JPH06236794A - 工業用炉用の加熱管,工業用炉及び炉を加熱する方法 - Google Patents
工業用炉用の加熱管,工業用炉及び炉を加熱する方法Info
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- JPH06236794A JPH06236794A JP5061490A JP6149093A JPH06236794A JP H06236794 A JPH06236794 A JP H06236794A JP 5061490 A JP5061490 A JP 5061490A JP 6149093 A JP6149093 A JP 6149093A JP H06236794 A JPH06236794 A JP H06236794A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
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- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B3/00—Ohmic-resistance heating
- H05B3/62—Heating elements specially adapted for furnaces
- H05B3/64—Heating elements specially adapted for furnaces using ribbon, rod, or wire heater
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極端な炉雰囲気,特に極端に酸化性のかつ極
端に還元性の条件のもとでも長時間にわたる一層高い有
効寿命(従つて一層少ない老化)を示す,工業用炉を電
気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管を提供し,
同時に,適当に装備を施された工業用炉及びこの工業用
炉を加熱する方法を提供する。 【構成】 工業用炉を電気加熱するための多孔質のセラ
ミツク加熱管において,少なくとも第1の端部10aに
不活性ガス供給装置の接続のためのアダプタが設けられ
ており,このアダプタ14を介して供給される不活性ガ
ス流が専ら加熱管10の周面12を介して流出し得るよ
うになつている。
端に還元性の条件のもとでも長時間にわたる一層高い有
効寿命(従つて一層少ない老化)を示す,工業用炉を電
気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管を提供し,
同時に,適当に装備を施された工業用炉及びこの工業用
炉を加熱する方法を提供する。 【構成】 工業用炉を電気加熱するための多孔質のセラ
ミツク加熱管において,少なくとも第1の端部10aに
不活性ガス供給装置の接続のためのアダプタが設けられ
ており,このアダプタ14を介して供給される不活性ガ
ス流が専ら加熱管10の周面12を介して流出し得るよ
うになつている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,工業用炉を電気加熱す
るための多孔質のセラミツク加熱管と,このような加熱
管を備えた工業用炉と,炉を電気加熱する方法とに関す
る。
るための多孔質のセラミツク加熱管と,このような加熱
管を備えた工業用炉と,炉を電気加熱する方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆる抵抗加熱としての工業用炉の電
気加熱はかなり前から公知である。抵抗加熱は,電流が
加熱体を通る際に抵抗を発生し,その際熱が遊離すると
いう原理に基づいている。
気加熱はかなり前から公知である。抵抗加熱は,電流が
加熱体を通る際に抵抗を発生し,その際熱が遊離すると
いう原理に基づいている。
【0003】加熱導体材料として金属材料及びセラミツ
ク材料が考慮の対象になる。
ク材料が考慮の対象になる。
【0004】特に温度が一層高い場合には,例えば炭化
珪素から製造されるセラミツク加熱棒及び管が使用され
る。すべてが比較的高い電流の強さを必要とし,それは
変圧器の使用を前提とする。
珪素から製造されるセラミツク加熱棒及び管が使用され
る。すべてが比較的高い電流の強さを必要とし,それは
変圧器の使用を前提とする。
【0005】このようなセラミツク加熱管は原則的にあ
