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JPH06217975A - 超音波ドプラ診断装置 - Google Patents

超音波ドプラ診断装置

Info

Publication number
JPH06217975A
JPH06217975A JP1265493A JP1265493A JPH06217975A JP H06217975 A JPH06217975 A JP H06217975A JP 1265493 A JP1265493 A JP 1265493A JP 1265493 A JP1265493 A JP 1265493A JP H06217975 A JPH06217975 A JP H06217975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range gate
ultrasonic
signal
fluid
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1265493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Uchibori
孝信 内堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1265493A priority Critical patent/JPH06217975A/ja
Publication of JPH06217975A publication Critical patent/JPH06217975A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】レンジゲートを観測位置に自動的に追従させ、
オペレータの操作上の負担を軽減し、診断時間の短縮を
図る。 【構成】プローブ11に電子走査部12、ミキサ20、
ローパスフィルタ22、MTI演算部23及びスペクト
ラムドプラ演算部30を接続。電子走査部12及びスペ
クトラムドプラ演算部30の出力側は、第1のDSC1
3、マルチプレクサ14及びD/A変換器15を介して
表示器16に接続。MTI演算部23の出力側は第2の
DSC24及びカラー情報変換器25を介してマルチプ
レクサ14に接続。レンジゲート位置決定回路31が操
作パネル32、電子走査部12に接続され、また表示回
路65を介して第1のDSC13に接続される。決定回
路31は、関心領域内の血流範囲の中心位置にレンジゲ
ートを設定し、レンジゲートがずれたとき、そのゲート
位置を、ラスタ上の血流中心位置の内の最も近い位置に
移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波のドプラ効果
を利用して、血流など、体内の流体の運動状態を診断す
る超音波ドプラ診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波パルスドプラ法と超音波パ
ルス反射法とを併用し、一つの超音波プローブで断層像
(白黒Bモード像)と血流情報とを得るとともに、少な
くともその血流情報をリアルタイムで表示するようにし
た超音波ドプラ診断装置が知られている。
【0003】この超音波ドプラ診断装置の一例を図1
5、16に基づき説明する。この診断装置は血流情報と
して血流速度を計測するものである。図15に示す診断
装置は、超音波振動子201に接続された送信用のパル
サ202及び受信用の前置増幅器203を有する。前置
増幅器203の出力側には、ミキサ204、ローパルス
フィルタ205、サンプルホールド回路206、バンド
パスフィルタ207、及び周波数分析器208を介して
表示器209に接続されている。
【0004】この超音波ドプラ診断装置はまた、送信制
御及び受信制御のためのパルス発生回路210と、レン
ジゲート制御用のレンジゲート回路211とを備えてい
る。パルス発生回路210は分周回路、ゲート回路など
を備えており、所定周波数のクロックパルスa(図16
参照)を発生させ、そのクロックパルスaをレンジゲー
ト回路211及びミキサ204に供給するとともに、そ
のクロックパルスaに基づいて超音波繰返し周波数に相
当するレートパルスb(図16参照)を生成し、そのレ
ートパルスbをパルサ202及びレンジゲート回路21
1に供給する。
【0005】上記パルサ202は、供給されたレートパ
ルスbに基づいて高電圧の駆動電圧パルスを生成し、そ
の駆動電圧パルスにより超音波振動子201を励振す
る。この励振に伴って、超音波振動子201は超音波パ
ルス信号を生体P内に送波する。送波された超音波パル
ス信号の一部は、生体P内の血管壁BW及び血管内の血
流B(主に赤血球)で反射して超音波エコー信号とな
る。この超音波エコー信号は再び同一の超音波振動子2
01により受信され、電圧エコー信号d(図16参照)
に変換される。
【0006】この電圧エコー信号dは、超音波のドプラ
効果を反映した受信信号となる。つまり、生体P内を流
れている血流に対して超音波パルスを送波すると、流動
する血球によって散乱され、ドプラ偏移を受ける。この
ため、超音波ビームの中心周波数fcがfdだけ変化
し、受信周波数fはf=fc+fdとなる。このドプラ
偏移周波数fdは、血流速度v、超音波ビームと血管の
成す角度θ、音速cを用いて、およそ以下のように表さ
れる。
【0007】
【数1】fd=(2・v・cosθ・fc)/c このため、受信信号からドプラ偏移周波数fdを検出す
ることにより血流速度vを知ることができるから、この
検知に向けて上述した受信経路が動作する。
【0008】すなわち、前置増幅器203は電圧エコー
信号dを増幅し、その増幅信号をミキサ204に出力す
る。ミキサ204は、増幅されたエコー信号dとクロッ
クパルスaとを混合し、その混合信号を次段のローパス
フィルタ205に出力する。ローパスフィルタ205
は、入力する混合信号の内、超音波搬送周波数などの高
周波成分を除去し、ドプラ偏移周波数fdを中心とする
低周波分のみをサンプルホールド回路206に出力す
る。
【0009】このサンプルホールド回路206は、血流
Bの速度の観測位置、すなわちサンプリング・ラスタ上
の血流Bに対するレンジゲート(サンプリングポイン
ト、サンプリングボリュームともいう)の位置のみのド
プラ偏移信号を抽出するための回路である。この信号抽
出を行うために、サンプルホールド回路206にはレン
ジゲート回路211からサンプリングパルスcが供給さ
れる。レンジゲート回路211は遅延時間を任意に設定
できる回路で、超音波パルスが振動子201とレンジゲ
ート位置Oとの間を往復伝搬するに等しい時間だけレー
トパルスbよりも遅延し且つ設定パルス幅を持つサンプ
リングパルスc(図16参照)を形成し、このパルスc
をサンプルホールド回路206に供給する。なお、レン
ジゲート位置Oは、オペレータにより、Bモード断層上
の血流速度を得たい血管の位置に、トラックボールやジ
ョイスティックで任意に設定される。
【0010】サンプルホールド回路206は、体表面か
らレンジゲート位置Oに対応したサンプリングパルスc
