1(2)で作成した抗Ost―N(20)抗体
(ポリクローナル抗体)を、ラテックスに物理吸着させ
た。ヒト・オステオカルシンの希釈系列の50μlと、
抗Ost―N(20)抗体固定ラテックスとを混合し、
反応させた。その結果を図6に示す。ヒト・オステオカ
ルシンの濃度(HOCng/ml)依存的に凝集反応が
起っていることが判る。
【0049】
【実施例3】簡便スティック法による歯槽骨由来タンパク(ヒト・オ
ステオカルシン)の測定 ペリオペーパーをCNBrにより活性化し、これに参考
例1(1)で作成した抗Ost―N(20)モノクロー
ナル抗体(10B)を固定する。10B固定ペリオペー
パーを用いて、歯肉溝滲出液を採取し、参考例1(2)
で作成したHRP標識抗Ost―N(20)ポリクロー
ナル抗体溶液に1分間浸漬する。水道水にて洗浄後、
3,3′,5,5′―テトラメチルベンジジン塩酸塩
0.02%及びH2 O2 2.5mM液に浸漬し、発色反
応を3分間行う。発色した液の吸光度(450nm)を
測定した。
ステオカルシン)の測定 ペリオペーパーをCNBrにより活性化し、これに参考
例1(1)で作成した抗Ost―N(20)モノクロー
ナル抗体(10B)を固定する。10B固定ペリオペー
パーを用いて、歯肉溝滲出液を採取し、参考例1(2)
で作成したHRP標識抗Ost―N(20)ポリクロー
ナル抗体溶液に1分間浸漬する。水道水にて洗浄後、
3,3′,5,5′―テトラメチルベンジジン塩酸塩
0.02%及びH2 O2 2.5mM液に浸漬し、発色反
応を3分間行う。発色した液の吸光度(450nm)を
測定した。
【0050】比較として、参考例1の方法の測定法(サ
ンドイッチEIA法)を用いた結果との相関を図7に示
す。本測定系によって、簡便な測定系が正しく機能して
いることが判る。
ンドイッチEIA法)を用いた結果との相関を図7に示
す。本測定系によって、簡便な測定系が正しく機能して
いることが判る。
【0051】
【実施例4】金コロイド法による歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステ
オカルシン)の測定 ニトロセルロースメンブレインの検出部に、参考例1
(1)で得られた抗Ost―N(20)モノクローナル
抗体(10B)を固定し、金コロイド標識した参考例1
(2)で作成した抗Ost―N(20)ポリクローナル
抗体(F(ab′)2 が含有された部分の末端に、検体
試料を採取する部分を設計した。歯槽骨滲出液を、検体
採取部分につけ、溶媒を用いて展開した。検出部にて形
成された金コロイド標識抗体―抗原(ヒト・オステオカ
ルシン)―固定抗体複合体中の抗原量(HOCng/m
l)を金コロイド量換算で算出した。その結果を図8に
示す。図8のごとく、定量的な方法であることが示され
た。
オカルシン)の測定 ニトロセルロースメンブレインの検出部に、参考例1
(1)で得られた抗Ost―N(20)モノクローナル
抗体(10B)を固定し、金コロイド標識した参考例1
(2)で作成した抗Ost―N(20)ポリクローナル
抗体(F(ab′)2 が含有された部分の末端に、検体
試料を採取する部分を設計した。歯槽骨滲出液を、検体
採取部分につけ、溶媒を用いて展開した。検出部にて形
成された金コロイド標識抗体―抗原(ヒト・オステオカ
ルシン)―固定抗体複合体中の抗原量(HOCng/m
l)を金コロイド量換算で算出した。その結果を図8に
示す。図8のごとく、定量的な方法であることが示され
た。
【0052】
【実施例5】歯肉溝滲出液からの歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステ
オカルシン)の採取、抽出及びその測定 各ステージの歯周疾患患者の歯肉溝滲出液をペリオペー
パーを用いて採取し、実施例1のA液により抽出したも
のを、参考例1の測定系に供した。その結果を図9に示
す。
オカルシン)の採取、抽出及びその測定 各ステージの歯周疾患患者の歯肉溝滲出液をペリオペー
パーを用いて採取し、実施例1のA液により抽出したも
のを、参考例1の測定系に供した。その結果を図9に示
す。
【0053】歯周炎指数(GI)1、2、3に従って、
滲出液中のヒト・オステオカルシン濃度(HOCng/
ml)の上昇傾向がみられ、ヒト・オステオカルシンと
歯周炎の進展との相関が示唆された。
滲出液中のヒト・オステオカルシン濃度(HOCng/
ml)の上昇傾向がみられ、ヒト・オステオカルシンと
歯周炎の進展との相関が示唆された。
【0054】
【実施例6】本発明の測定方法による歯周疾患のモニタリング 実施例5と同様の方法で、初診、歯石除去(スケーリン
グ:SC)直前、及び治療後の歯周疾患患者の歯肉溝滲
出液中の歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカルシ
ン)濃度(HOCng/ml)を経時的に同時に、ポケ
ットの深さ(PD)、歯周炎指数(GI)、アタッチメ
ントレベル(AL)も測定した。最長4週目まで測定し
た。その結果を図10に示す。明らかに、治療効果を反
