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JPH0624233A - サスペンション制御装置 - Google Patents

サスペンション制御装置

Info

Publication number
JPH0624233A
JPH0624233A JP18244292A JP18244292A JPH0624233A JP H0624233 A JPH0624233 A JP H0624233A JP 18244292 A JP18244292 A JP 18244292A JP 18244292 A JP18244292 A JP 18244292A JP H0624233 A JPH0624233 A JP H0624233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
control
surface information
wheel
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18244292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kimura
健 木村
Hideo Tohata
秀夫 戸畑
Kenji Kawagoe
健次 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP18244292A priority Critical patent/JPH0624233A/ja
Publication of JPH0624233A publication Critical patent/JPH0624233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
    • B60G17/0165Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input to an external condition, e.g. rough road surface, side wind
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/20Speed
    • B60G2400/206Body oscillation speed; Body vibration frequency
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/60Load
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/80Exterior conditions
    • B60G2400/82Ground surface
    • B60G2400/821Uneven, rough road sensing affecting vehicle body vibration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/90Other conditions or factors
    • B60G2400/91Frequency
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/90System Controller type
    • B60G2800/91Suspension Control
    • B60G2800/916Body Vibration Control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】前方路面情報を利用して具体的な予見サスペン
ション制御を行う。 【構成】車体前端部で検出した車体の揺動の影響を除去
したばね下速度を表す路面情報hVFL,VFR をマイクロ
コンピュータに供給し、このマイクロコンピュータで前
輪より前方の補正路面情報h1 〜hm とばね下固有振動
数近傍の周期を有する正弦波状の前輪ばね下加振制御用
重み係数a1 〜am とを乗算した値の線形和でなる前輪
ばね下加振制御圧指令値と、後輪より前方の補正路面情
報h1 〜h n と後輪ばね下加振制御用重み係数b1 〜b
n とを乗算した値の線形和でなる車体上下動制御圧指令
値とに基づいて圧力制御弁を制御することにより、油圧
シリンダで、車輪が凹凸を通過する前にばね下変位及び
ばね上変位を変化させて予見制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪前方の路面情報に
基づいて車体及び車輪間に介装したアクチュエータのス
トロークを制御するようにしたサスペンション制御装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置として
は、特開昭61−135811号公報(以下、第1従来
例と称す)及び社団法人自動車技術会学術講演会前刷集
901(1990−5)の901037「予見制御によ
るアクティブサスペンションの性能向上に関する理論研
究」(以下、第2従来例と称す)に記載されているもの
がある。
【0003】第1従来例は、路面沿って回転駆動される
車輪と、該車輪と車体とを所定間隔により支持するスピ
ンドル機構とを備え、路面の凹凸に応じてスピンドル機
構を駆動させる車両の緩衝装置であって、前記車輪の走
行前方に配設されて前記凹凸を検出する検出部と、該検
出部の信号と走行速度信号とによって前記所定間隔の伸
縮を指令する制御部と、該指令によって前記スピンドル
機構に油圧を注入または排出するように電磁バルブを励
磁するバルブ駆動機構とを備えた構成を有する。
【0004】第2従来例は、路面の高さが急激に増加す
る段差通過時に、段差形状を車輪の前方で検出し、この
段差を車輪が通過する直前に段差に備えて車体を予め持
ち上げる適応制御を行うことにより、ばね下振動の位相
を前もって段差に合わせる制御を行うことにより車体の
振動を低減する制御理論が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例のサスペンション制御装置にあっては、路面凹
凸を通過するときに瞬間的にスピンドル機構を作動させ
て車輪を上下動させるようにしているので、この瞬間的
な制御力の反作用として衝撃が車体に伝達される共に、
車輪を瞬間的に上下動させるために必要な制御力が多大
となるという未解決の課題がある。
【0006】また、上記第2従来例のサスペンション制
御装置にあっては、前方路面情報をもとに最適制御手法
を用いて理論的に予見制御を行うものであるが、この予
見制御実現するための具体的な制御方式は開示されてお
らず、予見制御理論を実現するための具体的な制御方式
の開発が望まれている。そこで、本発明は、上記従来例
の未解決の課題に着目したものであり、前方路面情報を
