JPH0621904Y2 - 液体注出キャップ - Google Patents
液体注出キャップInfo
- Publication number
- JPH0621904Y2 JPH0621904Y2 JP12884688U JP12884688U JPH0621904Y2 JP H0621904 Y2 JPH0621904 Y2 JP H0621904Y2 JP 12884688 U JP12884688 U JP 12884688U JP 12884688 U JP12884688 U JP 12884688U JP H0621904 Y2 JPH0621904 Y2 JP H0621904Y2
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- Japan
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- hole
- wall
- bottom wall
- liquid
- tubular body
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は外装箱内に袋体を収容した液体容器、すなわち
バッグ・イン・ボックスの液体注出装置に関する。
バッグ・イン・ボックスの液体注出装置に関する。
(従来の技術) ミルク、シロップ等空気にふれて変質し易い飲料を収容
する容器として、液体を収容するプラスチックフィルム
製の内装袋を厚紙等で形成した外装箱に収めた二重構造
の容器が知られている。この容器は一般にバッグ・イン
・ボックスと称される。
する容器として、液体を収容するプラスチックフィルム
製の内装袋を厚紙等で形成した外装箱に収めた二重構造
の容器が知られている。この容器は一般にバッグ・イン
・ボックスと称される。
第4図は本出願人が先に開発したバッグ・イン・ボック
ス用の液体注出キャップである。
ス用の液体注出キャップである。
この液体注出キャップはプラスチック製の内装袋の開口
部に固着した注出口(a)に円筒状の弁装置(b)が円
篏されており、この弁装置(b)の開口弁(c)はばね
で閉位置に押圧されており、先端の凹部に篏合されるコ
ネクタ(図示せず)で押下げることにより開位置に移動
される。
部に固着した注出口(a)に円筒状の弁装置(b)が円
篏されており、この弁装置(b)の開口弁(c)はばね
で閉位置に押圧されており、先端の凹部に篏合されるコ
ネクタ(図示せず)で押下げることにより開位置に移動
される。
すなわち、開口弁(c)がばねの力に抗して開位置に移
動し、袋体内の液体は弁装置(b)とコネクタとを介し
て吸引ホースと連通される。
動し、袋体内の液体は弁装置(b)とコネクタとを介し
て吸引ホースと連通される。
これによると容器側とホース側とがそれぞれ個別に密封
されるため、容器に収容される液体は空気から確実に遮
断され、また、開封及び再密封が容易である。
されるため、容器に収容される液体は空気から確実に遮
断され、また、開封及び再密封が容易である。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の注出キャップの場合、再封及び再密
封が容易ではあるが、衛生上の問題が残っている。
封が容易ではあるが、衛生上の問題が残っている。
すなわち、コネクタの先端を開口弁(c)の凹部に篏合
させて押込むと開閉弁(c)がばねの力に抗して開位置
に移動するわけであるが、このとき、すでに内装袋内の
液体が弁装置(b)の小室(d)内に孔(e)を通って
流入し始める。この小室(d)に流入した液体は吸引ホ
ースを通して注出されるので問題はないが、所望の注出
作業を終わってコネクタを開閉弁(c)の凹部から外し
た後も小室(d)内に液体が残留して、吸引を終えると
内装袋内へ逆流してしまい、一定時間経過後に再び、注
出するときに経時劣化してしまった液体も注出してしま
うことになり、不衛生である。
させて押込むと開閉弁(c)がばねの力に抗して開位置
に移動するわけであるが、このとき、すでに内装袋内の
液体が弁装置(b)の小室(d)内に孔(e)を通って
流入し始める。この小室(d)に流入した液体は吸引ホ
ースを通して注出されるので問題はないが、所望の注出
作業を終わってコネクタを開閉弁(c)の凹部から外し
た後も小室(d)内に液体が残留して、吸引を終えると
内装袋内へ逆流してしまい、一定時間経過後に再び、注
出するときに経時劣化してしまった液体も注出してしま
うことになり、不衛生である。
また、同じ注出キャップを用いて異なる液体を注出する
場合は洗浄を充分にしなければならず手間がかかり、完
全に洗浄することは困難であった。
場合は洗浄を充分にしなければならず手間がかかり、完
全に洗浄することは困難であった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために考えられたもので、
液体を収容する袋体の開口部に設けられた注出口に着脱
自在に固着されている注出キャップであって、筒状本
体、該筒状本体外周に設けられた前記注出口との固定手
段を有する嵌合フランジ、前記筒状本体内壁に横断方向