映することが示された。 (文献1)Lamster IBら、"Enzyme activity in crevic
ular fluid for detection and prediction of clinica
l attachment loss in patients with chronic adult p
eriodontitis." J Periodontol 1988; 59: 516-523. ( 文献2)Offenbacher S ら、"The use of crevicular
fluid prostaglandin Ez levels as a predictor of p
eriodontal attachment loss." J Periodont Res1986;
21: 101-112.
グ:SC)直前、及び治療後の歯周疾患患者の歯肉溝滲
出液中の歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカルシ
ン)濃度(HOCng/ml)を経時的に同時に、ポケ
ットの深さ(PD)、歯周炎指数(GI)、アタッチメ
ントレベル(AL)も測定した。最長4週目まで測定し
た。その結果を図10に示す。明らかに、治療効果を反
映することが示された。 (文献1)Lamster IBら、"Enzyme activity in crevic
ular fluid for detection and prediction of clinica
l attachment loss in patients with chronic adult p
eriodontitis." J Periodontol 1988; 59: 516-523. ( 文献2)Offenbacher S ら、"The use of crevicular
fluid prostaglandin Ez levels as a predictor of p
eriodontal attachment loss." J Periodont Res1986;
21: 101-112.
【図1】参考例1における歯槽骨由来タンパク(ヒト・
オステオカルシン)のサンドイッチ法による検量線を示
す。
オステオカルシン)のサンドイッチ法による検量線を示
す。
【図2】参考例2における歯槽骨由来タンパク(TR―
ACP)の免疫学的測定方法による検量線を示す。
ACP)の免疫学的測定方法による検量線を示す。
【図3】参考例3における歯槽骨由来タンパク(IGF
―II)の免疫学的測定方法による検量線を示す。
―II)の免疫学的測定方法による検量線を示す。
【図4】実施例1における、歯槽骨由来タンパク(ヒト
・オステオカルシン:HOCng/ml)のモデル抽出
法による抽出結果を示す。図中、A,B,C及びDは抽
出液の種類を表わし、Aは、1wt%BSA、0.02
wt%tween20/PBS、Bは1wt%BSA/
PBS、Cは0.02wt%tween20/PBSを
含有し、及びDはPBSのみからなる抽出液を表わす。
・オステオカルシン:HOCng/ml)のモデル抽出
法による抽出結果を示す。図中、A,B,C及びDは抽
出液の種類を表わし、Aは、1wt%BSA、0.02
wt%tween20/PBS、Bは1wt%BSA/
PBS、Cは0.02wt%tween20/PBSを
含有し、及びDはPBSのみからなる抽出液を表わす。
【図5】実施例2における、各種pH抽出液による歯槽
骨由来タンパク(HOCng/ml)の抽出への影響を
示す。
骨由来タンパク(HOCng/ml)の抽出への影響を
示す。
【図6】参考例4における歯槽骨由来タンパク(ヒト・
オステオカルシン)のラテックス凝集法による検量線を
示す。
オステオカルシン)のラテックス凝集法による検量線を
示す。
【図7】実施例3における歯槽骨由来タンパク(ヒト・
オステオカルシン)の簡便ラテックス法による測定結果
と、参考例1におけるサンドイッチEIA法による検量
線との相関を示す。
オステオカルシン)の簡便ラテックス法による測定結果
と、参考例1におけるサンドイッチEIA法による検量
線との相関を示す。
【図8】実施例4における歯槽骨由来タンパク(ヒト・
オステオカルシン)の金コロイド法による測定結果を示
す。
オステオカルシン)の金コロイド法による測定結果を示
す。
【図9】実施例5における歯周炎指数(GI)と歯肉溝
滲出液中の歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカルシ
ン)濃度(HOCng/ml)の相関を示す。
滲出液中の歯槽骨由来タンパク(ヒト・オステオカルシ
ン)濃度(HOCng/ml)の相関を示す。
【図10】実施例6における本発明の測定方法による歯
周疾患のモニタリングの結果を示す。図中、実線はヒト
・オステオカルシン濃度(HOCng/ml)を示し、
ALはアタッチメントレベル、PDはポケットの深さ、
GIは歯周炎指数を示す。
周疾患のモニタリングの結果を示す。図中、実線はヒト
・オステオカルシン濃度(HOCng/ml)を示し、
ALはアタッチメントレベル、PDはポケットの深さ、