利用した具体的な予見サスペンション制御を行うことが
できるサスペンション制御装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るサスペンション制御装置は、制御対
象車輪と車体との間に配設され、制御信号によってそれ
ら間のストロークを制御可能な制御力を発生するアクチ
ュエータと、制御対象車輪前方の路面情報を検出する前
方路面情報検出手段と、前記前方路面情報検出手段の前
方路面情報に基づいて前記アクチュエータを制御する制
御手段とを備えたサスペンション制御装置において、前
記制御手段は、前記前方路面情報検出手段で路面凹凸を
検出してから制御対象車輪が当該路面凹凸に到達するま
での間、前記アクチュエータを前記路面情報にサスペン
ションのばね下固有振動近傍の周期を有する正弦波状の
重みづけした線形和で表される制御力を発生するように
制御することを特徴としている。
【0008】また、請求項2に係るサスペンション制御
装置は、前記制御手段として、路面情報にサスペンショ
ンのばね下固有振動近傍の周期を有する正弦波状の重み
づけした線形和で表される制御力と、前方路面凹凸形状
に応じて予め車体を上下動させる制御力とを同時に発生
させることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明においては、制御対象とな
る車輪の前方の路面情報を前方路面情報検出手段で検出
し、制御手段で、前方路面情報検出手段で路面凹凸を検
出してから制御対象車輪が路面凹凸に到達するまでの間
に、アクチュエータを路面情報にサスペンションのばね
下固有振動近傍の周期を有する正弦波状の重みづけした
線形和で表される制御力を発生するように制御すること
により、ばね下運動部分をその位相が路面凹凸に合うよ
うに加振させて、良好な予見サスペンション制御を行
う。
【0010】請求項2に係る発明においては、上記に加
えて前方凹凸形状に応じて車体を上下動させる制御力も
同時に発生するように制御することにより、ばね上部分
を路面凹凸に備えて予め下降又は上昇させて、ばね上へ
の伝達力を低減すべく良好な予見サスペンション制御を
行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す概略構成図であ
り、図中、10は車体側部材を、11FL〜11RRは前左
〜後右車輪を、12はサスペンション制御装置を夫々示
す。
【0012】サスペンション制御装置12は、車体側部
材10と車輪11FL〜11RRの各車輪側部材14との間
に各々介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ
18FL〜18RRと、これら油圧シリンダ18FL〜18RR
の作動圧を個別に調整する圧力制御弁20FL〜20RR
と、これら圧力制御弁20FL〜20RRに所定圧力の作動
油を供給側配管21Sを介して供給すると共に、圧力制
御弁20FL〜20RRからの戻り油を戻り側配管21Rを
通じて回収する油圧源22と、この油圧源22及び圧力
制御弁20FL〜20RR間の供給圧側配管21Sに介挿さ
れた蓄圧用のアキュムレータ24F,24Rと、車速を
検出する車速センサ25と、車体側部材10の前輪11
FL,11FRに対応してこれらより前方位置に配設された
前方路面情報検出手段としての超音波距離測定器26F
L,26FRと、車体側部材10における各車輪11FL〜
11RRに対応する位置の上下方向加速度を夫々個別に検
出する上下方向加速度センサ27FL〜27RRと、これら
上下方向加速度センサ27FL〜27RRの上下方向加速度
検出値ZGFL 〜ZGRR を積分して車体上下方向速度ZVF
L 〜ZVRR を算出する例えばローパスフィルタで構成さ
れる積分回路28FL〜28RRと、前記超音波距離測定器
26FL及び26FRの対地距離検出値hFL及びhFRに基づ
く路面情報を例えば積分回路28FL及び28RLから出力
される車体上下速度ZVFL 及びZVRL に基づいて補正す
る路面情報補正回路29と、車速センサ26の車速検出
値Vと積分回路28FL〜28RRから出力される車体上下
速度ZVFL〜ZVRR と路面情報補正回路29から出力さ
れる超音波距離測定器27FL及び27FR位置での補正路
面情報hVFL 及びhVFR とに基づいて圧力制御弁20FL
〜20RRの出力圧を個別に制御するコントローラ30と
を備えている。
【0013】油圧シリンダ18FL〜18RRの夫々は、シ
リンダチューブ18aを有し、このシリンダチューブ1
8aには、軸方向貫通孔を有するピストン18cにより
隔設された下側の圧力室Lが形成され、ピストン18c
の上下面の受圧面積差と内圧に応じた推力を発生する。
そして、シリンダチューブ18aの下端が車輪側部材1
4に取り付けられ、ピストンロッド18bの上端が車体
側部材10に取り付けられている。また、圧力室Lの各
々は、油圧配管38を介して圧力制御弁20FL〜20RR
の出力ポートに接続されている。また、油圧シリンダ1
8FL〜18RRの圧力室Lの各々は、絞り弁32を介して
バネ下振動吸収用のアキュムレータ34に接続されてい
る。また、油圧シリンダ18FL〜18RRの各々のバネ
上,バネ下相当間には、比較的低いバネ定数であって車
体の静荷重を支持するコイルスプリング36が配設され
ている。
【0014】圧力制御弁20FL〜20RRの夫々は、スプ
ールを摺動自在に内装した円筒状の弁ハウジングとこれ
に一体的に設けられた比例ソレノイドとを有する、従来
周知の3ポート比例電磁減圧弁(例えば特開昭64−7
4111号参照)で構成されている。そして、比例ソレ
ノイドの励磁コイルに供給する指令電流i(指令値)を
調整することにより、弁ハウジング内に収容されたポペ
ットの移動距離、即ちスプールの位置を制御し、供給ポ
ート及び出力ポート又は出力ポート及び戻りポートを介
して油圧源22と油圧シリンダ18FL〜18RRとの間で
流通する作動油を制御できるようになっている。
【0015】ここで、励磁コイルに加えられる指令電流
i(:iFL〜iRR)と圧力制御弁20FL(〜20RR)の
出力ポートから出力される制御圧Pとの関係は、図2に
示すように、ノイズを考慮した最小電流値iMIN のとき
には最低制御圧PNIM となり、この状態から電流値iを
増加させると、電流値iに比例して直線的に制御圧Pが
増加し、最大電流値iMAX のときには油圧源22の設定
ライン圧に相当する最高制御圧PMAX となる。この図2
で、iN は中立指令電流,PN は中立制御圧である。
【0016】超音波距離測定器26FL及び26FRの夫々
は、図示しないが超音波送波器及び超音波受波器を備え
ており、超音波送波器から地面に向けて超音波パルスを
発射した時点からこれが地面で反射して超音波受波器で
受信する迄の時間を計測することにより対地距離を演算
し、その演算結果をアナログ電圧でなる対地距離検出値
FL及びhFRとして出力する。
