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JPH06243589A - クロック発生回路及び光ディスク装置 - Google Patents

クロック発生回路及び光ディスク装置

Info

Publication number
JPH06243589A
JPH06243589A JP2680493A JP2680493A JPH06243589A JP H06243589 A JPH06243589 A JP H06243589A JP 2680493 A JP2680493 A JP 2680493A JP 2680493 A JP2680493 A JP 2680493A JP H06243589 A JPH06243589 A JP H06243589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
phase
optical disk
circuit
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2680493A
Other languages
English (en)
Inventor
Junkichi Sugita
順吉 杉田
Toshihiko Hirose
俊彦 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2680493A priority Critical patent/JPH06243589A/ja
Publication of JPH06243589A publication Critical patent/JPH06243589A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 光ディスク装置に適用され、入力クロックに
対して所定位相差をもつ出力クロックを発生するクロッ
ク発生回路であって、入力クロックと位相同期したクロ
ック(サンプルサーボクロック)を得る第1のPLL回
路9と、所定位相差オフセットを加えることによって第
1のPLL回路9からのクロックに対して所定位相差を
持つ出力クロックを得る第2のPLL回路11とを有し
てなる。 【効果】 ディレイラインを使用せず、温度特性,バラ
ツキ等を考慮しなくてもよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力クロックに対して
所定位相差をもつ出力クロックを発生するクロック発生
回路と、このクロック発生回路を用いて好適な、例えば
いわゆるサンプルサーボのような予め形成されたクロッ
ク信号パターンを使用する光ディスク装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、記録容量が大きく、記録したデー
タを半永久的に保存することができ、また当該記録した
データを簡単に書き換えられることなどから、記録媒体
として例えばいわゆる光磁気ディスクが多く用いられる
ようになってきている。この光磁気ディスクのトラッキ
ングサーボ方式の一例としては、いわゆるサンプルサー
ボ方式や、コンティニアスコンポジットサーボ方式等が
存在する。
【0003】ここで、例えば上記サンプルサーボ方式を
採用する上記光磁気ディスクには、1セクタ(又は1ブ
ロック)を1記録単位としてデータが記録されるように
なる。上記1セクタは、所定の複数のセグメントから構
成されており、1セグメントは、サーボ領域及びデータ
領域から構成されている。上記サーボ領域には、サンプ
ルサーボパターンとして、トラッキングエラー信号を得
るための1対のいわゆるウォブルピットと、そのセグメ
ントにおける同期をとるためのクロックピットが予め記
録されている。
【0004】このような光磁気ディスクに記録データを
記録する際には、当該光磁気ディスクをスピンドルモー
タにより例えば角速度一定(CAV)で回転駆動する。
そして、上記サンプルサーボパターンの上記ウォブルピ
ットからトラッキングエラー信号を形成してこれに基づ
いてトラッキングサーボを行い、上記クロックピットか
ら形成されるサンプルサーボクロックで同期をとりなが
ら、上記光磁気ディスクの一方の面側から当該光磁気デ
ィスクにレーザビームを照射すると共に、当該光磁気デ
ィスクの他方の面側から上記レーザビームが照射された
箇所に記録データで変調した磁界を印加する。
【0005】上記レーザビームが照射された箇所は、い