でローパルスフィルタ205の出力信号をサンプル・ホ
ールドし、そのホールド結果をバンドパスフィルタ20
7に出力する。バンドパスフィルタ207では、サンプ
ルホールド回路206のサンプリングで生じた高調波成
分や血管などの固定反射信号及び比較的遅い生体内の動
きに拠るドプラ偏移周波数が除去され、血流Bのドプラ
偏移周波数のみが抽出される。この抽出信号が次段の周
波数分析器208に送られ、高速フーリエ変換などの周
波数分析によってドプラ偏移周波数の周波数スペクトル
パターンが演算される。この周波数スペクトルパターン
は血流速度に対応するもので、表示器209で表示され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の超音波
パルスドプラ診断装置にあっては、オペレータが血流信
号の得たい血管にレンジゲートの位置を合わせて診断
中、手動で常時合わせていなければならないが、血管の
位置は被検者自身の呼吸や体動などに伴って移動し、ま
たオペレータの手の僅かな震えに伴ってレンジゲート位
置がずれてしまい、ドプラ情報も所望の血流位置のもの
で無くなってしまう。このため、所望血管位置とレンジ
ゲート位置がずれてしまった場合、オペレータはその度
にレンジゲート位置の再調整を行う必要があり、この再
調整はオペレータに操作上の大きな負担を強いることに
なるとともに、診断時間が長くなって検査能率が低下す
るという問題があった。
【0012】一方、従来の連続波(CW)を用いた超音
波ドプラ診断装置では、血流情報の角度補正を行うため
に必要なサンプルマーカーの位置合わせと角度マーカー
の角度合わせとをやはり手動で行う必要があるが、これ
らの合わせ操作がオペレータにとって大きな負担になる
とともに、診断時間もやはり長くなるという状態にあっ
た。
【0013】なお、従来、血管壁の動きに追従するトラ
ッキング技術が知られているが(例えば、[日本超音波
医学会,講演論文集:昭和53年9月号,34−4,
「サンプル深度自動追従ドプラ流速計測システムの考
案」]参照)、超音波ビーム方向の動きにしか追従でき
ないため、実用に供するには困難であった。
【0014】この発明は、上述した従来技術の問題に鑑
みてなされたもので、容易に実用に供することができ
て、レンジゲートの位置合わせ及びその後のレンジゲー
トの位置再調整に伴う手間を減らし、オペレータの操作
上の負担軽減と診断時間の短縮を図ることを、第1の目
的とする。また、血流情報の角度補正を行うために必要
なサンプルマーカーの位置合わせ及び角度マーカーの角
度合わせとの省力化を図り、やはり、これらの合わせ操
作に伴うオペレータの操作上の負担軽減と診断時間の短
縮を図ることを、第2の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成さ
せるため、請求項1〜7記載の発明に係る超音波ドプラ
診断装置は、運動する流体を含む被検体の断層面との間
で超音波信号を送受信する送受信手段と、この送受信手
段から得られた受信信号を用いて少なくとも上記断層面
の画像データを生成する信号処理手段と、この信号処理
手段により処理された画像データを表示する画像表示手
段と、この画像表示手段により表示された画像上に上記
流体の観測位置に対応したレンジゲートを設定するゲー
ト設定手段と、上記送受信手段が得た受信信号から上記
レンジゲートの位置における上記流体の運動に拠るドプ
ラ信号を抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽出
されたドプラ信号に基づき上記流体の運動情報を解析す
る解析手段と、この解析手段の解析結果を表示する運動
情報表示手段とを備えた。さらに、上記ゲート設定手段
により設定されたレンジゲートの位置が上記観測位置に
一致している状態か否かを判断する判断手段と、この判
断手段により一致状態ではないと判断されたとき、上記
レンジゲートの位置を上記観測位置に自動的に追跡させ
る自動追跡手段とを備えた。
【0016】また、第2の目的を達成させるため、請求
項8、9記載の発明に係る超音波ドプラ診断装置は、運
動する流体を含む被検体の断層面との間で超音波信号を
送受信する送受信手段と、この送受信手段が得た受信信
号から上記流体の運動に拠るドプラ信号を抽出する抽出
手段と、この抽出手段により抽出されたドプラ信号に基
づき上記流体の運動情報を解析する解析手段と、この解
析手段の解析結果を表示する運動情報表示手段とを備え
た。さらに、上記運動情報表示手段により表示された画
像上で観測位置を示すサンプルマーカーを自動設定する
サンプルマーカー設定手段と、このサンプルマーカー設
定手段により設定されたサンプルマーカーの位置におい
て上記流体の運動方向を示す角度マーカーを自動設定す
る角度マーカー設定手段と、この角度マーカー設定手段
により設定された角度マーカーと上記超音波のビーム方
向の成す角度を演算する角度演算手段と、この角度演算
手段の演算値に基づいて上記流体の運動情報を補正する
運動情報補正手段とを備えた。
【0017】
【作用】請求項1〜7記載の発明に係る超音波ドプラ診
断装置にあっては、送受信手段が、運動する流体(例え
ば血流)を含む被検体の断層面との間で超音波信号を送
受信する。この送受信手段から得られた受信信号を用い
て、信号処理手段により、少なくとも上記断層面の画像
データが生成される。この画像データは画像表示手段で
表示される。この表示された画像上に流体の観測位置に
対応したレンジゲートがゲート設定手段により設定さ
れ、さらに、送受信手段が得た受信信号からレンジゲー
トの位置における流体の運動に拠るドプラ信号が抽出手
段により抽出される。この抽出されたドプラ信号に基づ
き流体の運動情報が解析手段で解析され、この解析結果
が運動情報表示手段で表示される。ゲート設定手段によ
り設定されたレンジゲートの位置が上記観測位置に一致
しているか否かが判断手段で逐次判断され、この判断結
果が一致状態ではないとき、自動追跡手段により、レン
ジゲートの位置が観測位置に自動的に追跡する。
【0018】また、請求項8、9記載の発明に係る超音
波ドプラ診断装置にあっては、送受信手段が、運動する
流体(例えば血流)を含む被検体の断層面との間で超音
波信号を送受信する。この送受信手段が得た受信信号か
ら流体の運動に拠るドプラ信号が抽出手段により抽出さ
れ、抽出されたドプラ信号に基づき流体の運動情報が解
析手段により解析される。この解析結果は運動情報表示
手段により表示される。運動情報表示手段により表示さ
れた画像上で観測位置を示すサンプルマーカーがンプル
マーカー設定手段により自動設定され、この設定された
サンプルマーカーの位置において流体の運動方向を示す
角度マーカーが角度マーカー設定手段により自動設定さ
れる。この角度マーカーと上記超音波のビーム方向の成
す角度が角度演算手段により演算され、この角度演算値
に基づいて流体の運動情報(例えば血流の速度)が運動
情報補正手段により補正される。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0020】(第1実施例)第1実施例を図1〜図6に
基づき説明する。