【0017】上下方向加速度センサ27FL〜27RRの夫
々は、図3に示すように、上下方向加速度が零であると
きに零の電圧、上方向の加速度を検出したときに、その
加速度値に応じた正のアナログ電圧、下方向の加速度を
検出したときに、その加速度値に応じた負のアナログ電
圧でなる上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を出力す
るように構成されている。
【0018】路面情報補正回路29は、図4に示すよう
に、超音波距離測定器26FL及び26FRの対地距離検出
値hFL及びhFRを微分する微分回路41FL及び41FR
と、積分回路28FL及び28RLから出力される車体上下
速度ZVFL 及びZVRL に基づいて補正値hA ′を算出す
る補正値演算回路42と、微分回路41FL及び41FRの
微分値hFL′及びhFR′から補正値演算回路42の補正
値hA ′を個別に減算する減算器43FL及び43FRとを
備えており、減算器43FL及び43FRの減算出力が路面
相対速度推定値hVFL 及びhVFR として出力される。こ
こで、補正値演算回路42は、積分回路28FL及び28
RLから出力される上下方向速度ZVFL 及びZVRL を加算
する加算器42aと、その加算出力を“2”で除してバ
ウンス速度を算出する割算回路42bと、前記積分回路
28FLの上下方向速度ZVFL から積分回路28RLの上下
方向速度ZVRL を減算する減算器42cと、その減算出
力を“2”で除してピッチング速度を算出する割算回路
42dと、そのピッチング速度にピッチセンタから超音
波距離測定器26FL及び26FRまでの距離LP をピッチ
センタから前輪11FL及び11FRまでの距離LF で除し
た値(LP /LF )を乗算して超音波距離測定器26FL
及び26FR位置でのピッチング運動による速度に換算す
る換算回路42eと、前記割算回路42dのバウンス速
度と換算回路42eのピッチング速度とを加算して補正
値hA ′を算出する加算器42fとを備えている。
【0019】そして、前記車速センサ25からの車速検
出値V、積分回路28FL〜28RRから出力される車体上
下速度ZVFL 〜ZVRR 及び路面情報補正回路29から出
力される正規の路面相対速度を表す補正路面情報hVFL,
VFR がコントローラ30に入力される。このコントロ
ーラ30は、図4に示すように、車体上下速度ZVFL
VRR 及び補正路面情報hVFL,VFR をディジタル信号
に変換するA/D変換器61a〜61d及び61c,
1dと、前記車速検出値V及び各A/D変換器61a〜
61dのA/D変換出力が入力されるマイクロコンピュ
ータ62と、このマイクロコンピュータ62から出力さ
れる圧力指令値PFL〜PRRがD/A変換器63FL〜63
RRを介して供給され、これらを圧力制御弁20FL〜20
RRに対する駆動電流iFL〜iFRに変換する例えばフロー
ティング形定電圧回路で構成される駆動回路64FL〜6
4FRとを備えている。
【0020】ここで、マイクロコンピュータ62は、少
なくとも入力側インタフェース回路62a、出力側イン
タフェース回路62b、演算処理装置62c及び記憶装
置62dを有する。入力インタフェース回路62aに
は、車速検出値V及びA/D変換器61FL,61FRの変
換出力が入力され、出力側インタフェース回路62bか
らは圧力指令値PFL〜PRRがD/A変換器63FL〜63
RRに出力される。また、演算処理装置62cは、後述す
る図5の処理を実行して、所定サンプリング時間T
S (例えば20msec)毎に、車体上下速度ZVFL 〜Z
VRR 及び補正路面情報h VFL ,hVFR を読込み、これら
を所定数シフトしながら記憶装置62dに形成したシフ
トレジスタ領域に格納すると共に、車速検出値Vに基づ
いて超音波距離測定器26FL,26FRで検出した路面が
前輪11FL,11FR及び後輪11RL,11RRに達するま
での到達時間τDF及びτDRを算出し、これら到達時間τ
DF及びτDRに基づいて現在の各車輪11FL〜11RRが通
過する路面情報を選択し、選択された路面情報に所定の
ばね下加振制御力用重み係数を乗算した値の線形和でな
るばね下加振制御圧力指令値PUFL 〜PURR をすると共
に、選択された路面情報に車体上下動制御用重み係数を
乗算した値の線形和でなる車体上下動制御圧力指令値P
MFL 〜PMRR を算出し、これらに夫々所定のゲインを乗
算した値に、車体を目標車高に維持する目標車高に対応
する圧力指令値PN 及び車体上下速度ZVFL 〜ZVRR
基づくバウンス抑制圧力指令値を加算して各圧力制御弁
20FL〜20RRに対する圧力指令値PFL〜PRRを算出
し、これらを出力側インタフェース回路62bを介して
D/A変換器63FL〜63RRに出力する。
【0021】さらに、記憶装置62dは、予め演算処理
装置62cの演算処理に必要なプログラムが記憶されて
いると共に、所定時間毎に読込む補正路面情報hVFL
VF R を夫々順次シフトさせながら所定数格納する路面
情報格納シフトレジスタ領域が形成され、さらに演算処
理装置62cの演算過程で必要な演算結果を逐次記憶す
る。
【0022】次に、上記実施例の動作をマイクロコンピ
ュータ62における演算処理装置62cの処理手順を示
す図5のフローチャートを伴って説明する。すなわち、
図5の処理は所定サンプリング時間TS (例えば5mse
c)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステッ
プS1で、車速センサ25の車速検出値Vを読込み、次
いでステップS2に移行して、車速検出値Vが予め設定
した設定車速VS 以上であるか否かを判定し、V<VS
であるときにはそのままタイマ割込処理を終了し、V≧
S であるときにはステップS3に移行する。
【0023】このステップS3では、積分回路28FL〜
28RRから出力される車体上下速度ZVFL 〜ZVRR 及び
路面情報補正回路29の補正路面情報hVFL ,hVFR
読込み、次いでステップS4に移行して、図6に示すよ
うに、読込んだ補正路面情報hVFL ,hVFR を記憶装置
62dに形成した左右輪の第1のシフトレジスタ領域S
1 の先頭記憶部に夫々格納すると共に、前回までに記
憶されている所定数の補正路面情報を順次1つずつシフ
トさせ、最古の補正路面情報を消去する。
【0024】次いで、ステップS5に移行して、予め設
定された超音波距離測定器26FL及び26FRと前輪11
FL及び11FRとの間の距離LF を車速検出値Vで除して
超音波距離測定器26FL及び26FRで検出した路面に前
輪11FL及び11FRが到達するまでの時間TF を算出す
ると共に、予め設定された超音波距離測定器26FL及び
26FRと後輪11RL及び11RRとの間の距離LR (=L
F +L,L:ホイールベース)を車速検出値Vで除して
超音波距離測定器26FL及び26FRで検出した路面に後
