JPH0628184B2 - 防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタInfo
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- JPH0628184B2 JPH0628184B2 JP61502721A JP50272186A JPH0628184B2 JP H0628184 B2 JPH0628184 B2 JP H0628184B2 JP 61502721 A JP61502721 A JP 61502721A JP 50272186 A JP50272186 A JP 50272186A JP H0628184 B2 JPH0628184 B2 JP H0628184B2
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- Japan
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- section
- conductor
- terminal
- wire seal
- seal
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
- H01R13/5208—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気コネクタの分野に係り、特に電気コネクタ
用のワイヤシールを使用した防水コネクタに関する。
用のワイヤシールを使用した防水コネクタに関する。
従来の技術と問題点 端子受入れキャビティに、一端部に端子を成端した1本
または複数本の電気導体を受入れ、その端子が対応する
電気コネクタ内の相手端子に電気的に係合する、電気コ
ネクタは既知である。ワイヤシールはコネクタの後端で
各電気導体の周りに配置されて導体とコネクタハウジン
グとの間の封止係合を成すものが知られている。
または複数本の電気導体を受入れ、その端子が対応する
電気コネクタ内の相手端子に電気的に係合する、電気コ
ネクタは既知である。ワイヤシールはコネクタの後端で
各電気導体の周りに配置されて導体とコネクタハウジン
グとの間の封止係合を成すものが知られている。
米国特許第4,150,866号に開示されるように、各ワイヤ
シールは、コネクタハウジングの端子受入れキャビティ
の拡張された後方区分に置かれ、後方キャビティ区分の
側壁と締り嵌めになる後方部分を持ち、また導体周りに
締り嵌めになって係合する前方部分を有する。
シールは、コネクタハウジングの端子受入れキャビティ
の拡張された後方区分に置かれ、後方キャビティ区分の
側壁と締り嵌めになる後方部分を持ち、また導体周りに
締り嵌めになって係合する前方部分を有する。
封止の向上のために2箇所またはそれ以上の箇所で導体
に係合するワイヤシールを供しその重複封止によって、
成端済み導体の挿入中にワイヤシールが封止箇所の一つ
で引裂かれても封止不良となるおそれを極減することが
望ましい。
に係合するワイヤシールを供しその重複封止によって、
成端済み導体の挿入中にワイヤシールが封止箇所の一つ
で引裂かれても封止不良となるおそれを極減することが
望ましい。
また、導体との複数の封止係合箇所は、ハウジングの後
方キャビティ区分の側壁とのワイヤシールの封止係合箇
所に対し軸線方向には近接するが半径方向には離れたと
ころに設けて、導体に係合するワイヤシール部分からキ
ャビティ側壁に係合するワイヤシール部分に力が伝わら
ないようにすることが望ましい。
方キャビティ区分の側壁とのワイヤシールの封止係合箇
所に対し軸線方向には近接するが半径方向には離れたと
ころに設けて、導体に係合するワイヤシール部分からキ
ャビティ側壁に係合するワイヤシール部分に力が伝わら
ないようにすることが望ましい。
問題点を解決するための手段 本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシールは、比
較的非圧縮性のエラストマ組成物から製せられ、周りに
環状の当たり区分を持つ横本体区分から前方に延びる外
ハウジング係合区分を有し、ハウジングの端子受入れキ
ャビティの拡張された後方区分と封止係合をなす。横本
体区分から前方に向けて外ハウジング係合区分内を実質
的に同軸状に延びるのが導体係合区分であって、これに
は貫通する輪郭付き中穴があって端に端子を成端させた
導体を受入れる。横本体区分の軸線方向前方において
