JPH06282630A - ビデオidフォトシステム - Google Patents
ビデオidフォトシステムInfo
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- JPH06282630A JPH06282630A JP5068601A JP6860193A JPH06282630A JP H06282630 A JPH06282630 A JP H06282630A JP 5068601 A JP5068601 A JP 5068601A JP 6860193 A JP6860193 A JP 6860193A JP H06282630 A JPH06282630 A JP H06282630A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】顔画像データのデータ容量が少なくて済み、ノ
ート型パソコン等、携帯型パソコンでも顔画像を含めた
人事情報データベースとしての運用が容易になり、また
携帯型IDフォトシステムからのIDカードの発行、人
事情報の検索・登録・削除等の操作が容易にできるビデ
オIDフォトシステムを得ることにある。 【構成】顔画像を撮影して画像データに変換する顔画像
撮影手段と、前記画像データを記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段に記憶された画像データに基ずき顔部の肌色
の色領域における重心位置座標および顔画像と背景部を
区別するための識別基準色データを算出する算出手段
と、前記重心位置座標より顔画像データを読み出して顔
画像のみを縮小すると共に、2値化処理する処理手段
と、この処理手段のデータを表示手段を有する携帯ID
フォトシステムに転送し、その顔画像を含めた人事情報
を該表示手段に表示させる手段を具備したもの。
ート型パソコン等、携帯型パソコンでも顔画像を含めた
人事情報データベースとしての運用が容易になり、また
携帯型IDフォトシステムからのIDカードの発行、人
事情報の検索・登録・削除等の操作が容易にできるビデ
オIDフォトシステムを得ることにある。 【構成】顔画像を撮影して画像データに変換する顔画像
撮影手段と、前記画像データを記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段に記憶された画像データに基ずき顔部の肌色
の色領域における重心位置座標および顔画像と背景部を
区別するための識別基準色データを算出する算出手段
と、前記重心位置座標より顔画像データを読み出して顔
画像のみを縮小すると共に、2値化処理する処理手段
と、この処理手段のデータを表示手段を有する携帯ID
フォトシステムに転送し、その顔画像を含めた人事情報
を該表示手段に表示させる手段を具備したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はID(識別)カードを作
成するためのビデオIDフォトシステムに関する。
成するためのビデオIDフォトシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】文字、数値情報に比べて、画像情報は情
報量が大きなものとなるために記憶容量の制限や、処理
時間等の関係で制約が多く、従って、その利用が限られ
ていた。しかしながら、近年においては画像情報機器の
進歩、発展に伴ってその制約が取り除かれつつある。
報量が大きなものとなるために記憶容量の制限や、処理
時間等の関係で制約が多く、従って、その利用が限られ
ていた。しかしながら、近年においては画像情報機器の
進歩、発展に伴ってその制約が取り除かれつつある。
【0003】ところで、画像が重要な役割を果たす分野
の一つにID(識別)分野がある。特に個人識別の分野
においては、古くから顔写真の重要性が認知されていて
銀鉛写真、インスタント写真などIDの目的で使用して
きた経緯がある。
の一つにID(識別)分野がある。特に個人識別の分野
においては、古くから顔写真の重要性が認知されていて
銀鉛写真、インスタント写真などIDの目的で使用して
きた経緯がある。
【0004】ところが、このような印画紙の情報では、
そのプリントそのもののみにしか情報は存在せず、電子
ファイルにしたり、加工したり、また複製することもで
きず、その応用できる用途が極めて限られたものとなっ
ていた。
そのプリントそのもののみにしか情報は存在せず、電子
ファイルにしたり、加工したり、また複製することもで
きず、その応用できる用途が極めて限られたものとなっ
ていた。
【0005】このような不具合を除くために、顔写真の
情報を電気信号に変換して扱うことが知られている。例
えば、図11は特開昭63−316275号公報から引
用したものである。
情報を電気信号に変換して扱うことが知られている。例
えば、図11は特開昭63−316275号公報から引
用したものである。
【0006】同図はIDカード作成装置を示しており、
この装置では被写体1をカラーTVカメラ2で撮像し、
これによって得られた画像信号をA/D変換回路3によ
ってディジタル多階調信号に変換して、フレームメモリ
4に一時的に記録する。
この装置では被写体1をカラーTVカメラ2で撮像し、
これによって得られた画像信号をA/D変換回路3によ
ってディジタル多階調信号に変換して、フレームメモリ
4に一時的に記録する。
【0007】5は画信号処理回路で、フルカラービデオ
プリンタに適用されている色材の不正分光吸収要素によ
る色の濁りを除去するための演算などを行なうものであ
る。6は装置全体の動作を制御するコントローラ、7は
入力用キーボード、8はフルカラービデオプリンタ部を
示している。
プリンタに適用されている色材の不正分光吸収要素によ
る色の濁りを除去するための演算などを行なうものであ
る。6は装置全体の動作を制御するコントローラ、7は
入力用キーボード、8はフルカラービデオプリンタ部を
示している。
【0008】キーボード7を操作し、これによってコン
トローラ6でグラフィックス画像や文字画像を発生さ
せ、フレームメモリ4に格納されていた被写体1の人物
画像と合成編集してIDカードの画面を作り、アナログ
変換してTV画像信号にしてからCRTに表示させ、こ
れによって光学像に変換し、これを光学系でカラー印画
紙に結像させ、露光させる。そして、この露光させた印
画紙を現像してプリントアウトさせる。
トローラ6でグラフィックス画像や文字画像を発生さ
せ、フレームメモリ4に格納されていた被写体1の人物
画像と合成編集してIDカードの画面を作り、アナログ
変換してTV画像信号にしてからCRTに表示させ、こ
れによって光学像に変換し、これを光学系でカラー印画
紙に結像させ、露光させる。そして、この露光させた印
画紙を現像してプリントアウトさせる。
【0009】このシステムによれば、被写体像を加工し
て文字情報などと共に編集してプリントでき、被写体像
を含む必要情報を1枚のカードにプリントしたかたちで
のIDカードとすることができる。
て文字情報などと共に編集してプリントでき、被写体像
を含む必要情報を1枚のカードにプリントしたかたちで
のIDカードとすることができる。
【0010】ところで、顔写真を利用する他の例では、
企業、学校などの団体において所属するメンバーの情報
を管理するためのデータベースがある。このようなデー
タベースシステムの1例として、図12に示すものが知
られている。
企業、学校などの団体において所属するメンバーの情報
を管理するためのデータベースがある。このようなデー
タベースシステムの1例として、図12に示すものが知
られている。
【0011】この装置によれば、スチルビデオレックプ
レーヤ、ビデオカメラやスチルビデオカメラ、ビデオプ
レゼンテーションカメラなどのビデオ撮像装置10から
得られる画像信号をイメージプロセッサ11を介して取
り込んで、モニタ12に表示し、また、データファイル
13に記録して後に検索して表示したり、ビデオプリン
タ14でプリントアウトすることができる。このよう
に、ID画像を得るために、カラービデオカメラやスチ
ルビデオカメラなどを用いて1人1人撮影し、顔画像デ
ータベースとして記録保存していた。その時、人物撮影
と同時にIDナンバーをキー入力し、画像データファイ
ル名としてそのIDナンバーを用いて記録している。
レーヤ、ビデオカメラやスチルビデオカメラ、ビデオプ
レゼンテーションカメラなどのビデオ撮像装置10から
得られる画像信号をイメージプロセッサ11を介して取
り込んで、モニタ12に表示し、また、データファイル
13に記録して後に検索して表示したり、ビデオプリン
タ14でプリントアウトすることができる。このよう
に、ID画像を得るために、カラービデオカメラやスチ
ルビデオカメラなどを用いて1人1人撮影し、顔画像デ
ータベースとして記録保存していた。その時、人物撮影
と同時にIDナンバーをキー入力し、画像データファイ
ル名としてそのIDナンバーを用いて記録している。
【0012】また、IDカード用のプリントは、カード
地画像データを予めフレームメモリに転送しておき、1
人1人個人別にIDナンバーを入力することによって、
そのナンバーのファイル名を持った各人の顔画像データ
を、顔画像データベースから読み出し、IDカードの所
定の顔画像部にあてがうように転送して1枚の顔画像入
りIDカードの画像を作成した後、フレームメモリ上の
データをビデオ信号にしてビデオプリンタに転送しプリ
ント出力している。
地画像データを予めフレームメモリに転送しておき、1
人1人個人別にIDナンバーを入力することによって、
そのナンバーのファイル名を持った各人の顔画像データ
を、顔画像データベースから読み出し、IDカードの所
定の顔画像部にあてがうように転送して1枚の顔画像入
りIDカードの画像を作成した後、フレームメモリ上の
