JPH06248402A - マグネシウム合金製部材の製造方法 - Google Patents
マグネシウム合金製部材の製造方法Info
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- JPH06248402A JPH06248402A JP5944293A JP5944293A JPH06248402A JP H06248402 A JPH06248402 A JP H06248402A JP 5944293 A JP5944293 A JP 5944293A JP 5944293 A JP5944293 A JP 5944293A JP H06248402 A JPH06248402 A JP H06248402A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マグネシウム合金製の鍛造ブランクにおける組
織内に存在するマグネシウム化合物を固溶させた後に、
鍛造成形することで、鍛造成形性を向上させると共に、
機械的性質の優れたマグネシウム合金製部材を得る。 【構成】マグネシウム合金製の鍛造ブランクを得る工程
S1と、この工程S1に次いで鍛造ブランクの組織内に
存在するマグネシウム化合物を固溶させる加熱処理工程
S2と、この加熱処理工程S2の後に鍛造ブランクを鍛
造成形する鍛造工程S4とを備えたことを特徴とする。
織内に存在するマグネシウム化合物を固溶させた後に、
鍛造成形することで、鍛造成形性を向上させると共に、
機械的性質の優れたマグネシウム合金製部材を得る。 【構成】マグネシウム合金製の鍛造ブランクを得る工程
S1と、この工程S1に次いで鍛造ブランクの組織内に
存在するマグネシウム化合物を固溶させる加熱処理工程
S2と、この加熱処理工程S2の後に鍛造ブランクを鍛
造成形する鍛造工程S4とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車部品
として用いられるホイールやサスペンションのアッパア
ーム等のようなマグネシウム合金製部材の製造方法に関
する。
として用いられるホイールやサスペンションのアッパア
ーム等のようなマグネシウム合金製部材の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品の大幅な軽量化を目的として
マグネシウム合金製部材を製造する方法には、例えば図
7に示すような鍛造方法がある。すなわち、第1の工程
71でマグネシウム合金製の素材(いわゆるブランク)
を曲げ加工し、次の第2の工程72でバスタ鍛造を施
し、次の第3の工程73でブロッカ鍛造を施し、次の第
4の工程74でフィニッシャ鍛造を施し、次の第5の工
程75でT6処理等の熱処理を施し、次の第6の工程7
6で部品の最終形状に機械加工し、次の第7の工程77
で防錆処理を施す製造方法である。このように数段階に
わたる鍛造工程72,73,74を施すのは、上述のマ
グネシウム合金が難塑性加工材である故、比較的小さい
加工率にて数段階に分けて鍛造を施す。
マグネシウム合金製部材を製造する方法には、例えば図
7に示すような鍛造方法がある。すなわち、第1の工程
71でマグネシウム合金製の素材(いわゆるブランク)
を曲げ加工し、次の第2の工程72でバスタ鍛造を施
し、次の第3の工程73でブロッカ鍛造を施し、次の第
4の工程74でフィニッシャ鍛造を施し、次の第5の工
程75でT6処理等の熱処理を施し、次の第6の工程7
6で部品の最終形状に機械加工し、次の第7の工程77
で防錆処理を施す製造方法である。このように数段階に
わたる鍛造工程72,73,74を施すのは、上述のマ
グネシウム合金が難塑性加工材である故、比較的小さい
加工率にて数段階に分けて鍛造を施す。
【0003】しかし、このような従来方法においては鍛
造毎に加熱・冷却が繰返される関係上、結晶粒が粗大化
し、鍛造を施したにもかかわらず強度の向上が認められ
ない問題点があった。また多数の鍛造金型を必要とする
うえ、消費熱エネルギも極めて大となる問題点があっ
た。
造毎に加熱・冷却が繰返される関係上、結晶粒が粗大化
し、鍛造を施したにもかかわらず強度の向上が認められ
ない問題点があった。また多数の鍛造金型を必要とする
うえ、消費熱エネルギも極めて大となる問題点があっ
た。
【0004】このような問題点を解決するため従来、図
8に示すような鋳造鍛造方法が既に発明されている。す