輪11RL及び11RRが到達するまでの後輪到達時間TR
を算出する。
【0025】次いで、ステップS6に移行して、前記補
正路面情報hVFL,VFR を現時点での補正路面情報
L1,hR1として記憶装置62dに形成された第2のシ
フトレジスタ領域SR2 の補正路面情報記憶領域の先頭
領域に格納すると共に、前回までに格納されている補正
路面情報hL1〜hLn及びhR1〜hRnを1つずつシフトす
る。
【0026】次いで、ステップS7に移行して、前記ス
テップS5で算出した後輪到達時間TR を後輪到達時間
R1として記憶装置62dに第2の補正路面情報記憶領
域と対に形成された後輪11RL及び11RRが補正路面情
報hL1〜hLn及びhR1〜hRnに到達するまでの時間を格
納する到達時間格納領域の先頭位置に格納すると共に、
前回までに格納されている各後輪到達時間TR1, R2,
……TRnを、夫々これらからサンプリング時間TS を減
算した値を新たな後輪到達時間TR2, R3……TRn+1
してシフトして再格納する。
【0027】次いで、ステップS8に移行して、前記ス
テップS7で算出した前輪到達時間TF をサンプリング
時間TS で除して、前輪側圧力制御演算に使用可能な前
輪11FL及び11FRより前方の路面情報として扱うこと
ができる前輪路面情報個数m(=TF /TS )を算出す
ると共に、前記ステップS7で算出した後輪到達時間T
R をサンプリング時間TS で除して、後輪側圧力制御演
算に使用可能な後輪11RL及び11RRより前方の路面情
報として扱うことができる後輪路面情報個数n(=TR
/TS )を算出する。
【0028】次いで、ステップS9に移行して、前記ス
テップS5で算出された前輪到達時間TF 及び後輪到達
時間TR と上記ステップS8で算出された前輪路面情報
個数m及び後輪路面情報個数nとに基づいて前輪側圧力
制御演算に使用可能な路面情報hL1〜hLm及びhR1〜h
Rmに対する前輪ばね下加振制御用重み係数a1 〜am
び前輪車体上下動制御用重み係数c1 〜cm と、後輪側
圧力制御演算に使用可能な路面情報hL1〜hLn及びhR1
〜hRnに対する後輪ばね下加振制御用重み係数b1 〜b
n 及び後輪車体上下動制御用重み係数d1 〜dn とを夫
々設定する。
【0029】ここで、前輪ばね下加振制御用重み係数a
1 〜am は、図6に示すように、現時点での前輪11FL
及び11FR位置に到達している路面情報hLm, Rmに対
応する重み係数am を基準値“0”とし、これより前方
の路面情報hLm-1, Lm-2……hL1及びhRm-1, Rm-2
……hR1に対応する重み係数am-1,m-2 ……a1 に向
かうに従って負方向に増加した後、正方向に増加する正
弦波状に設定され、その周期がばね下固有振動に近い周
期に選定されている。
【0030】また、前輪車体上下動制御用重み係数c1
〜cm は、図7(a) に示すように、現時点での前輪11
FL及び11FR位置に到達している路面情報hLm及びhRm
に対応する重み係数cm を負の所定値(例えば“−
1”)に、現時点で読込んだ路面情報hL1及びhR1に対
応する重み係数c1 を正の所定値(例えば“+1”)に
設定し、これら間の重み係数c2 〜cm-1 は重み係数c
1 及びcm を結ぶ直線によって設定されている。
【0031】さらに、後輪ばね下加振制御用重み係数b
1 〜bn は、図6に示すように、現時点での後輪11RL
及び11RR位置に到達している路面情報hLn, Rnに対
応する重み係数bn を基準値“0”とし、これより前方
の路面情報hLn-1, Ln-2……hL1及びhRn-1, Rn-2
……hR1に対応する重み係数bn-1,n-2 ……b1 に向
かうに従って負方向に増加した後、正方向に増加する正
弦波状に設定され、その周期がばね下固有振動に近い周
期に選定されている。
【0032】また、後輪車体上下動制御用重み係数d1
〜dn は、図7(b) に示すように、現時点での後輪11
RL及び11RR位置に到達している路面情報hLm及びhRm
に対応する重み係数dn を負の所定値(例えば“−
1”)に、現時点で読込んだ路面情報hL1及びhR1に対
応する重み係数d1 を正の所定値(例えば“+1”)に
設定し、これら間の重み係数d2 〜dn-1 は重み係数d
1 及びdn を結ぶ直線によって設定されている。
【0033】次いで、ステップS10に移行して、下記
(1),(2) 式及び(3),(4) 式の演算を行って、前輪用補正
路面情報hL1〜hLm, hR1〜hRmとこれらの到達時間に
対応する前輪用ばね下加振制御重み係数a1 〜am との
積の線形和でなる前輪用ばね下加振制御圧力指令値P
UFL , PUFR 及び前輪用補正路面情報hL1〜hLm, hR1
〜hRmとこれらの到達時間に対応する前輪用上下動制御
重み係数c1 〜cm との積の線形和でなる前輪用上下動
制御圧力指令値PMFL,MFR を算出する。
【0034】 次いで、ステップS11に移行して、下記(5),(6) 式及
び(7),(8) 式の演算を行って、路面補正情報格納領域に
格納されている全ての路面補正情報hL1〜hLn, hR1
Rnとこれらの到達時間に対応する後輪用ばね下加振制
御重み係数b1〜bn との積の線形和でなる後輪用ばね
下加振制御圧力指令値PURR , PURL 及び補正路面情報
L1〜hLn, hR1〜hRnとこれらの到達時間に対応する
後輪用上下動制御重み係数d1 〜dn との積の線形和で
なる後輪用上下動制御圧力指令値PMRL,MRR を算出す
る。
【0035】 次いで、ステップS12に移行して、下記(9) 式〜(12)
式の演算を行って、各圧力制御弁20FL〜20RRに対す
る圧力指令値PFL〜PRRを算出する。
【0036】 PFL=PN −KB ・ZVFL +KF1・PUFL +KF2・PMFL …………(9) PFR=PN −KB ・ZVFR +KF1・PUFR +KF2・PMFR …………(10) PRL=PN −KB ・ZVRL +KR1・PURL +KR2・PMRL …………(11) PRR=PN −KB ・ZVRR +KR1・PURR +KR2・PMRR …………(12) ここに、PN は車高を予め設定された目標車高に維持す
るために必要な中立圧指令値、KB は予め設定されたバ
ウンス制御ゲイン、KF1, F2及びKR1,KR2は予め設
定された前輪側及び後輪側制御ゲインである。
【0037】次いで、ステップS13に移行して、上記
ステップS14で算出した各圧力指令値PFL〜PRRを出
力側インタフェース回路62b及びD/A変換器63FL
〜63RRを介して駆動回路64FL〜64FRに出力してか
らタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに
復帰する。したがって、今、車両が平坦な良路を目標車
高を維持して設定車速VS 以上で定速走行しているもの