らゆる型の工業用炉に使用され得るが,しかし特に,極
端な炉雰囲気が存在する場合に問題をはらんでいる。例
えばフエライト,特に軟質フエライト,の焼成の際に,
焼成物品の最適材料特性を得るためにほぼ100%の酸
化性の炉雰囲気を設定したい要求が出される。
らゆる型の工業用炉に使用され得るが,しかし特に,極
端な炉雰囲気が存在する場合に問題をはらんでいる。例
えばフエライト,特に軟質フエライト,の焼成の際に,
焼成物品の最適材料特性を得るためにほぼ100%の酸
化性の炉雰囲気を設定したい要求が出される。
【0006】反対に,炉雰囲気がほぼ完全に還元性でな
ければならない場合もある。
ければならない場合もある。
【0007】セラミツク加熱棒(加熱管)を使用する際
に,これらの場合では加熱管の寿命の思い切つた短縮が
見られる。この短縮の原因を炉雰囲気の侵食作用に帰せ
ることができ,この炉雰囲気は,前述のセラミツク加熱
管が10ないし20容積%に達し得る気孔率を(開放気
孔率も)持つという事実により助長される。この場合
は,部分的に加熱導体材料の焼失,従つて又加熱管の破
壊が起こる。
に,これらの場合では加熱管の寿命の思い切つた短縮が
見られる。この短縮の原因を炉雰囲気の侵食作用に帰せ
ることができ,この炉雰囲気は,前述のセラミツク加熱
管が10ないし20容積%に達し得る気孔率を(開放気
孔率も)持つという事実により助長される。この場合
は,部分的に加熱導体材料の焼失,従つて又加熱管の破
壊が起こる。
【0008】このようなセラミツク加熱管の寿命を,こ
れらの加熱管が紬掛けされることによつて延ばすことが
試みられているが,しかしこの場合にも残留気孔率が残
るので,上述の効果は必要とあらば遅くされ得るが,し
かし防止され得ない。
れらの加熱管が紬掛けされることによつて延ばすことが
試みられているが,しかしこの場合にも残留気孔率が残
るので,上述の効果は必要とあらば遅くされ得るが,し
かし防止され得ない。
【0009】加熱導体材料の破壊と同時に抵抗増大が起
こる。発生する電圧(二次電圧)を適当に合わせるため
に付属の変圧器の調整可能性によりこの抵抗増大を一部
相殺することは可能であるが,しかし結局は破壊が進ん
で,加熱出力が得られないか又は少なくとも十分な加熱
出力が得られない。
こる。発生する電圧(二次電圧)を適当に合わせるため
に付属の変圧器の調整可能性によりこの抵抗増大を一部
相殺することは可能であるが,しかし結局は破壊が進ん
で,加熱出力が得られないか又は少なくとも十分な加熱
出力が得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は,極端な雰囲気,特に極端に酸化性のかつ極
端に還元性の条件のもとでも長時間にわたる一層高い有
効寿命(従つて一層少ない老化)を示す,工業用炉を電
気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管を提供する
ことである。同時に,適当に装備を施された工業用炉及
びこの工業用炉を加熱する方法が提供されなければなら
ない。
いる課題は,極端な雰囲気,特に極端に酸化性のかつ極
端に還元性の条件のもとでも長時間にわたる一層高い有
効寿命(従つて一層少ない老化)を示す,工業用炉を電
気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管を提供する
ことである。同時に,適当に装備を施された工業用炉及
びこの工業用炉を加熱する方法が提供されなければなら
ない。
【0011】本発明の根底には,加熱棒(加熱管)の上
述の破壊が,気孔を通つて材料へ侵入する,一種の侵食
性の炉雰囲気の「浸透」により引起こされるという認識
がある。その限りでは,本発明は,このような「雰囲気
浸透」をできるだけ防止するという考察から出発してい
る。この関連において,加熱管内に,不活性ガスによつ
て形成される正圧が生ぜしめられ,その結果,形成され
た分圧差により不活性ガスが内側から外側へ加熱管を通
り,それによつて加熱管内への炉雰囲気の侵入を防止す
ることによつて,この目的は達成され得る。
述の破壊が,気孔を通つて材料へ侵入する,一種の侵食
性の炉雰囲気の「浸透」により引起こされるという認識
がある。その限りでは,本発明は,このような「雰囲気
浸透」をできるだけ防止するという考察から出発してい
る。この関連において,加熱管内に,不活性ガスによつ
て形成される正圧が生ぜしめられ,その結果,形成され
た分圧差により不活性ガスが内側から外側へ加熱管を通