【0021】第1実施例に係る超音波ドプラ診断装置は
図1に示すように、電子走査型の超音波プローブ(以
下、単にプローブという)11と、このプローブ11に
接続された電子走査部12とを備え、この電子走査部1
2のBモード断層像用出力側に、第1のDSC(デジタ
ル・スキャン・コンバータ)13、マルチプレクサ(M
PX)14、D/A変換器15、及び表示器16を備え
ている。また、電子走査部12のドプラ出力側に、ミキ
サ20、90度移相器21、ローパスフィルタ22、及
びMTI(移動目標指示装置)演算部23を備えるとと
もに、そのMTI演算部23の出力側に、第2のDSC
24及びカラー変換器25を備えている。さらに、ロー
パスフィルタ22の出力側はスペクトラムドプラ演算部
30にも接続され、マルチプレクサ14の出力側はレン
ジゲート位置決定回路31にも接続され、操作パネル3
2がレンジゲート位置決定回路31に接続されている。
【0022】上記電子走査部12は、基準信号及び基準
クロックを発生させる基準信号発生器40と、基準信号
を受けて遅延駆動信号を生成するディレーライン41
(後述する受信時の遅延も兼用)と、このディレーライ
ン41からの遅延駆動信号を受けてプローブ11のアレ
イ型の圧電振動子群を励振させるパルサ42とを備えて
いる。また、この電子走査部12には受信系の回路も内
臓されている。つまり、プローブ11に接続された前置
増幅器43と、この前置増幅器43の出力信号を遅延さ
せるディレーライン41と、このディレーライン41の
遅延信号を加算する加算器44と、この加算器44の出
力信号を対数増幅及び包絡線検波に付す検波器45とを
備えている。ディレーライン41と加算器44とにより
受信エコー信号の整相加算が行われ、これにより電子走
査が行われる。検波器45の出力信号はBモード断層像
の画像信号として第1のDSC13に供給された後、超
音波走査から標準TV走査に走査変換され、マルチプレ
クサ14に供給される。
【0023】一方、電子走査部12の加算器44の出力
端は、位相検波用のミキサ20、ローパスフィルタ22
を順次介してMTI演算部23にも至る。また電子走査
部12の基準信号発生器40の出力端は、ミキサ20に
接続されるとともに、90度移相器21を介してミキサ
20に接続されている。このため、電子走査部12にお
ける整相加算された受信エコー信号がミキサ20に加え
られるほか、基準信号発生器40からの基準信号f
び90度の位相差をもった基準信号fがミキサ20に
加えられる。この結果、ミキサ20はドプラ偏移信号f
と「2f+f」の信号をローパスフィルタ22に
出力する。このローパスフィルタ22では、ミキサ20
からの混合信号の内の高周波成分が除去され、ドプラ偏
移信号fのみが得られる。このドプラ偏移信号f
血流情報を演算するための位相検波出力であり、次段の
MTI演算部23に出力される。
【0024】MTI演算部23は、その入力側に挿入さ
れたA/D変換器50と、このA/D変換器50の出力
側に設けられたMTIフィルタ51、自己相関器52、
平均速度演算部53、分散演算部54及びパワー演算部
55とを備えている。これにより、ローパスフィルタ2
2から出力された位相検波信号は、A/D変換器50で
デジタル化された後、その信号中の不要な固定反射信号
がMTIフィルタ51で除去される。これにより、移動
目標としての、血流中の血球の動きに関するドプラ情報
のみが抽出され、そのフィルタ出力信号が自己相関器5
2に出力される。自己相関器52は周波数分析法の一種
であり、2次元の多点の周波数分析をリアルタイムで行
う。この周波数分析結果は、次段の平均速度演算部5
3、分散演算部54及びパワー演算部55に同時に送ら
れ、2次元の多点における血流速度、分散及びパワーが
各々演算される。
【0025】このMTI演算部23の出力端は、第2の
DSC24及びカラー情報変換器25を介して前述した
マルチプレクサ14に接続されている。このため、MT
I演算部23が演算した血流情報は、標準TV走査に基
づく演算値に走査変換された後、カラー処理される。こ
のカラー処理された信号がマルチプレクサ14に供給さ
れる。
【0026】そこで、マルチプレクサ14は2つの回
路、即ち第1のDSC13及びカラー情報変換器25の
出力信号を所定タイミング毎に選択して読み込み、D/
A変換器15を介して表示器16に供給する。これによ
り、表示器16にはBモード断層像(白黒断層像)とカ
ラードプラ断層像(血流像)とが重畳表示される。
【0027】上記マルチプレクサ14の出力端は、レン
ジゲート位置決定回路31の一方の入力端にも接続され
ている。
【0028】前記スペクトラムドプラ演算部30は、サ
ンプリングパルスを出力するレンジゲート回路60と、
そのサンプリングパルスを入力するサンプルホールド回
路61と、このサンプルホールド回路61の出力をフィ
ルタリングするバンドパルスフィルタ62と、このバン
ドパルスフィルタ62の出力を周波数解析する周波数分
析器63とを備えている。周波数分析器63の出力端は
第1のDSC13に接続されている。サンプルホールド
回路61は、生体内の所望深さ位置の血流だけのドプラ
信号を抽出しようとするもので、前記ローパルスフィル
タ22の位相検波出力信号がサンプルホールド回路61
の入力信号となっている。
【0029】レンジゲート回路60は遅延時間を任意に
設定可能な回路構成になっており、ここではプローブ1
1と所望のレンジゲート(サンプリングポイント、サン
プリングボリュームともいう)の位置との間を超音波信
号が往復するに相当する時間だけレートパルスよりも遅
延させ、且つ、設定幅を有するサンプリングパルスをサ
ンプルホールド回路61に供給する。これにより、サン
プルホールド回路61は、ローパルスフィルタ22から
の位相検波出力信号をサンプリングパルスでサンプルホ
ールドする。このサンプルホールドされた位相検波信号
はその後、バンドパルスフィルタ62を通過し、このフ
ィルタ62により、サンプルホールド回路61でのサン
プリングにより生じた高調波成分、血管壁などからの固
定反射信号、さらには比較的遅い動きに拠るドプラ偏移
周波数に相当した成分が除去され、血流に拠るドプラ信
号のみが抽出される。
【0030】周波数分析器63は高速フーリエ変換回路
を有し、バンドパルスフィルタ62から入力したドプラ
偏移周波数の周波数解析を行い、その解析結果である周
波数スペクトルパターンを第1のDSC13に出力す
る。
【0031】第1のDSC13は、電子走査部12から
出力されたBモード断層像に係る画像データと上記スペ
クトラムドプラ演算部30から出力されたレンジゲート
位置の周波数スペクトルパターンのデータとを走査変換
するとともに分割表示可能なデータに変換し、その変換
データをマルチプレクサ14に出力するように構成され
ている。また、第2のDSC24は、MTI演算部23
から出力されたカラードプラデータを表示可能なデータ
に走査変換する。この第2のDSC24で変換されたカ
ラードプラデータは次段のカラー情報変換器25でカラ
ー処理され、マルチプレクサ14に出力される。
【0032】マルチプレクサ14は両方のDSC13、