とする。この状態では、車両が平坦な良路で目標車高を
維持していることから、超音波距離測定器26FL及び2
6FRの距離測定値hFL及びhFRは目標車高hT に略一致
した値を維持しており、これらが路面情報補正回路29
に入力される。 一方、車体側部材10に揺動を生じな
いので、前後に配置された各上下方向加速度センサ27
FL〜27RRの車体上下加速度検出値ZGFL 〜ZGRR は略
零となっており、これらを積分する積分回路28FL〜2
8RRから出力される車体上下速度ZVFL 〜ZVRR も略零
となり、これら車体上下方向速度ZVF L 〜ZVRR がA/
D変換器61a〜61dを介してマイクロコンピュータ
62に入力されると共に、車体左側の車体上下方向速度
VFL 及びZVRL が路面情報補正回路29に入力され
る。
【0038】このため、路面情報補正回路29では、超
音波距離測定器26FL及び26FRの距離測定値hFL及び
FRが微分回路41FL及び41FRで微分されてばね下上
下速度hFL′及びhFR′に変換されるが、距離測定値h
FL及びhFRが略一定値hT を維持することにより、ばね
下上下速度hFL′及びhFR′は略零を維持すると共に、
前後の車体上下加速度検出値ZGFL 及びZGRL が略零で
あるので、割算回路42b及び42dから出力されるバ
ウンス加速度GB 及びピッチング加速度GP も共に零と
なることにより補正値hA ′も零となり、結局、減算器
43FL及び43FRから出力される補正路面情報hVFL
びhVFR も零となり、これらがA/D変換器61e,6
1fを介してマイクロコンピュータ62に入力される。
【0039】このように、平坦な良路走行を継続してい
る状態では、マイクロコンピュータ62では、所定サン
プリング時間TS 毎に、図5の処理が実行されるので、
順次零の補正路面情報hVFL,VFR が記憶装置62dの
シフトレジスタ領域に格納されることから、ステップS
8,S9で絶えず車速検出値Vに応じて前輪ばね下加振
制御用重み係数a1 〜am 、後輪ばね下加振制御用重み
係数b1 〜bn 、前輪車体上下制御用重み係数c1 〜c
m 及び後輪車体上下制御用重み係数d1 〜dnが設定さ
れても、ステップS10で算出される前輪用ばね下加振
制御圧指令値P UFL,UFR 及び前輪用車体上下動制御圧
指令値PMFL,MFR は線形和の演算を行うことにより共
に零となり、且つステップS11で算出される後輪用ば
ね下加振制御圧指令値PURL,URR 及び後輪用車体上下
動制御圧指令値PMRL,MRR も共に零となる。このた
め、ステップS12で算出される各圧力制御弁20FL〜
20RRに対する圧力指令値PFL〜PRRが目標車高hT
維持する中立圧指令値PN となり、これらが出力側イン
タフェース回路62b及びD/A変換器63FL〜63RR
を介して駆動回路64FL〜64RRに出力される。
【0040】このため、駆動回路64FL〜64RRで中立
圧指令値PN の圧力指令値PFL〜P RRが中立電流iN
当の指令電流iFL及びiFRに変換されて前輪側の圧力制
御弁20FL〜20RRに供給される。この結果、圧力制御
弁20FL〜20RRから中立圧PN の制御圧PC が前輪側
の油圧シリンダ18FL〜18RRに出力され、これら油圧
シリンダ18FL〜18RRで車体側部材10及び車輪側部
材14間のストロークを目標車高に維持する推力を発生
する。
【0041】この良路走行状態から、路面が急激に高く
なるステップ状の段差を車両が通過する場合には、この
ときの超音波距離測定器26FL及び26FRと前輪11FL
及び11FRとの間の距離LU 及びホイールベースLが説
明を簡略化するために夫々1m及び2m、車速がV=1
0m/s、ばね下固有振動数が10Hzであるものとする
と、超音波距離測定器26FL及び26FRで検出した路面
凹凸に前輪11FL,11FR及び後輪11RL,11RRが到
達するまでの時間は夫々0.1秒及び0.3秒となるの
で、図5のステップS9で設定される前輪ばね下加振制
御用重み係数a 1 〜am が図8(c1)に示すように、ばね
下固有振数の正弦波の丁度1周期分に設定され、且つ前
輪車体上下動制御用重み係数c1 〜cm が図8(c2)に示
すように、前輪11FL及び11FRが路面凹凸を通過する
0.1秒前の時点t1 で正の最大値“+1”零、前輪1
1FL及び11FRが路面凹凸を通過する時点t5 で負の最
大値“−1”となるように設定され、さらに後輪ばね下
加振制御用重み係数b1 〜bn はばね下固有振動数の正
弦波の丁度3周期分になる(図示せず)。また、後輪車
体上下動制御用重み係数d1 〜dn が時点t1 で正の最
大値“+1”、後輪11RL及び11RRが路面凹凸を通過
する時点t6 で負の最大値“−1”となるように設定さ
れ(図示せず)、これらによって前輪11FL,11FR及
び後輪11RL,11RRが段差を通過する瞬間に、ばね下
運動部分が段差の半分程度の高さまで持ち上がった状態
となるように位相が合わせられ、且つばね上運動部分が
段差の1/4程度の高さまで持ち上がった状態となるよ
うに制御される。
【0042】すなわち、前輪11FL及び11FRについて
説明すると、これらが段差を通過する時点より0.1秒
前の時点t1 で、超音波距離測定器26FL及び26FRの
距離測定値hFL及びhFRが、図8(a) に示すように、段
差形状に応じて目標車高hTから急激にステップ状に増
加する。このため、微分回路41FL及び41FRから出力
されるばね下上下速度hFL′及びhFR′は、図8(b1)に
示すように、瞬時的に正方向に急激に増加した後零に復
帰することになる。このとき、車体側部材10にはピッ
チング及びバウンシングを生じていないので、補正値h
A ′は略零の状態を維持し、ばね下上下速度hFL′及び
FR′がそのまま補正路面情報hVFL 及びhVFR として
マイクロコンピュータ62に入力され、補正路面情報記
憶領域に補正路面情報hF1及びhR1として格納される。
ここで、前回までは良路を走行していたので、補正路面
情報記憶領域に格納されている他の補正路面情報hF2
Fn及びhR2〜hRnは零となっている。一方、前輪11
FL及び11FRより0.1秒前であるので、前輪ばね下加
振制御用重み係数a1 は図8(c1)に示すように零なって
おり、ステップS10で算出される前輪ばね下加振制御
圧指令値PUFL,UF R は図8(d1)に示すように零を継続
する。これに対し前輪車体上下動制御用重み係数c1
図8(c2)に示すように+1となっているので、ステップ
S10で算出される前輪車体上下動制御圧指令値PMFL,
MFR は図8(d2)に示すように正の最大値となる。これ
により前輪ばね下加振制御圧指令値PUFL,UFR と前輪
車体上下動制御圧指令値PMFL,MFR との和は図8(d3)
に示すようになる。
【0043】しかしながら、時点t1 より例えば0.0
25秒後(前輪11FL及び11FRが段差に到達する0.
