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JPH06242643A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH06242643A
JPH06242643A JP5030416A JP3041693A JPH06242643A JP H06242643 A JPH06242643 A JP H06242643A JP 5030416 A JP5030416 A JP 5030416A JP 3041693 A JP3041693 A JP 3041693A JP H06242643 A JPH06242643 A JP H06242643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
opening
positioning
closing
positioning means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5030416A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuki Watanabe
悦規 渡辺
Seiji Takemura
清二 竹村
Wataru Sugimoto
渉 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP5030416A priority Critical patent/JPH06242643A/ja
Publication of JPH06242643A publication Critical patent/JPH06242643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセスカートリッジ20の位置決め及び取
り付けを容易とし、且つ露光装置に対する位置決め精度
を高くする。 【構成】 装置本体1に対して開閉可能な開閉部10を
設け、その開閉部の側板12に、ほぼ水平に一端を開放
した位置決め溝37を形成し、その位置決め溝にプロセ
スカートリッジ20の感光ドラム26の両端の軸26a
を挿入し、溝の最奥に位置させることで、プロセスカー
トリッジ20を開閉部に保持させると共に感光ドラム2
6の位置を規制し、更に、プロセスカートリッジ20の
上面の位置決めピン40を開閉部の底板13に突き当て
ることでプロセスカートリッジ20の回転方向の位置を
規制して位置決めし、また、開閉部10に露光装置46
を位置決めして取り付ける構成とし、これにより、露光
装置とプロセスカートリッジとの間の位置決め精度を向
上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置、ファクシミ
リ装置等の電子写真方式による画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いて、清掃、保守等を容易とするため、感光ドラムと、
その周囲に配置された帯電器、現像器、クリーナ等をユ
ニット化してプロセスカートリッジとし、装置本体に対
して感光ドラムの軸線方向に出し入れ可能とし、また、
その感光ドラムに静電潜像を形成するためのビーム走査
手段を備えた露光装置もユニット化し、装置本体に対し
て感光ドラムの軸線に平行方向に出し入れ可能としたも
のが知られている(例えば、特公平4−73591号公
報参照)。
【0003】この種の画像形成装置において良好な画像
形成を行うには、装置本体内に組み込むプロセスカート
リッジと露光装置との位置を正確に位置決めすることが
必要であり、上記公報に記載の装置では、プロセスカー
トリッジの両端近傍に感光ドラムの軸線に平行な位置決
めピンを設け、露光装置側にはその位置決めピンを挿入
させるピン嵌入孔を設けておき、露光装置を装置本体に
取り付けた後、プロセスカートリッジを装置本体内に挿
入し、前記位置決めピンを露光装置側のピン嵌入孔に挿
入させることで、露光装置とプロセスカートリッジとの
間の位置決めを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置では、プロセスカートリッジを感光ドラムの軸線方
向に挿入するため、狭い場所に挿入しなければならず、
しかも、その際見えない位置にある位置決めピンをピン
嵌入孔に挿入させるという作業を必要とし、このプロセ
スカートリッジ挿入作業が困難であるという問題があっ
た。また、プロセスカートリッジの出し入れの際に、装
置本体側に設けている一部部材を退避させる必要があ
り、そのための機構を必要とし、装置構造を複雑化する
という問題もあった。更には、位置決めピンとピン嵌入
孔との嵌合のみでは、プロセスカートリッジと露光装置
との位置決めが不安定であるという問題点もあった。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、プロセスカートリッジの取り付けが容易である