わゆるキュリー温度まで熱せられて保磁力が無くなる。
そこに上記記録データで変調した磁界が印加されるた
め、上記レーザビームが照射された箇所に記録データが
スパイラル状或いは同心円状にピット列として記録され
る。
【0006】ところで、上記光磁気ディスクの記録面に
上記レーザビームを照射して加熱することによって上記
ピットを形成する場合、当該レーザビームの照射点が上
記キュリー温度まで上昇するには僅かであるが時間ΔT
が必要である。同時にこの記録時には、上記光磁気ディ
スクが回転される。このため、当該記録時には、上記時
間ΔTの間にレーザビームの照射位置が移動することに
なり、したがって形成されるピットの位置もずれること
になる。
【0007】このようなことから、上記光磁気ディスク
を再生する際には、上記サンプルサーボパターンを再生
して得たサンプルサーボクロックの位相と再生信号(再
生MO信号)の位相とがずれるようになる。したがっ
て、当該光磁気ディスクの再生の際に、当該サンプルサ
ーボクロックのみを用いて再生信号のサンプリングを行
うと、上述したように当該サーボクロックの位相と上記
再生信号の位相とがずれているため、正確な再生ができ
ないことになる。
【0008】また、光磁気ディスクを再生する場合に
は、例えば温度差やドライブ(光磁気ディスク装置)の
固体差等によっても、上記サンプルサーボパターンに応
じたサンプルサーボクロックの位相と再生するデータの
位相との間に差(位相差)が生じてしまう。
【0009】このような問題を解決する方法として、周
囲の環境(温度やレーザ光源のパワー等)に基づいて、
記録時に予め補正を行ってピットを形成する方法が考え
られる。
【0010】しかし、この場合、補正を行うための詳細
な記録条件を求めることは困難であり、また、光磁気デ
ィスクの特性の違い(個体差)や、データ記録装置とデ
ータ再生装置が異なることなどから、上記記録時の補正
だけでは不十分である。
【0011】したがって、従来は、図5に示すように、
再生時に、予め求めたサンプルサーボパターンの再生ク
ロック(サンプルサーボクロック)の位相と記録ピット
の再生データの位相との差(位相差)に相当する遅延量
だけ、当該再生されたサンプルサーボクロックを遅延さ
せるような位相補正(リードクロック位相補正、R.C.P.
C:Read Clock Phase Compensation)を行うようにしてい
る。
【0012】すなわち、この図5において、端子101
には、上記サンプルサーボパターンの再生信号が供給さ
れる。このサーボパターンの再生信号は、例えば位相比
較器と電圧制御発振器を組み合わせて周波数に関する積
分制御形の負帰還ループを用いて入力波と位相同期した
出力を得るいわゆるPLL回路102に送られる。この
PLL回路102からの出力がサンプルサーボクロック
となる。
【0013】当該サンプルサーボクロックは、ディレイ
ライン103に送られる。当該ディレイライン103
は、上記予め求めたサーボクロックの位相と記録ピット
の再生データの位相との差(位相差)に相当する遅延を
行う遅延線である。これにより、端子104からは、位
相補正がなされた上記サーボクロック、すなわちマスタ
クロック(リードクロック)が得られる。光磁気ディス
クの再生時には、このマスタクロックを用いて再生信号
(再生MO信号)のサンプリングを行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なディレイラインによってサンプルサーボクロックを遅
延させてマスタクロック(リードクロック)を得る方法
では、当該ディレイラインの例えば温度特性等により、
上記再生クロック位相補正に誤差が生じ、データの再生
ができなくなる可能性がある。したがって、例えばディ
レイラインのその温度特性等の精度に注意しなければな
らなかった。
【0015】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、ディレイラインを使用せ
ず、温度特性,バラツキ等を考慮しなくてもよいクロッ
ク発生回路及びそれを用いた光ディスク装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために提案されたものであり、本発明のクロッ
ク発生回路は、入力クロックに対して所定位相差をもつ
出力クロックを発生するクロック発生回路であって、入
力クロックと位相同期したクロックを得る第1の位相同
期手段(PLL回路)と、所定位相差オフセットを加え