24で変換されたデータを合成し、その合成信号をD/
A変換器15を介して表示器16に出力するとともに、
レンジゲート位置決定回路31にも出力するようになっ
ている。これにより、表示器16には、白黒のBモード
断層像に血流カラードプラ情報が重畳された画像とレン
ジゲート位置の周波数スペクトルパターン像とが分割し
て表示される。
【0033】レンジゲート位置決定回路31はここでは
コンピュータを搭載しており、レンジゲートの位置制御
を図2に示したソフトウエアで処理する回路である。こ
の位置決定回路31には、操作パネル32からのオペレ
ータの指令が入力されるとともに、マルチプレクサ14
の出力信号も入力される。また、レンジゲート位置決定
回路31及び操作パネル32の出力がROI(関心領
域)やレンジゲートのマーカーを表示するための表示回
路65を介して第1のDSC13に接続されている。さ
らに、レンジゲート位置決定回路31の出力端は電子走
査部12のディレーライン41にも接続され、レンジゲ
ートに対応した位置に受信超音波ビームを絞ることがで
きるようになっている。
【0034】続いて、レンジゲート位置決定回路31
(以下、単に位置決定回路という)で実施される図2の
処理を中心に、図3〜6を参照して全体の動作を説明す
る。
【0035】この超音波ドプラ診断装置が起動すると、
電子走査部12は、基準信号発生器40から出力される
レートパルス及び図示しない制御回路から出力される、
サンプルモード及びラスタアドレスを指令する走査指令
信号(例えばセクタ走査の信号)に付勢されて、プロー
ブ11を励振し、超音波信号を被検体内に送波させる。
この超音波信号は被検体の各部で反射し、再びプローブ
11で受信される。プローブ11からは超音波エコー信
号に対応する電圧信号に変換され、電子走査部12で受
信フォーカスが掛けられ、指定したラスタアドレスの画
像信号に検波・変換される。このBモード断層像を形成
する画像信号は第1のDSC13に供給される。
【0036】一方、電子走査部12で受信フォーカス
(整相加算)が掛けられた、指定ラスタアドレスの受信
信号はミキサ20、ローパルスフィルタ22で位相検波
され、さらにMTI演算部23に供給される。MTI演
算部23では、その位相検波信号に基づいてカラードプ
ラ情報が生成され、そのカラードプラ情報が画像信号と
して第2のDSC24に供給される。
【0037】第1、第2のDSC13、24に供給され
た画像信号は、夫々、超音波走査方式から標準TV走査
方式に変換され、その内、第1のDSC13の出力は直
接に、また第2のDSC24の出力はカラー情報変換器
25を介してマルチプレクサ14に個別に出力される。
マルチプレクサ14は両DSC13,24の出力信号を
一つのモニタ画面の走査信号となるように合成し、その
合成信号をD/A変換器15を介して表示器16に供給
する。これにより、表示器16の一方の分割画面には、
白黒のBモード断層像にカラーの血流イメージが重畳さ
れた画像が例えば図3(a)の如く表示される。なお、
同図において参照符号Bは血管(血流)を示す(以下の
図においても同様)。
【0038】この状態で位置決定回路31は図2に示す
処理を行う。まず、位置決定回路31は図2のステップ
70において、操作パネル32から出力されるオペレー
タの操作信号を読み込み、オペレータがレンジゲート設
定のための関心領域を指令したか否かを判断する。ここ
での関心領域はレンジゲートよりは大きく、且つ、一つ
の血管の幅を覆う程度の大きさとする。このステップ7
0の判断でNO(関心領域を指令していない)の結果に
なるときは、そのままステップ70を繰り返しながら待
機する。したがって、表示器の画面は上述したBモード
断層像にカラーの血流イメージが重畳した、リアルタイ
ム画像のままである。
【0039】しかし、ステップ70でYESの判断(関
心領域ROIaが設定された:図3(a)参照)になっ
たとき、位置決定回路31はステップ71〜75の処理
を順次行う。まずステップ71では、設定した関心領域
ROIa内の血流範囲の中心位置Oが演算される(図4
(a)参照)。この処理は、例えば血流範囲の重心を求
める演算で行われる。ステップ72では、その中心位置
Oを通るサンプリングラスタL(即ち、ラスタアドレ
ス)が特定される(図4(b)参照)。さらにステップ
73では、選択したサンプリングラスタL上に超音波エ
コー信号のビームを絞る遅延制御信号が電子走査部12
のディレーライン41に出力される。これにより、スペ
クトラムドプラ演算部30からは、指定したサンプリン
グラスタL上の血流信号がドプラ偏移周波数として得ら
れる。
【0040】次いでステップ74では、レンジゲートR
Gの中心位置を、設定した血流範囲の中心位置Oに合わ
せるように、表示回路65に指令が出される。これによ
り、表示器16の画面には図3(b)及び図4(c)に
示す如く、レンジゲートRGが血流範囲の中心位置Oに
重なった状態で表示される。
【0041】さらに、ステップ75において、位置決定
回路31は、合わせたレンジゲートRGの位置情報をレ
ンジゲート回路60に知らせる。この位置情報を受けた
レンジゲート回路60は、超音波信号がプローブ11か
らレンジゲートRGの位置までを往復するに等しい時間
だけレートパルスの立ち下がりから遅れて動作するサン
プリングパルス(前述した図16参照)をサンプルホー
ルド回路61に出力する。
【0042】そこで、サンプルホールド回路61では、
設定したサンプリングラスタL上の超音波エコー信号の
内、レンジゲートRGの位置に対応したエコー信号のみ
がサンプリングされ(前述した図16参照)、そのエコ
ー信号がバンドパスフィルタ62を介して周波数分析器
63に送られる。周波数分析器63は、そのようにして
供給されるレンジゲートRGの位置のドプラ偏移周波数
データを所定繰返し周波数毎に取り込む。そして、解析
に必要なデータ数に達した時点で周波数解析がなされ、
その解析結果が所定タイミング毎に順次、第1のDSC
13に出力される。この周波数解析結果は表示器16の
分割画面の他方に(その一方は、Bモード断層像にカラ
ー血流イメージが重畳し、且つ、レンジゲートRGのマ
ーカーが重ね書きされている)、レンジゲートRGの位
置のドプラモード像(周波数スペクトルパターン)とし
てリアルタイムに表示される。
【0043】このように、オペレータが最初に関心領域
を手動設定するだけで、その後は、関心領域内にレンジ
ゲートRGが自動的に初期設定され、そのレンジゲート
RGの位置のドプラモード像が自動的に表示される。
【0044】なお、このレンジゲート位置の初期設定は
必ずしも自動設定に拠らなくても、手動設定でもよい。
つまり、オペレータがトラックボールなどを手動操作す
ることにより、レンジゲートの位置を所望の血流位置に
合わせることも可能である。これにより、その合わせた
時点から上述したと同様に、レンジゲート位置の周波数
スペクトルパターンの表示が開始される。
【0045】以上の表示と並行し、位置決定回路31は
図2のステップ76以降の処理を順次繰返している。
【0046】つまり、ステップ76において、レンジゲ
ートRGの中心位置と血流範囲の中心位置Oとが依然と