にも関わらず、露光装置に対する位置決めが確実であ
り、且つ構造簡単な画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決すべく
なされた本発明は、装置本体に対して開閉可能な開閉部
を設け、その開閉部にプロセスカートリッジと露光装置
を取り付ける構成とし、そのプロセスカートリッジに
は、その両側に且つ同一軸線上に突出するように第一位
置決め手段を設け、一方開閉部には、その第一位置決め
手段を挿入させて位置決めするように係合する係合部を
形成し、更に、前記プロセスカートリッジと開閉部に
は、前記位置決め溝に挿入された第一位置決め手段を中
心とするプロセスカートリッジの開閉部に対する回転方
向の位置決めを行う第二位置決め手段を設けるという構
成を備えたものである。
【0007】ここで、プロセスカートリッジに設ける第
一位置決め手段は、感光ドラムの軸で構成することが好
ましい。
【0008】また、第二位置決め手段は、プロセスカー
トリッジの上面に設けられた位置決めピンと、開閉部の
前記位置決めピンに突き当たる位置に設けられた当接面
で構成することが好ましい。
【0009】更に、プロセスカートリッジとして、感光
ドラムを備えた感光体ユニットと、その感光体ユニット
に回動可能に連結され、現像ロールを備えた現像ユニッ
トを有するものとした時には、前記第一位置決め手段及
び第二位置決め手段を感光体ユニットに設けることが好
ましい。
【0010】上記の装置において、開閉部に形成する位
置決め溝の方向としては、開閉部を閉じてプロセスカー
トリッジの感光ドラムに駆動連結されるドラムギヤを装
置本体に設けている駆動ギヤにかみ合わせ、その駆動ギ
ヤでドラムギヤを回転駆動する際にドラムギヤを介して
前記プロセスカートリッジに作用する力の方向が、第一
位置決め手段が係合する方向となるように、定めること
が好ましい。
【0011】
【作用】本発明は上述の構成により、開閉部を開いた状
態で、その開閉部の両側に形成している位置決め溝に、
その開放端側からプロセスカートリッジ両側の第一位置
決め手段を挿入してゆき、その係合部に位置させ、且つ
その第一位置決め手段を中心としてプロセスカートリッ
ジを回転させ、第二位置決め手段によって定まる位置と
することで、プロセスカートリッジを開閉部に対して正
確に位置決めすることができ、その開閉部に取り付けて
いる露光装置に対して正確に位置決めすることができ
る。開閉部にプロセスカートリッジを取り付けた後は、
その開閉部を閉じるのみで、プロセスカートリッジ及び
露光装置を、装置本体に設けている記録紙の搬送手段に
対する所定位置とすることができ、また、その逆の動作
でプロセスカートリッジを取り外すことができる。この
ため、プロセスカートリッジの取り付け作業、位置決め
作業が極めて容易である。
【0012】ここで、上記したように、プロセスカート
リッジに設ける第一位置決め手段を感光ドラムの軸で構
成しておくと、最も重要な感光ドラムの位置決め精度が
高くなり、好ましい。
【0013】また、第二位置決め手段を、プロセスカー
トリッジの上面に設けられた位置決めピンと、開閉部の
前記位置決めピンに突き当たる位置に設けられた当接面
で構成すると、両者の当接のみで位置決めでき、位置決
めが容易である。
【0014】更に、プロセスカートリッジを構成する感
光体ユニットと現像ユニットとが回動可能に連結されて
いた場合に、第一位置決め手段及び第二位置決め手段を
感光体ユニットに設けておくと、位置決め精度を要求さ
れる側の感光体ユニットを正確に位置決めできる。
【0015】また、装置本体側の駆動ギヤでプロセスカ
ートリッジに設けているドラムギヤを回転駆動する際に
ドラムギヤを介してプロセスカートリッジに作用する力
の方向が、第一位置決め手段が係合する方向となるよう
に定めておくと、装置の運転中において、駆動ギヤがド
ラムギヤを回転駆動すると共に、プロセスカートリッジ
の第一位置決め手段を係合部に押し付けるよう作用し、
このため、プロセスカートリッジの位置が変化すること
がなく、位置決め精度を常時保持することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。
【0017】図1は本発明をファクシミリ装置に適用し
た実施例による画像形成装置を示す概略断面図である。
図1において、1は装置本体であり、内部に多数枚の記
録紙2を収容した給紙カセット3、給紙カセット3から
記録紙を繰り出す給紙ローラ4、記録紙を後述する感光
ドラムに対して所定のタイミングで繰り出すレジストロ
ーラ5、感光ドラムから記録紙へトナー像を転写させる
転写器6、記録紙にトナー像を定着させる定着ローラ
7、記録済の記録紙を排出する排出ローラ8、記録紙ガ
イド9等を備えている。この給紙ローラ4、レジストロ
ーラ5、定着ローラ7、排出ローラ8、記録紙ガイド9