り,それによつて加熱管内への炉雰囲気の侵入を防止す
ることによつて,この目的は達成され得る。
【0012】こうして加熱管は炉雰囲気の侵食から守ら
れかつ同時に加熱管の周りに一種の「不活性ガス薄層」
が形成される。この場合,加熱管内の不活性ガス雰囲気
の正圧を炉雰囲気のガス圧力よりほんの少し高く設定す
れば十分である。理論的には,不活性ガス圧力と残りの
炉雰囲気の圧力を同じに設定すれば十分である。しかし
炉雰囲気は変化しかつ雰囲気による侵食に対してできる
だけ高い安仝性が得られなければならないから,不活性
ガス圧力は炉内の気圧より少し(例えば1ないし5%)
高いのが好ましい。
れかつ同時に加熱管の周りに一種の「不活性ガス薄層」
が形成される。この場合,加熱管内の不活性ガス雰囲気
の正圧を炉雰囲気のガス圧力よりほんの少し高く設定す
れば十分である。理論的には,不活性ガス圧力と残りの
炉雰囲気の圧力を同じに設定すれば十分である。しかし
炉雰囲気は変化しかつ雰囲気による侵食に対してできる
だけ高い安仝性が得られなければならないから,不活性
ガス圧力は炉内の気圧より少し(例えば1ないし5%)
高いのが好ましい。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,工業用
炉を電気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管は,
次のような特徴で優れている。−加熱管は,少なくとも
第1の端部に不活性ガス供給装置の接続のためのアダプ
タを持つている。−加熱管は,アダプタを介して供給さ
れる不活性ガス流が専ら加熱管の周面を介して流出し得
るように構成されている。
炉を電気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管は,
次のような特徴で優れている。−加熱管は,少なくとも
第1の端部に不活性ガス供給装置の接続のためのアダプ
タを持つている。−加熱管は,アダプタを介して供給さ
れる不活性ガス流が専ら加熱管の周面を介して流出し得
るように構成されている。
【0014】両方の特徴から,加熱管の(管状)内部空
間が不活性ガスで充填され,不活性ガスがそこである程
度の正圧を加えられ,その際,不活性ガスが専ら加熱管
の周面を介して流出することができ,そして例えば反対
側の第2の端部においては流出し得ないようになる。
間が不活性ガスで充填され,不活性ガスがそこである程
度の正圧を加えられ,その際,不活性ガスが専ら加熱管
の周面を介して流出することができ,そして例えば反対
側の第2の端部においては流出し得ないようになる。
【0015】このように不活性ガスが専ら加熱管の周面
を介して流れることを保証するために,本発明は種々の
実施例を提案している。
を介して流れることを保証するために,本発明は種々の
実施例を提案している。
【0016】最も簡単な場合では,加熱管がガス接続部
側の第1の端部とは反対側の第2の自由端に閉じられて
構成されるので,不活性ガス流はここで流出し得ない。
常に圧力を受けて供給される,第1の端部における不活
性ガス流により,同時にガスの逆流が防止される。
側の第1の端部とは反対側の第2の自由端に閉じられて
構成されるので,不活性ガス流はここで流出し得ない。
常に圧力を受けて供給される,第1の端部における不活
性ガス流により,同時にガスの逆流が防止される。
【0017】別の実施例によれば,加熱管は,第1のガ
ス接続部側端部とは反対側の第2の端部に,不活性ガス
供給装置を接続するための別のアダプタを備えている。
従つてこの場合は不活性ガスが両側から加熱管へ流入
し,その際,不活性ガス流は中心で合流し,多孔質の加
熱管外筒を介してのみ流出することができる。
ス接続部側端部とは反対側の第2の端部に,不活性ガス
供給装置を接続するための別のアダプタを備えている。
従つてこの場合は不活性ガスが両側から加熱管へ流入
し,その際,不活性ガス流は中心で合流し,多孔質の加
熱管外筒を介してのみ流出することができる。
【0018】この実施例においても,管の自由断面をガ
ス接続部側端部の間の個所に閉じられるように形成し
て,反対方向の両部分ガス流が直接接触しないようにす
ることが可能である。
ス接続部側端部の間の個所に閉じられるように形成し
て,反対方向の両部分ガス流が直接接触しないようにす
ることが可能である。
【0019】電気抵抗特性により,加熱管は炭化珪素,
反応珪化された炭化珪素又は珪素を浸透せしめられた炭
化珪素(SiSiC)から成るのが好ましい。しかし加
