JPH06223500A - 情報再生装置 - Google Patents
情報再生装置Info
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- JPH06223500A JPH06223500A JP1002893A JP1002893A JPH06223500A JP H06223500 A JPH06223500 A JP H06223500A JP 1002893 A JP1002893 A JP 1002893A JP 1002893 A JP1002893 A JP 1002893A JP H06223500 A JPH06223500 A JP H06223500A
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Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ギャップ領域の磁化状態(極性)に
影響されず、VFO領域に記録されたユーザデータを先
頭から再生でき、且つデータ再生用の同期をとるための
マージンを確保する情報再生装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は、記録媒体からの情報信号が入力され
るACカップリングを含むリード系と、リード系からの
再生信号を微分する微分器5と、微分された信号をゼロ
クロススライスするコンパレータ6と、前記再生信号を
適当なスライスレベルにするコンパレータ9と、コンパ
レータ9及びマイクロコンピュータ12からの信号が入
力するORゲート13と、コンパレータ6及びORゲー
ト13からのゲート信号S4,S3が入力するANDゲ
ート14と、ANDゲートの出力信号S4によりトリガ
され、2値化信号を出力するワンショット回路15とで
構成され、ギャップ領域の磁化状態に影響されず再生す
る情報再生装置である。
影響されず、VFO領域に記録されたユーザデータを先
頭から再生でき、且つデータ再生用の同期をとるための
マージンを確保する情報再生装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は、記録媒体からの情報信号が入力され
るACカップリングを含むリード系と、リード系からの
再生信号を微分する微分器5と、微分された信号をゼロ
クロススライスするコンパレータ6と、前記再生信号を
適当なスライスレベルにするコンパレータ9と、コンパ
レータ9及びマイクロコンピュータ12からの信号が入
力するORゲート13と、コンパレータ6及びORゲー
ト13からのゲート信号S4,S3が入力するANDゲ
ート14と、ANDゲートの出力信号S4によりトリガ
され、2値化信号を出力するワンショット回路15とで
構成され、ギャップ領域の磁化状態に影響されず再生す
る情報再生装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク媒体等上のデー
タを記録・消去・再生を行う記録再生装置に係り、特に
ユーザデータ(VFO信号)の再生開始動作が改善され
た情報再生装置に関する。
タを記録・消去・再生を行う記録再生装置に係り、特に
ユーザデータ(VFO信号)の再生開始動作が改善され
た情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、従来のディスク媒体へ情報を
記録、若しくはディスク媒体上の情報を消去,再生する
記録再生装置における情報再生装置の概略的な構成を示
し説明する。
記録、若しくはディスク媒体上の情報を消去,再生する
記録再生装置における情報再生装置の概略的な構成を示
し説明する。
【0003】この情報再生装置は、図示しない光学ヘッ
ドから出力される再生信号を微分する微分器21と、微
分された微分信号S11をゼロクロススライスを行うコ
ンパレータ22と、前記再生信号を適当なスライスレベ
ルでスライスするコンパレータ23と、前記コンパレー
タ22,23からの信号S12,S13を和するAND
ゲート24と、その出力信号S14をトリガさせて2値
化信号を出力するワンショット回路25とで構成され
る。前記ワンショット回路25は、出力信号(2値化信
号)の幅を一定に保つために設けられている。次に図6
のタイミングチャートを参照して、前述した従来の情報
再生装置の動作について説明する。まず、図示しない光
学ヘッドから出力される再生信号が微分器21により微
分され、その微分信号S11はコンパレータ22でゼロ
クロススライスされる。
ドから出力される再生信号を微分する微分器21と、微
分された微分信号S11をゼロクロススライスを行うコ
ンパレータ22と、前記再生信号を適当なスライスレベ
ルでスライスするコンパレータ23と、前記コンパレー
タ22,23からの信号S12,S13を和するAND
