JPH06266402A - 最適2自由度制御系設計装置 - Google Patents
最適2自由度制御系設計装置Info
- Publication number
- JPH06266402A JPH06266402A JP5268693A JP5268693A JPH06266402A JP H06266402 A JPH06266402 A JP H06266402A JP 5268693 A JP5268693 A JP 5268693A JP 5268693 A JP5268693 A JP 5268693A JP H06266402 A JPH06266402 A JP H06266402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- mode
- controller
- input
- feedback controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 目標値追従応答性の良い2自由度制御器を得
ることを可能にする。 【構成】 制御対象に応じたフィードバック制御器を所
定の方法で設計するフィードバック制御器設計手段2
と、前記フィードバック制御器をモードに分解するモー
ド分解手段4と、モード分解されたフィードバック制御
器に基づいて各モード毎に、目標入力に、各モードに対
応するフィードフォワード定数ゲインを乗算したもの
と、前記制御対象の観測出力に、各モードに対応するフ
ィードバック定数ゲインを乗算したものとの差を、対応
するモードの入力とし、各モードの出力を加算してその
和が制御入力となるような2自由度制御器の基本構造を
決定する制御器基本構造決定手段6と、を備えているこ
とを特徴とする。
ることを可能にする。 【構成】 制御対象に応じたフィードバック制御器を所
定の方法で設計するフィードバック制御器設計手段2
と、前記フィードバック制御器をモードに分解するモー
ド分解手段4と、モード分解されたフィードバック制御
器に基づいて各モード毎に、目標入力に、各モードに対
応するフィードフォワード定数ゲインを乗算したもの
と、前記制御対象の観測出力に、各モードに対応するフ
ィードバック定数ゲインを乗算したものとの差を、対応
するモードの入力とし、各モードの出力を加算してその
和が制御入力となるような2自由度制御器の基本構造を
決定する制御器基本構造決定手段6と、を備えているこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィードバック制御系
とフィードフォワード制御系を併用した2自由度制御系
を最適に設計する最適2自由度制御系設計装置に関する
ものであって、特に各種工業用プラントやロボットメカ
ニカルシステムなどの制御器の設計に用いられる。
とフィードフォワード制御系を併用した2自由度制御系
を最適に設計する最適2自由度制御系設計装置に関する
ものであって、特に各種工業用プラントやロボットメカ
ニカルシステムなどの制御器の設計に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来フィードバック制御系の設計方法と
して、たとえば文献 (1) 須田信栄編:PID制御、朝倉書店(システム
制御学会編) (2) 木村、他:特集「実用期を迎えたロバスト制
御」計測と制御、Vol.30,No.8, pp.647-740(1991) などに示されているように、PID制御系、I−PD制
御系などの古典的方法,LQG(Linear Quadratic Gau
ssian )最適制御やH∞制御などが知られている。これ
らの方法は、システムを安定化し、かつ性能の良いフィ
ードバック制御系をいかに設計するかについての知見を
与えている。
して、たとえば文献 (1) 須田信栄編:PID制御、朝倉書店(システム
制御学会編) (2) 木村、他:特集「実用期を迎えたロバスト制
御」計測と制御、Vol.30,No.8, pp.647-740(1991) などに示されているように、PID制御系、I−PD制
御系などの古典的方法,LQG(Linear Quadratic Gau
ssian )最適制御やH∞制御などが知られている。これ
らの方法は、システムを安定化し、かつ性能の良いフィ
ードバック制御系をいかに設計するかについての知見を
与えている。
【0003】しかし、フィードバック制御のみを用いて
制御を行った場合には、目標入力信号に対する制御出力
の時間応答が望ましい応答を示すように制御系設計を行
うことがしばしば難しく、そのような場合にはフィード
フォワード制御系を併用した2自由度制御系を用いると
効果があることが知られている。たとえば文献 (3) 荒木:2自由度制御系−I、システムと制御、
Vol.29, No.10, pp.649-656(1985) (4) 原、杉江:2自由度制御系−II、システムと制
御、Vol.30, No.8, pp.457-466(1986) などに2自由度PID制御系や2自由度制御系の一般的
制御構造が示されている。
制御を行った場合には、目標入力信号に対する制御出力
の時間応答が望ましい応答を示すように制御系設計を行
うことがしばしば難しく、そのような場合にはフィード
フォワード制御系を併用した2自由度制御系を用いると
効果があることが知られている。たとえば文献 (3) 荒木:2自由度制御系−I、システムと制御、
Vol.29, No.10, pp.649-656(1985) (4) 原、杉江:2自由度制御系−II、システムと制
御、Vol.30, No.8, pp.457-466(1986) などに2自由度PID制御系や2自由度制御系の一般的
制御構造が示されている。
【0004】一般的な2自由度制御系の設計法について
は系統的な設計法が少なく、わずかに (5) 千田:2自由度制御装置、特開平3−6710
2号公報 (6) 前田、杉江:アドバンスト制御のためのシステ
ム制御理論、朝倉書店(システム制御学会編) に示されているのみである。そしていずれの設計方法も
フィードフォワード制御器を動的制御器として設計する
方法であるため、設計されるフィードフォワード制御器
の極や零点はフィードバック制御器とは異なった値を持
つことになる。したがって、設計したフィードバック制
