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JPH06230008A - 特異的バインディングリガンドを検出するための分析要素及び方法 - Google Patents

特異的バインディングリガンドを検出するための分析要素及び方法

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Publication number
JPH06230008A
JPH06230008A JP5319905A JP31990593A JPH06230008A JP H06230008 A JPH06230008 A JP H06230008A JP 5319905 A JP5319905 A JP 5319905A JP 31990593 A JP31990593 A JP 31990593A JP H06230008 A JPH06230008 A JP H06230008A
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JP
Japan
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peroxidase
carbon atoms
specific binding
hydroxy
naphthyl
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Application number
JP5319905A
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JP2851232B2 (ja
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Alan E Friedman
エリック フリードマン アラン
Linda A Mauck
アン マック リンダ
Thomas R Kissel
ロバート キセル トーマス
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
    • C12Q1/28Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving peroxidase
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing
    • G01N33/54386Analytical elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 競合バインディングもしくはサンドイッチア
ッセイフォーマットで多種多様な特異的バインディング
リガンドを高感度且つ迅速に検出できる乾式分析要素を
提供する。 【構成】 上記アッセイは、ペルオキシダーゼ標識免疫
反応体を用いて実施される。ペルオキシダーゼ標識は、
要素の1つ以上の区画に配置される4−ヒドロキシもし
くは4−アルコキシアリールアセトアミドで安定化され
る。標識が安定剤で安定化されるのみならず、アッセイ
はより高感度になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析要素及びそれらを
用いて流体試料中の特異的バインディングリガンドを検
出する方法に関する。詳細には、それは、そのような分
析要素におけるペルオキシダーゼ標識免疫反応体の安定
化に関する。
【0002】
【従来の技術】医学的実験及び研究において、そして分
析及び診断方法において、種々の流体、例えば、生物学
的流体中に存在する化学的及び生物学的物質を迅速且つ
正確に検出することが依然として要求され続けている。
例えば、タンパク質、ホルモン、薬剤、ウイルス、微生
物、麻薬及びステロイドの存在は、有効な研究、診断及
び治療のために迅速且つ正確に検出されるべきである。
【0003】この数十年間に、多種多様な分析方法が、
言及した物質を検出するために開発されてきた。それら
の方法は、高い信頼性を有するようになり、そして幾つ
かの場合で、自動化に適するようになり、更にキットの
形で使用するのに適するようになってきた。そのような
方法のほとんどが、検出しようとする物質(本明細書で
は「特異的バインディングリガンド」もしくは「リガン
ド」と同一とみなされる)と、特異的にリガンドを認識
し且つ反応する対応する「レセプター」との間の「特異
的バインディング反応」として当該技術分野で既知であ
ることに頼っている。最もよく知られている特異的バイ
ンディング反応は、(「イムノアッセイ」における)免
疫反応体どうしの間の、例えば、抗体と抗原との間の、
又は抗体とハプテンとの間の反応であるが、しかしまた
別のものが既知である(例えば、アビジンとビオチンと
の間)。
【0004】一般的には、イムノアッセイを用いて、特
異的な抗原、抗体もしくは抗原−抗体複合体の存在又は
不存在を定性的にあるいは定量的に検出できる。「競合
バインディングイムノアッセイ」として既知である形式
のイムノアッセイでは、検出しようとするリガンドの標
識類似体が、リガンド及びリガンド類似体の両方と反応
できる一定量の適当な抗体との競合状態に置かれる。類
似体上の標識は、その「遊離」型もしくは複合(即ち、
反応した)型を適当に検出できる。従って、そのような
検出により、ユーザーはどのくらいのリガンドが試験し
た試料中に存在するのかわかるであろう。
【0005】「サンドイッチ」イムノアッセイもしくは
イムノメトリックアッセイとして既知である別のイムノ
アッセイフォーマットでは、リガンドが、異なるエピト
ープ部位でリガンドに結合する2つ以上のレセプター分
子と接触せしめられる。典型的には、一方のレセプター
が適当に標識され、そして他方が固形支持体に固定化さ
れるか、又はその上に固定化可能である。リガンドの量
は、リガンドと2つのレセプターの中の結合複合体の量
に正比例する。
【0006】イムノアッセイは、溶液状態で実施される
か、又はアッセイに関与する試薬から何らかの方法で流
体が除去されるような試験デバイスを用いて伝統的に実
施されてきた。乾式分析要素及びそれらのイムノアッセ