ゲート24と、その出力信号S14をトリガさせて2値
化信号を出力するワンショット回路25とで構成され
る。前記ワンショット回路25は、出力信号(2値化信
号)の幅を一定に保つために設けられている。次に図6
のタイミングチャートを参照して、前述した従来の情報
再生装置の動作について説明する。まず、図示しない光
学ヘッドから出力される再生信号が微分器21により微
分され、その微分信号S11はコンパレータ22でゼロ
クロススライスされる。
【0004】前記コンパレータ22からのゼロクロスス
ライスされた信号S12及び、前記再生信号がコンパレ
ータ23で適当なスライスレベルでスライスされた信号
S13をANDゲート24で和され、その和信号S14
がワンショット回路25に入力される。前記ワンショッ
ト回路25では、和信号S14の入力により、トリガさ
れた2値化信号を出力する。
ライスされた信号S12及び、前記再生信号がコンパレ
ータ23で適当なスライスレベルでスライスされた信号
S13をANDゲート24で和され、その和信号S14
がワンショット回路25に入力される。前記ワンショッ
ト回路25では、和信号S14の入力により、トリガさ
れた2値化信号を出力する。
【0005】このように2つの信号S11,S12の和
をとることにより、ノイズ等の種々の原因で信号S12
中に発生した不要パルスが除去され、エラー率の低い装
置が実現されている。この不要パルスは、データが
“0”の期間が長く続くと、その領域において再生信号
のレベルが一定となるので、その微分信号のレベルはゼ
ロとなり、コンパレータでゼロスライスを行うと、わず
かなノイズの混入でコンパレータの出力を変化させてし
まうものである。
をとることにより、ノイズ等の種々の原因で信号S12
中に発生した不要パルスが除去され、エラー率の低い装
置が実現されている。この不要パルスは、データが
“0”の期間が長く続くと、その領域において再生信号
のレベルが一定となるので、その微分信号のレベルはゼ
ロとなり、コンパレータでゼロスライスを行うと、わず
かなノイズの混入でコンパレータの出力を変化させてし
まうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した記録
再生装置に用いられる光ディスク,アモルファス,孔あ
け型の光磁気ディスク等のディスク媒体においては、通
常、ユーザデータを記録するVFO領域より前の領域に
は、情報が記録されないギャップ(GAP)領域が設け
られておる。
再生装置に用いられる光ディスク,アモルファス,孔あ
け型の光磁気ディスク等のディスク媒体においては、通
常、ユーザデータを記録するVFO領域より前の領域に
は、情報が記録されないギャップ(GAP)領域が設け
られておる。
【0007】一般的に前記ギャップ領域の磁化状態(極
性)は、統一されていない。そのため前記ギャップ領域
の極性は、ライト状態となっているものと、イレース状
態となっているものとの2通りのディスク媒体が存在す
る。
性)は、統一されていない。そのため前記ギャップ領域
の極性は、ライト状態となっているものと、イレース状
態となっているものとの2通りのディスク媒体が存在す
る。
【0008】図7において、ディスク媒体のギャップ領
域がライト状態で記録されている場合の入力信号(VF
O信号)aの記録(再生)状態と、前記入力信号aで検
出されるゲート信号bとを示す。同様に、ディスク媒体
のギャップ領域がイレース状態で記録されている場合の
入力信号(VFO信号)cの記録(再生)状態と、前記
入力信号cで検出されるゲート信号dとを示す。
域がライト状態で記録されている場合の入力信号(VF
O信号)aの記録(再生)状態と、前記入力信号aで検
出されるゲート信号bとを示す。同様に、ディスク媒体
のギャップ領域がイレース状態で記録されている場合の
入力信号(VFO信号)cの記録(再生)状態と、前記
入力信号cで検出されるゲート信号dとを示す。
【0009】このように、ディスク媒体からのVFO信
号は、ギャップ領域がライト状態若しくはイレース状態
により、VFO信号の最初の部分トランジェントは逆向
きに出る。これらの信号からデータの微分信号S11の
ゼロクロス位置を見つけるためのゲート信号S12を生
成すると、入力信号aの時がゲート信号bになり、信号
が過渡応答している期間ゲートはオフとなり、入力信号
cのときは、ゲート信号bは過渡応答の期間がオンとな
る。
号は、ギャップ領域がライト状態若しくはイレース状態
により、VFO信号の最初の部分トランジェントは逆向
きに出る。これらの信号からデータの微分信号S11の
ゼロクロス位置を見つけるためのゲート信号S12を生
成すると、入力信号aの時がゲート信号bになり、信号
が過渡応答している期間ゲートはオフとなり、入力信号
cのときは、ゲート信号bは過渡応答の期間がオンとな
る。
【0010】つまり図5に示した情報再生装置(2値化