御器とフィードフォワード制御器を併合した2自由度制
御器としての次数はフィードバック制御器とフィードフ
ォワード制御器の次数の和となるために非常に高次元と
なる。よって、アナログ制御ボードとしての実装を考え
た場合には、膨大な素子数が必要となることから、オペ
アンプの周波数特性を考えると現実的にはかなり難し
い。また、ディジタル計算機での制御に関しても、制御
アルゴリズムが複雑となるため計算量が増大し、充分な
制御特性を得るためには高速なディジタル素子を用いる
必要が出てくる。
は系統的な設計法が少なく、わずかに (5) 千田:2自由度制御装置、特開平3−6710
2号公報 (6) 前田、杉江:アドバンスト制御のためのシステ
ム制御理論、朝倉書店(システム制御学会編) に示されているのみである。そしていずれの設計方法も
フィードフォワード制御器を動的制御器として設計する
方法であるため、設計されるフィードフォワード制御器
の極や零点はフィードバック制御器とは異なった値を持
つことになる。したがって、設計したフィードバック制
御器とフィードフォワード制御器を併合した2自由度制
御器としての次数はフィードバック制御器とフィードフ
ォワード制御器の次数の和となるために非常に高次元と
なる。よって、アナログ制御ボードとしての実装を考え
た場合には、膨大な素子数が必要となることから、オペ
アンプの周波数特性を考えると現実的にはかなり難し
い。また、ディジタル計算機での制御に関しても、制御
アルゴリズムが複雑となるため計算量が増大し、充分な
制御特性を得るためには高速なディジタル素子を用いる
必要が出てくる。
【0005】一方、2自由度PID制御は構造が簡単で
あり、かつ目標値応答もある程度改善できることから、
各種作業分野において好んで用いられている。しかし、
PID制御パラメータの設定法には統一的な方法がな
く、専ら設計者の経験と勘に頼って行っており、パラメ
ータ調整に膨大な時間を要していた。また、パラメータ
調整の結果として得られた制御ゲインが適当なものかど
うかの判断も難しく、制御性能の面からも充分な特性が
得られないことがあった。
あり、かつ目標値応答もある程度改善できることから、
各種作業分野において好んで用いられている。しかし、
PID制御パラメータの設定法には統一的な方法がな
く、専ら設計者の経験と勘に頼って行っており、パラメ
ータ調整に膨大な時間を要していた。また、パラメータ
調整の結果として得られた制御ゲインが適当なものかど
うかの判断も難しく、制御性能の面からも充分な特性が
得られないことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、2自由
度制御系の設計方法は2自由度PID制御を用いると構
造が簡単な制御系として実現できるものの、制御パラメ
ータのチューニングに膨大な時間を要していた。一方、
一般的な2自由度系の設計方法を用いると、制御器の次
数が上がり、アナログ制御ボードでは実現的に実現不可
能であることが多く、ディジタル計算機などを用いた場
合にも複雑な制御アルゴリズムに対応できるディジタル
素子を用いる必要があった。
度制御系の設計方法は2自由度PID制御を用いると構
造が簡単な制御系として実現できるものの、制御パラメ
ータのチューニングに膨大な時間を要していた。一方、
一般的な2自由度系の設計方法を用いると、制御器の次
数が上がり、アナログ制御ボードでは実現的に実現不可
能であることが多く、ディジタル計算機などを用いた場
合にも複雑な制御アルゴリズムに対応できるディジタル
素子を用いる必要があった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、目標値追従応答性の良い2自由度制御器を得
ることのできる最適2自由度制御系設計装置を提供する
ことを目的とする。
であって、目標値追従応答性の良い2自由度制御器を得
ることのできる最適2自由度制御系設計装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により最適2自由
度制御系設計装置は、制御対象に応じたフィードバック
制御器を所定の方法で設計するフィードバック制御器設
計手段と、前記フィードバック制御器をモードに分解す
るモード分解手段と、モード分解されたフィードバック
制御器に基づいて各モード毎に、目標入力に、各モード
に対応するフィードフォワード定数ゲインを乗算したも
のと、前記制御対象の観測出力に、各モードに対応する
フィードバック定数ゲインを乗算したものとの差を、対
応するモードの入力とし、各モードの出力を加算してそ
の和が制御入力となるような2自由度制御器の基本構造
を決定する制御器基本構造決定手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
度制御系設計装置は、制御対象に応じたフィードバック
制御器を所定の方法で設計するフィードバック制御器設
計手段と、前記フィードバック制御器をモードに分解す
るモード分解手段と、モード分解されたフィードバック
制御器に基づいて各モード毎に、目標入力に、各モード
に対応するフィードフォワード定数ゲインを乗算したも
のと、前記制御対象の観測出力に、各モードに対応する
フィードバック定数ゲインを乗算したものとの差を、対
応するモードの入力とし、各モードの出力を加算してそ
の和が制御入力となるような2自由度制御器の基本構造
を決定する制御器基本構造決定手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】このように構成された本発明の最適2自由度制
御系設計装置によれば、まずフィードバック制御器設計
手段によって、制御対象に応じたフィードバック制御器
が設計され、モード分解手段によってモード分解され
る。そして、このモード分解されたフィードバック制御
器に基づいて、2自由度制御器の基本構造が制御器基本
構造決定手段によって決定される。これにより、目標値
追従応答性の良い2自由度制御器を得ることができる。
御系設計装置によれば、まずフィードバック制御器設計
手段によって、制御対象に応じたフィードバック制御器
が設計され、モード分解手段によってモード分解され
る。そして、このモード分解されたフィードバック制御
器に基づいて、2自由度制御器の基本構造が制御器基本
