JPH0622486A - 回転電機用電機子 - Google Patents
回転電機用電機子Info
- Publication number
- JPH0622486A JPH0622486A JP17686792A JP17686792A JPH0622486A JP H0622486 A JPH0622486 A JP H0622486A JP 17686792 A JP17686792 A JP 17686792A JP 17686792 A JP17686792 A JP 17686792A JP H0622486 A JPH0622486 A JP H0622486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- phase
- coil
- salient pole
- coils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 165
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 80
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 18
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のコイルを並列に接続して電流容量を増大
させる場合に、並列に接続されたコイルに均一に電流を
流すことができるようにする。 【構成】電機子鉄心1の突極部P1 ,P2 ,…にそれぞ
れ単一のコイル導体を所定のターン数巻回することによ
りコイルCを巻回する。相が等しい複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルCを接続導体2〜5を介して並列
に接続することにより各相の電機子巻線を構成する。
させる場合に、並列に接続されたコイルに均一に電流を
流すことができるようにする。 【構成】電機子鉄心1の突極部P1 ,P2 ,…にそれぞ
れ単一のコイル導体を所定のターン数巻回することによ
りコイルCを巻回する。相が等しい複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルCを接続導体2〜5を介して並列
に接続することにより各相の電機子巻線を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスDCモー
タ、交流モータ、交流発電機等の回転電機に用いる電機
子に関するものである。
タ、交流モータ、交流発電機等の回転電機に用いる電機
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスDCモータや交流モータ等の
回転電機の電機子においては、複数の突極部を有する電
機子鉄心の各突極部にコイルを巻回して、複数の突極部
にそれぞれ巻回されたコイルを相互に結線することによ
り電機子巻線を構成している。例えば3相の電機子巻線
を有する電機子は、環状の継鉄部から3n個(nは2以
上の整数)の突極部を放射状に突出させた星形の多極電
機子鉄心と、該電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれ
巻回された3n個のコイルとを有し、3n個のコイルが
U,V,W3相の電機子巻線を構成するように結線され
る。
回転電機の電機子においては、複数の突極部を有する電
機子鉄心の各突極部にコイルを巻回して、複数の突極部
にそれぞれ巻回されたコイルを相互に結線することによ
り電機子巻線を構成している。例えば3相の電機子巻線
を有する電機子は、環状の継鉄部から3n個(nは2以
上の整数)の突極部を放射状に突出させた星形の多極電
機子鉄心と、該電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれ
巻回された3n個のコイルとを有し、3n個のコイルが
U,V,W3相の電機子巻線を構成するように結線され
る。
【0003】この種の回転電機用電機子においては、通
電容量の増加に伴ってコイルの導体断面積を増大させる
必要があるが、通電容量がある程度大きくなると単一の
導体でコイルを巻回することが困難になる。そこで従来
の電機子においては、各突極部に複数の導体を並列に巻
回することにより通電容量を増大させる方法がとられて
いた。
電容量の増加に伴ってコイルの導体断面積を増大させる
必要があるが、通電容量がある程度大きくなると単一の
導体でコイルを巻回することが困難になる。そこで従来
の電機子においては、各突極部に複数の導体を並列に巻
回することにより通電容量を増大させる方法がとられて
いた。
【0004】一例としてブラシレスDCモータの固定子
を構成する12極の電機子の構成を図16に展開図とし
て示し、そのコイルの結線を図17に示した。図16の
電機子鉄心1は環状の継鉄部Yと、該継鉄部から等角度
間隔で放射状に突出した12個の突極部P1 〜P12とか
らなり、各突極部の先端には回転子の磁極に対向する極
片部が設けられている。この例では、各突極部に4個の
単位コイルC1 〜C4が巻回され、これらの単位コイル
が互いに並列に接続されて1つのコイルCが構成されて
いる。
を構成する12極の電機子の構成を図16に展開図とし
て示し、そのコイルの結線を図17に示した。図16の
電機子鉄心1は環状の継鉄部Yと、該継鉄部から等角度
間隔で放射状に突出した12個の突極部P1 〜P12とか
らなり、各突極部の先端には回転子の磁極に対向する極
片部が設けられている。この例では、各突極部に4個の
単位コイルC1 〜C4が巻回され、これらの単位コイル
が互いに並列に接続されて1つのコイルCが構成されて
いる。
【0005】尚図16においては、単位コイルC1 〜C
4 が電機子鉄心の径方向に並ぶように図示されている
が、実際にはこれらの単位コイルは内側から外側に順次
同心的に並ぶように4層に巻回されている。従ってこれ
らの単位コイルは、外側に巻回されたものほどそのコイ
ル導体の全長が長くなっている。
4 が電機子鉄心の径方向に並ぶように図示されている
が、実際にはこれらの単位コイルは内側から外側に順次
同心的に並ぶように4層に巻回されている。従ってこれ
らの単位コイルは、外側に巻回されたものほどそのコイ
ル導体の全長が長くなっている。
【0006】図16の突極部P1 〜P12の上方に表示さ
れたU,V,Wの符号はそれぞれの突極部に巻回される
コイルがU相,V相及びW相のコイルであることを示し
ている。即ち従来の電機子では、突極部P1 ,P4 ,P
7 ,P10にそれぞれ巻回されたコイルCが直列に接続さ
れてU相の電機子巻線Au が構成され、突極部P2 ,P
5 ,P8 ,P11にそれぞれ巻回されたコイルCが直列に
接続されてV相の電機子巻線Av が構成されている。ま
た突極部P3 ,P6 ,P9 ,P12にそれぞれ巻回された
コイルCが直列に接続されてW相の電機子巻線Aw が構
成されている。U,V,W3相の電機子巻線はスター結
線されて、それぞれの中性点から中性点端子Tn が導出
され、中性点と反対側の端部からU,V,W3相の端子
Tu ,Tv ,Tw が導出されている。
れたU,V,Wの符号はそれぞれの突極部に巻回される
コイルがU相,V相及びW相のコイルであることを示し
ている。即ち従来の電機子では、突極部P1 ,P4 ,P
7 ,P10にそれぞれ巻回されたコイルCが直列に接続さ
れてU相の電機子巻線Au が構成され、突極部P2 ,P
5 ,P8 ,P11にそれぞれ巻回されたコイルCが直列に
接続されてV相の電機子巻線Av が構成されている。ま
た突極部P3 ,P6 ,P9 ,P12にそれぞれ巻回された
コイルCが直列に接続されてW相の電機子巻線Aw が構
成されている。U,V,W3相の電機子巻線はスター結
線されて、それぞれの中性点から中性点端子Tn が導出
され、中性点と反対側の端部からU,V,W3相の端子
Tu ,Tv ,Tw が導出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電機子では、単
位コイルC1 〜C4 が内側から外側に順次同心円状に巻
回され、外側に巻回された単位コイルほどそのコイル導
体の全長が長くなっているため、並列に接続された複数
の単位コイルの抵抗値及びインダクタンスを等しくする
ことができなかった。そのため並列に接続された複数の
単位コイルに均一に電流を流すことができず、電流バラ
ンスが悪くなって回転電機に所期の性能を発揮させるこ
とができなくなることがあった。
位コイルC1 〜C4 が内側から外側に順次同心円状に巻
回され、外側に巻回された単位コイルほどそのコイル導
体の全長が長くなっているため、並列に接続された複数
の単位コイルの抵抗値及びインダクタンスを等しくする
ことができなかった。そのため並列に接続された複数の
単位コイルに均一に電流を流すことができず、電流バラ
ンスが悪くなって回転電機に所期の性能を発揮させるこ
とができなくなることがあった。
【0008】また従来の電機子では、多数の突極部にそ
れぞれ巻回されたコイル相互間を全て渡り線で接続する
必要があったため、コイルの接続作業が複雑になって製
造能率が低下するという問題があった。更に従来の電機
子では、多数の渡り線が軸線方向に突出した状態になる
ため、電機子の軸線方向寸法が長くなるのを避けられな
かった。
れぞれ巻回されたコイル相互間を全て渡り線で接続する
必要があったため、コイルの接続作業が複雑になって製
造能率が低下するという問題があった。更に従来の電機
子では、多数の渡り線が軸線方向に突出した状態になる
ため、電機子の軸線方向寸法が長くなるのを避けられな
かった。
【0009】本発明の目的は、各相の電機子巻線を構成
する並列コイルの電流バランスを良好にすることができ
る回転電機用電機子を提供することにある。
する並列コイルの電流バランスを良好にすることができ
る回転電機用電機子を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、コイル間の接続構造
の簡素化を図って軸線方向寸法の縮小を図るとともに、
製造能率を高めることができるようにした回転電機用電
機子を提供することにある。
の簡素化を図って軸線方向寸法の縮小を図るとともに、
製造能率を高めることができるようにした回転電機用電
機子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状の継鉄部