等は、記録紙を所定の経路に沿って搬送させる搬送手段
を構成する。
【0018】10は、記録紙の搬送経路の上方に且つ装
置本体1に対して支軸11を中心として開閉可能に設け
られた開閉部である。この開閉部10は、図2〜図4に
も示すように、両側の側板12と、その側板12、12
間に設けられた底板13と、上面に設けられたカバー1
4と、側板12に回動可能に取り付けられたラッチ爪1
5及びラッチばね16等を備えており、このラッチ爪1
5を装置本体1に設けているラッチピン17に引っかけ
ることにより、装置本体1に対する所定位置に位置決め
される構成となっている。なお、支軸11には開閉ばね
18が設けられ、開閉部10を開方向に付勢している。
【0019】この開閉部10の底板13の下面には、プ
ロセスカートリッジ20が所定位置に位置決めして取り
付けられている。図5はこのプロセスカートリッジ20
の概略斜視図、図6はそのプロセスカートリッジ20を
プロセスカバーを除去して示す概略側面図である。図1
及び図5、図6において、プロセスカートリッジ20
は、感光体ユニット21と、現像ユニット22と、プロ
セスカバー23等を備えている。感光体ユニット21
は、感光体ユニット筺体25と、それに保持された感光
ドラム26、帯電器27、クリーナ28等を備えてお
り、一方、現像ユニット22は、トナー収容部30を形
成した現像ユニット筺体31とそれに保持された現像ロ
ーラ32等を備えている。
【0020】図6から良く分かるように、感光体ユニッ
ト21と現像ユニット22とは、支軸34を中心として
互いに回動可能に連結され、且つばね35によって両ユ
ニット21、22を、感光ドラムと現像ローラとが突き
当たる位置に付勢することにより組み立てられている。
また、図5から良く分かるように、プロセスカバー23
は現像ユニット22にねじ36により固定されている。
プロセスカートリッジ20をこの構成としたのは、プロ
セスカートリッジ20を容易に分割し、感光ドラムの交
換や現像ローラの清掃を行うことができるようにするた
めである。なお、本発明に使用するプロセスカートリッ
ジはこの構成に限らず、感光体ユニット筺体、現像ユニ
ット筺体及びプロセスカバーを一体構造の筺体としたも
のであってもよい。
【0021】プロセスカートリッジ20に取り付けてい
る感光ドラム26の軸26aは、感光体ユニット筺体2
5の両側の壁面より外方に突出しており、プロセスカー
トリッジを開閉部に対して位置決めするための第一位置
決め手段を構成している。一方、図2〜図4から良く分
かるように、開閉部10の両側の側板12には、軸26
a即ち第一位置決め手段を挿入させて位置決めする係合
部すなわち一端開放の位置決め溝37が形成されてい
る。この位置決め溝37はその最奥の部分に軸26aを
挿入した時に、プロセスカートリッジ20が開閉部10
に対する所定の位置となるように位置が定められてい
る。かくして、図3に示すように、開閉部10を開いた
状態で、プロセスカートリッジ20を矢印Aで示す方向
或いはその逆方向に移動させ、軸26aを位置決め溝3
7に出し入れすることにより、プロセスカートリッジ2
0を開閉部10に着脱させることができ、また、その軸
26aを位置決め溝37の最奥とすることによりプロセ
スカートリッジ20の軸26aを、従って感光ドラム2
6を所定位置に位置決めすることができる。なお、位置
決め溝37はその中に挿入した軸26aが、図2に示す
ように開閉部10を装置本体1に対する所定位置に閉じ
た状態でも常に位置決め溝37の最奥に位置するよう、
奥側が低くなるように若干傾斜を設けておくことが好ま
しい。また、この代わりに軸26aを位置決め溝37の
奥側に付勢するばねを設けておいてもよい。
【0022】上記したように、プロセスカートリッジ2
0は軸26aを開閉部10の位置決め溝37に挿入させ
ることにより取り付けられるが、軸26aと位置決め溝
37の係合のみではプロセスカートリッジ20が軸26
aを中心として回転可能であり、回転方向の位置を規制
できない。そこで、この位置を規制するため、図1に示
すように、プロセスカートリッジ20の上面(厳密に
は、感光体ユニット筺体25の上面)に位置決めピン4
0を設け、プロセスカートリッジ20が自身の重量によ
り、軸26aを中心として時計方向に回転した時、開閉
部10の底板13の下面に突き当たり所定位置に停止す
るようにしている。従って、この位置決めピン40及び
それが突き当たる当接面(底板13の下面)は、位置決
め溝に挿入された第一位置決め手段を中心とするプロセ
スカートリッジの開閉部に対する回転方向の位置決めを
行う第二位置決め手段を構成する。なお、感光体ユニッ
ト筺体25に位置決めピン40を設ける代わりに、プロ
セスカバー23を底板13に直接突き当てるか或いはプ
ロセスカバー23に位置決めピンを設けその位置決めピ
ンを底板13に突き当てて位置決めする構成としてもよ