構造決定手段によって決定される。これにより、目標値
追従応答性の良い2自由度制御器を得ることができる。
【0010】
【実施例】本発明による最適2自由度制御系設計装置
(以下、単に設計装置ともいう)の一実施例の構成を図
1に示す。この実施例の設計装置1は、フィードバック
制御器設計手段(以下、FB制御器設計手段ともいう)
2と、モード分解手段4と、制御器基本構造決定手段6
と、重み定数入力手段8と、フィードフォワード定数計
算手段(以下、FF定数計算手段ともいう)10と、制
御則実現手段12と、制御応答表示手段14と、を備
え、制御対象に関する最適な2自由度制御器の設計を行
うものである。
(以下、単に設計装置ともいう)の一実施例の構成を図
1に示す。この実施例の設計装置1は、フィードバック
制御器設計手段(以下、FB制御器設計手段ともいう)
2と、モード分解手段4と、制御器基本構造決定手段6
と、重み定数入力手段8と、フィードフォワード定数計
算手段(以下、FF定数計算手段ともいう)10と、制
御則実現手段12と、制御応答表示手段14と、を備
え、制御対象に関する最適な2自由度制御器の設計を行
うものである。
【0011】FB制御器設計手段2は、上記制御対象に
関するフィードバック制御器を、既知の設計方法、たと
えばH∞制御理論やLQG(Linear Quadratic Gaussia
n )最適制御系設計法などのシステマティックな設計方
法、またはPID制御のような古典的な設計方法を用い
て設計する。この設計されたフィードバック制御器はs
をラプラス演算子とするとC(s)と表わすことができ
る。モード分解手段4は、上記フィードバック制御器C
(s)を次式のようにm+1個のモードにモード分解
(部分分数展開)する。
関するフィードバック制御器を、既知の設計方法、たと
えばH∞制御理論やLQG(Linear Quadratic Gaussia
n )最適制御系設計法などのシステマティックな設計方
法、またはPID制御のような古典的な設計方法を用い
て設計する。この設計されたフィードバック制御器はs
をラプラス演算子とするとC(s)と表わすことができ
る。モード分解手段4は、上記フィードバック制御器C
(s)を次式のようにm+1個のモードにモード分解
(部分分数展開)する。
【0012】
【数1】 制御器基本構造決定手段6は、モード分解されたフィー
ドバック制御器C(s)を用いて、図3に示すような2
自由度制御器の基本構造を決定する。すなわち、各モー
ドi毎に、目標入力r(s)に、各モードiに対応する
フィードフォワード定数ゲインαi を乗算したものαi
r(s)と、制御対象の観測出力yp (s)に各モード
iに対応するフィードフォワード定数ゲインβi を乗算
したものβi yp (s)との差(=αi r(s)−βi
iyp (s))を求め、この差を対応するモードiの入
力とし、各モードの出力を加算してその和が制御入力u
p(s)となるように制御器の基本構造を決定する。な
お、この時点ではフィードフォワード定数αo 〜αm は
未定である。
ドバック制御器C(s)を用いて、図3に示すような2
自由度制御器の基本構造を決定する。すなわち、各モー
ドi毎に、目標入力r(s)に、各モードiに対応する
フィードフォワード定数ゲインαi を乗算したものαi
r(s)と、制御対象の観測出力yp (s)に各モード
iに対応するフィードフォワード定数ゲインβi を乗算
したものβi yp (s)との差(=αi r(s)−βi
iyp (s))を求め、この差を対応するモードiの入
力とし、各モードの出力を加算してその和が制御入力u
p(s)となるように制御器の基本構造を決定する。な
お、この時点ではフィードフォワード定数αo 〜αm は
未定である。
【0013】重み定数入力手段8はFF定数計算手段1
0に用いられる重み定数を入力するのに用いられる。こ
の重み定数は制御入力重み定数および制御出力重み定数
からなっている。FF定数計算手段10は、上記重み定
数を用いて、上述のフィードフォワード定数ゲインαo
〜αm の最適値を計算する。この最適値の計算について
は後述する。
0に用いられる重み定数を入力するのに用いられる。こ
の重み定数は制御入力重み定数および制御出力重み定数
からなっている。FF定数計算手段10は、上記重み定
数を用いて、上述のフィードフォワード定数ゲインαo
〜αm の最適値を計算する。この最適値の計算について
は後述する。
【0014】制御則実現手段12は、制御器基本構造決
定手段6によって決定された2自由度制御器の基本構造
と、FF定数計算手段10によって計算されたフィード
フォワード定数ゲインαo 〜αm とを用いて、ディジタ
ル計算機に実現するための制御則(制御アルゴリズム)
を実現する。なお、得られた制御則を連続時間制御則の
まま用いて、アナログ制御ボードとして作成することも
可能である。
定手段6によって決定された2自由度制御器の基本構造
と、FF定数計算手段10によって計算されたフィード
フォワード定数ゲインαo 〜αm とを用いて、ディジタ
ル計算機に実現するための制御則(制御アルゴリズム)
を実現する。なお、得られた制御則を連続時間制御則の
まま用いて、アナログ制御ボードとして作成することも
可能である。
【0015】制御応答表示手段14はシミュレータ機能
を有しており、このシミュレータ機能を用いて制御入力
と制御出力などの応答をシュミレーションによって求
め、この結果を図4に示すように画面に表示する。ま
た、実システムの応答をモニタし、制御応答を画面に表
示する。なお、得られた制御応答が望ましくない場合
は、制御入力重み定数および制御出力重み定数を重み定
数入力手段8によって再度入力し、FF定数計算、制御
則実現、制御応答表示を行うことによって、表示された
制御応答を見ながらのオンラインチューニングが可能と
なる。
を有しており、このシミュレータ機能を用いて制御入力
と制御出力などの応答をシュミレーションによって求
め、この結果を図4に示すように画面に表示する。ま
た、実システムの応答をモニタし、制御応答を画面に表
示する。なお、得られた制御応答が望ましくない場合
は、制御入力重み定数および制御出力重み定数を重み定
数入力手段8によって再度入力し、FF定数計算、制御
則実現、制御応答表示を行うことによって、表示された