回路)において、入力する信号が入力信号cの場合に
は、微分信号のゼロクロス点から入力信号cのピーク点
を求めることができるが、一方、入力信号aの場合に
は、入力信号の過渡応答期間中はデータを見つけるため
のゲート信号(S12)がオフになり、該入力信号aの
ピーク点を見つけて、データとして再生することができ
ない。
回路)において、入力する信号が入力信号cの場合に
は、微分信号のゼロクロス点から入力信号cのピーク点
を求めることができるが、一方、入力信号aの場合に
は、入力信号の過渡応答期間中はデータを見つけるため
のゲート信号(S12)がオフになり、該入力信号aの
ピーク点を見つけて、データとして再生することができ
ない。
【0011】一般に、入力信号を再生するために用いら
れるクロックを再生データと同期させるのに必要とされ
るバイト数は、6バイト以下である。また、VFO領域
の長さは、少なくとも12バイトあるため、過渡応答に
より読み出しできないデータが2〜3バイト程度発生し
ても、ユーザデータが再生できなくなるということはな
いが、VFO領域のデータに欠陥があった場合マージン
がなくなる。
れるクロックを再生データと同期させるのに必要とされ
るバイト数は、6バイト以下である。また、VFO領域
の長さは、少なくとも12バイトあるため、過渡応答に
より読み出しできないデータが2〜3バイト程度発生し
ても、ユーザデータが再生できなくなるということはな
いが、VFO領域のデータに欠陥があった場合マージン
がなくなる。
【0012】そこで本発明は、ギャップ領域の磁化状態
(極性)に影響されず、ユーザデータとなるVFO領域
に記録されたユーザデータを先頭から再生でき、且つデ
ータ再生用の同期をとるためのマージンを確保する情報
再生装置を提供することを目的とする。
(極性)に影響されず、ユーザデータとなるVFO領域
に記録されたユーザデータを先頭から再生でき、且つデ
ータ再生用の同期をとるためのマージンを確保する情報
再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、記録媒体上のデータに応じた再生信号を取
り出すピックアップ手段と、前記再生信号の低周波成分
をカットするACカップリング手段と、前記ACカップ
リング手段の出力を微分する微分手段と、前記微分手段
の出力を所定基準値と比較する比較手段と、前記記録媒
体上のVFO領域からの再生信号が過渡応答している期
間は、前記VFO領域からの再生信号の状態にかかわら
ず前記比較手段の出力を通過させるゲート手段とで構成
された情報再生装置を提供する。
するために、記録媒体上のデータに応じた再生信号を取
り出すピックアップ手段と、前記再生信号の低周波成分
をカットするACカップリング手段と、前記ACカップ
リング手段の出力を微分する微分手段と、前記微分手段
の出力を所定基準値と比較する比較手段と、前記記録媒
体上のVFO領域からの再生信号が過渡応答している期
間は、前記VFO領域からの再生信号の状態にかかわら
ず前記比較手段の出力を通過させるゲート手段とで構成
された情報再生装置を提供する。
【0014】
【作用】以上のような構成の情報再生装置は、ユーザデ
ータが記録されるVFO領域において、過渡応答期間に
あるVFO領域に記憶されるデータを、外部からデータ
再生用のゲート信号をオンすることにより読出され、ギ
ャップ領域の磁化状態(極性)の方向にかかわらず、記
録データが再生される。
ータが記録されるVFO領域において、過渡応答期間に
あるVFO領域に記憶されるデータを、外部からデータ
再生用のゲート信号をオンすることにより読出され、ギ
ャップ領域の磁化状態(極性)の方向にかかわらず、記
録データが再生される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
の情報再生装置の構成を示し説明する。
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
の情報再生装置の構成を示し説明する。
【0016】この情報再生装置において、図示しない光
学ヘッドから出力される再生信号がリード系に入力す
る。このリード系は、ディテクタ1と、増幅器2と、コ
ンデンサ3,抵抗4からなるACカップリングとにより
構成される。このACカップリングは、図7(b)に示
すような入力信号がGNDレベルから振動を開始した直
後は、出力信号も入力信号と同様に大きく振れる。しか
し、すぐに抵抗4を介して、コンデンサ3にチャージさ
れた直流成分が放電され、出力信号はGNDレベルを中
心とした振動になる。この抵抗4を介してコンデンサ3
が放電している期間を過渡応答期間と称している。この
過渡応答期間は、コンデンサ3,抵抗4の値で決定さ
れ、例えばC=1000 pF,抵抗値=10kΩとすれ
ば、ACカップリングの時定数Tは、 時定数T=1000×10-12 ×10×103 =1×1
