JPH06261488A - モータの防水装置 - Google Patents
モータの防水装置Info
- Publication number
- JPH06261488A JPH06261488A JP4482293A JP4482293A JPH06261488A JP H06261488 A JPH06261488 A JP H06261488A JP 4482293 A JP4482293 A JP 4482293A JP 4482293 A JP4482293 A JP 4482293A JP H06261488 A JPH06261488 A JP H06261488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- bracket
- minute
- motor
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J15/00—Gripping heads and other end effectors
- B25J15/02—Gripping heads and other end effectors servo-actuated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防水カバーの使用や、フレーム切削による精
度出しを行なわずして安価なモータの防水装置を提供す
る。 【構成】 フレーム1の開口端に部分的に数ヶ所設けら
れた周方向の微小凸部11にブラケットが圧入されるこ
とにより周方向の気密性を保ち、微小凸部の周方向幅よ
り狭い微小凹部12を微小凸部端面中央に設けることに
より、微小凹部の残部13の端面精度を出し、ブラケッ
ト平面に端面を当接して軸方向の気密性を保つ。よっ
て、防水カバーや切削なしで防水が確保できるモータの
防水装置が提供できる。
度出しを行なわずして安価なモータの防水装置を提供す
る。 【構成】 フレーム1の開口端に部分的に数ヶ所設けら
れた周方向の微小凸部11にブラケットが圧入されるこ
とにより周方向の気密性を保ち、微小凸部の周方向幅よ
り狭い微小凹部12を微小凸部端面中央に設けることに
より、微小凹部の残部13の端面精度を出し、ブラケッ
ト平面に端面を当接して軸方向の気密性を保つ。よっ
て、防水カバーや切削なしで防水が確保できるモータの
防水装置が提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防水性を必要とされるモ
ータ、特に自動車用機器に用いられるモータに関するも
のである。
ータ、特に自動車用機器に用いられるモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクス化,特に自動車
分野におけるエレクトロニクス化が目覚しく、それに伴
いモータも多用されるようになった。しかしながら取付
位置によってはモータに防水性を持たせる必要があり、
その防水構造に様々な手が打たれている。
分野におけるエレクトロニクス化が目覚しく、それに伴
いモータも多用されるようになった。しかしながら取付
位置によってはモータに防水性を持たせる必要があり、
その防水構造に様々な手が打たれている。
【0003】以下、上述の従来モータの防水構造につい
て図5および図6を参照しながら説明する。
て図5および図6を参照しながら説明する。
【0004】図5に示すように、フレーム1にブラケッ
ト2が圧入もしくは加締められロータ5を保持している
(ロータ5の詳細は図示せず)。しかしながら圧入もし
くは加締め部分はフレーム1,ブラケット2ともに鉄板
の絞り加工品であるためフレーム1の外径もしくは内径
全域にわたっては真円度を確保できず、更にはフレーム
1の端面14の直角度も全域にわたっては確保できない
ためスキマが生じ、防水性が確保できないため、防水カ
バー3をフレーム1に設けられた水抜穴16と防水カバ
ー3に設けられたドレインパイプ4が一致するように被
せている。
ト2が圧入もしくは加締められロータ5を保持している
(ロータ5の詳細は図示せず)。しかしながら圧入もし
くは加締め部分はフレーム1,ブラケット2ともに鉄板
の絞り加工品であるためフレーム1の外径もしくは内径
全域にわたっては真円度を確保できず、更にはフレーム
1の端面14の直角度も全域にわたっては確保できない
ためスキマが生じ、防水性が確保できないため、防水カ
バー3をフレーム1に設けられた水抜穴16と防水カバ
ー3に設けられたドレインパイプ4が一致するように被
せている。
【0005】また図6に示すように、フレーム1は前述
のように精度が出ないため、フレーム1の端面より5な
いし10mm程度切削加工を施し、段部17と薄肉部18
を作り精度を出してブラケット2を挿入後薄肉部18を
加締めている。また、フレーム1の水抜穴16にはドレ
インパイプ4が装置されている。
のように精度が出ないため、フレーム1の端面より5な
いし10mm程度切削加工を施し、段部17と薄肉部18
を作り精度を出してブラケット2を挿入後薄肉部18を
加締めている。また、フレーム1の水抜穴16にはドレ
インパイプ4が装置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のモー
タの防水装置では、図5の装置においては防水カバー3
を必要とし、図6の装置ではフレーム1に切削加工を施
す必要があり、ともに防水性を保つための余分な材料や
加工を必要としていた。
タの防水装置では、図5の装置においては防水カバー3
を必要とし、図6の装置ではフレーム1に切削加工を施
す必要があり、ともに防水性を保つための余分な材料や