制御応答を見ながらのオンラインチューニングが可能と
なる。
【0016】なお、実システムにおいては、制御則実現
手段12によって得られた制御則に基づいて、2自由度
制御装置24が駆動される。この2自由度制御装置は、
たとえばエンコーダなどの観測出力検出装置22で検出
された観測出力および制御目標値発生装置20からの目
標値入力に基づいて制御入力を計算し、この制御入力を
たとえばDCモータなどの制御入力発生装置に送出す
る。これによって制御対象が制御される。
手段12によって得られた制御則に基づいて、2自由度
制御装置24が駆動される。この2自由度制御装置は、
たとえばエンコーダなどの観測出力検出装置22で検出
された観測出力および制御目標値発生装置20からの目
標値入力に基づいて制御入力を計算し、この制御入力を
たとえばDCモータなどの制御入力発生装置に送出す
る。これによって制御対象が制御される。
【0017】次に、上記実施例の動作を図2を参照して
説明する。図2は上記実施例の設計アルゴリズムを示す
フローチャートである。まず、FB制御器設計手段2に
よってフィードバック制御器C(s)を設計する(ステ
ップF21参照)。続いて設計されたフィードバック制
御器C(s)をモード分解手段4によってモード分解し
(ステップF22参照)、2自由度制御器の基本構造を
制御基本構造決定手段6によって決定する(ステップF
23参照)。次に制御入力重み定数および制御出力重み
定数を重み定数入力手段8によって設定し(ステップF
24参照)、この設定された重み定数を用いてFF定数
計算手段10によって最適なフィードフォワード定数ゲ
インαo 〜αm を計算する(ステップF25参照)。そ
して得られたフィードフォワード定数ゲインと2自由度
制御器の基本構造とを用いてディジタル計算機に実現す
るための制御則を制御則実現手段12によって実現する
(ステップF26参照)。得られた制御則を用いた場合
の制御応答を制御応答表示手段14を用いて求め、表示
する(ステップF27、F28参照)。
説明する。図2は上記実施例の設計アルゴリズムを示す
フローチャートである。まず、FB制御器設計手段2に
よってフィードバック制御器C(s)を設計する(ステ
ップF21参照)。続いて設計されたフィードバック制
御器C(s)をモード分解手段4によってモード分解し
(ステップF22参照)、2自由度制御器の基本構造を
制御基本構造決定手段6によって決定する(ステップF
23参照)。次に制御入力重み定数および制御出力重み
定数を重み定数入力手段8によって設定し(ステップF
24参照)、この設定された重み定数を用いてFF定数
計算手段10によって最適なフィードフォワード定数ゲ
インαo 〜αm を計算する(ステップF25参照)。そ
して得られたフィードフォワード定数ゲインと2自由度
制御器の基本構造とを用いてディジタル計算機に実現す
るための制御則を制御則実現手段12によって実現する
(ステップF26参照)。得られた制御則を用いた場合
の制御応答を制御応答表示手段14を用いて求め、表示
する(ステップF27、F28参照)。
【0018】制御応答が満足できない場合はステップF
24に戻って重み定数を再設定し直し、上述のステップ
を繰返す(ステップF29参照)。制御応答が充分満足
できるものであれば、実システムに適用する(ステップ
F31参照)。すなわち、得られた制御則を用いて2自
由度制御装置24を駆動して、観測出力検出装置22か
らの観測出力および制御目標値発生装置20からの制御
目標値に基づいて制御入力を求め、この制御入力を制御
入力発生装置26を介して制御対象に送出して制御対象
を制御する。そして、その制御応答を制御応答表示手段
14に表示し、制御応答が充分な場合は設計を終了する
(ステップF31参照)。もし制御応答が満足できるも
のでない場合はステップF24に戻って、重み定数を再
設定し、上述のステップを繰返す(ステップF31参
照)。以上のアルゴリズムを用いて目標値追従応答性の
良い2自由度制御器を設計することができる。
24に戻って重み定数を再設定し直し、上述のステップ
を繰返す(ステップF29参照)。制御応答が充分満足
できるものであれば、実システムに適用する(ステップ
F31参照)。すなわち、得られた制御則を用いて2自
由度制御装置24を駆動して、観測出力検出装置22か
らの観測出力および制御目標値発生装置20からの制御
目標値に基づいて制御入力を求め、この制御入力を制御
入力発生装置26を介して制御対象に送出して制御対象
を制御する。そして、その制御応答を制御応答表示手段
14に表示し、制御応答が充分な場合は設計を終了する
(ステップF31参照)。もし制御応答が満足できるも
のでない場合はステップF24に戻って、重み定数を再
設定し、上述のステップを繰返す(ステップF31参
照)。以上のアルゴリズムを用いて目標値追従応答性の
良い2自由度制御器を設計することができる。
【0019】次に、フィードフォワード定数ゲインαo
〜αm の最適値の計算について述べる。FB制御器設計
手段2によって設計されたフィードバック制御器C
(s)はモード分解手段4によって上述の(1)式のよ
うにモード分解される。そして、2自由度制御器の基本
構造(図3参照)が決定手段6によって決定される。一
般にフィードバック制御器としては、積分型サーボ制御
器が用いられることが多いので、モード0のCo (s)
は以下では、kを定数ゲインとしてCo (s)=k/s
と表わされるものとする。モード0のCo (s)を積分
器としたことからαo =1としておく。また、フィード
バック定数ゲインβo 〜βm はβo =β1 =…=βm =
1として扱っても充分な制御性能が得られることが多い
ので、以下ではβi =1(i=0,…m)とする。
〜αm の最適値の計算について述べる。FB制御器設計
手段2によって設計されたフィードバック制御器C
(s)はモード分解手段4によって上述の(1)式のよ
うにモード分解される。そして、2自由度制御器の基本
構造(図3参照)が決定手段6によって決定される。一
般にフィードバック制御器としては、積分型サーボ制御
器が用いられることが多いので、モード0のCo (s)
は以下では、kを定数ゲインとしてCo (s)=k/s
と表わされるものとする。モード0のCo (s)を積分
器としたことからαo =1としておく。また、フィード