ることによって上記第1の位相同期手段(PLL回路)
からのクロックに対して所定位相差を持つ出力クロック
を得る第2の位相同期手段(PLL回路)とを有してな
るものである。
【0017】また、本発明の光ディスク装置は、少なく
ともクロック信号パターン(例えばサンプルサーボパタ
ーン)とデータ記録用の記録領域とが設けられた光ディ
スクを再生する装置であって、上記光ディスクの上記ク
ロック信号パターン(例えばサンプルサーボパターン)
を再生して得た入力クロックと位相同期したクロックを
得る第1の位相同期手段(PLL回路)と、所定位相差
オフセットを加えることによって上記第1の位相同期手
段(PLL回路)からのクロックに対して所定位相差を
もつ出力クロックを得る第2の位相同期手段(PLL回
路)とからなるクロック発生回路を有してなり、上記ク
ロック発生回路からの出力クロックを、上記光ディスク
の記録領域のデータ再生用のクロックとするようにした
ものである。
【0018】さらに、本発明の光ディスク装置には、上
記光ディスクの上記データ記録用の記録領域に予め記録
されたクロック信号を再生して得たクロックに基づい
て、上記入力クロックに対する上記所定位相差を検出す
る位相差検出手段をも設けている。
【0019】
【作用】本発明によれば、入力クロックに対して所定位
相差をもつ出力クロックを得るために、位相同期手段
(PLL回路)を2段構成とし、第1の位相同期手段に
おいてクロック信号パターンを再生して得た入力クロッ
クと位相同期したクロックを得て、第2の位相同期手段
において第1の位相同期手段で形成した入力クロックに
対して所定位相差オフセットを加えるようにしている。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0021】本発明の実施例のクロック発生回路は、図
1に示すように、入力クロックに対して所定位相差をも
つ出力クロックを発生するクロック発生回路であって、
入力クロックと位相同期したクロックを得る第1のPL
L回路9と、後述する所定位相差オフセットを加えるこ
とによって上記第1のPLL回路9からのクロックに対
して所定位相差を持つ出力クロックを得る第2のPLL
回路11とを有してなるものである。
【0022】すなわち、この図1において、端子51に
は、上記入力クロックが供給される。この入力クロック
は、例えば位相比較器と電圧制御発振器を組み合わせて
周波数に関する積分制御形の負帰還ループを用いて入力
波と位相同期した出力を得る第1のPLL回路9に送ら
れる。このPLL回路9からの出力(クロック)は、サ
ーボクロックとなると共に、第2のPLL回路11に送
られる。
【0023】当該第2のPLL回路11は、通常のPL
L回路と同様にループフィルタ54と電圧制御発振器
(VOC)55と位相比較器52とを有してなるもので
あるが、本実施例の第2のPLL回路11には、これら
に加えて、加算器53が設けられている。この加算器5
3は、位相比較器52からの出力(電圧値)に対して、
端子56を介して供給される後述する所定位相差オフセ
ット(電圧値)を加えるために設けられている。すなわ
ち、このPLL回路11においては、入力信号(第1の
PLL回路9からのクロック)の周波数及び位相と電圧
制御発振器55の発振周波数及び位相とが、上記位相比
較器52で比較される。当該位相比較器52からは、第
1のPLL回路9からのクロックの周波数及び位相と電
圧制御発振器55の発振周波数及び位相との誤差に比例
した直流電圧が出力される。この誤差電圧は上記加算器
53で所定位相差オフセット(電圧値)が加算された
後、低域フィルタである上記ループフィルタ54を介し
て電圧制御発振器55に送られる。当該第2のPLL回
路11では、上記第1のPLL回路9からのクロックの
周波数及び位相と当該電圧制御発振器55の発振周波数
及び位相との誤差を低減させる方向に、当該電圧制御発
振器55の周波数を変化させるようになっている。
【0024】このような構成により、本実施例のクロッ
ク発生回路の端子57からは、上記第1のPLL回路9
への入力クロックの位相が後述する所定位相差オフセッ
トに対応する分だけ遅延された出力クロックが得られる
ようになる。
【0025】ところで、上述した本実施例のクロック発
生回路は、例えば光ディスク装置に適用されるものであ
る。
【0026】すなわち、本実施例の光ディスク装置は、
少なくともサンプルサーボパターンとデータ記録用の記
録領域とが設けられた後述する光ディスクを再生する装