熱管は,抵抗加熱装置の機能を果たす他の多孔質のセラ
ミツク材料からも成ることができる。
反応珪化された炭化珪素又は珪素を浸透せしめられた炭
化珪素(SiSiC)から成るのが好ましい。しかし加
熱管は,抵抗加熱装置の機能を果たす他の多孔質のセラ
ミツク材料からも成ることができる。
【0020】同様に,加熱管に,くすり掛けされた表面
を備えることも可能である。この場合,完全に密になる
ことはここでも達成され得ずかつ達成される必要もない
が,加熱管の表面は付加的に保護される(一層密にされ
る)。しかしくすり掛けされた表面の部分的「遮蔽作
用」により,この実施例では一層少ない不活性ガスが流
出する。
を備えることも可能である。この場合,完全に密になる
ことはここでも達成され得ずかつ達成される必要もない
が,加熱管の表面は付加的に保護される(一層密にされ
る)。しかしくすり掛けされた表面の部分的「遮蔽作
用」により,この実施例では一層少ない不活性ガスが流
出する。
【0021】本発明による,電気加熱される工業用炉
は,上述のような加熱管を複数備えておりかつ加熱管に
端面で接続されたアダプタを介して不活性ガスを加熱管
の内部へ供給するための不活性ガス供給装置を少なくと
も1つ含んでいる。加熱管の配置は,従来の技術と変わ
つていなくてよい。通常,加熱管は天井の下にかつ炉通
路(炉空間)を横切るように設けられ,これらの加熱管
は端面において炉壁から突出ているので,適当なアダプ
タ又はガス接続部を炉の外部に,従つて又熱を受ける区
域の外部に取付けることができる。
は,上述のような加熱管を複数備えておりかつ加熱管に
端面で接続されたアダプタを介して不活性ガスを加熱管
の内部へ供給するための不活性ガス供給装置を少なくと
も1つ含んでいる。加熱管の配置は,従来の技術と変わ
つていなくてよい。通常,加熱管は天井の下にかつ炉通
路(炉空間)を横切るように設けられ,これらの加熱管
は端面において炉壁から突出ているので,適当なアダプ
タ又はガス接続部を炉の外部に,従つて又熱を受ける区
域の外部に取付けることができる。
【0022】不活性ガス供給装置は連続ガス供給源から
成ることができるが,しかしガスボンベからも成ること
ができる。炉の運転のために,不活性ガスが加熱管の内
部で炉雰囲気に対する正圧を受けているように不活性ガ
ス流が加熱管へ導入される。
成ることができるが,しかしガスボンベからも成ること
ができる。炉の運転のために,不活性ガスが加熱管の内
部で炉雰囲気に対する正圧を受けているように不活性ガ
ス流が加熱管へ導入される。
【0023】原則として,炉雰囲気及び焼成材料の品質
に悪い影響を及ぼさないいかなる不活性ガス(保護ガ
ス)も使用され得る。この目的のための格安の不活性ガ
スは窒素(N2)である。しかし例えばアルゴンも使用
され得る。
に悪い影響を及ぼさないいかなる不活性ガス(保護ガ
ス)も使用され得る。この目的のための格安の不活性ガ
スは窒素(N2)である。しかし例えばアルゴンも使用
され得る。
【0024】必要の際には,加熱管を炉内への保護ガス
の的確な供給のためにも利用することができ,それによ
つてそこに適当な保護ガス雰囲気を保証し,維持し又は
設定することができる。
の的確な供給のためにも利用することができ,それによ
つてそこに適当な保護ガス雰囲気を保証し,維持し又は
設定することができる。
【0025】
【実施例】本発明を実施例について以下に詳細に説明す
る。
る。
【0026】図面において,同じ構成部材又は同じ作用
をする構成部材は同じ符号で示されている。
をする構成部材は同じ符号で示されている。
【0027】図1に示した加熱管は全体として符号10
で示されている。外筒に符号12を付けられている加熱
管10は,15%の気孔率を持つ炭化珪素から成る。
で示されている。外筒に符号12を付けられている加熱
管10は,15%の気孔率を持つ炭化珪素から成る。
【0028】(図1において左側の)端部10aに加熱
管10はアダプタ14を備えており,このアダプタは加
熱管10より小さい横断面を持つておりかつこの端部に
気密に接続されている。
管10はアダプタ14を備えており,このアダプタは加
熱管10より小さい横断面を持つておりかつこの端部に
気密に接続されている。
【0029】反対側の(第2の)端部10bに加熱管1
0は,閉じられた気密の覆い16を備えている。
0は,閉じられた気密の覆い16を備えている。
【0030】図2による実施例は,加熱管10の両端に