いが、実施例の構成の方が位置決め精度が高く好まし
い。また、必要に応じ、位置決めピン40が底面13に
突き当たるのを確実にするため、プロセスカートリッジ
20を時計方向に付勢するばねを設けてもよい。
【0023】感光ドラム26にはドラムギヤ42(図6
参照)が設けられている。一方、図2に示すように、装
置本体1には、開閉部10を閉じた時にそのドラムギヤ
42に噛み合う位置に配置された駆動ギヤ44とそれを
駆動する駆動モータ等の駆動装置(図示せず)が設けら
れている。かくして、開閉部10を閉じた状態では、駆
動ギヤ44はドラムギヤ42に噛み合い、感光ドラム2
6を回転駆動することができる。ここで、図2に示すよ
うに、駆動ギヤ44が矢印方向に回転してドラムギヤ4
2を回転させた時、そのドラムギヤ42を保持した軸2
6aには矢印Bで示す方向の力が作用する。軸26aを
収容する位置決め溝37はこの力の作用方向が溝の奥に
向かう方向となるように形成されており、このため、駆
動ギヤ44がドラムギヤ42を回転させた時には、軸2
6aに矢印B方向の力を作用させ、軸26aを位置決め
溝37の最奥に押し付ける。この点からも、記録動作
中、軸26aが位置決め溝37の最奥に保持され、感光
ドラム26の位置が変化して画像が乱れるということが
防止される。なお、現像ロール32にもそれを駆動する
ギヤ45(図6参照)が設けられており、開閉部10を
閉じた時に、装置本体側に設けられた駆動ギヤ(図示せ
ず)に噛み合うようになっている。この駆動ギヤの回転
方向も、プロセスカートリッジ20に図2の矢印B方向
の力を作用させるように定められている。
【0024】図1において、開閉部10の底板13上に
は、感光ドラム26に静電潜像を形成すべく感光ドラム
26の表面を露光する露光装置46が所定位置に位置決
めピン等によって位置決めされて取り付けられている。
露光装置46としては、例えばレーザビームによる走査
手段を用いることができる。開閉部10に取り付けられ
るプロセスカートリッジ20の取付位置は、開閉部10
の所定位置に取り付けた露光装置46によって感光ドラ
ム26を良好に露光できる位置で、且つ開閉部10を装
置本体1に対する所定位置に閉じた時に、その感光ドラ
ム26が記録紙の搬送経路に正しく面する位置となるよ
うに定められている。
【0025】なお、図1において、開閉部10の上面を
覆うカバー14は、送信部に対する原稿載置台を兼ねて
おり、また、その開閉部10の横には送信部(図示せ
ず)が設けられている。
【0026】以上の構成になる画像形成装置について、
以下その動作を説明する。図1において、開閉部10の
カバー14を取り外し、露光装置46を上から底板13
上に乗せ且つ位置決めピンを利用して底板13上の所定
位置に位置決めする。これにより、露光装置46を容易
に且つ正確に開閉部10の所定位置に取り付けることが
できる。
【0027】次に、開閉部10を図3に示すように開位
置とし、プロセスカートリッジ20を矢印A方向に移動
させ、その両側の軸26aを開閉部10の側板の位置決
め溝37に、その開放端から挿入し、そのままスライド
させて最奥まで送り込み、その後、プロセスカートリッ
ジ20から手を離す。これにより、プロセスカートリッ
ジ20は自重で軸26aを中心として時計方向にわずか
に回転し、位置決めピン40(図1参照)が開閉部10
の底板13の下面に突き当たった位置で停止する。かく
して、きわめて簡単な操作により、プロセスカートリッ
ジ20を開閉部10に対する所定位置に位置決めして取
り付けることができる。前記したように、露光装置46
は開閉部10に対する所定位置に位置決めされているの
で、結局プロセスカートリッジ20と露光装置46とは
正確に所定の位置関係に取り付けられたこととなる。
【0028】その後、開閉部10を図1、図2に示すよ
うに装置本体1に対する閉位置とし、ラッチ爪15をラ
ッチピン17に係合させて固定する。これにより、プロ
セスカートリッジ20が装置本体1内に設けている記録
紙の搬送経路に対する所定位置に位置決めされる。この
時、プロセスカートリッジ20は搬送経路に対して上方
から移動してくるため、本体装置側に設けている部品を
退避させる必要はなく、従って単に開閉部10を閉じる
動作のみによって、プロセスカートリッジ20を所定位
置に位置決めして固定することができる。また、この状
態においても、プロセスカートリッジ20と露光装置4
6とは高精度で所定の位置関係に保持されたままであ
る。
【0029】その後、通常の電子写真方式の記録動作が
行われる。すなわち、感光ドラム26が回転し、その表
面に露光装置46が受信情報に応じた静電潜像を形成
し、現像ローラ32がトナーを付与してその静電潜像を
可視像化し、給紙ローラ4及びレジストローラ5が所定
のタイミングで記録紙を感光ドラム26に供給し、転写
器6が感光ドラム26からトナー像を記録紙に転写し、
その後定着ローラが記録紙にトナー像を定着し、排出ロ