は、シールの外ハウジング係合区分とその中の内導体係
合区分との間に予め選定された半径厚さの環状間隙が設
けられる。
較的非圧縮性のエラストマ組成物から製せられ、周りに
環状の当たり区分を持つ横本体区分から前方に延びる外
ハウジング係合区分を有し、ハウジングの端子受入れキ
ャビティの拡張された後方区分と封止係合をなす。横本
体区分から前方に向けて外ハウジング係合区分内を実質
的に同軸状に延びるのが導体係合区分であって、これに
は貫通する輪郭付き中穴があって端に端子を成端させた
導体を受入れる。横本体区分の軸線方向前方において
は、シールの外ハウジング係合区分とその中の内導体係
合区分との間に予め選定された半径厚さの環状間隙が設
けられる。
本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシールを貫通
している輪郭付き中穴(端子挿入穴)には二つ、なるべ
くなら三つ、の半径方向内向きの隆条があって、少なく
もこれらの隆条と締り嵌めになって貫通する成端済み導
体との間に複数の別々の箇所で封止係合を行なう重複型
封止が得られる。本発明の各ワイヤシールはいくつかの
隣合うワイヤサイズの導体を賄なうことができる。この
ワイヤシールの導体係合区分の膨脹、特に大径の導体や
導体上の端子によるそれは、外ハウジング係合区分に半
径方向外向きの圧力を及ぼさずに起り得、またその結果
として、ワイヤシールの側壁がキャビティ側壁に緊密に
圧縮されて挿入が禁止的に制限されることもない。
している輪郭付き中穴(端子挿入穴)には二つ、なるべ
くなら三つ、の半径方向内向きの隆条があって、少なく
もこれらの隆条と締り嵌めになって貫通する成端済み導
体との間に複数の別々の箇所で封止係合を行なう重複型
封止が得られる。本発明の各ワイヤシールはいくつかの
隣合うワイヤサイズの導体を賄なうことができる。この
ワイヤシールの導体係合区分の膨脹、特に大径の導体や
導体上の端子によるそれは、外ハウジング係合区分に半
径方向外向きの圧力を及ぼさずに起り得、またその結果
として、ワイヤシールの側壁がキャビティ側壁に緊密に
圧縮されて挿入が禁止的に制限されることもない。
本発明の防水コネクタは、端子受入れキャビティが形成
されたコネクタハウジングと、 該コネクタハウジングの前記各端子受入れキャビティの
端子挿入端側の内壁に密接して配置固定され、中央を貫
通する端子挿入穴を有する一体構造の弾性のワイヤシー
ルと、を具え、 該ワイヤシールの前記端子挿入端の反対側から前記端子
挿入端近傍に向けて所定幅の深い環状間隙により相互に
同軸状の略環状の外区分と内区分を形成し、該内区分の
中心を貫通する前記端子挿入穴の内側面には長手方向に
離間する複数の環状隆条を形成したことを特徴とする。
されたコネクタハウジングと、 該コネクタハウジングの前記各端子受入れキャビティの
端子挿入端側の内壁に密接して配置固定され、中央を貫
通する端子挿入穴を有する一体構造の弾性のワイヤシー
ルと、を具え、 該ワイヤシールの前記端子挿入端の反対側から前記端子
挿入端近傍に向けて所定幅の深い環状間隙により相互に
同軸状の略環状の外区分と内区分を形成し、該内区分の
中心を貫通する前記端子挿入穴の内側面には長手方向に
離間する複数の環状隆条を形成したことを特徴とする。
実施例 第1図は本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシー
ル(70)が用いられているコネクタアセンブリ(10)を例示
する。第一のコネクタハウジング(12)は前方区分即ちプ
ラグ区分(14)、後区分(16)、ラッチアーム(複数)(18)
および軸線方向に貫通している複数の端子受入れキャビ
ティ(20)を有する。導体(複数)(22)はその前方端にソ
ケット端子(24)が成端され、ワイヤシール(複数)(70)
はキャビティ(20)の拡張された後部分(26)(第3図に示
す)に配置されてそれぞれの導体(22)の絶縁部分周りに
封止状に係合する。プラグ区分(14)の周面(30)にはキー
突条(複数)(28)が軸線方向に走っている。ハウジング
(12)のプラグ区分(14)にはその前面(34)から離れて周面
(30)を巡る環状みぞ(32)がある。環状みぞ(32)には環状
封止部材(36)が挿置される。
ル(70)が用いられているコネクタアセンブリ(10)を例示
する。第一のコネクタハウジング(12)は前方区分即ちプ
ラグ区分(14)、後区分(16)、ラッチアーム(複数)(18)