0-5 として求められる。
学ヘッドから出力される再生信号がリード系に入力す
る。このリード系は、ディテクタ1と、増幅器2と、コ
ンデンサ3,抵抗4からなるACカップリングとにより
構成される。このACカップリングは、図7(b)に示
すような入力信号がGNDレベルから振動を開始した直
後は、出力信号も入力信号と同様に大きく振れる。しか
し、すぐに抵抗4を介して、コンデンサ3にチャージさ
れた直流成分が放電され、出力信号はGNDレベルを中
心とした振動になる。この抵抗4を介してコンデンサ3
が放電している期間を過渡応答期間と称している。この
過渡応答期間は、コンデンサ3,抵抗4の値で決定さ
れ、例えばC=1000 pF,抵抗値=10kΩとすれ
ば、ACカップリングの時定数Tは、 時定数T=1000×10-12 ×10×103 =1×1
0-5 として求められる。
【0017】そして、このリード系の出力端は、該出力
端からの再生信号を微分する微分器5と、前記再生信号
を適当なスライスレベルでスライスするコンパレータ9
の(+)入力端に接続される。前記微分器5は、微分さ
れた信号S1をゼロクロススライスを行うコンパレータ
6の(−)入力端に接続され、該コンパレータ6の
(+)入力端は、電源電圧 +Vが印加される直列接続さ
れた抵抗7,8の接続点に接続される。
端からの再生信号を微分する微分器5と、前記再生信号
を適当なスライスレベルでスライスするコンパレータ9
の(+)入力端に接続される。前記微分器5は、微分さ
れた信号S1をゼロクロススライスを行うコンパレータ
6の(−)入力端に接続され、該コンパレータ6の
(+)入力端は、電源電圧 +Vが印加される直列接続さ
れた抵抗7,8の接続点に接続される。
【0018】同様に、前記コンパレータ9の(−)入力
端には、電源電圧 +Vが印加される直列接続された抵抗
10,11の接続点に接続される。前記コンパレータ9
の出力端は、ORゲート13の入力端の一端に接続さ
れ、他端には、マイクロコンピュータ12が接続され
る。
端には、電源電圧 +Vが印加される直列接続された抵抗
10,11の接続点に接続される。前記コンパレータ9
の出力端は、ORゲート13の入力端の一端に接続さ
れ、他端には、マイクロコンピュータ12が接続され
る。
【0019】そして、前記コンパレータ6の出力端及び
ORゲート13の出力端は、ANDゲート14のそれぞ
れの入力端に接続され、該ANDゲート14の出力端
は、ANDゲート14の出力信号S4によりトリガされ
て、2値化信号を出力するワンショット回路15に接続
される。次に図2のタイミングチャートを参照して、前
述したように構成された情報再生装置の動作について説
明する。
ORゲート13の出力端は、ANDゲート14のそれぞ
れの入力端に接続され、該ANDゲート14の出力端
は、ANDゲート14の出力信号S4によりトリガされ
て、2値化信号を出力するワンショット回路15に接続
される。次に図2のタイミングチャートを参照して、前
述したように構成された情報再生装置の動作について説
明する。
【0020】まず、図示しない光学ヘッドから出力され
る再生信号は、入力信号としてリード系に入力する。リ
ード系ACを経た再生信号からコンパレータ9により作
られたゲート信号S1をORゲート13に入力する。
る再生信号は、入力信号としてリード系に入力する。リ
ード系ACを経た再生信号からコンパレータ9により作
られたゲート信号S1をORゲート13に入力する。
【0021】さらにORゲート13の出力が、少くとも
VFO信号が過渡応答で変動している期間がHレベルと
なるように、マイクロコンピュータ12からの制御信号
S2を割り込ませる。
VFO信号が過渡応答で変動している期間がHレベルと
なるように、マイクロコンピュータ12からの制御信号
S2を割り込ませる。
【0022】この制御信号S2を割り込ませるタイミン
グは、各セクタの先頭部にあるセクタマーク若しくは、
その後のID領域内のアドレスマークからの時間を計る
ことにより決定する。このような割り込みにより、OR
ゲート13の開けていたゲートを閉じるタイミングは、
前記リード系の低域側のカットオフ周波数より決定す
る。例えば、カットオフ周波数が300kHzとする
と、ゲートを閉じるタイミングは、VFO領域開始後
3.3μs程度である。ゲートを開けるタイミングはV
FO領域が始まる前であれば、制限されない。例えば、
低周波側のカットオフ周波数が100kHzであれば、
回路の時定数が1×10-5となる。よって、過渡応答が
整定するまでに必要な時間が約10μsecになる。ゲ
ート信号の切り換えは、過渡応答が整定した時点で実施
するため、低周波側のカットオフ周波数の逆数の時間が
ゲート切り換え時間に匹敵する。
グは、各セクタの先頭部にあるセクタマーク若しくは、
その後のID領域内のアドレスマークからの時間を計る
ことにより決定する。このような割り込みにより、OR