加工を必要としていた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、防水
性を保つための余分な材料や加工を必要とせず、安価な
モータの防水装置を提供するものである。
性を保つための余分な材料や加工を必要とせず、安価な
モータの防水装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のモータの防止装置は、フレーム開口端より5
ないし10mm程度まで数ヶ所間隔をあけ外周方向もしく
は内径方向に微小凸部を設け、この微小凸部の円周方向
幅より狭い微小凹部を微小凸部端面中央に設け、微小凸
部をブラケットの圧入部とし、微小凹部以外の端面をブ
ラケット平面に当接させた構成としたものである。
に本発明のモータの防止装置は、フレーム開口端より5
ないし10mm程度まで数ヶ所間隔をあけ外周方向もしく
は内径方向に微小凸部を設け、この微小凸部の円周方向
幅より狭い微小凹部を微小凸部端面中央に設け、微小凸
部をブラケットの圧入部とし、微小凹部以外の端面をブ
ラケット平面に当接させた構成としたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、余分な材料や加
工を必要とせずモータの防水性を確保できるものであ
る。
工を必要とせずモータの防水性を確保できるものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1(a)
ないし図4(a)を参照しながら説明する。
ないし図4(a)を参照しながら説明する。
【0011】図1(a)に示すようにフレーム1には、
全外周にわたり真円度は出せないため、開口端より軸方
向に5ないし10mm程度まで数ヶ所にわたり間隔をあけ
外周方向に微小凸部11を成形し、この微小凸部11の
部分に限り真円度を確保している。また微小凸部11の
円周方向幅より狭い微小凹部12を、微小凸部11の端
面中央に成形し、微小凹部12以外の残部13の端面1
4のみ直角度を確保してある。
全外周にわたり真円度は出せないため、開口端より軸方
向に5ないし10mm程度まで数ヶ所にわたり間隔をあけ
外周方向に微小凸部11を成形し、この微小凸部11の
部分に限り真円度を確保している。また微小凸部11の
円周方向幅より狭い微小凹部12を、微小凸部11の端
面中央に成形し、微小凹部12以外の残部13の端面1
4のみ直角度を確保してある。
【0012】また図2(a)は微小凸部11にブラケッ
ト2が圧入されており気密性を保っている状態を示し、
微小凹部12があるためブラケット2の内面に僅かなス
キマができている。また図3(a)はフレーム1の残部
13の端面14がブラケット2の平面に当接し気密性を
保っていることを示す。この部分ではフレーム1の残部
13がブラケット2の内周方向に僅かなスキマを作って
いる。
ト2が圧入されており気密性を保っている状態を示し、
微小凹部12があるためブラケット2の内面に僅かなス
キマができている。また図3(a)はフレーム1の残部
13の端面14がブラケット2の平面に当接し気密性を
保っていることを示す。この部分ではフレーム1の残部
13がブラケット2の内周方向に僅かなスキマを作って
いる。
【0013】しかしながら、これらのスキマは微小凹部
12の幅が微小凸部11の幅より狭いことから全周の気
密性が保たれることになる。
12の幅が微小凸部11の幅より狭いことから全周の気
密性が保たれることになる。
【0014】また、図4(a)はモータの全体像を示
し、フレーム1にブラケット2が圧入された状態を示し
水抜穴16にドレインパイプ4が装着されている。
し、フレーム1にブラケット2が圧入された状態を示し
水抜穴16にドレインパイプ4が装着されている。
【0015】また、図1(b)ないし図4(b)はフレ
ーム1の内周方向に微小凸部15を成形したものであ
り、以下上記構成と同様である。
ーム1の内周方向に微小凸部15を成形したものであ
り、以下上記構成と同様である。
【0016】このように本実施例のモータの防水装置に
よれば、フレーム1の外周および端面を部分的に精度を
出し、気密性を確保することができるものである。なお
本実施例のモータでJIS−D−0203の耐水テスト
を行なったが全く問題のないことを確認している。
よれば、フレーム1の外周および端面を部分的に精度を
出し、気密性を確保することができるものである。なお
本実施例のモータでJIS−D−0203の耐水テスト
を行なったが全く問題のないことを確認している。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば鉄板の絞り加工を工夫することだけで防水性
が確保でき、余分な防水カバーや加工を必要とせず、安
価なモータの防水装置が提供できる。
明によれば鉄板の絞り加工を工夫することだけで防水性
が確保でき、余分な防水カバーや加工を必要とせず、安
価なモータの防水装置が提供できる。
【図1】(a)本発明の一実施例のモータの防水装置の
フレーム外周に微小凸部を成形したことを示す斜視図 (b)同フレーム内周に微小凸部を成形したことを示す
斜視図
フレーム外周に微小凸部を成形したことを示す斜視図 (b)同フレーム内周に微小凸部を成形したことを示す
斜視図
【図2】(a)同フレーム外周微小凸部にブラケットが
圧入されていることを示す部分断面図 (b)同フレーム内周微小凸部にブラケットが圧入され
ていることを示す部分断面図
圧入されていることを示す部分断面図 (b)同フレーム内周微小凸部にブラケットが圧入され
ていることを示す部分断面図
【図3】(a)同フレーム外周にブラケットが圧入され
る場合のフレーム端面とブラケット平面が当接している
ことを示す部分断面図 (b)同フレーム内周にブラケットが圧入される場合の
フレーム端面とブラケット平面が当接していることを示
す部分断面図
る場合のフレーム端面とブラケット平面が当接している
ことを示す部分断面図 (b)同フレーム内周にブラケットが圧入される場合の
フレーム端面とブラケット平面が当接していることを示
す部分断面図
【図4】(a)同ブラケットがフレーム外周に圧入され
た場合のモータ正面略断面図 (b)同ブラケットがフレーム内周に圧入された場合の
モータ正面略断面図
た場合のモータ正面略断面図 (b)同ブラケットがフレーム内周に圧入された場合の
モータ正面略断面図
【図5】従来のモータの防水装置を示す正面略断面図
【図6】従来のモータの他の防水装置を示す正面略断面
図
図
1 フレーム 2 ブラケット 3 防水カバー 4 ドレインパイプ 5 ロータ 11 外周方向微小凸部 12 微小凹部 13 残部 14 端面 15 内周方向微小凸部 16 水抜穴 17 段部 18 薄肉部
Claims (2)
- 【請求項1】鉄板の絞り加工よりなるカップ型フレーム
およびブラケットを備え、前記フレームの開口端に圧入
保持される前記ブラケットで構成されるモータにおい
て、前記フレーム開口端より5から10mmまで複数の個
所に間隔をあけ外周方向に微小凸部を設け、その微小凸
部の円周方向幅より狭い微小凹部をその微小凸部端面中
央に設け、前記微小凸部を前記ブラケットの圧入部と
し、前記微小凹部以外の端面を前記ブラケットの平面に
当接させたことを特徴とするモータの防水装置。 - 【請求項2】前記フレームの微小凸部を内周方向に設け
たことを特徴とする請求項1記載のモータの防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4482293A JPH06261488A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータの防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4482293A JPH06261488A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータの防水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06261488A true JPH06261488A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12702151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4482293A Pending JPH06261488A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータの防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06261488A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2855670A1 (fr) * | 2003-05-30 | 2004-12-03 | Valeo Equip Electr Moteur | Moteur electrique de demarreur ayant une culasse equipee de moyens d'evacuation d'eau vers l'exterieur |
JP2015198500A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 永久磁石型電動機 |
JP2016103963A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-06-02 | 日本精工株式会社 | 電動モータとその制御装置との防滴構造、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置、アクチュエータ、車両 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP4482293A patent/JPH06261488A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2855670A1 (fr) * | 2003-05-30 | 2004-12-03 | Valeo Equip Electr Moteur | Moteur electrique de demarreur ayant une culasse equipee de moyens d'evacuation d'eau vers l'exterieur |
JP2015198500A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 永久磁石型電動機 |
JP2016103963A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-06-02 | 日本精工株式会社 | 電動モータとその制御装置との防滴構造、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置、アクチュエータ、車両 |
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