なわち、第1の工程81で鋳造によりマグネシウム合金
製のブランク(鍛造ブランク)を製造し、次の第2の工
程82で鍛造ブランクを冷却すると共に、必要に応じて
ゲートをトリミングし、次の第3の工程83でフィニッ
シャ鍛造を施し、このフィニッシャ鍛造終了後において
次の第4の工程84で溶体化処理を施し、次の第5の工
程85で人工時効処理を施す。上述の各工程84,85
によるT6処理終了後において、次の第6の工程86で
部品の最終形状に機械加工し、次の第7の工程87で防
錆処理を施す鋳造鍛造方法である。
8に示すような鋳造鍛造方法が既に発明されている。す
なわち、第1の工程81で鋳造によりマグネシウム合金
製のブランク(鍛造ブランク)を製造し、次の第2の工
程82で鍛造ブランクを冷却すると共に、必要に応じて
ゲートをトリミングし、次の第3の工程83でフィニッ
シャ鍛造を施し、このフィニッシャ鍛造終了後において
次の第4の工程84で溶体化処理を施し、次の第5の工
程85で人工時効処理を施す。上述の各工程84,85
によるT6処理終了後において、次の第6の工程86で
部品の最終形状に機械加工し、次の第7の工程87で防
錆処理を施す鋳造鍛造方法である。
【0005】この従来方法によれば、鍛造工程数の削減
により、加熱、冷却の繰返し回数を低減して、マグネシ
ウム合金製部材の結晶粒の粗大化を可及的防止すること
ができる利点がある反面、上述の第1の工程81で鋳造
により得られた鍛造ブランクの組織内には金属間化合物
としてのマグネシウム化合物が偏析(segregation )
し、鍛造時に、このマグネシウム化合物の偏析箇所から
亀裂が発生するため、鍛造成形性が悪い問題点があっ
た。
により、加熱、冷却の繰返し回数を低減して、マグネシ
ウム合金製部材の結晶粒の粗大化を可及的防止すること
ができる利点がある反面、上述の第1の工程81で鋳造
により得られた鍛造ブランクの組織内には金属間化合物
としてのマグネシウム化合物が偏析(segregation )
し、鍛造時に、このマグネシウム化合物の偏析箇所から
亀裂が発生するため、鍛造成形性が悪い問題点があっ
た。
【0006】一方、マグネシウム合金製部材の製造方法
としては例えば本出願人の先願としての特願平3−26
8357号に記載の如く、鋳造でマグネシウム合金製素
材(例えばホイール)を成形するに際して、後工程で鍛
造成形(例えばスピニング成形)される部分(例えばリ
ム部)を、鋳造時に冷し金(chiller )等を用いて急冷
処理し、その後、急冷処理部を加熱して鍛造形成する方
法により急冷凝固によって結晶粒の微細化を図るように
構成した方法があるが、この製造方法は金属組織を微細
化するためのもので、マグネシウム化合物の偏析に対す
る考慮は一切なされていない。
としては例えば本出願人の先願としての特願平3−26
8357号に記載の如く、鋳造でマグネシウム合金製素
材(例えばホイール)を成形するに際して、後工程で鍛
造成形(例えばスピニング成形)される部分(例えばリ
ム部)を、鋳造時に冷し金(chiller )等を用いて急冷
処理し、その後、急冷処理部を加熱して鍛造形成する方
法により急冷凝固によって結晶粒の微細化を図るように
構成した方法があるが、この製造方法は金属組織を微細
化するためのもので、マグネシウム化合物の偏析に対す
る考慮は一切なされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、マグネシウム合金製の鍛造ブランクにおけ
る組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶させた後
に、鍛造成形することで、鍛造成形性を向上させると共
に、機械的性質の優れた部材を得ることができるマグネ
シウム合金製部材の製造方法の提供を目的とする。
載の発明は、マグネシウム合金製の鍛造ブランクにおけ
る組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶させた後
に、鍛造成形することで、鍛造成形性を向上させると共
に、機械的性質の優れた部材を得ることができるマグネ
シウム合金製部材の製造方法の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のマグネシウム
化合物を固溶させる加熱処理が溶体化処理を兼ねること
で、鍛造後において溶体化処理を施す方法と比較して、