および軸線方向に貫通している複数の端子受入れキャビ
ティ(20)を有する。導体(複数)(22)はその前方端にソ
ケット端子(24)が成端され、ワイヤシール(複数)(70)
はキャビティ(20)の拡張された後部分(26)(第3図に示
す)に配置されてそれぞれの導体(22)の絶縁部分周りに
封止状に係合する。プラグ区分(14)の周面(30)にはキー
突条(複数)(28)が軸線方向に走っている。ハウジング
(12)のプラグ区分(14)にはその前面(34)から離れて周面
(30)を巡る環状みぞ(32)がある。環状みぞ(32)には環状
封止部材(36)が挿置される。
第二のコネクタハウジング(42)には前方のスリーブ様の
フード区分(44)、後区分(46)、ラッチ突起(複数)(48)
および軸線方向に貫通している複数の端子受入れキャビ
ティ(50)がある。導体(複数)(52)はその前方端にピン
端子(54)が成端され、ワイヤシール(複数)(70)はキャ
ビティ(50)の拡張された後部分(56)に配置されてそれぞ
れの導体の絶縁部分周りに封止状に係合する。フード区
分(44)の内面には相手ハウジング(12)のキー突条(28)に
対応するキーみぞ(図示せず)が軸線方向に走ってい
る。各ラッチ突起(48)に対し軸線方向に近接して、ただ
し円周方向にはこれから離れて、一対の保護リブ(58)が
軸線方向に延びている。
フード区分(44)、後区分(46)、ラッチ突起(複数)(48)
および軸線方向に貫通している複数の端子受入れキャビ
ティ(50)がある。導体(複数)(52)はその前方端にピン
端子(54)が成端され、ワイヤシール(複数)(70)はキャ
ビティ(50)の拡張された後部分(56)に配置されてそれぞ
れの導体の絶縁部分周りに封止状に係合する。フード区
分(44)の内面には相手ハウジング(12)のキー突条(28)に
対応するキーみぞ(図示せず)が軸線方向に走ってい
る。各ラッチ突起(48)に対し軸線方向に近接して、ただ
し円周方向にはこれから離れて、一対の保護リブ(58)が
軸線方向に延びている。
第2図は組立てられたシール付きコネクタアセンブリ(1
0)を示すが、そのハウジング(12)はハウジング(42)にラ
ッチ係合し、フード区分(44)はその中にプラグ区分(14)
を収容し、ピン端子とソケット端子が内部で電気的に係
合している。成端済み導体(22),(52)はハウジング(1
2),(42)の接合に先立ってハウジング(12),(42)のそれ
ぞれの端子受入れキャビティ(20),(50)内に固着されて
いる。キー突条(28)とそれぞれのキーみぞとは両ハウジ
ングを相互に分極して適正に接合させる。ラッチアーム
(18)はラッチ突起(48)の後に掛止される。保護リブ(58)
は、誤って迷走ワイヤが引っ掛かることがないように、
ラッチアーム(18)を保護する。環状の封止部材(36)は変
形してフード区分(44)の内面およびプラグ区分(14)のみ
ぞ(32)の底面に封止係合することにより両ハウジング(1
2),(42)間を封止する。
0)を示すが、そのハウジング(12)はハウジング(42)にラ
ッチ係合し、フード区分(44)はその中にプラグ区分(14)
を収容し、ピン端子とソケット端子が内部で電気的に係
合している。成端済み導体(22),(52)はハウジング(1
2),(42)の接合に先立ってハウジング(12),(42)のそれ
ぞれの端子受入れキャビティ(20),(50)内に固着されて
いる。キー突条(28)とそれぞれのキーみぞとは両ハウジ
ングを相互に分極して適正に接合させる。ラッチアーム
(18)はラッチ突起(48)の後に掛止される。保護リブ(58)
は、誤って迷走ワイヤが引っ掛かることがないように、
ラッチアーム(18)を保護する。環状の封止部材(36)は変
形してフード区分(44)の内面およびプラグ区分(14)のみ
ぞ(32)の底面に封止係合することにより両ハウジング(1
2),(42)間を封止する。
ワイヤシール(70)の一選好実施例が第3図に縦断面して
示されるが、これはハウジング(12)の端子受入れキャビ
ティ(20)の拡張された後部分(26)に挿置されていていつ
でも成端済み導体(22)を挿入自在に受入れる態勢にあ
る。全く同じワイヤシール(70)が同様にハウジング(42)
の後キャビティ部分(56)にも配置される。環状のシール
当たり区分(72)にはハウジング(12)の後面(40)から凹ま
せた協力当たり面(38)が係合して、後キャビティ部分(2