から多数の突極部を放射状に突出させてなる電機子鉄心
と、該多数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルとを備
えた回転電機用電機子に係わるものである。
から多数の突極部を放射状に突出させてなる電機子鉄心
と、該多数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルとを備
えた回転電機用電機子に係わるものである。
【0012】本発明においては、電機子鉄心の各突極部
に巻回されたコイルが、単一のコイル導体を所定のター
ン数巻回したものからなっていて、複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルが並列に接続されて1つの相の電
機子巻線が構成されている。この場合、互いに並列に接
続されるコイルの端末部が接続される所定個数の環状ま
たは円弧状の接続導体を電機子鉄心の継鉄部に該電機子
鉄心と中心軸線を共有した状態で配置して、複数の突極
部にそれぞれ巻回されたコイルを該接続導体を介して並
列接続するのが好ましい。
に巻回されたコイルが、単一のコイル導体を所定のター
ン数巻回したものからなっていて、複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルが並列に接続されて1つの相の電
機子巻線が構成されている。この場合、互いに並列に接
続されるコイルの端末部が接続される所定個数の環状ま
たは円弧状の接続導体を電機子鉄心の継鉄部に該電機子
鉄心と中心軸線を共有した状態で配置して、複数の突極
部にそれぞれ巻回されたコイルを該接続導体を介して並
列接続するのが好ましい。
【0013】本発明においてはまた、複数の突極部にそ
れぞれ巻回されたコイルを直列に接続したものからなる
直列コイル群を複数個構成して、該複数の直列コイル群
を並列に接続することにより1つの相の電機子巻線を構
成してもよい。
れぞれ巻回されたコイルを直列に接続したものからなる
直列コイル群を複数個構成して、該複数の直列コイル群
を並列に接続することにより1つの相の電機子巻線を構
成してもよい。
【0014】この場合も、複数個の直列コイル群の並列
接続は、電機子鉄心の継鉄部に配置した環状または円弧
状の接続導体を介して行うのが好ましい。
接続は、電機子鉄心の継鉄部に配置した環状または円弧
状の接続導体を介して行うのが好ましい。
【0015】電機子が3相の電機子巻線を有する場合に
は、環状の継鉄部から3n個(nは2以上の整数)の突
極部を放射状に突出させた電機子鉄心が用いられて、該
電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれコイルが巻回さ
れ、3n個のコイルがU,V,W3相の電機子巻線を構
成するように結線される。このように3相の電機子コイ
ルを有する電機子に本発明を適用する場合には、各突極
部に巻回するコイルを単一のコイルとして、相が等しい
複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルを並列に接続
することにより各相の電機子巻線を構成する。
は、環状の継鉄部から3n個(nは2以上の整数)の突
極部を放射状に突出させた電機子鉄心が用いられて、該
電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれコイルが巻回さ
れ、3n個のコイルがU,V,W3相の電機子巻線を構
成するように結線される。このように3相の電機子コイ
ルを有する電機子に本発明を適用する場合には、各突極
部に巻回するコイルを単一のコイルとして、相が等しい
複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルを並列に接続
することにより各相の電機子巻線を構成する。
【0016】また3相の電機子コイルを有する電機子に
本発明を適用する場合、相が等しい複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルを直列に接続したものからなるコ
イル群を複数個形成して、該複数のコイル群を互いに並
列に接続することにより各相の電機子巻線を構成するよ
うにしてもよい。
本発明を適用する場合、相が等しい複数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルを直列に接続したものからなるコ
イル群を複数個形成して、該複数のコイル群を互いに並
列に接続することにより各相の電機子巻線を構成するよ
うにしてもよい。
【0017】3相の電機子巻線がスター結線される電機
子に本発明を適用する場合には、コイル間の結線を容易
にするため、U相の電機子巻線を構成するコイルの中性
点と反対側の端末部が接続されるU相用接続導体と、V
相の電機子巻線を構成するコイルの中性点と反対側の端
末部が接続されるV相用接続導体と、W相の電機子巻線
を構成するコイルの中性点と反対側の端末部が接続され
るW相用接続導体と、各相の電機子巻線を構成するコイ
ルの中性点側の端末部が接続される中性点用接続導体と
の合計4個の環状または円弧状の接続導体を設けて、こ
れらの接続導体を電機子鉄心の継鉄部に、該電機子鉄心
と中心軸線を共有した状態で配置するのが好ましい。こ
の場合、U相ないしW相用の接続導体のそれぞれには、
各接続導体に接続されるべきコイルがそれぞれ巻回され
た突極部側に突出した接続片を設けておき、各相の電機
子巻線を構成するコイルの端末部を所定の接続導体の接
続片に接続するのが好ましい。
子に本発明を適用する場合には、コイル間の結線を容易
にするため、U相の電機子巻線を構成するコイルの中性
点と反対側の端末部が接続されるU相用接続導体と、V
相の電機子巻線を構成するコイルの中性点と反対側の端
末部が接続されるV相用接続導体と、W相の電機子巻線
を構成するコイルの中性点と反対側の端末部が接続され
るW相用接続導体と、各相の電機子巻線を構成するコイ
ルの中性点側の端末部が接続される中性点用接続導体と
の合計4個の環状または円弧状の接続導体を設けて、こ
れらの接続導体を電機子鉄心の継鉄部に、該電機子鉄心
と中心軸線を共有した状態で配置するのが好ましい。こ
の場合、U相ないしW相用の接続導体のそれぞれには、
各接続導体に接続されるべきコイルがそれぞれ巻回され
た突極部側に突出した接続片を設けておき、各相の電機
子巻線を構成するコイルの端末部を所定の接続導体の接
続片に接続するのが好ましい。
【0018】3相の電機子巻線がデルタ結線される電機
子に本発明を適用する場合、U相の電機子巻線を構成す
るコイルの一端とW相の電機子巻線を構成するコイルの
一端とが接続される第1の接続導体と、U相の電機子巻
線を構成するコイルの他端とV相の電機子巻線を構成す
るコイルの一端が接続される第2の接続導体と、V相の
電機子巻線を構成するコイルの他端とW相の電機子巻線
を構成するコイルの他端が接続される第3の接続導体と
の合計3個の環状または円弧状の接続導体を電機子鉄心
の継鉄部に、該電機子鉄心と軸線を共有した状態で配置
するのが好ましい。この場合もU相ないしW相用の接続
導体のそれぞれに各接続導体に接続されるべきコイルが
それぞれ巻回された突極部側に突出した接続片を設け
て、各相の電機子巻線を構成するコイルの端末部を所定
の接続導体の接続片に接続する。
子に本発明を適用する場合、U相の電機子巻線を構成す
るコイルの一端とW相の電機子巻線を構成するコイルの
一端とが接続される第1の接続導体と、U相の電機子巻
線を構成するコイルの他端とV相の電機子巻線を構成す
るコイルの一端が接続される第2の接続導体と、V相の
電機子巻線を構成するコイルの他端とW相の電機子巻線
を構成するコイルの他端が接続される第3の接続導体と
の合計3個の環状または円弧状の接続導体を電機子鉄心
の継鉄部に、該電機子鉄心と軸線を共有した状態で配置
するのが好ましい。この場合もU相ないしW相用の接続
導体のそれぞれに各接続導体に接続されるべきコイルが
それぞれ巻回された突極部側に突出した接続片を設け
て、各相の電機子巻線を構成するコイルの端末部を所定
の接続導体の接続片に接続する。
【0019】各接続導体の接続片の内の1つを外部導出
リード線接続用端子として、該端子に外部導出リード線
を接続することができる。その場合、各接続導体の接続
片相互間を連結する複数の連結部の内、通電電流が小さ
い連結部の断面積を通電電流が大きい連結部の断面積よ
りも小さく設定することができる。
リード線接続用端子として、該端子に外部導出リード線
を接続することができる。その場合、各接続導体の接続
片相互間を連結する複数の連結部の内、通電電流が小さ
い連結部の断面積を通電電流が大きい連結部の断面積よ
りも小さく設定することができる。
【0020】
【作用】上記のように、各突極部に巻回されるコイルを
単一のコイルとして、複数の突極部に巻回されたコイ
ル、または複数の突極部に巻回されたコイルを直列に接
続したものからなる直列コイル群を並列に接続すること
により電流容量を大きくするようにすると、並列に接続
される複数のコイルまたはコイル群のそれぞれの抵抗値
及びインダクタンスを等しくすることができるため、複
数のコイルまたはコイル群に電流を均一に流すことがで
き、複数のコイルまたはコイル群の電流バランスを良好
にすることができる。
単一のコイルとして、複数の突極部に巻回されたコイ
ル、または複数の突極部に巻回されたコイルを直列に接
続したものからなる直列コイル群を並列に接続すること
により電流容量を大きくするようにすると、並列に接続
される複数のコイルまたはコイル群のそれぞれの抵抗値
及びインダクタンスを等しくすることができるため、複
数のコイルまたはコイル群に電流を均一に流すことがで
き、複数のコイルまたはコイル群の電流バランスを良好
にすることができる。
【0021】上記のように、所定個数の環状または円弧
状の接続導体を同心的に配置して、各突極部に巻回した
コイルの端末部を所定の接続導体の接続片に巻き付けて
半田付けするようにすると、コイル間の結線を容易に行
うことができる。この場合電機子の軸線方向に多数の渡
り線が突出することがないため、電機子の軸線方向寸法
の縮小を図ることができる。また多数の渡り線の結線を
行う必要がないため、巻線作業の簡素化を図ることがで
き、電機子の製造能率を向上させることができる。
状の接続導体を同心的に配置して、各突極部に巻回した
コイルの端末部を所定の接続導体の接続片に巻き付けて