置であって、図2に示すように、上記図1のクロック発
生回路としてのPLL回路9及びPLL回路11を有
し、当該クロック発生回路からの出力クロックを、上記
光ディスクの記録領域のデータ再生用のクロック(マス
タクロック)とするものである。
【0027】なお、本実施例では上記少なくともサンプ
ルサーボパターンとデータ記録用の記録領域とが設けら
れた光ディスクとして光磁気ディスクを用いている。す
なわち、本実施例の光磁気ディスクには、図3に示すよ
うに、1セクタ(又はブロック)を1つの情報記録単位
として記録データが記録されるようになっている。上記
1つのセクタは、所定数のセグメント(又はフレーム)
から構成されており、当該1つのセグメントは、サーボ
領域63とデータ領域64(セクタの先頭セグメントに
おいてはアドレス等の情報が記録されるヘッダ領域6
5)から構成されている。上記サーボ領域63には、サ
ンプルサーボパターンとして、トラッキングエラー信号
を得るためのいわゆる1対のウォブルピットと記録デー
タの同期をとるためのクロックピットが予め設けられて
おり、上記データ領域64には、磁気光学効果を利用し
て、ECC(誤り訂正)等の冗長分を含む記録データが
記録されるようになっている。また、第2番目のセグメ
ントのデータ領域64は、当該セクタに記録された記録
データを正確に再生するために用いられる同期信号であ
る参照クロックが記録される参照クロックパターン領域
となされる。すなわち、この参照クロックパターン領域
には、固定パターンとして最高記録周波数の信号(参照
クロック)が記録される。なお、これらデータ領域64
への記録は、一連の動作として連続的に行われる。すな
わち、同時刻,同条件で記録がなされる。
【0028】また、本実施例の光磁気ディスクは、ディ
スク面を複数の領域(ゾーン)に分け、各ゾーン毎にデ
ィスク回転時の角速度が異なるいわゆるゾーンCAV方
式を採用している。したがって、各ゾーン毎にサンプル
サーボクロックの位相と参照クロックの位相との位相差
は異なる。
【0029】以下、図2の光ディスク装置について具体
的に説明する。この図2において、記録/再生系1のピ
ットディテクタ2は、例えばレーザビームが照射された
光磁気ディスクからの反射光を受光することによって当
該光磁気ディスク上のサンプルサーボパターンとして
の、トラッキングエラー信号を得るための1対のウォブ
ルピットと、各セグメントにおける同期をとるためのク
ロックピットを検出する。当該ピットディテクタ2から
の出力は、AGC(オートゲインコントロール)回路4
でゲインの自動調整がなされた後、LPF(ローパスフ
ィルタ)5を介してA/Dコンバータ6に送られ、当該
A/Dコンバータ6によってパルス信号に変換される。
【0030】上記A/Dコンバータ6からのパルス信号
は、サーボ系25に送られると共に、クロック位相検出
回路7に送られる。当該クロック位相検出回路7では、
上記サンプルサーボクロックの位相が検出される。次の
ファインデータ検出回路8では、上記サンプルサーボク
ロックを正確に検出し、その検出結果を上記サーボ系2
5に送る。
【0031】上記サーボ系25は、上記A/Dコンバー
タ6からのパルス信号や上記ファインデータ検出回路8
からの出力を用いて、例えばフォーカスサーボ、位置サ
ーボ等の各種サーボ信号を生成する。このサーボ信号
は、駆動系26に送られる。当該駆動系26は、フォー
カスアクチュエータや、スライドアクチュエータ、ガル
バノアクチュエータ、スピンドルドライバ等からなる。
【0032】また、上記クロック位相検出回路7からの
出力は、前記図1の第1のPLL回路9の入力端子に送
られる。当該第1のPLL回路9からは、上記サンプル
サーボクロックと位相同期したサンプルサーボクロック
が出力される。なお、上記第1のPLL回路9からのク
ロックは、タイミングジェネレータ10にも送られる。
このタイミングジェネレータ10は、上記PLL回路9
からのクロックに基づいて各部のタイミングクロックを
生成する。当該第1のPLL回路9からのクロック(サ
ンプルサーボクロック)は、上記第2のPLL回路11
に送られると共に、端子12からサーボクロックとして
後段の構成に送られる。例えば、上記A/Dコンバータ
6へのサンプリングクロックとして送られる。
【0033】上記第2のPLL回路11では、上記第1
のPLL回路9からのサンプルサーボクロックに対し
て、当該サンプルサーボクロックの位相と当該参照クロ
ックパターンを再生して得た参照クロックの位相との位