イにおける用途は、米国特許第 4,258,001号及び同第
4,670,381号明細書、WO 82/2601、EPA-0 051 183 及びE
PA-0 066 648 を包含する数多くの刊行物に記載されて
いる。
【0007】標識としてペルオキシダーゼを用いて乾式
分析要素で実施されるイムノアッセイでは、その濃度変
化がアッセイ感度に悪影響を及ぼすために、ペルオキシ
ダーゼの安定性が非常に重要である。そのようなアッセ
イでは、酵素標識がその基質と反応するときのシグナル
発生速度を増強するために、4′−ヒドロキシアセトア
ニリドが電子移動剤として使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】4′−ヒドロキシアセ
トアニリドがアッセイ感度を効果的に増強するとはい
え、ペルオキシダーゼ標識の安定性が乾式分析要素にお
いて望まれる程度よりも低いことが認められている。
4′−ヒドロキシアセトアニリドにより提供される感度
を示し、そして酵素安定性を改良された要素が必要とさ
れている。
【0009】
【課題を解決するための手段】先に乾式分析要素及びイ
ムノアッセイについて言及された課題は、分析要素の少
なくとも1区画に、目的の特異的バインディングリガン
ドもしくはそのレセプターのどちらかと特異的に反応で
きる、ペルオキシダーゼ標識免疫反応体、又は目的の特
異的バインディングリガンドもしくはそのレセプターの
どちらかと特異的に反応できる、標識されていない免疫
反応体を含み、そして更に、少なくとも1区画に、下記
構造
【0010】
【化2】
【0011】(上式中、R1 は、水素もしくは炭素原子
数1〜4のアルキルであり、R2 は、水素、炭素原子数
1〜4のアルキル、炭素原子数1〜4のアルコキシアル
キル、炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル、炭素原
子数1〜4のアミノアルキル、炭素原子数1〜4のハロ
アルキルもしくは炭素原子数2〜5のアルケニルであ
り、R3 は、水素もしくは炭素原子数1〜4のアルキル
であり、そしてR4 及びR5 は、独立して水素もしくは
少なくとも0.01のハメットシグマ値(Hammett sigma va
lue)を有する電子求引性基であり、Y1 及びY2 は、独
立して水素、炭素原子数1〜4のアルキルもしくは少な
くとも0.01のハメットシグマ値を有する電子求引性基で
あるが、構造(I)において、R4 及びR5 の少なくと
も一方が、少なくとも0.01のハメットシグマ値を有する
電子求引性基であることを条件とする)を有するペルオ
キシダーゼ安定剤を含む特異的バインディングリガンド
を検出するための分析要素により解決される。
【0012】また本発明は、A.特異的バインディング
リガンドを含有すると推測される流体試料を、上記分析
要素と接触させて、反応していない形のペルオキシダー
ゼ標識免疫反応体を、反応した形のペルオキシダーゼ標
識免疫反応体から分離せしめること、そして B.目的の特異的バインディングリガンドの測度とし
て、反応していない形のもしくは反応した形のペルオキ
シダーゼ標識免疫反応体のどちらかを検出すること、を
含んでなる特異的バインディングリガンドの検出方法も
提供する。
【0013】
【具体的な態様】本発明方法は、特異的バインディング
アッセイ、例えば、競合バインディングもしくはイムノ
メトリックのどちらかでありうるイムノアッセイであ
り、それらの語は当該技術分野で既知である。検出しよ
うとする目的の分析物は特異的バインディングリガンド
であり、標識対応物は標識リガンド類似体であり、そし
てそれらのどちらかと特異的にバインディングする反応
体はレセプターである。
【0014】本発明を用いると、種々の水性液体、例え
ば、ヒト及び動物の生物学的流体、食物、産業排水もし
くは都市排水、並びにこの方法で通常試験される別の流
体中の低濃度のリガンドが有利に測定される。試験でき
る生物学的流体には、限定されるものではないが、全
血、血清、血漿、尿、脊髄液、涙液、滑液、リンパ液、
組織もしくはプラクの懸濁液、歯肉液、膣液、頭蓋液、
及び当業者に容易に明らかである別の流体が挙げられ
る。
【0015】検出できるリガンドとしては、ペプチド、
ポリペプチド、タンパク質(例えば、酵素、抗体、リポ
タンパク質及び糖タンパク質)、薬剤、麻薬、ステロイ
ド、毒素及び糖類(例えば、多糖類)が挙げられる。特
に目的とする特異的バインディングリガンドとしては、
ジゴキシン、フェニトイン、フェノバルビタール、テオ
フィリン、C反応性タンパク質、ヒト絨毛性ゴナドトロ
ピン、甲状腺刺激ホルモン、チロニン誘導体(例えば、
チロキシン及びトリヨードチロニン)、クレアチンキナ
ーゼ−MB、カルバマゼピン、ゲンタマイシン、トブラ
マイシン又はバンコマイシンが挙げられる。本発明は、
ジゴキシン、フェニトイン、フェノバルビタール及びC
反応性タンパク質の検出に最も有用である。
【0016】本発明は、希釈された又は希釈されていな
い試験試料(例えば、1〜 200μL)を達成するのに適
する多孔性を有する多孔質展開区画(一般的には、コー
テッド層)を含んでなる分析要素を用いて実施される。
従来の材料が、例えば、米国特許第 3,992,158号、同第
4,258,001号、同第 4,292,272号及び同第 4,430,436号
明細書に記載されている。
【0017】要素には1つ以上の別の区画が存在し、そ
れらのすべてが多孔質展開区画と流体接触状態である。
そのような更なる区画(好ましくは、コーテッド層)と
しては、下塗り区画、試薬区画、放射線(radiation)遮
断区画が挙げられ、それらは1つ以上の親水性バインダ
ー材料から構成される。該要素の少なくとも1区画に、
下記構造のいずれかを有するペルオキシダーゼ安定剤が
存在する。
【0018】
【化3】
【0019】上式中、R1 は、水素もしくは炭素原子数
1〜4のアルキル(例えば、メチル、エチル、イソプロ
ピル、ヒドロキシメチル、アミノメチル及びメトキシメ
チル)である。好ましくは、R1 が水素である。構造
(I)、(II )、(III)及び(IV) において、R2 は、
水素、炭素原子数1〜4のアルキル、炭素原子数1〜4