上述のアダプタ14が構成されておりかつ加熱管のほぼ
中心において閉じられた壁18が加熱管10を2つの部
分に分割していることで,図1による実施例と異なる。
上述のアダプタ14が構成されておりかつ加熱管のほぼ
中心において閉じられた壁18が加熱管10を2つの部
分に分割していることで,図1による実施例と異なる。
【0031】図3に工業用炉(この場合はシヤトルキル
ン)が概略的に示されており,この炉は天井20の下
に,図の面に対して直角に前後に設けられた,図1によ
る加熱管10を複数備えており,これらの加熱管10は
炉より大きい幅を持つているので,これらの加熱管は炉
壁22a,22bを貫通している。この場合,加熱管1
0の閉じられた端部10bは,図3において左側の炉壁
22aから突出ており,他方,接続管片(アダプタ)1
4を備えた第1の炉端部は右側の壁22bから突出てい
る。
ン)が概略的に示されており,この炉は天井20の下
に,図の面に対して直角に前後に設けられた,図1によ
る加熱管10を複数備えており,これらの加熱管10は
炉より大きい幅を持つているので,これらの加熱管は炉
壁22a,22bを貫通している。この場合,加熱管1
0の閉じられた端部10bは,図3において左側の炉壁
22aから突出ており,他方,接続管片(アダプタ)1
4を備えた第1の炉端部は右側の壁22bから突出てい
る。
【0032】運転中,不活性ガス導管,ここでは窒素導
管,は種々の加熱管のアダプタ14に接続されるので,
窒素は加熱管10の内部10cへ流入し,その際,加熱
管10内に炉空間20aに生ずる,ここでは純粋に酸化
性の炉雰囲気に対する正圧が形成される。
管,は種々の加熱管のアダプタ14に接続されるので,
窒素は加熱管10の内部10cへ流入し,その際,加熱
管10内に炉空間20aに生ずる,ここでは純粋に酸化
性の炉雰囲気に対する正圧が形成される。
【0033】その後,不活性ガスは加熱管外筒12へ浸
透しようとし,これは最終的に矢印pの方向の外筒12
の開放気孔容積を介して行われる。
透しようとし,これは最終的に矢印pの方向の外筒12
の開放気孔容積を介して行われる。
【0034】不活性ガス流が外筒12の全表面を経て流
出することはもちろんである。こうして,逆方向に炉雰
囲気が外筒12へ侵入せずかつ加熱管10を破壊しない
ことが保証される。
出することはもちろんである。こうして,逆方向に炉雰
囲気が外筒12へ侵入せずかつ加熱管10を破壊しない
ことが保証される。
【0035】不活性ガス供給部(矢印I)はここに詳細
に示されていない。不活性ガス供給部は,ガスを加熱管
10内へ供給するための圧力装置を持つ窒素供給装置か
ら成り,これらの加熱管はもちろん周知のやり方で電源
に接続されている。
に示されていない。不活性ガス供給部は,ガスを加熱管
10内へ供給するための圧力装置を持つ窒素供給装置か
ら成り,これらの加熱管はもちろん周知のやり方で電源
に接続されている。
【0036】見やすくするために,図3に焼成物品が示
されていない。この場合は軟質フエライトである。
されていない。この場合は軟質フエライトである。
【図1】本発明による加熱管の第1の実施例の概略断面
図である。
図である。
【図2】本発明による加熱管の第2の実施例の概略断面
図である。
図である。
【図3】付属の工業用炉の概略断面図である。
10 加熱管 10a 端部 12 外筒 14 アダプタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,工業用
炉を電気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管は,
次のような特徴で優れている。即ち加熱管は,少なくと
も第1の端部にガス例えば不活性ガス供給装置の接続の
ためのアダプタを持つている。また加熱管は,アダプタ
を介して供給されるガス例えば不活性ガス流が専ら加熱
管の周面を介して流出し得るように構成されている。
炉を電気加熱するための多孔質のセラミツク加熱管は,
次のような特徴で優れている。即ち加熱管は,少なくと
も第1の端部にガス例えば不活性ガス供給装置の接続の
ためのアダプタを持つている。また加熱管は,アダプタ
を介して供給されるガス例えば不活性ガス流が専ら加熱
管の周面を介して流出し得るように構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】必要の際には,加熱管は炉内へのガスの的
確な供給のためにも利用され得る。加熱管を内側から外