バック定数ゲインβo 〜βm はβo =β1 =…=βm =
1として扱っても充分な制御性能が得られることが多い
ので、以下ではβi =1(i=0,…m)とする。
【0020】このとき、αi =1(i=1,…m)であ
れば、制御入力Up =C(s)(r−yp )で与えられ
ることから、2自由度制御器は通常の前置補償器とな
る。また、αi =0(i=1,…m)であれば、目標入
力rは積分器Co (s)にのみ印加される構造となり、
I−PD制御型の制御応答となる。したがって本実施例
の設計装置によって設計される2自由度制御器は前置補
償型やI−PD制御型の制御構造を包含しており、フィ
ードフォワード定数ゲインαi を適当に決定できれば、
通常の前置補償型やI−PD制御型の制御構造を用いる
場合よりも目標値応答の改善が期待できる。
れば、制御入力Up =C(s)(r−yp )で与えられ
ることから、2自由度制御器は通常の前置補償器とな
る。また、αi =0(i=1,…m)であれば、目標入
力rは積分器Co (s)にのみ印加される構造となり、
I−PD制御型の制御応答となる。したがって本実施例
の設計装置によって設計される2自由度制御器は前置補
償型やI−PD制御型の制御構造を包含しており、フィ
ードフォワード定数ゲインαi を適当に決定できれば、
通常の前置補償型やI−PD制御型の制御構造を用いる
場合よりも目標値応答の改善が期待できる。
【0021】今、制御対象モデルの伝達関数をyp =P
(s)Up (s)とし、P(s)、k/s、Ci(s)
(i=1、…m)の最小実現(伝達関数が既約となるよ
うに表現した状態方程式)を次式で表わしておく。
(s)Up (s)とし、P(s)、k/s、Ci(s)
(i=1、…m)の最小実現(伝達関数が既約となるよ
うに表現した状態方程式)を次式で表わしておく。
【0022】
【数2】 このとき、上式によって構成される閉ループ系の最小実
現は次式で表わされる。
現は次式で表わされる。
【0023】
【数3】 なお、x(t)T はベクトルx(t)の転置したものを
表わす。
表わす。
【0024】目標入力信号rとしてステップ入力信号を
印加することを考えると、フィードバック制御器C
(s)によって制御系が安定化されているので、式(2
a)、(2b)によって表わされる制御系は漸近安定と
なり式(2a)の行列Aは正則である。したがって定常
状態ではx(t)→一定(t→∞)となるので、dx/
dt=0とおくと式(2a)よりx(∞)=−A-1br
を得る。また、式(2b)からy(∞)=−CA-1br
を得る。ここで定常値からの偏差を
印加することを考えると、フィードバック制御器C
(s)によって制御系が安定化されているので、式(2
a)、(2b)によって表わされる制御系は漸近安定と
なり式(2a)の行列Aは正則である。したがって定常
状態ではx(t)→一定(t→∞)となるので、dx/
dt=0とおくと式(2a)よりx(∞)=−A-1br
を得る。また、式(2b)からy(∞)=−CA-1br
を得る。ここで定常値からの偏差を
【0025】
【数4】 と定義すれば、次式で表わされる偏差システムを得る。
【0026】
【数5】 次に、評価関数として次式の偏差の2乗積分値を考え
る。
る。
【0027】
【数6】 ここでγy は制御出力重み定数、γu は制御入力重み定
数であり、重み定数入力手段8によって決定される。但
し評価関数としてはη(t)の2乗積分だけでなく、η
(t)の微分値の2乗積分を含んだ形での設計も可能で
ある。以下ではγy 、γu が適当に設定されたとき、評
価関数Jを最小にするフィードフォワード定数ゲインα
o 〜αm を求める。まず、(4a)式で表わされるシス
テムは漸近安定であるので、Pを次式のリヤプノフ方程
式
数であり、重み定数入力手段8によって決定される。但
し評価関数としてはη(t)の2乗積分だけでなく、η
(t)の微分値の2乗積分を含んだ形での設計も可能で
ある。以下ではγy 、γu が適当に設定されたとき、評
価関数Jを最小にするフィードフォワード定数ゲインα
o 〜αm を求める。まず、(4a)式で表わされるシス
テムは漸近安定であるので、Pを次式のリヤプノフ方程
式
【0028】
【数7】 を満たすマトリックスとすると、評価関数Jは J=ε(0)T Pε(0) (7) と表わすことができる。なお、(C、A)は可観測であ
ることが証明できるので、(6)式を満たすマトリック
スPは正定値対称行列であって唯一解となる(「システ
ム制御理論入門」、小郷寛他著、実教出版株式会社、1
979年発行、を参照)。(4b)式を(7)式に代入
すると、評価関数Jは
ることが証明できるので、(6)式を満たすマトリック
スPは正定値対称行列であって唯一解となる(「システ
ム制御理論入門」、小郷寛他著、実教出版株式会社、1
979年発行、を参照)。(4b)式を(7)式に代入
すると、評価関数Jは
【0029】
【数8】 となる。ここで
【0030】
【数9】 と定義すれば、(8)式は次式のように表わされる。
【0031】
【数10】 更に
【0032】
【数11】 と表わされるので
【0033】
【数12】 とすれば、評価関数Jは最終的に、 J=αT R1 α/2+R2 α+R3 (13) と表わされる。
【0034】一方、マトリックスPは正定値なので
(9)式からマトリックスQも正定値となり、同様に
(12)式からマトリックスR1 も正定値となる。これ
により、評価関数Jは最小値を有し、Jの最小値を与え
るαは唯一であって、これをα*で表わすと、 α*=−R1 -1R2 T (14) となる。したがって、この(14)式によってフィード
フォワード定数ゲインα1 〜αm を求めれば良い。
(9)式からマトリックスQも正定値となり、同様に
(12)式からマトリックスR1 も正定値となる。これ
により、評価関数Jは最小値を有し、Jの最小値を与え
るαは唯一であって、これをα*で表わすと、 α*=−R1 -1R2 T (14) となる。したがって、この(14)式によってフィード
フォワード定数ゲインα1 〜αm を求めれば良い。
【0035】上記実施例の設計装置を制御対象が図5に
示す柔軟パドルに適用した場合を考える。この柔軟パド
ル50はアルミニウム素材で作られ、上下のパドル5
2,51の先端には、各々重り56,55が取り付けら