して一致しているか否かを判断する。前述したレンジゲ
ートRGの自動設定位置が図5(a)に示す如く依然と
して維持されており、ステップ76でYES(位置が一
致している)と判断されるときは、その判断を繰返しな
がら、レンジゲートRGの位置ずれを監視する。
【0047】しかし、図5(b)に示す如く、患者の体
の動きなどに起因してレンジゲートRGの位置と血流範
囲の中心位置Oとがずれた場合、ステップ76でNOと
判断され、ステップ77以降のトラッキング処理に移
る。
【0048】まず、ステップ77ではトラッキングする
ための候補点を演算される。つまり、モニタ画像を形成
する各座標上のマルチプレクサ14の出力信号に基づ
き、Y軸(図5(c)の縦軸)各々における血流範囲の
中心点C〜Cが演算される。具体的には、各座標軸
上での各点のマルチプレクサからの出力は図6に示した
ように例示され、この出力データにおいて血流信号と判
断される点は「1」、断層像と判断された点は「0」に
なっている。このため、断層像と判断される点がn個連
続して検出されたとき(但し、同図に示す如く、データ
「0」の点が1個単独に現れるときは血流位置と見做す
など、誤差対策が施される)、その両端の位置Q,Q
が血管壁ということになる。このため、血管壁の位置
,Qの中間点Pが血流範囲の中心点C(〜C
)として演算される。
【0049】次いでステップ78では、トラッキング候
補点として演算した血流範囲の中心点C〜Cとレン
ジゲートRGの位置(その中心位置)との間の距離を各
々演算し、その演算値を相互に比較することにより、レ
ンジゲートRGの位置(その中心点の位置)に最も近
い、血流範囲の中心点Cが選択される。
【0050】そして、この選択された中心点Cまでの
距離が基準値以上か否かをステップ79で判断する。こ
の基準値はトラッキングの誤動作を防止するために予め
設定してある。つまり、ステップ79でNO(基準値に
達しない)と判断されると、ステップ80の処理に移行
する。
【0051】ステップ80では、選択した候補点C
レンジゲートRGの位置を移動させるように(図5
(d)参照)、表示回路65に指令が出される。これに
より、表示器16のモニタ画面では、それまで図5
(b)に示すようにずれていたレンジゲートRGの位置
が自動修正され、レンジゲートRGは同図(e)に示す
如く血流を捕らえる。このレンジゲート位置の表示修正
が終わると、位置決定回路31はステップ75に処理を
戻し、そのレンジゲートRGの修正位置情報をレンジゲ
ート回路60に供給する。これにより、レンジゲート回
路60からは修正したレンジゲートRGの位置に対応し
たサンプリングパルスが新たにサンプルホールド回路6
1に出力されるから、その修正したレンジゲートRGの
位置での周波数スペクトルパターンが前述したと同様に
演算され、表示器16の分割画面にリアルタイムに表示
される。
【0052】このように、一度設定したレンジゲートR
Gが血流の範囲からずれてしまった場合でも、レンジゲ
ートRGは自動的に元の血流範囲を探し、探した血流範
囲の中心位置にレンジゲートRGを自動復帰させること
ができる。
【0053】上述したステップ75〜80の処理を繰り
返しながらレンジゲートRGの位置ずれを監視・自動ト
ラッキングしている間に、上記ステップ79でYES、
即ち復帰候補点Cとの間の距離が基準値以上であると
判断されたとする。この場合には、その候補点Cが位
置する血流と当初捕らえていた血流とが異なる可能性が
強い。そこで、位置決定回路31はステップ81以降の
処理を行って、その可能性の高い誤作動を回避する。
【0054】具体的には、ステップ81において次のフ
レーム更新タイミングまで待機した後、ステップ82に
て再度、トラッキングの候補点を演算し(ステップ77
と同様に処理される)、ステップ83にて最も近い候補
点を選択する(ステップ78と同様に処理される)。そ
して、ステップ84に移行し、再選択した候補点との間
の距離が基準値以上か否かを判断するが、ここでNO
(即ち、基準値を越えない)のときは前述したステップ
80のレンジゲートRGの位置の修正・表示の通常処理
に戻る。しかし、ステップ84で依然としてYES(即
ち、基準値以上)と判断されるときは、次いでステップ
85にて所定フレーム数(例えば数フレーム数)だけ上
述したステップ81〜84の処理を繰り返したか否か判
断する。この処理においてNOと判断したときは、ステ
ップ81に戻って、所定時間、上述したトラッキングを
試みる。しかし、その所定時間のトラッキングを試みる
も、トラッキングできる状態に無く、ステップ85でY
ESと判断されたときは、ステップ86に移行してトラ
ッキング不能の状態を表示器16に表示させる。これに
より、一連の処理を終り、オペレータの次の指令(手動
によるレンジゲートRGの設定指令、上述したような関
心領域を使ったレンジゲートRGの自動設定の指令)を
待つことになる。
【0055】このように、選択したトラッキング候補点
との間の距離に一定のしきい値を設け、更に一定の時間
基準を設けることにより、気付かない間に異なる血管を
トラッキングしてしまっていたという誤操作を大幅に減
らし、トラッキングの信頼性を高めることができる。ま
た、この自動トラッキングにより、オペレータの操作上
の負担も従来に比べて著しく軽減するとともに、診断時
間も短縮されて、検査効率が向上する。
【0056】なお、上記実施例でトラッキング候補点を
演算するに際し、図7に示す如く、超音波走査線L
に沿った血流範囲の中心点C〜Cを演算し、こ
の中心点C〜Cの中からトラッキング点を決めるよ
うにしてもよい。
【0057】また、常時トラッキング動作を行わせるの
では無く、オペレータが操作ボタンを押したときのみ、
上述した図2記載の処理を実施するように構成してもよ
い。またさらに、トラッキング候補点の演算は、上述し
た図2のステップ76の判断でNOとならなくとも、既
に行っていてもよい。
【0058】(第2実施例)第2実施例を図8〜図11
に基づき説明する。この第2実施例は、第1実施例のよ
うなカラー血流イメージを表示しなくても、並列同時受
信を行うことにより第1実施例と同様のトラッキングを
実施できるようにしたものである。ここで、第1実施例
と同一又は同等の構成要素には同一符号を用いて、その
説明を省略又は簡略化する。
【0059】図8に示す超音波ドプラ診断装置は、電子
走査部12から出力されるBモード断層像の画像データ
をDSC13(第1実施例における第1のDSC)に供
給するとともに、スペクトラムドプラ演算部30から出
力されるレンジゲートRGの周波数スペクトルパターン
データ及び表示回路65から出力されるグラフィックデ
ータなどをDSC13に供給するようになっている。D
SC13で走査変換された画像データは直接D/A変換
器15を介して表示器16に供給されるようになってい
る。
【0060】また、DSC13は、血流データを抽出す
るために閾値回路70を介してレンジゲート位置決定回
路31に接続されている。この閾値回路70は、骨や血
管壁等の構造物と血流とをエコー強度に基づいて弁別可
能な閾値を有し、この閾値を使って、DSC31から出
力される、複数の超音波ビームによる走査線上の白黒断