のアルコキシアルキル、炭素原子数1〜4のヒドロキシ
アルキル、炭素原子数1〜4のアミノアルキル(例え
ば、アミノメチル、2−アミノエチル、3−アミノプロ
ピル、2,4−ジアミノブチル、メチルアミノメチル、
2−ジメチルアミノエチル及び4−アミノブチル)、炭
素原子数1〜4のハロアルキル(例えば、クロロメチ
ル、ブロモメチル、2−クロロエチル、1,1−ジクロ
ロメチル、1,1,1−トリクロロメチル、2,2,2
−トリクロロエチル及び3−クロロプロピル)、もしく
は炭素原子数2〜5のアルケニル(例えば、エテニル、
1−プロペニル、イソプロペニル及び2−ブテニル)で
ある。好ましくは、R2 が、水素、メチルもしくはエテ
ニルである。
【0020】R3 は、水素もしくは炭素原子数1〜4の
アルキルである。好ましくは、R3が、水素もしくはメ
チルである。R4 及びR5 は、独立して水素もしくは少
なくとも0.01、そして好ましくは少なくとも 0.3のハメ
ットシグマ値を有する電子求引性基である。ハメットシ
グマ値は、例えば、Steric Effects in Organic Chemis
try, John Wiley & Sons, Inc., 1956, 570〜574 ペー
ジ,及びProgress in Physical Organic Chemistry,Vo
l. 2, Interscience Publishers, 1964, 333〜339 ペー
ジに記載される標準的な方法に従って計算される。正の
ハメットシグマ値を有する代表的な電子求引性基として
は、シアノ、カルボキシ、ニトロ、ハロ(フルオロ、ブ
ロモ、クロロもしくはヨード)、トリハロメチル(例え
ば、トリフルオロメチルもしくはトリクロロメチル)、
カルボニル、カルバモイル、スルホニル、スルファモイ
ル、エステル及び別の当業者に容易に明らかであるもの
が挙げられる。好ましい電子求引性基は、ハロ(例え
ば、クロロもしくはブロモ)及びシアノである。クロロ
及びシアノはより好ましい電子求引性基であり、そして
クロロはR4 及びR5 のどちらかにとって最も好まし
い。
【0021】Y1 及びY2 は、独立して水素、炭素原子
数1〜4のアルキル(R2 について先に定義の通り)、
もしくはR4 及びR5 について先に定義したような電子
求引性基である。好ましくは、Y1 及びY2 が独立して
水素、メチルもしくはエチルであり、そして最も好まし
くは、各々が水素もしくはメチルである。
【0022】前記構造(I)では、R4 及びR5 の少な
くとも1つが上記電子求引性基でなければならない。前
記構造(II) 、(III)及び(IV) では、R2 、R4 及び
5の少なくとも1つが電子求引性基でありうるが、し
かしこれは必須条件ではない。最も好ましくはR4 及び
5 の両方が同じ電子求引性基である。
【0023】構造(I)を有する代表的なペルオキシダ
ーゼ安定剤としては、3′−クロロ−4′−ヒドロキシ
アセトアニリド、3′,5′−ジクロロ−4′−ヒドロ
キシアセトアニリド、3′,5′−ジクロロ−4′−ヒ
ドロキシ−2′−メチルアセトアニリド、3′−フルオ
ロ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、3′,5′−ジ
フルオロ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、3′−ブ
ロモ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、3′,5′−
ジブロモ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、3′−シ
アノ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、3′,5′−
ジシアノ−4′−ヒドロキシアセトアニリド、N−メチ
ル−N−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)アセ
トアミド、N−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタクリルアミド、N−(3−クロロ−4−メトキ
シフェニル)アセトアミド、N−(3−クロロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−クロロアセトアミド、N−
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジ
クロロアセトアミド、N−(3−クロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)−2,2,2−トリクロロアセトアミド、
N−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒ
ドロキシアセトアミド、N−(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メトキシアセトアミド、及びN−
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−アミノ
アセトアミド、が挙げられる。
【0024】構造(II)を有する代表的なペルオキシダ
ーゼ安定剤としては、N−(5−ヒドロキシ−1−ナフ
チル)アセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−6−フル
オロ−1−ナフチル)アセトアミド、N−(5−ヒドロ
キシ−6−クロロ−1−ナフチル)アセトアミド、N−
(5−ヒドロキシ−6−シアノ−1−ナフチル)アセト
アミド、N−メチル−N−(5−ヒドロキシ−1−ナフ
チル)アセトアミド、N−メチル−N−(5−ヒドロキ
シ−6−クロロ−1−ナフチル)アセトアミド、N−
(5−メトキシ−1−ナフチル)アセトアミド、N−
(5−メトキシ−6−クロロ−1−ナフチル)アセトア
ミド、N−(5−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2−ク
ロロアセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)−2,2−ジクロロアセトアミド、N−(5−ヒド
ロキシ−6−クロロ−1−ナフチル)−2,2−ジクロ
ロアセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)−2,2,2−トリクロロアセトアミド、N−(5
−ヒドロキシ−6−クロロ−1−ナフチル)−2,2,
2−トリクロロアセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−
1−ナフチル)−2−ヒドロキシアセトアミド、N−
(5−ヒドロキシ−6−クロロ−1−ナフチル)−2−
ヒドロキシアセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−1−
ナフチル)−2−メトキシアセトアミド、N−(5−ヒ
ドロキシ−6−クロロ−1−ナフチル)−2−メトキシ
アセトアミド、N−(5−ヒドロキシ−1−ナフチル)
−2−アミノアセトアミド、及びN−(5−ヒドロキシ
−6−クロロ−1−ナフチル)−2−アミノアセトアミ
ド、が挙げられる。
【0025】構造(III)を有する代表的なペルオキシダ
ーゼ安定剤としては、N−(6−ヒドロキシ−2−ナフ
チル)アセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−5−フル
オロ−2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−ヒドロ
キシ−7−フルオロ−2−ナフチル)アセトアミド、N
−(6−ヒドロキシ−5,7−ジフルオロ−2−ナフチ
ル)アセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−5−クロロ
−2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−ヒドロキシ
−5,7−ジクロロ−2−ナフチル)アセトアミド、N
−(6−ヒドロキシ−7−ブロモ−2−ナフチル)アセ
トアミド、N−(6−ヒドロキシ−5,7−ジブロモ−
2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−
5−シアノ−2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−
ヒドロキシ−5,7−ジシアノ−2−ナフチル)アセト
アミド、N−メチル−N−(6−ヒドロキシ−5−クロ
ロ−2−ナフチル)アセトアミド、N−メチル−N−
(6−ヒドロキシ−7−クロロ−2−ナフチル)アセト
アミド、N−メチル−N−(6−ヒドロキシ−5,7−
ジクロロ−2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)アセトアミド、N−(6−メト
キシ−5−クロロ−2−ナフチル)アセトアミド、N−
(6−メトキシ−5,7−ジクロロ−2−ナフチル)ア
セトアミド、N−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)−
2−クロロアセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−7−
クロロ−2−ナフチル)−2−クロロアセトアミド、N
−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)−2,2−ジクロ
ロアセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−7−クロロ−
2−ナフチル)−2,2,2−トリクロロアセトアミ
ド、N−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)−2−ヒド
ロキシアセトアミド、N−(6−ヒドロキシ−5−クロ
ロ−2−ナフチル)−2−メトキシアセトアミド、N−
(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)−2−アミノアセト
アミド、及びN−(6−ヒドロキシ−5,7−ジクロロ
−2−ナフチル)−1−アミノアセトアミド、が挙げら
れる。
【0026】構造(IV)を有する代表的なペルオキシダ
ーゼ安定剤としては、N−(4−ヒドロキシ−1−ナフ
チル)アセトアミド、N−(4−ヒドロキシ−3−フル
オロ−1−ナフチル)アセトアミド、N−(4−ヒドロ
キシ−5−クロロ−1−ナフチル)アセトアミド、N−
メチル−N−(4−ヒドロキシ−3−クロロ−1−ナフ
チル)アセトアミド、N−(4−メトキシ−1−ナフチ
ル)アセトアミド、N−(4−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)−2−クロロアセトアミド、N−(4−ヒドロキシ
−3−クロロ−1−ナフチル)−2−クロロアセトアミ
ド、N−(4−ヒドロキシ−1−ナフチル)−2,2−
ジクロロアセトアミド、N−(4−ヒドロキシ−5−ク
ロロ−1−ナフチル)−2−メトキシアセトアミド、N
−(4−ヒドロキシ−5−クロロ−1−ナフチル)−2
−アミノアセトアミド、及びN−(4−ヒドロキシ−3
−クロロ−1−ナフチル)−2−アミノアセトアミド、
が挙げられる。
【0027】好ましいペルオキシダーゼ安定剤は、
3′,5′−ジクロロ−4′−ヒドロキシアセトアニリ
ド、3′−クロロ−4′−ヒドロキシアセトアニリド及
び3′,5′−ジクロロ−4′−ヒドロキシ−2′−メ
チルアセトアニリドである。構造(I)、(II) 、(II
I)もしくは(IV) により先に同定されたペルオキシダー
ゼ安定剤は、最小量0.05g/m2で要素に存在させる。好ま
しくは、それは、0.15g/m2〜 0.5g/m2の量で存在させ、
且つ全量を同一区画に存在させてもよく、あるいはそれ
を分割して1つ以上の区画に入れてもよい。
【0028】また本発明の要素の中に含めるものは、目
的の特異的バインディングリガンドもしくはそのレセプ
ターのどちらかと特異的に反応できる、ペルオキシダー
ゼ標識免疫反応体である。競合バインディングイムノア
ッセイでは、通常標識免疫反応体は、特異的バインディ