ゲート13の開けていたゲートを閉じるタイミングは、
前記リード系の低域側のカットオフ周波数より決定す
る。例えば、カットオフ周波数が300kHzとする
と、ゲートを閉じるタイミングは、VFO領域開始後
3.3μs程度である。ゲートを開けるタイミングはV
FO領域が始まる前であれば、制限されない。例えば、
低周波側のカットオフ周波数が100kHzであれば、
回路の時定数が1×10-5となる。よって、過渡応答が
整定するまでに必要な時間が約10μsecになる。ゲ
ート信号の切り換えは、過渡応答が整定した時点で実施
するため、低周波側のカットオフ周波数の逆数の時間が
ゲート切り換え時間に匹敵する。
【0023】従って、ゲート信号S3は図2に示すよう
になり、このゲート信号S3とゼロクロス信号S4とを
ANDゲート14に入力すると、和信号5が得られる。
この和信号S5をワンショット回路15に入力させて、
トリガ信号として出力させると、2値化信号が得られ
る。この2値化信号に示されるように、過渡応答領域に
おいても、VFO信号の再生が行われていることがわか
る。
になり、このゲート信号S3とゼロクロス信号S4とを
ANDゲート14に入力すると、和信号5が得られる。
この和信号S5をワンショット回路15に入力させて、
トリガ信号として出力させると、2値化信号が得られ
る。この2値化信号に示されるように、過渡応答領域に
おいても、VFO信号の再生が行われていることがわか
る。
【0024】次に図3には、本発明による第2実施例と
しての情報再生装置の構成を示し説明する。ここで、第
2実施例の構成部材で図1に示した構成部材と同等の部
材には、同じ参照符号を付しその説明を省略する。
しての情報再生装置の構成を示し説明する。ここで、第
2実施例の構成部材で図1に示した構成部材と同等の部
材には、同じ参照符号を付しその説明を省略する。
【0025】この情報再生装置では、コンパレータ9の
(−)入力端に入力される信号レベルを、マイクロコン
ピュータ12により制御されるD/Aコンバータ16を
介した出力信号S6により設定している。そして、コン
パレータ9からは、ゲート信号S7がANDゲート14
に入力している。この状態を図4のタンミングチャート
に示す。
(−)入力端に入力される信号レベルを、マイクロコン
ピュータ12により制御されるD/Aコンバータ16を
介した出力信号S6により設定している。そして、コン
パレータ9からは、ゲート信号S7がANDゲート14
に入力している。この状態を図4のタンミングチャート
に示す。
【0026】図4に示されるD/Aコンバータ16の出
力信号S6の切り換えタイミングの決定は、前述した第
1実施例のゲート信号S3の切り換えタイミングと同様
である。前記D/Aコンバータ16の出力レベルは、V
FO領域の過渡応答期間内では、VFO領域のマイナス
側のピーク値よりも十分低いレベルとし、過渡応答期間
が終了したら、GNDレベルとする。従って、コンパレ
ータ3の出力は、図4のゲート信号S7に示すように、
図2に示したゲート信号S3と同信号となり、過渡応答
時もVFO領域に記録されたデータを再生することがで
きる。
力信号S6の切り換えタイミングの決定は、前述した第
1実施例のゲート信号S3の切り換えタイミングと同様
である。前記D/Aコンバータ16の出力レベルは、V
FO領域の過渡応答期間内では、VFO領域のマイナス
側のピーク値よりも十分低いレベルとし、過渡応答期間
が終了したら、GNDレベルとする。従って、コンパレ
ータ3の出力は、図4のゲート信号S7に示すように、
図2に示したゲート信号S3と同信号となり、過渡応答
時もVFO領域に記録されたデータを再生することがで
きる。
【0027】以上説明したように、本実施例の情報再生
装置は、VFO信号が過渡応答している領域に記憶され
るデータを、外部からデータ再生用のゲート信号をオン
とすることにより、ギャップ領域の磁化状態(極性)の
方向にかかわらず、再生できる。すなわち、VFO領域
の先頭位置に記録されたデータを再生することができる
ようになり、信号再生を行う際に同期をとるためのマー
ジンも増加した。また本発明は、前述した実施例に限定
されるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
装置は、VFO信号が過渡応答している領域に記憶され
るデータを、外部からデータ再生用のゲート信号をオン
とすることにより、ギャップ領域の磁化状態(極性)の
方向にかかわらず、再生できる。すなわち、VFO領域
の先頭位置に記録されたデータを再生することができる
ようになり、信号再生を行う際に同期をとるためのマー
ジンも増加した。また本発明は、前述した実施例に限定
されるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ギ
