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JPH0625125Y2 - 靴 底 - Google Patents

靴 底

Info

Publication number
JPH0625125Y2
JPH0625125Y2 JP1794191U JP1794191U JPH0625125Y2 JP H0625125 Y2 JPH0625125 Y2 JP H0625125Y2 JP 1794191 U JP1794191 U JP 1794191U JP 1794191 U JP1794191 U JP 1794191U JP H0625125 Y2 JPH0625125 Y2 JP H0625125Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe sole
protrusion
shoe
slip
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1794191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04115403U (ja
Inventor
繁男 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp filed Critical Asics Corp
Priority to JP1794191U priority Critical patent/JPH0625125Y2/ja
Publication of JPH04115403U publication Critical patent/JPH04115403U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0625125Y2 publication Critical patent/JPH0625125Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はランニング、ジョギング
等、スポーツに着用する運動靴をはじめ、殊に滑り止め
作用が要求される各種靴に装着する靴底に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、靴底に滑り止め効果を作用さ
せる目的で、靴底の接地面側に多数の切込みを設けた靴
底として、例えば実公昭37−28728号公報に示す
ものがある。係る靴底は、急激なストップ時における切
込みの変位により、接地面に山形を形成し、該山形部位
にて滑り止め作用を奏効させようとするものである。
【0003】然しながら、係る従来品は平滑面となした
靴底に、単に数条の切込みを施しててなるものであるか
ら、着地時においては、靴底の略全面が地面と接し、か
つ各切込み間に殆ど空部が形成されず緊密であるため
に、靴底の接地面は山形を形成する程の変位は生じ難
く、期待できる滑り止め効果が得がたいという欠陥があ
った。また靴底全体に切込みを形成するための厚みが必
要となり、靴全体が重量となり、軽量性を重視するラン
ニング、ジョッギング等のスポーツシューズとしては不
向きであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、本考案は前述
した従来の靴底の欠陥を克服できる構成、即ち、軽量性
を損なわず防滑効果を備え、且つ衝撃緩和に優れた靴底
を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【考案を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案者は鋭意研究した結果、次のような構成を
有する考案を提供するに至った。 即ち、本考案は、接地面側に多数の滑り止め突起を有す
る靴底において、前記各滑り止め突起は、靴底の基部に
形成した任意ブロック形状の凹み内から一体的に突出
し、少なくともその先端部が靴底の基部の水平面より上
方に突出してなり、かつその先端部の頂部から垂直に、
単一若しくは複数の切込み又は細溝を形成したことを新
規な構成とする靴底である。
【0006】
【作用】従って、本考案によれば、着地時において、ま
づ最初に靴底の基部に形成した任意ブロック形状の凹み
内から一体的に突出した突起が地面に接し、各突起の頂
部から垂直に穿設した、数条の切込み若しくは細溝によ
り分割された各突起を前後若しくは左右に大きく変位さ
せ、接地部に山形を形成して滑止め作用を奏効する。ま
た殊に路面上の水分をかかる切込み若しくは細溝から排
水し、路面上の水分と作用面である靴底面によって生ず
る、スリップを未然に防止し、突起1の変位と切込み若
しくは細溝の排水作用による相乗効果によって、効率の
高い防滑力を発揮することができる。殊に各突起は任意
ブロック形状の凹み内から突出させているため、突起は
その高さを、凹みの深さと靴底の基部から上方に突出し
た長さ分だけ、長尺に形成でき、突起の変位をより大き
くすることを可能となす。
【0007】また突起に設けた切込みは、路面上の水分
の排水作用を働かせるのみならず、切込みの深さ、幅、
切込み数を適宜変化させることにより、突起自体の屈曲
性、クッション性に変化をつけることができるため、着
用する靴の目的に応じて、或いは路面状態によって種々
変化させることにより、極めて有効な衝撃緩和機能を有
する靴を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 本考案は、図1に示すように、接地面側に多数の滑り止
め突起を有する靴底からなり、前記各滑り止め突起1
は、靴底の基部2に形成した任意ブロック形状の凹み3
内から一体的に突出しており、少なくともその先端部4
が靴底の基部2の水平面より上方に突出形成している。
また該突起1はその先端部4の頂部5から垂直に数条の
切込み若しくは、細溝6を設けてなるものである。
【0009】図2に示すものは平面形状が円形の凹み3
内に、これと略相似形小の外郭形状を有する円柱突起1
を突出させ、突起1の頂部5に2条の細溝6を形成した
ものを示している。この際、靴のサイズ25.5cmの
足長を有する靴底を基準とした場合であって、円形の凹
みの直径を10mmに設定した場合においては、上記凹
み3の深さ7を約1mm乃至4mm程度、突起1の高さ
を2mm乃至5mmに設定し、靴底の基部2の水平面か
ら突出する突起1の高さが常に0.5mm乃至2mm程
度に形成することが望ましい。即ち、凹み3の深さは図
3に示すように、突起1が靴着用者の着地圧力により、
左右いずれかの方向へ傾斜した際、凹み3の口縁部8が
突起1の倒れ込みを支持する位置、及び突起1の変位の
要素となる高さを考慮して形成される。
【0010】尚突起1は、高く形成して変位をあまり大
きくすると、突起1自体の強度、耐久性、を弱体化させ
ることになり、逆に低くし過ぎると突起1自体に大きな
変位が生じず、初期の作用効果が得られないことにな
る。 また、凹みの深さを大きくするには当然ながら、靴底の
絶対厚みを大きくする必要があり、このことによって靴
の軽量性を損なうことになる。従って凹み3の深さ、お
よひ突起1の高さは前述した諸条件を考慮して適宜設定
される。
【0011】また突起1の頂部5に設ける切込み若しく
は細溝6の数、及びその深さ、溝の幅は、同じく突起1
の着地衝撃に対する屈曲性、強度、耐久性等を考慮して
設定し、切込み若しくは、細溝6に分割された各ブロッ
クの変位の大きさを考慮して設定される。 図4及び図5は、方形のブロック形状を有する凹み3内
にこれと相似形小の外郭形状を有する突起1を突出させ
た他の実施例を示すものである。また図6は形状の異な
る各種突起1を組み合わせてなるものである。勿論、靴
底に形成するブロック形状の凹み3及び、該凹み3内に
突出する突起1の形状、大きさは何等これに限定される
ものではなく、靴底の基部2の水平面上に突起1の先端
が突出する、という条件下においてはどのような、形
状、大きさにも設定される。
【0012】また係る凹み3及び、該凹み3内に突出す
る突起1は、これを靴底全面に設ける、ものの他、特に
着地圧力のかかり易い靴底の前部踏付部、或いは踵部に
重点的に形成することにより、効果的な衝撃緩和、防滑
効果を得ることができる。 更に該凹み3内に突出する突起1の方向、または切込み
若しくは細溝6の方向は、図4及び図8に示すように少
なくとも隣接する他の滑り止め突起1に設けたものとは
互いに異なる方向に形成すれば、靴底の接地表面におけ
る摩擦抵抗を大きくし、更に効果的な防滑力を得ること
ができる。
【0013】また突起1に穿設した切込み若しくは細溝
6は平面形状が直線状となすものの他図5に示すように
波形となすこともでき、図6に示すように格子状に形成
することもできる。 次に図7及び図8は、靴底の外周縁の全部若しくは一部
を囲む、低位段状部10を設けてなり、かつ該低位段状
部10を、突起1と同一若しくはこれより高く形成し、
かつ等間隔の幅に形成したものを示している。この際係
る低位段状部10は、靴底表面に突設した各突起1を靴
の左右両サイドで支持する働きを有する。即ち着地時に
おいては、低位段状部10及び突起1が最初に地面に接
触し、靴着用者の着地圧が生じた際、靴底面は低位段状
部10を支点として地面方向に湾曲し、突起1の防滑力
を地面に作用させることになる。
【0014】従って該低位段状部10は突起1を左右両
サイドで支持する構成であるため、着地圧力が加わった
時のみに防滑力を働かせることになるので、突起1の早
期摩耗を防止し、その耐久性を長く維持できる効果を有
する。また殊に爪先部の周縁部に該低位段状部10を設
けることにより、着地時に起こり易い、引掛かりを未然
に防止することができる。尚係る低位段状部10の高さ
は靴底の硬度、屈曲性、靴の使用目的、路面状況を勘案
して適宜の高さに形成される。
【0015】
【考案の効果】従って、本考案によれば、靴底の任意ブ
ロック形状の凹み内から一体的に突出した突起及び、各
突起の頂部から垂直に、数条の切込み若しくは細溝によ
り、突起の着地圧力による荷重方向への変位を大きく
し、切込み部若しくは細溝により、分割された各突起1
を前後若しくは左右に大きく変位させ、接地部に山形を
形成して滑止め作用を奏効する。また殊に路面上の水分
をかかる切込み若しくは細溝から排水し、路面上の水分
作用面である靴底面によって生ずるスリップを未然に防
止し、効果的な防滑力を発揮することができる。殊に各
突起は任意ブロック形状の凹み内から突出させているた
め、突起はその高さを、凹みの深さと靴底の基部から上
方に突出した長さ分だけ、長尺に形成可能となし、突起
の変位をより大きくすることを可能となす。また突起に
設けた切込みは、路面上の水分の排水作用を働かせるの
みならず切込みの深さ、幅、切込み数を適宜変化させる
ことにより、突起自体の屈曲性、クッション性に変化を
つけることができるため、着用する靴の目的に応じて、
或いは路面状態によって種々変化させることにより、極
めて有効な衝撃緩和機能を有する靴を提供することがで
きる。
【0016】従って本考案は殊に滑り止め作用が求めら
れる、ランニング、ジヨギングシューズはもとより、屋
外、屋内で着用する各種スポーツシューズに極めて実用
性の高い靴底である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の靴底の横断面図〔図2のX−X線に沿
う〕である。
【図2】本考案の靴底の平面図である。
【図3】本考案の靴底の使用状態を示す部分断面図であ
る。
【図4】本考案の靴底の主要部を示す欠裁平面図であ
る。
【図5】本考案の靴底の主要部を示す欠裁平面図であ
る。
【図6】本考案の靴底の主要部を示す欠裁平面図であ
る。
【図7】本考案の靴底の横断面図〔図8のY−Y線に沿
う〕である。
【図8】本考案の靴底の主要部を示す欠裁平面図であ
る。
【符号の説明】
1 突起 2 基部 3 凹み 4 先端部 5 頂部 6 切込みまたは細溝 7 凹みの深さ 8 口縁部 10 低位段状部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地面側に多数の滑り止め突起を有する
    靴底において、前記各滑り止め突起1は、靴底の基部2
    に形成した任意ブロック形状の凹み3内から一体的に突
    出し、少なくともその先端部4が靴底の基部2の水平面
    より上方に突出してなり、かつその先端部4の頂部5か
    ら垂直に単一若しくは複数の切込みまたは細溝6を形成
    したことを特徴とする靴底。
  2. 【請求項2】 前記靴底は、その外周縁の全部若しくは
    一部を囲む、低位段状部10を設けてなり、かつ該低位
    段状部10は、突起1と同一の高さ若しくはこれより高
    く形成したことを特徴とする請求項1記載の靴底。
  3. 【請求項3】 前記突起1に設けた切込み若しくは、細
    溝6の方向は、少なくとも隣接する他の滑り止め突起1
    に設けたものとは互いに異なる方向に形成したことを特
    徴とする請求項1記載の靴底。
JP1794191U 1991-03-25 1991-03-25 靴 底 Expired - Lifetime JPH0625125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1794191U JPH0625125Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 靴 底

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JP1794191U JPH0625125Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 靴 底

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Publication Number Publication Date
JPH04115403U JPH04115403U (ja) 1992-10-13
JPH0625125Y2 true JPH0625125Y2 (ja) 1994-07-06

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ID=31904583

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JP1794191U Expired - Lifetime JPH0625125Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 靴 底

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