ングリガンドの標識類似体である。サンドイッチアッセ
イでは、標識免疫反応体が、リガンドについての標識レ
セプターであるか、又はそれがレセプターに特異的に結
合する標識分子(例えば、標識抗抗体)でありうる。ペ
ルオキシダーゼ標識免疫反応体の量は、反応に使用され
る別の成分の量及び試験試料中の分析物の予測量により
広範に変化できる。一般的には、要素中の存在量が、少
なくとも1μg/m2であり、2〜 100μg/m2が好ましい。
【0029】本発明の要素は、更に目的の特異的バイン
ディングリガンドもしくはそのレセプターのどちらかと
特異的に反応できる、標識されていない免疫反応体を含
む。競合バインディングイムノアッセイでは、一般的に
はこの免疫反応体はリガンドに対するレセプター(例え
ば、抗体)である。サンドイッチイムノアッセイでは、
標識されていない免疫反応体が、リガンドのレセプター
であるか、又はレセプターについてのバインディング分
子でありうる。好ましい態様では、免疫反応体がリガン
ドに対して特異的な抗体である。
【0030】標識されていない免疫反応体は、一般的に
はペルオキシダーゼ標識免疫反応体と同一の区画には配
置されないことを除いて、要素のいずれかの区画に配置
される。従って、要素のこれら2つの成分は、何らかの
形でアッセイが開始するまで分離されている。
【0031】標識されていない免疫反応体を適当な粒子
に固定化し、それを要素の区画の隅から隅まで分散させ
ることも好ましい。そのような粒子は、限定されるもの
ではないが、ガラス、酸化鉄、セラミック、有機合成又
は天然産ポリマーを包含するいずれかの適当な材料から
成ることができ、そして平均粒径0.01〜10μmを有す
る。好ましくは粒子が、合成ポリマーより製造され、そ
して免疫反応体分子を吸着又は共有結合するための適当
な表面基を有する。
【0032】本発明方法で標識としてペルオキシダーゼ
を使用する際には、ペルオキシダーゼ標識免疫反応体
を、過酸化水素及び適当な試薬と接触させて比色もしく
は化学ルミネセンスシグナルを生成させることが必要で
ある。比色シグナルを提供するのに有用な試薬として
は、限定されるものではないが、イミダゾールもしくは
トリアリールメタンロイコ色素、例えば、米国特許第
4,089,747号明細書及びそこに記述された刊行物、EP-A-
0 122 641、特開昭58-045557 号公報(1983)並びに米国
特許第 4,670,385号明細書に記載のものが挙げられる。
【0033】本発明の実施に際して試薬として有用であ
るジアゾニウム塩及びテトラゾリウム塩は、ペルオキシ
ダーゼ及び酸化剤の存在下で反応して発色団を生成する
ものであるべきである。一般的には、ジアゾリウム塩は
ジアゾニウム基を有する化合物の有機塩である。テトラ
ゾリウム塩は、有機部分が、一般的には様々な部位にア
リール置換基を有する1つもしくは2つのテトラゾール
環を含有する有機塩である。2つのテトラゾール環を有
するテトラゾリウム塩は、ビフェニル核の4位及び4′
位の各々にテトラゾール環を有するビフェニル核を提供
するように形成できる。
【0034】化学ルミネセンスシグナルは、種々の既知
試薬を用いて得ることができる。好ましい化学ルミネセ
ンスシグナル発生性試薬は、2,3−ジヒドロ−1,4
−フタラジンジオン誘導体(本明細書では、「DPD」
と同じである)である。化学ルミネセンス反応で励起状
態に変換され、次いで光の放出を伴って非励起状態に戻
ることのできるいずれかの遊離もしくは接合2,3−ジ
ヒドロ−1,4−フタラジンジオン誘導体が、本発明の
実施の際に有用である。米国特許第 4,598,044号明細書
及びChemiluminescence in Organic Chemistry, Gunder
mann and McCapra, Springer-Verlag, Berlin, 1987, 2
04〜207 ページに記載のものを包含する多数のそのよう
な化合物が当該技術分野で既知である。そのような化合
物は、一般的には「ルミノール型ヒドラジド類」として
既知であり、それらとしては、フタル酸ヒドラジド類、
ナフタレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類、アン
トラセン−2,3−ジカルボン酸ヒドラジド類、フェナ
ントレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類、フルオ
レン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類、ベンゾ
〔g,h,i〕ペリレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラ
ジド類、コロネン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド
類、及び当業者に容易に明らかである別のものが挙げら
れる。
【0035】詳細には、DPDは構造(V)により定義
される。
【化4】
【0036】上式中、Z1 、Z2 、Z3 及びZ4 は、独
立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル(例えば、メ
チル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、sec−ペ
ンチル及びヘキシル)、炭素原子数2〜6のアルケニル
〔例えば、エテニル、1−プロペニル、イソブテニル、
2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ビニル、2−
(N,N−ジイソブチルアミノ)ビニル、2−(N,N
−ジイソペンチルアミノ)ビニル及び2−ヘキセニ
ル〕、ヒドロキシ、炭素原子数1〜6のアルコキシ(例
えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブト
キシ及びヘキソキシ)、カルボキシ、アミノ〔アルキル
もしくはアルカノイルで置換されたアミノ、例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、アミド(例えば、アセトア