半田付けするようにすると、コイル間の結線を容易に行
うことができる。この場合電機子の軸線方向に多数の渡
り線が突出することがないため、電機子の軸線方向寸法
の縮小を図ることができる。また多数の渡り線の結線を
行う必要がないため、巻線作業の簡素化を図ることがで
き、電機子の製造能率を向上させることができる。
【0022】更に、各接続導体の接続片相互間を連結す
る連結部の内の、通電電流が小さい連結部の断面積を通
電電流が大きい連結部の断面積よりも小さく設定するよ
うにすると、通電電流が小さい連結部の軸線方向寸法を
短くすることができるため、電機子の一部に他の部分よ
りも軸線方向寸法が短い部分を形成することができ、こ
の部分を他の部品を配置するスペースとして活用するこ
とができる。
る連結部の内の、通電電流が小さい連結部の断面積を通
電電流が大きい連結部の断面積よりも小さく設定するよ
うにすると、通電電流が小さい連結部の軸線方向寸法を
短くすることができるため、電機子の一部に他の部分よ
りも軸線方向寸法が短い部分を形成することができ、こ
の部分を他の部品を配置するスペースとして活用するこ
とができる。
【0023】接続導体としては環状のものを用いても、
円弧状のものを用いても良いが、円弧状のものを用いた
場合には、各接続導体により閉回路が形成されることが
ない(1ターンが形成されない)ため、ブラシレスDC
モータ等において各相の電機子コイルの通電電流をスイ
ッチングした際等に生じる磁束の変化により他相の接続
導体に短絡電流が流れて発熱等のトラブルが生じるのを
防ぐことができる。
円弧状のものを用いても良いが、円弧状のものを用いた
場合には、各接続導体により閉回路が形成されることが
ない(1ターンが形成されない)ため、ブラシレスDC
モータ等において各相の電機子コイルの通電電流をスイ
ッチングした際等に生じる磁束の変化により他相の接続
導体に短絡電流が流れて発熱等のトラブルが生じるのを
防ぐことができる。
【0024】
【実施例】本発明は、一般に多極の電機子鉄心を用いる
単相用または3相用の回転電機用電機子に適用できる
が、先ずn=4として、12極の3相ブラシレスDCモ
ータの電機子に本発明を適用した実施例を説明する。
単相用または3相用の回転電機用電機子に適用できる
が、先ずn=4として、12極の3相ブラシレスDCモ
ータの電機子に本発明を適用した実施例を説明する。
【0025】図1は本実施例の巻線構成を示す展開図
で、同図において1は所定の形状に打ち抜いた鋼板を積
層して構成した電機子鉄心である。この電機子鉄心は、
環状の継鉄部Yと、該継鉄部の外周部から等角度間隔で
放射状に突出した12個の突極部P1 〜P12とからなっ
ている。
で、同図において1は所定の形状に打ち抜いた鋼板を積
層して構成した電機子鉄心である。この電機子鉄心は、
環状の継鉄部Yと、該継鉄部の外周部から等角度間隔で
放射状に突出した12個の突極部P1 〜P12とからなっ
ている。
【0026】本発明においては、突極部P1 〜P12のそ
れぞれに単一のコイル導体を連続巻きすることにより、
各突極部に単一のコイルCが巻回されている。本実施例
では4層のコイルを同心巻きすることにより各突極部に
所定ターン数のコイルCが巻回されている。尚コイルC
の層数は任意である。
れぞれに単一のコイル導体を連続巻きすることにより、
各突極部に単一のコイルCが巻回されている。本実施例
では4層のコイルを同心巻きすることにより各突極部に
所定ターン数のコイルCが巻回されている。尚コイルC
の層数は任意である。
【0027】そして突極部P1 ,P4 ,P7 ,P10にそ
れぞれ巻回されたコイルCが並列に接続されてU相の電
機子巻線Au が構成され、突極部P2 ,P5 ,P8 ,P
11にそれぞれ巻回されたコイルCが並列に接続されてV
相の電機子巻線Av が構成されている。また突極部P3
,P6 ,P9 ,P12にそれぞれ巻回されたコイルCが
並列に接続されてW相の電機子巻線Aw が構成されてい
る。電機子巻線Au 〜Aw は3相スター結線され、その
中性点から中性点端子Tn が、また3相の中性点と反対
側の端子からそれぞれ端子Tu 〜Tw が引き出されてい
る。本実施例のコイルの結線図を図2に示した。また本
実施例の電機子を用いたブラシレスDCモータの構成例
を図3(A),(B)に示した。
れぞれ巻回されたコイルCが並列に接続されてU相の電
機子巻線Au が構成され、突極部P2 ,P5 ,P8 ,P
11にそれぞれ巻回されたコイルCが並列に接続されてV
相の電機子巻線Av が構成されている。また突極部P3
,P6 ,P9 ,P12にそれぞれ巻回されたコイルCが
並列に接続されてW相の電機子巻線Aw が構成されてい
る。電機子巻線Au 〜Aw は3相スター結線され、その
中性点から中性点端子Tn が、また3相の中性点と反対
側の端子からそれぞれ端子Tu 〜Tw が引き出されてい
る。本実施例のコイルの結線図を図2に示した。また本
実施例の電機子を用いたブラシレスDCモータの構成例
を図3(A),(B)に示した。
【0028】本実施例では、突極部P1 〜P12にそれぞ
れ巻回されたコイルCの結線を容易にするために、U相
用の接続導体2、V相用の接続導体3、W相用の接続導
体4及び中性点用の接続導体5が設けられている。これ
らの接続導体は環状または円弧状に形成されて電機子鉄
心1の継鉄部Yに同心的に配置されている。
れ巻回されたコイルCの結線を容易にするために、U相
用の接続導体2、V相用の接続導体3、W相用の接続導
体4及び中性点用の接続導体5が設けられている。これ
らの接続導体は環状または円弧状に形成されて電機子鉄
心1の継鉄部Yに同心的に配置されている。
【0029】図4(A),(B)はU相用の接続導体2
の一構成例を示したもので、この例では該接続導体2が
円環状に形成され、その軸線方向の一端に、径方向に突
出した4個の舌状の接続片2a〜2dが等角度間隔で
(90度間隔で)設けられている。これらの接続片の内
1つの接続片2aは外部導出リード線を接続するための
端子としても用いられるもので、該接続片2aの端部に
はリード線を挿入して半田付けするためのリング状の端
子部2a1が形成されている。この接続導体2は、その接
続片2a〜2dが、90度間隔で設けられた電機子鉄心
の突極部側に突出するように位置決めされて配置され
る。接続導体2は銅等の良導電性材料からなるパイプを
切断して接続片2a〜2dを切り起すことにより形成さ
れる。V相用の接続導体3及びW相用の接続導体4はそ
れぞれの径及び接続片の長さが、U相用の接続導体と異
なる点を除き、U相用の接続導体と同様に形成されてお
り、接続導体3及び4はそれぞれ接続片3a〜3d及び
4a〜4dを等角度間隔で有している。また中性点用の
接続導体5は、同じく円環状に形成されて、合計12個
の接続片5a〜5lを等角度間隔で有している。
の一構成例を示したもので、この例では該接続導体2が
円環状に形成され、その軸線方向の一端に、径方向に突
出した4個の舌状の接続片2a〜2dが等角度間隔で
(90度間隔で)設けられている。これらの接続片の内
1つの接続片2aは外部導出リード線を接続するための
端子としても用いられるもので、該接続片2aの端部に
はリード線を挿入して半田付けするためのリング状の端
子部2a1が形成されている。この接続導体2は、その接
続片2a〜2dが、90度間隔で設けられた電機子鉄心
の突極部側に突出するように位置決めされて配置され
る。接続導体2は銅等の良導電性材料からなるパイプを
切断して接続片2a〜2dを切り起すことにより形成さ
れる。V相用の接続導体3及びW相用の接続導体4はそ
れぞれの径及び接続片の長さが、U相用の接続導体と異
なる点を除き、U相用の接続導体と同様に形成されてお
り、接続導体3及び4はそれぞれ接続片3a〜3d及び
4a〜4dを等角度間隔で有している。また中性点用の
接続導体5は、同じく円環状に形成されて、合計12個
の接続片5a〜5lを等角度間隔で有している。
【0030】接続導体2〜5の内径をそれぞれr2 〜r
5 とした場合、r2 >r3 >r4 >r5 の関係を有する
ようにそれぞれの内径が設定され、これらの接続導体
は、同心的に配置されて図5(A),(B)に示したよ
うに絶縁ケース6内に収納されている。絶縁ケース6
は、内側周壁部6Aと外側周壁部6Bと底壁部6Cとを
有する環状の樹脂成型品からなっていて、該ケースの周
壁部6Aと6Bとの間に形成された環状の凹部内に接続
導体2〜5が挿入され、接続導体2〜5相互間に絶縁物
7が挿入されて、接続導体相互間が絶縁されている。絶
縁ケース6の底壁部側の端部内周には、径方向の内側に
突出したフランジ部6Dが形成され、該フランジ部6D
には、電機子鉄心に設けられた取付孔を逃げるための3
つの切り欠き部6Eが120度間隔で形成されている。
フランジ部6Dにはまた、取付孔6Fが形成されてい
る。絶縁ケース6内に挿入された接続導体2〜5は接着
またはケース6内への樹脂の注型等により該ケース内に
固定されている。接続導体2〜5と絶縁物7と絶縁ケー
ス6とにより、コイル相互間を接続する接続装置が構成
されている。
5 とした場合、r2 >r3 >r4 >r5 の関係を有する
ようにそれぞれの内径が設定され、これらの接続導体
は、同心的に配置されて図5(A),(B)に示したよ
うに絶縁ケース6内に収納されている。絶縁ケース6
は、内側周壁部6Aと外側周壁部6Bと底壁部6Cとを
有する環状の樹脂成型品からなっていて、該ケースの周
壁部6Aと6Bとの間に形成された環状の凹部内に接続
導体2〜5が挿入され、接続導体2〜5相互間に絶縁物
7が挿入されて、接続導体相互間が絶縁されている。絶
縁ケース6の底壁部側の端部内周には、径方向の内側に
突出したフランジ部6Dが形成され、該フランジ部6D
には、電機子鉄心に設けられた取付孔を逃げるための3
つの切り欠き部6Eが120度間隔で形成されている。
フランジ部6Dにはまた、取付孔6Fが形成されてい
る。絶縁ケース6内に挿入された接続導体2〜5は接着
またはケース6内への樹脂の注型等により該ケース内に
固定されている。接続導体2〜5と絶縁物7と絶縁ケー
ス6とにより、コイル相互間を接続する接続装置が構成
されている。
【0031】接続導体2〜5を収容した絶縁ケース6
は、図3(A),(B)に示したように、電機子鉄心1
と同心的に位置決めされて該電機子鉄心の継鉄部Yに配
置され、取付孔6Fを通して、電機子鉄心に設けられた
ネジ孔にねじ込まれたネジ8により、電機子鉄心1に固
定されている。