結晶粒の粗大化を防止することができるマグネシウム合
金製部材の製造方法の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のマグネシウム
化合物を固溶させる加熱処理が溶体化処理を兼ねること
で、鍛造後において溶体化処理を施す方法と比較して、
結晶粒の粗大化を防止することができるマグネシウム合
金製部材の製造方法の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、上述の加熱
処理の温度範囲を400〜450℃に設定することで、
マグネシウム化合物を充分に固溶させて、良好な均質化
処理を行なうことができるマグネシウム合金製部材の製
造方法の提供を目的とする。
求項1または2記載の発明の目的と併せて、上述の加熱
処理の温度範囲を400〜450℃に設定することで、
マグネシウム化合物を充分に固溶させて、良好な均質化
処理を行なうことができるマグネシウム合金製部材の製
造方法の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1、2または3記載の発明の目的と併せて、上述の
加熱処理工程に連続して温間鍛造を行なうことで、加熱
処理時の熱エネルギを温間鍛造工程に有効利用し、消費
熱エネルギの低減を図ることができるマグネシウム合金
製部材の製造方法の提供を目的とする。
求項1、2または3記載の発明の目的と併せて、上述の
加熱処理工程に連続して温間鍛造を行なうことで、加熱
処理時の熱エネルギを温間鍛造工程に有効利用し、消費
熱エネルギの低減を図ることができるマグネシウム合金
製部材の製造方法の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、マグネシウム合金製の鍛造ブランクを得る工
程と、上記工程に次いで上記鍛造ブランクの組織内に存
在するマグネシウム化合物を固溶させる加熱処理工程
と、上記加熱処理工程の後に鍛造ブランクを鍛造成形す
る鍛造工程とを備えたマグネシウム合金製部材の製造方
法であることを特徴とする。
の発明は、マグネシウム合金製の鍛造ブランクを得る工
程と、上記工程に次いで上記鍛造ブランクの組織内に存
在するマグネシウム化合物を固溶させる加熱処理工程
と、上記加熱処理工程の後に鍛造ブランクを鍛造成形す
る鍛造工程とを備えたマグネシウム合金製部材の製造方
法であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記加熱処理工程に
おける加熱処理は溶体化処理を兼ねる一方、上記鍛造工
程の後に時効処理が施されるマグネシウム合金製部材の
製造方法であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記加熱処理工程に
おける加熱処理は溶体化処理を兼ねる一方、上記鍛造工
程の後に時効処理が施されるマグネシウム合金製部材の
製造方法であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記加熱処
理工程における加熱処理は400〜450℃の加熱温度
で処理されるマグネシウム合金製部材の製造方法である
ことを特徴とする。
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記加熱処
理工程における加熱処理は400〜450℃の加熱温度
で処理されるマグネシウム合金製部材の製造方法である
ことを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1、2または3記載の発明の構成と併せて、上記加
熱処理の後、該加熱処理に連続して上記鍛造ブランクの
温度を温間鍛造温度に調整して、温間鍛造を行なうマグ
ネシウム合金製部材の製造方法であることを特徴とす
る。
求項1、2または3記載の発明の構成と併せて、上記加
熱処理の後、該加熱処理に連続して上記鍛造ブランクの
温度を温間鍛造温度に調整して、温間鍛造を行なうマグ
ネシウム合金製部材の製造方法であることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述の加熱処理工程でマグネシウム合金製の鍛造ブ
ランクにおける組織内に存在するマグネシウム化合物を
固溶させた後に、鍛造成形するので、金属間化合物(マ
グネシウム化合物)の偏折が上記固溶により大幅に低減