ミド及びヘキサナミド)、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ及びジイソブチルアミノを包含する〕、接合アミノ
アルケニル(例えば、下記定義の通り)又はアミノアリ
ール〔置換アミノアリール、例えば、p−(N,N−ジ
メチルアミノ)フェニル、p−(N,N−ジエチルアミ
ノ)フェニル及び5−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,
4−フタラジンジオン−8−イル(また、ルミニルとし
ても既知である)を包含する〕である。
【0037】Z1 及びZ2 の少なくとも1つが、アミノ
(上記定義の置換アミノを包含する)、接合アミノアル
ケニル(上記定義の置換アミノアルケニルを包含する)
もしくはアミノアリール〔例えば、p−(N,N−ジメ
チルアミノ)フェニル、p−(N,N−ジエチルアミ
ノ)フェニル及び5−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,
4−フタラジンジオン−8−イル〕である。本明細書で
用いられる「接合アミノアルケニル」なる語は、アミノ
基からアルケニル基を介してそれが置換されているフタ
ラジンジオンの芳香環に電子共鳴できる一価基を称し、
それは、例えば、ジアルキルアミノビニル基〔例えば、
2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ビニル、2−
(N,N−ジイソブチルアミノ)ビニル及び2−(N,
N−ジイソペンチルアミノ)ビニル〕並びにジアルキル
アミノブタジエニル基、例えば、4−(N,N−ジエチ
ルアミノ)−1,3−ブタジエン−1−イルを包含す
る。
【0038】あるいは、Z1 、Z2 、Z3 及びZ4 のい
ずれかの隣接した2つ、隣接した3つ又はすべて(即
ち、2つもしくは3つの隣接した基の組み合わせ、又は
4つの基すべて)が、一緒になって1つ以上の芳香環を
含む縮合環系を形成できる。そのような縮合環は、1つ
以上のヒドロキシ、アミノ(上記のように置換もしくは
非置換のもの)又は炭素原子数1〜4のアルコキシ(例
えば、メトキシ、エトキシ及びイソプロポキシ)で置換
できる。好ましくはそのような縮合環が、1つ以上の第
一、第二もしくは第三アミン、ヒドロキシ又は上記アル
コキシで置換される。
【0039】DPD化合物の別の有用なクラスは、前記
Gundermann and McCapra刊行物に記載されており、そし
てそれは置換もしくは非置換フタル酸ヒドラジド類、ア
ントラセン−2,3−ジカルボン酸ヒドラジド類、フェ
ナントレンジカルボン酸ヒドラジド類、フルオレン−
1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類、ベンゾ〔g,h,
i〕ペリレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類及び
コロネン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド類、例え
ば、以下の構造により具体的に示されるものを包含す
る。
【0040】
【化5】
【0041】本発明の好ましい態様では、特異的バイン
ディングリガンドを検出するための多層分析要素が、非
孔質支持体上に、流体接触状態で、第1試薬緩衝剤層、
目的の特異的バインディングリガンドもしくはそのレセ
プターのどちらかと反応できる、標識されていない免疫
反応体を含む下塗り層、過酸化水素及びペルオキシダー
ゼの存在下で比色もしくは化学ルミネセンスシグナルを
提供できる試薬を含有する多孔質展開層、及び多孔質展
開層に相接する、目的の特異的バインディングリガンド
もしくはそのレセプターのどちらかと反応できる、ペル
オキシダーゼ標識免疫反応体を含有する第2試薬層、を
含んでなり、更に該要素は、1つ以上の前記層に、構造
(I)、(II) 、(III)もしくは (IV)を有するペルオ
キシダーゼ安定剤を含む。
【0042】より好ましい態様では、第2試薬層が多孔
質展開層の上に直接配置される。また、比色もしくは化
学ルミネセンスシグナルを提供するための試薬を、多孔
質展開層の代わりに下塗り層に配置することもできる。
本発明の要素は、多数の従来技術文献に記載されるよう
な従来のコーティング方法及び装置(グラビア、カーテ
ン、ホッパー及び別のコーティング技法を包含する)を
用いて製造できる。要素は、引き延ばしたテープもしく
はいずれか所望の幅のテープ、シート、スライド又はチ
ップを包含する多種多様な形に形成できる。更に、本発
明方法は適当な分析装置及び方法を用いる手動又は自動
であることができる。一般的には、方法は、多孔質展開
区画の上に試験試料(例えば、1〜 200μL)をスポッ
トすることにより、要素中で試薬を接触せしめることを
含む。要素内における流体の移動は、実施しようとする
反応のための試薬を効果的に混合する。
【0043】試料塗布後、要素の種々の区画で適当な特
異的バインディング複合体を迅速に形成するためにまた
そうでなければそれを形成するのを促進するために望ま
れる可能性がある条件、例えば、インキュベーション、
加熱又は別の処理を初めとするいずれかの条件に要素を
暴露する。いくつかの場合では、反応した形及び反応し
ていない形のペルオキシダーゼ標識免疫反応体を実際に
分離することなく、適当なシグナルを得ることができ
る。不均質(heterogeneous )アッセイとして既知であ
ることに典型的であるように、要素の区画内で分離され
た状態であることが好ましい。従って、シグナルは区画
の限定領域内でよく読み取ることができる。
【0044】要素に洗浄溶液(5〜 200μL)を適用す
ることは、この分離に影響を及ぼす好ましい方法であ
る。洗浄溶液は、当該技術分野で既知であるいずれかの
適当な手段で適用できるが、しかし好ましくは、それが
連続計量速度、例えば、10μL/秒まで、そして最も好ま
しくは1μL/秒で適用される。しかしながら、洗浄溶液
適用中に多孔質展開区画が容易に流体を吸収する限り、
洗浄溶液適用のいずれかの速度及び方法が使用できる。
通常洗浄溶液は、要素の反応区画からいずれかのペルオ
キシダーゼ安定剤を除去する。