GIは歯周炎指数を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 忠克 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内
Claims (11)
- 【請求項1】 歯槽骨由来タンパクの免疫学的測定方法
であって、検体試料として歯肉溝滲出液を用いることを
特徴とする歯槽骨由来タンパクの測定方法。 - 【請求項2】 該歯槽骨由来タンパクが、オステオカル
シン、酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ(TR―AC
P)、オステオポンチン、TGF―β、TGF―I、及
びTGF―IIから選ばれる少なくとも1以上の歯槽骨由
来タンパクである請求項1記載の測定方法。 - 【請求項3】 該免疫学的測定方法が、ラテックス凝集
法、サンドイッチ免疫測定法、及び競合的免疫測定法か
ら選ばれるいずれかである請求項1記載の測定方法。 - 【請求項4】 該免疫学的測定法が、抗歯槽骨由来タン
パク抗体を不溶性担体に固定した固定抗体を用いる方法
であって、該不溶性担体が繊維状物である請求項1記載
の測定方法。 - 【請求項5】 該不溶性担体が、金コロイドである請求
項4記載の測定方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の測定方法を用いて歯槽骨
由来タンパクを測定し、得られた測定値に基いて歯周疾
患の治癒効果を判定する方法。 - 【請求項7】 歯肉溝滲出液から歯槽骨由来タンパクを
抽出することを特徴とする歯槽骨由来タンパクの抽出方
法。 - 【請求項8】 該滲出液が、膜、繊維状物、又はキャピ
ラリー状物によって採取されたものである請求項7記載
の抽出方法。 - 【請求項9】 該抽出が、タンパク成分0.005重量
%以上及び/又は非イオン系界面活性剤0.005重量
%以上を含有する溶液を用いるものである請求項7記載
の抽出方法。 - 【請求項10】 該溶液のpHが6.0〜8.5の範囲
である請求項9記載の抽出方法。 - 【請求項11】 該タンパク成分が、スキムミルクであ
る請求項9記載の抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079439A JPH06289020A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 歯槽骨由来タンパクの測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079439A JPH06289020A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 歯槽骨由来タンパクの測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289020A true JPH06289020A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13689915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5079439A Pending JPH06289020A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 歯槽骨由来タンパクの測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06289020A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201437A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-27 | Brother Ind Ltd | 非侵襲的血糖値測定のためのキャピラリー装置、試験装置、測定方法及びモニター方法 |
JP2002540383A (ja) * | 1999-01-25 | 2002-11-26 | ミナーヴァ・バイオテクノロジーズ・コーポレーション | 神経変性疾患における異常型タンパク質凝集の迅速かつ高感度の検出 |
WO2004059320A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Nitto Boseki Co., Ltd. | 免疫測定法およびそれに用いるキット |
WO2005001484A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | 歯周炎の発症を判定する方法 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP5079439A patent/JPH06289020A/ja active Pending
Cited By (7)
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