JPH06224832A - デジタルコードレス電話装置 - Google Patents
デジタルコードレス電話装置Info
- Publication number
- JPH06224832A JPH06224832A JP5010214A JP1021493A JPH06224832A JP H06224832 A JPH06224832 A JP H06224832A JP 5010214 A JP5010214 A JP 5010214A JP 1021493 A JP1021493 A JP 1021493A JP H06224832 A JPH06224832 A JP H06224832A
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- received
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動的に、転送或いは留守録音することが可
能なデジタルコードレス電話装置を提供する。 【構成】 子機が、受信した情報が屋内用親機からのも
のであるか否かを検出する受信情報検出手段と、屋内用
親機からのものであると検出された場合に、受信電波の
電界強度の変化を検出して、所定のしきい値と比較する
電界強度比較手段と、しきい値を下回った場合に、親機
に対し、その通信圏外に移動する旨のメッセージ伝達手
段を備えており、更に、親機が、転送手段及び/又は留
守録音手段と、子機から送信されるメッセージ受信手段
と、メッセージを受信した場合に、転送手段或いは留守
録音手段が動作状態となる制御手段を備えている。
能なデジタルコードレス電話装置を提供する。 【構成】 子機が、受信した情報が屋内用親機からのも
のであるか否かを検出する受信情報検出手段と、屋内用
親機からのものであると検出された場合に、受信電波の
電界強度の変化を検出して、所定のしきい値と比較する
電界強度比較手段と、しきい値を下回った場合に、親機
に対し、その通信圏外に移動する旨のメッセージ伝達手
段を備えており、更に、親機が、転送手段及び/又は留
守録音手段と、子機から送信されるメッセージ受信手段
と、メッセージを受信した場合に、転送手段或いは留守
録音手段が動作状態となる制御手段を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自営用回線に接続され
た親機のみならず、公衆用回線に接続された屋外設置の
基地局との送受信が可能な子機を有するデジタルコード
レス電話装置に関する。
た親機のみならず、公衆用回線に接続された屋外設置の
基地局との送受信が可能な子機を有するデジタルコード
レス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コードレス電話装置は、家庭内
や事業所内に設置され、自営用回線に接続された親機
と、該親機とある一定範囲内において自由に持ち運びが
可能である子機とから構成されるが、最近、子機を屋外
に持ち出して更に遠方まで移動できるものとし、屋外に
設けた基地局を介し、他の電話機と広く交信できるよう
にしたデジタルコードレス電話システムが構築されつつ
ある。
や事業所内に設置され、自営用回線に接続された親機
と、該親機とある一定範囲内において自由に持ち運びが
可能である子機とから構成されるが、最近、子機を屋外
に持ち出して更に遠方まで移動できるものとし、屋外に
設けた基地局を介し、他の電話機と広く交信できるよう
にしたデジタルコードレス電話システムが構築されつつ
ある。
【0003】このシステムでは、親機との通信が可能で
ある通信圏内において、子機は、該親機の電話番号にて
着呼が受けられるようになっており、更に、親機の通信
圏から外に移動して屋外基地局の通信圏内に子機が在る
場合には、該子機の有する専用の電話番号にて着呼が受
けられるようになっている。図5は、かかるデジタルコ
ードレス電話装置の子機において一般的に行われる処理
の概要を示すフローチャートである。処理内容として
は、イニシャライズと制御チャンネル情報処理からなる
初期化処理、受信情報処理とリンク要求の検出からなる
アイドル処理、SCCH(個別セル用チャンネル)送受
信処理とTCH(情報チャンネル)起動処理からなるリ
ンクチャンネル確立処理、チャンネル接続処理と発着呼
検出並びに発着呼機能処理からなるサービスチャンネル
確立処理、通話設定及び各種要求検出からなる通信処
理、その他リリース処理、位置登録処理、通信チャンネ
ル切替処理の各処理を備えている。そして、アイドル状
態において、子機は、親機から一定の時間間隔で送信さ
れてくる報知情報を監視するようになっている。
ある通信圏内において、子機は、該親機の電話番号にて
着呼が受けられるようになっており、更に、親機の通信
圏から外に移動して屋外基地局の通信圏内に子機が在る
場合には、該子機の有する専用の電話番号にて着呼が受
けられるようになっている。図5は、かかるデジタルコ
ードレス電話装置の子機において一般的に行われる処理
の概要を示すフローチャートである。処理内容として