【0045】洗浄溶液は、この目的で当該技術分野で既
知であるいずれかの既知成分を含むことができ、そして
単に蒸留水もしくは常用の緩衝溶液であってもよい。好
ましくは、洗浄溶液が、過酸化物(例えば、過酸化水
素)、界面活性剤、金属キレート化剤及び電子移動剤を
含む。有用な電子移動剤としては、限定されるものでは
ないが、4′−ヒドロキシアセトアニリド及び米国特許
第 4,828,983号明細書に記載の別のフェノール類及びア
ニリン類が挙げられる。
【0046】あるいは、上記構造(I)、(II)、(II
I)及び(IV)のいずれかに記載のペルオキシダーゼ安定
剤も、電子移動剤として洗浄溶液に使用できる。洗浄溶
液の成分の量は、当業者の技術範囲内であるが、しかし
一般的には電子移動剤は少なくとも 0.1ミリモル、そし
て好ましくは 0.5〜10ミリモルの量で存在する。以下の
例は本発明を具体的に説明するものであって、限定しよ
うとするものではない。すべてのパーセンテージが、特
に断らない限り重量パーセントである。
【0047】
【実施例】以下の乾式分析要素を従来の方法を用いて製
造し、そして実施例で使用した。 要素1: 要素の構成 乾燥付着量 (g/m2 グラビア ジゴキシン−西洋ワサビペルオキシダーゼ 1.2 ×10-5 試薬層 ウシ血清アルブミン 2.15×10-4 4′−ヒドロキシアセトアニリド 3.25×10-4 3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸 4.5 ×10-3 緩衝剤(pH7) ポリアクリルアミド 1.08×10-3 4,5−ジヒドロキシ−3−(6,8− 2.69×10-2 ジスルホ−2−ナフチルアゾ)−2,7− ナフタレンジスルホン酸,ナトリウム塩 展開層 ポリ(ビニルトルエン−コ−メタクリル酸) 130 (重量比98:2)ビーズ(平均直径30μm) ポリ(メチルアクリレート−コ−ナトリウム2− 2.583 アクリルアミド−2−メチルプロパン スルホネート−コ−2−アセトアセトキシ エチルメタクリレート)(重量比90:4:6) N〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2− 0.219 アミノエタンスルホン酸緩衝剤(pH7) ジメドン 0.5 ジメチルスルホキシド 1.8 トリアリールイミダゾールロイコ色素 0.2 4′−ヒドロキシアセトアニリド 0.45 ウシ血清アルブミン 1 マンニトール 1 グリセロール 2 下塗り層 ポリ(ビニルピロリドン) 1.1 N〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2− 0.1 アミノエタンスルホン酸緩衝剤(pH7) TRITON(商標)X-100 非イオン性界面活性剤 0.02 ポリ〔スチレン−コ−p−(2−クロロエチル 0.015 スルホニルメチル)スチレン〕(重量比95:5) ビーズ(平均直径 0.5μm)に共有結合せしめた 抗ジゴキシンモノクローナル抗体 試薬層 硬化ゼラチン 10.15 N〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2− 4.58 アミノエタンスルホン酸緩衝剤(pH7) 4′−ヒドロキシアセトアニリド 0.15 TRITON(商標)非イオン性界面活性剤 0.02 ポリエチレンテレフタレート支持体
【0048】要素2:4′−ヒドロキシアセトアニリド
の代わりに3′−5′−ジクロロ−4′−ヒドロキシア
セトアニリドが等量で使用されることを除いて、この要
素は要素1と同様であった。
【0049】要素3:ペルオキシダーゼ標識ジゴキシン
類似体を全く含有させなかったことを除いて、この要素
は要素1と同様であった。
【0050】要素4:ペルオキシダーゼ標識ジゴキシン
類似体を全く含有させなかったことを除いて、この要素
は要素2と同様であった。
【0051】要素5:ポリ(ビニルピロリドン)の代わ
りに下塗り層バインダーとしてポリ(N−イソプロピル
アクリルアミド−コ−メタクリル酸−コ−N,N′−メ
チレンビサクリルアミド)(重量比80:10:10)を用いた
こと、及びペルオキシダーゼ標識ジゴキシン類似体を全
く含有させなかったことを除いて、この要素は要素1と
同様であった。
【0052】要素6:ペルオキシダーゼ標識ジゴキシン
類似体を含有させたことを除いて、この要素は要素5と
同様であった。
【0053】要素7:4′−ヒドロキシアセトアニリド
の代わりに安定剤として3′−5′−ジクロロ−4′−
ヒドロキシアセトアニリドを含有させたことを除いて、
この要素は要素6と同様であった。
【0054】要素8:4′−ヒドロキシアセトアニリド
の代わりに安定剤として3′−5′−ジクロロ−4′−
ヒドロキシアセトアニリドを含有させたことを除いて、
この要素は要素5と同様であった。
【0055】要素2、4、7及び8は本発明の実施に従
って製造されるが、一方要素1、3、5及び6は本発明
の範囲外である。これらの実施例で使用されたペルオキ
シダーゼ標識ジゴキシン類似体は、EP-A-0 468 590及び
EP-A-0 468 591に記載の試薬からその方法により調製し
た。抗ジゴキシンモノクローナル抗体は、既知方法を用
いてポリ〔スチレン−コ−p−(2−クロロエチルスル
ホニルメチル)スチレン〕(重量比95:5)ビーズ(平均
直径 0.5μm)に結合せしめた。
【0056】ポリ(ビニルピロリドン)は、GAFより
入手し、それは平均分子量 360,000を有するものであっ
た。TRITON(商標)X-100 非イオン性界面活性剤はUnio
n Carbide 市販のものである。該要素及び方法に用いら
れたすべての別の試薬及び成分は、市販品として容易に
入手可能であるか、又は既知方法を用いて従来の出発物
質を用いて容易に調製される。
【0057】ヒト血清ベースマトリックス中にジゴキシ
ン(0.05あるいは 3.1ng/mL )を含有する試験試料(11
μL)を要素に塗布し、その要素を5分間37℃でインキ
ュベートし、次いで洗浄溶液(12μL)で処理すること
により、シグナル発生速度を測定した。この洗浄溶液
は、リン酸ナトリウム緩衝化界面活性剤溶液(緩衝剤0.