6)沿いのワイヤシール(70)がそれ以上軸線方向前方に移
動することを阻止する。ワイヤシール(70)は横本体区分
(74)を包含し、区分(74)から前方に向かって外側のスリ
ーブ様ハウジング係合区分(環状の外区分)(76)と該区
分内の内側のチューブ様導体係合区分(環状の内区分)
(78)とがほぼ同軸同延に延びている。環状空間即ち間隙
(80)は内区分(78)と外区分(76)とを隔離している。外区
分(76)の外径は拡張された後キャビティ部分(26)の内径
よりも大きく選定して外区分(76)とキャビティ部分(26)
とが締り嵌めとなりワイヤシール(70)とハウジング(12)
の間に封止係合を生ずるようにする。外区分(76)の前端
(84)の周囲にはベベル面(82)を形成してキャビティ部分
(26)へのワイヤシール(70)の挿入を助けることが好まし
い。
示されるが、これはハウジング(12)の端子受入れキャビ
ティ(20)の拡張された後部分(26)に挿置されていていつ
でも成端済み導体(22)を挿入自在に受入れる態勢にあ
る。全く同じワイヤシール(70)が同様にハウジング(42)
の後キャビティ部分(56)にも配置される。環状のシール
当たり区分(72)にはハウジング(12)の後面(40)から凹ま
せた協力当たり面(38)が係合して、後キャビティ部分(2
6)沿いのワイヤシール(70)がそれ以上軸線方向前方に移
動することを阻止する。ワイヤシール(70)は横本体区分
(74)を包含し、区分(74)から前方に向かって外側のスリ
ーブ様ハウジング係合区分(環状の外区分)(76)と該区
分内の内側のチューブ様導体係合区分(環状の内区分)
(78)とがほぼ同軸同延に延びている。環状空間即ち間隙
(80)は内区分(78)と外区分(76)とを隔離している。外区
分(76)の外径は拡張された後キャビティ部分(26)の内径
よりも大きく選定して外区分(76)とキャビティ部分(26)
とが締り嵌めとなりワイヤシール(70)とハウジング(12)
の間に封止係合を生ずるようにする。外区分(76)の前端
(84)の周囲にはベベル面(82)を形成してキャビティ部分
(26)へのワイヤシール(70)の挿入を助けることが好まし
い。
第3図には横本体区分(74)から前方に内区分(78)を貫通
する輪郭付き中穴(端子挿入穴)(86)の内側形状が示さ
れている。内区分(78)の内側面(90)から半径方向内向き
に三つの環状隆条(58)が盛り上がっている。隆条(58)は
このワイヤシール(70)を用いることに予定されている最
小サイズ導体ワイヤの直径よりも小さく選定された縮小
径を有する。輪郭付き中穴(86)の一般直径はワイヤシー
ル(70)に予定されている最大サイズ導体ワイヤよりも大
きく選定される。横本体区分(74)には、このワイヤシー
ル(70)の後面(94)から前方に輪郭付き中穴(86)に沿って
延びる導体導入口(92)がある。
する輪郭付き中穴(端子挿入穴)(86)の内側形状が示さ
れている。内区分(78)の内側面(90)から半径方向内向き
に三つの環状隆条(58)が盛り上がっている。隆条(58)は
このワイヤシール(70)を用いることに予定されている最
小サイズ導体ワイヤの直径よりも小さく選定された縮小
径を有する。輪郭付き中穴(86)の一般直径はワイヤシー
ル(70)に予定されている最大サイズ導体ワイヤよりも大
きく選定される。横本体区分(74)には、このワイヤシー
ル(70)の後面(94)から前方に輪郭付き中穴(86)に沿って
延びる導体導入口(92)がある。
第4A図および第4B図はそれぞれ本発明の防水コネクタに
使用されるワイヤシールを比較的大きな導体ワイヤ(22
A)および比較的小の導体ワイヤ(22B)に用いる例を示
す。第4A図において、端子(24A)が成端されている成端
済み導体(22A)はワイヤシール(70A)に挿入されてその端
子(24A)はワイヤシール(70A)前方の通常の保持手段によ
って端子受入れキャビティ(20A)内に固定される。ワイ
ヤシール(70A)の輪郭付き中穴(86A)内には大径導体(22
A)が挿置されて環状隆条(複数)(58A)に係合されてい
る。シールの内区分(78)は膨隆(複数)(96A)のところ
で半径方向外方に変形されている。環状間隙(80A)があ
るので、膨隆(96A)は外シール区分(76)に係合せずに半
径方向に変形することができるが、さもないと半径方向
外向きの力がキャビティ部分(26)の側壁に及んでワイヤ
シール(70A)への成端済み導体(22A)の挿入に相当の抵抗