れているために非常に柔軟な特性をもっている。上下各
軸54,53は各々DDモータで駆動され、回転部の摩
擦も非常に小さい。各々のパドル51,52の回転角φ
1 、φ3 は図示していないロータリエンコーダによって
検出される。ただし、フィードバック信号としては回転
角度のみ利用可能であり、角速度は用いてない。
示す柔軟パドルに適用した場合を考える。この柔軟パド
ル50はアルミニウム素材で作られ、上下のパドル5
2,51の先端には、各々重り56,55が取り付けら
れているために非常に柔軟な特性をもっている。上下各
軸54,53は各々DDモータで駆動され、回転部の摩
擦も非常に小さい。各々のパドル51,52の回転角φ
1 、φ3 は図示していないロータリエンコーダによって
検出される。ただし、フィードバック信号としては回転
角度のみ利用可能であり、角速度は用いてない。
【0036】上記柔軟パドルのダイナミックスは高次の
振動モードを含むが、制御モデルは上下パドル52,5
1の剛性モードと一次振動モードを考慮して求める。す
なわち、図6に示すように各パドル51,52を2つの
質点系によって近似する(上下各パドル52,51は剛
体軸54,53を中心に対称な特性を持つと仮定す
る)。図6に基づいてモデルの運動方程式を求め、原点
近傍で線型近似すると、次式の8次系を得る。ただし、
φi (i=1,…4)は相対的パドル回転角度、T
i (i=1,2)は制御トルク、di (i=1,…4)
は粘性摩擦係数ki (i=2,4)はバネ定数であり、
J1 は慣性マトリックスである。
振動モードを含むが、制御モデルは上下パドル52,5
1の剛性モードと一次振動モードを考慮して求める。す
なわち、図6に示すように各パドル51,52を2つの
質点系によって近似する(上下各パドル52,51は剛
体軸54,53を中心に対称な特性を持つと仮定す
る)。図6に基づいてモデルの運動方程式を求め、原点
近傍で線型近似すると、次式の8次系を得る。ただし、
φi (i=1,…4)は相対的パドル回転角度、T
i (i=1,2)は制御トルク、di (i=1,…4)
は粘性摩擦係数ki (i=2,4)はバネ定数であり、
J1 は慣性マトリックスである。
【0037】
【数13】 上記システムは原点に極を持つ2入力2出力の振動系と
して表わされる。ここで上部パドル52への制御トルク
τ2 を用いて回転角φ3 を一定角目標値に追従させる場
合のある特定の大きさの制御対象の伝達関数P(s)は
次式で表わされる。
して表わされる。ここで上部パドル52への制御トルク
τ2 を用いて回転角φ3 を一定角目標値に追従させる場
合のある特定の大きさの制御対象の伝達関数P(s)は
次式で表わされる。
【0038】
【数14】 この伝達関数P(s)に対して、まずH∞制御理論を用
いてFB制御器設計手段2によってフィードバック制御
器C(s)を設計した。この制御器C(s)は積分器の
ほか、3つのモードを持っている。制御器C(s)をモ
ード分解手段4によって各モード(部分分数展開)に分
解し、基本構造決定手段6によって各モードの並列結合
として表わした後、前述したアルゴリズムによってフィ
ードフォワード定数ゲインα1 〜αm を求めた。この
時、重み定数はγy =30、γu =1とした。
いてFB制御器設計手段2によってフィードバック制御
器C(s)を設計した。この制御器C(s)は積分器の
ほか、3つのモードを持っている。制御器C(s)をモ
ード分解手段4によって各モード(部分分数展開)に分
解し、基本構造決定手段6によって各モードの並列結合
として表わした後、前述したアルゴリズムによってフィ
ードフォワード定数ゲインα1 〜αm を求めた。この
時、重み定数はγy =30、γu =1とした。
【0039】このようにして求めたフィードフォワード
定数ゲインを用いて制御出力φs の応答を図7(a)の
グラフに示し、制御入力τ2 の応答を図7(b)のグ
ラフに示す。また、制御器の構造として従来のI−P
D制御型の制御構造とした場合の制御出力および制御入
力の応答を各々図7(a)および(b)のグラフに示
す。また、制御器として従来の前置補償器を用いた場合
の制御出力および制御入力の応答を図7(a)および
(b)のグラフに示す。図7(a)、(b)から分か
るように、本実施例の設計装置を用いた方が制御応答の
オーバーシュートを少なくできるとともに、立ち上がり
時間の速い制御応答を得ることができる。
定数ゲインを用いて制御出力φs の応答を図7(a)の
グラフに示し、制御入力τ2 の応答を図7(b)のグ
ラフに示す。また、制御器の構造として従来のI−P
D制御型の制御構造とした場合の制御出力および制御入
力の応答を各々図7(a)および(b)のグラフに示
す。また、制御器として従来の前置補償器を用いた場合
の制御出力および制御入力の応答を図7(a)および
(b)のグラフに示す。図7(a)、(b)から分か
るように、本実施例の設計装置を用いた方が制御応答の
オーバーシュートを少なくできるとともに、立ち上がり
時間の速い制御応答を得ることができる。
【0040】以上述べたように、本実施例によれば、目
標値追従応答性の良い2自由度制御器を設計することが
できる。
標値追従応答性の良い2自由度制御器を設計することが
できる。
【0041】なお、上記実施例においては、フィードフ
ォワード定数ゲインα1 〜αm は、状態ベクトルx
(t)の偏差の2乗積分値である評価関数Jを最小にす
るものとして求めたが、制御応答表示手段14に表示さ
れた制御応答を設計者が見て、これに基づいて設計者が
定数ゲインα1 〜αm を手入力できるようにしても良い
目標値追従応答性を得ることができる。
ォワード定数ゲインα1 〜αm は、状態ベクトルx
(t)の偏差の2乗積分値である評価関数Jを最小にす
るものとして求めたが、制御応答表示手段14に表示さ
れた制御応答を設計者が見て、これに基づいて設計者が
定数ゲインα1 〜αm を手入力できるようにしても良い
目標値追従応答性を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、目
標値追従応答性の良い制御器を設計することができる。
標値追従応答性の良い制御器を設計することができる。
【図1】本発明による設計装置の一実施例の構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】実施例の動作を説明するフローチャート。
【図3】本発明の設計装置に設計される制御器の基本構
造を示す回路図。
造を示す回路図。
【図4】実施例にかかる制御応答表示手段によって制御
応答を示す画面図。
応答を示す画面図。
【図5】柔軟構造パドルの概観を示す図。
【図6】図5に示す柔軟構造パドルの力学的モデルを示
す図。
す図。
【図7】実施例の効果を説明するグラフ。
1 最適2自由度制御系設計装置 2 フィードバック制御器設計手段 4 モード分解手段 6 制御器基本構造決定手段 8 重み定数入力手段 10 フィードフォワード定数計算手段 12 制御則実現手段 14 制御応答表示手段 20 制御目標値発生装置 22 観測出力検出装置 24 2自由度制御装置 26 制御入力発生装置
Claims (2)
- 【請求項1】制御対象に応じたフィードバック制御器を
所定の方法で設計するフィードバック制御器設計手段
と、前記フィードバック制御器をモードに分解するモー
ド分解手段と、モード分解されたフィードバック制御器
に基づいて各モード毎に、目標入力に、各モードに対応
するフィードフォワード定数ゲインを乗算したものと、
前記制御対象の観測出力に、各モードに対応するフィー
ドバック定数ゲインを乗算したものとの差を対応するモ
ードの入力とし、各モードの出力を加算してその和が制
御入力となるような2自由度制御器の基本構造を決定す
る制御器基本構造決定手段と、を備えていることを特徴
とする最適2自由度制御系設計装置。 - 【請求項2】前記フィードフォワード定数ゲインを、所
定の評価関数が最小となるように決定するフィードフォ
ワード定数決定手段を更に備えたことを特徴とする請求
項1記載の最適2自由度制御系設計装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5268693A JPH06266402A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 最適2自由度制御系設計装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5268693A JPH06266402A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 最適2自由度制御系設計装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06266402A true JPH06266402A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12921778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5268693A Pending JPH06266402A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 最適2自由度制御系設計装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06266402A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7607661B2 (en) | 2004-07-27 | 2009-10-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device, conveyance control device, conveyance system and image forming system |
WO2011148881A1 (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社Ihi | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
WO2011148882A1 (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社Ihi | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
CN112904802A (zh) * | 2019-11-19 | 2021-06-04 | 发那科株式会社 | 程序解析装置 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5268693A patent/JPH06266402A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7607661B2 (en) | 2004-07-27 | 2009-10-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device, conveyance control device, conveyance system and image forming system |
WO2011148881A1 (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社Ihi | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
WO2011148882A1 (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-01 | 株式会社Ihi | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
JP2011248519A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Ihi Corp | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
JP2011248518A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Ihi Corp | ステップ追従時のオーバーシュート抑制用フィードフォワード項のオートチューニング方法及び装置 |