され、この結果、鍛造工程での鍛造成形性を向上させる
ことができると共に、引張強さ、伸び、限界据え込み率
などの機械的性質の優れたマグネシウム合金製部材を得
ることができる効果がある。
ば、上述の加熱処理工程でマグネシウム合金製の鍛造ブ
ランクにおける組織内に存在するマグネシウム化合物を
固溶させた後に、鍛造成形するので、金属間化合物(マ
グネシウム化合物)の偏折が上記固溶により大幅に低減
され、この結果、鍛造工程での鍛造成形性を向上させる
ことができると共に、引張強さ、伸び、限界据え込み率
などの機械的性質の優れたマグネシウム合金製部材を得
ることができる効果がある。
【0016】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のマグネ
シウム化合物を固溶させる加熱処理が溶体化処理を兼ね
るので、鍛造後において溶体化処理を施す必要がなく、
このため鍛造後において溶体化処理を施す従来方法と比
較して、結晶粒の粗大化を防止することができる効果が
ある。すなわち上述の溶体化処理は人工時効処理に対し
て高温であり、この高温の溶体化処理が鍛造後に施され
ると結晶粒が粗大化するが、鍛造工程の前に溶体化処理
を行なうので、このような結晶粒の粗大化を防止するこ
とができる。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のマグネ
シウム化合物を固溶させる加熱処理が溶体化処理を兼ね
るので、鍛造後において溶体化処理を施す必要がなく、
このため鍛造後において溶体化処理を施す従来方法と比
較して、結晶粒の粗大化を防止することができる効果が
ある。すなわち上述の溶体化処理は人工時効処理に対し
て高温であり、この高温の溶体化処理が鍛造後に施され
ると結晶粒が粗大化するが、鍛造工程の前に溶体化処理
を行なうので、このような結晶粒の粗大化を防止するこ
とができる。
【0017】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上述
の加熱処理の温度範囲を400〜450℃に設定したの
で、鍛造ブランクの組織内に偏折されたマグネシウム化
合物を充分に固溶させて、良好な均質化処理を行なうこ
とができる効果がある。
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上述
の加熱処理の温度範囲を400〜450℃に設定したの
で、鍛造ブランクの組織内に偏折されたマグネシウム化
合物を充分に固溶させて、良好な均質化処理を行なうこ
とができる効果がある。
【0018】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1、2または3記載の発明の効果と併せて、
上述の加熱処理工程に連続して温間鍛造を行なうので、
加熱処理の熱エネルギを温間鍛造工程に有効利用するこ
とができ、この結果、消費熱エネルギの低減を図ること
ができる効果がある。
上記請求項1、2または3記載の発明の効果と併せて、
上述の加熱処理工程に連続して温間鍛造を行なうので、
加熱処理の熱エネルギを温間鍛造工程に有効利用するこ
とができ、この結果、消費熱エネルギの低減を図ること
ができる効果がある。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はマグネシウム合金製部材の製造方法を示
し、図1に示す工程図の第1の工程S1で、マグネシウ
ム合金製の鍛造ブランクを鋳造成形する。この実施例で
はマグネシウム合金製部材として自動車のサスペンショ
ンに用いられるアッパアームを例示しているので、アッ
パアームの最終形状に近似したキャビティを形成し、こ
のキャビティに対して次に表1で示す組成のマグネシウ
ム合金AZ80Aの溶湯を鋳込んで、図2に示す如き鍛
造ブランク1を鋳造する。
述する。図面はマグネシウム合金製部材の製造方法を示
し、図1に示す工程図の第1の工程S1で、マグネシウ
ム合金製の鍛造ブランクを鋳造成形する。この実施例で
はマグネシウム合金製部材として自動車のサスペンショ
ンに用いられるアッパアームを例示しているので、アッ
パアームの最終形状に近似したキャビティを形成し、こ
のキャビティに対して次に表1で示す組成のマグネシウ
ム合金AZ80Aの溶湯を鋳込んで、図2に示す如き鍛
造ブランク1を鋳造する。
【0020】
【表1】
【0021】上述の鋳造工程に金型鋳造を用いる場合に