側へ貫流するガスは,不活性ガス,そして又他のガスで
あり得る。加熱管はこの場合,例えば燃焼物品を炉の予
熱区域で予熱し又は揮発成分(例えば水,結合剤)を燃
焼物品から追い出すために,炉内の保護ガス雰囲気を調
節又は維持するために使われ又は送風機としても使われ
る。加熱管はこの使用の際に周面に付加的な穴を持つこ
とができるので,一層多くのガスが貫流する。
確な供給のためにも利用され得る。加熱管を内側から外
側へ貫流するガスは,不活性ガス,そして又他のガスで
あり得る。加熱管はこの場合,例えば燃焼物品を炉の予
熱区域で予熱し又は揮発成分(例えば水,結合剤)を燃
焼物品から追い出すために,炉内の保護ガス雰囲気を調
節又は維持するために使われ又は送風機としても使われ
る。加熱管はこの使用の際に周面に付加的な穴を持つこ
とができるので,一層多くのガスが貫流する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘニング・リヒテル ドイツ連邦共和国ニユルンベルク40・シエ ーンヴアイスシユトラーセ22
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも第1の端部(10a)に不活
性ガス供給装置の接続のためのアダプタ(14)を備え
ておりかつこのアダプタ(14)を介して供給される不
活性ガス流が専ら加熱管(10)の周面(12)を介し
て流出し得るように構成されている,工業用炉を電気加
熱するための多孔質のセラミツク加熱管。 - 【請求項2】 ガス接続部側の第1の端部(10a)と
は反対側の第2の自由端(10b)が閉じられて形成さ
れていることを特徴とする,請求項1に記載の加熱管。 - 【請求項3】 ガス接続部側の第1の端部(10a)と
は反対側の第2の端部(10b)が,不活性ガス供給装
置の接続のためのアダプタ(14)を備えていることを
特徴とする,請求項1に記載の加熱管。 - 【請求項4】 管の自由断面がガス接続部側の端部(1
0a,10b)の間の個所に隔壁(18)で閉じられて
形成されていることを特徴とする,請求項3に記載の加
熱管。 - 【請求項5】 炭化珪素,再結晶化された炭化珪素又は
反応珪化された炭化珪素から成ることを特徴とする,請
求項1ないし4のうち1つに記載の加熱管。 - 【請求項6】 くすり掛けされた表面を持つことを特徴
とする,請求項1ないし5のうち1つに記載の加熱管。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のうち1つに記載の複
数の加熱管と,加熱管の端面に接続されたアダプタを介
して不活性ガスを加熱管の内部へ供給するための少なく
とも1つの不活性ガス供給装置とを持つ,電気加熱され
る工業用炉。 - 【請求項8】 不活性ガスが加熱管の内部で炉雰囲気に
対する正圧を受けるように不活性ガス流が加熱管へ導入
される,請求項7に記載の工業用炉を電気加熱する方
法。 - 【請求項9】 不活性ガスとして窒素又はアルゴンが使
用されることを特徴とする,請求項8に記載の方法。
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DE4206851.7 | 1992-03-05 | ||
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FR (1) | FR2695716A1 (ja) |
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- 1993-02-10 JP JP5061490A patent/JPH06236794A/ja active Pending
- 1993-03-01 GB GB939304117A patent/GB9304117D0/en active Pending
- 1993-03-04 ES ES09300434A patent/ES2065840B1/es not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-04 IT ITMI930415A patent/IT1271968B/it active IP Right Grant
- 1993-03-04 GB GB9304442A patent/GB2264849A/en not_active Withdrawn
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