は、イニシャライズと制御チャンネル情報処理からなる
初期化処理、受信情報処理とリンク要求の検出からなる
アイドル処理、SCCH(個別セル用チャンネル)送受
信処理とTCH(情報チャンネル)起動処理からなるリ
ンクチャンネル確立処理、チャンネル接続処理と発着呼
検出並びに発着呼機能処理からなるサービスチャンネル
確立処理、通話設定及び各種要求検出からなる通信処
理、その他リリース処理、位置登録処理、通信チャンネ
ル切替処理の各処理を備えている。そして、アイドル状
態において、子機は、親機から一定の時間間隔で送信さ
れてくる報知情報を監視するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したコ
ードレス電話装置に対して電話をかける場合は、先ず、
親機の電話番号で発呼し、呼び出した先が不在のときに
は、子機の専用番号で再び発呼しなおさなければならな
いという手間があって、スムースに交信を開始すること
ができない。
ードレス電話装置に対して電話をかける場合は、先ず、
親機の電話番号で発呼し、呼び出した先が不在のときに
は、子機の専用番号で再び発呼しなおさなければならな
いという手間があって、スムースに交信を開始すること
ができない。
【0005】また、親機に留守録音装置や転送装置が内
蔵されている場合には、それらの動作指定ボタンを予め
操作しておかなければならない。この操作をうっかり忘
れてしまった場合には、転送通話や留守録音が不可能と
なり、情報伝達機能が失われてしまうことになる。本発
明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、呼び出
し先が不在の場合でも、自動的に、スムースに転送或い
は留守録音することが可能なデジタルコードレス電話装
置を提供することを目的としている。
蔵されている場合には、それらの動作指定ボタンを予め
操作しておかなければならない。この操作をうっかり忘
れてしまった場合には、転送通話や留守録音が不可能と
なり、情報伝達機能が失われてしまうことになる。本発
明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、呼び出
し先が不在の場合でも、自動的に、スムースに転送或い
は留守録音することが可能なデジタルコードレス電話装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、無線通信により、屋内用親機及び屋外基
地局と音声通信及び制御データの送受信が可能である移
動用子機を有するデジタルコードレス電話装置におい
て、前記子機が、制御データ受信処理時に、受信した情
報が、前記屋内用親機からのものであるか否かを検出す
る受信情報検出手段と、受信した情報が、前記屋内用親
機からのものであると検出された場合に、受信電波の電
界強度の変化を検出して、所定のしきい値と比較する電
界強度比較手段と、電界強度が前記しきい値を下回った
場合に、前記屋内用親機に対し、その通信圏外に移動す
る旨のメッセージを伝達するメッセージ伝達手段を備え
ていることを特徴としている。
に、本発明は、無線通信により、屋内用親機及び屋外基
地局と音声通信及び制御データの送受信が可能である移
動用子機を有するデジタルコードレス電話装置におい
て、前記子機が、制御データ受信処理時に、受信した情
報が、前記屋内用親機からのものであるか否かを検出す
る受信情報検出手段と、受信した情報が、前記屋内用親
機からのものであると検出された場合に、受信電波の電
界強度の変化を検出して、所定のしきい値と比較する電
界強度比較手段と、電界強度が前記しきい値を下回った
場合に、前記屋内用親機に対し、その通信圏外に移動す
る旨のメッセージを伝達するメッセージ伝達手段を備え
ていることを特徴としている。
【0007】更に、前記屋内用親機が、転送手段及び/
又は留守録音手段と、制御データ送信処理時に、前記子
機から送信される前記メッセージを受信するメッセージ
受信手段と、前記メッセージを受信した場合に、前記転
送手段或いは留守録音手段が動作状態となるように制御
する制御手段を備えていることを特徴としている。
又は留守録音手段と、制御データ送信処理時に、前記子
機から送信される前記メッセージを受信するメッセージ
受信手段と、前記メッセージを受信した場合に、前記転
送手段或いは留守録音手段が動作状態となるように制御
する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、デジタルコードレス電話装
置における子機の側では、受信情報検出手段により、制
御データ受信処理時に受信した情報が、前記屋内用親機
からのものであるか否かの検出が行われる。また、受信
した情報が、前記屋内用親機からのものであると検出さ
れた場合に、電界強度比較手段により、受信電波の電界
強度の変化が検出され、所定のしきい値と比較される。
そして、電界強度が前記しきい値を下回った場合に、メ
ッセージ伝達手段により、前記屋内用親機に対し、子機
が親機の通信圏外に移動する旨のメッセージが伝達され
る。
置における子機の側では、受信情報検出手段により、制