ーラ8が記録済の記録紙を排出する。この動作中、前記
したように、プロセスカートリッジ20と露光装置46
とは開閉部10によって所定の位置精度に保たれている
ので、感光ドラム26に高品質の静電潜像を形成するこ
とができ、高画質の記録を行うことができる。
【0030】記録紙の搬送経路にジャム等が発生した場
合には、図3に示すように開閉部10を上方に開くこと
により、搬送経路の上部を大きく開くことができ、ジャ
ム等の処理を容易に行うことができる。また、プロセス
カートリッジ20の取り外しは、単に図3の状態でプロ
セスカートリッジ20を矢印Aとは反対方向に引き出す
のみでよく、作業がきわめて容易である。
【0031】なお、上記実施例では感光ドラムの両端の
軸26aを第一位置決め手段としたが、この代わりに、
プロセスカートリッジ20の両端に突出するように、且
つ感光ドラム26に平行な同一軸線上に位置するよう
に、ピンを設け、そのピンを位置決め溝37内に挿入さ
せる第一位置決め手段としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、装置本体に対して開閉可能な開閉部にプロセスカー
トリッジと露光装置を位置決めして取り付ける構成と
し、更に、そのプロセスカートリッジを位置決めして取
り付けるために、プロセスカートリッジの両側に且つ同
一軸線上に突出するように第一位置決め手段を設け、前
記開閉部には、その第一位置決め手段を挿入させて位置
決めするように係合する係合部を形成し、更に、前記プ
ロセスカートリッジと開閉部には、前記位置決め溝に挿
入された第一位置決め手段を中心とするプロセスカート
リッジの開閉部に対する回転方向の位置決めを行う第二
位置決め手段を設けているので、開閉部を開いた状態
で、その開閉部の両側に形成している位置決め溝に、そ
の開放端側からプロセスカートリッジ両側の第一位置決
め手段を挿入してゆき、その係合部の最奥に位置させ、
且つその第一位置決め手段を中心としてプロセスカート
リッジを回転させ、第二位置決め手段によって定まる位
置とすることで、プロセスカートリッジを開閉部に対し
て挿入方向及び回動方向に正確に位置決めすることがで
き、従って、その開閉部に取り付けている露光装置に対
して正確に位置決めすることができ、開閉部にプロセス
カートリッジを取り付けた後は、その開閉部を閉じるの
みで、プロセスカートリッジ及び露光装置を、装置本体
に設けている記録紙の搬送手段に対する所定位置とする
ことができ、また、その逆の動作でプロセスカートリッ
ジを取り外すことができ、簡単な操作によってプロセス
カートリッジの取り付け及び位置決め作業を行うことが
でき、しかも、プロセスカートリッジと露光装置との間
を常に所定の位置決め精度に保つことができるので、高
品質の画像形成を行うことができるという効果を有して
いる。
【0033】ここで、プロセスカートリッジに設ける第
一位置決め手段を感光ドラムの軸で構成しておくと、最
も重要な感光ドラムの位置決め精度が高くなり、一層高
品質の画像形成が可能となるという効果が得られる。
【0034】また、第二位置決め手段を、プロセスカー
トリッジの上面に設けられた位置決めピンと、開閉部の
前記位置決めピンに突き当たる位置に設けられた当接面
で構成すると、両者の当接のみで位置決めでき、位置決
めが容易であると共に簡単な構造とすることができると
いう効果が得られる。。
【0035】更に、プロセスカートリッジを構成する感
光体ユニットと現像ユニットとが回動可能に連結されて
いた場合に、第一位置決め手段及び第二位置決め手段を
感光体ユニットに設けておくと、位置決め精度を要求さ
れる側の感光体ユニットを正確に位置決めでき、やはり
高品質の画像形成が可能となるという効果が得られる。
【0036】また、開閉部に形成する係合部を、装置本
体側の駆動ギヤでプロセスカートリッジに設けているド
ラムギヤを回転駆動する際にドラムギヤを介してプロセ
スカートリッジに作用させる力の方向が、係合部の奥に
向かう方向となるように定めておくと、装置の運転中に
おいて、駆動ギヤがドラムギヤを回転駆動すると共に、
プロセスカートリッジの第一位置決め手段を位置決め溝
の奥に押し付けるよう作用し、このため、プロセスカー
トリッジの位置が変化することがなく、位置決め精度を
常時保持することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像形成装置の概略断
面図
【図2】その実施例の一部を、開閉部が側面となる位置
で切断して示す概略断面図
【図3】図2と同一部分を、開閉部を開いた状態で示す
概略断面図
【図4】上記実施例の開閉部の概略斜視図
【図5】上記実施例に用いるプロセスカートリッジの概
略斜視図
【図6】そのプロセスカートリッジを、プロセスカバー
を外して示す概略側面図
【符号の説明】