層像のデータから血流に相当する部分の画像データを弁
別する回路である。
【0061】レンジゲート位置決定回路31は図9に示
す処理を行う。その他の構成は第1実施例と同一になっ
ている。
【0062】図9に示す一連の処理では、前述した図2
の処理に対して、ステップ76a,82aが新たに追加
され、ステップ73、77、80、82、86の内容が
変更されている。
【0063】以下、図9の処理とともに全体動作を説明
する。
【0064】電子走査部12の動作によりBモード断層
像が得られ、この断層像上で血流部分に関心領域が設定
されることにより、第1実施例と同様に、血流範囲の中
心位置を通る超音波走査線(サンプリングラスタ)L
が選択される(図9ステップ70〜72、図10(a)
(b)参照)。次いで、走査線上Lの遅延時間が制御
され(図10ステップ73)、レンジゲートRGが超音
波走査線L上の血流範囲の中心位置Oに合わせられる
(図9ステップ74、図10(a)(b)参照)。この
自動設定したレンジゲートRGの位置がレンジゲート回
路60に指令され、第1実施例と同様に、レンジゲート
RGの位置の周波数スペクトルパターンが演算されて、
ドプラモード像として表示される。
【0065】この状態で、患者の体動などに因って、レ
ンジゲートRGの位置が設定した血流位置から移動する
と(図10(c)、図9ステップ76参照)、トラッキ
ング候補点を探すために並列同時受信が指令される。即
ち、レンジゲート位置決定回路31は、超音波走査線L
を挟んで各2本の超音波ビームL,…,Lを同時
受信するように、ディレーライン41及び加算器44に
指令を出す(図9ステップ76a、図10(c)参
照)。これにより、ここでは合計5本の受信ビーム
,L,L,L,Lの受信エコー信号が並列
に同時形成され、その複数受信ビームL,…,L
の画像データの組が電子走査部12からDSCに出力さ
れている。そこで、閾値設定回路70により、各ビーム
上の画像データの組の内、閾値によって決まる血流範囲
分の画像データがレンジゲート位置決定回路31に出力
される。
【0066】次いで、複数のトラッキング候補点が演算
される(図9ステップ77)。この候補点は、上記5本
の受信ビームL,L,L,L,Lに係る血流
範囲の中心位置C,C,C,C,Cとして各
々演算される(図10(d)参照)。そして、この候補
点C,C,C,C,Cの内、ずれたレンジゲ
ートRGから最も近い点、例えばCが選択され(図9
ステップ78)、その点Cまでの距離が基準値未満の
場合、ドプラ解析結果(即ち、レンジゲート位置の周波
数スペクトルパターン)の出力タイミング(図11参
照)を待って、レンジゲートRGの位置が点Cまで移
動される(図10(e)参照)。
【0067】一方、選択した候補点までの距離が基準値
以上の場合、その候補点が存在する血管が最初捕らえて
いたものと異なる可能性があるので、その候補点にレン
ジゲートRGを移動させない(図9ステップ79)。こ
の場合には、次のドプラ解析結果の出力タイミングまで
待機した後(同図ステップ82)、前述した5本の受信
ビームL,L,L,L,L(図10(d)参
照、図9ステップ82a)の並列同時受信を再び試み
る。そして、トラッキング候補点を再び演算し、最も近
い候補点を選択し、その点までの距離が基準値未満か否
かを判断する(図9ステップ83〜85)。この結果、
トラッキング点を正常に追跡できたときはレンジゲート
RGを移動させる(図9ステップ85、81)。しか
し、この再判断によっても正常なトラッキング点を追跡
できないときは、予め設定した所定数(例えば数回)の
ドプラ解析結果の出力タイミングが経過するまで待っ
て、更に上述したトラッキングを試みる(同図ステップ
85、86、82a〜85)。この再々処理によって正
常なトラッキングができたときは、レンジゲートを移動
させるが、それができなかったときは、第1実施例と同
様にトラッキング不能の状態を表示させる(同図ステッ
プ86、87)。
【0068】なお、上述した一連の処理において、ステ
ップ76a,82aに係る並列同時受信の指令機構を別
段設けず、常に並列同時受信しているように動作させて
もよい。また、ステップ82,86に係る処理内容は、
フレーム毎や解析結果出力毎ではなく、予め定めた一定
時間毎の判断にするとしてもよい。
【0069】このように、この第2実施例によっても、
自動設定したレンジゲートの位置を自動的にトラッキン
グさせることができ、またそのトラッキングの誤作動を
大幅に減らすことができるから、第1実施例と同等の優
れた効果が得られる。とくに、この第2実施例ではMT
I演算部によるカラー血流イメージを表示しなくても、
自動トラッキングが可能であるから、MTI演算部が不
要な分だけ簡素化した装置を提供できる。
【0070】なお、常時トラッキング動作を行わせるの
では無く、オペレータが操作ボタンを押したときのみ、
上述した図9記載の処理を実施するように構成してもよ
い。また、レンジゲートの初期設定は手動で行うように
してもよい。
【0071】なおまた、上記第1、第2実施例にあって
は、トラッキング不能の状態が表示されるなど、レンジ
ゲートの位置が所望のサンプルボリュームからずれた場
合、オペレータが操作パネル上のボタンを押すことによ
り、トラッキングを中止させるリフレッシュ機構を付加
することもできる。また、このリフレッシュ機能は操作
者がトラックボールなどを操作することで代用してもよ
い。
【0072】さらに、上記第1、第2実施例にあって
は、血流の方向や拍動性を加味して、トラッキングさせ
る血管を見分ける機構を付加することもできる。
【0073】(第3実施例)第3実施例を図12〜図1
4に基づき説明する。この第3実施例は、連続波ドプラ
法における血流情報の角度補正を行うために必要な、サ
ンプルマーカーの位置合わせと角度マーカーの角度合わ
せとを自動化しようとするものである。ここで、第1実
施例と同一又は同等の構成要素には同一符号を用いる。
【0074】この実施例に係る超音波ドプラ診断装置は
図12に示すように、前述したスペクトラムドプラ演算
部30の構成が簡素化されている。つまり、ローパスフ
ィルタ22からの位相検波出力信号を受けるバンドパス
フィルタ62と、このフィルタ62の出力を受ける周波
数分析器63とのみを備え、この分析器63の出力であ
る、周波数スペクトルパターンデータが第1のDSC1
3に送られる。これにより、生体内の所望深さ位置の血
流のドプラ信号のみを検出する前記各実施例の構成とは
異なり、サンプリング・ラスタの血流速度データが全て
得られる。
【0075】また、この超音波ドプラ診断装置は図12
に示す如くマーカー位置決定回路71を備えている。こ
のマーカー位置決定回路71は、操作パネル32、ディ
レイライン41、表示回路65、及び第2のDSC24
に接続されると共に、流速補正演算回路72に接続さ
れ、後述する図13の処理を実行する。
【0076】流速補正演算回路72は、超音波ビームと
血流との成す角度及びサンプルマーカーの位置の血流速
度をマーカー位置決定回路71から入力し、その血流速
度をビーム・血流の成す角度で補正するように構成され
ている。この指定位置の補正された血流速度は表示回路
65を介して第1のDSC13に送られ、最終的には表
示器16の画面に重畳表示される。一方、操作パネル3
2には、画像の停止を指令するためのフリーズボタンが
装備されている。
【0077】その他の構成は第1実施例と同等である。
【0078】続いて、マーカー位置決定回路71が実施
する図13の処理を、実施例の全体動作と並行して説明
する。
【0079】マーカー位置決定回路71は、図13のス
テップ90において、操作パネル32のフリーズボタン
からの信号を読み込みながら、画像のフリーズが指令さ
れたか否かを判断する。この判断でNO(フリーズでな
い)のときはフリーズ指令が出されるまで待機し、YE
S(フリーズ指令)のときはステップ91に移行してフ
リーズ指令を出力する。
【0080】これにより、オペレータは血流速度を計測
したい部位Bの画像が得られた時点でフリーズボタンを
押すことにより、例えば図14(a)に示す如く、表示
器16におけるモニタ画像が停止する。
【0081】次いで、マーカー位置決定回路71はステ
ップ92で連続波送受信を指令した後、ステップ93に
移行して操作パネル23からオペレータの指示に拠る走
査線マーカーの信号を入力しながら、走査線が指定され
たか否かを判断する。走査線マーカーの信号が入力(移
動)するまでステップ93の処理が繰り返され、その信
号が入力すると、ステップ94において走査線マーカー
が指定する走査線方向に超音波ビームを絞る遅延パター
ンがディレイライン41に対して指令される。
【0082】このため、オペレータが表示器16の静止
画面上の血流像を見ながら、血流速度を計測したい部位
Bに対して所望の走査線マーカーL0 を設定すると(図
14(b)参照)、その走査線マーカーL0 で指定され
た走査線の方向にディレイライン41が制御され、超音
波ビームがその方向に連続送受信される。
【0083】そこで、マーカー位置決定回路71は、ス
テップ95に移行して第2のDSC24から、指定した
走査線L0 上の各点の血流速度データを入力する。次い
でステップ96において、指定した走査線L0 上の各点
の内、最も血流速度が早い点を検出した後、ステップ9
7に移行して、サンプルマーカーを演算位置に合わせる
ように表示回路65に指令する。
【0084】以上のステップ95〜97の処理により、
走査線L0 上で最も血流速度の早い位置P0 (図14
(b)参照)に、サンプルマーカーSMが図14(c)
の如く表示される。
【0085】このようにサンプルマーカーSMが決まる
と、マーカー位置決定回路71はステップ98〜100
の処理を順次行う。ステップ98では所定走査線L1
n上の血流速度データが第2のDSC24から各々読
み込まれ、ステップ99では読み込まれた走査線上の各
点の中で最も早い血流速度の位置を検出する。次いでス
テップ100では、上述したステップ98、99の処理
が所定数の走査線に対して実施されたか否かが判断さ
れ、NOの場合はステップ98に戻る。
【0086】このため、ステップ100の判断でYES
(即ち、所定数の走査線に対する上述した処理が完了し
た)となった場合、図14(d)に示す如く、初期走査
線L0 に対する周囲の走査線L1 〜Ln 上の最高血流速
度の位置P1 〜Pn が各々決定される。
【0087】そこで、マーカー位置決定回路71では引
き続きステップ101にて、先に得たサンプルマーカー
SMの位置及び上記最高血流速度の位置P1 〜Pn を結
ぶ1本の線Kを演算する(図14(e)参照)。この
後、ステップ102に移行し、演算した線Kの位置に角
度マーカーAMを表示させるように、表示回路65に指
令する。
【0088】以上のステップ101,102の処理によ
り、表示器16のモニタ画面には、図14(f)に示す
如く、サンプルマーカーSMを走査線L0 のマーカーが
通過し、且つ、血流方向を表す角度マーカーAMがサン
プルマーカーSMから延びた状態で自動的に表示され
る。
【0089】次いで、マーカー位置決定回路71はステ
ップ103に処理を移行させ、超音波ビームの中心線
(即ち走査線L0 )と血流方向(即ち角度マーカーA
K)とが成す角度θを演算する。さらに、ステップ10
4に移行し、前述の如く演算したサンプルマーカーSM
の位置の血流速度と角度θとを流速補正演算回路72に
出力する。これにより、流速補正演算回路72はサンプ
ルマーカーSMの方向の血流速度またはドプラ周波数を
補正した後、その補正結果を表示回路65を通じて表示
器16に送る。これにより、超音波ビームとの成す角度
に依存しないサンプルマーカーSMの方向の血流速度が
モニタ画面に表示される。
【0090】このようにサンプルマーカーSM及び角度
マーカーAMを自動設定し、サンプルマーカー方向の血
流速度を補正した後も、次のカラー画像の更新タイミン
グ到来または走査線マーカー再入力(移動)割込到来を
待ってステップ94に戻り、上述した処理を繰り返す
(ステップ105)。
【0091】このように、第3実施例によると、従来、
手動で行っていたサンプルマーカー及び角度マーカー
が、計測部位の所望域の最高流速の地点に自動的に設定
される。このため、オペレータの操作上の負担を著しく
軽減でき、また診断時間を短縮させることもできる。
【0092】なお、上記各実施例はセクタ電子走査に限
定されることはない。また、以上の自動設定動作はパネ
ル上のスイッチなどから、オン・オフ可能なことは勿論
である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7記載
の発明に係る超音波ドプラ診断装置にあっては、設定さ
れたレンジゲートの位置が観測位置に一致している状態
か否かを判断し、一致状態ではないと判断したとき、レ
ンジゲートの位置を観測位置に自動的に追跡させるよう
に構成したため、例えば血管の位置が被検者の呼吸やオ
ペレータの手の震えなどに因って動いてしまった場合で
も、レンジゲートの位置を、血流信号を得たい血管の位
置(観測位置)に自動的に追従させることができ、これ
により、オペレータの操作上の負担が著しく軽減し、診
断時間の短縮を図ることができる。
【0094】また、請求項8,9記載の発明に係る超音
波ドプラ診断装置にあっては、血流などの流体の運動情
報が表示された画像上で観測位置を示すサンプルマーカ
ーを自動設定し、このサンプルマーカーの位置において
流体の運動方向を示す角度マーカーを自動設定すると共
に、この角度マーカーと超音波のビーム方向の成す角度
を演算し、この角度演算値に基づいて、例えば血流の速
度を補正するようにしたため、従来のように、サンプル
マーカー及び角度マーカーを手動で合わせる必要が無
く、オペレータの操作上の負担を軽減でき、また診断時
間の短縮化に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る超音波ドプラ診断装置の要部
構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例のレンジゲート位置決定回路の処理
例を示すフローチャート。
【図3】(a)(b)は第1実施例の動作説明図。
【図4】(a)〜(c)は第1実施例の動作説明図。