御データ受信処理時に受信した情報が、前記屋内用親機
からのものであるか否かの検出が行われる。また、受信
した情報が、前記屋内用親機からのものであると検出さ
れた場合に、電界強度比較手段により、受信電波の電界
強度の変化が検出され、所定のしきい値と比較される。
そして、電界強度が前記しきい値を下回った場合に、メ
ッセージ伝達手段により、前記屋内用親機に対し、子機
が親機の通信圏外に移動する旨のメッセージが伝達され
る。
【0009】一方、屋内用親機には、かかってきた電話
を予め設定した転送先へ転送するための転送手段と、か
かってきた電話の内容を留守録音する留守録音手段のど
ちらか或いは両方が備えられている。そして、制御デー
タ送信処理時に、メッセージ受信手段により、子機から
送信されてくる前記メッセージが受信される。そこで、
制御手段により、前記転送手段或いは留守録音手段が動
作状態となるように制御される。
を予め設定した転送先へ転送するための転送手段と、か
かってきた電話の内容を留守録音する留守録音手段のど
ちらか或いは両方が備えられている。そして、制御デー
タ送信処理時に、メッセージ受信手段により、子機から
送信されてくる前記メッセージが受信される。そこで、
制御手段により、前記転送手段或いは留守録音手段が動
作状態となるように制御される。
【0010】以上の結果、子機が親機の通信圏外に移動
することがスムースに検出され、親機に伝達される。そ
して、親機は、外から電話がかかってきた場合に、いつ
でもその電話を転送したり或いは留守録音できる状態と
なる。従って、外から電話をかけてきた人にとっては、
たとえ呼び出し先が不在の場合であっても、再度子機に
電話をする必要がなくなり、自動的に子機とスムースに
通話を開始することが可能となる(但し、転送先として
子機の専用番号を指定しておいた場合)。また、転送す
る代わりに、留守録音するようにしておけば、伝達した
い内容が留守録音される。
することがスムースに検出され、親機に伝達される。そ
して、親機は、外から電話がかかってきた場合に、いつ
でもその電話を転送したり或いは留守録音できる状態と
なる。従って、外から電話をかけてきた人にとっては、
たとえ呼び出し先が不在の場合であっても、再度子機に
電話をする必要がなくなり、自動的に子機とスムースに
通話を開始することが可能となる(但し、転送先として
子機の専用番号を指定しておいた場合)。また、転送す
る代わりに、留守録音するようにしておけば、伝達した
い内容が留守録音される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い、具体
的に説明する。図1は、本発明にかかるデジタルコード
レス電話装置の子機の構成を示すブロック図である。R
F・IF部2では、アンテナ1から入力された高調波信
号(RF信号という)の中から、RFフィルタ及びRF
アンプによって入力受信RF信号のみが取り出されて増
幅され、更に周波数変換される。変復調部3では、π/
4シフト4相QPSK(4相直交位相変移のこと)の変
復調が行われる。また、デジタル信号処理回路4では、
TDMA処理などのデジタル信号処理が行われ、音声信
号処理回路5では、ADPCM/PCM(パルス符号変
調のこと)の変換並びにD/A変換及びA/D変換が行
われる。
的に説明する。図1は、本発明にかかるデジタルコード
レス電話装置の子機の構成を示すブロック図である。R
F・IF部2では、アンテナ1から入力された高調波信
号(RF信号という)の中から、RFフィルタ及びRF
アンプによって入力受信RF信号のみが取り出されて増
幅され、更に周波数変換される。変復調部3では、π/
4シフト4相QPSK(4相直交位相変移のこと)の変
復調が行われる。また、デジタル信号処理回路4では、
TDMA処理などのデジタル信号処理が行われ、音声信
号処理回路5では、ADPCM/PCM(パルス符号変
調のこと)の変換並びにD/A変換及びA/D変換が行
われる。
【0012】一方、受信時には、デジタル信号処理回路
4から抽出された制御用の各種データが制御装置6に入
力され、入力された制御データ(メッセージなど)に基
づいて親機及び基地局との間の発着呼等のプロトコルが
実行される。更に、RF・IF部2からは制御装置6に
対し、受信電波の電界強度データが入力される。また、
送信時には、制御装置6からの制御データが、デジタル
信号処理回路4に入力され、送信電波に重畳される。
4から抽出された制御用の各種データが制御装置6に入
力され、入力された制御データ(メッセージなど)に基
づいて親機及び基地局との間の発着呼等のプロトコルが
実行される。更に、RF・IF部2からは制御装置6に
対し、受信電波の電界強度データが入力される。また、
送信時には、制御装置6からの制御データが、デジタル
信号処理回路4に入力され、送信電波に重畳される。
【0013】なお、図示しないが、音声信号処理回路5
には、スピーカ、リンガそしてマイクロホンが接続さ
れ、制御装置6には、キー入力装置と表示装置が接続さ
れる。図2は、本発明にかかるデジタルコードレス電話
装置の親機の構成を示すブロック図である。本親機は、
アンテナ11と、RF・IF部12と、変復調部13
と、デジタル信号処理回路14と、音声信号処理回路1
5と、制御装置16と(以上11〜16の各ブロック構
成は図1に示す子機の構成と同じである)、回線制御回
路17と、転送装置18とから構成されている。なお、
転送装置18に代わって、留守録音装置を設けてもよ
い。
には、スピーカ、リンガそしてマイクロホンが接続さ
れ、制御装置6には、キー入力装置と表示装置が接続さ
れる。図2は、本発明にかかるデジタルコードレス電話
装置の親機の構成を示すブロック図である。本親機は、
アンテナ11と、RF・IF部12と、変復調部13
と、デジタル信号処理回路14と、音声信号処理回路1
5と、制御装置16と(以上11〜16の各ブロック構
成は図1に示す子機の構成と同じである)、回線制御回
路17と、転送装置18とから構成されている。なお、
転送装置18に代わって、留守録音装置を設けてもよ
い。
【0014】回線制御回路17では、電話回線との接続
の制御が行われ、転送装置18では、外からかかってき
た電話を予め設定した電話番号に自動的に転送する制御
が行われる。また、受信時においては、デジタル信号処
理回路14から抽出された制御用の各種データが制御装
置16に入力され、入力された制御データ(メッセージ
など)に基づいて子機との間の発着呼等のプロトコルが
実行される。そして、送信時においては、制御装置16
からの制御データが、デジタル信号処理回路14に入力
され、送信電波に重畳される。
の制御が行われ、転送装置18では、外からかかってき
た電話を予め設定した電話番号に自動的に転送する制御
が行われる。また、受信時においては、デジタル信号処
理回路14から抽出された制御用の各種データが制御装
置16に入力され、入力された制御データ(メッセージ
など)に基づいて子機との間の発着呼等のプロトコルが
実行される。そして、送信時においては、制御装置16
からの制御データが、デジタル信号処理回路14に入力
され、送信電波に重畳される。
【0015】図3は、図1に示す子機の制御装置6で行
われる処理の概要を示すフローチャートであり、その内
容としては、親機の通信圏内から外へ移動したことを子
機から親機に対して通知するための、子機側で行われる
一連の処理について示している。先ず、電源投入後、電
話装置の各部を構成するハードウェアをイニシャライズ
する(S1)。次に、制御データ及び制御チャンネル情
報を受信して、制御チャンネル上のフレーム構造を認識
する制御チャンネル受信処理を行う(S2)。ここで、
フレーム構造の認識に失敗した場合(S3においてNo
の場合)にはS2の処理に戻り、フレーム構造が認識で
きた場合(S3においてYesの場合)には、認識した
フレーム構造に従って、報知情報などの間欠受信処理を
行う(S4)。
われる処理の概要を示すフローチャートであり、その内
容としては、親機の通信圏内から外へ移動したことを子
機から親機に対して通知するための、子機側で行われる
一連の処理について示している。先ず、電源投入後、電
話装置の各部を構成するハードウェアをイニシャライズ
する(S1)。次に、制御データ及び制御チャンネル情
報を受信して、制御チャンネル上のフレーム構造を認識
する制御チャンネル受信処理を行う(S2)。ここで、
フレーム構造の認識に失敗した場合(S3においてNo
の場合)にはS2の処理に戻り、フレーム構造が認識で
きた場合(S3においてYesの場合)には、認識した
フレーム構造に従って、報知情報などの間欠受信処理を
行う(S4)。
【0016】ここで、親機或いは基地局が間欠送信する
報知情報は固有の識別子を持っているため、続いて、こ
の識別子により、間欠受信した報知情報が親機からのも
のであるか否かを判断し(S5)、親機からの報知情報
である場合(S5においてYesの場合)には、更に、
間欠受信している電波の電界強度をRF・IF部2から
検知して、その値が前回受信した電波の電界強度の値よ
りも小さくない場合(S6においてNoの場合)には、
フラグをリセットする(S7)。また、前回受信した電
波の電界強度の値よりも小さい場合(S6においてYe
sの場合)には、フラグをセットする(S8)。即ち、
このフラグがセットされている間は、受信した電波の電
界強度が徐々に弱まっていることとなり、具体的には、
子機が親機から徐々に離れつつある状態となっている。
逆に、このフラグがリセットされている間は、受信した
電波の電界強度が徐々に高まっていることとなり、具体
的には、子機が親機に徐々に近づきつつある状態となっ
ている。
報知情報は固有の識別子を持っているため、続いて、こ
の識別子により、間欠受信した報知情報が親機からのも
のであるか否かを判断し(S5)、親機からの報知情報
である場合(S5においてYesの場合)には、更に、
間欠受信している電波の電界強度をRF・IF部2から
検知して、その値が前回受信した電波の電界強度の値よ
りも小さくない場合(S6においてNoの場合)には、
フラグをリセットする(S7)。また、前回受信した電
波の電界強度の値よりも小さい場合(S6においてYe
sの場合)には、フラグをセットする(S8)。即ち、
このフラグがセットされている間は、受信した電波の電
界強度が徐々に弱まっていることとなり、具体的には、
子機が親機から徐々に離れつつある状態となっている。
逆に、このフラグがリセットされている間は、受信した
電波の電界強度が徐々に高まっていることとなり、具体
的には、子機が親機に徐々に近づきつつある状態となっ
ている。
【0017】続いて、間欠受信している電波の電界強度
がある既定レベル以上であると検知した場合(S9にお
いてYesの場合)には、S4の処理に戻り、間欠受信
を繰り返す。即ち、子機が親機の通信圏内に在り、アイ
ドル(待ち受け)状態で、且つ、静止している場合に
は、S4〜S9のループを回ることになる。また、S9
において、受信した電波の電界強度が既定レベル以下で
あると検知した場合(S9においてNoの場合)には、
フラグがセットされていることを確認した後(S10に
おいてYesの場合)、デジタル信号処理回路4にデー
タ転送し、親機に対して「圏外メッセージ(子機が親機
の通信圏外に在ることを示すメッセージのこと)」を送
出する(S11)。ここで、「圏外メッセージ」として
は、親機と子機間で定められた所定のフォーマットをと
るデータ列となっている。そして、親機に対して、かか
る「圏外メッセージ」を送出した後は、子機は、ひき続
き、基地局との間での制御チャンネル受信処理に移るこ
とになる。なお、受信した電波の電界強度の既定レベル
の設定にあたっては、ある程度の余裕をもたせており、
子機が親機の通信圏内から圏外に移動する際に送出され
る「圏外メッセージ」は、無理なく親機に伝達される。
がある既定レベル以上であると検知した場合(S9にお
いてYesの場合)には、S4の処理に戻り、間欠受信
を繰り返す。即ち、子機が親機の通信圏内に在り、アイ
ドル(待ち受け)状態で、且つ、静止している場合に
は、S4〜S9のループを回ることになる。また、S9
において、受信した電波の電界強度が既定レベル以下で
あると検知した場合(S9においてNoの場合)には、
フラグがセットされていることを確認した後(S10に
おいてYesの場合)、デジタル信号処理回路4にデー
タ転送し、親機に対して「圏外メッセージ(子機が親機
の通信圏外に在ることを示すメッセージのこと)」を送
出する(S11)。ここで、「圏外メッセージ」として
は、親機と子機間で定められた所定のフォーマットをと
るデータ列となっている。そして、親機に対して、かか
る「圏外メッセージ」を送出した後は、子機は、ひき続
き、基地局との間での制御チャンネル受信処理に移るこ
とになる。なお、受信した電波の電界強度の既定レベル
の設定にあたっては、ある程度の余裕をもたせており、
子機が親機の通信圏内から圏外に移動する際に送出され
る「圏外メッセージ」は、無理なく親機に伝達される。
【0018】図4は、図2に示す親機の制御装置16で
行われる処理の概要を示すフローチャートであり、具体
的には、上述した「圏外メッセージ」を子機から受信し
た場合に、転送処理或いは留守録音処理を行うために、
親機の側で行われる一連の処理について示している。即
ち、先ず、電源投入後、電話装置の各部を構成するハー
ドウェアをイニシャライズする(S21)。その後、一
定時間間隔で報知情報などを子機に送信する間欠送信処
理を行う(S22)。また、この間に、子機から「圏外
メッセージ」を受信したか否かのチェックを行い(S2
3)、受信した場合(S23においてYesの場合)に
は、回線制御回路17を通じて転送装置18或いは留守
録音装置(図示せず)を動作させる(S24)。
行われる処理の概要を示すフローチャートであり、具体
的には、上述した「圏外メッセージ」を子機から受信し
た場合に、転送処理或いは留守録音処理を行うために、
親機の側で行われる一連の処理について示している。即
ち、先ず、電源投入後、電話装置の各部を構成するハー
ドウェアをイニシャライズする(S21)。その後、一
定時間間隔で報知情報などを子機に送信する間欠送信処
理を行う(S22)。また、この間に、子機から「圏外
メッセージ」を受信したか否かのチェックを行い(S2
3)、受信した場合(S23においてYesの場合)に
は、回線制御回路17を通じて転送装置18或いは留守
録音装置(図示せず)を動作させる(S24)。
【0019】この結果、以後、親機にかかってきた電話
は、予め設定した電話番号先(転送先)に転送されるこ
とになる。この場合、子機の専用番号を転送先に指定し
ておけば、親機の通信圏外に持ち出された子機に対して
電話が転送されることになる。また、転送装置18の代
わりに留守録音装置を設けた場合には、S24において
回線制御回路17を通じて留守録音装置を動作させるも
のとすれば、親機にかかってきた電話の内容が留守録音
される。
は、予め設定した電話番号先(転送先)に転送されるこ
とになる。この場合、子機の専用番号を転送先に指定し
ておけば、親機の通信圏外に持ち出された子機に対して
電話が転送されることになる。また、転送装置18の代
わりに留守録音装置を設けた場合には、S24において
回線制御回路17を通じて留守録音装置を動作させるも
のとすれば、親機にかかってきた電話の内容が留守録音
される。
【0020】なお、S24では、実際には、子機からの
発呼要求や位置登録要求などのチェ1クを行うようにな
っているが、本発明とは直接関係しないため、ここでの
説明は省略している。また、上記実施例とは逆に、子機
が親機の通信圏外から通信圏内に移動して来た場合に、
子機の側で行われる間欠受信処理において、親機から送
信される電波の電界強度が徐々に大きくなることを確認
し、更に、既定レベル以上となった場合に、親機に対し
て「圏内メッセージ」を送出するものとし、かかるメッ
セージを受けた親機が転送装置18或いは留守録音装置
を非動作状態とするように制御することもプログラムを
若干変更するだけで簡単に実施できる。
発呼要求や位置登録要求などのチェ1クを行うようにな
っているが、本発明とは直接関係しないため、ここでの
説明は省略している。また、上記実施例とは逆に、子機
が親機の通信圏外から通信圏内に移動して来た場合に、
子機の側で行われる間欠受信処理において、親機から送
信される電波の電界強度が徐々に大きくなることを確認
し、更に、既定レベル以上となった場合に、親機に対し
て「圏内メッセージ」を送出するものとし、かかるメッ
セージを受けた親機が転送装置18或いは留守録音装置
を非動作状態とするように制御することもプログラムを
若干変更するだけで簡単に実施できる。
【0021】
【発明の効果】以上の本発明によれば、子機が屋内用親
機の通信圏内から屋外基地局の通信圏内に移動した場合
に、子機から親機に対して「圏外メッセージ」が送出さ
れるので、かかるメッセージを受けた親機はその有する
転送機能や留守録音機能を自動的に動作させることがで
きる。このため、転送機能や留守録音機能を動作させる
ための手操作は全く不要となる。
機の通信圏内から屋外基地局の通信圏内に移動した場合
に、子機から親機に対して「圏外メッセージ」が送出さ
れるので、かかるメッセージを受けた親機はその有する
転送機能や留守録音機能を自動的に動作させることがで
きる。このため、転送機能や留守録音機能を動作させる
ための手操作は全く不要となる。
【0022】また、子機の専用番号を転送先に指定して
おけば、子機の移動先に電話を転送させることができ
る。このため、親機に対して発呼した使用者は、呼び出
し先が不在の場合でも、再度、子機に対して発呼する必
要がなくなり、移動先の子機と通話をスムースに開始す
ことができるようになる。この結果、通話の成功確率は
大幅に向上される。
おけば、子機の移動先に電話を転送させることができ
る。このため、親機に対して発呼した使用者は、呼び出
し先が不在の場合でも、再度、子機に対して発呼する必
要がなくなり、移動先の子機と通話をスムースに開始す
ことができるようになる。この結果、通話の成功確率は
大幅に向上される。
【0023】加えて、子機としては、親機から間欠送信
される電波の電界強度を検出して、親機に対し一回だけ
「圏外メッセージ」を送出すればよいので、その待ち受
け時においても電池消耗を早めることがないという副次
的効果を奏する。
される電波の電界強度を検出して、親機に対し一回だけ
「圏外メッセージ」を送出すればよいので、その待ち受
け時においても電池消耗を早めることがないという副次
的効果を奏する。
【図1】本発明にかかるデジタルコードレス電話装置の
子機の構成を示すブロック図である。
子機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるデジタルコードレス電話装置の
親機の構成を示すブロック図である。
親機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す子機の制御装置で行われる処理の概
要を示すフローチャートである。
要を示すフローチャートである。
【図4】図2に示す親機の制御装置で行われる処理の概
要を示すフローチャートである。
要を示すフローチャートである。
【図5】デジタルコードレス電話装置の子機において一
般的に行われる処理の概要を示すフローチャートであ
る。
般的に行われる処理の概要を示すフローチャートであ
る。
6 制御装置(子機) 16 制御装置(親機) 17 回線制御回路 18 転送装置
Claims (1)
- 【請求項1】 無線通信により、屋内用親機及び屋外基
地局と音声通信及び制御データの送受信が可能である移
動用子機を有するデジタルコードレス電話装置におい
て、 前記子機が、 制御データ受信処理時に、受信した情報が、前記屋内用
親機からのものであるか否かを検出する受信情報検出手
段と、 受信した情報が、前記屋内用親機からのものであると検
出された場合に、受信電波の電界強度の変化を検出し
て、所定のしきい値と比較する電界強度比較手段と、 電界強度が前記しきい値を下回った場合に、前記屋内用
親機に対し、その通信圏外に移動する旨のメッセージを
伝達するメッセージ伝達手段を備え、 前記屋内用親機が、 転送手段及び/又は留守録音手段と、 制御データ送信処理時に、前記子機から送信される前記
メッセージを受信するメッセージ受信手段と、 前記メッセージを受信した場合に、前記転送手段或いは
留守録音手段が動作状態となるように制御する制御手段
を備えていることを特徴とするデジタルコードレス電話
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5010214A JPH06224832A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | デジタルコードレス電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5010214A JPH06224832A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | デジタルコードレス電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224832A true JPH06224832A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11744024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5010214A Pending JPH06224832A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | デジタルコードレス電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06224832A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0898249A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-12 | Nec Commun Syst Ltd | 移動無線電話機の着信不可通知方式 |
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US10445799B2 (en) | 2004-09-30 | 2019-10-15 | Uber Technologies, Inc. | Supply-chain side assistance |
US10458801B2 (en) | 2014-05-06 | 2019-10-29 | Uber Technologies, Inc. | Systems and methods for travel planning that calls for at least one transportation vehicle unit |
US10514816B2 (en) | 2004-12-01 | 2019-12-24 | Uber Technologies, Inc. | Enhanced user assistance |
US10657468B2 (en) | 2014-05-06 | 2020-05-19 | Uber Technologies, Inc. | System and methods for verifying that one or more directives that direct transport of a second end user does not conflict with one or more obligations to transport a first end user |
US10687166B2 (en) | 2004-09-30 | 2020-06-16 | Uber Technologies, Inc. | Obtaining user assistance |
US11100434B2 (en) | 2014-05-06 | 2021-08-24 | Uber Technologies, Inc. | Real-time carpooling coordinating system and methods |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5010214A patent/JPH06224832A/ja active Pending
Cited By (18)
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US11669785B2 (en) | 2014-05-06 | 2023-06-06 | Uber Technologies, Inc. | System and methods for verifying that one or more directives that direct transport of a second end user does not conflict with one or more obligations to transport a first end user |
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