は、金型温度を約200℃に設定するが、この金型鋳造
に代えて、砂型重力鋳造法、ダイカスト鋳造法、低圧鋳
造法、半溶融射出成形法を用いることもできる。なお、
上述の金型鋳造を用いた場合には、鍛造ブランク1の鋳
造後において一旦、常温まで冷却した後に、押し湯部分
およびゲート部分のトリミングを行なう。
は、金型温度を約200℃に設定するが、この金型鋳造
に代えて、砂型重力鋳造法、ダイカスト鋳造法、低圧鋳
造法、半溶融射出成形法を用いることもできる。なお、
上述の金型鋳造を用いた場合には、鍛造ブランク1の鋳
造後において一旦、常温まで冷却した後に、押し湯部分
およびゲート部分のトリミングを行なう。
【0022】次に図1に示す第2の工程S2で、鍛造ブ
ランク1の組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶
させる加熱処理を施す。この加熱処理は溶体化処理を兼
ね、加熱温度を400〜450℃の範囲、望ましくは約
410℃とし、加熱時間を10時間以上とする。
ランク1の組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶
させる加熱処理を施す。この加熱処理は溶体化処理を兼
ね、加熱温度を400〜450℃の範囲、望ましくは約
410℃とし、加熱時間を10時間以上とする。
【0023】このような溶体化処理を兼ねる上述の加熱
処理を施すことで、鋳造時に鍛造ブランク1の組織内に
偏折したマグネシウム化合物(具体的にはMg−Alの
金属間化合物)は全て固溶し、後工程における鍛造成形
性が大幅に改善される。
処理を施すことで、鋳造時に鍛造ブランク1の組織内に
偏折したマグネシウム化合物(具体的にはMg−Alの
金属間化合物)は全て固溶し、後工程における鍛造成形
性が大幅に改善される。
【0024】次に図1に示す第3の工程S3で、鍛造ブ
ランク1の現行の温度400〜450℃を、温間鍛造温
度としての300〜380℃の範囲、望ましくは350
℃に調整する。ここで、温間鍛造温度が380℃を超過
すると、鍛造ブランク1の表面が酸化するので、該温度
の上限を380℃とする。
ランク1の現行の温度400〜450℃を、温間鍛造温
度としての300〜380℃の範囲、望ましくは350
℃に調整する。ここで、温間鍛造温度が380℃を超過
すると、鍛造ブランク1の表面が酸化するので、該温度
の上限を380℃とする。
【0025】次に図1に示す第4の工程S4で、上型お
よび下型を用いて上述の鍛造ブランク1を温間鍛造(wa
rm forging)すると、図3に示すように最終形状のアッ
パアームに相当するマグネシウム合金製部材2を得るこ
とができる。なお、この時点では上述のマグネシウム合
金製部材2の周縁にはバリ3(flash 、フラッシュのこ
と)が存在するので、図1に示す第5の工程S5で、バ
リ3を備えたマグネシウム合金製部材2を室温まで冷却
した後に、バリ取り(トリミングのこと)を行なって、
図4に示すようにバリ3のないマグネシウム合金製部材
2とする。
よび下型を用いて上述の鍛造ブランク1を温間鍛造(wa
rm forging)すると、図3に示すように最終形状のアッ
パアームに相当するマグネシウム合金製部材2を得るこ
とができる。なお、この時点では上述のマグネシウム合
金製部材2の周縁にはバリ3(flash 、フラッシュのこ
と)が存在するので、図1に示す第5の工程S5で、バ
リ3を備えたマグネシウム合金製部材2を室温まで冷却
した後に、バリ取り(トリミングのこと)を行なって、
図4に示すようにバリ3のないマグネシウム合金製部材
2とする。
【0026】次に図1に示す第6の工程S6で上述のマ
グネシウム合金製部材2に人工時効処理を施す。すなわ
ち時効処理温度を165〜210℃の範囲、望ましくは
約175℃に設定し、この時効処理温度による低温加熱
を約16時間行なった後に空冷を行なう。
グネシウム合金製部材2に人工時効処理を施す。すなわ
ち時効処理温度を165〜210℃の範囲、望ましくは
約175℃に設定し、この時効処理温度による低温加熱
を約16時間行なった後に空冷を行なう。
【0027】次に図1に示す第7の工程S6で、上記時
効処理後のマグネシウム合金製部材2の必要箇所に穿孔
加工などの機械加工を施した後に、図1に示す第8の工
程S8で、防錆処理を施す。
効処理後のマグネシウム合金製部材2の必要箇所に穿孔
加工などの機械加工を施した後に、図1に示す第8の工
程S8で、防錆処理を施す。
【0028】このように、上述の加熱処理工程(第2の
工程S2参照)でマグネシウム合金製の鍛造ブランク1
における組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶さ
せた後に、鍛造成形するので、金属間化合物(この実施
例の場合はMg−Al化合物)の偏折が上記固溶により
大幅に低減され、この結果、鍛造工程(第4の工程S4
参照)での鍛造成形性を向上させることができると共
に、引張強さ、伸び、限界据え込み率などの機械的性質
の優れたマグネシウム合金製部材2を得ることができる
効果がある。
工程S2参照)でマグネシウム合金製の鍛造ブランク1
における組織内に存在するマグネシウム化合物を固溶さ
せた後に、鍛造成形するので、金属間化合物(この実施
例の場合はMg−Al化合物)の偏折が上記固溶により
大幅に低減され、この結果、鍛造工程(第4の工程S4
参照)での鍛造成形性を向上させることができると共
に、引張強さ、伸び、限界据え込み率などの機械的性質
の優れたマグネシウム合金製部材2を得ることができる
効果がある。
【0029】また上述のマグネシウム化合物を固溶させ
る加熱処理(第2の工程S2参照)が溶体化処理を兼ね
るので、鍛造後において部材2に高い熱を加える溶体化
処理を施す必要がなく、このため鍛造後において溶体化
処理を施す従来方法と比較して、結晶粒の粗大化を防止
することができる効果があり、上述の第2の工程S2に
おける溶体化処理と、上述の第6の工程S6における人
工時効処理との両処理によりT6処理の金属組織を得る
ことができる。
る加熱処理(第2の工程S2参照)が溶体化処理を兼ね
るので、鍛造後において部材2に高い熱を加える溶体化
処理を施す必要がなく、このため鍛造後において溶体化
処理を施す従来方法と比較して、結晶粒の粗大化を防止
することができる効果があり、上述の第2の工程S2に
おける溶体化処理と、上述の第6の工程S6における人
工時効処理との両処理によりT6処理の金属組織を得る
ことができる。
【0030】さらに上述の第2の工程S2での加熱処理
の温度範囲を400〜450℃に設定したので、鍛造ブ
ランク1の組織内に偏折されたマグネシウム化合物を充
分に固溶させて、良好な均質化処理を行なうことができ
る効果がある。
の温度範囲を400〜450℃に設定したので、鍛造ブ
ランク1の組織内に偏折されたマグネシウム化合物を充
分に固溶させて、良好な均質化処理を行なうことができ
る効果がある。
【0031】加えて、上述の加熱処理工程(第2の工程
S2参照)に連続して第4の工程S4にて温間鍛造を行
なうので、鍛造時の変形抵抗が小さく、スケール発生が
僅少となることは勿論、加熱処理時の熱エネルギを温間
鍛造工程に有効利用することができ、この結果、消費熱
エネルギの低減を図ることができる効果がある。
S2参照)に連続して第4の工程S4にて温間鍛造を行
なうので、鍛造時の変形抵抗が小さく、スケール発生が
僅少となることは勿論、加熱処理時の熱エネルギを温間
鍛造工程に有効利用することができ、この結果、消費熱
エネルギの低減を図ることができる効果がある。
【0032】上述の各種効果を検証するために、直径1
6mmφ、高さ24mmのマグネシウム合金(具体的にはA
Z80A)製で、素材の初期平均結晶粒径が共に260
μmの2つのテストピースを予め同一条件下で鋳造し、
一方のテイトピースを鍛造温度350℃、鍛造加工率3
0%で温間鍛造した後に、約400℃で15時間加熱す
る溶体化処理を施した後に水冷し、次いで約175℃で
16時間加熱した後に空冷する時効処理を施した比較品
と、他方のテストピースを約410℃で20時間加熱す
る溶体化処理を施した後に、約350℃に温度調整し、
鍛造加工率30%で温間鍛造した後に、約175℃で1
6時間加熱した後に空冷する時効処理を施した実施例品
とをそれぞれ製造し、これら比較品および実施例品に対
してそれぞれ引張強さ、伸び、限界据え込み率を測定し
た結果を図5、図6に示す。
6mmφ、高さ24mmのマグネシウム合金(具体的にはA
Z80A)製で、素材の初期平均結晶粒径が共に260
μmの2つのテストピースを予め同一条件下で鋳造し、
一方のテイトピースを鍛造温度350℃、鍛造加工率3
0%で温間鍛造した後に、約400℃で15時間加熱す
る溶体化処理を施した後に水冷し、次いで約175℃で
16時間加熱した後に空冷する時効処理を施した比較品
と、他方のテストピースを約410℃で20時間加熱す
る溶体化処理を施した後に、約350℃に温度調整し、
鍛造加工率30%で温間鍛造した後に、約175℃で1
6時間加熱した後に空冷する時効処理を施した実施例品
とをそれぞれ製造し、これら比較品および実施例品に対
してそれぞれ引張強さ、伸び、限界据え込み率を測定し
た結果を図5、図6に示す。
【0033】図5から明らかなように比較品の引張強さ
が約300[MPa]と低いのに対して、実施例品の引
張強さは約320[MPa]に向上している。また比較
品の伸びが約10%と低いのに対して、実施例品の伸び
は約14%に向上している。
が約300[MPa]と低いのに対して、実施例品の引
張強さは約320[MPa]に向上している。また比較
品の伸びが約10%と低いのに対して、実施例品の伸び
は約14%に向上している。
【0034】さらに図6から明らかなように比較品の限
界据え込み率が約60%と低いのに対して、実施例品の
限界据え込み率は約70%に向上しており、成形性が向
上していることがわかる。なお、この限界据え込み率は
次の数1で表される。
界据え込み率が約60%と低いのに対して、実施例品の
限界据え込み率は約70%に向上しており、成形性が向
上していることがわかる。なお、この限界据え込み率は
次の数1で表される。
【0035】
【数1】
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の鍛造ブランクを得る工程は、実施
例の第1の工程S1に対応し、以下同様に、加熱処理工
程は、第2の工程S2に対応し、鍛造工程は、第4の工
程S4に対応し、時効処理を施す工程は、第6の工程S
6に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
において、この発明の鍛造ブランクを得る工程は、実施
例の第1の工程S1に対応し、以下同様に、加熱処理工
程は、第2の工程S2に対応し、鍛造工程は、第4の工
程S4に対応し、時効処理を施す工程は、第6の工程S
6に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【0037】例えば上記実施例においてはマグネシウム
合金製部材として自動車のサスペンションのアッパアー
ムを例示したが、ホイールやその他の部材の製造方法に
適用してもよいことは勿論である。
合金製部材として自動車のサスペンションのアッパアー
ムを例示したが、ホイールやその他の部材の製造方法に
適用してもよいことは勿論である。
【図1】本発明のマグネシウム合金製部材の製造方法を
示す工程図。
示す工程図。
【図2】鍛造ブランクの斜視図。
【図3】温間鍛造後のバリを有するマグネシウム合金製
部材の斜視図。
部材の斜視図。
【図4】マグネシウム合金製部材の斜視図。
【図5】実施例品と比較品との引張強さ伸びを対比して
示す特性図。
示す特性図。
【図6】実施例品と比較品との限界据え込み率を対比し
て示す特性図。
て示す特性図。
【図7】従来のマグネシウム合金製部材の製造方法を示
す工程図。
す工程図。
【図8】従来のマグネシウム合金製部材の製造方法を示
す工程図。
す工程図。
S1…第1の工程 S2…第2の工程(加熱処理工程) S3…第4の工程(鍛造工程) S6…第6の工程(時効処理工程) 1…鍛造ブランク 2…マグネシウム合金製部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平原 庄司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】マグネシウム合金製の鍛造ブランクを得る
工程と、上記工程に次いで上記鍛造ブランクの組織内に
存在するマグネシウム化合物を固溶させる加熱処理工程
と、上記加熱処理工程の後に鍛造ブランクを鍛造成形す
る鍛造工程とを備えたマグネシウム合金製部材の製造方
法。 - 【請求項2】上記加熱処理工程における加熱処理は溶体
化処理を兼ねる一方、上記鍛造工程の後に時効処理が施
される請求項1記載のマグネシウム合金製部材の製造方
法。 - 【請求項3】上記加熱処理工程における加熱処理は40
0〜450℃の加熱温度で処理される請求項1または2
記載のマグネシウム合金製部材の製造方法。 - 【請求項4】上記加熱処理の後、該加熱処理に連続して
上記鍛造ブランクの温度を温間鍛造温度に調整して、温
間鍛造を行なう請求項1,2または3記載のマグネシウ
ム合金製部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5944293A JPH06248402A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | マグネシウム合金製部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5944293A JPH06248402A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | マグネシウム合金製部材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248402A true JPH06248402A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13113412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5944293A Pending JPH06248402A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | マグネシウム合金製部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06248402A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6818080B2 (en) | 2000-04-07 | 2004-11-16 | Mazda Motor Corporation | Method for manufacturing shaped light metal article |
JP2007222947A (ja) * | 2007-05-29 | 2007-09-06 | Hitachi Metals Ltd | マグネシウム合金製鍛造薄肉筐体およびその製造方法 |
US7914902B2 (en) * | 2007-11-06 | 2011-03-29 | Jiing Tung Tec. Metal Co., Ltd. | Thermal module |
CN103212659A (zh) * | 2013-03-20 | 2013-07-24 | 鹤山市鸿图铁艺实业有限公司 | 一种铁艺装饰配件制品的锻制成形工艺 |
CN104972029A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-10-14 | 江苏亚太安信达铝业有限公司 | 一种高压铁塔用线夹体的锻造方法 |
CN106607665A (zh) * | 2015-10-23 | 2017-05-03 | 中国兵器工业第五九研究所 | 一种镁合金构件的成形方法 |
WO2021182359A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 住友重機械工業株式会社 | 成形システム、及び成形方法 |
CN116536601A (zh) * | 2023-06-25 | 2023-08-04 | 山西银光华盛镁业股份有限公司 | 一种az80a镁合金热挤压棒材t6热处理工艺 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5944293A patent/JPH06248402A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021182359A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 住友重機械工業株式会社 | 成形システム、及び成形方法 |
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CN116536601A (zh) * | 2023-06-25 | 2023-08-04 | 山西银光华盛镁业股份有限公司 | 一种az80a镁合金热挤压棒材t6热处理工艺 |
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