データをビデオ信号にしてビデオプリンタに転送しプリ
ント出力している。
【0013】近年、パソコンはデスクトップ型とラップ
トップ型の2機種が主流であるが、最近、前述した2つ
の型を1つに融合したものが出てきており、1つのシス
テムで、携帯して移動運用が可能になってきている。こ
の一例として、アスキー社発行の「MAC POWE
R」’93 2月号p153〜159に記載されてい
る。
トップ型の2機種が主流であるが、最近、前述した2つ
の型を1つに融合したものが出てきており、1つのシス
テムで、携帯して移動運用が可能になってきている。こ
の一例として、アスキー社発行の「MAC POWE
R」’93 2月号p153〜159に記載されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来のビデ
オIDフォトシステムは、IDカード用の顔画像をプリ
ントする以外に、人事情報データベースとしての顔画像
の利用がある。顔画像はフルカラー画像データゆえに圧
縮しても人数が数千人から1万人ともなると大容量ハー
ドディスクや光磁気ディスクに保存しなければならな
い。
オIDフォトシステムは、IDカード用の顔画像をプリ
ントする以外に、人事情報データベースとしての顔画像
の利用がある。顔画像はフルカラー画像データゆえに圧
縮しても人数が数千人から1万人ともなると大容量ハー
ドディスクや光磁気ディスクに保存しなければならな
い。
【0015】しかし、人事情報データは大変使用頻度が
多いので、システム装置をどこでも移動して使用するに
は装置自体が大がかりなので、とても移動運用は不可能
である。
多いので、システム装置をどこでも移動して使用するに
は装置自体が大がかりなので、とても移動運用は不可能
である。
【0016】そこで、携帯可能なビデオIDフォトシス
テムの開発が望まれ、この一例としてノート型パソコン
等でのシステムが考えられるが、その画像表示部分は液
晶ディスプレイを用いており、顔画像も含めた人事情報
を表示するには顔画像が表示しづらい。
テムの開発が望まれ、この一例としてノート型パソコン
等でのシステムが考えられるが、その画像表示部分は液
晶ディスプレイを用いており、顔画像も含めた人事情報
を表示するには顔画像が表示しづらい。
【0017】ゆえに、顔画像の2値化等が必要である
が、これをシステム内のソフトウェアにて変換処理を行
なうには、計算処理に時間がかかり、システムとして使
いづらい。といって、ワークステーション等で処理能力
を高めてやれば良いが、それではシステム自体のコスト
がかかりすぎる。また、単に人事情報データのみを使用
するといっても検索したり、するためには顔画像がない
と大変使いづらいものになる。
が、これをシステム内のソフトウェアにて変換処理を行
なうには、計算処理に時間がかかり、システムとして使
いづらい。といって、ワークステーション等で処理能力
を高めてやれば良いが、それではシステム自体のコスト
がかかりすぎる。また、単に人事情報データのみを使用
するといっても検索したり、するためには顔画像がない
と大変使いづらいものになる。
【0018】本発明は、顔画像データのデータ容量が少
なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソコンでも
顔画像を含めた人事情報データベースとしての運用が容
易になり、また携帯型IDフォトシステムからのIDカ
ードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の操作が容
易にできるビデオIDフォトシステムを提供することを
目的とする。
なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソコンでも
顔画像を含めた人事情報データベースとしての運用が容
易になり、また携帯型IDフォトシステムからのIDカ
ードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の操作が容
易にできるビデオIDフォトシステムを提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、顔画像を撮影して画像
データに変換する顔画像撮影手段と、前記画像データを
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された画像デ
ータに基づき顔部の肌色の色領域における重心位置座標
および顔画像と背景部を区別するための識別基準色デー
タを算出する算出手段と、前記重心位置座標より顔画像
データを読み出して顔画像のみを縮小すると共に、2値
化処理する処理手段と、この処理手段のデータを表示手
段を有する携帯IDフォトシステムに転送し、その顔画
像を含めた人事情報を該表示手段に表示させる手段とを
具備したビデオIDフォトシステムである。
に、請求項1に対応する発明は、顔画像を撮影して画像
データに変換する顔画像撮影手段と、前記画像データを
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された画像デ
ータに基づき顔部の肌色の色領域における重心位置座標
および顔画像と背景部を区別するための識別基準色デー
タを算出する算出手段と、前記重心位置座標より顔画像
データを読み出して顔画像のみを縮小すると共に、2値
化処理する処理手段と、この処理手段のデータを表示手
段を有する携帯IDフォトシステムに転送し、その顔画
像を含めた人事情報を該表示手段に表示させる手段とを
具備したビデオIDフォトシステムである。
【0020】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、顔部の肌色
の色領域における重心位置座標および顔画像と背景部を
区別するための識別基準色データを算出し、重心位置座
標より顔画像データを読み出して顔画像のみを縮小・2
値化処理し、そのデータを携帯IDフォトシステムに転
送表示するようにしたので、顔画像データのデータ容量
が少なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソコン
でも顔画像を含めた人事情報データベースとしての運用
が容易になり、また携帯型IDフォトシステムからのI
Dカードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の操作
が容易にできる。
の色領域における重心位置座標および顔画像と背景部を
区別するための識別基準色データを算出し、重心位置座
標より顔画像データを読み出して顔画像のみを縮小・2
値化処理し、そのデータを携帯IDフォトシステムに転
送表示するようにしたので、顔画像データのデータ容量
が少なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソコン
でも顔画像を含めた人事情報データベースとしての運用
が容易になり、また携帯型IDフォトシステムからのI
Dカードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の操作
が容易にできる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0022】始めに、本発明を適用する装置の全体的な
構成例について、図1を参照して説明する。図1におい
て、101はカラーTVカメラ(カラービデオカメ
ラ)、102はアナログ/デジタル変換器(A/D変換
器)、103はフレームメモリ、104はデジタル/ア
ナログ変換器(D/A変換器)、105は画像表示部、
106は顔画像データベースとなる画像データベース、
107は文字データベース、108はフォーマットデー
タ付カード画像メモリである。109はプロセッサであ
り、コントローラ109a、画像処理部109b、検索
処理部109c、リスト処理部109d、レイアウト処
理部109eを有する。110は表示変換部、111は
文字表示部、112はキーボード、114は2値画像メ
モリ、115はビデオプリンタである。
構成例について、図1を参照して説明する。図1におい
て、101はカラーTVカメラ(カラービデオカメ
ラ)、102はアナログ/デジタル変換器(A/D変換
器)、103はフレームメモリ、104はデジタル/ア
ナログ変換器(D/A変換器)、105は画像表示部、
106は顔画像データベースとなる画像データベース、
107は文字データベース、108はフォーマットデー
タ付カード画像メモリである。109はプロセッサであ
り、コントローラ109a、画像処理部109b、検索
処理部109c、リスト処理部109d、レイアウト処
理部109eを有する。110は表示変換部、111は
文字表示部、112はキーボード、114は2値画像メ
モリ、115はビデオプリンタである。
【0023】116は顔画像を縮小、2値化し、携帯I
Dフォトシステムに転送するための携帯IDフォトシス
テム用顔画像処理転送部、117は携帯IDフォトシス
テムである。
Dフォトシステムに転送するための携帯IDフォトシス
テム用顔画像処理転送部、117は携帯IDフォトシス
テムである。
【0024】これらのうち、カラービデオカメラ101
は、人物の上半身を撮影して画像信号を得るためのもの
であり、A/D変換器102はこのカラービデオカメラ
101からの出力信号である画像のアナログ信号RGB
をディジタル信号に変換するためのものである。
は、人物の上半身を撮影して画像信号を得るためのもの
であり、A/D変換器102はこのカラービデオカメラ
101からの出力信号である画像のアナログ信号RGB
をディジタル信号に変換するためのものである。
【0025】フレームメモリ103は、このA/D変換
器102の出力する信号データをフレーム画像として一