は、図3(A),(B)に示したように、電機子鉄心1
と同心的に位置決めされて該電機子鉄心の継鉄部Yに配
置され、取付孔6Fを通して、電機子鉄心に設けられた
ネジ孔にねじ込まれたネジ8により、電機子鉄心1に固
定されている。
【0032】このように絶縁ケース6を電機子鉄心に対
して位置決め固定した状態で、接続導体2の接続片2a
〜2dがそれぞれ突極部P1 ,P4 ,P7 及びP10の基
部付近に位置し、接続導体3の接続片3a〜3dがそれ
ぞれ突極部P2 ,P5 ,P8及びP11の基部付近に位置
するように、接続導体2及び3が位置決めされている。
また接続導体4の接続片4a〜4dがそれぞれ突極部P
3 ,P6 ,P9 ,P12の基部付近に位置し、接続導体5
の接続片5a〜5lがそれぞれ突極部P1 〜P12の基部
付近に位置するように、接続導体4及び5が位置決めさ
れている。
して位置決め固定した状態で、接続導体2の接続片2a
〜2dがそれぞれ突極部P1 ,P4 ,P7 及びP10の基
部付近に位置し、接続導体3の接続片3a〜3dがそれ
ぞれ突極部P2 ,P5 ,P8及びP11の基部付近に位置
するように、接続導体2及び3が位置決めされている。
また接続導体4の接続片4a〜4dがそれぞれ突極部P
3 ,P6 ,P9 ,P12の基部付近に位置し、接続導体5
の接続片5a〜5lがそれぞれ突極部P1 〜P12の基部
付近に位置するように、接続導体4及び5が位置決めさ
れている。
【0033】そして突極部P1 ,P4 ,P7 及びP10に
それぞれ巻回されたコイルCの一端が接続片2a〜2d
に接続されるとともに、他端が接続導体5の接続片5
a,5d,5g及び5jに接続されて、突極部P1 ,P
4 ,P7 及びP10のコイルが互いに並列に接続されてい
る。
それぞれ巻回されたコイルCの一端が接続片2a〜2d
に接続されるとともに、他端が接続導体5の接続片5
a,5d,5g及び5jに接続されて、突極部P1 ,P
4 ,P7 及びP10のコイルが互いに並列に接続されてい
る。
【0034】また突極部P2 ,P5 ,P8 及びP11にそ
れぞれ巻回されたコイルCの一端が接続導体3の接続片
3a〜3dに接続されるとともに、他端が接続導体5の
接続片5b,5e,5h及び5kに接続されて、突極部
P2 ,P5 ,P8 及びP11にそれぞれ巻回されたコイル
Cが並列に接続されている。
れぞれ巻回されたコイルCの一端が接続導体3の接続片
3a〜3dに接続されるとともに、他端が接続導体5の
接続片5b,5e,5h及び5kに接続されて、突極部
P2 ,P5 ,P8 及びP11にそれぞれ巻回されたコイル
Cが並列に接続されている。
【0035】更に、突極部P3 ,P6 ,P9 及びP12に
それぞれ巻回されたコイルCの一端が接続片4a〜4d
に接続されるとともに、他端が接続導体5の接続片5
c,5f,5i及び5lに接続されて、突極部P3 ,P
6 ,P9 及びP12にそれぞれ巻回されたコイルCが並列
に接続されている。
それぞれ巻回されたコイルCの一端が接続片4a〜4d
に接続されるとともに、他端が接続導体5の接続片5
c,5f,5i及び5lに接続されて、突極部P3 ,P
6 ,P9 及びP12にそれぞれ巻回されたコイルCが並列
に接続されている。
【0036】本実施例では、各コイルの端末部と接続片
との接続が、コイルの端末部を接続片に巻き付けて半田
付けすることにより行われている。尚コイルの端末部と
接続片との接続手段は電気的な接続を達成できるもので
あればいかなるものでもよく、コイルの端末部を例えば
溶接により接続片に接続するようにしてもよい。またコ
イルの端末部にコネクタを圧着等により接続して、該コ
ネクタを各接続片に接続するようにしてもよい。
との接続が、コイルの端末部を接続片に巻き付けて半田
付けすることにより行われている。尚コイルの端末部と
接続片との接続手段は電気的な接続を達成できるもので
あればいかなるものでもよく、コイルの端末部を例えば
溶接により接続片に接続するようにしてもよい。またコ
イルの端末部にコネクタを圧着等により接続して、該コ
ネクタを各接続片に接続するようにしてもよい。
【0037】上記電機子鉄心1と、該鉄心の各突極部に
巻回されたコイルCと接続導体2〜5及び該接続導体を
保持する絶縁ケース6とにより電機子10が構成されて
いる。この電機子は、電機子鉄心1の継鉄部に設けられ
た取付孔1aを貫通させたボルト11(図3B参照)に
より、図示しない固定フレームに取り付けられる。
巻回されたコイルCと接続導体2〜5及び該接続導体を
保持する絶縁ケース6とにより電機子10が構成されて
いる。この電機子は、電機子鉄心1の継鉄部に設けられ
た取付孔1aを貫通させたボルト11(図3B参照)に
より、図示しない固定フレームに取り付けられる。
【0038】電機子10の外側にはブラシレスDCモー
タのロータ12が配置される。ロータ12は、カップ状
に形成された回転ヨーク13と、該ヨークの内周にリン
グ状に配置された永久磁石14と、回転ヨーク13の底
壁部に設けられたボス部13aに取り付けられた回転軸
15とからなり、回転軸15は図示しない軸受により固
定フレームに対して支持されている。
タのロータ12が配置される。ロータ12は、カップ状
に形成された回転ヨーク13と、該ヨークの内周にリン
グ状に配置された永久磁石14と、回転ヨーク13の底
壁部に設けられたボス部13aに取り付けられた回転軸
15とからなり、回転軸15は図示しない軸受により固
定フレームに対して支持されている。
【0039】磁石14は、8個の着磁領域14a〜14
hを有し、これらの着磁領域が交互に異なる極性に径方
向着磁されて、8個の回転子磁極が構成されている。
hを有し、これらの着磁領域が交互に異なる極性に径方
向着磁されて、8個の回転子磁極が構成されている。
【0040】電機子10の接続導体2〜4に設けられた
1つの接続片2a〜4aがそれぞれ外部導出リード線を
接続するための端子となっていて、これらの端子にリー
ド線L(図3B参照)が接続されている。
1つの接続片2a〜4aがそれぞれ外部導出リード線を
接続するための端子となっていて、これらの端子にリー
ド線L(図3B参照)が接続されている。
【0041】上記実施例のように、突極部P1 ,P2 ,
…にそれぞれ巻回されるコイルCを単一のコイルとし
て、複数の突極部に巻回されたコイルを並列に接続する
ことにより電流容量を大きくするようにすると、並列に
接続される複数のコイルのそれぞれの抵抗値及びインダ
クタンスが等しくなるため、複数のコイルCに電流を均
一に流すことができ、複数のコイルの電流バランスを良
好にすることができる。また上記の実施例のように、4
個の環状または円弧状の接続導体2〜5を同心的に配置
して、各突極部に巻回したコイルCの端末部を所定の接
続導体の接続片に巻き付けて半田付けするようにする
と、コイル間の結線を渡り線を用いることなく行うこと
ができる。従って電機子の軸線方向に多数の渡り線が突
出することがないため、電機子の軸線方向寸法の縮小を
図ることができる。また多数の渡り線の結線が不要にな
るため、巻線作業の簡素化を図ることができ、電機子の
製造能率を向上させることができる。
…にそれぞれ巻回されるコイルCを単一のコイルとし
て、複数の突極部に巻回されたコイルを並列に接続する
ことにより電流容量を大きくするようにすると、並列に
接続される複数のコイルのそれぞれの抵抗値及びインダ
クタンスが等しくなるため、複数のコイルCに電流を均
一に流すことができ、複数のコイルの電流バランスを良
好にすることができる。また上記の実施例のように、4
個の環状または円弧状の接続導体2〜5を同心的に配置
して、各突極部に巻回したコイルCの端末部を所定の接
続導体の接続片に巻き付けて半田付けするようにする
と、コイル間の結線を渡り線を用いることなく行うこと
ができる。従って電機子の軸線方向に多数の渡り線が突
出することがないため、電機子の軸線方向寸法の縮小を
図ることができる。また多数の渡り線の結線が不要にな
るため、巻線作業の簡素化を図ることができ、電機子の
製造能率を向上させることができる。
【0042】上記の実施例では、接続導体2〜5が周方
向に沿って均一な断面積を有しているが、各接続導体の
n個の接続片相互間を連結するn個の連結部をそれぞれ
流れる電流の大きさは、連結部の位置によって相違す
る。例えば図4の接続導体2において、接続片2a,2
b間、2b,2c間、2c,2d間及び2d,2a間を
それぞれ連結する連結部を200ab,200bc,200
cd及び200daとし、各コイルCを流れる電流をiとす
ると、外部導出リード線が接続される端子部2a1の両側
の連結部200ab及び200daを流れる電流は3i/2
となり、他の連結部200bc及び200cdをそれぞれ流
れる電流はi/2となる。このように、外部導出リード
線が接続される端子2a1から離れている連結部200bc
及び200cdを流れる電流は、端子2a1につながる連結
部200ab,200daを流れる電流よりも小さいため、
連結部200bc及び200cdの断面積を連結部200a
b,200daの断面積よりも小さくすることができる。
向に沿って均一な断面積を有しているが、各接続導体の
n個の接続片相互間を連結するn個の連結部をそれぞれ
流れる電流の大きさは、連結部の位置によって相違す
る。例えば図4の接続導体2において、接続片2a,2
b間、2b,2c間、2c,2d間及び2d,2a間を
それぞれ連結する連結部を200ab,200bc,200
cd及び200daとし、各コイルCを流れる電流をiとす
ると、外部導出リード線が接続される端子部2a1の両側
の連結部200ab及び200daを流れる電流は3i/2
となり、他の連結部200bc及び200cdをそれぞれ流
れる電流はi/2となる。このように、外部導出リード
線が接続される端子2a1から離れている連結部200bc
及び200cdを流れる電流は、端子2a1につながる連結
部200ab,200daを流れる電流よりも小さいため、
連結部200bc及び200cdの断面積を連結部200a
b,200daの断面積よりも小さくすることができる。
【0043】図6(A),(B)は接続導体2の連結部
200bc及び200cdの軸線方向寸法を連結部200a
b,200daの軸線方向寸法よりも小さくすることによ
り、連結部200bc及び200cdの断面積を縮小した例
を示したものである。このように構成すると、連結部2
00bc及び200cdの部分の軸線方向寸法を小さくする
ことができる。他の接続導体についても同様である。