ャップ領域の磁化状態(極性)に影響されず、ユーザデ
ータとなるVFO信号を先頭から再生可能で、且つデー
タ再生用の同期をとるためのマージンを確保する情報再
生装置を提供することができる。
ャップ領域の磁化状態(極性)に影響されず、ユーザデ
ータとなるVFO信号を先頭から再生可能で、且つデー
タ再生用の同期をとるためのマージンを確保する情報再
生装置を提供することができる。
【図1】本発明による第1実施例としての情報再生装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】図1に示す情報再生装置の動作について説明す
るためのタイミングチャートである。
るためのタイミングチャートである。
【図3】本発明による第2実施例としての情報再生装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図4】図3に示す情報再生装置の動作について説明す
るためのタイミングチャートである。
るためのタイミングチャートである。
【図5】従来の情報再生装置の概略的な構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】従来の情報再生装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図7】ディスク媒体のギャップ領域の2磁化状態での
入力信号と出力信号の波形を示す。
入力信号と出力信号の波形を示す。
1…ディテクタ、2…増幅器、3…コンデンサ、4,
7,8,10,11,R1,R2,R3…抵抗、5,2
1…微分器、6,9,22,23…コンパレータ、12
…マイクロコンピュータ、13…ORゲート、14,2
4…ANDゲート、15,25…ワンショット回路、1
6…D/Aコンバータ。
7,8,10,11,R1,R2,R3…抵抗、5,2
1…微分器、6,9,22,23…コンパレータ、12
…マイクロコンピュータ、13…ORゲート、14,2
4…ANDゲート、15,25…ワンショット回路、1
6…D/Aコンバータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した記録
再生装置に用いられるディスク媒体においては、通常、
ユーザデータを記録するVFO領域より前の領域には、
情報が記録されないギャップ(GAP)領域が設けられ
ている。
再生装置に用いられるディスク媒体においては、通常、
ユーザデータを記録するVFO領域より前の領域には、
情報が記録されないギャップ(GAP)領域が設けられ
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】この情報再生装置において、図示しない光
磁気ディスクから光学ヘッドにより検出される再生信号
がリード系に入力する。このリード系は、ディテクタ1
と、増幅器2と、コンデンサ3,抵抗4からなるACカ
ップリングとにより構成される。このACカップリング
は、図7(b)に示すような入力信号がGNDレベルか
ら振動を開始した直後は、出力信号も入力信号と同様に
大きく振れる。しかし、すぐに抵抗4を介して、コンデ
ンサ3にチャージされた直流成分が放電され、出力信号
はGNDレベルを中心とした振動になる。この抵抗4を
介してコンデンサ3が放電している期間を過渡応答期間
と称している。この過渡応答期間は、コンデンサ3,抵
抗4の値で決定され、例えばC=1000 pF,抵抗値
=10kΩとすれば、ACカップリングの時定数Tは、 時定数T=1000×10-12 ×10×103 =1×1
0 -5s として求められる。
磁気ディスクから光学ヘッドにより検出される再生信号
がリード系に入力する。このリード系は、ディテクタ1
と、増幅器2と、コンデンサ3,抵抗4からなるACカ
ップリングとにより構成される。このACカップリング
は、図7(b)に示すような入力信号がGNDレベルか
ら振動を開始した直後は、出力信号も入力信号と同様に
大きく振れる。しかし、すぐに抵抗4を介して、コンデ
ンサ3にチャージされた直流成分が放電され、出力信号
はGNDレベルを中心とした振動になる。この抵抗4を
介してコンデンサ3が放電している期間を過渡応答期間
と称している。この過渡応答期間は、コンデンサ3,抵
抗4の値で決定され、例えばC=1000 pF,抵抗値
=10kΩとすれば、ACカップリングの時定数Tは、 時定数T=1000×10-12 ×10×103 =1×1
0 -5s として求められる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この制御信号S2を割り込ませるタイミン
グは、各セクタの先頭部にあるセクタマーク若しくは、
その後のID領域内のアドレスマークからの時間を計る
ことにより決定する。このような割り込みにより、OR
ゲート13の開けていたゲートを閉じるタイミングは、
前記リード系の低域側のカットオフ周波数より決定す
