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JPH0627117U - 成形型 - Google Patents

成形型

Info

Publication number
JPH0627117U
JPH0627117U JP7135792U JP7135792U JPH0627117U JP H0627117 U JPH0627117 U JP H0627117U JP 7135792 U JP7135792 U JP 7135792U JP 7135792 U JP7135792 U JP 7135792U JP H0627117 U JPH0627117 U JP H0627117U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
flat surface
die
flat
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7135792U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2589389Y2 (ja
Inventor
田 伴 己 太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP1992071357U priority Critical patent/JP2589389Y2/ja
Publication of JPH0627117U publication Critical patent/JPH0627117U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2589389Y2 publication Critical patent/JP2589389Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方の金型と他方の金型とが第一,第二平坦
面の面方向に沿って相対移動することを確実に防止する
ことのできる成形型を提供する。 【構成】 開閉自在な金型2,3を有し、金型2の合わ
せ面5には第一平坦面6と第一傾斜面7とを形成し、金
型3には第二平坦面20と第二傾斜面21を形成し、第
一,第二傾斜面7,21によりキャビティJを構成し、
第一傾斜面7をキャビティJ内のインサート部品31に
接触させてインサート部品31を保持する構成とした成
形型において、合わせ面5,19間に、型閉め状態で一
対の金型2,3が第一平坦面6と第二平坦面20の面方
向に相対移動することを防止するストッパ29,30を
設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばトランスファ成形,射出成形等に用いられる成形型であって 、特にキャビティ内でインサート部品を保持する構成とした成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の成形型の断面図である。一方の金型としての中型100と、他 方の金型としての下型101とは図中上下方向に開閉自在である。中型100の 合せ面102には第一平坦面103と、第一平坦面103に対して所定角度傾斜 した第一傾斜面104とを設けてある。
【0003】 また、下型101の合せ面105には、第一平坦面103,第一傾斜面104 と平行な第二平坦面106,第二傾斜面107を形成してある。中型110には 上下方向に沿って孔116を設けてある。更に、第二傾斜面107には凹部11 5を設けてあり、凹部115にはねじ部材108を用いて中子型109を固定し てある。このように、穴116,凹部115中子型109により円筒状のキャビ ティAを形成している。
【0004】 一方、下型101の第二平坦面106には、ノックピン110を取り付けてあ り、中型100の第一平坦面103にはガイド穴111を設けてある。
【0005】 中型100の上方には上型112が配置される。上型112にはキャビティA に連通するスプル113を設けてある。ガイド穴111とノックピン110とは 中型100と下型101との位置決め及び位置ズレ防止を行うものである。そし て、型閉め時におけるノックピン110と中型100とのカジリを防止すべく、 ガイド穴111の径をノックピン110よりも0.2mm程度大径に設定し、クリ アランスを形成している。
【0006】 上記構成において、型開き状態で凹部115に予めインサート部品としての金 具114をおき、中型100と下型101とを型閉めする。すると、金具114 は下型101側に置いたピン(図示せず)と中型100の第一傾斜面104とに より、キャビティA内で保持される。
【0007】 その後、スプル113を介して注入される流動状態の成形材料としてのゴムG は、図11のようにキャビティA内に到達する。ゴムGは固化により金具114 と一体化する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記従来例においては、ゴムGが流動する際に中型100に対して図1 1中右下方向の圧力Bが加わるため、圧力Bにより中型100が前記クリアラン スDの量だけ第一,第二平坦面103,106の面方向Fに移動し、第一,第二 傾斜面104,107間に隙間Eが発生する。
【0009】 その結果、金具114と第一傾斜面104とが離れて該部位HにゴムGが入り 込むという成形不良(製品の機能上不可)が発生していた。この成形不良が発生 した製品は、不要部分のゴムを手作業で除去しなければならず、生産効率も悪い 。
【0010】 本考案は上記課題を解決するためのもので、一方の金型と他方の金型とが第一 ,第二平坦面の面方向に沿って相対移動することを確実に防止することのできる 成形型を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、開閉自在に配置される一対の金型を有し、 一方の金型の合わせ面には第一平坦面と、第一平坦面に対して傾斜した状態で接 続される第一傾斜面とを形成し、他方の金型には前記第一平坦面及び第一傾斜面 と平行な第二平坦面及び第二傾斜面を形成するとともに、前記第一,第二傾斜面 によりキャビティを構成し、第一,第二傾斜面のうちいずれか一方の傾斜面をキ ャビティ内のインサート部品に接触させることにより、該インサート部品を保持 する構成とした成形型において、前記一対の金型の合わせ面間に、型閉め状態で 一対の金型が第一平坦面と第二平坦面の面方向に相対移動することを防止するス トッパを設けた。
【0012】
【作用】
一対の金型を型閉めすると、一方の傾斜面がインサート部品に接触し、インサ ート部品をキャビティ内に保持する。次に、キャビティ内に成形材料を注入する と、その固化によりインサート部品と接合する。この際、一対の金型はストッパ によって第一,第二平坦面の面方向への移動が規制されているため、成形材料の 流動圧力が一対の金型に対して第一,第二平坦面の面方向へ加わったとしても、 一方の傾斜面がインサート部品に接触した状態を維持できる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の成形型の正面断面図、図2は同成形型の平面図である。図にお いて1は上型、2は中型(一方の金型)、3は下型(他方の金型)であり、それ ぞれ開閉自在である。上型1は成形材料としてのゴムが通過するスプル2aと、 穴3aとを有し、下面側にはノックピン4を固定してある。
【0014】 中型2であって下型3との合せ面5には、図5に示すように、第一平坦面6と 、第一平坦面6に対して所定角度傾斜した第一傾斜面7とを形成してある。平坦 面6と第一傾斜面7とは、第一傾斜面7に対して略直角な型受け面29を介して 接続してある。また、中型2であって上型1との合せ面8には、ノックピン4に 対応する位置にガイド穴9を設けてある。そして、中型2には合せ面8から合せ 面5間を貫通する円柱状の孔10を設けてある。
【0015】 図3は中型2を第一傾斜面7に対して垂直な方向から見た図である。第一傾斜 面7には、孔10を隔てて孔11,12を設けてある。孔11には離型用のアン ギュラピン13を嵌合してあり、孔12には位置決め用のノックピン14を嵌合 してある。
【0016】 図4は中型2の孔10内に配置される中子型15の分解正面図である。中子型 15は円柱状の本体16と、本体16の下部に軸心に沿って設けた穴17に嵌合 したピン18とを有する。中子型15は上型1、中型2、下型3のいずれからも 独立して構成してある。
【0017】 一方、下型3は中型2との合せ面19に、第一平坦面6と平行な第二平坦面2 0と、第一傾斜面7と平行な第二傾斜面21とを形成してある。
【0018】 図6は第二傾斜面21に対して略垂直な方向から見た図である。第二傾斜面2 1にはキャビティを形成する概略菱形の凹部22を設けてあり、凹部22の略中 央には穴23を設けてある。穴23にはインサート部品としての金具31を位置 決めするピンを嵌合する一対の穴24を設けてある。また、凹部22の小穴25 群には、金具31の受けピン(図示せず)が嵌合される。
【0019】 更に下型3には下部に中空部26を形成してあり、アンギュラピン13に対応 する位置には第二傾斜面21から中空部26へ貫通する孔27を設けてある。更 にまた第二傾斜面21であってガイドピン14に対応する位置にはガイド穴28 を設けてある。また、第二傾斜面21と第二平坦面20とは、型受け面29と平 行な型受け面30によって接続してある。上記型受け面29,30が本考案のス トッパを構成している。
【0020】 上記構成において、まず図5のように凹部21に環状の金具31を位置決め載 置した後、中型2を矢印方向、即ち、第一傾斜面7と略直角に型閉めする。する と、ガイドピン14が穴28内に進入して中型2と下型3とが位置決めされると ともに、アンギュラピン13は孔23へと挿入される。
【0021】 そして、第一,第二平坦面6,20が接触し、第一,第二傾斜面7,21が接 触し、中型2と下型3との型じめが完了する。また、型受け面20,39も密着 した状態となる。この時点で金具31は凹部22に設けた受けピン及び第一傾斜 面7により挟持される。
【0022】 そして、中子型15を孔10内へと挿入し、ピン18を下型3の穴27へ挿入 し、中型2、中子型15、下型3によって取り囲まれたキャビティJを形成する 。更に、上型1、型31aを型閉めする。
【0023】 次に、スプル2aを介して流動状態のゴムMをキャビティJ内へ注入すると、 該ゴムMが固化して金具31と接合されることとなる。上記加硫成形時、図7の ようにゴムMの流動圧力により中型2に対して第一傾斜面7,第二傾斜面21と 平行な圧力Kが加わるが、第一,第二傾斜面7,21と略直角な型受け面29, 30が面接触しているため、中型2と下型3とが第一,第二平坦面6,20に沿 った方向に相対移動することを防ぐ。
【0024】 このため、第一傾斜面7は金具31に対して接触した状態を維持でき、その接 触面間にゴムMが侵入することもなく、優れた成形性を確保できる。従って、製 品の完成後に成形不良部分を除去する作業も要らず、生産効率が向上する。
【0025】 その後、型開きして取り出した製品を図8,図9に示す。製品40はゴム状弾 性体よりなる円筒部41と、円筒部41の開口端に形成されたフランジ部42と を有し、フランジ部42には金具31が埋め込まれている。金具31の表面はフ ランジ部42の表面に露出している。43は通路である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したから、キャビティ内に注入される成形材料の流 動圧が、一対の金型に対して第一,第二平坦面の面方向に加わったとしても、ス トッパにより一対の金型が同方向に相対移動することを防止できる。
【0027】 従って、一方の傾斜面がインサート部品に接触した状態を維持でき、その接触 面間に成形材料が侵入することもなく、優れた成形性を確保できるし、製品の完 成後に成形不良部分を除去する作業も要らず、生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した成形型の正面断面図。
【図2】図1の成形型の平面図。
【図3】図1の成形型の中型の第一傾斜面の図。
【図4】図1で用いる中子型の分解図。
【図5】図1の成形型の中型と下型の型じめ前の正面断
面図。
【図6】図1の成形型の下型の第二傾斜面の図。
【図7】図1の成形型の要部を示す断面図。
【図8】図1の成形型により成形した製品の断面図。
【図9】図8の製品の底面図。
【図10】従来の成形型の正面断面図。
【図11】図10の成形型の要部を示す断面図。
【符号の説明】 1 上型 2 中型 3 下型 4,14 ピン 5,8,19 合せ面 6 第一平坦面 20 第二平坦面 7 第一傾斜面 21 第二傾斜面 9,28 ガイド穴 10,11,12 孔 13 アンギュラピン 15 中子型 16 本体 17 孔 18 ピン 22 凹部 23 貫通孔 24 穴 25 小穴 26 中空部 27 穴 29,30 型受け面(ストッパ) 31 金具(インサート部品) 31a 型 K 圧力 M ゴム(成形材料) J キャビティ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在に配置される一対の金型を有
    し、一方の金型の合わせ面には第一平坦面と、第一平坦
    面に対して傾斜した状態で接続される第一傾斜面とを形
    成し、他方の金型には前記第一平坦面及び第一傾斜面と
    平行な第二平坦面及び第二傾斜面を形成するとともに、
    前記第一,第二傾斜面によりキャビティを構成し、第
    一,第二傾斜面のうちいずれか一方の傾斜面をキャビテ
    ィ内のインサート部品に接触させることにより、該イン
    サート部品を保持する構成とした成形型において、 前記一対の金型の合わせ面間に、型閉め状態で一対の金
    型が第一平坦面と第二平坦面の面方向に相対移動するこ
    とを防止するストッパを設けたことを特徴とする成形
    型。
JP1992071357U 1992-09-21 1992-09-21 成形型 Expired - Lifetime JP2589389Y2 (ja)

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JP1992071357U JP2589389Y2 (ja) 1992-09-21 1992-09-21 成形型

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