に設けられた中間壁及び筒状本体の前記嵌合フランジの
固定手段の設けられた側の開口端を覆う底壁から成り、
前記中間壁及び底壁の中心には孔が設けられ、かつ中間
壁と底壁との間の空間には通常時は底壁の孔を閉鎖し、
外周壁に孔を有する断面略M字状の弾性膜、その外側の
ばねを介して前記中間壁の孔に挿入されるプランジャー
と受板とから成る弁部材を設けたことを特徴とする液体
注出キャップである。
液体を収容する袋体の開口部に設けられた注出口に着脱
自在に固着されている注出キャップであって、筒状本
体、該筒状本体外周に設けられた前記注出口との固定手
段を有する嵌合フランジ、前記筒状本体内壁に横断方向
に設けられた中間壁及び筒状本体の前記嵌合フランジの
固定手段の設けられた側の開口端を覆う底壁から成り、
前記中間壁及び底壁の中心には孔が設けられ、かつ中間
壁と底壁との間の空間には通常時は底壁の孔を閉鎖し、
外周壁に孔を有する断面略M字状の弾性膜、その外側の
ばねを介して前記中間壁の孔に挿入されるプランジャー
と受板とから成る弁部材を設けたことを特徴とする液体
注出キャップである。
(作用) 本考案は以上の構成になっており、コネクタを筒状本体
のプランジャの突出した側に嵌合させると弁部材がばね
の力に抗して下降し、中間壁が開口状態になるがこのと
きは弾性膜により底壁の孔は閉鎖されているので袋体内
の液体は内装袋内に逆流せず、吸引を開始して初めて弾
性膜が弁部材方向に引っ張られて底壁の孔が開放状態と
なって液体が注入される。
のプランジャの突出した側に嵌合させると弁部材がばね
の力に抗して下降し、中間壁が開口状態になるがこのと
きは弾性膜により底壁の孔は閉鎖されているので袋体内
の液体は内装袋内に逆流せず、吸引を開始して初めて弾
性膜が弁部材方向に引っ張られて底壁の孔が開放状態と
なって液体が注入される。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
まず、第1図は本実施例の縦断面を表しており、このと
きは非注出状態になっている。
きは非注出状態になっている。
液体を収容する袋体(1)の開口部(2)に設けられた注出口
(3)に着脱自在に固着されるポリエチレン、ポリプロピ
レン等の合成樹脂製の注出キャップであって、筒状本体
(4)、該筒状本体(4)外周に設けられた前記注出口との固
定手段(5)としてのリブを有する嵌合フランジ(6)、前記
筒状本体(4)内壁に横断方向に設けられた中間側の開口
端を覆う底壁(8)から成り、前記中間壁(7)及び底壁(8)
の中心には孔(9)(10)がそれぞれ設けられ、かつ中間壁
(7)と底壁(8)との間の空間(11)には通常時は底壁(8)の
孔(9)を閉鎖し、外周壁(12)に孔(13)を有する断面略M
字状のポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂製の
弾性膜(14)、その外側のばね(15)を介して前記中間壁
(7)の孔(9)に挿入されるプランジャー(16)と受板(17)と
から成る弁部材(18)が設けられている。
(3)に着脱自在に固着されるポリエチレン、ポリプロピ
レン等の合成樹脂製の注出キャップであって、筒状本体
(4)、該筒状本体(4)外周に設けられた前記注出口との固
定手段(5)としてのリブを有する嵌合フランジ(6)、前記
筒状本体(4)内壁に横断方向に設けられた中間側の開口
端を覆う底壁(8)から成り、前記中間壁(7)及び底壁(8)
の中心には孔(9)(10)がそれぞれ設けられ、かつ中間壁
(7)と底壁(8)との間の空間(11)には通常時は底壁(8)の
孔(9)を閉鎖し、外周壁(12)に孔(13)を有する断面略M
字状のポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂製の
弾性膜(14)、その外側のばね(15)を介して前記中間壁
(7)の孔(9)に挿入されるプランジャー(16)と受板(17)と
から成る弁部材(18)が設けられている。
なお、第2図に示すように上記中間壁(7)の孔(9)は小筒
(19)に設けられ、小筒(19)と中間壁(7)とは複数の放射
状のアーム部材(20)とで連結され、アーム部材(29)間の
間隔が後述するように注出時の液体の流路となる。
(19)に設けられ、小筒(19)と中間壁(7)とは複数の放射
状のアーム部材(20)とで連結され、アーム部材(29)間の
間隔が後述するように注出時の液体の流路となる。
次に使用方法について説明すると、まず、コネクタ(図
示せず)を筒体本体(4)の上方の凹部に嵌合し、弁部材
(18)を押下げると受板(17)と中間壁(7)の孔(9)周囲のコ
ンタクトリング(21)との接触が解かれて孔(9)が開放状
態となる。しかし、このときは弾性膜(14)により底壁
(8)の孔(10)は閉鎖されているので袋体(1)内の液体は空
間(11)には流入していない(第3図参照)。
示せず)を筒体本体(4)の上方の凹部に嵌合し、弁部材
(18)を押下げると受板(17)と中間壁(7)の孔(9)周囲のコ
ンタクトリング(21)との接触が解かれて孔(9)が開放状
態となる。しかし、このときは弾性膜(14)により底壁
(8)の孔(10)は閉鎖されているので袋体(1)内の液体は空
間(11)には流入していない(第3図参照)。
次いで吸引を開始すると第2図に示すように弾性膜(14)
が変形し、底壁(8)の孔(10)が開放状態となり、孔(1
0)、孔(13)及び前記アーム部材(20)間の間隔を通じて袋
体(1)の液体が注出される。そして、吸引操作を終えた
後は弾性膜(14)が孔(10)を塞ぐので空間(11)内に内容物
が残るものの、内装袋内に逆流することがない。
が変形し、底壁(8)の孔(10)が開放状態となり、孔(1
0)、孔(13)及び前記アーム部材(20)間の間隔を通じて袋
体(1)の液体が注出される。そして、吸引操作を終えた
後は弾性膜(14)が孔(10)を塞ぐので空間(11)内に内容物
が残るものの、内装袋内に逆流することがない。
(考案の効果) 本考案は以上の構成になっているので、構造も簡単で、
衛生的に注出作業を行うことができる。
衛生的に注出作業を行うことができる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同平
面部、第3図は使用状態を示す縦断面図、第4図は従来
技術を示す説明断面図である。 (1)……袋体、(2)……開口部 (3)……注出口、(4)……筒状本体 (5)……固定手段、(6)……嵌合フランジ (7)……中間壁、(8)……底壁 (9)……孔、(10)……孔 (14)……弾性膜、(15)……ばね (16)……プランジャ、(17)……受板 (18)……弁部材、(20)……アーム部材 (21)……コンタクトリング
面部、第3図は使用状態を示す縦断面図、第4図は従来
技術を示す説明断面図である。 (1)……袋体、(2)……開口部 (3)……注出口、(4)……筒状本体 (5)……固定手段、(6)……嵌合フランジ (7)……中間壁、(8)……底壁 (9)……孔、(10)……孔 (14)……弾性膜、(15)……ばね (16)……プランジャ、(17)……受板 (18)……弁部材、(20)……アーム部材 (21)……コンタクトリング
Claims (1)
- 【請求項1】液体を収容する袋体の開口部に設けられた
注出口に着脱自在に固着される抽出キャップであって、
筒状本体、該筒状本体外周に設けられた前記注出口との
固定手段を有する嵌合フランジ、前記筒状本体内壁に横
断方向に設けられた中間壁及び筒状本体の前記嵌合フラ
ンジの固定手段の設けられた側の開口端を覆う底壁から
成り、前記中間壁及び底壁の中心には孔が設けられ、か
つ中間壁と底壁との間の空間には通常時は底壁の孔を閉
鎖し、外周壁に孔を有する断面略M字状の弾性膜、その
外側のばねを介して前記中間壁の孔に挿入されるプラン
ジと受取とから成る弁部材を設けたことを特徴とする液
体注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12884688U JPH0621904Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 液体注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12884688U JPH0621904Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 液体注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129075U JPH02129075U (ja) | 1990-10-24 |
JPH0621904Y2 true JPH0621904Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31676520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12884688U Expired - Fee Related JPH0621904Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 液体注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621904Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4605568B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2011-01-05 | 大日本印刷株式会社 | バッグインボックス用充填口 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP12884688U patent/JPH0621904Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02129075U (ja) | 1990-10-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |