JPH06221261A - 圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置 - Google Patents
圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置Info
- Publication number
- JPH06221261A JPH06221261A JP1084793A JP1084793A JPH06221261A JP H06221261 A JPH06221261 A JP H06221261A JP 1084793 A JP1084793 A JP 1084793A JP 1084793 A JP1084793 A JP 1084793A JP H06221261 A JPH06221261 A JP H06221261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- sliding
- gate valve
- sliding ring
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプシリンダの端部に装着された摺動板
と、Sパイプの端部に装着された摺動リングとの接触面
が平行でない場合でも両者の密着を可能とした。 【構成】 ポンプシリンダ5、5の端部に装着された摺
動板8に、Sパイプ3の端部に装着された摺動リング9
を摺接させる。Sパイプ3の端部に装着される摺動リン
グ9の装着部を球面15に形成させた。
と、Sパイプの端部に装着された摺動リングとの接触面
が平行でない場合でも両者の密着を可能とした。 【構成】 ポンプシリンダ5、5の端部に装着された摺
動板8に、Sパイプ3の端部に装着された摺動リング9
を摺接させる。Sパイプ3の端部に装着される摺動リン
グ9の装着部を球面15に形成させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートポンプ、モ
ルタルポンプ、汚水処理場脱水ケーキポンプ、ヘドロポ
ンプ、土砂圧送ポンプ、オイルスラッジ等の圧送ポンプ
のS型ゲートバルブ摺動面密着装置に関する。
ルタルポンプ、汚水処理場脱水ケーキポンプ、ヘドロポ
ンプ、土砂圧送ポンプ、オイルスラッジ等の圧送ポンプ
のS型ゲートバルブ摺動面密着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図3に示すコンクリートポンプに
おいてはホッパ1に供給されたコンクリートはゲートハ
ウジング2内のSパイプ3の動きに応じてケーシング4
内のホッパ1側に開放された吸入口を通って2個のコン
クリート圧送のポンプシリンダ5、5内にピストン6、
6により吸入され、吸入されたコンクリートはピストン
6、6によりポンプシリンダ5、5の端部に装着された
摺動板8とSパイプ3の端部に装着された摺動リング9
との摺接によりシールされ、ゲートハウジング2内への
漏洩を最少におさえながらSパイプ3に送り込まれ、図
示しない輸送管を介して所定位置に圧送されると共にS
パイプ3は駆動ライナ10を介して駆動装置11により
揺動させられ、コンクリートの流れを切換え、更にSパ
イプ3は駆動ライナ10を介して軸受12、13により
ゲートハウジング2に固定されている。
おいてはホッパ1に供給されたコンクリートはゲートハ
ウジング2内のSパイプ3の動きに応じてケーシング4
内のホッパ1側に開放された吸入口を通って2個のコン
クリート圧送のポンプシリンダ5、5内にピストン6、
6により吸入され、吸入されたコンクリートはピストン
6、6によりポンプシリンダ5、5の端部に装着された
摺動板8とSパイプ3の端部に装着された摺動リング9
との摺接によりシールされ、ゲートハウジング2内への
漏洩を最少におさえながらSパイプ3に送り込まれ、図
示しない輸送管を介して所定位置に圧送されると共にS
パイプ3は駆動ライナ10を介して駆動装置11により
揺動させられ、コンクリートの流れを切換え、更にSパ
イプ3は駆動ライナ10を介して軸受12、13により
ゲートハウジング2に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したコンクリート
ポンプにおいては2個のコンクリート圧送のポンプシリ
ンダ5、5と交互に接続するSパイプ3は、機構上揺動
中心と摺動リング9を装着する揺動端とは最小半径Rの
偏心がないと成立しない。従って圧送中Sパイプ3は圧
送圧力Pによる力FをSパイプ3の両端が受けることと
なる。(Sパイプの入口と出口の圧力は厳密には圧力損
失分だけ出口側が低いがSパイプは短かいので実用上は
無視できる程度である。)このSパイプ3の偏心Rによ
るモーメントM=F×RはSパイプ3に作用しライナ1
0を介して軸受12、13で支持されているSパイプ3
は揺動中心軸に対しαの角度だけ撓むことになる。そし
てこの撓み角αは圧送圧力が高くなると無視できなくな
り摺動板8と摺動リング9の間で隙間を生じ而も摺動リ
ング9はSパイプ3にインローで装着されているため押
圧機構14で押し付けても解消できずコンクリートの中
のペースト分を漏洩させ圧送中に問題を生ずる。
ポンプにおいては2個のコンクリート圧送のポンプシリ
ンダ5、5と交互に接続するSパイプ3は、機構上揺動
中心と摺動リング9を装着する揺動端とは最小半径Rの
偏心がないと成立しない。従って圧送中Sパイプ3は圧
送圧力Pによる力FをSパイプ3の両端が受けることと
なる。(Sパイプの入口と出口の圧力は厳密には圧力損
失分だけ出口側が低いがSパイプは短かいので実用上は
無視できる程度である。)このSパイプ3の偏心Rによ
るモーメントM=F×RはSパイプ3に作用しライナ1
0を介して軸受12、13で支持されているSパイプ3
は揺動中心軸に対しαの角度だけ撓むことになる。そし
てこの撓み角αは圧送圧力が高くなると無視できなくな
り摺動板8と摺動リング9の間で隙間を生じ而も摺動リ
ング9はSパイプ3にインローで装着されているため押
圧機構14で押し付けても解消できずコンクリートの中
のペースト分を漏洩させ圧送中に問題を生ずる。
【0004】本発明はかかる問題点に対処するため開発
されたものであってコンクリートの圧送圧力等によりS
パイプの撓み等で摺動板8と摺動リング9の接触面が平
行でなくなる場合でも両者を密着させることを目的とす
る。
されたものであってコンクリートの圧送圧力等によりS
パイプの撓み等で摺動板8と摺動リング9の接触面が平
行でなくなる場合でも両者を密着させることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明はポンプシリンダ5、5の端部に
装着された摺動板8に、Sパイプ3の端部に装着された
摺動リング9を摺接させた圧送ポンプのS型ゲートバル
ブ摺動面密着装置において、前記Sパイプ3の端部に装
着される前記摺動リング9の装着部を球面15に形成し
たことを特徴とする。
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明はポンプシリンダ5、5の端部に
装着された摺動板8に、Sパイプ3の端部に装着された
摺動リング9を摺接させた圧送ポンプのS型ゲートバル
ブ摺動面密着装置において、前記Sパイプ3の端部に装
着される前記摺動リング9の装着部を球面15に形成し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】そして本発明は上記の手段により球面を介して
Sパイプの端部に装着される摺動リングはSパイプに対
し任意の方向に傾けることが可能となり、その上押圧機
構によりポンプシリンダの端部に装着された摺動板に押
し付けられるため圧送圧力によるSパイプが撓んでSパ
イプの端面がαの角度だけ摺動板に対して傾いても摺動
リングは常に摺動板に密着し圧送中のコンクリートのセ
メントベースト分の漏洩を最少にすることができる。
Sパイプの端部に装着される摺動リングはSパイプに対
し任意の方向に傾けることが可能となり、その上押圧機
構によりポンプシリンダの端部に装着された摺動板に押
し付けられるため圧送圧力によるSパイプが撓んでSパ
イプの端面がαの角度だけ摺動板に対して傾いても摺動
リングは常に摺動板に密着し圧送中のコンクリートのセ
メントベースト分の漏洩を最少にすることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1及び図2に基づ
いて説明すると図中符号1乃至14は上述した図3の従
来例と同一部分を同一符号を符してその説明を省略す
る。そして本発明においては図2に示すように摺動リン
グ9のSパイプ3への装着面はSパイプ3の中心線3a
上のA点を中心とした半径Bの球面15とした。
いて説明すると図中符号1乃至14は上述した図3の従
来例と同一部分を同一符号を符してその説明を省略す
る。そして本発明においては図2に示すように摺動リン
グ9のSパイプ3への装着面はSパイプ3の中心線3a
上のA点を中心とした半径Bの球面15とした。
【0008】かくてSパイプ3が圧送圧力によりαの角
度傾いても摺動リング9とSパイプ3との間には柔軟性
があり一定角度内であれば首を振ることができ、而もS
パイプ3は押圧機構14により摺動板8に最適の力で押
し付けられているため、摺動リング9は摺動板8に密着
することができ漏洩を最少に保つことができる。
度傾いても摺動リング9とSパイプ3との間には柔軟性
があり一定角度内であれば首を振ることができ、而もS
パイプ3は押圧機構14により摺動板8に最適の力で押
し付けられているため、摺動リング9は摺動板8に密着
することができ漏洩を最少に保つことができる。
【0009】
【発明の効果】このように本発明によるときはSパイプ
の端部に装着される摺動リングの装着部を球面に形成し
たものであるから摺動リングは球面を介してSパイプに
対し任意の方向に傾くことができるため圧送圧力による
Sパイプの撓みにより生ずる摺動面の隙間を圧送圧力に
無関係に最少に保ってセメントぺーストの漏洩を最少に
し圧送性能を向上させることができると共に摺動板と摺
動リングとが不均等に摩耗することがないのでその耐久
性を向上させることができる等の効果を有する。
の端部に装着される摺動リングの装着部を球面に形成し
たものであるから摺動リングは球面を介してSパイプに
対し任意の方向に傾くことができるため圧送圧力による
Sパイプの撓みにより生ずる摺動面の隙間を圧送圧力に
無関係に最少に保ってセメントぺーストの漏洩を最少に
し圧送性能を向上させることができると共に摺動板と摺
動リングとが不均等に摩耗することがないのでその耐久
性を向上させることができる等の効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のC部の拡大図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
3 Sパイプ 5 ポンプシリンダ 8 摺動板 9 摺動リング 15 球面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武▲ざき▼ 俊夫 山口県下関市東大和町二丁目16番1号 下 関菱重エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプシリンダの端部に装着された摺動
板に、Sパイプの端部に装着された摺動リングを摺接さ
せた圧送ポンプのS型ゲートバルブ摺動面密着装置にお
いて、前記Sパイプの端部に装着される前記摺動リング
の装着部を球面に形成したことを特徴とする圧送ポンプ
のS型ゲートバルブ摺動面密着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084793A JPH06221261A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084793A JPH06221261A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221261A true JPH06221261A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11761751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1084793A Pending JPH06221261A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06221261A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003042535A1 (de) * | 2001-11-14 | 2003-05-22 | Putzmeister Aktiengesellschaft | Materialaufgabebehälter für zweizylinder-dickstoffpumpen |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1084793A patent/JPH06221261A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003042535A1 (de) * | 2001-11-14 | 2003-05-22 | Putzmeister Aktiengesellschaft | Materialaufgabebehälter für zweizylinder-dickstoffpumpen |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1208074A (en) | Fluid-operated reciprocating pump | |
CA1054854A (en) | Bent axis pumps and motors | |
JPH1077969A (ja) | ロータリポンプ | |
GB1502028A (en) | Valve assembly for concrete pumps | |
CA2275789A1 (en) | Positive displacement pump | |
ATE176715T1 (de) | Fluidpumpe | |
AU727999B2 (en) | Two-cylinder thick-matter pump | |
EP0870956A1 (en) | Mechanical seal unit | |
GR3019136T3 (en) | Pump for thick materials with delivery cylinders, in particular two-cylinder pump for concrete | |
JPH06221261A (ja) | 圧送ポンプのs型ゲートバルブ摺動面密着装置 | |
US4337017A (en) | Hydraulic sleeve valve and seal arrangement for piston pump | |
JP2568342B2 (ja) | 二シリンダ型濃厚物質ポンプ用材料供給容器 | |
JP3145488B2 (ja) | コンクリートポンプのs形ゲートバルブ摺動面密着装置 | |
AU587816B2 (en) | Apparatus for conveying viscous suspensions and method of operating | |
JP7248515B2 (ja) | ピストンポンプ | |
JP2000291537A (ja) | 流動体圧送装置 | |
RU2162966C1 (ru) | Поршень скважинного штангового насоса | |
JP2002502939A (ja) | 2シリンダ型粘性物質ポンプ用の管切換器 | |
SU1631197A1 (ru) | Объемный насос | |
Johansson et al. | Cross angle- a design feature for reducing noise and vibrations in hydrostatic piston pumps. | |
SU1656158A1 (ru) | Перистальтический насос | |
CA1183063A (en) | Multi-way valves for pumps for conveying heavy flowable materials | |
JPS60240890A (ja) | コンクリ−ト圧送用ポンプ | |
JPS5823510B2 (ja) | 泥状物圧送ポンプ | |
SU850919A1 (ru) | Насос |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010508 |