相差に相当する後述する所定位相差オフセット(電圧
値)が加えられる。これにより、当該クロック発生回路
の第2のPLL回路11からは(図1の端子57)から
は、上記サンプルサーボクロックの位相差が補正された
マスタクロック(リードクロック)が出力されるように
なる。このマスタクロックは、端子13を介して後段の
構成に送られる。
【0034】一方、本実施例装置において光磁気ディス
クの記録データを再生する際には、差分検出を用いたN
RZI(non return to zero inverse)復調を行ってい
る。
【0035】以下記録データ再生系について述べる。記
録/再生系1のMOディテクタ3は、レーザビームが照
射された光磁気ディスクの盤面からの反射光を受光して
光電変換することによって、当該光磁気ディスク上に記
録されたMO信号(記録データ)を検出する。当該MO
ディテクタ3からのMO信号(アナログ信号)は、AG
C(オートゲインコントロール)回路17でゲインの自
動調整がなされた後、プログラマブルLPF18を介し
てA/Dコンバータ19に送られ、当該A/Dコンバー
タ19によって上記第2のPLL回路11からのリード
クロック(マスタクロック)に基づいてパルス信号に変
換される。
【0036】上記A/Dコンバータ19からのパルス信
号は、イコライザ20によって波形等価され、差分検出
回路21でデータ抜き取り用の差分検出が行われた後、
NRZIのエンコーダ/デコーダ回路22でNRZI復
調される。当該エンコーダ/デコーダ回路22でNRZ
I復調により得られたデータは、シリアル/パラレル変
換を行うためのFIFOメモリ23を介し、更にバスを
介してバッファ管理・ECC回路30に送られる。当該
バッファ管理・ECC回路30は供給されたデータの誤
り訂正を行う。なお、当該バッファ管理・ECC回路3
0は、一旦データを格納するバッファ31と接続され、
このバッファ31の書き込み/読み出しを管理すること
で、上記誤り訂正を実現している。このバッファ管理・
ECC回路30で誤り訂正されたデータは、いわゆるS
CSI(small computer systemsinterface)32を介し
てホストコンピュータ33に送られると共に、バスを介
して後段の構成に送られる。
【0037】なお、信号記録時には、上記NRZIエン
コーダ/デコーダ回路22のNRZI変調データが記録
/再生系1に送られる。当該データに基づいて記録/再
生系1のレーザダイオードを駆動するレーザドライバや
磁界変調用の磁気ヘッド用ドライバが動作する。なお、
記録時には、レーザドライバがレーザダイオードをハイ
パワーでパルス発光させると共に、磁気ヘッド用ドライ
バに記録データが入力されて高速磁界変調が行われる。
再生時には、上記レーザドライバはレーザダイオードを
ローパワーで連続発光させる。さらに、記録時には、レ
ーザパルスの幅、及び磁界データの位相を含む記録位置
制御が行われる。
【0038】ここで、本実施例装置では、前述したよう
に再生時のクロック位相補正(R.C.P.C)を行う
ための上記第2のPLL回路11への所定位相差オフセ
ット(電圧値)を、以下のようにして形成するようにし
ている。すなわち、本実施例装置においては、前記参照
クロックパターン領域の固定パターンを用いて再生時の
最適位相を求め、この最適位相に基づいて所定位相差を
検出する位相差検出手段としてのクロック制御回路4
0,ピーク検出回路41,平均化回路42を有してい
る。
【0039】具体的には以下のようなことを行ってい
る。上記第2のPLL回路11のマスタクロックは、上
記クロック制御回路40に送られる。当該クロック制御
回路40は、マスタクロックの位相を逐次変化(増減)
させ、この逐次変化された出力クロック(リードクロッ
ク)を上記A/Dコンバータ19へのサンプリングクロ
ックとして送る。当該A/Dコンバータ19では上記ク
ロック制御回路40からのクロックに基づいて、上記M
O信号をサンプリングするようになる。このサンプリン
グされた信号が上記イコライザ20を介して差分検出回
路21に送られる。当該差分検出回路21からの差分値
は、ピーク検出回路41に送られる。当該ピーク検出回
路41では、上記逐次位相が変化されたリードクロック
でサンプリングされた信号の差分値が最大となる位相が
求められる。
【0040】本実施例装置では、上述のような動作を複
数パス(例えば4回)繰り返す。ピーク検出回路41の
後段の平均化回路42では、この複数パスの繰り返しに
