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JPH06288674A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

Info

Publication number
JPH06288674A
JPH06288674A JP9868493A JP9868493A JPH06288674A JP H06288674 A JPH06288674 A JP H06288674A JP 9868493 A JP9868493 A JP 9868493A JP 9868493 A JP9868493 A JP 9868493A JP H06288674 A JPH06288674 A JP H06288674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
hammer
solvent
dryer
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9868493A
Other languages
English (en)
Inventor
Morikazu Yamada
盛一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP9868493A priority Critical patent/JPH06288674A/ja
Publication of JPH06288674A publication Critical patent/JPH06288674A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンバーの付着量を防止し、歩留を向上さ
せるスプレー式の乾燥機を提供すること。 【構成】 スプレー式乾燥機であって、チャンバーの内
側及び外側は2〜3mm鉄板を施し、チャンバー6の内
側は天井部8と直胴部7と斜面部9にはられた断熱体3
からなり、天井部8にはディスクアトマイザー4が設け
られ、下端部にはボールバルブ5が設けられている。チ
ャンバー6に約800mm間隔で縦横に取付孔10を設
けて33箇所の超音波振動子1を取り付け、天井部8と
直胴部7にはハンマー2を3箇所取り付け、ハンマーを
使用しなくとも、微粉末の粒子11の回収率を約99.
9%に向上したスプレー式乾燥機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライト、セラミッ
ク等の湿式工程で製造される種々の材料の固形分と溶媒
との混合液であるスラリーを乾燥する装置に関するもの
で、特に、スプレー乾燥機、流動層乾燥機等において、
粉体の材料が壁に付着することを防止する乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のソフトあるいはハードのフェライ
ト、セラミック等の粉体のスラリーを乾燥する装置は、
図2に示すように、略円錐状をしている。2はハンマ
ー、3は断熱材、4はディスクアトマイザー、5はボー
ルバルブであり、断熱材3の内側及び外側は2mm〜3
mm程度の鉄板で囲み押さえられている。ディスクアト
マイザー4からスラリーを噴霧することにより、チャン
バー6内に微細な微粉末の粒子11が飛散し、熱風を吹
き付け、微粉末の粒子11を乾燥する装置であり、粗粒
は重いのでチャンバーの下の方へ落下するが、液滴はス
プレードライヤーの壁に付着する。ハンマー2は、チャ
ンバー6の斜面部9に3箇所付設され、チャンバー6の
斜面部9に堆積した微粉末の粒子11を回収するため、
ハンマーによる打撃で粉末を落下させて回収する。従
来、図2に示すように、スラリーを乾燥する装置は乾燥
の熱効率を高めるためにスラリーを霧状に微粉化し、熱
風を吹き付ける構造をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】微粉化の手段は、ノズ
ルから噴霧する場合、回転するディスクアトマイザーか
ら遠心力により噴霧すること等、種々考案されている。
この場合、噴霧された液滴は熱風の中を飛行しながら乾
燥されるが、充分に乾燥されないままチャンバーの内壁
に衝突すると、その液滴は壁に付着する。このため通常
は、チャンバーの内径、高さを液滴が飛行中に衝突する
ことのない大きさに設計されている。又、チャンバーを
ハンマーで打撃し付着分をふるい落とす構造をとってい
る。しかし、チャンバーを充分大きくしても熱風の流れ
を均一にすることはできないので、チャンバー内壁への
液滴付着は避けられない問題となっている。これは、製
品歩留低下の最大原因となっている。本発明は、上に示
した現状構造、及び乾燥原理では避けられない液滴の内
壁付着を防止し、製品歩留の向上を講じた乾燥機を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、固形分と溶
媒の混合液から溶媒を除去し、固形分を粉末又は顆粒に
生成する装置において、溶媒を除去するチャンバーの外
側に超音波振動子を少なくとも1以上密着装着させたこ
とを特徴とする乾燥機である。請求項1記載の乾燥機
にチャンバー打撃用ハンマーを超音波振動子装着面と同
一面に付加したことを特徴とする乾燥機である。
【0005】
【作用】本発明は、従来の構造を基本的に変えることな
く液滴のチャンバーの内壁への付着を防止するため、チ
ャンバーの内壁の内側面に超音波振動子を密着させ、装
置操業中連続して超音波を発生させ、チャンバー内壁を
超音波振動させる。超音波振動により、未乾燥液滴がチ
ャンバーの内壁に付着することを防ぐことができる。次
に、チャンバーの内壁に衝突した未乾燥液滴は内壁に付
着し、又内壁付近を落下し、乾燥粉末回収用斜面部に堆
積する。天井や直胴部の内壁に付着した粉末及びこの堆
積粉末の回収のため、チャンバーの直胴部の超音波振動
子装着面と同一面に取り付けたハンマーによる打撃で粉
末を落下させ、全量回収を行うことができるようにした
乾燥機である。
【0006】
【実施例】図1に本発明のスプレー式の乾燥機の断面図
を示す。チャンバー6の内側及び外側は2mm〜3mm
程度の厚さの鉄板で作られていて、前記鉄板と鉄板の間
に断熱体3が配されている。直胴部の概略の寸法は、直
径が3000mm、高さが2000mm、乾燥機の全長
が約4500mmである。図中、1は超音波振動子、2
はハンマー、3は断熱体、4はディスクアトマイザー、
5はボールバルブ、6はチャンバー、7は直胴部、8は
チャンバーの天井部、9は斜面部、10は取付孔を示
す。
【0007】図1の直胴部7とチャンバー6の天井部8