200bc及び200cdの軸線方向寸法を連結部200a
b,200daの軸線方向寸法よりも小さくすることによ
り、連結部200bc及び200cdの断面積を縮小した例
を示したものである。このように構成すると、連結部2
00bc及び200cdの部分の軸線方向寸法を小さくする
ことができる。他の接続導体についても同様である。
【0044】上記のように、各接続導体のn個の接続片
相互間を連結するn個の連結部の内の、通電電流が小さ
い連結部の断面積を通電電流が大きい連結部の断面積よ
りも小さく設定するようにすると、通電電流が小さい連
結部の軸線方向寸法を短くすることができるため、電機
子の一部に他の部分よりも軸線方向寸法が短い部分を形
成することができ、この部分を、モータ駆動回路の構成
部品等の他の部品を配置するスペースとして有効に活用
して回転電機の小形化を図ることができる。
相互間を連結するn個の連結部の内の、通電電流が小さ
い連結部の断面積を通電電流が大きい連結部の断面積よ
りも小さく設定するようにすると、通電電流が小さい連
結部の軸線方向寸法を短くすることができるため、電機
子の一部に他の部分よりも軸線方向寸法が短い部分を形
成することができ、この部分を、モータ駆動回路の構成
部品等の他の部品を配置するスペースとして有効に活用
して回転電機の小形化を図ることができる。
【0045】上記の実施例では、各接続導体が環状に形
成されているため、各接続導体により閉じた短絡電流通
路が構成されている。従って、ブラシレスDCモータの
ように、各相の電機子巻線の電流のスイッチングを行う
場合に、該スイッチングにより各相の電機子巻線から生
じる磁束に変化が生じると、他相の接続導体に電圧が誘
起して、該接続導体により形成される短絡電流通路に短
絡電流が流れ、発熱等の問題が生じるおそれがある。こ
れを防ぐためには、図7(A),(B)に示すように各
接続導体を円弧状の形状(周方向に連続していない形
状)として、各接続導体により閉回路が構成されないよ
うにすればよい。
成されているため、各接続導体により閉じた短絡電流通
路が構成されている。従って、ブラシレスDCモータの
ように、各相の電機子巻線の電流のスイッチングを行う
場合に、該スイッチングにより各相の電機子巻線から生
じる磁束に変化が生じると、他相の接続導体に電圧が誘
起して、該接続導体により形成される短絡電流通路に短
絡電流が流れ、発熱等の問題が生じるおそれがある。こ
れを防ぐためには、図7(A),(B)に示すように各
接続導体を円弧状の形状(周方向に連続していない形
状)として、各接続導体により閉回路が構成されないよ
うにすればよい。
【0046】また図8(A),(B)に示したように、
接続導体の電流が流れない部分を取り除くこともでき
る。図7(A),(B)または図8(A),(B)に示
した形状の接続導体は銅等の帯板を成形することにより
容易に製作することができる。上記の実施例では、接続
導体2〜5の軸線方向寸法が径方向寸法よりも大きく設
定されているが、図9(A),(B)に示したように、
軸線方向寸法が径方向寸法よりも小さい形状の板状の接
続導体を用いることもできる。この接続導体を用いる場
合には、図10(A),(B)に示したように、接続導
体2〜5を、相互間に絶縁物7を介在させて軸線方向に
重ねて配置して絶縁ケース6内に収納し、接続片2a〜
2d,3a〜3d,4a〜4d,5a〜5lを絶縁ケー
ス6の外周から放射状に突出させる。尚この場合、絶縁
ケース6の外側の周壁部6Bを省略することもできる。
接続導体の電流が流れない部分を取り除くこともでき
る。図7(A),(B)または図8(A),(B)に示
した形状の接続導体は銅等の帯板を成形することにより
容易に製作することができる。上記の実施例では、接続
導体2〜5の軸線方向寸法が径方向寸法よりも大きく設
定されているが、図9(A),(B)に示したように、
軸線方向寸法が径方向寸法よりも小さい形状の板状の接
続導体を用いることもできる。この接続導体を用いる場
合には、図10(A),(B)に示したように、接続導
体2〜5を、相互間に絶縁物7を介在させて軸線方向に
重ねて配置して絶縁ケース6内に収納し、接続片2a〜
2d,3a〜3d,4a〜4d,5a〜5lを絶縁ケー
ス6の外周から放射状に突出させる。尚この場合、絶縁
ケース6の外側の周壁部6Bを省略することもできる。
【0047】図9,図10に示した接続導体を用いる場
合にも、通電電流の小さい部分の断面積を小さくした
り、閉ループを成さないように円弧状の形状としたりす
ることができるのはもちろんである。
合にも、通電電流の小さい部分の断面積を小さくした
り、閉ループを成さないように円弧状の形状としたりす
ることができるのはもちろんである。
【0048】上記の実施例では、接続導体と積層された
接続導体相互間を絶縁する絶縁物7とを別体に設けてい
るが、十分な厚さの導電箔を有するプリント基板にエッ
チングを施すことにより所定のパターンの接続導体を形
成し、該プリント基板を接続導体とほぼ相似な輪郭形状
に打ち抜いたものを積層することにより、図10に示し
たものと同様なコイルの接続装置を構成することができ
る。
接続導体相互間を絶縁する絶縁物7とを別体に設けてい
るが、十分な厚さの導電箔を有するプリント基板にエッ
チングを施すことにより所定のパターンの接続導体を形
成し、該プリント基板を接続導体とほぼ相似な輪郭形状
に打ち抜いたものを積層することにより、図10に示し
たものと同様なコイルの接続装置を構成することができ
る。
【0049】また1枚のプリント基板上に、必要個数の
接続導体を同心的に形成して、各接続導体に設けた端子
部にコイルの端末部を半田付けするようにしてもよい。
接続導体を同心的に形成して、各接続導体に設けた端子
部にコイルの端末部を半田付けするようにしてもよい。
【0050】上記のように接続導体をプリント基板に設
けた場合には、該プリント基板を電機子鉄心にネジ等に
より固定できるため、絶縁ケースを省略することができ
る。上記の実施例では、3相の電機子巻線をスター結線
しているが、3相の電機子巻線をデルタ結線する場合に
も本発明を適用することができる。この場合には、中性
点を接続する接続導体が不要であるため、図11に示す
ように接続導体2ないし4をそれぞれ第1ないし第3の
接続導体として設ける。そしてU相の電機子巻線を構成
するコイルの一端とW相の電機子巻線を構成するコイル
の一端とを第1の接続導体2に、U相の電機子巻線を構
成するコイルの他端とV相の電機子巻線を構成するコイ
ルの一端とを第2の接続導体3に、またV相の電機子巻
線を構成するコイルの他端とW相の電機子巻線を構成す
るコイルの他端とを第3の接続導体4にそれぞれ接続す
る。
けた場合には、該プリント基板を電機子鉄心にネジ等に
より固定できるため、絶縁ケースを省略することができ
る。上記の実施例では、3相の電機子巻線をスター結線
しているが、3相の電機子巻線をデルタ結線する場合に
も本発明を適用することができる。この場合には、中性
点を接続する接続導体が不要であるため、図11に示す
ように接続導体2ないし4をそれぞれ第1ないし第3の
接続導体として設ける。そしてU相の電機子巻線を構成
するコイルの一端とW相の電機子巻線を構成するコイル
の一端とを第1の接続導体2に、U相の電機子巻線を構
成するコイルの他端とV相の電機子巻線を構成するコイ
ルの一端とを第2の接続導体3に、またV相の電機子巻
線を構成するコイルの他端とW相の電機子巻線を構成す
るコイルの他端とを第3の接続導体4にそれぞれ接続す
る。
【0051】上記の実施例では、3相の回転電機用電機
子に本発明を適用しているが、単相の回転電機用電機子
にも本発明を適用することができる。図12は12極の
単相交流磁石発電機用の電機子に本発明を適用した場合
の構成を示した展開図で、この例では、2つの接続導体
2及び3が設けられ、奇数番目の突極部P1 ,P3 ,
…,P11にそれぞれ巻回されたコイルの一端及び他端が
それぞれ接続導体2及び3に、また偶数番目の突極部に
それぞれ巻回されたコイルの一端及び他端がそれぞれ接
続導体3及び2に接続されている。
子に本発明を適用しているが、単相の回転電機用電機子
にも本発明を適用することができる。図12は12極の
単相交流磁石発電機用の電機子に本発明を適用した場合
の構成を示した展開図で、この例では、2つの接続導体
2及び3が設けられ、奇数番目の突極部P1 ,P3 ,
…,P11にそれぞれ巻回されたコイルの一端及び他端が
それぞれ接続導体2及び3に、また偶数番目の突極部に
それぞれ巻回されたコイルの一端及び他端がそれぞれ接
続導体3及び2に接続されている。
【0052】上記の実施例では、12極の電機子を例に
とったが、本発明は12極の場合に限定されるものでは
なく、例えば図13ないし図15に示したように、24
極の電機子にも本発明を適用することができる。
とったが、本発明は12極の場合に限定されるものでは
なく、例えば図13ないし図15に示したように、24
極の電機子にも本発明を適用することができる。
【0053】この例では、電機子鉄心1´の継鉄部Yか
ら24個の突極部P1 〜P24が突出し、各突極部に単一
のコイルCが巻回されている。
ら24個の突極部P1 〜P24が突出し、各突極部に単一
のコイルCが巻回されている。
【0054】そしてこの例では、突極部P1 ,P4 にそ
れぞれ巻回されたコイル、突極部P7 ,P10にそれぞれ
巻回されたコイル、突極部P13,P16にそれぞれ巻回さ
れたコイル及び突極部P19,P22にそれぞれ巻回された
コイルがそれぞれ直列に接続されて、合計4個の直列コ
イル群が構成され、これら4個の直列コイル群の一端が
接続導体2の接続片2a〜2dに、他端が接続導体5の
接続片5a,5d,5g,5jに接続されている。これ
により4個の直列コイル群が互いに並列に接続され、こ
れら4個の直列コイル群によりU相の電機子巻線が構成
されている。他の相の電機子巻線も、同じ相の突極部に
巻回されたコイルを2つずつ直列に接続したものからな
る4個の直列コイル群を互いに並列に接続することによ
り構成されている。
れぞれ巻回されたコイル、突極部P7 ,P10にそれぞれ
巻回されたコイル、突極部P13,P16にそれぞれ巻回さ
れたコイル及び突極部P19,P22にそれぞれ巻回された
コイルがそれぞれ直列に接続されて、合計4個の直列コ
イル群が構成され、これら4個の直列コイル群の一端が
接続導体2の接続片2a〜2dに、他端が接続導体5の
接続片5a,5d,5g,5jに接続されている。これ
