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JPH0622036Y2 - タイル等の壁面施工構造 - Google Patents

タイル等の壁面施工構造

Info

Publication number
JPH0622036Y2
JPH0622036Y2 JP18707487U JP18707487U JPH0622036Y2 JP H0622036 Y2 JPH0622036 Y2 JP H0622036Y2 JP 18707487 U JP18707487 U JP 18707487U JP 18707487 U JP18707487 U JP 18707487U JP H0622036 Y2 JPH0622036 Y2 JP H0622036Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
cut
tiles
raised piece
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18707487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0190932U (ja
Inventor
正樹 酒井
伸一 平井
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP18707487U priority Critical patent/JPH0622036Y2/ja
Publication of JPH0190932U publication Critical patent/JPH0190932U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622036Y2 publication Critical patent/JPH0622036Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、接着剤等を一切使用することなく、乾式工法
にしてタイル等の壁面材料を建物躯体壁へ設置すること
のできるタイル等の壁面施工構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来にあって、乾式工法にてタイル等の壁面材料を建物
躯体壁へ施工する方式には、大別すると次のような三つ
の方法があるとするのが一般的である。その一つは、タ
イルの単体ずつをレールに嵌合させるか又は釘で固定す
るタイル単体法である。また二つ目は、複数個のタイル
をシートで連結してユニット化し、これを型枠等に取り
付けてコンクリートを打設し、コンクリートの養生と同
時にタイル壁面を得るタイルシート法である。残りの一
つは、壁面を構築するためのパネルにタイルを貼着した
ものを予め準備し、これを現場ごとに組み立てるタイル
パネル法である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、タイル単体法にあっては、各タイルごとに釘
を打ち付けるか又は各列ごとにレールを取り付けなけれ
ばならず、作業工数が多くなり、取付作業が面倒であっ
た。しかも、単にタイルをレールに嵌合させるだけで
は、施工後のタイルが動くのでこれを防止するために通
常は、接着剤を併用しており、施工作業の複雑化は避け
られなかった。
またタイルシート法にあっては、専用のタイル用シート
を準備して、該シートにタイルを所定間隔ごとに貼着す
る必要があり、しかもコンクリート養生後はタイル表面
側のタイル用シートを剥離除去する必要があった。更
に、高温焼成物であるタイルは、その寸法誤差を伴うの
が通常であり、タイル用シートの目地ますとの間に間隙
を生じ、該間隙を通じてコンクリート打設時のセメント
成分等がタイル表面へ廻り込んでタイル表面を汚すこと
があった。そのため、タイル用シートを剥離除去した後
に、タイル表面を清掃する必要があった。
更に、タイルパネル法にあっては、タイルパネル一枚の
大きさが大きく、しかも重量も相当重たいので、その取
扱が面倒であり、運搬・施工作業に手間取るという欠点
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記問題点に鑑みてこれを改良除去し
たものであって、接着剤を全く不要とし、しかも素人で
も簡単に施工することのできる壁面施工構造を提供せん
とするものである。
而して、前記問題点を解決するために本考案が採用した
手段は、建物躯体壁へ設置したパネルに、上部側が上方
側へ傾斜突出する鋸歯状部を備えた切起片を設け、タイ
ル等の壁面材料の裏面側に水平方向の蟻溝を形成し、該
蟻溝の上部に位置する傾斜面の壁面材料裏面側寄りに前
記切起片の鋸歯状部へ嵌合する鉤部を形成している。
〔作用〕
タイル等の壁面材料の裏面側にあって、水平方向に形成
された蟻溝の鉤部は、パネルに形成された切起片の鋸歯
状部に凹凸嵌合する。この凹凸嵌合により、前記切起片
の鋸歯状部は、前記タイル等の壁面材料の鉤部を、建物
躯体側へ押圧し、壁面材料自体が建物躯体側から浮き上
がるのを防止する。そのため、接着剤を使わずとも、タ
イル等の壁面材料を施工することが可能である。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を、タイルを施工する場合の実施
例に基づいて図面を参照して説明すると次の通りであ
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例に係るもので
あり、第1図は施工後の壁面を示す縦断面図、第2図は
パネル1の切起片2とタイル3との関係を示す斜視図、
第3図は切起片2を示すパネル1の断面図である。同図
に示す如く、この第1の実施例にあっては、パネル1に
切起片2を形成している。この切起片2は、所定間隔ご
とに複数個が形成されており、上部側は上方側へ突出す
る傾斜面2aとされ、その中間部に鋸歯状部2bが形成され
ている。切起片2は、パネル1の上下方向に対して平行
となるように配列されている。一方、タイル3の裏面3a
側には、水平方向の蟻溝4が形成されており、その少な
くとも上部側に位置する傾斜面4aのタイル裏面3a寄りに
は、前記切起片2の鋸歯状部2bに対応する鉤部4bが形成
されている。なお、この実施例では、鉤部4bを、蟻溝4
の下部側の傾斜面4cにも形成しており、タイル3の上部
及び下部を逆にしても施工できるよになされている。
このタイル3の施工は、先ず、パネル1を建物躯体5の
壁面へビス等で取り付け、切起片2を第3図に示す如く
切起しておく。このような状態で、この切起片2の上部
側に形成した傾斜面2aに対して、タイル3に形成した蟻
溝4の上部側の傾斜面4aを、第1図及び第2図の上方側
から当接させる。これにより、蟻溝4の傾斜面4aに形成
した鉤部4bが、切起片2の鋸歯状部2bの先端に当接す
る。このとき、切起片2は第3図に示す如く、角度αを
もった傾斜起立片とされており、前記鋸歯状部2bは、鉤
部4bとの接触を避けるべく旋回して回避動作(第3図の
状態から同図の時計方向へ跳ね上がる動作)をする。そ
して、鋸歯状部2bの先端が前記蟻溝4の鉤部4bを越えた
後は、鋸歯状部2bは切起片2の自らの弾性力により第3
図の状態へ復帰し、鋸歯状部2bの先端は第1図に示すよ
うに、蟻溝4の鉤部4bと係合する。この係合状態にあっ
て、切起片2が角度αだけパネル1の面に対して傾斜し
ていることにより、切起片2はタイル3をパネル1側に
押圧付勢する。そのため、タイル3の浮き上がりが防止
され、タイル3の特に下部側の裏面3aに接着剤を塗布す
る等のことは全く不要である。要するに、この第1の実
施例にあっては、切起片2へタイル3の蟻溝4を上方側
から嵌め合わせるだけでよく、素人であっても容易に施
工することができる。しかも前記嵌合状態にあって、切
起片2がタイル3の浮き上がりを防止するようにタイル
3を押圧付勢するので、接着剤も不要であり、完全な乾
式工法が可能である。
第4図は、本考案の第2の実施例に係るものである。こ
の実施例では、前記第1の実施例のように、パネル1の
面に対して切起片2の起立角度をαだけ傾斜させると共
に、パネル1の上下方向の仮想線aに対して切起片2の
配列方向を角度βだけ傾斜させたものである。その他の
タイル3の形状やタイル3との嵌合構造等は前記第1の
実施例の場合と同じである。このように切起片2を角度
α及びβだけそれぞれ傾斜させることにより、タイル3
を切起片2へ嵌合させるときに、切起片2の鋸歯状部2b
が蟻溝4の鉤部4bを乗り越えるための旋回回避動作が、
前述した第1実施例の場合よりも容易となり、より円滑
なタイル3の乾式施工が可能である。
第5図は、本考案の第3の実施例に係るものである。こ
の実施例では、第4図に示す第2の実施例の如く、角度
α及びβをもって切起片2を傾斜させると共に、隣位の
切起片2どうしが、仮想線aに平行な線に対して線対称
となるように配置したものである。そして、タイル3
(第1図及び第2図参照)の蟻溝4を、隣位の切起片
2,2に跨って嵌合させるようにしている。これによ
り、一方の切起片2は、タイル3に対して同図のb方向
への押圧付勢力を与え、隣位の切起片2は同図のc方向
への押圧付勢力を与える。そのため、タイル3は、相互
に異なる方向から押圧付勢されるようになり、横方向の
ズレもなくなる。その他の作用効果は、前述した第1及
び第2の実施例の場合と同じである。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもので
はなく、例えば、切起片2の全体形状や大きさ並びに配
列方向等は適宜の変更が可能である。またタイル以外の
煉瓦やその他の壁面材料へ適用することも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、建物躯体壁面へ
切起片を形成したパネルを取り付け、前記切起片の上部
側傾斜面に鋸歯状部を形成し、該鋸歯状部へタイル等の
裏面側に形成した蟻溝の上部側傾斜面の鉤部を嵌合装着
するだけで、タイル等の壁面材料を施工することがで
き、素人であっても施工することが可能である。また施
工した状態にあって、切起片がタイル等の壁面材料の浮
き上がりを防止すべく押圧付勢するので、接着剤等の使
用が全く不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例に係るもので
あり、第1図はタイルを施工した後の壁面を縦断面した
図面、第2図はパネルとタイルとの関係を示す斜視図、
第3図は切起片のパネル面に対する傾斜角度を示す断面
図、第4図は本考案の第2の実施例に係るパネルの正面
図、第5図は本考案の第3の実施例に係るパネルの正面
図である。 5…建物躯体、1…パネル 2…切起片、2a…上部側傾斜面 2b…鋸歯状部、3…タイル 4…蟻溝、4a…上部側傾斜面 4b…鉤部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躯体壁へ設置したパネルに、上部側が
    上方側へ傾斜突出する鋸歯状部を備えた切起片を設け、
    タイル等の壁面材料の裏面側に水平方向の蟻溝を穿設
    し、該蟻溝の上部に位置する傾斜面の壁面材料裏面側寄
    りに前記切起片の鋸歯状部へ嵌合する鉤部を形成したこ
    とを特徴とするタイル等の壁面施工構造。
JP18707487U 1987-12-07 1987-12-07 タイル等の壁面施工構造 Expired - Lifetime JPH0622036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18707487U JPH0622036Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 タイル等の壁面施工構造

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JP18707487U JPH0622036Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 タイル等の壁面施工構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0190932U JPH0190932U (ja) 1989-06-15
JPH0622036Y2 true JPH0622036Y2 (ja) 1994-06-08

Family

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JP18707487U Expired - Lifetime JPH0622036Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 タイル等の壁面施工構造

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JPH0190932U (ja) 1989-06-15

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