より、得られた各位相の平均を最適位相と判断する。よ
り具体的に説明すると、本実施例における最適位相検出
では、当該実施例装置が差分値を扱うため2クロック分
で1ステップとし、20ステップの位相遅延量増減で当
該最適位相検出動作の1パスを構成する。参照クロック
パターン領域ではこのパスを4回行える。例えば、上記
クロック制御回路40におけるリードクロックの位相の
逐次増減の際には、奇数回のパスの時に位相遅延量を単
調増加させ、偶数回のパスの時に位相遅延量を単調減少
させるようにする。その後のピーク検出及び平均化の際
には、上記差分検出回路21の差分値が最大となる位相
を求める。
【0041】上記平均化回路42で求められた最適位相
情報が電圧値に変換され、これが上記所定位相差オフセ
ットなって上記第2のPLL回路11に送られる。
【0042】なお、上記参照クロックパターン領域につ
づくデータ記録領域に対しては、当該最適位相検出動作
で求められた最適位相で補正されたリードクロックを用
いてA/Dコンバータ19でのサンプリングが行われ
る。
【0043】ところで、本実施例の光磁気ディスクでは
上述したようにゾーンCAVを採用しているので、各ゾ
ーン毎にサンプルサーボクロックの位相と参照クロック
の位相との位相差は異なり、このため、本実施例装置で
は、ゾーン毎に各部を制御するゾーンコントローラ14
によって、上記第2のPLL回路11やプログラマブル
LPF18,イコライザ20を制御するようにしてい
る。当該ゾーンコントローラ14によって上記第2のP
LL回路11が制御されることにより、当該PLL回路
11では、上記サンプルサーボクロックの位相補正がな
されて、ゾーン毎に異なるリードクロック(マスタクロ
ック)が出力されるようになる。
【0044】なお、図1のROM27はCPU29のプ
ログラムデータを保持し、RAM28はCPU29の処
理データを一時格納する。
【0045】次に、本発明の光ディスク装置の他の実施
例として、図4に示すように、上記第2のPLL回路1
1に供給される所定位相差オフセットに対応するデータ
をROM40に格納する構成とすることもできる。な
お、この図4において、図2と同様の構成要素には同一
の指示符号を付してその詳細な説明については省略して
いる。
【0046】この図4において、上記ゾーンコントロー
ラ14からは、光磁気ディスクの各ゾーンに応じた読み
出しアドレスが上記ROM40に送られる。当該ROM
40は、当該読み出しアドレスに応じて上記所定位相差
オフセットに対応するデータを出力する。この上記所定
位相差オフセットに対応するデータは、図示は省略して
いるが例えばD/Aコンバータ等を介して電圧値に変換
されて上記第2のPLL回路11に送られる。これによ
り、当該第2のPLL回路11では、上述した図2の実
施例装置同様に動作することができる。
【0047】上述したように、本発明の実施例のクロッ
ク発生回路を適用した光ディスク装置においては、PL
L回路を2段構成とし、1段目のPLL回路9はサーボ
データを検出するためのサーボクロック用に、また、2
段目のPLL回路11はリードクロック用とし、このP
LL回路11においてPLLの位相比較器(52)の出
力に前述したサンプルサーボクロックとデータとの位相
差に相当するオフセット量を加えてリードクロック位相
補償を実現している。このようにすれば、前述した従来
例のようにディレイラインを用いず、かつ当該ディレイ
ラインによる温度特性の影響を受けずに、リードクロッ
ク位相補償が行える。
【0048】なお、本実施例の光ディスク装置の構成で
は、PLL回路を2個必要としているが、一般にゾーン
CAVを行う場合は元々PLL回路が2個必要となるの
で、新たにPLL回路を設けることなくこの2個のPL
Lをそのまま流用でき、シンプルなハードウェア構成を
実現できる。さらに、消費電力も少なくなり、実装も簡
単化できる。
【0049】その他、上述した実施例では、光ディスク
として光磁気ディスクを使用しているが、これに限ら
ず、例えば相変化型の光ディスクを用いることもでき、
この相変化型の光ディスクを用いても上述同様の効果を
得ることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明のクロック発生回路及びそれを用
いた光ディスク装置においては、第1の位相同期手段
(PLL回路)によって光ディスク上に予め形成された
クロック信号パターンと同期したクロック(例えばサン
プルサーボクロック)を得て、書き込み時の温度やドラ