には、超音波振動子の取付孔10を約800mm間隔で
縦横に設けた。ディスクアトマイザー4が回転して泥水
状のスラリーをノズルから高圧で飛散させ、粒径1〜3
μmの磁性粉体の微粉末の粒子11(以下微粉末粒子と
称す)を乾燥する。飛散した微粉末粒子11はチャンバ
ー6のディスクアトマイザーの近傍に設けられた送風孔
から送られた熱風で乾燥されるが、未乾燥の微粉末粒子
11はチャンバー6の内側に付着する。このため微粉末
粒子11の回収率が低下する。即ち、原料としての微粉
末粒子の歩留が悪くなる。そこで、超音波振動子1の取
付孔10を約800mm間隔で縦横に33箇所設けた。
取付孔の内訳は直胴部周囲に27箇所、チャンバー6の
天井部8に6箇所である。ハンマーはチャンバー6の直
胴部7に2箇所、天井部8に1箇所、合計3箇所取り付
けられるようにした。これらの取付孔に超音波振動子1
の取り付け個数とこれら超音波振動子に加えるパワー等
を変化させ実験した。
【0008】前記取付孔10に超音波振動子1及びハン
マー2を取り付け、実験に供した超音波振動子の個数と
パワーに対するチャンバーの直胴部や天井部等の内壁の
付着量を測定した。ここでは内壁付着量(%)=(投入
量−回収量−サイクロン回収量)/投入量として算出し
た。その結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表1に示すように、超音波振動子1の取付
個数を増やすごとに直胴部7や天井部8の内壁の付着量
は著しく低下することがわかる。内壁に超音波振動子1
を約800mmの間隔でチャンバー内に33箇所取り付
けると、ハンマー打撃を加えなくともチャンバーの内壁
付着量が0.1%にまで低下した。ここでは、超音波振
動子のパワーは100W/台である。当然ながら、超音
波振動子のパワーを100W/台から200W/台に向
上すると、付着量は13%から6%になり、約半分以下
になる。
【0011】ハンマーは、チャンバー6の直胴部7に2
箇所、天井部に1箇所取り付けたことは前述の通りであ
る。ハンマー打撃はチャンバー6の寿命を低下させるの
で、できれば使用したくない。その点、33箇所に超音
波振動子を取り付けたスプレー式の乾燥機では、ハンマ
ーの打撃なしでほぼ全量回収できるので、ハンマーは使
用しなくともよいことがわかった。又ハンマーを使用し
ない方がチャンバーの寿命を伸ばすことができるので、
ハンマーは回収率低下の時のみ使用する。
【0012】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、乾
燥粉末の付着量をほぼ0%にすることができ、製品歩留
を向上させることができる。かつ超音波振動子の取り付
け数を多くすることでハンマー打撃がほとんど不要とな
り、チャンバーの寿命を伸ばすことができる。これらに
より乾燥工程のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプレー式乾燥機の断面図。
【図2】従来のスプレー式乾燥機の断面図。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 ハンマー 3 断熱体 4 ディスクアトマイザー 5 ボールバルブ 6 チャンバー 7 (チャンバーの)直胴部 8 (チャンバーの)天井部 9 斜面部 10 取付孔 11 微粉末の粒子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形分と溶媒の混合液から溶媒を除去
    し、固形分を粉末又は顆粒に生成する装置において、溶
    媒を除去するチャンバーの外側に超音波振動子を少なく
    とも1以上密着装着させたことを特徴とする乾燥機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乾燥機にチャンバー打撃
    用ハンマーを超音波振動子装着面と同一面に付加したこ
    とを特徴とする乾燥機。
JP9868493A 1993-03-31 1993-03-31 乾燥機 Pending JPH06288674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9868493A JPH06288674A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9868493A JPH06288674A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06288674A true JPH06288674A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14226341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9868493A Pending JPH06288674A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06288674A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4900083A (en) * 1987-03-27 1990-02-13 Nissan Motor Co., Ltd. Modular vehicle body and method of building same
CN100431716C (zh) * 2005-09-29 2008-11-12 云南昆船设计研究院 一种向物料均匀喷洒料液的方法及装置
KR101511510B1 (ko) * 2014-12-09 2015-04-13 에코필드 유한회사 타격장치가 구비된 나선 계단식 비산 건조기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4900083A (en) * 1987-03-27 1990-02-13 Nissan Motor Co., Ltd. Modular vehicle body and method of building same
CN100431716C (zh) * 2005-09-29 2008-11-12 云南昆船设计研究院 一种向物料均匀喷洒料液的方法及装置
KR101511510B1 (ko) * 2014-12-09 2015-04-13 에코필드 유한회사 타격장치가 구비된 나선 계단식 비산 건조기

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