1 装置本体 2 記録紙 3 給紙カセット 4 給紙ローラ 5 レジストローラ 6 転写器 7 定着ローラ 8 排出ローラ 10 開閉部 12 側板 13 底板 15 ラッチ爪 17 ラッチピン 20 プロセスカートリッジ 21 感光体ユニット 22 現像ユニット 23 プロセスカバー 26 感光ドラム 26a 軸(第一位置決め手段) 32 現像ローラ 37 位置決め溝 40 位置決めピン 42 ドラムギヤ 44 駆動ギヤ 46 露光装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 渉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、その装置本体に設けられ、
    記録紙を所定の経路に沿って搬送させる搬送手段と、前
    記装置本体に対して開閉可能に設けられた開閉部と、感
    光ドラムを備え、前記開閉部を閉じた時にその感光ドラ
    ムが記録紙の搬送経路に対する所定位置となるように前
    記開閉部に取り付けられたプロセスカートリッジと、前
    記開閉部に取り付けられ、前記感光ドラムを、その表面
    に静電潜像を形成するよう露光する露光装置とを備え、
    前記プロセスカートリッジは、その両側に且つ同一軸線
    上に突出するよう形成された第一位置決め手段を有し、
    前記開閉部は、前記第一位置決め手段を挿入させて位置
    決めするように係合する係合部を有しており、更に、前
    記プロセスカートリッジと開閉部は、前記係合部に挿入
    された第一位置決め手段を中心とするプロセスカートリ
    ッジの開閉部に対する回転方向の位置決めを行う第二位
    置決め手段を有していることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 第一位置決め手段が、プロセスカートリ
    ッジに設けられている感光ドラムの軸で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 第二位置決め手段が、プロセスカートリ
    ッジの上面に設けられた位置決めピンと、開閉部の前記
    位置決めピンに突き当たる位置に設けられた当接面で構
    成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 プロセスカートリッジが、感光ドラムを
    備えた感光体ユニットと、その感光体ユニットに回動可
    能に連結され、現像ロールを備えた現像ユニットを有し
    ており、第一位置決め手段及び第二位置決め手段が感光
    体ユニットに設けられていることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 装置本体と、その装置本体に設けられ、
    記録紙を所定の経路に沿って搬送させる搬送手段と、前
    記装置本体に対して開閉可能に設けられた開閉部と、感
    光ドラムとその感光ドラムに駆動連結されたドラムギヤ
    を備え、前記開閉部を閉じた時にその感光ドラムが記録
    紙の搬送経路に対する所定位置となるように前記開閉部
    に取り付けられたプロセスカートリッジと、前記開閉部
    に取り付けられ、前記感光ドラムを、その表面に静電潜
    像を形成するよう露光する露光装置とを備え、前記プロ
    セスカートリッジは、その両側に且つ同一軸線上に突出
    するよう形成された第一位置決め手段を有し、前記開閉
    部は、前記第一位置決め手段を挿入させて位置決めする
    ように係合する係合部を有しており、更に、前記装置本
    体は、開閉部を閉じた時に前記ドラムギヤに噛み合う位
    置に配置された駆動ギヤを有する駆動装置を有してお
    り、その駆動ギヤが前記ドラムギヤに回転を伝達する際
    にドラムギヤを介して前記プロセスカートリッジに作用
    させる力の方向が、前記第一位置決め手段が係合する方
    向となるように、前記係合部が定められていることを特
    徴とする画像形成装置。
JP5030416A 1993-02-19 1993-02-19 画像形成装置 Pending JPH06242643A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7218878B2 (en) 1999-02-26 2007-05-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Photosensitive member cartridge
US7742720B2 (en) 1999-02-26 2010-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Photosensitive member cartridge
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