る。例えば、カットオフ周波数が300kHzとする
と、ゲートを閉じるタイミングは、VFO領域開始後
3.3μs程度である。ゲートを開けるタイミングはV
FO領域が始まる前であれば、制限されない。例えば、
低周波側のカットオフ周波数が100kHzであれば、
回路の時定数が1×10-5となる。よって、過渡応答が
整定するまでに必要な時間が約10μsecになる。ゲ
ート信号の切り換えは、過渡応答が整定した時点で実施
するため、低周波側のカットオフ周波数の逆数の時間が
ゲート切り換え時間に相当する。
グは、各セクタの先頭部にあるセクタマーク若しくは、
その後のID領域内のアドレスマークからの時間を計る
ことにより決定する。このような割り込みにより、OR
ゲート13の開けていたゲートを閉じるタイミングは、
前記リード系の低域側のカットオフ周波数より決定す
る。例えば、カットオフ周波数が300kHzとする
と、ゲートを閉じるタイミングは、VFO領域開始後
3.3μs程度である。ゲートを開けるタイミングはV
FO領域が始まる前であれば、制限されない。例えば、
低周波側のカットオフ周波数が100kHzであれば、
回路の時定数が1×10-5となる。よって、過渡応答が
整定するまでに必要な時間が約10μsecになる。ゲ
ート信号の切り換えは、過渡応答が整定した時点で実施
するため、低周波側のカットオフ周波数の逆数の時間が
ゲート切り換え時間に相当する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】以上説明したように、本実施例の情報再生
装置は、VFO信号が過渡応答している領域に記憶され
るデータを、外部からデータ再生用のゲート信号をオン
とすることにより、ギャップ領域の磁化状態(極性)の
方向にかかわらず、再生できる。すなわち、VFO領域
の先頭位置に記録されたデータを再生することができる
ようになり、信号再生を行う際に同期をとるためのマー
ジンも増加する。また本発明は、前述した実施例に限定
されるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
装置は、VFO信号が過渡応答している領域に記憶され
るデータを、外部からデータ再生用のゲート信号をオン
とすることにより、ギャップ領域の磁化状態(極性)の
方向にかかわらず、再生できる。すなわち、VFO領域
の先頭位置に記録されたデータを再生することができる
ようになり、信号再生を行う際に同期をとるためのマー
ジンも増加する。また本発明は、前述した実施例に限定
されるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体上のデータに応じた再生信号を
取り出すピックアップ手段と、 前記再生信号の低周波成分をカットするACカップリン
グ手段と、 前記ACカップリング手段の出力を微分する微分手段
と、 前記微分手段の出力を所定基準値と比較する比較手段
と、 前記記録媒体上のVFO領域からの再生信号が過渡応答
している期間は、前記VFO領域からの再生信号の状態
にかかわらず前記比較手段の出力を通過させるゲート手
段と、を具備することを特徴とする情報再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002893A JPH06223500A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 情報再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002893A JPH06223500A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 情報再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06223500A true JPH06223500A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11738945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1002893A Withdrawn JPH06223500A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 情報再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06223500A (ja) |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1002893A patent/JPH06223500A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |