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JPH0621957Y2 - ダブルハンマー式杭打ち装置 - Google Patents

ダブルハンマー式杭打ち装置

Info

Publication number
JPH0621957Y2
JPH0621957Y2 JP1987195227U JP19522787U JPH0621957Y2 JP H0621957 Y2 JPH0621957 Y2 JP H0621957Y2 JP 1987195227 U JP1987195227 U JP 1987195227U JP 19522787 U JP19522787 U JP 19522787U JP H0621957 Y2 JPH0621957 Y2 JP H0621957Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
pile
pushing
tip
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987195227U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198234U (ja
Inventor
誠二 松下
Original Assignee
誠二 松下
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 誠二 松下 filed Critical 誠二 松下
Priority to JP1987195227U priority Critical patent/JPH0621957Y2/ja
Publication of JPH0198234U publication Critical patent/JPH0198234U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621957Y2 publication Critical patent/JPH0621957Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、杭先端支持器を取付けた杭用のダブルハンマ
ー式杭打ち装置に関する。
〔従来の技術〕
本考案者は、底板と底板に固着された管体とからなり、
管体の内壁に杭の先端付近に係止する係止突部を有する
杭先端支持器を、実開昭61-62940号公報において開示し
た。
この考案によれば、杭先端支持器を先端に取付けた杭の
孔にモンケンハンマーを挿入して、土中にある杭先端支
持器の底板を槌打する工法によって杭打ができるため、
従来の杭頭部を槌打する工法と比較して、騒音の発生な
しに杭打作業を行うことができ、また杭先端支持器が軽
量なため、杭の頭部を杭打するのと比較して、進入深さ
が大きく、杭の破損が少ない等の効果がある。
ところが、この杭先端支持器を用いる杭の打設工法は、
杭先端支持器の進入に対して杭が伴わない場合がある。
このため、杭先端支持器の槌打と杭の押込作業とを交互
に反復して行わねばならず、時間がかかることから、両
作業を並行して行える杭先端支持器用杭押込ハンマーを
考案して実開昭61-152040号公報において開示した。
この杭先端支持器用杭押込ハンマーは、リードタワーに
摺動可能に取付けられ軸線方向に貫通孔を有するハンマ
ー本体と、この貫通孔を挿通して杭先端支持器を槌打ち
するワイヤーで懸吊されたモンケンハンマーを備え、さ
らにハンマー本体を滑車を介して下方に押圧するワイヤ
を有するものである。
この装置においては、ハンマー本体を杭の上端に載置し
ワイヤによってハンマー本体を下方に絞り込みながら、
モンケンハンマーを作動させることによって、ハンマー
本体の自重及び押圧力によって、杭先端支持器の沈下に
追随して杭を沈下させることができ、連続した効率的な
作業が可能となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、地盤の種類によっては、杭の周面に作用する
周面摩擦が大きく、ハンマー本体の自重等によっては、
杭先端支持器の沈下に対して杭の沈下量を充分に追随さ
せることが困難な場合がある。
このために、さらに杭の頭部を打撃するハンマーを備え
ることが考えられるが、杭先端支持器と杭頭部を打撃す
るハンマーの巻き上げ用ワイヤーが複雑に絡み合い作業
の支障となる。
そこで本考案は、杭先端支持器を槌打つハンマーと杭の
頭部を打撃するハンマーの巻き上げを支障なく且つ効率
良く行うことのできるダブルハンマー式杭打ち装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、先端部に杭先端支
持器を装着し軸方向の貫通孔を有する杭に取付けられる
ダブルハンマー式杭打ち装置であって、同装置は、杭の
先端に装着した杭先端支持器を槌打つ支持器用ハンマー
と、前記杭の上端部に配置される押込ハンマーに内装さ
れた杭の上端部を打撃する補助ハンマーと、同補助ハン
マーの吊り上げ装置を備え、更に前記支持器用ハンマー
を吊り上げるワイヤーロープを、前記補助ハンマーに設
けた滑車及び前記押込ハンマーに設けた滑車を介して前
記押込ハンマーに取り付けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下に、本考案の特徴を実施例によって具体的に説明す
る。
本考案の杭先端支持器を取付けた杭用の押込ハンマー装
置1は、第1図に示すように、建設機械のリードタワー
2に取付ける案内部4を上下に有する押込ハンマー3
と、前記押込ハンマー3の軸線方向に設けた長孔5内に
設けた補助ハンマー6と、補助ハンマー6を介して杭打
される杭8の孔9に吊り下げられ、杭8の先端に取付け
た杭先端支持器10を槌打する支持器用ハンマー7とから
なる。
押込ハンマー3は、主要部が鉄製厚肉のたとえば外径80
0mm,内径400mm,長さ3000mmの円筒からなる。そして、
下端の中心には、貫通孔5より小さく上面が段部をなす
小径部12を有するキャップ部11が設けてある。キャップ
部11の下部には、下向きの環状部が設けてあり、図のよ
うに、杭8の頭部に嵌合させることができる。押込ハン
マー3を打設される杭8の上に載置すると、押込ハンマ
ー3自体が杭8を下向きに加圧する充分な重量を有す
る。
また、押込ハンマー3の側部には、孔14を切欠いて設け
てあり、この中に長孔5の中心方向に滑車13が設けてあ
る。そして、孔14を設けた側壁上部には滑車13に架け渡
したワイヤロープ15を取付けた取付部16が突設されてい
る。
押込ハンマー3の長孔5内には、補助ハンマー6が前記
長孔5の中を昇降自在に設けられている。補助ハンマー
6は押込ハンマー3の小径部12の上に形成された段部を
槌打して杭8を押圧している前記押圧ハンマー3の圧力
を増大させるためのハンマーである。このため、補助ハ
ンマー6は、長孔5の上部に設けられた油圧シリンダ17
のピストン棒18と連結され、電磁弁19による油圧の自動
切り換えにより昇降し、上部に緩衝ゴム20を固着した小
径部12を槌打するようにしてある。
また、補助ハンマー6には、側壁及び底部に開口し、滑
車21を取付けたロープ孔22を設けてある。滑車21及びロ
ープ孔22は押込ハンマー3の滑車13を経たワイヤロープ
15を長孔5の小径部12を通り杭8の孔9内の支持器用ハ
ンマー7に導いている。
支持器用ハンマー7は、杭8の孔9内を昇降して、前記
杭の先端に取付けられた杭先端支持器10を槌打し、杭8
に対し自由に土中に進入させるためのハンマーである。
そして、上述したように支持器用ハンマー7の頂部に固
定されたワイヤロープ15は、補助ハンマー6の滑車21,
押込ハンマー3の滑車13を経て、押込ハンマー3の取付
部16に至っている。
このように、支持器用ハンマー7に固定したワイヤロー
プ15が押込ハンマー装置1の外部に出ているため、杭8
の長さに応じてワイヤロープ15の長さを調整することが
できる。
また、25は絞り込み用のワイヤであり、一端をリードタ
ワー2の下部に取付けられ、押込みハンマー1に設けた
滑車26、リードタワー2に設けた滑車27に掛け廻され、
他端をワイヤ29に取り付けた動滑車28に連結されてい
る。
次に本考案の押込ハンマー装置の使用法を説明する。
本考案の押込ハンマー装置1は、第1図及び第2図に示
すように、建設機械のリードタワー2に案内部4により
昇降するように取付けられている。
杭8を打設するために地中に設けた孔に先端に杭先端支
持器10を取付けた杭8を立て、建設機械を操作して、押
込ハンマー装置1を杭8の上に導き、杭8の孔9に支持
器用ハンマー7を導入した後、杭8の頭部にキャップ11
を嵌合させて載置する。
次いで、油圧装置を操作して、補助ハンマー6を下端を
第1図のように、キャップ部11の小径部12の緩衝ゴム20
に接触させ、取付部16に取付けたワイヤロープ15の長さ
を調整して支持器用ハンマー7の下端を杭先端支持器10
の底板に接触させる。
次いで、作業者は、油圧装置のスイッチをいれ、電磁弁
19の自動切り換えによる油圧シリンダ17のピストン棒18
の往復運動により、補助ハンマー6による長孔5内の小
径部12の槌打と、支持器用ハンマー7による杭先端支持
器10の槌打とが並行して略同時に行われる。
ここで、支持器用ハンマー7は、端部を押込ハンマー3
に取付けたワイヤロープ15で滑車21を経て吊り下げられ
ているため、杭8の孔内で補助ハンマー6の昇降距離の
2倍の距離を同時に昇降する。すなわち、支持器用ハン
マー7は、補助ハンマー6が小径部を打撃する2倍の速
度で杭先端支持器10を打撃する。このため、軽量の杭先
端支持器10が地中に進入し杭8が押込ハンマー3自体の
圧力と補助ハンマー6の打撃による力とにより、杭8を
略同時に杭先端支持器10の位置まで進入させることがで
きる。
このように、本考案の押込ハンマー装置1においては、
先に提案した杭先端支持器用杭押込ハンマーの場合のよ
うに、外部に取付けた滑車を利用した絞り込み操作によ
る加圧をほとんど必要とすることなく、押込ハンマー装
置1の操作が極めて簡単になる。また、補助ハンマー6
の上昇に伴って支持器用ハンマー7も同時に上昇させる
ことができ、機構自体が簡易なものとなり、さらに、押
込ハンマー3の取付部16から支持器用ハンマー7の頭部
に至るワイヤロープ15の長さが短いので、もつれや絡み
合いを生ずることもない。
なお、上記実施例においては補助ハンマー6用のピスト
ン棒を駆動する油圧シリンダ17を押込ハンマー(パイ
ル)3の外側に設置することも可能であり、これによっ
て押込ハンマー3の全長を短くすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によって以下の効果を奏することができる。
(1)補助ハンマーの上昇に伴って支持器用ハンマーも
同時に上昇させることができ、両ハンマーの吊り上げ装
置を絡みの無い簡易なものとすることができる。
(2)外部に取付けた滑車を利用した絞り込み操作によ
る加圧をほとんど必要とすることなく、押込ハンマー装
置の操作が極めて簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の杭先端支持器を取付けた杭用の押込ハ
ンマー装置を杭打ちされる杭と共に示す一部切欠き正面
図、第2図は押込ハンマー装置の使用法を示す斜視図で
ある。 1:押込ハンマー装置、2:リードタワー 3:押込ハンマー、4:案内部 5:長孔、6:補助ハンマー 7:支持器用ハンマー、8:杭 9:孔、10:杭先端支持器 11:キャップ部、12:小径部 13:滑車、14:孔 15:ワイヤロープ、16:取付部 17:油圧シリンダ、18:ピストン棒 19:電磁弁、20:緩衝ゴム 21:滑車、22:ロープ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に杭先端支持器(10)を装着し軸方向
    の貫通孔(9)を有する杭(8)に取付けられるダブルハンマ
    ー式杭打ち装置であって、 同装置は、杭(8)の先端に装着した杭先端支持器(10)を
    槌打つ支持器用ハンマー(7)と、前記杭(8)の上端部に配
    置される押込ハンマー(1)に内装された杭(8)の上端部を
    打撃する補助ハンマー(6)と、同補助ハンマー(6)の吊り
    上げ装置(17),(18)を備え、更に前記支持器用ハンマー
    (7)を吊り上げるワイヤーロープ(15)を、前記補助ハン
    マー(6)に設けた滑車(21)及び前記押込ハンマー(1)に設
    けた滑車(13)を介して前記押込ハンマー(1)に取り付け
    たことを特徴とするダブルハンマー式杭打ち装置。
JP1987195227U 1987-12-22 1987-12-22 ダブルハンマー式杭打ち装置 Expired - Lifetime JPH0621957Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987195227U JPH0621957Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 ダブルハンマー式杭打ち装置

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JP1987195227U JPH0621957Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 ダブルハンマー式杭打ち装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198234U JPH0198234U (ja) 1989-06-30
JPH0621957Y2 true JPH0621957Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31485913

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987195227U Expired - Lifetime JPH0621957Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 ダブルハンマー式杭打ち装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670326A (en) * 1979-11-12 1981-06-12 Komatsu Ltd Pile driving apparatus
JPS6299511A (ja) * 1985-10-22 1987-05-09 Seiji Matsushita 杭押込工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198234U (ja) 1989-06-30

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