01モル,pH 6.8)中に、過酸化水素(0.04%)、4′−
ヒドロキシアセトアニリド(5ミリモル)及びジエチレ
ントリアミン五酢酸(10マイクロモル)を含有するもの
であった。洗浄溶液の処理に続いて、要素を再度37℃で
インキュベートし、そして伝統的な装置を用いる反射率
濃度測定法により 670nmで色素生成速度を測定した。
【0058】実施例1 要素/標識安定性の比較 本例は、本発明の要素と本発明外のものとを比較するも
のであり、そして本発明の実施に従ってペルオキシダー
ゼ標識の安定性が改良されることを示すものである。
【0059】要素1,2,6及び7を、本例で試験し
た。各型の要素の二重反復試験片を、製造直後に凍結し
(「新鮮な (fresh)」と同じ)、その他のものを21℃、
相対湿度33%の条件下に3日間おき、次いで凍結した
(「状態調節した (conditioned)」と同じ)。また別の
要素を21℃、相対湿度33%の条件下に10日間おき、次い
で凍結した(「保存した (kept) 」と同じ)。3つの条
件すべてについて処理した要素を解凍し、次いでそれら
を用いて試験試料中のジゴキシン量が異なる2種の試料
をアッセイした。要素中の安定剤の関数として保有する
速度の平均値%を比較することにより、要素における酵
素安定性を評価した。「状態調節した」速度を「新鮮
な」速度で割るか、又は「保存した」速度を「状態調節
した」速度で割ることにより、「保有する速度の平均値
%」を計算した。
【0060】ジゴキシンについてのアッセイを上記の各
要素について実施した。要素1及び6は本例では対照と
みなされる。保有する速度%(即ち、ペルオキシダーゼ
標識安定性の指標)の結果を下記第I表に示す。結果
は、本明細書に記載のペルオキシダーゼ安定剤を含有す
る本発明の要素の安定性が、十分に改良されていること
を示した。
【0061】
【表1】
【0062】ペルオキシダーゼ標識安定性における同様
の改良が、フェニトイン及びフェノバルビタールの検出
について本発明に従って設計された要素を用いて認めら
れた。
【0063】実施例2 アッセイ感度の比較 本例は、本発明に従って製造された「新鮮な」要素を用
いて実施されるアッセイの感度と本発明の範囲外の要素
で達成される感度とを比較するものである。上記要素の
すべてを、要素1,3,5及び6を対照と見なして、感
度について試験した。
【0064】要素1,2,6及び7は、その層の範囲内
に塗布したペルオキシダーゼ標識ジゴキシン類似体を含
み、一方別の要素は含まなかった。従って、アッセイ
中、要素3、4、5及び8には、ヒト血清ベースマトリ
ックス中にジゴキシン(0.05あるいは 6.3ng/mL )と共
に標識類似体(1ナノモル)を含有する試験試料(11μ
L)を塗布することによって、標識類似体を別個に添加
した。アッセイの残りの処理工程は上記の通りである。
【0065】個々のアッセイの感度を、ジゴキシン濃度
0.05ng/mL で認められた速度からジゴキシン濃度 6.3ng
/mL で認められた速度を引くことにより得られる「速度
範囲(rate range) 」を調べることにより測定した。よ
り高感度なアッセイはより高い速度範囲を示す。下記第
II表の結果からわかるように、本発明の要素(ペルオキ
シダーゼ標識ジゴキシンを塗布したもの又はそれを塗布
していないもの)が非常に高感度であることを具体的に
示した。
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明は、乾式分析要素に使用するため
の高感度且つ安定化されたペルオキシダーゼ標識を提供
する。この要素は、いずれかの多種多様な特異的バイン
ディングリガンドを検出するのに有用であるが、しかし
特に低濃度のリガンドの検出に有用である。酵素安定性
という利点は、要素中に前記構造(I)、(II)、(II
I)及び(IV)のペルオキシダーゼ安定剤を組み入れるこ
とにより得られる。好ましい態様では、要素にペルオキ
シダーゼ安定剤を使用し、イムノアッセイ中に要素を処
理する洗浄溶液に4′−ヒドロキシアセトアニリドを使
用して、反応していないペルオキシダーゼ標識免疫反応
体を反応した形のペルオキシダーゼ標識免疫反応体から
分離することにより、更に高い感度が達成できる。その
ような洗浄工程中、一般的にはペルオキシダーゼ安定剤
は、結合していない免疫反応体との反応部位から洗い流
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ロバート キセル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,ウィロウッド ドライブ 200

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析要素の少なくとも1区画に、 目的の特異的バインディングリガンドもしくはそのレセ
    プターのどちらかと特異的に反応できる、ペルオキシダ
    ーゼ標識免疫反応体、又は目的の特異的バインディング
    リガンドもしくはそのレセプターのどちらかと特異的に
    反応できる、標識されていない免疫反応体を含み、そし
    て更に、少なくとも1区画に、下記構造 【化1】 (上式中、 R1 は、水素もしくは炭素原子数1〜4のアルキルであ
    り、 R2 は、水素、炭素原子数1〜4のアルキル、炭素原子
    数1〜4のアルコキシアルキル、炭素原子数1〜4のヒ
    ドロキシアルキル、炭素原子数1〜4のアミノアルキ
    ル、炭素原子数1〜4のハロアルキルもしくは炭素原子
    数2〜5のアルケニルであり、 R3 は、水素もしくは炭素原子数1〜4のアルキルであ
    り、そしてR4 及びR5 は、独立して水素もしくは少な
    くとも0.01のハメットシグマ値を有する電子求引性基で
    あり、 Y1 及びY2 は、独立して水素、炭素原子数1〜4のア
    ルキルもしくは少なくとも0.01のハメットシグマ値を有
    する電子求引性基であるが、 構造(I)において、R4 及びR5 の少なくとも一方
    が、少なくとも0.01のハメットシグマ値を有する電子求
    引性基であることを条件とする)を有するペルオキシダ
    ーゼ安定剤を含む特異的バインディングリガンドを検出
    するための分析要素。
  2. 【請求項2】 A.特異的バインディングリガンドを含
    有すると推測される流体試料を、請求項1記載の分析要
    素と接触させて、 反応していない形のペルオキシダーゼ標識免疫反応体
    を、反応した形のペルオキシダーゼ標識免疫反応体から
    分離せしめること、そして B.目的の特異的バインディングリガンドの測度とし
    て、反応していない形のもしくは反応した形のペルオキ
    シダーゼ標識免疫反応体のどちらかを検出すること、を
    含んでなる特異的バインディングリガンドの検出方法。
JP5319905A 1992-12-22 1993-12-20 特異的バインディングリガンドを検出するための分析要素及び方法 Expired - Fee Related JP2851232B2 (ja)

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