075秒前)の時点t2 までの間では、超音波距離測定
器26FL及び26FRでは、段差を通過しているので段差
の上面に対応する一定の距離検出値が出力され、減算回
路40FL及び40FRの出力も負の一定値となるため、微
分回路41FL及び41FRから出力されるばね下上下速度
FL′及びhFR′は、零を維持すると共に、前輪ばね下
加振制御用重み係数ah が図8(c1)に示すように正の最
大値近傍の値まで増加するので、図5の処理におけるス
テップS10で算出される前輪ばね下加振制御圧指令値
UFL,UFR は図8(d1)に示すように零から正方向に正
弦波状に増加し、逆に前輪車体上下動制御用重み係数c
1 は徐々に減少するのでステップS10で算出される前
輪車体上下動制御用圧力指令値P MFL,MFR も徐々に直
線的に減少する。このときも、前輪11FL及び11FRは
段差に達していないので、上下方向加速度センサ27FL
及び27FRの上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR は略
零を維持するため、ステップS12で算出される前輪側
の圧力指令値PFL及びPFRは中立圧指令値PN に対して
前輪ばね下加振制御圧指令値PUFL,UFR と前輪車体上
下動制御用圧力指令値PMFL,MFR とを加算した分だけ
増加することになり、これらが前輪側の圧力制御弁20
FL及び20FRに出力される。
【0044】このため、圧力制御弁20FL及び20FRか
ら中立圧PCNより高い制御圧PC が前輪側の油圧シリン
ダ18FL及び18FRに供給され、これによってピストン
ロッド18bが伸長してばね下変位が、第9図(a) で曲
線L21で示すように、前輪ばね下加振制御圧指令値P
UFL,UFR の増加に伴って目標車高hT 位置から下側に
変位して前輪11FL及び11FRが路面側に押付けられ、
その反力によって車体側部材10には、図9(b) で曲線
31で示すように上向きのばね上加速度が発生し、且つ
ばね上変位が、第9図(c) で曲線L11で示すように、前
輪車体上下動制御圧指令値PMFL,MFR の増加に伴って
上昇する。
【0045】その後、時点t2 より例えば0.025秒
後(前輪11FL及び11FRが段差に到達する0.050
秒前)の時点t3 までの間では、前輪ばね下加振制御用
重み係数aj が徐々に減少して時点t3 で零となるの
で、ステップS9で算出される前輪ばね下加振制御圧指
令値PUFL,UFR は図8(d1)) に示すように徐々に減少
して時点t3 で零に復帰し、同様に前輪車体上下動制御
用重み係数cj も減少するので、ステップS10で算出
される前輪用車体上下動制御用圧力指令値PMFL,MFR
も減少する。このため、ばね下変位が図9(a) の曲線L
21で示すように、徐々に目標車高hT に復帰して時点t
3 から制御系の応答遅れ時間経過後の時点t3 ′で零と
なり、これに応じてばね上加速度も図9(b) の曲線L31
で示すように徐々に減少して時点t3 ′近傍で零とな
り、且つばね上変位は図9(c) の曲線L11で示すように
緩やかな上昇傾向を継続する。
【0046】その後、時点t3 より例えば0.025秒
後(前輪11FL及び11FRが段差に到達する0.025
秒前)の時点t4 までの間では、前輪ばね下加振制御用
重み係数ak が負方向に徐々に増加して時点t4 で負の
最大値となるので、前輪ばね下加振制御圧指令値PUFL,
UFR も図8(d1)に示すように徐々に負方向に増加して
時点t4 で負の最大値となり、前輪車体上下動制御用重
み係数cj も負方向に増加するので、ステップS10で
算出される前輪車体上下動制御用圧力指令値P MFL,
MFR も負方向に増加する。このため、ばね下変位が図9
(a) で曲線L21で示すように、前輪11FL及び11FRを
路面に押付ける制御力が解放されるので、時点t3 ′か
ら徐々に正方向に増加することにより、前輪11FL及び
11FRが持ち上がり始めると共に、ばね上加速度は図9
(b) の曲線L31で示すように、下向きに増加し、且つば
ね上変位は図9(c) の曲線L11で示すように緩やかな上
昇傾向を継続する。
【0047】その後、前輪11FL及び11FRが段差位置
に到達する時点t5 までの間では、前輪ばね下加振制御
用重み係数al が徐々に零に復帰し、時点t5 で零とな
るので、前輪ばね下加振制御圧指令値PUFL,UFR も図
8(d1)に示すように徐々に零に復帰して、時点t5 で零
となり、前輪車体上下動制御用重み係数cj は負方向へ
の増加を継続するので、ステップS10で算出される前
輪車体上下動制御用圧力指令値PMFL,MFR も負方向へ
の増加を継続する。このため、ばね下変位が図9(a) の
曲線L21で示すように、時点t5 の直前まで上昇傾向を
継続し、時点t 5 で前輪が段差の約半分程度持ち上げら
れ、これに応じてばね上加速度も図9(b) の曲線L31
示すように下向きの加速度が減少して、時点t5 で零に
復帰する。一方、ばね上変位は図9(c) の曲線L11で示
すように上昇傾向を継続して時点t5 で段差の1/4程
度に持ち上げられる。
【0048】そして、時点t5 以降は、前輪11FL及び
11FRが段差に乗り上げることになるので、ばね下変位
が図9(a) の曲線L21で示すように急激に上昇し、これ
に応じてばね上加速度も図9(b) の曲線L31で示すよう
に急激に上昇することになるので、ステップS11で算
出される圧力指令値PFL及びPFR中のバウンス抑制制御
にあたる上下方向加速度センサ27FL及び27FRの上下
方向加速度検出値ZGF L 及びZGFR を積分回路28FL及
び28FRで積分した車体上下速度ZVFL 及びZ VFR が大
きくなるので、これらに基づいで通常のスカイフックダ
ンパ効果を発揮する能動制御が行われて車体の揺動が抑
制されるが、前輪11FL及び11FRが段差に乗り上げる
前にばね下変位及びばね上変位が段差方向に変位を開始
しているので、前輪11FL及び11FRが段差に乗り上げ
た後のばね下変位及びばね上加速度は夫々図9(a) の曲
線L21及び図9(b) の曲線L31で示すように、段差通過
時の衝撃を緩和する効果を発揮することができ、且つば
ね上変位についても段差通過時のオーバーシュートの振
幅が小さく、車体を平坦に保つ効果を発揮することがで
きる。しかも、上記制御を行った場合のばね下変位に対
するばね上変位の周波数応答特性は、図10の特性曲線
41で示すように、ばね上固有振動数(約1.2Hz)よ
り高い乗員が上下加速度を感じ易い2〜8Hzの周波数範
囲でゲインを大幅に低下させて振動絶縁性を確保するこ
とができ、良好な乗心地を得ることができる。
【0049】因みに、本発明の制御を行わない場合に
は、ばね下変位は、図9(a) の曲線L 22で示すように、
前輪11FL及び11FRが段差に乗り上げた時点t5 から
急激に上昇を開始するので、オーバーシュートが大きく
なると共に、ばね上加速度も、同様に、図9(b) の曲線
32で示すように時点t5 から急激に上昇し、その最大
値が0.5G程度まで達するので、大きな衝撃力を受け
ることになり、且つばね上変位でも、本発明の制御を行
わない場合には、図9(c) の曲線L12で示すように、段
差通過時のオーバーシュートが大きくなり、車体の上下
動が大きくなり、さらにばね下変位に対するばね上変位
の周波数応答特性が図10の特性曲線L42で示すよう
に、乗心地に影響を与える2〜8Hzの周波数範囲のゲイ
ンが高く、振動絶縁性が低下している。
【0050】なお、前輪11FL及び11FRが段差に乗り
上げた時点t5 で、前輪側の上下方向加速度が急増して
車両に前輪側が浮き上がり、逆後輪側が沈むピッチング
を生じることになるが、この状態となると、前輪側の上
下方向加速度センサ27FLの上下加速度検出値ZGFL
正方向に増加し、後輪側の上下方向加速度センサ27RL
の上下加速度検出値ZGRL が負方向に増加することによ
り、補正値演算回路42の加算器42aの加算出力は零
を維持するが、減算器42cの減算出力は正となり、割
算回路42dから正のピッチング加速度GP が出力さ
れ、これが変換器42eで超音波距離測定器27FL及び
27FR位置でのピッチング加速度に変換されて、加算器
42fで零のバウンス加速度GB と加算されるので、補
正値hA ′はピッチング加速度GP のみに応じた正の値
となる。そして、この補正値hA ′が減算器43FL及び
43FRに供給されるので、これら減算器43FL及び43
FRでばね下速度hFL′及びhFR′から補正値hA ′が減
算されることになり、車体のピッチング運動の影響によ
って、超音波距離測定器26FL及び26FRの対地距離検
出値hFL及びhFRが増加することによる微分回路41FL
及び41FRから出力されるばね下速度hFL′及びhFR
の増加分を相殺することができる。
【0051】同様に、車体側部材10に車体にバウンス
運動が生じて、前輪及び後輪側が共に沈む状態となる
と、上下方向加速度センサ27FL及び27RLの上下加速
度検出値ZGFL 及びZGRL が共に負の値となり、これに
応じて補正値演算回路42の加算器42aの加算出力が
負の値となり、逆に減算器42cの減算出力が零となる
ため、加算器42fからバウンス加速度GB に基づく正
の補正値hA ′が出力され、車体のバウンス運動による
微分回路41FL及び41FRのばね下速度hFL′及び
FR′の減少分を相殺することができる。
【0052】さらに、車体側部材10に車体にバウンス
運動及びピッチング運動が生じたときには、補正値演算
回路42の割算回路42b及び42dから夫々バウンス
加速度GB 及びピッチング加速度GP が出力され、この
うちピッチング加速度GP については変換回路42eで
超音波距離測定器26FL及び26FR位置でのピッチング
加速度に変換されてから両者が加算されて補正値hA
が算出され、これらが減算器43FL及び43FRに供給さ
れるので、微分回路41FL及び41FRから出力されるば
ね下速度hFL′及びhFR′に含まれるバウンス運動及び
ピッチング運動による変動分を相殺することができる。
【0053】また、後輪11RL及び11RRについても、
ばね下加振制御用重み係数がa1 〜am に代えてb1
n が適用され、且つ車体上下動制御用重み係数がc1
〜c m に代えてd1 〜dn が適用されることを除いては
上記と同様の制御が実行され、後輪11RL及び11RRが
段差に乗り上げる前にばね下変位が段差の半分程度に持
ち上げられるように位相が合わされ、且つばね上変位が
段差の1/4程度に持ち上げられて、段差通過時の衝撃
力を低下させると共に、車体の揺動を抑制して乗心地を
向上させることができる。
【0054】さらに、前輪11FL,11FR及び後輪11
RL,11RRが路面が急激に低くなる段差を通過する場合
には、前輪及び後輪ばね下加振制御用重み係数a1 〜a
m 及びb1 〜bn が上記とは位相が180°ずれた位相
に設定され、且つ前輪及び後輪車体上下動制御用重み係
数c1 〜cm 及びd1 〜dn が負から正方向に増加する
ように設定されることを除いては上記と同様の制御が行
われ、段差通過時の衝撃力を低下させると共に、車体の
揺動を抑制して乗心地を向上させることができる。
【0055】同様に、一過性の凸部又は凹部を通過する
場合或いは左右輪の何れか一方が凹凸を通過する場合で
も、凹凸を通過する車輪に対して上記と同様の制御が行
われて、凹凸通過時の衝撃力を低下させると共に、車体
の揺動を抑制して乗心地を向上させることができる。な
お、上記第1実施例においては、前方路面情報検出手段
として、超音波距離測定器26FL及び26FRを適用した
場合について説明したが、これに代えて、単に超音波送
波器及び受波器を設け、これらをマイクロコンピュータ
62に接続することにより、対地距離測定値をマイクロ
コンピュータ62で演算するようにしてもよく、また超
音波距離測定器26FL,26FRに代えてレーザ距離計、
その他の非接触式距離測定装置を適用するようにしても
よい。
【0056】次に、本発明の第2実施例を図11及び図
12を伴って説明する。この第2実施例は、前輪側につ
いては上下方向加速度検出値に基づいて通常の能動型サ
スペンションと同様のサスペンション制御を行い、後輪
側については前輪の運動情報を前方路面情報としてサス
ペンション制御するようにしたものである。
【0057】すなわち、第2実施例においては、図11
に示すように、第1実施例における超音波距離測定器2
6FL及び26FRが省略され、これらに代わる前方路面情
報検出手段として、前輪11FL及び11FRに対応する上
下方向加速度センサ27FL及び27FRと、前輪側の油圧
シリンダ18FL及び18FRのピストンロッド18bのス
トロークを検出する例えばポテンショメータで構成され
たストロークセンサ71FL及び71FRとを使用した路面
情報検出回路72を適用したことを除いては、前記第1
実施例と同様の構成を有する。
【0058】路面情報検出回路72は、図12に示すよ
うに、上下方向加速度センサ27FL及び28FRの上下方
向加速度検出値ZGFL,GFR を積分する積分回路28FL
及び28FRと、ストロークセンサ71FL及び71FRのス
トローク検出値SFL, FRを微分する微分回路73FL及
び73FRと、積分回路28FL及び28FRから出力される
車体上下方向速度ZVFL,VFR と、微分回路73FL及び
73FRから出力されるストローク速度SVFL,VFR とを
加算する加算器74FL及び74FRとを備えており、加算
器74FL及び74FRから路面形状に対応したばね下絶対
速度hVFL 及びhVFR がマイクロコンピュータ62に出
力される。
【0059】この第2実施例によると、路面情報検出回
路72で、積分回路28FL及び28FRから上下方向加速
度センサ27FL及び27FRの上下方向加速度ZGFL,
GFR を微分したばね上上下速度xf ′を表す車体上下速
度ZVFL,VFR が出力され、一方ストロークセンサ71
FL及び71FRでは、ばね下変位x1 からばね上変位xf
を減算した値(x1 −xf )がストローク検出値SFL
びSFRとして出力され、これが微分回路73FL及び73
FRで微分されるので、その微分出力はばね下上下速度x
1 ′からばね上上下速度xf ′を減算した値(x1 ′−
f ′)となり、これらとばね上上下速度xf ′を表す
車体上下速度ZVFL,VFR とが加算器74FL及び74FR