CN102893226A (zh) * | 2010-05-25 | 2013-01-23 | 株式会社Ihi | 阶跃跟随时的过冲抑制用前馈项的自动调谐方法及装置 |
CN112904802A (zh) * | 2019-11-19 | 2021-06-04 | 发那科株式会社 | 程序解析装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3802965B2 (ja) | 非線形の物理的な制御対象の最適制御のための自己組織化方法及び装置 | |
Villarreal-Cervantes et al. | Off-line PID control tuning for a planar parallel robot using DE variants | |
Subramanian et al. | Uniform ultimate bounded robust model reference adaptive PID control scheme for visual servoing | |
Singh et al. | Improved ant colony optimization for achieving self-balancing and position control for balancer systems | |
Zhang et al. | A novel zeroing neural model for solving dynamic matrix moore-penrose inverse and its application to visual servoing control of manipulator | |
Ates et al. | Fine-tuning of feedback gain control for hover quad copter rotors by stochastic optimization methods | |
Bingi et al. | Curve fitting-based approximation of fractional differentiator with complex orders | |
Adnan et al. | Optimal Improved PID Controller with GOA Algorithm for Single Link Human Leg Robot | |
Abedzadeh Maafi et al. | Pareto optimal design of a fuzzy adaptive hierarchical sliding-mode controller for an XZ inverted pendulum system | |
JPH06266402A (ja) | 最適2自由度制御系設計装置 | |
Alavandar et al. | Fuzzy PD+ I control of a six DOF robot manipulator | |
Abdelwahed et al. | Model predictive control of 2-DOF helicopter based on MIMO ARX-Laguerre model | |
Elshamy et al. | Stabilization enhancement of the ball on the plate system (BOPS) based on Takagi-Sugeno (TS) fuzzy modeling | |
Esmaieli et al. | Design Intelligent Robust Back stepping Controller | |
Arpacı et al. | Fractional model reference adaptive PIλDμ control | |
Khadem et al. | Position and velocity control of a flexible joint robot manipulator via a fuzzy controller based on singular perturbation analysis | |
Pal et al. | Two-degree-of-freedom control of non-minimum phase mechanical system | |
Vo et al. | Model-Free Sliding Mode Control Using Time-Delay Estimation and Adaptive Technique Applied to Manipulators | |
Ahmed et al. | Implementation of Integral LQR Controller with Anti-Windup on FPGA | |
Li | Development of U-model enhanced nonlinear dynamic control systems—framework, algorithms and validation | |
Rahmani | Data-Driven Control of Nonlinear Dynamics Systems | |
Lukić et al. | Cascade gain scheduling control of antagonistic actuators based on system identification | |
Rusnak et al. | Real-time implementation of add-on simple adaptive control algorithm to linear stage | |
Anisimov et al. | Development of a Robust Control System for a Manipulative Robot Using the Gramian Apparatus | |
Gros et al. | A two-time-scale control scheme for fast unconstrained systems |