により4個の直列コイル群が互いに並列に接続され、こ
れら4個の直列コイル群によりU相の電機子巻線が構成
されている。他の相の電機子巻線も、同じ相の突極部に
巻回されたコイルを2つずつ直列に接続したものからな
る4個の直列コイル群を互いに並列に接続することによ
り構成されている。
【0055】この実施例で用いる接続導体は図15に示
した通りで、U相ないしW相用の接続導体2〜4は前記
の実施例で用いたものと同様であるが、中性点用の接続
導体5は、接続片5a〜5l の位置を前記の実施例とは
異ならせてある。
した通りで、U相ないしW相用の接続導体2〜4は前記
の実施例で用いたものと同様であるが、中性点用の接続
導体5は、接続片5a〜5l の位置を前記の実施例とは
異ならせてある。
【0056】この実施例電機子をブラシレスDCモータ
に用いる場合に組み合わせるロータ12´は、図14
(A),(B)に示したように、カップ状の回転ヨーク
13の内周に取り付けたリング状の永久磁石14の16
個の着磁領域14a〜14p ををそれぞれ径方向に着磁
することにより、16極の磁極を形成したものからなっ
ている。
に用いる場合に組み合わせるロータ12´は、図14
(A),(B)に示したように、カップ状の回転ヨーク
13の内周に取り付けたリング状の永久磁石14の16
個の着磁領域14a〜14p ををそれぞれ径方向に着磁
することにより、16極の磁極を形成したものからなっ
ている。
【0057】図13ないし図15に示した実施例では、
各相の電機子巻線の直列コイル群(例えば突極部P1 ,
P4 にそれぞれ巻かれたコイルCを直列に接続したも
の)を構成する際に、隣接する同相のコイルを渡り線に
より接続する必要があるが、渡り線により接続する必要
があるのは各直列コイル群の接続部のみであり、複数の
直列コイル群の並列接続は接続導体2〜5により行うの
で、渡り線による接続部を少なくすることができ、多数
の渡り線が軸線方向に突出して回転電機の軸線方向寸法
が長くなるのを防ぐことができる。
各相の電機子巻線の直列コイル群(例えば突極部P1 ,
P4 にそれぞれ巻かれたコイルCを直列に接続したも
の)を構成する際に、隣接する同相のコイルを渡り線に
より接続する必要があるが、渡り線により接続する必要
があるのは各直列コイル群の接続部のみであり、複数の
直列コイル群の並列接続は接続導体2〜5により行うの
で、渡り線による接続部を少なくすることができ、多数
の渡り線が軸線方向に突出して回転電機の軸線方向寸法
が長くなるのを防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1,3,5及び6
に記載された発明によれば、各突極部に巻回されるコイ
ルを単一のコイルとして、複数の突極部に巻回されたコ
イルを並列に接続するか、または複数の突極部に巻回さ
れたコイルを直並列に接続することにより電流容量を大
きくするようにしたので、並列に接続される複数のコイ
ルまたはコイル群のそれぞれの抵抗値及びインダクタン
スを等しくして、複数のコイルまたはコイル群に電流を
均一に流すことができ、複数のコイルまたはコイル群の
電流バランスを良好にすることができる利点がある。
に記載された発明によれば、各突極部に巻回されるコイ
ルを単一のコイルとして、複数の突極部に巻回されたコ
イルを並列に接続するか、または複数の突極部に巻回さ
れたコイルを直並列に接続することにより電流容量を大
きくするようにしたので、並列に接続される複数のコイ
ルまたはコイル群のそれぞれの抵抗値及びインダクタン
スを等しくして、複数のコイルまたはコイル群に電流を
均一に流すことができ、複数のコイルまたはコイル群の
電流バランスを良好にすることができる利点がある。
【0059】請求項2,4及び7に記載された発明によ
れば、環状または円弧状の接続導体を同心的に配置し
て、各突極部に巻回したコイルの端末部を所定の接続導
体の接続片に巻き付けて半田付けするようにしたので、
電機子の軸線方向に多数の渡り線が突出するのを防ぐこ
とができ、電機子の軸線方向寸法の縮小を図ることがで
きる。またこの場合コイルの結線が容易になるため、巻
線作業の簡素化を図ることができ、電機子の製造能率を
向上させることができる。
れば、環状または円弧状の接続導体を同心的に配置し
て、各突極部に巻回したコイルの端末部を所定の接続導
体の接続片に巻き付けて半田付けするようにしたので、
電機子の軸線方向に多数の渡り線が突出するのを防ぐこ
とができ、電機子の軸線方向寸法の縮小を図ることがで
きる。またこの場合コイルの結線が容易になるため、巻
線作業の簡素化を図ることができ、電機子の製造能率を
向上させることができる。
【0060】また本請求項9に記載された発明によれ
ば、各接続導体の接続片相互間を連結する連結部の内
の、通電電流が小さい連結部の断面積を通電電流が大き
い連結部の断面積よりも小さく設定するようにしたの
で、通電電流が小さい連結部の軸線方向寸法を短くする
ことができる。従って電機子の一部に他の部分よりも軸
線方向寸法が短い部分を形成して、この部分を他の部品
を配置するスペースとして活用することができ、回転電
機の小形化を進めることができる。
ば、各接続導体の接続片相互間を連結する連結部の内
の、通電電流が小さい連結部の断面積を通電電流が大き
い連結部の断面積よりも小さく設定するようにしたの
で、通電電流が小さい連結部の軸線方向寸法を短くする
ことができる。従って電機子の一部に他の部分よりも軸
線方向寸法が短い部分を形成して、この部分を他の部品
を配置するスペースとして活用することができ、回転電
機の小形化を進めることができる。
【0061】更に本願発明において接続導体として円弧
状のものを用いた場合には、各接続導体により閉回路が
形成されることがない(1ターンが形成されない)た
め、各相の電機子コイルの通電電流をスイッチングした
際等に生じる磁束の変化により他相の接続導体に短絡電
流が流れて発熱等のトラブルが生じるのを防ぐことがで
きる。
状のものを用いた場合には、各接続導体により閉回路が
形成されることがない(1ターンが形成されない)た
め、各相の電機子コイルの通電電流をスイッチングした
際等に生じる磁束の変化により他相の接続導体に短絡電
流が流れて発熱等のトラブルが生じるのを防ぐことがで
きる。
【図1】本発明の実施例の構成を示した展開図である。
【図2】本発明の実施例の巻線構成を示した結線図であ
る。
る。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例の
電機子を用いた回転電機の一例を示した上面図及び正面
縦断面図である。
電機子を用いた回転電機の一例を示した上面図及び正面
縦断面図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる接続導体の上面図及び正面縦断面図である。
用いる接続導体の上面図及び正面縦断面図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ図4の接続導体を
絶縁ケース内に収容した状態を示した上面図及び正面縦
断面図である。
絶縁ケース内に収容した状態を示した上面図及び正面縦
断面図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる接続導体の他の例を示した上面図及び正面縦断面
図である。
用いる接続導体の他の例を示した上面図及び正面縦断面
図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
【図8】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の実施例で
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
用いる接続導体の更に他の例を示した上面図及び正面縦
断面図である。
【図10】(A)及び(B)はそれぞれ図9の接続導体
を絶縁ケース内に収容した状態を示した上面図及び正面
縦断面図である。
を絶縁ケース内に収容した状態を示した上面図及び正面
縦断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の構成を示した展開図で
ある。
ある。
【図12】本発明の更に他の実施例の構成を示した展開
図である。
図である。
【図13】本発明の更に他の実施例の構成を示した展開
図である。
図である。
【図14】(A)及び(B)はそれぞれ図13の実施例
の電機子を用いた回転電機の一例を示した上面図及び正
面縦断面図である。
の電機子を用いた回転電機の一例を示した上面図及び正
面縦断面図である。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ図13の実施例
で用いる接続導体を絶縁ケース内に収容した状態を示し
た上面図及び正面縦断面図である。
で用いる接続導体を絶縁ケース内に収容した状態を示し
た上面図及び正面縦断面図である。
【図16】従来の電機子の構成を示した展開図である。
【図17】図16の電機子の巻線構成を示した結線図で
ある。
ある。
1 電機子鉄心 2 U相用接続導体 3 V相用接続導体 4 W相用接続導体 5 中性点用接続導体 6 絶縁ケース Y 継鉄部 P1 〜P24 突極部 C コイル
Claims (9)
- 【請求項1】 環状の継鉄部から多数の突極部を放射状
に突出させてなる電機子鉄心と、該多数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルとを備えた回転電機用電機子にお
いて、 前記電機子鉄心の各突極部に巻回されたコイルは単一の
コイル導体を所定のターン数巻回したものからなり、 複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルが並列に接続
されて1つの相の電機子巻線が構成されていることを特
徴とする回転電機用電機子。 - 【請求項2】 互いに並列に接続されるコイルの端末部
が接続される所定個数の環状または円弧状の接続導体が
前記電機子鉄心の継鉄部に該電機子鉄心と中心軸線を共
有した状態で配置され、 前記複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルは前記接
続導体を介して並列接続されている請求項1に記載の回
転電機用電機子。 - 【請求項3】 環状の継鉄部から多数の突極部を放射状
に突出させてなる電機子鉄心と、該多数の突極部にそれ