で加算されるので、これら加算器74FL及び74FRでば
ね上上下速度xf ′が相殺されて、車体の揺動に影響さ
れない路面形状のみを表すばね下絶対速度hVFL 及びh
VFR がマイクロコンピュータ62に出力されることにな
り、マイクロコンピュータ62で前述した第1実施例と
同様に前輪11FL及び11FRのばね下絶対速度hVFL
びhVFR と後輪ばね下加振制御用重み係数b1 〜bn
び後輪車体上下動制御用重み係数d1 〜dn とに基づい
て後輪ばね下加振制御圧指令値PDRL,DRR 及び後輪車
体上下動制御圧指令値PMRL,MRR を算出し、後輪11
RL及び11RRが段差に乗り上げる前に、ばね下変位を段
差の半分程度持ち上げると共に、ばね上変位を段差の1
/4程度持ち上げて、後輪11RL及び11RRの段差通過
時の衝撃力を抑制すると共に、車体の揺動を抑制して乗
心地を向上させることができる。
【0060】なお、上記各実施例においては、ばね下加
振制御と車体上下動制御との双方を同時に行う場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、ばね
下加振制御のみを行うようにしてもよい。また、上記各
実施例においては、各車輪位置に上下方向加速度センサ
27FL〜27RRを設ける場合について説明したが、これ
に限らず何れか1つを省略して、車体を剛体と見做して
残りの3つの上下方向加速度検出値から省略した位置の
上下加速度を推定するようにしてもよい。
【0061】さらに、上記各実施例においては、上下方
向加速度に基づいてのみサスペンション制御を行う場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
他の横方向加速度センサ、前後方向加速度センサ等の加
速度検出値に基づくロール、ピッチ、バウンスを抑制す
る制御信号を算出し、これらを前記圧力指令値PFL〜P
RRに加減算してトータル制御を行うようにしてもよい。
【0062】さらにまた、上記実施例においては、制御
弁として圧力制御弁20FL〜20RRを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、他の
流量制御型サーボ弁等を適用し得るものである。また、
上記実施例においては、コントローラ30をマイクロコ
ンピュータ62で構成した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、シフトレジスタ、演算回
路等の電子回路を組み合わせて構成するようにしてもよ
いことは言うまでもない。
【0063】さらに、上記実施例においては、作動流体
として作動油を適用した場合について説明したが、これ
に限らず圧縮率の少ない流体であれば任意の作動流体を
適用し得る。さらにまた、アクチュエータとしては油圧
シリンダに限らず減衰力可変ショックアブソーバ、ばね
定数可変エアサスペンション等の車体の姿勢変化を抑制
することができるものであれば、任意の構成のアクチュ
エータを適用することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のサスペンション制御装置によれば、前方路面情報検
出手段で、制御対象となる車輪の前方位置での路面情報
を検出し、制御手段で、前方路面情報検出手段で路面凹
凸を検出してから制御対象車輪が路面凹凸に到達するま
での間に、アクチュエータを路面情報にサスペンション
のばね下固有振動近傍の周期を有する正弦波状の重みづ
けした線形和で表される制御力を発生するように制御す
ることにより、ばね下運動部分をその位相が路面凹凸に
合うように加振させて、制御対象車輪の路面凹凸通過時
に発生する衝撃力を抑制すると共に、車体の揺動を抑制
して、良好な予見サスペンション制御を行って良好な乗
心地を確保することができるという効果が得られる。
【0065】また、請求項2に係る発明のサスペンショ
ン制御装置によれば、前方路面凹凸形状に応じて予め車
体を上下動させる制御力も同時に発生させるようにした
ため、より一層乗心地を向上させることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】圧力制御弁の指令電流に対する制御圧の関係を
示す特性線図である。
【図3】上下方向加速度センサの出力特性を示す特性線
図である。
【図4】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図5】マイクロコンピュータの処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図6】マイクロコンピュータの制御態様を示す模式図
である。
【図7】車体上下動制御用重み係数を示す特性線図であ
って、(a) は前輪用、(b) は後輪用を夫々表している。
【図8】第1実施例の動作の説明に供するタイムチャー
トである。
【図9】第1実施例の動作の説明に供するタイムチャー
トである。
【図10】第1実施例のばね下変位に対するばね上変位
の周波数応答特性を示す特性線図である。
【図11】本発明の第2実施例における概略構成図であ
る。
【図12】第2実施例の路面情報検出回路を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 車体側部材 11FL〜11RR 車輪 14 車輪側部材 18FL〜18RR 油圧シリンダ 20FL〜20RR 圧力制御弁 22 油圧源 26 車速センサ 26FL,26FR 超音波距離測定器 27FL〜28RR 上下方向加速度センサ 29 路面情報補正回路 30 コントローラ 42 補正値演算回路 62 マイクロコンピュータ 71FL,71FR ストロークセンサ 72 路面情報検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象車輪と車体との間に配設され、
    制御信号によってそれら間のストロークを制御可能な制
    御力を発生するアクチュエータと、制御対象車輪前方の
    路面情報を検出する前方路面情報検出手段と、前記前方
    路面情報検出手段の前方路面情報に基づいて前記アクチ
    ュエータを制御する制御手段とを備えたサスペンション
    制御装置において、前記制御手段は、前記前方路面情報
    検出手段で路面凹凸を検出してから制御対象車輪が当該
    凹凸に到達するまでの間、前記アクチュエータを前記路
    面情報にサスペンションのばね下固有振動近傍の周期を
    有する正弦波状の重みづけした線形和で表される制御力
    を発生するように制御することを特徴とするサスペンシ
    ョン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、路面情報にサスペンシ
    ョンのばね下固有振動近傍の周期を有する正弦波状の重
    みづけした線形和で表される制御力と、前方路面凹凸形
    状に応じて予め車体を上下動させる制御力とを同時に発
    生するように構成されている請求項1記載のサスペンシ
    ョン制御装置。
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