を生じかねない。重複型の封止係合は環状隆条(58A)の
ところで内シール区分(78A)と導体(22A)との間に得られ
る。
使用されるワイヤシールを比較的大きな導体ワイヤ(22
A)および比較的小の導体ワイヤ(22B)に用いる例を示
す。第4A図において、端子(24A)が成端されている成端
済み導体(22A)はワイヤシール(70A)に挿入されてその端
子(24A)はワイヤシール(70A)前方の通常の保持手段によ
って端子受入れキャビティ(20A)内に固定される。ワイ
ヤシール(70A)の輪郭付き中穴(86A)内には大径導体(22
A)が挿置されて環状隆条(複数)(58A)に係合されてい
る。シールの内区分(78)は膨隆(複数)(96A)のところ
で半径方向外方に変形されている。環状間隙(80A)があ
るので、膨隆(96A)は外シール区分(76)に係合せずに半
径方向に変形することができるが、さもないと半径方向
外向きの力がキャビティ部分(26)の側壁に及んでワイヤ
シール(70A)への成端済み導体(22A)の挿入に相当の抵抗
を生じかねない。重複型の封止係合は環状隆条(58A)の
ところで内シール区分(78A)と導体(22A)との間に得られ
る。
第4B図は本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシー
ルを比較的小サイズの導体に用いた例を示す。成端済み
の導体(22B)はワイヤシール(70B)の輪郭付き中穴(86B)
沿いに挿置され、その端子(24B)はシールの前方でハウ
ジングキャビティ(20B)内に固定される。締り嵌めは環
状隆条(58B)によって導体(22B)との間に保たれ、その結
果膨隆(96B)のところで半径方向外方に向かって環状間
隙(80B)内に若干変形することになる。重複型封止係合
は環状隆条(58B)のところで内シール区分(78B)と導体(2
2B)との間に得られる。このように、同サイズのワイヤ
シールが隣合うワイヤサイズを持ついくつかの導体の各
一を受入れてこれに封着することができる。
ルを比較的小サイズの導体に用いた例を示す。成端済み
の導体(22B)はワイヤシール(70B)の輪郭付き中穴(86B)
沿いに挿置され、その端子(24B)はシールの前方でハウ
ジングキャビティ(20B)内に固定される。締り嵌めは環
状隆条(58B)によって導体(22B)との間に保たれ、その結
果膨隆(96B)のところで半径方向外方に向かって環状間
隙(80B)内に若干変形することになる。重複型封止係合
は環状隆条(58B)のところで内シール区分(78B)と導体(2
2B)との間に得られる。このように、同サイズのワイヤ
シールが隣合うワイヤサイズを持ついくつかの導体の各
一を受入れてこれに封着することができる。
第4A図および第4B図からわかるように、成端済みの導体
(22A),(22B)のワイヤシール(70A),(70B)への挿入中、
環状隆条(58A),(58B)のところで実質的な面接触が起る
が、これは特に導体に成端された端子に通常は導体直径
よりも大幅の部分があるためである。各環状隆条(58
A),(58B)の前後面はベベル面にして導体(22A),(22B)
の挿入を助けると共に内シール区分(78A)、(78B)を強化
するのがよい。上記の面接触から生ずる摩擦の摩擦係数
を減じるには、便宜上潤滑剤になるアルコールで成端済
み導体を拭うことができる。アルコールは挿入後容易に
蒸発する。
(22A),(22B)のワイヤシール(70A),(70B)への挿入中、
環状隆条(58A),(58B)のところで実質的な面接触が起る
が、これは特に導体に成端された端子に通常は導体直径
よりも大幅の部分があるためである。各環状隆条(58
A),(58B)の前後面はベベル面にして導体(22A),(22B)
の挿入を助けると共に内シール区分(78A)、(78B)を強化
するのがよい。上記の面接触から生ずる摩擦の摩擦係数
を減じるには、便宜上潤滑剤になるアルコールで成端済
み導体を拭うことができる。アルコールは挿入後容易に
蒸発する。
しかし本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシール
(70)は、成型可能な組成物から成型してその表面部分に
固有の潤滑性を持たせ摩擦係数が実質的に低下するよう
にすることが好ましい。ネオプレンをベースとするこの
種の成形可能組成物が1985年5月17日差出(本発明と同
時)の米国特許出願第735418号(AMP社ケース番号1308
7)に開示されている。この固有の潤滑性はまた、成端
済み導体の挿入中にシールが引裂かれるおそれを少なく
し、拡張されたキャビティ部分にワイヤシールを締り嵌
め状に挿入することを容易ならしめる傾向がある。
(70)は、成型可能な組成物から成型してその表面部分に
固有の潤滑性を持たせ摩擦係数が実質的に低下するよう
にすることが好ましい。ネオプレンをベースとするこの
種の成形可能組成物が1985年5月17日差出(本発明と同
時)の米国特許出願第735418号(AMP社ケース番号1308
7)に開示されている。この固有の潤滑性はまた、成端
済み導体の挿入中にシールが引裂かれるおそれを少なく
し、拡張されたキャビティ部分にワイヤシールを締り嵌
め状に挿入することを容易ならしめる傾向がある。
発明の効果 本発明の防水コネクタは、コネクタハウジングの端子受
入れキャビティに挿入される、中央に端子挿入穴を有す
る一体構造の弾性のワイヤシールを具え、ワイヤシール
には所定幅の深い環状間隙により同軸状の略環状の外区
分と内区分を形成し、端子挿入穴の内側面には長手方向
に離間する複数の環状隆条を形成する構成としたので次
の効果を奏する。
入れキャビティに挿入される、中央に端子挿入穴を有す
る一体構造の弾性のワイヤシールを具え、ワイヤシール
には所定幅の深い環状間隙により同軸状の略環状の外区
分と内区分を形成し、端子挿入穴の内側面には長手方向
に離間する複数の環状隆条を形成する構成としたので次
の効果を奏する。
大直径サイズの導体を使用しても内区分が環状間隙内に
変形して比較的低挿入力でワイヤシールに挿入でき且つ
環状隆条により効果的に防水することができる。異なる
サイズの導体に対し、コネクタハウジングと導体との間
を効果的に防水することができ応用範囲が広い。
変形して比較的低挿入力でワイヤシールに挿入でき且つ
環状隆条により効果的に防水することができる。異なる
サイズの導体に対し、コネクタハウジングと導体との間
を効果的に防水することができ応用範囲が広い。
更にワイヤシールをコネクタハウジングに装着した後
に、端子を成端した導体を挿入できるので作業性に優れ
ている。
に、端子を成端した導体を挿入できるので作業性に優れ
ている。
図面の簡単な説明 第1図はワイヤシールと成端済み導体とをつがいのコネ
クタハウジングから分解して示すコネクタアセンブリの
斜視図である。
クタハウジングから分解して示すコネクタアセンブリの
斜視図である。
第2図は第1図のコネクタアセンブリの組立済み状態に
おける斜視図である。
おける斜視図である。
第3図は、本発明の防水コネクタに使用されるワイヤシ
ールが端子受入れキャビティに挿置されている、ハウジ
ング後方区分の部分縦断面図である。
ールが端子受入れキャビティに挿置されている、ハウジ
ング後方区分の部分縦断面図である。
第4A図と第4B図とは、それぞれ比較的大径および小径の
導体がワイヤシールに挿置されている、第3図と同様の
図である。
導体がワイヤシールに挿置されている、第3図と同様の
図である。
12,14……コネクタハウジング 20,50……端子受入れキャビティ 58……環状隆条 70……ワイヤシール 76……外区分 78……内区分 80……環状間隙 86……端子挿入穴 90……内側面
Claims (1)
- 【請求項1】端子受入れキャビティが形成されたコネク
タハウジングと、 該コネクタハウジングの前記各端子受入れキャビティの
端子挿入端側の内壁に密接して配置固定され、中央を貫
通する端子挿入穴を有する一体構造の弾性のワイヤシー
ルと、を具え、 該ワイヤシールの前記端子挿入端の反対側から前記端子
挿入端近傍に向けて所定幅の深い環状間隙により相互に
同軸状の略環状の外区分と内区分を形成し、該内区分の
中心を貫通する前記端子挿入穴の内側面には長手方向に
離間する複数の環状隆条を形成したことを特徴とする防
水コネクタ。
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US735886 | 1985-05-17 | ||
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- 1986-04-25 EP EP86903026A patent/EP0221952B1/en not_active Expired - Lifetime
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