イブの個体差等によって生ずるクロック信号パターン
(サンプルサーボクロック)とデータリードクロックと
の位相ずれを、第2の位相同期手段(PLL回路)内の
位相比較器出力に所定位相差オフセットを加えることに
よって取り除くようにすることで、従来のようにディレ
イラインを使用せずに済み、また、温度特性,バラツキ
等を考慮しなくても良く、さらに消費電力も少なくな
り、実装も簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のクロック発生回路の概略構成
を示すブロック回路図である。
【図2】実施例の光ディスク装置の概略構成を示すブロ
ック回路図である。
【図3】実施例の光磁気ディスクの記録フォーマットを
示す図である。
【図4】他の実施例の光ディスク装置の概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図5】従来のクロック発生回路の概略構成を示すブロ
ック回路図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・記録/再生系 2・・・・・・・・ピットディテクタ 3・・・・・・・・MOディテクタ 4,17・・・・・AGC回路 5・・・・・・・・LPF 6,19・・・・・A/Dコンバータ 7・・・・・・・・クロック位相検出回路 8・・・・・・・・ファインデータ検出回路 9・・・・・・・・第1のPLL回路 10・・・・・・・タイミングジェネレータ 11・・・・・・・第2のPLL回路 14・・・・・・・ゾーンコントローラ 18・・・・・・・プログラマブルLPF 20・・・・・・・イコライザ 21・・・・・・・差分検出回路 22・・・・・・・NRZIエンコーダ/デコーダ 23・・・・・・・FIFOメモリ 25・・・・・・・サーボ系 26・・・・・・・駆動系 30・・・・・・・バッファ管理・ECC回路 31・・・・・・・バッファ 32・・・・・・・SCSI 33・・・・・・・ホストコンピュータ 40・・・・・・・クロック制御回路 41・・・・・・・ピーク検出回路 42・・・・・・・平均化回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロックに対して所定位相差をもつ
    出力クロックを発生するクロック発生回路において、 入力クロックと位相同期したクロックを得る第1の位相
    同期手段と、 所定位相差オフセットを加えることによって、上記第1
    の位相同期手段からのクロックに対して所定位相差をも
    つ出力クロックを得る第2の位相同期手段とを有するこ
    とを特徴とするクロック発生回路。
  2. 【請求項2】 少なくともクロック信号パターンとデー
    タ記録用の記録領域とが設けられた光ディスクを再生す
    る光ディスク装置において、 上記光ディスクの上記クロック信号パターンを再生して
    得た入力クロックと位相同期したクロックを得る第1の
    位相同期手段と、所定位相差オフセットを加えることに
    よって上記第1の位相同期手段からのクロックに対して
    所定位相差をもつ出力クロックを得る第2の位相同期手
    段とからなるクロック発生回路を有し、 上記クロック発生回路からの出力クロックを、上記光デ
    ィスクの記録領域のデータ再生用のクロックとすること
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記光ディスクの上記データ記録用の記
    録領域に予め記録されたクロック信号を再生して得たク
    ロックに基づいて、上記入力クロックに対する上記所定
    位相差を検出する位相差検出手段を設けることを特徴と
    する請求項2記載の光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092874A (ja) * 2000-07-13 2002-03-29 Hewlett Packard Co <Hp> ビットアキュレートな光学ドライブにおける位相不連続性の補償
US7317665B2 (en) 2003-11-07 2008-01-08 Hitachi, Ltd. Optical recording method using multiplexer and plural pieces of data bits

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