ぞれ巻回されたコイルとを備えた回転電機用電機子にお
いて、 前記電機子鉄心の各突極部に巻回されたコイルは単一の
コイル導体を所定のターン数巻回したものからなり、 複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルを直列に接続
したものからなる直列コイル群が複数個構成され、 前記複数の直列コイル群が並列に接続されて1つの相の
電機子巻線が構成されていることを特徴とする回転電機
用電機子。 - 【請求項4】 互いに並列に接続される直列コイル群の
端末部が接続される所定個数の環状または円弧状の接続
導体が前記電機子鉄心の継鉄部に該電機子鉄心と中心軸
線を共有した状態で配置され、 前記複数の直列コイル群は前記接続導体を介して並列接
続されている請求項3に記載の回転電機用電機子。 - 【請求項5】 環状の継鉄部から3n個(nは2以上の
整数)の突極部を放射状に突出させてなる電機子鉄心
と、該電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれ巻回され
た3n個のコイルとを有し、前記3n個のコイルがU,
V,W3相の電機子巻線を構成するように結線されてい
る回転電機用電機子において、 前記電機子鉄心の各突極部に巻回されたコイルは単一の
コイル導体を所定のターン数巻回したものからなり、 相が等しい複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルが
並列に接続されて各相の電機子巻線が構成されているこ
とを特徴とする回転電機用電機子。 - 【請求項6】 環状の継鉄部から3n個(nは2以上の
整数)の突極部を放射状に突出させてなる電機子鉄心
と、該電機子鉄心の3n個の突極部にそれぞれ巻回され
た3n個のコイルとを有し、前記3n個のコイルがU,
V,W3相の電機子巻線を構成するように結線されてい
る回転電機用電機子において、 前記電機子鉄心の各突極部に巻回されたコイルは単一の
コイル導体を所定のターン数巻回したものからなり、 相が等しい複数の突極部にそれぞれ巻回されたコイルを
直列に接続したものからなる直列コイル群が複数個形成
され、 前記複数の直列コイル群が互いに並列に接続されて各相
の電機子巻線が構成されていることを特徴とする回転電
機用電機子。 - 【請求項7】 U相の電機子巻線を構成するコイルの中
性点と反対側の端末部が接続されるU相用接続導体と、
V相の電機子巻線を構成するコイルの中性点と反対側の
端末部が接続されるV相用接続導体と、W相の電機子巻
線を構成するコイルの中性点と反対側の端末部が接続さ
れるW相用接続導体と、各相の電機子巻線を構成するコ
イルの中性点側の端末部が接続される中性点用接続導体
との合計4個の環状または円弧状の接続導体が前記電機
子鉄心の継鉄部に、該電機子鉄心と中心軸線を共有した
状態で配置され、 前記U相ないしW相用の接続導体のそれぞれは、各接続
導体に接続されるべきコイルがそれぞれ巻回された突極
部側に突出した接続片を有し、 各相の電機子巻線を構成するコイルの端末部が所定の接
続導体の接続片に接続されていることを特徴とする請求
項5または6のいずれかに記載の回転電機用電機子。 - 【請求項8】 U相の電機子巻線を構成するコイルの一
端とW相の電機子巻線を構成するコイルの一端とが接続
される第1の接続導体と、U相の電機子巻線を構成する
コイルの他端とV相の電機子巻線を構成するコイルの一
端が接続される第2の接続導体と、V相の電機子巻線を
構成するコイルの他端とW相の電機子巻線を構成するコ
イルの他端が接続される第3の接続導体との合計3個の
環状または円弧状の接続導体が前記電機子鉄心の継鉄部
に、該電機子鉄心と軸線を共有した状態で配置され、 前記U相ないしW相用の接続導体のそれぞれは、各接続
導体に接続されるべきコイルがそれぞれ巻回された突極
部側に突出した接続片を有し、 各相の電機子巻線を構成するコイルの端末部が所定の接
続導体の接続片に接続されていることを特徴とする請求
項5または6のいずれかに記載の回転電機用電機子。 - 【請求項9】 各接続導体の接続片の1つが外部導出リ
ード線を接続するための端子となっており、 各接続導体の接続片相互間を連結する複数の連結部の
内、通電電流が小さい連結部の断面積が通電電流が大き
い連結部の断面積よりも小さく設定されていることを特
徴とする請求項7または8のいずれかに記載の回転電機
用電機子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17686792A JPH0622486A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 回転電機用電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17686792A JPH0622486A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 回転電機用電機子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622486A true JPH0622486A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16021195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17686792A Pending JPH0622486A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 回転電機用電機子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622486A (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000232745A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Toshiba Kyaria Kk | 圧縮機用電動機 |
JP2001103721A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-13 | Hitachi Ltd | 車両用交流発電機 |
JP2002078272A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
JP2002532046A (ja) * | 1998-12-02 | 2002-09-24 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 巻線装置に対する電流導入及び電流導出のための複数の電流導体を備えた導体装置 |
JP2003134757A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
WO2004010562A1 (ja) * | 2002-07-22 | 2004-01-29 | Nsk Ltd. | モータ、モータの製造方法及びモータの駆動制御装置 |
KR100491695B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2005-05-25 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전전기 및 그의 제조방법 |
JP2006067701A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機の固定子 |
JP2006191733A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Meidensha Corp | 回転電機の巻線接続構造 |
AU2002338018B2 (en) * | 2001-09-03 | 2007-01-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecting and distributing ring for rotary electric machine stator |
US7205689B2 (en) * | 2003-08-02 | 2007-04-17 | Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. | Electric motor with space-saving low-resistance neutral ring |
JP2007312559A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Toyota Motor Corp | 端末モジュールを有する回転機 |
JP2009232650A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsuba Corp | 回転電機 |
JP2009298372A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
JP2011172473A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-09-01 | Gate Srl | 固定子コネクタ |
JP2012135176A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Asmo Co Ltd | バスバー装置、ステータ、ブラシレスモータ及びバスバー装置の製造方法 |
JP2012200039A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
US9502940B2 (en) | 2013-02-07 | 2016-11-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Connection terminal, connection terminal unit, and motor |
JP6139723B1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-05-31 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びその製造方法 |
WO2018215916A1 (en) * | 2017-05-21 | 2018-11-29 | Bosco Alejandro | Electric motor and winding method |
JP2023074151A (ja) * | 2021-11-17 | 2023-05-29 | 本田技研工業株式会社 | ステータ用コイル |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP17686792A patent/JPH0622486A/ja active Pending
Cited By (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002532046A (ja) * | 1998-12-02 | 2002-09-24 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 巻線装置に対する電流導入及び電流導出のための複数の電流導体を備えた導体装置 |
JP2000232745A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Toshiba Kyaria Kk | 圧縮機用電動機 |
JP2001103721A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-13 | Hitachi Ltd | 車両用交流発電機 |
JP2002078272A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
AU2002338018B2 (en) * | 2001-09-03 | 2007-01-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecting and distributing ring for rotary electric machine stator |
US7193345B2 (en) | 2001-09-03 | 2007-03-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Collecting and distributing ring for rotary electric machine stator |
JP2003134757A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
KR100491695B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2005-05-25 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전전기 및 그의 제조방법 |
WO2004010562A1 (ja) * | 2002-07-22 | 2004-01-29 | Nsk Ltd. | モータ、モータの製造方法及びモータの駆動制御装置 |
CN100411279C (zh) * | 2002-07-22 | 2008-08-13 | 日本精工株式会社 | 3相永磁铁电动机 |
US7180217B2 (en) | 2002-07-22 | 2007-02-20 | Nsk Ltd. | Motor, method for manufacturing motor, and motor drive controller |
US7205689B2 (en) * | 2003-08-02 | 2007-04-17 | Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. | Electric motor with space-saving low-resistance neutral ring |
JP2006067701A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機の固定子 |
JP2006191733A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Meidensha Corp | 回転電機の巻線接続構造 |
JP2007312559A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Toyota Motor Corp | 端末モジュールを有する回転機 |
JP4692386B2 (ja) * | 2006-05-22 | 2011-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | 端末モジュールを有する回転機 |
JP2009232650A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsuba Corp | 回転電機 |
JP2009298372A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
JP2011172473A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-09-01 | Gate Srl | 固定子コネクタ |
JP2012135176A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Asmo Co Ltd | バスバー装置、ステータ、ブラシレスモータ及びバスバー装置の製造方法 |
JP2012200039A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
US9502940B2 (en) | 2013-02-07 | 2016-11-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Connection terminal, connection terminal unit, and motor |
JP6139723B1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-05-31 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びその製造方法 |
JP2017153261A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びその製造方法 |
WO2018215916A1 (en) * | 2017-05-21 | 2018-11-29 | Bosco Alejandro | Electric motor and winding method |
CN110800192A (zh) * | 2017-05-21 | 2020-02-14 | 亚历杭德罗·博斯科 | 电动机及绕线方法 |
JP2020521429A (ja) * | 2017-05-21 | 2020-07-16 | ボスコ、アレハンドロ | 電気モータ及び巻線方法 |
US11837928B2 (en) | 2017-05-21 | 2023-12-05 | Alejandro BOSCO | Electric motor and winding method |
JP2023074151A (ja) * | 2021-11-17 | 2023-05-29 | 本田技研工業株式会社 | ステータ用コイル |
US12244198B2 (en) | 2021-11-17 | 2025-03-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Stator coil with improved terminal arrangement |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0622486A (ja) | 回転電機用電機子 | |
JP5335104B2 (ja) | インバータ一体型駆動モジュールおよびその製造方法 | |
US7652402B2 (en) | Brushless motor | |
JP3696080B2 (ja) | 回転電機 | |
EP0872943B1 (en) | Permanent-magnet revolving electrodynamic machine with a concentrated stator winding | |
US7205689B2 (en) | Electric motor with space-saving low-resistance neutral ring | |
JP6068953B2 (ja) | 電動モータ | |
JP2016013053A (ja) | 電機子及びモータ | |
JP2018113848A (ja) | 電気モータ及びそのステータ | |
JP4567133B2 (ja) | 回転電機およびその製造方法 | |
JP2003088007A (ja) | コアシート、ステータ及び該ステータを用いた回転磁界型電動機 | |
JP3857846B2 (ja) | コンデンサ電動機 | |
JPH08182236A (ja) | 回転電機の電機子コイル巻回方法 | |
JP6966838B2 (ja) | ステータ及び該ステータを有する多相ブラシレスモータ | |
JPS61167359A (ja) | 交流発電機 | |
JP2003143822A (ja) | 誘導電動機 | |
JP3414907B2 (ja) | モータ | |
JPH0759283A (ja) | 3相交流モータの電機子巻線結線方法 | |
JP7198985B2 (ja) | モータ | |
JP2000014069A (ja) | モータ | |
JPH0698512A (ja) | 偏平なコアレス直流電動機の電機子 | |
JP2686869B2 (ja) | コンデンサ駆動型誘導電動機 | |
JPH09219959A (ja) | 電動機の固定子 | |
JPH0984310A (ja) | 多相電動機の巻線方法とその方法により巻線された多相電動機 | |
JP2019037103A (ja) | ステータ及びモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990803 |