【図5】(a)〜(e)は第1実施例の動作説明図。
【図6】(a)(b)は第1実施例における血流の中心
点を決める動作の説明図。
【図7】第1実施例におけるトラッキングの別の例を説
明する説明図。
【図8】第2実施例に係る超音波ドプラ診断装置の要部
構成を示すブロック図。
【図9】第2実施例のレンジゲート位置決定回路の処理
例を示すフローチャート。
【図10】(a)〜(e)は第2実施例の動作説明図。
【図11】ドプラ解析結果の出力タイミングを説明する
タイミングチャート。
【図12】第3実施例に係る超音波ドプラ診断装置の要
部構成を示すブロック図。
【図13】第3実施例のマーカー位置決定回路の処理例
を示すフローチャート。
【図14】(a)〜(f)は第3実施例の動作説明図。
【図15】従来の超音波ドプラ診断装置の要部構成を示
すブロック図。
【図16】従来装置の動作例を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
11 超音波プローブ 12 電子走査部 13 第1のDSC 14 マルチプレクサ 15 D/A変換器 16 表示器 20 ミキサ 21 移相器 22 ローパスフィルタ 23 MTI演算部 24 第2のDSC 25 カラー変換器 30 スペクトラムドプラ演算部 31 レンジゲート位置決定回路 32 操作パネル 65 表示回路 70 閾値回路 71 マーカー位置決定回路 72 流速補正演算回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運動する流体を含む被検体の断層面との
    間で超音波信号を送受信する送受信手段と、この送受信
    手段から得られた受信信号を用いて少なくとも上記断層
    面の画像データを生成する信号処理手段と、この信号処
    理手段により処理された画像データを表示する画像表示
    手段と、この画像表示手段により表示された画像上に上
    記流体の観測位置に対応したレンジゲートを設定するゲ
    ート設定手段と、上記送受信手段が得た受信信号から上
    記レンジゲートの位置における上記流体の運動に拠るド
    プラ信号を抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽
    出されたドプラ信号に基づき上記流体の運動情報を解析
    する解析手段と、この解析手段の解析結果を表示する運
    動情報表示手段とを備えた超音波ドプラ診断装置におい
    て、上記ゲート設定手段により設定されたレンジゲート
    の位置が上記観測位置に一致している状態か否かを判断
    する判断手段と、この判断手段により一致状態ではない
    と判断されたとき、上記レンジゲートの位置を上記観測
    位置に自動的に追跡させる自動追跡手段とを備えたこと
    を特徴とする超音波ドプラ診断装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記断層面のBモ
    ード断層像と前記流体のドプラ偏移に基づくカラー像と
    の画像データを生成する手段であり、前記画像表示手段
    は上記Bモード断層像にカラー像を重畳して表示する手
    段である請求項1記載の超音波ドプラ診断装置。
  3. 【請求項3】 前記自動追跡手段は、前記流体の観測位
    置として複数の候補点を演算する候補点演算部と、この
    候補点演算部により演算された複数の候補点の中で上記
    観測位置から最も近い候補点を選択する選択部と、この
    選択部により選択された候補点に前記レンジゲートの位
    置を自動的に復帰させる復帰指令部とを備えた請求項2
    記載の超音波ドプラ診断装置。
  4. 【請求項4】 前記選択部は、前記観測位置から候補点
    までの距離についての基準値を有し、この基準値以下の
    距離に在る候補点の中で最も近い候補点を選択する構成
    である請求項3記載の超音波ドプラ診断装置。
  5. 【請求項5】 前記選択部が候補点の選択をできないと
    き、前記レンジゲートの追跡不能を表示する表示部を前
    記自動追跡手段に付加した請求項4記載の超音波ドプラ
    診断装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲート設定手段は、前記流体を含む
    関心領域を設定する領域設定部と、この領域設定部によ
    り設定された関心領域において上記流体の中心位置を演
    算する位置演算部と、この位置演算部により設定された
    中心位置に前記レンジゲートの中心位置を合わせる位置
    合わせ部とを備えた請求項2記載の超音波ドプラ診断装
    置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、前記送受信手段か
    ら得られた受信信号に基づいて前記断層面のBモード断
    層像の画像データを生成する断層像処理部と、前記送受
    信手段から得られた受信信号に基づいて複数の超音波エ
    コービームを同時形成する同時受信処理部とを有すると
    ともに、前記自動追跡手段は、上記同時受信処理部が形
    成した複数の超音波エコービーム上の前記流体の幅に基
    づく複数の追跡候補点を演算する演算部と、この演算部
    が演算した複数の追跡候補点の中から前記レンジゲート
    の位置に最も近い点を追跡点として選択する選択部とを
    備えた請求項1記載の超音波ドプラ診断装置。
  8. 【請求項8】 運動する流体を含む被検体の断層面との
    間で超音波信号を送受信する送受信手段と、この送受信
    手段が得た受信信号から上記流体の運動に拠るドプラ信
    号を抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽出され
    たドプラ信号に基づき上記流体の運動情報を解析する解
    析手段と、この解析手段の解析結果を表示する運動情報
    表示手段とを備えた超音波ドプラ診断装置において、上
    記運動情報表示手段により表示された画像上で観測位置
    を示すサンプルマーカーを自動設定するサンプルマーカ
    ー設定手段と、このサンプルマーカー設定手段により設
    定されたサンプルマーカーの位置において上記流体の運
    動方向を示す角度マーカーを自動設定する角度マーカー
    設定手段と、この角度マーカー設定手段により設定され
    た角度マーカーと上記超音波のビーム方向の成す角度を
    演算する角度演算手段と、この角度演算手段の演算値に
    基づいて上記流体の運動情報を補正する運動情報補正手
    段とを備えた超音波ドプラ診断装置。
  9. 【請求項9】 前記サンプルマーカー設定手段は、所望
    の超音波走査線上における前記流体の最高運動速度の位
    置を観測位置として検出する機構を含む請求項8記載の
    超音波ドプラ診断装置。
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