時記憶するためのものである。D/A変換器104は、
フレームメモリ103から出力されるディジタル信号を
アナログのビデオ信号に変換して出力するためのもので
ある。
器102の出力する信号データをフレーム画像として一
時記憶するためのものである。D/A変換器104は、
フレームメモリ103から出力されるディジタル信号を
アナログのビデオ信号に変換して出力するためのもので
ある。
【0026】また、画像表示部105は、TVモニタや
カラー液晶ディスプレイなどを使用し、D/A変換器1
04の出力信号を受けて、例えば、NTSC信号に変換
する機能を含み、画像として可視化表示するためのもの
である。
カラー液晶ディスプレイなどを使用し、D/A変換器1
04の出力信号を受けて、例えば、NTSC信号に変換
する機能を含み、画像として可視化表示するためのもの
である。
【0027】画像データベースメモリ106は、フレー
ムメモリ103に記録されている人物の顔画像データを
記録し、画像データベースとして保存し、読み出すこと
が可能である。文字データベース107は、IDナンバ
ーや氏名、所属名、役職名、性別、生年月日、入社年月
日等の文字データをデータファイルとして保持するもの
である。また、フォーマットデータ付カード画像データ
メモリ108は、IDカードのベース画像としての画像
データを保持するためのものである。
ムメモリ103に記録されている人物の顔画像データを
記録し、画像データベースとして保存し、読み出すこと
が可能である。文字データベース107は、IDナンバ
ーや氏名、所属名、役職名、性別、生年月日、入社年月
日等の文字データをデータファイルとして保持するもの
である。また、フォーマットデータ付カード画像データ
メモリ108は、IDカードのベース画像としての画像
データを保持するためのものである。
【0028】プロセッサ109は、本実施例装置の制御
の中枢を担うものであり、リスト作業機能や氏名表示コ
ントロール、画像データ転送撮影支援コントロールなど
システム全体の制御や演算処理などを行うものである。
すなわち、各種制御を司るコントローラ109aの制御
のもとに、後述する各種制御や処理を実施する。プロセ
ッサ109における画像処理部109bは、文字画像作
成処理機能、画像切出し処理機能、画像合成処理機能、
縮小一覧画像作成処理機能、顔色変換処理機能、顔色抽
出処理機能等を有しており、これらの詳細については後
述する。
の中枢を担うものであり、リスト作業機能や氏名表示コ
ントロール、画像データ転送撮影支援コントロールなど
システム全体の制御や演算処理などを行うものである。
すなわち、各種制御を司るコントローラ109aの制御
のもとに、後述する各種制御や処理を実施する。プロセ
ッサ109における画像処理部109bは、文字画像作
成処理機能、画像切出し処理機能、画像合成処理機能、
縮小一覧画像作成処理機能、顔色変換処理機能、顔色抽
出処理機能等を有しており、これらの詳細については後
述する。
【0029】また、プロセッサ109における検索処理
部109cは、各種データベース106〜108より検
索を行って必要なデータを抽出するものである。リスト
処理部109dは、リストに従った必要な処理を行う機
能部である。レイアウト処理部109eは必要なレイア
ウト処理を行う機能部である。
部109cは、各種データベース106〜108より検
索を行って必要なデータを抽出するものである。リスト
処理部109dは、リストに従った必要な処理を行う機
能部である。レイアウト処理部109eは必要なレイア
ウト処理を行う機能部である。
【0030】リスト処理部109dは、リスト処理を行
うリスト処理制御部109d1と、撮影予定者のIDナ
ンバーデータを順序付けて記憶するリストメモリ部10
9d2と、このリストメモリ部109d2のデータをフ
ァイルとして記録退避し、何時でも読み出して使用でき
るリストデータファイルメモリ109d3から構成され
ている。
うリスト処理制御部109d1と、撮影予定者のIDナ
ンバーデータを順序付けて記憶するリストメモリ部10
9d2と、このリストメモリ部109d2のデータをフ
ァイルとして記録退避し、何時でも読み出して使用でき
るリストデータファイルメモリ109d3から構成され
ている。
【0031】表示変換部110は、データベース109
から読み出された氏名文字の情報の表示色を変えて、顔
画像撮影更新者であるか新規撮影者であるかを操作者が
目視区別できるように表示コントロールする。
から読み出された氏名文字の情報の表示色を変えて、顔
画像撮影更新者であるか新規撮影者であるかを操作者が
目視区別できるように表示コントロールする。
【0032】文字表示部111は、プロセッサ109か
ら出力される文字データを受けて、文字データを例えば
NTSC信号に変換する機能を含み、文字画像として可
視化するためのものである。キーボード112は、操作
者が撮影予定者のIDナンバーデータをシステムに入力
したり、システムコントロールのための指示入力を行う
ために用いる。また、ビデオプリンタ115は、D/A
変換器104より出力された画像をシートにカラープリ
ントして出力するためのものである。
ら出力される文字データを受けて、文字データを例えば
NTSC信号に変換する機能を含み、文字画像として可
視化するためのものである。キーボード112は、操作
者が撮影予定者のIDナンバーデータをシステムに入力
したり、システムコントロールのための指示入力を行う
ために用いる。また、ビデオプリンタ115は、D/A
変換器104より出力された画像をシートにカラープリ
ントして出力するためのものである。
【0033】携帯IDフォトシステム用顔画像処理転送
部116は、携帯IDフォトシステム117に出力する
ために、フレームメモリ103より出力された顔画像
を、縮小、2値化して転送するものである。顔画像処理
転送部116,携帯IDフォトシステム117の詳細な
説明は、後述する第2および第3実施例にて行う。
部116は、携帯IDフォトシステム117に出力する
ために、フレームメモリ103より出力された顔画像
を、縮小、2値化して転送するものである。顔画像処理
転送部116,携帯IDフォトシステム117の詳細な
説明は、後述する第2および第3実施例にて行う。
【0034】本装置は大別すると撮影機能、検索機能、
プリント機能に分けられる。プロセッサ109の機能で
ある画像処理部109bの機能は本発明において重要な
機能であり、他にも種々の機能を持たせてあるが、基本
的には文字画像作成処理機能、画像切出し処理機能、画
像合成処理機能、縮小一覧画像作成処理機能、顔色変換
処理機能、顔色抽出処理機能の6大機能を備えている。
プリント機能に分けられる。プロセッサ109の機能で
ある画像処理部109bの機能は本発明において重要な
機能であり、他にも種々の機能を持たせてあるが、基本
的には文字画像作成処理機能、画像切出し処理機能、画
像合成処理機能、縮小一覧画像作成処理機能、顔色変換
処理機能、顔色抽出処理機能の6大機能を備えている。
【0035】本発明装置においては、データベースを活
用して使い勝手の良いシステムを実現するが、顔画像デ
ータは(顔)画像データベースメモリ106に、また、
人事情報データは文字データベースメモリ107に、ま
た、プリントするときに必要なIDカード下地画像デー
タや文字、顔画像のレイアウトフォーマットデータはフ
ォーマット付カード画像データメモリ108に保持して
おり、これらはハードディスクや光磁気ディスクなどの
外部メモリに記録保存し、読み出し可能としてある。
用して使い勝手の良いシステムを実現するが、顔画像デ
ータは(顔)画像データベースメモリ106に、また、
人事情報データは文字データベースメモリ107に、ま
た、プリントするときに必要なIDカード下地画像デー
タや文字、顔画像のレイアウトフォーマットデータはフ
ォーマット付カード画像データメモリ108に保持して
おり、これらはハードディスクや光磁気ディスクなどの
外部メモリに記録保存し、読み出し可能としてある。
【0036】プロセッサ109における検索処理部10
9cの機能により、データベースを利用してIDナンバ
ーから氏名を検索したり、各人事情報項目から複数人ま
たは1人の人のID顔画像を検索したりすることがで
き、またデータベースメモリ106から読み出された氏
名文字の情報の表示色を変えて、顔画像撮影更新者であ
るか新規撮影者であるかを操作者が目視区別できるよう
に表示コントロール機能を有している。
9cの機能により、データベースを利用してIDナンバ
ーから氏名を検索したり、各人事情報項目から複数人ま
たは1人の人のID顔画像を検索したりすることがで
き、またデータベースメモリ106から読み出された氏
名文字の情報の表示色を変えて、顔画像撮影更新者であ
るか新規撮影者であるかを操作者が目視区別できるよう
に表示コントロール機能を有している。
【0037】プロセッサ109の機能より、文字表示部
111には検索キーワードの条件リストや検索した結果
の氏名をはじめとする情報やリスト処理時のIDナンバ
ーと氏名を表示することができ、検索や照合等を容易に
している。
111には検索キーワードの条件リストや検索した結果
の氏名をはじめとする情報やリスト処理時のIDナンバ
ーと氏名を表示することができ、検索や照合等を容易に
している。
【0038】プロセッサ109のリスト処理部109d
を設けたことにより、リストによる撮影や、リストによ
るプリント処理を行うことができるようになり、作業の
自動化や作業の省力化に寄与することができる。また、
レイアウト処理部109eを設けたことにより、IDカ
ードイメージを作成するにあたり、文字・顔画の任意の
レイアウトに対応するレイアウトを容易に行うことがで
きるようにしており、作業性改善の一翼を担っている。
2値画像メモリ114はプリント時にIDカードイメー
ジ内の文字フォント展開処理に用いるためのメモリであ
る。
を設けたことにより、リストによる撮影や、リストによ
るプリント処理を行うことができるようになり、作業の
自動化や作業の省力化に寄与することができる。また、
レイアウト処理部109eを設けたことにより、IDカ
ードイメージを作成するにあたり、文字・顔画の任意の
レイアウトに対応するレイアウトを容易に行うことがで
きるようにしており、作業性改善の一翼を担っている。
2値画像メモリ114はプリント時にIDカードイメー
ジ内の文字フォント展開処理に用いるためのメモリであ
る。
【0039】詳細は以下の実施例で詳しく述べるが、本
システムにおいては、「通常の撮影」、「通常のプリン
ト」、「リストに基づく撮影」、「リストに基づくプリ
ント処理」、「顔色を自然な色合いで保存およびプリン
トするための顔色変換処理」、「検索のための入力操作
を容易にするためのキーワード複写機能」、「必要な情
報を容易にピックアップして利用できるようにする縮小
一覧画像表示」、「IDカードのプリントに際して、プ
リント画像の画像データを迅速に生成できる処理機
能」、「文字品位の良いIDカード用画像データの作成
機能」などの各機能を実現する。次に撮影(画像のファ
イリング)を説明する。
システムにおいては、「通常の撮影」、「通常のプリン
ト」、「リストに基づく撮影」、「リストに基づくプリ
ント処理」、「顔色を自然な色合いで保存およびプリン
トするための顔色変換処理」、「検索のための入力操作
を容易にするためのキーワード複写機能」、「必要な情
報を容易にピックアップして利用できるようにする縮小
一覧画像表示」、「IDカードのプリントに際して、プ
リント画像の画像データを迅速に生成できる処理機
能」、「文字品位の良いIDカード用画像データの作成
機能」などの各機能を実現する。次に撮影(画像のファ
イリング)を説明する。
【0040】図2は図1の構成のうち、撮影を行う場合
に必要な要素を抽出して示したブロック図であり、図1
のブロック図に対し、点線に書き替わっている要素を除
く、ブロックがここで必要とするブロックである。ま
た、図3は109dのリスト処理部を詳細に示した図で
ある。次に以上のように構成された本実施例の動作につ
いて説明する。先ず基本的な撮影である「通常の撮影」
について説明する。
に必要な要素を抽出して示したブロック図であり、図1
のブロック図に対し、点線に書き替わっている要素を除
く、ブロックがここで必要とするブロックである。ま
た、図3は109dのリスト処理部を詳細に示した図で
ある。次に以上のように構成された本実施例の動作につ
いて説明する。先ず基本的な撮影である「通常の撮影」
について説明する。
【0041】カラービデオカメラ101によって人物の
顔を含んだ上半身を撮影する。カメラは前もってホワイ
トバランス調整や、レンズの絞り調整や、ピント調整と
しておく。カラービデオカメラ101から出力されたア
ナログビデオ信号RGBはA/D変換器102にてディ
ジタル信号に変換され、フレームメモリ103に順次書
き込まれる。フレームメモリ103に書き込まれたディ
ジタルデータはビデオ信号として出力できるように同期
がとられながら、順次読み出される。
顔を含んだ上半身を撮影する。カメラは前もってホワイ
トバランス調整や、レンズの絞り調整や、ピント調整と
しておく。カラービデオカメラ101から出力されたア
ナログビデオ信号RGBはA/D変換器102にてディ
ジタル信号に変換され、フレームメモリ103に順次書
き込まれる。フレームメモリ103に書き込まれたディ
ジタルデータはビデオ信号として出力できるように同期
がとられながら、順次読み出される。
【0042】この読み出されたディジタルデータはD/
A変換器104により、アナログ変換され、NTSC信
号(RGB信号でも良い)に変換されて画像表示部10
5に表示される。その結果、当該画像表示部105によ
り、人物の上半身画像がモニタできる。この画像を見な
がら顔画像が適切に撮れるように、照明具合や、カラー
ビデオカメラ101の調整を行う。
A変換器104により、アナログ変換され、NTSC信
号(RGB信号でも良い)に変換されて画像表示部10
5に表示される。その結果、当該画像表示部105によ
り、人物の上半身画像がモニタできる。この画像を見な
がら顔画像が適切に撮れるように、照明具合や、カラー
ビデオカメラ101の調整を行う。
【0043】ID画像として用いる顔画像を撮るには、
先ず撮影中の画像データをフレームメモリ103に取り
込む。フレームメモリ103上の画像データはビデオカ
メラ101のスキャン速度に対応した速度で順次、書き
替えられており、動画像のデータとして保持されてい
る。そこで、フレームメモリ103上にある顔画像を静
止(フリーズ)させるため、プロセッサ109よりフリ
ーズコントロール信号をフレームメモリ103に出力す
る。
先ず撮影中の画像データをフレームメモリ103に取り
込む。フレームメモリ103上の画像データはビデオカ
メラ101のスキャン速度に対応した速度で順次、書き
替えられており、動画像のデータとして保持されてい
る。そこで、フレームメモリ103上にある顔画像を静
止(フリーズ)させるため、プロセッサ109よりフリ
ーズコントロール信号をフレームメモリ103に出力す
る。
【0044】操作者はこの動作が行えるように、フリー
ズしたい瞬間、キーボード112より、フリーズコマン
ドをキー入力すれば、この信号を受けてプロセッサ10
9がフレームメモリ103に対し、メモリアドレスコン
トロールすることにより、フレームメモリ103の順次
書き込みデータアドレスカウンタを停止させ、書き込み
不能にする。これによってフレームメモリ103上の画
像データはフリーズコマンドの入力時点での画像に凍結
されることになる。
ズしたい瞬間、キーボード112より、フリーズコマン
ドをキー入力すれば、この信号を受けてプロセッサ10
9がフレームメモリ103に対し、メモリアドレスコン
トロールすることにより、フレームメモリ103の順次
書き込みデータアドレスカウンタを停止させ、書き込み
不能にする。これによってフレームメモリ103上の画
像データはフリーズコマンドの入力時点での画像に凍結
されることになる。
【0045】しかし、プロセッサ109により、読み込
みデータアドレスコントロールは動作続行させることに
よって、フリーズ操作有無に拘りなく、フレームメモリ
103内の画像データを読み出して、D/A変換器10
4に転送し、ビデオ信号として出力できる。
みデータアドレスコントロールは動作続行させることに
よって、フリーズ操作有無に拘りなく、フレームメモリ
103内の画像データを読み出して、D/A変換器10
4に転送し、ビデオ信号として出力できる。
【0046】それを画像表示部105に表示することに
より、フリーズ画像が表示されることになり、カメラ画
像の動画像はもちろんのこと、静止画をも見ることがで
きる。顔画像をフリーズした後、キーボード112より
IDナンバーを入力し、保存コマンドを入力することに
より、プロセッサ109はこのIDナンバーをファイル
名にして画像データベースメモリ106に記録保存す
る。
より、フリーズ画像が表示されることになり、カメラ画
像の動画像はもちろんのこと、静止画をも見ることがで
きる。顔画像をフリーズした後、キーボード112より
IDナンバーを入力し、保存コマンドを入力することに
より、プロセッサ109はこのIDナンバーをファイル
名にして画像データベースメモリ106に記録保存す
る。
【0047】また、IDカード画像をプリントするため
には、画像データベースメモリ106に保存してあるI
D用顔画像データ、文字データベースメモリ107に保
存してあるID番号等の文字画像データ、フォーマット
データ付カード画像データメモリ108に保存してある
フォーマットデータ付カード画像データをフレームメモ
リ103に転送し、コントローラ109aにてメモリア
ドレスコントローラの制御を行いながら、フレームメモ
リ103上の定められた画像位置にこれら前述した画像
を書き込むようにアドレスのコントロールを行う。ID
カード画像が画像表示部105上に作成された後、コン
トローラ109aによってそのビデオ信号をビデオプリ
ンタ115でチェックした後、IDカード画像がプリン
トされる。
には、画像データベースメモリ106に保存してあるI
D用顔画像データ、文字データベースメモリ107に保
存してあるID番号等の文字画像データ、フォーマット
データ付カード画像データメモリ108に保存してある
フォーマットデータ付カード画像データをフレームメモ
リ103に転送し、コントローラ109aにてメモリア
ドレスコントローラの制御を行いながら、フレームメモ
リ103上の定められた画像位置にこれら前述した画像
を書き込むようにアドレスのコントロールを行う。ID
カード画像が画像表示部105上に作成された後、コン
トローラ109aによってそのビデオ信号をビデオプリ
ンタ115でチェックした後、IDカード画像がプリン
トされる。
【0048】図2は、本発明を実現させる第2実施例で
ある。肌色検出部201は、肌色とされる色データ値を
予めキーボード112にて入力しておき、その色を基準
としてフレームメモリ103上にある顔画像から肌色と
思われる色を検出する。肌色重心位置座標算出部202
は、肌色検出部201にて検出した肌色と思われる色の
画像領域を求めて、その領域の重心位置座標を算出す
る。背景部識別基準色算出部203は、顔画像と背景部
画像を区別するための基準色を算出する。書き込み開始
座標算出部204は、縮小、2値化した顔画像を携帯I
Dフォトシステムにおいて表示するための書き込み開始
座標を算出する。
ある。肌色検出部201は、肌色とされる色データ値を
予めキーボード112にて入力しておき、その色を基準
としてフレームメモリ103上にある顔画像から肌色と
思われる色を検出する。肌色重心位置座標算出部202
は、肌色検出部201にて検出した肌色と思われる色の
画像領域を求めて、その領域の重心位置座標を算出す
る。背景部識別基準色算出部203は、顔画像と背景部
画像を区別するための基準色を算出する。書き込み開始
座標算出部204は、縮小、2値化した顔画像を携帯I
Dフォトシステムにおいて表示するための書き込み開始
座標を算出する。
【0049】顔画像縮小部205は顔画像を縮小する。
顔画像輝度変換部206は顔画像縮小部205にて縮小
した顔画像を輝度変換する。顔画像2値化処理部207
は、顔画像輝度変換部206にて輝度変換した顔画像を
2値化する。携帯IDフォトシステム用顔画像転送部2
08は、顔画像2値化処理部207にて画像処理した顔
画像を携帯IDフォトシステムに転送する。次に、その
動作について説明する。まず、顔画像の肌色の検出につ
いて説明する。
顔画像輝度変換部206は顔画像縮小部205にて縮小
した顔画像を輝度変換する。顔画像2値化処理部207
は、顔画像輝度変換部206にて輝度変換した顔画像を
2値化する。携帯IDフォトシステム用顔画像転送部2
08は、顔画像2値化処理部207にて画像処理した顔
画像を携帯IDフォトシステムに転送する。次に、その
動作について説明する。まず、顔画像の肌色の検出につ
いて説明する。
【0050】例えば日本人の標準的に肌色を(Rf ,G
f ,Bf )として、肌色を(Rf ±Δr,Gf ±Δg,
Bf ±Δb)と設定し、図7のようにその色の範囲にあ
る色点を全て検出する。上記では、RGB色空間での色
の検出を行っているが、例えばLUVやHSL等の色空
間における色相を使った場合の肌色の検出を行うことも
可能である。次に、検出した肌色の画像領域の重心位置
座標(xg ,yg )の算出について説明する。
f ,Bf )として、肌色を(Rf ±Δr,Gf ±Δg,
Bf ±Δb)と設定し、図7のようにその色の範囲にあ
る色点を全て検出する。上記では、RGB色空間での色
の検出を行っているが、例えばLUVやHSL等の色空
間における色相を使った場合の肌色の検出を行うことも
可能である。次に、検出した肌色の画像領域の重心位置
座標(xg ,yg )の算出について説明する。
【0051】最初にx座標の算出の仕方を取り上げる。
フレームメモリ103内にある画像データをアドレスコ
ントロールしながらコントローラ109aにて読み取
り、そこで検出した肌色の画像領域内にある色点の全ド
ット数をP、垂直方向での1ライン上にある肌色の色点
の個数をPx 、そのラインでのx座標をxとして、肌色
重心位置座標算出部202にて演算算出する。ここでx
g は以下の(1)式にて算出する。 xg =[Σ(px ・x)]÷P …… (1) また、ya についても同様に行う。
フレームメモリ103内にある画像データをアドレスコ
ントロールしながらコントローラ109aにて読み取
り、そこで検出した肌色の画像領域内にある色点の全ド
ット数をP、垂直方向での1ライン上にある肌色の色点
の個数をPx 、そのラインでのx座標をxとして、肌色
重心位置座標算出部202にて演算算出する。ここでx
g は以下の(1)式にて算出する。 xg =[Σ(px ・x)]÷P …… (1) また、ya についても同様に行う。
【0052】次に、顔画像と背景部を区別するための基
準色データの算出について説明する。まず、図8のよう
に右端上または左端上部分の色データを数点サンプリン
グし、その色の平均値を(Rh ,Gh ,Bh )とする。
そして、この色に幅をもたせ(Rh ±Δr’,Gh ±Δ
g’,Bh ±Δb’)と設定する。この色データを基準
色データとする。次に、縮小顔画像データの輝度変換お
よび2値化について説明する。
準色データの算出について説明する。まず、図8のよう
に右端上または左端上部分の色データを数点サンプリン
グし、その色の平均値を(Rh ,Gh ,Bh )とする。
そして、この色に幅をもたせ(Rh ±Δr’,Gh ±Δ
g’,Bh ±Δb’)と設定する。この色データを基準
色データとする。次に、縮小顔画像データの輝度変換お
よび2値化について説明する。
【0053】縮小顔画像データはRGB色空間データな
ので、輝度変換するためには、YIQ色空間に変換する
必要がある。RGB色空間およびYIQ色空間の関係は
以下の(2)式の通りである。
ので、輝度変換するためには、YIQ色空間に変換する
必要がある。RGB色空間およびYIQ色空間の関係は
以下の(2)式の通りである。
【0054】
【数1】 したがって、輝度変換の式は以下のようになる。 Yf =0.299 Ra +0.587 Ga +0.114'Ba この輝度変換した縮小顔画像データYf を順次以下のよ
うに2値化する。 (11) 輝度変換した縮小顔画像データYf を最初から順
次1画素ずつ加算する。計算式は以下の通りである。 Ys =ΣYf (12) もし、Ys <255ならば「0」を記録し、次の
画素の輝度データ値を加算する。 (13) もし、Ys ≧255ならば「1」を記録し、Y0
=255−Ys として次の画素の輝度データ値を加算す
る。 (14) もし、20≦Ys ≦30ならば0〜255の乱数
を発生させて、その乱数値をその時の加算輝度データ値
Ys に加算する。 (15) 2値化した顔画像データは、8ビット毎にまと
め、携帯IDフォトシステムの画像データベースに記録
保存する。
うに2値化する。 (11) 輝度変換した縮小顔画像データYf を最初から順
次1画素ずつ加算する。計算式は以下の通りである。 Ys =ΣYf (12) もし、Ys <255ならば「0」を記録し、次の
画素の輝度データ値を加算する。 (13) もし、Ys ≧255ならば「1」を記録し、Y0
=255−Ys として次の画素の輝度データ値を加算す
る。 (14) もし、20≦Ys ≦30ならば0〜255の乱数
を発生させて、その乱数値をその時の加算輝度データ値
Ys に加算する。 (15) 2値化した顔画像データは、8ビット毎にまと
め、携帯IDフォトシステムの画像データベースに記録
保存する。
【0055】(16) 2値化した顔画像データで8ビット
に満たない場合は、満たない分を「0」データとして8
ビットになるようにして携帯IDフォトシステムの画像
データベースに記録保存する。 次に人物画像を携帯IDフォトシステム用に変換し記録
保存する手順を説明する。
に満たない場合は、満たない分を「0」データとして8
ビットになるようにして携帯IDフォトシステムの画像
データベースに記録保存する。 次に人物画像を携帯IDフォトシステム用に変換し記録
保存する手順を説明する。
【0056】まず、顔画像を縮小するための縮小値mを
キーボードまたはマウスにより入力する。あるいは、あ
らかじめ入力させておく。次に顔画像の読み込み開始座
標(xg ,yg )と背景識別基準色データ(Rh ±Δ
r’,Gh ±Δg’,Bh ±Δb’)を算出し、一時保
存しておく。また、携帯IDフォトシステムのメモリに
書き込むための書き込み開始フラグを携帯IDフォトシ
ステムの画像データベースメモリに記録保存しておく。
次に、顔画像を(xg ,yg )を中心として4つの領域
(1),(2),(3),(4) に分け、図5にあるように(xg ,y
g )よりアドレスをコントロールしながら顔画像を読み
出して縮小する。縮小した顔画像データは、輝度変換、
2値化の画像処理を行い、外部メモリに記録保存する。
キーボードまたはマウスにより入力する。あるいは、あ
らかじめ入力させておく。次に顔画像の読み込み開始座
標(xg ,yg )と背景識別基準色データ(Rh ±Δ
r’,Gh ±Δg’,Bh ±Δb’)を算出し、一時保
存しておく。また、携帯IDフォトシステムのメモリに
書き込むための書き込み開始フラグを携帯IDフォトシ
ステムの画像データベースメモリに記録保存しておく。
次に、顔画像を(xg ,yg )を中心として4つの領域
(1),(2),(3),(4) に分け、図5にあるように(xg ,y
g )よりアドレスをコントロールしながら顔画像を読み
出して縮小する。縮小した顔画像データは、輝度変換、
2値化の画像処理を行い、外部メモリに記録保存する。
【0057】この画像処理の順序は、図4(a)のよう
に領域(1),(2),(3),(4) の順に行う。 ここで、この動
作について図8、図9、図10のフローチャートを参照
して説明する。まず、顔画像の縮小率mを設定(入力)
する(S1)。この縮小は、顔画像を構成するm2 個の
画素ブロックを1画素に変換することで達成される。S
1で縮小率mが設定されると、顔画像の肌色領域の重心
座標(xg ,yg )が算出される(S2)。
に領域(1),(2),(3),(4) の順に行う。 ここで、この動
作について図8、図9、図10のフローチャートを参照
して説明する。まず、顔画像の縮小率mを設定(入力)
する(S1)。この縮小は、顔画像を構成するm2 個の
画素ブロックを1画素に変換することで達成される。S
1で縮小率mが設定されると、顔画像の肌色領域の重心
座標(xg ,yg )が算出される(S2)。
【0058】次に、顔画像と背景部とを区別するための
基準色の設定を行う(S3)。この種のID用の顔画像
の背景は、通常青などの単色の背景となっている。従っ
て、背景部のどの部分をサンプリングしても、背景色は
ある限られた狭い範囲内に含まれることになる。基準色
は、この背景部の色をある程度の色範囲(±Δr,±Δ
g,±Δb)を以て規定したものであり、顔画像部分を
走査中に、常に走査点の色が、この基準色の色範囲内に
あるか否かを判定し、この範囲内になった場合には、走
査点が顔部分から外れたと判断するためのものである。
基準色の設定を行う(S3)。この種のID用の顔画像
の背景は、通常青などの単色の背景となっている。従っ
て、背景部のどの部分をサンプリングしても、背景色は
ある限られた狭い範囲内に含まれることになる。基準色
は、この背景部の色をある程度の色範囲(±Δr,±Δ
g,±Δb)を以て規定したものであり、顔画像部分を
走査中に、常に走査点の色が、この基準色の色範囲内に
あるか否かを判定し、この範囲内になった場合には、走
査点が顔部分から外れたと判断するためのものである。
【0059】次に、書き込み開始フラグが転送される
(S4)。これは、携帯IDフォトシステムにおいて縮
小され、輝度変換され、2値化された顔画像のメモリへ
の書き込みが開始されると言う合図となる。このフラグ
の設定によって、メモリ側に次に転送されてくるデータ
が画像データであることが認識される。次に、原画像の
スキャンの開始点の設定を行う(S5)。
(S4)。これは、携帯IDフォトシステムにおいて縮
小され、輝度変換され、2値化された顔画像のメモリへ
の書き込みが開始されると言う合図となる。このフラグ
の設定によって、メモリ側に次に転送されてくるデータ
が画像データであることが認識される。次に、原画像の
スキャンの開始点の設定を行う(S5)。
【0060】本実施例では、図5(b)に示すように、
肌色重心座標を中心として顔画像を4分割し、領域(1),
(2),(3),(4) の順で原画像の走査を行う。B,Dはこの
4つの領域を表わすパラメータである。Bは、x=xg
を中心ラインとして0の時はそのラインよりも右側の領
域、1の時はそのラインよりも左側の領域を示す。ま
た、Dは、y=yg を中心ラインとして0の時は、その
ラインより下側の領域、1の時はそのラインより上側の
領域を示す。よって、領域(1) はB=0,D=0、領域
(2) はB=0,D=1、領域(3) はB=1,D=0、領
域(4) はB=1,D=1と表わされる。x,yの初期値
として肌色重心座標である(xg ,yg )が入力され
る。
肌色重心座標を中心として顔画像を4分割し、領域(1),
(2),(3),(4) の順で原画像の走査を行う。B,Dはこの
4つの領域を表わすパラメータである。Bは、x=xg
を中心ラインとして0の時はそのラインよりも右側の領
域、1の時はそのラインよりも左側の領域を示す。ま
た、Dは、y=yg を中心ラインとして0の時は、その
ラインより下側の領域、1の時はそのラインより上側の
領域を示す。よって、領域(1) はB=0,D=0、領域
(2) はB=0,D=1、領域(3) はB=1,D=0、領
域(4) はB=1,D=1と表わされる。x,yの初期値
として肌色重心座標である(xg ,yg )が入力され
る。
【0061】次に、どの領域を走査すべきかを判断する
ステップに移行する。この判断は、S6〜S18までの
ステップで行われるが、走査開始時点においては、前述
のS5のステップにて走査点のxy座標が(xg ,yg
)と設定されているから、S6〜S18のステップは
素通りする。この部分は、領域(1) 〜(4) の順次走査中
に、既に走査が終了している領域と、これから走査する
領域との間で、「次にどの領域を走査すべきか?」、あ
るいは「全走査が終了しているか?」等を判定するステ
ップであり、詳しくは後で説明する。
ステップに移行する。この判断は、S6〜S18までの
ステップで行われるが、走査開始時点においては、前述
のS5のステップにて走査点のxy座標が(xg ,yg
)と設定されているから、S6〜S18のステップは
素通りする。この部分は、領域(1) 〜(4) の順次走査中
に、既に走査が終了している領域と、これから走査する
領域との間で、「次にどの領域を走査すべきか?」、あ
るいは「全走査が終了しているか?」等を判定するステ
ップであり、詳しくは後で説明する。
【0062】今までのステップで、点(xg ,yg )、
すなわち肌色重心座標に走査開始点が設定されている。
この点からS19に記載のように、頂点(xg ,yg )
および頂点(xg+(m-1) ,yg+(m-1) )で規定される矩
形のブロック内の各画素点の色信号(画素データ)を検
出する。
すなわち肌色重心座標に走査開始点が設定されている。
この点からS19に記載のように、頂点(xg ,yg )
および頂点(xg+(m-1) ,yg+(m-1) )で規定される矩
形のブロック内の各画素点の色信号(画素データ)を検
出する。
【0063】S20は、S19で検出されたブロック内
の各画素の色成分(R,G,B)の平均値を求めるステ
ップであり、この平均値が、1/mに縮小されたメモリ
に格納される画素の色成分(画素データ)Ra,Ga,
Baとなる。
の各画素の色成分(R,G,B)の平均値を求めるステ
ップであり、この平均値が、1/mに縮小されたメモリ
に格納される画素の色成分(画素データ)Ra,Ga,
Baとなる。
【0064】画素データRa,Ga,Baが求められる
と、これと基準となる色データRh±Δr,Gh ±Δ
g,Bh ±Δbとを比較し(S30)、この画素データ
が前述した基準となる色データRh ±Δr,Gh ±Δ
g,Bh ±Δbでないかどうかを判定する(S21)。
すなわち、顔部分の画像だけが縮小されてメモリに格納
されるように処理される。
と、これと基準となる色データRh±Δr,Gh ±Δ
g,Bh ±Δbとを比較し(S30)、この画素データ
が前述した基準となる色データRh ±Δr,Gh ±Δ
g,Bh ±Δbでないかどうかを判定する(S21)。
すなわち、顔部分の画像だけが縮小されてメモリに格納
されるように処理される。
【0065】求められた画素データが背景色でない場合
には、S22のステップに移り、カウンタの値が1つイ
ンクリメントされる。このカウント値は、メモリに格納
される縮小された画素データのx方向の読み出し番地を
示すものとして利用される。つまり、画素データと共に
メモリ内に転送されることになる。
には、S22のステップに移り、カウンタの値が1つイ
ンクリメントされる。このカウント値は、メモリに格納
される縮小された画素データのx方向の読み出し番地を
示すものとして利用される。つまり、画素データと共に
メモリ内に転送されることになる。
【0066】カウンタのインクリメントが終了すると、
求めた画素データを輝度変換し(S23)、2値化して
(S24)、実際に画素データを前述のインクリメント
したカウント値と共にメモリに転送する。これでオリジ
ナル1ブロック(メモリ内では1画素)分の顔画像の画
像処理が終了する。
求めた画素データを輝度変換し(S23)、2値化して
(S24)、実際に画素データを前述のインクリメント
したカウント値と共にメモリに転送する。これでオリジ
ナル1ブロック(メモリ内では1画素)分の顔画像の画
像処理が終了する。
【0067】その後は次のブロックに移行する(S2
6)。この場合、図5(a)の右方向に向けてブロック
毎に順次進行していくから、次にはx方向にm画素ずれ
た頂点(xg+m ,yg )、および頂点(xg+(2m-1),y
g+(m-1) )で規定される矩形のブロック内の各画素点の
色信号(画素データ)を検出し、ブロック内の各画素の
色成分(R,G,B)の平均値を求め、メモリに格納さ
れる画素の色成分(画素データ)を得る。
6)。この場合、図5(a)の右方向に向けてブロック
毎に順次進行していくから、次にはx方向にm画素ずれ
た頂点(xg+m ,yg )、および頂点(xg+(2m-1),y
g+(m-1) )で規定される矩形のブロック内の各画素点の
色信号(画素データ)を検出し、ブロック内の各画素の
色成分(R,G,B)の平均値を求め、メモリに格納さ
れる画素の色成分(画素データ)を得る。
【0068】このようにして領域(1) の第1ライン目の
走査が進行するが、ブロック内画素の平均値が図5
(a)のブロックPの部分(すなわち輪郭部分)に差し
掛かると、次のS21のステップでこの平均値の画素デ
ータが前述した基準色内(すなわち背景色内)であると
判定される。オリジナル画像の背景部に来たと判定され
ると、S27に示されるように現時点でのパラメータB
の値及びy座標カウンタC内に記憶する。このカウント
値は、画素データと共にメモリに転送され、読み出しの
際の番地として使用される。
走査が進行するが、ブロック内画素の平均値が図5
(a)のブロックPの部分(すなわち輪郭部分)に差し
掛かると、次のS21のステップでこの平均値の画素デ
ータが前述した基準色内(すなわち背景色内)であると
判定される。オリジナル画像の背景部に来たと判定され
ると、S27に示されるように現時点でのパラメータB
の値及びy座標カウンタC内に記憶する。このカウント
値は、画素データと共にメモリに転送され、読み出しの
際の番地として使用される。
【0069】次に、領域(1) の第2ライン目の走査に移
行すべく、y座標をmだけ増やし、x座標はxg とし、
第2ラインの起点に走査点を移す(S28)。次にS6
のステップにジャンプするが、この段階では依然として
S6〜S18までのステップは素通りし、第2ライン目
の走査の起点である(xg ,yg +m)より、同様なブ
ロック毎の走査が開始される。以下、同様に1ラインず
つ領域(1) の走査が進行する。
行すべく、y座標をmだけ増やし、x座標はxg とし、
第2ラインの起点に走査点を移す(S28)。次にS6
のステップにジャンプするが、この段階では依然として
S6〜S18までのステップは素通りし、第2ライン目
の走査の起点である(xg ,yg +m)より、同様なブ
ロック毎の走査が開始される。以下、同様に1ラインず
つ領域(1) の走査が進行する。
【0070】何ラインかの走査の後、領域(1) の顔画像
部分の最下ラインの走査が終了すると、S6に再びジャ
ンプするが、この時にはy=ymax となっているため、
S6〜S15を素通りし、S16にてS17へ進み、S
17では走査領域がD=1と変更され(すなわち領域
(2) に変更され)、走査座標も領域(2) の第1ラインの
起点である(xg ,yg −1)へと移行する。以後、領
域(2) 内部の顔画像を得る手順は、前述した領域(1) の
場合と同様である。ただし、この実施例では走査は、主
走査も副走査も肌色重心座標に近い点から遠い点へと進
行するように設定してあるため、領域(2) においては、
y方向の走査は下から上へと進行することになる。
部分の最下ラインの走査が終了すると、S6に再びジャ
ンプするが、この時にはy=ymax となっているため、
S6〜S15を素通りし、S16にてS17へ進み、S
17では走査領域がD=1と変更され(すなわち領域
(2) に変更され)、走査座標も領域(2) の第1ラインの
起点である(xg ,yg −1)へと移行する。以後、領
域(2) 内部の顔画像を得る手順は、前述した領域(1) の
場合と同様である。ただし、この実施例では走査は、主
走査も副走査も肌色重心座標に近い点から遠い点へと進
行するように設定してあるため、領域(2) においては、
y方向の走査は下から上へと進行することになる。
【0071】領域(2) においては、ある程度のライン走
査が終ると、後は顔画像の頭の上の部分の背景色を走査
することになる。最終ライン(最上ライン)の走査が終
わると、S12にてy<0と判定され、S13によりB
=1はないから、ステップS14にジャンプする。ステ
ップ14は、領域(3) の走査を示しており、S15は領
域(3) での走査の起点位置を示している。以下、同様に
して領域(3) の走査が終了し、領域(4) の走査に移る動
作はS16〜S18によって行われることになる。
査が終ると、後は顔画像の頭の上の部分の背景色を走査
することになる。最終ライン(最上ライン)の走査が終
わると、S12にてy<0と判定され、S13によりB
=1はないから、ステップS14にジャンプする。ステ
ップ14は、領域(3) の走査を示しており、S15は領
域(3) での走査の起点位置を示している。以下、同様に
して領域(3) の走査が終了し、領域(4) の走査に移る動
作はS16〜S18によって行われることになる。
【0072】図4(b)のような場合、そのままではデ
ータの読み出しができないので、次のように行う。ま
ず、顔画像の縮小処理と同時に顔画像輪郭データRf を
最初からカウンタにてカウントしていく。同時に、2つ
の隣接した顔画像データラインLf の画素数Nf を比較
し、その差を求める。 |Nf-1 −Nf |=k
ータの読み出しができないので、次のように行う。ま
ず、顔画像の縮小処理と同時に顔画像輪郭データRf を
最初からカウンタにてカウントしていく。同時に、2つ
の隣接した顔画像データラインLf の画素数Nf を比較
し、その差を求める。 |Nf-1 −Nf |=k
【0073】この時k=10をしきい値とし、もしk≧
10ならば、前ラインまでの顔画像輪郭認識データカウ
ト数C1 と、次ラインまでの顔画像輪郭認識データカウ
ント数C2 を一時保存しておく。同様に、C3 ,C4 も
一時保存しておく。領域(1)を読み込み終わった後に、
C1 ,C2 ,C3 およびC4 を読み出して、C1 および
C2 に対応したRf-1 およびRf の座標(xs1,ys1)
と(xs2,ys2)、C3 およびC4 に対応したRf-1 お
よびRf の座標(xs3,ys3)、(xs4,ys4)をアド
レスコントロールしながらフレームメモリ上にセットす
る。この時、
10ならば、前ラインまでの顔画像輪郭認識データカウ
ト数C1 と、次ラインまでの顔画像輪郭認識データカウ
ント数C2 を一時保存しておく。同様に、C3 ,C4 も
一時保存しておく。領域(1)を読み込み終わった後に、
C1 ,C2 ,C3 およびC4 を読み出して、C1 および
C2 に対応したRf-1 およびRf の座標(xs1,ys1)
と(xs2,ys2)、C3 およびC4 に対応したRf-1 お
よびRf の座標(xs3,ys3)、(xs4,ys4)をアド
レスコントロールしながらフレームメモリ上にセットす
る。この時、
【0074】(21)C1 <C2 ならば、Rf の座標を
読み込み開始座標としてLf より上(または左)側の顔
画像データを読み込み、縮小、輝度変換、2値化を行
い、インターフェイスを通じて携帯IDフォトシステム
の内部または外部メモリに記録保存する。 (22)C1 >C2 ならばRf-1 の座標を読み込み開始
座標としてLf-1 より下(または右)側の顔画像データ
を読み込み、(1)と同様にする。
読み込み開始座標としてLf より上(または左)側の顔
画像データを読み込み、縮小、輝度変換、2値化を行
い、インターフェイスを通じて携帯IDフォトシステム
の内部または外部メモリに記録保存する。 (22)C1 >C2 ならばRf-1 の座標を読み込み開始
座標としてLf-1 より下(または右)側の顔画像データ
を読み込み、(1)と同様にする。
【0075】図4(b)の場合、まずRf-1 (Cs1,x
s1,ys1)とRf (Cs2,xs2,ys2)の比較を行い、
Rf (Cs2,xs2,ys2)から読み込み始める。この領
域が終わりしだい、Rf-1 (Cs3,xs3,ys3)とRf
(Cs4,xs4,ys4)の比較を行い、Rf (Cs4,xs
4,ys4)から読み込んでいく。領域(2) ,(3) ,(4)に
ついてもやはり同様に行う。また、前述してきた画像処
理は多値化する場合でも同様にできる。
s1,ys1)とRf (Cs2,xs2,ys2)の比較を行い、
Rf (Cs2,xs2,ys2)から読み込み始める。この領
域が終わりしだい、Rf-1 (Cs3,xs3,ys3)とRf
(Cs4,xs4,ys4)の比較を行い、Rf (Cs4,xs
4,ys4)から読み込んでいく。領域(2) ,(3) ,(4)に
ついてもやはり同様に行う。また、前述してきた画像処
理は多値化する場合でも同様にできる。
【0076】図3は、本発明を実現させる第3の実施例
である。ディスプレイ部301は顔画像も含めた人事情
報データを表示する。表示変換部302はメモリ303
上にあるデータをディスプレイ部301に表示できるよ
うに変換する。メモリ303は、画像データベースメモ
リ310と文字データベースメモリ311に文字データ
を書き出す。メモリアドレスコントローラ304は、メ
モリ303の書き込み、読み出しを行う。コントローラ
305はシステム全体を制御する。キーボード306は
システムに操作者が指示入力するために使う。マウスま
たはタッチペン307はキーボード306と同様にシス
テムに操作者が指示入力するために使う。画像処理部3
08は、文字データから文字画像を作成したり、顔画像
と文字画像を合成したり、顔画像を一覧表示したりす
る。検索処理部309は必要な顔画像および文字データ
を検索処理する。画像データベースメモリ310は顔画
像等が記録保存されている。文字データベースメモリ3
11はID番号、氏名等の人事情報の文字データが記録
保存されている。2値化顔画像読み出し部312は画像
データベースメモリ310に記録保存してある顔画像を
読み出してメモリ303上に書き込む。プリンタ313
はメモリ303上の画像をプリントする。
である。ディスプレイ部301は顔画像も含めた人事情
報データを表示する。表示変換部302はメモリ303
上にあるデータをディスプレイ部301に表示できるよ
うに変換する。メモリ303は、画像データベースメモ
リ310と文字データベースメモリ311に文字データ
を書き出す。メモリアドレスコントローラ304は、メ
モリ303の書き込み、読み出しを行う。コントローラ
305はシステム全体を制御する。キーボード306は
システムに操作者が指示入力するために使う。マウスま
たはタッチペン307はキーボード306と同様にシス
テムに操作者が指示入力するために使う。画像処理部3
08は、文字データから文字画像を作成したり、顔画像
と文字画像を合成したり、顔画像を一覧表示したりす
る。検索処理部309は必要な顔画像および文字データ
を検索処理する。画像データベースメモリ310は顔画
像等が記録保存されている。文字データベースメモリ3
11はID番号、氏名等の人事情報の文字データが記録
保存されている。2値化顔画像読み出し部312は画像
データベースメモリ310に記録保存してある顔画像を
読み出してメモリ303上に書き込む。プリンタ313
はメモリ303上の画像をプリントする。
【0077】画像データベースメモリ310より2値化
した顔画像を表示するには、以下のようにする。まず、
コントローラ305にてメモリ303を初期化する。次
に画像データベースメモリ310より書き込み開始フラ
グを読み出して、予め画像処理部308にて算出された
書き込み開始座標(xw0,yw0)をメモリ303の(x
w0,yw0)に相当するアドレスをメモリアドレスコント
ローラ304にセットする。次に2値化された顔画像を
画像データベースメモリ310より読み出すが、それは
以下のようにする。 (31)1バイトのデータを8ビットに変換する。 (32)303上に1ドットを1ビットで書き込む。 (33)顔画像輪郭認識データRf を検出したら、その
データをカウントし、次のラインに移り、前記(31)
〜(32)を繰り返す。
した顔画像を表示するには、以下のようにする。まず、
コントローラ305にてメモリ303を初期化する。次
に画像データベースメモリ310より書き込み開始フラ
グを読み出して、予め画像処理部308にて算出された
書き込み開始座標(xw0,yw0)をメモリ303の(x
w0,yw0)に相当するアドレスをメモリアドレスコント
ローラ304にセットする。次に2値化された顔画像を
画像データベースメモリ310より読み出すが、それは
以下のようにする。 (31)1バイトのデータを8ビットに変換する。 (32)303上に1ドットを1ビットで書き込む。 (33)顔画像輪郭認識データRf を検出したら、その
データをカウントし、次のラインに移り、前記(31)
〜(32)を繰り返す。
【0078】(34)Rf をC1 個カウントしたら、前
記(31)〜(33)の動作を止め、次の領域に移る。
同様に、領域(1) 〜(4) においても図5(a)の (1)〜
(4)の動作を繰り返す。領域(1) 〜(4) を全てメモリ3
03上に書き込んだ後、表示変換部302を介してディ
スプレイ部301に表示される。ここでは表記していな
いが、人事情報の文字データもディスプレイ部301上
に同時に表示されている。
記(31)〜(33)の動作を止め、次の領域に移る。
同様に、領域(1) 〜(4) においても図5(a)の (1)〜
(4)の動作を繰り返す。領域(1) 〜(4) を全てメモリ3
03上に書き込んだ後、表示変換部302を介してディ
スプレイ部301に表示される。ここでは表記していな
いが、人事情報の文字データもディスプレイ部301上
に同時に表示されている。
【0079】以上述べたように本実施例においては、ノ
ート型パソコンやペン入力型パソコン等、液晶ディスプ
レイを用いた携帯型パソコンでも使用できるよう、2値
化した顔画像を人事情報と一緒に表示することにより、
使い勝手の良いシステムを実現する。
ート型パソコンやペン入力型パソコン等、液晶ディスプ
レイを用いた携帯型パソコンでも使用できるよう、2値
化した顔画像を人事情報と一緒に表示することにより、
使い勝手の良いシステムを実現する。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、顔画像データのデータ
容量が少なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソ
コンでも顔画像を含めた人事情報データベースとしての
運用が容易になり、また携帯型IDフォトシステムから
のIDカードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の
操作が容易にできるビデオIDフォトシステムを提供す
ることができる。
容量が少なくて済み、ノート型パソコン等、携帯型パソ
コンでも顔画像を含めた人事情報データベースとしての
運用が容易になり、また携帯型IDフォトシステムから
のIDカードの発行、人事情報の検索・登録・削除等の
操作が容易にできるビデオIDフォトシステムを提供す
ることができる。
【図1】本発明のビデオIDフォトシステムの第1の実
施例の概略構成を示すブロック図。
施例の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明のビデオIDフォトシステムの第2の実
施例の概略構成を示すブロック図。
施例の概略構成を示すブロック図。
【図3】本発明のビデオIDフォトシステムの第3の実
施例の概略構成を示すブロック図。
施例の概略構成を示すブロック図。
【図4】図1の動作を説明するための図。
【図5】図1の動作を説明するための図。
【図6】図1の肌色の検出原理を説明するための図。
【図7】図1の顔画像と背景部を区別するための基準色
データの算出方法を説明するための図。
データの算出方法を説明するための図。
【図8】図1の画像処理の順序を説明するためのフロー
チャート。
チャート。
【図9】図1の画像処理の順序を説明するためのフロー
チャート。
チャート。
【図10】図1の画像処理の順序を説明するためのフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図11】従来のビデオIDフォトシステムの第1の例
を説明するための図。
を説明するための図。
【図12】従来のビデオIDフォトシステムの第2の例
を説明するための図。
を説明するための図。
101…カラーTVカメラ、102…A/D変換器、1
03…フレームメモリ、104…D/A変換器、105
…画像表示部、109a…コントローラ、112…キー
ボード、115…ビデオプリンタ、201…肌色検出
部、202…肌色領域重心位置座標算出部、203…背
景部識別基準色算出部、204…書き込み開始座標算出
部、205…顔画像縮小部、206…顔画像輝度変換
部、207…顔画像2値化処理部、208…携帯IDフ
ォトシステム用顔画像転送部。
03…フレームメモリ、104…D/A変換器、105
…画像表示部、109a…コントローラ、112…キー
ボード、115…ビデオプリンタ、201…肌色検出
部、202…肌色領域重心位置座標算出部、203…背
景部識別基準色算出部、204…書き込み開始座標算出
部、205…顔画像縮小部、206…顔画像輝度変換
部、207…顔画像2値化処理部、208…携帯IDフ
ォトシステム用顔画像転送部。
Claims (1)
- 【請求項1】 顔画像を撮影して画像データに変換する
顔画像撮影手段と、 前記画像データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された画像データに基づき顔部の肌
色の色領域における重心位置座標および顔画像と背景部
を区別するための識別基準色データを算出する算出手段
と、 前記重心位置座標より顔画像データを読み出して顔画像
のみを縮小すると共に、2値化処理する処理手段と、 この処理手段のデータを表示手段を有する携帯IDフォ
トシステムに転送し、その顔画像を含めた人事情報を該
表示手段に表示させる手段と、 を具備したビデオIDフォトシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068601A JPH06282630A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ビデオidフォトシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068601A JPH06282630A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ビデオidフォトシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06282630A true JPH06282630A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13378480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5068601A Withdrawn JPH06282630A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ビデオidフォトシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06282630A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012209947A (ja) * | 2012-05-14 | 2012-10-25 | Nikon Corp | 電子カメラ |
WO2016006429A1 (ja) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、プログラム、並びに内視鏡システム |
JP2019214134A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 表示体の製造方法 |
JP2021534020A (ja) * | 2018-08-22 | 2021-12-09 | イン(ク) コントロール ベーヴェーIn(K) Control Bv | 印刷品質を改善する方法及びシステム |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5068601A patent/JPH06282630A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012209947A (ja) * | 2012-05-14 | 2012-10-25 | Nikon Corp | 電子カメラ |
WO2016006429A1 (ja) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、プログラム、並びに内視鏡システム |
US10367974B2 (en) | 2014-07-07 | 2019-07-30 | Sony Corporation | Image processing apparatus, image processing method, program, and endoscope system |
JP2019214134A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 表示体の製造方法 |
WO2019239882A1 (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 表示体の製造方法 |
CN112135736A (zh) * | 2018-06-11 | 2020-12-25 | 凸版印刷株式会社 | 显示体的制造方法 |
JP2021534020A (ja) * | 2018-08-22 | 2021-12-09 | イン(ク) コントロール ベーヴェーIn(K) Control Bv | 印刷品質を改善する方法及びシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |