JPH06216102A - 被処理体支持装置 - Google Patents
被処理体支持装置Info
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- JPH06216102A JPH06216102A JP2326893A JP2326893A JPH06216102A JP H06216102 A JPH06216102 A JP H06216102A JP 2326893 A JP2326893 A JP 2326893A JP 2326893 A JP2326893 A JP 2326893A JP H06216102 A JPH06216102 A JP H06216102A
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- JP
- Japan
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- wafer
- receiving portion
- carrier
- processed
- treated
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被処理体を受け部で受ける時に、これに被処
理体の表面を接触させることなく収容することができる
被処理体支持装置を提供する。 【構成】 半導体ウエハのような被処理体Wの下側周縁
部を複数の受け部52で支持する被処理体支持装置にお
いて、受け部に挿入溝54を形成すると共に受け部の外
側端部62、78を、被処理体の支持時における被処理
体の周縁部よりも外方に位置させる。これにより、被処
理体の挿入時にこの周縁部の端部のみを受け部と接触さ
せ、被処理体の表面に不純物が付着することを阻止す
る。
理体の表面を接触させることなく収容することができる
被処理体支持装置を提供する。 【構成】 半導体ウエハのような被処理体Wの下側周縁
部を複数の受け部52で支持する被処理体支持装置にお
いて、受け部に挿入溝54を形成すると共に受け部の外
側端部62、78を、被処理体の支持時における被処理
体の周縁部よりも外方に位置させる。これにより、被処
理体の挿入時にこの周縁部の端部のみを受け部と接触さ
せ、被処理体の表面に不純物が付着することを阻止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハ等の被処理体を
支持する被処理体支持装置に関する。
支持する被処理体支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハの処理工程におい
ては、ウエハに対してある処理、例えば膜付け処理を施
した後には次の工程に移行する前に前工程での処理時に
付着したパーティクル等を除去するためにウエハを洗浄
することが行われている。このような洗浄を行うにあた
っては、ウエハを保持するために耐薬品性の材質、例え
ば石英からなる容器(キャリア)を用いる必要がある
が、これを搬送用のキャリアとして用いるとコスト高に
なるため、通常上記した洗浄専用のキャリアが用いられ
る。このため搬送用キャリア内のウエハを洗浄用キャリ
アに移し替えて洗浄すると共に搬送用キャリアについて
も洗浄し、その後ウエハを洗浄用キャリアから洗浄後の
搬送用キャリアに移し替えている。
ては、ウエハに対してある処理、例えば膜付け処理を施
した後には次の工程に移行する前に前工程での処理時に
付着したパーティクル等を除去するためにウエハを洗浄
することが行われている。このような洗浄を行うにあた
っては、ウエハを保持するために耐薬品性の材質、例え
ば石英からなる容器(キャリア)を用いる必要がある
が、これを搬送用のキャリアとして用いるとコスト高に
なるため、通常上記した洗浄専用のキャリアが用いられ
る。このため搬送用キャリア内のウエハを洗浄用キャリ
アに移し替えて洗浄すると共に搬送用キャリアについて
も洗浄し、その後ウエハを洗浄用キャリアから洗浄後の
搬送用キャリアに移し替えている。
【0003】このようなウエハの移し替えを行う場合に
は、一般に移し替え領域の下方に被処理体支持装置を設
置し、その頂部のウエハホルダを例えばエアシリンダに
より上昇させてキャリア内に進入させ、キャリア内ウエ
ハを突き上げ(押し上げ)てこれを上方の把持装置に受
け渡し、キャリアを入れ替えた後、逆の操作を行って、
新たなキャリア内にウエハを収納している。このよう
に、洗浄後のウエハをストックしておくことにより各工
程間における時間合わせを行っている。
は、一般に移し替え領域の下方に被処理体支持装置を設
置し、その頂部のウエハホルダを例えばエアシリンダに
より上昇させてキャリア内に進入させ、キャリア内ウエ
ハを突き上げ(押し上げ)てこれを上方の把持装置に受
け渡し、キャリアを入れ替えた後、逆の操作を行って、
新たなキャリア内にウエハを収納している。このよう
に、洗浄後のウエハをストックしておくことにより各工
程間における時間合わせを行っている。
【0004】そして、ウエハを上方へ突き上げる被処理
体支持装置は、例えば図14乃至図16に示すようにウ
エハホルダ2を有し、この上部の両側にはサイド受け部
4A、4Bが設けられ、これらの間には中央受け部4C
が設けられている。そして、各受け部には、ウエハWの
幅(厚さ)よりも僅かに大きくなされた挿入溝6が多数
例えば1キャリアの最大収容枚数である25個並設され
ており、各挿入溝6にウエハWを収容して支持するよう
になっている。この場合、サイド受け部4A、4Bの上
端は、ウエハの周縁部の円弧形状に対応させて傾斜させ
て成形されており、しかも装置全体の小型化を図るため
にサイド受け部4A、4Bの外側端部間は比較的小さく
設定されてウエハ完全支持時に外側端部はウエハ面内側
に位置するようになっている。
体支持装置は、例えば図14乃至図16に示すようにウ
エハホルダ2を有し、この上部の両側にはサイド受け部
4A、4Bが設けられ、これらの間には中央受け部4C
が設けられている。そして、各受け部には、ウエハWの
幅(厚さ)よりも僅かに大きくなされた挿入溝6が多数
例えば1キャリアの最大収容枚数である25個並設され
ており、各挿入溝6にウエハWを収容して支持するよう
になっている。この場合、サイド受け部4A、4Bの上
端は、ウエハの周縁部の円弧形状に対応させて傾斜させ
て成形されており、しかも装置全体の小型化を図るため
にサイド受け部4A、4Bの外側端部間は比較的小さく
設定されてウエハ完全支持時に外側端部はウエハ面内側
に位置するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハが例
えば25枚収容するキャリア内に完全に垂直方向に沿っ
て支持されている場合には、被処理体支持装置のホルダ
2が上昇していったときにこの受け部の挿入溝6内にウ
エハの下側周縁部が円滑に入ることから問題は生じない
が、一般的には、ウエハはキャリア内においてキャリア
内の収容溝における遊び分だけ垂直方向に対して僅かに
傾斜して収容される傾向にある。従って、図15及び図
16に示すようにウエハWの下側周縁部と受け部4が相
対的に接近してウエハWが挿入溝6内に徐々に収容され
る時、サイド受け部4A、4Bの外部端部とウエハ下側
周縁部とが接触してウエハWの姿勢が矯正されつつ挿入
支持されることになる。このために、ウエハ下部表面に
おいて例えば長さ5mm程度の目に見えない傷や線状の
付着物8が形成される。この付着物8は、例えば受け部
4がテフロン等の積層構造の樹脂の場合には、剥離した
テフロン樹脂よりなり、この後工程でフッ酸処理や熱拡
散工程を行うと付着物がウエハ面内に拡散して汚物源に
なってしまうという改善点を有していた。本発明は、以
上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創
案されたものである。本発明の目的は、被処理体を受け
部で支持する時に、これに被処理体の表面を接触させる
ことなく収容することができる被処理体支持装置を提供
することにある。
えば25枚収容するキャリア内に完全に垂直方向に沿っ
て支持されている場合には、被処理体支持装置のホルダ
2が上昇していったときにこの受け部の挿入溝6内にウ
エハの下側周縁部が円滑に入ることから問題は生じない
が、一般的には、ウエハはキャリア内においてキャリア
内の収容溝における遊び分だけ垂直方向に対して僅かに
傾斜して収容される傾向にある。従って、図15及び図
16に示すようにウエハWの下側周縁部と受け部4が相
対的に接近してウエハWが挿入溝6内に徐々に収容され
る時、サイド受け部4A、4Bの外部端部とウエハ下側
周縁部とが接触してウエハWの姿勢が矯正されつつ挿入
支持されることになる。このために、ウエハ下部表面に
おいて例えば長さ5mm程度の目に見えない傷や線状の
付着物8が形成される。この付着物8は、例えば受け部
4がテフロン等の積層構造の樹脂の場合には、剥離した
テフロン樹脂よりなり、この後工程でフッ酸処理や熱拡
散工程を行うと付着物がウエハ面内に拡散して汚物源に
なってしまうという改善点を有していた。本発明は、以
上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創
案されたものである。本発明の目的は、被処理体を受け
部で支持する時に、これに被処理体の表面を接触させる
ことなく収容することができる被処理体支持装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、被処理体に対してその下方より相対的
に接近離間して前記被処理体の円弧状の下側周縁部を複
数の受け部で支持する被処理体支持装置において、前記
受け部は前記被処理体の下側周縁部を収容する挿入溝を
有すると共に前記受け部の外側端部は前記被処理体の支
持時における前記被処理体の周縁部よりも外方に位置さ
せるようにしたものである。
解決するために、被処理体に対してその下方より相対的
に接近離間して前記被処理体の円弧状の下側周縁部を複
数の受け部で支持する被処理体支持装置において、前記
受け部は前記被処理体の下側周縁部を収容する挿入溝を
有すると共に前記受け部の外側端部は前記被処理体の支
持時における前記被処理体の周縁部よりも外方に位置さ
せるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明者は、以上のように構成したので、円板
状の被処理体と受け部の先端とを相対的に接近させると
被処理体の下側端部と受け部の挿入溝を区画する区画壁
の上部端辺が接触して被処理体の姿勢を矯正しつつ挿入
溝内へ収容される。この挿入途中においては挿入に従っ
て被処理体と区画壁の上端との接触部が被処理体の下端
円縁部の円弧に沿って次第に外側へ移動し、結果的に被
処理体の表面には付着物等が付着することを阻止するこ
とができる。
状の被処理体と受け部の先端とを相対的に接近させると
被処理体の下側端部と受け部の挿入溝を区画する区画壁
の上部端辺が接触して被処理体の姿勢を矯正しつつ挿入
溝内へ収容される。この挿入途中においては挿入に従っ
て被処理体と区画壁の上端との接触部が被処理体の下端
円縁部の円弧に沿って次第に外側へ移動し、結果的に被
処理体の表面には付着物等が付着することを阻止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る被処理体支持装置の一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明の
被処理体支持装置を設けたストッカシステムを示す斜視
図、図2は図1に示すストッカシステムを示す正面図、
図3は図2に示すストッカシステムの側面図、図4は図
2に示すストッカシステムへの本発明の支持装置の取付
け状態を示す図である。
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明の
被処理体支持装置を設けたストッカシステムを示す斜視
図、図2は図1に示すストッカシステムを示す正面図、
図3は図2に示すストッカシステムの側面図、図4は図
2に示すストッカシステムへの本発明の支持装置の取付
け状態を示す図である。
【0009】本実施例においては被処理体としてオリフ
ラ(オリエンテーションフラット部)を有する円板状の
半導体ウエハを用いた場合について説明する。まず、ウ
エハを例えば洗浄する前段においてこれをストックする
ストッカシステムの構成について説明する。各部を詳述
する前に、図1を参照しながらこのストッカシステムの
全体の流れについて簡単に説明する。ウエハWを収納し
た搬送用キャリアCは、2個を1組として先ず搬入ステ
ージ100に運ばれ、その後入出力部101を介して搬
送用キャリアエレベータ103に受け渡され、図示しな
いストッカに一旦保管されるかまたは主搬送路109の
下流側に搬送される。尚、主搬送路とは、受け渡し部で
ある入出力部101から後述のウエハ洗浄部への受け渡
し部108に至までの搬送路をいうものとする。次いで
移載ロボット104により移し替えステーション105
に移載され、ここで搬送用キャリアC内のウエハは、ウ
エハ把持部106及び下方の本発明の特長とする、ウエ
ハを突き上げる被処理体支持装置110の協働作用によ
り、洗浄用キャリアDに移し替えられる。しかる後この
洗浄用キャリアDは、洗浄用キャリアエレベータ107
により図示しないストッカに一旦保管されるか或いはウ
エハ洗浄部への受け渡し部に搬送され、洗浄後は逆の流
れで移し替えステーション105に戻される。
ラ(オリエンテーションフラット部)を有する円板状の
半導体ウエハを用いた場合について説明する。まず、ウ
エハを例えば洗浄する前段においてこれをストックする
ストッカシステムの構成について説明する。各部を詳述
する前に、図1を参照しながらこのストッカシステムの
全体の流れについて簡単に説明する。ウエハWを収納し
た搬送用キャリアCは、2個を1組として先ず搬入ステ
ージ100に運ばれ、その後入出力部101を介して搬
送用キャリアエレベータ103に受け渡され、図示しな
いストッカに一旦保管されるかまたは主搬送路109の
下流側に搬送される。尚、主搬送路とは、受け渡し部で
ある入出力部101から後述のウエハ洗浄部への受け渡
し部108に至までの搬送路をいうものとする。次いで
移載ロボット104により移し替えステーション105
に移載され、ここで搬送用キャリアC内のウエハは、ウ
エハ把持部106及び下方の本発明の特長とする、ウエ
ハを突き上げる被処理体支持装置110の協働作用によ
り、洗浄用キャリアDに移し替えられる。しかる後この
洗浄用キャリアDは、洗浄用キャリアエレベータ107
により図示しないストッカに一旦保管されるか或いはウ
エハ洗浄部への受け渡し部に搬送され、洗浄後は逆の流
れで移し替えステーション105に戻される。
【0010】一方搬送用キャリアCは、2つの空キャリ
ア搬送路L1、L2の一方の搬送路L1を通ってキャリ
ア洗浄部へ送られ、洗浄後は他方の搬送路L2を通って
戻され、移し替えステーション105に移載される。移
し替えステーション105と空キャリア搬送路L1、L
2との間の空キャリアCの移載は、移載ロボット104
によって行われる。そして移し替えステーション105
にて洗浄用キャリアD内のウエハは搬送用キャリアCに
移し替えられ、上述とは逆の流れで入出力部101に戻
された後、搬出ステージ102に運ばれ、次の工程に送
られることになる。尚、搬入ステージ100、入出力部
101及び搬出ステージ102は、搬出入ステーション
IOSを構成している。
ア搬送路L1、L2の一方の搬送路L1を通ってキャリ
ア洗浄部へ送られ、洗浄後は他方の搬送路L2を通って
戻され、移し替えステーション105に移載される。移
し替えステーション105と空キャリア搬送路L1、L
2との間の空キャリアCの移載は、移載ロボット104
によって行われる。そして移し替えステーション105
にて洗浄用キャリアD内のウエハは搬送用キャリアCに
移し替えられ、上述とは逆の流れで入出力部101に戻
された後、搬出ステージ102に運ばれ、次の工程に送
られることになる。尚、搬入ステージ100、入出力部
101及び搬出ステージ102は、搬出入ステーション
IOSを構成している。
【0011】このストッカシステム10を図2及び図3
も参照しつつ具体的に説明すると、このシステムは、搬
送用キャリアCを保管するための第1のキャリアストッ
カS1と洗浄用のキャリアDを保管するための第2のキ
ャリアストッカS2とを有している。各ストッカS1、
S2は横方向に延びる主搬送路109の上方に設置され
ており、図示例にあってはキャリア収納ユニット12が
それぞれ3段及び2段積み重ねられた構造となってい
る。
も参照しつつ具体的に説明すると、このシステムは、搬
送用キャリアCを保管するための第1のキャリアストッ
カS1と洗浄用のキャリアDを保管するための第2のキ
ャリアストッカS2とを有している。各ストッカS1、
S2は横方向に延びる主搬送路109の上方に設置され
ており、図示例にあってはキャリア収納ユニット12が
それぞれ3段及び2段積み重ねられた構造となってい
る。
【0012】上記収納ユニット12は、2個を1組とし
たキャリアの組を3組或いは4組収納できる保管室14
と、この保管室14の床部及び天井部にそれぞれ配置さ
れた通気室16、18と、これら通気室16、18に連
通して保管室14の側部に沿って配置されたリターンダ
クト20とから構成されており、保管室14と通気室1
6、18との間には多数の通気孔が形成される。天井部
の通気室18には送風ファン22の配置されたULPA
フィルタ24(商品名)が設けられており、清浄空気が
内部を循環するようになっている。また、各ストッカS
1、S2の下部には送風手段26A、26B、26C、
26Dが主搬送路109に沿って配置されている。
たキャリアの組を3組或いは4組収納できる保管室14
と、この保管室14の床部及び天井部にそれぞれ配置さ
れた通気室16、18と、これら通気室16、18に連
通して保管室14の側部に沿って配置されたリターンダ
クト20とから構成されており、保管室14と通気室1
6、18との間には多数の通気孔が形成される。天井部
の通気室18には送風ファン22の配置されたULPA
フィルタ24(商品名)が設けられており、清浄空気が
内部を循環するようになっている。また、各ストッカS
1、S2の下部には送風手段26A、26B、26C、
26Dが主搬送路109に沿って配置されている。
【0013】搬入ステージ100及び搬出ステージ10
2は、各々2個の載置台よりなり、入力出部101は、
インターフェイスロボットIFの受け渡し位置と前記エ
レベータ103の作業領域との間で例えば図2に示すよ
うにエアシリンダARの動作で移動する移動ステージM
Sにより構成される。搬入ステージ100と搬出ステー
ジ102を結ぶラインの下方側には、このラインに沿っ
て移動するインターフェイスロボットIFが設置されて
おり、このロボットIFは、更に上下動、鉛直軸まわり
の回転機能を備えていて、各ステージ100、102、
MS間のウエハの受け渡しを行う。この受け渡しについ
ては、各ステージ100、102、MSにロボットIF
のウエハ支持部が上下に抜けるように切り欠きを形成し
ておくと共にロボットIF側においてはキャリアを片持
ち支持の構造としておくことによって、ウエハ支持部が
各ステージ100、102、MS間を自在に通り抜けで
き、これによりキャリアの受け渡しが行われる。一方、
移し替えステーション105は、図2に示すように主搬
送路の下流側に位置し、図4に示すように例えばボール
ネジ等の駆動機構により主搬送路に沿って各々互いに独
立して水平方向に移動可能な第1及び第2の移動ステー
ジ32A、32Bと主搬送路109の上方側にて左右に
(主搬送路の伸びる方向に沿って)並んで配置された一
対のアームよりなる第1及び第2の把持部34A、34
Bを有しており、この下方にはそれぞれ本発明に係る被
処理体支持装置110が設けられる。また、各移動ステ
ージ32A、32Bには支持装置110の先端部の侵入
を許容する切欠部33A、33Bが形成されている。
2は、各々2個の載置台よりなり、入力出部101は、
インターフェイスロボットIFの受け渡し位置と前記エ
レベータ103の作業領域との間で例えば図2に示すよ
うにエアシリンダARの動作で移動する移動ステージM
Sにより構成される。搬入ステージ100と搬出ステー
ジ102を結ぶラインの下方側には、このラインに沿っ
て移動するインターフェイスロボットIFが設置されて
おり、このロボットIFは、更に上下動、鉛直軸まわり
の回転機能を備えていて、各ステージ100、102、
MS間のウエハの受け渡しを行う。この受け渡しについ
ては、各ステージ100、102、MSにロボットIF
のウエハ支持部が上下に抜けるように切り欠きを形成し
ておくと共にロボットIF側においてはキャリアを片持
ち支持の構造としておくことによって、ウエハ支持部が
各ステージ100、102、MS間を自在に通り抜けで
き、これによりキャリアの受け渡しが行われる。一方、
移し替えステーション105は、図2に示すように主搬
送路の下流側に位置し、図4に示すように例えばボール
ネジ等の駆動機構により主搬送路に沿って各々互いに独
立して水平方向に移動可能な第1及び第2の移動ステー
ジ32A、32Bと主搬送路109の上方側にて左右に
(主搬送路の伸びる方向に沿って)並んで配置された一
対のアームよりなる第1及び第2の把持部34A、34
Bを有しており、この下方にはそれぞれ本発明に係る被
処理体支持装置110が設けられる。また、各移動ステ
ージ32A、32Bには支持装置110の先端部の侵入
を許容する切欠部33A、33Bが形成されている。
【0014】以下に、上記被処理体支持装置110を具
体的に説明する。図5は本発明の被処理体支持装置を示
す平面図、図6は図5に示す装置の上部を示す概略斜視
図、図7は支持装置の受け部を示す斜視図、図8は図7
に示す受け部の側面図である。この支持装置110は移
し替えステーション105の床面に固定された例えば逆
L字状の固定枠36を有しており、この水平部に鉛直方
向に伸びる例えばボールネジ38が螺合され、このボー
ルネジ38の上端に軸受け部40を介してウエハホルダ
42が取り付けられている。このウエハホルダ42の左
右両側には、下方に伸びるガイド板44、46が設けら
れており、それぞれ上記固定枠36に嵌入されて、ホル
ダ42の昇降動作を安定にしている。更に、このガイド
板44、46の下端間には端板48が横架されており、
この端板48上にはボールネジ38を駆動する例えばス
テップモータのような駆動部50が設置されている。従
って、この駆動部50を駆動することによりボールネジ
38が回転し、ウエハホルダ42が昇降するようになっ
ている。
体的に説明する。図5は本発明の被処理体支持装置を示
す平面図、図6は図5に示す装置の上部を示す概略斜視
図、図7は支持装置の受け部を示す斜視図、図8は図7
に示す受け部の側面図である。この支持装置110は移
し替えステーション105の床面に固定された例えば逆
L字状の固定枠36を有しており、この水平部に鉛直方
向に伸びる例えばボールネジ38が螺合され、このボー
ルネジ38の上端に軸受け部40を介してウエハホルダ
42が取り付けられている。このウエハホルダ42の左
右両側には、下方に伸びるガイド板44、46が設けら
れており、それぞれ上記固定枠36に嵌入されて、ホル
ダ42の昇降動作を安定にしている。更に、このガイド
板44、46の下端間には端板48が横架されており、
この端板48上にはボールネジ38を駆動する例えばス
テップモータのような駆動部50が設置されている。従
って、この駆動部50を駆動することによりボールネジ
38が回転し、ウエハホルダ42が昇降するようになっ
ている。
【0015】そして、このウエハホルダ42の上端に
は、本発明の特長とする受け部52が形成されており、
この受け部は、被処理体、例えばウエハWの下端両サイ
ドをそれぞれ案内して支持するためのサイド受け部52
A、52Bと、下端中央部を案内して支持するための中
央受け部52Cとにより構成されており、各受け部52
A、52B、52Cは、例えば1キャリアの最大ウエハ
収容枚数である25枚のウエハを挿入し得るように例え
ば25本の挿入溝54が並行に形成され、全体として櫛
歯状に作られると共に各受け部は間隙Sを介して互いに
分割された構造となっている。また、各受け部52の挿
入溝54の底部は、ウエハの周縁部の形状に対応させて
円弧状に形成されている。サイド受け部52A、52B
の外側すなわち中央受け部52Cに対して反対側には、
外方向へ延在させた補助受け部56A、56Bが各サイ
ド受け部52A、52Bに対して一体的に設けられてい
る。図7に示すサイド受け部52Bは図5中において右
側のサイド受け部を示すが、左側のサイド受け部及び補
助受け部は、中央受け部52Cに対して対称的に設けら
れるので、その拡大図は省略する。
は、本発明の特長とする受け部52が形成されており、
この受け部は、被処理体、例えばウエハWの下端両サイ
ドをそれぞれ案内して支持するためのサイド受け部52
A、52Bと、下端中央部を案内して支持するための中
央受け部52Cとにより構成されており、各受け部52
A、52B、52Cは、例えば1キャリアの最大ウエハ
収容枚数である25枚のウエハを挿入し得るように例え
ば25本の挿入溝54が並行に形成され、全体として櫛
歯状に作られると共に各受け部は間隙Sを介して互いに
分割された構造となっている。また、各受け部52の挿
入溝54の底部は、ウエハの周縁部の形状に対応させて
円弧状に形成されている。サイド受け部52A、52B
の外側すなわち中央受け部52Cに対して反対側には、
外方向へ延在させた補助受け部56A、56Bが各サイ
ド受け部52A、52Bに対して一体的に設けられてい
る。図7に示すサイド受け部52Bは図5中において右
側のサイド受け部を示すが、左側のサイド受け部及び補
助受け部は、中央受け部52Cに対して対称的に設けら
れるので、その拡大図は省略する。
【0016】サイド受け部52Bの上端は、ウエハWの
下端部の形状に対応して円弧状に成形されると共に断面
三角形状に形成されてガイド部58として機能し、この
下方に連続する部分は位置決め部60として機能する。
また、補助受け部56Bの上端は平坦に形成されて、ガ
イド部58の端部58Aから水平方向へ延びており、こ
の補助受け部56Bの外側端部62は、図9に示すよう
にウエハWが挿入溝54内に完全に挿入されて支持され
た時におけるウエハ周縁部の点Pよりも外側に位置され
ており、ウエハの挿入に従ってウエハ周縁部と補助受け
部56Bの上端部との接点が次第に外側端部62に向か
って移動するように設定されている。
下端部の形状に対応して円弧状に成形されると共に断面
三角形状に形成されてガイド部58として機能し、この
下方に連続する部分は位置決め部60として機能する。
また、補助受け部56Bの上端は平坦に形成されて、ガ
イド部58の端部58Aから水平方向へ延びており、こ
の補助受け部56Bの外側端部62は、図9に示すよう
にウエハWが挿入溝54内に完全に挿入されて支持され
た時におけるウエハ周縁部の点Pよりも外側に位置され
ており、ウエハの挿入に従ってウエハ周縁部と補助受け
部56Bの上端部との接点が次第に外側端部62に向か
って移動するように設定されている。
【0017】そして、サイド受け部52A、52Bと中
央受け部52Cとの位置関係については、ウエハWに対
してその下方よりホルダ42が接近した時に、先ずウエ
ハWの下部両側がサイド受け部52A、52Bのガイド
部58、58に接触してその傾きが矯正されつつその挿
入溝54内に入り、その後、ウエハ下端中央が中央受け
部52Cのガイド部58に接触してその挿入溝54内に
挿入されると全体として支持されることになる。挿入時
に際しては上述のように、ウエハ周縁部が常にサイド受
け部52A、52B及び補助受け部56A、56Bの上
端部と接触する。
央受け部52Cとの位置関係については、ウエハWに対
してその下方よりホルダ42が接近した時に、先ずウエ
ハWの下部両側がサイド受け部52A、52Bのガイド
部58、58に接触してその傾きが矯正されつつその挿
入溝54内に入り、その後、ウエハ下端中央が中央受け
部52Cのガイド部58に接触してその挿入溝54内に
挿入されると全体として支持されることになる。挿入時
に際しては上述のように、ウエハ周縁部が常にサイド受
け部52A、52B及び補助受け部56A、56Bの上
端部と接触する。
【0018】また、図10に示すように、各補助受け部
56B(図10においては代表として補助受け部56B
のみ記す)の挿入溝54は、その外方向へ向かうに従っ
て順次狭くなされており、ウエハWが傾斜していても常
にその周縁部の端部と挿入溝54の壁面とが接触するよ
うになっている。一方、2つの受け部52A、52C間
の間隙S内、すなわちこの間に形成された凹部内の光の
反射を検出するように、図5に示すようにホルダ42か
ら離間させて例えば光学式のウエハ検出センサ64が配
置されており、このセンサ64は保持部材66を介して
端板48へ取り付けられている。従って、このセンサ6
4は、ウエハホルダ42と共に昇降し、凹部内にウエハ
が存在する時には反射光を検出するのでホルダ内のウエ
ハの有無を検出することができる。尚、図中68はウエ
ハホルダの高さを検知するためのセンサである。
56B(図10においては代表として補助受け部56B
のみ記す)の挿入溝54は、その外方向へ向かうに従っ
て順次狭くなされており、ウエハWが傾斜していても常
にその周縁部の端部と挿入溝54の壁面とが接触するよ
うになっている。一方、2つの受け部52A、52C間
の間隙S内、すなわちこの間に形成された凹部内の光の
反射を検出するように、図5に示すようにホルダ42か
ら離間させて例えば光学式のウエハ検出センサ64が配
置されており、このセンサ64は保持部材66を介して
端板48へ取り付けられている。従って、このセンサ6
4は、ウエハホルダ42と共に昇降し、凹部内にウエハ
が存在する時には反射光を検出するのでホルダ内のウエ
ハの有無を検出することができる。尚、図中68はウエ
ハホルダの高さを検知するためのセンサである。
【0019】次に、以上のように構成された被処理体支
持装置の動作について説明する。前述のようにこの被処
理体支持装置110が設置される移し替えステーション
105において、搬送用キャリアC或いは洗浄用キャリ
アD内に収容されている例えば25枚のウエハWが洗浄
用キャリアD或いは搬送用キャリアCへ移し替えられ
る。この移し替えに際しては、図4及び図5に示すよう
に例えばウエハホルダ42の上方に、例えば25枚のウ
エハWを収納した搬送用或いは洗浄用キャリアが設置さ
れているとし、この状態で駆動部50を駆動することに
よりボールネジ38が回転し、ホルダ42は上昇してキ
ャリアに近づく。この時、ボールネジ38の側方に設け
たセンサ68によりホルダ42の上昇移動は検知され、
上昇速度が制御されつつ低速状態となってキャリア内に
その下方から進入する。そして、ウエハWの下側周縁部
は、ホルダ42の上部に設けた両側のサイド受け部52
A、52Bと接触して垂直方向に対するその傾斜が矯正
されつつこれらの挿入溝54、54内に入り、更にホル
ダ42の上昇につれてウエハ周縁部の最下端部も中央受
け部52Cと接触してその挿入溝内に挿入されて、ウエ
ハ周辺部が収容され支持される。図9はホルダ42の上
昇に伴ってウエハが受け部に挿入されて行く状態を示す
部分側面図、図10はウエハが受け部に挿入されて行く
状態を示す部分平面図、図11はウエハWが受け部に完
全に収容されて支持された状態を示す全体側面図であ
る。図9及び図10においてホルダ42が上昇するに従
ってウエハWはW1からW2、W3の順に相対的に変化
する。
持装置の動作について説明する。前述のようにこの被処
理体支持装置110が設置される移し替えステーション
105において、搬送用キャリアC或いは洗浄用キャリ
アD内に収容されている例えば25枚のウエハWが洗浄
用キャリアD或いは搬送用キャリアCへ移し替えられ
る。この移し替えに際しては、図4及び図5に示すよう
に例えばウエハホルダ42の上方に、例えば25枚のウ
エハWを収納した搬送用或いは洗浄用キャリアが設置さ
れているとし、この状態で駆動部50を駆動することに
よりボールネジ38が回転し、ホルダ42は上昇してキ
ャリアに近づく。この時、ボールネジ38の側方に設け
たセンサ68によりホルダ42の上昇移動は検知され、
上昇速度が制御されつつ低速状態となってキャリア内に
その下方から進入する。そして、ウエハWの下側周縁部
は、ホルダ42の上部に設けた両側のサイド受け部52
A、52Bと接触して垂直方向に対するその傾斜が矯正
されつつこれらの挿入溝54、54内に入り、更にホル
ダ42の上昇につれてウエハ周縁部の最下端部も中央受
け部52Cと接触してその挿入溝内に挿入されて、ウエ
ハ周辺部が収容され支持される。図9はホルダ42の上
昇に伴ってウエハが受け部に挿入されて行く状態を示す
部分側面図、図10はウエハが受け部に挿入されて行く
状態を示す部分平面図、図11はウエハWが受け部に完
全に収容されて支持された状態を示す全体側面図であ
る。図9及び図10においてホルダ42が上昇するに従
ってウエハWはW1からW2、W3の順に相対的に変化
する。
【0020】このウエハ挿入時の状態を具体的に述べる
と、ホルダ42が上昇するに従ってウエハWの下側周縁
部の両サイドがサイド受け部52A、52Bの断面三角
形のガイド部58の斜面と接触してその傾斜姿勢が垂直
方向へ矯正されつつ挿入溝54内へ挿入されて行く。更
に挿入が進むとウエハW1に示すようにウエハW1の周
縁部の端部が補助受け部56Bの上部の端辺70と接触
し、そのままウエハの挿入に従ってウエハW1の端部の
接触点P2が次第に円弧に沿って上方に移動しつつ補助
受け部56Bの上部の端辺70に沿って外側に移動し、
ウエハW2、ウエハW3に示すように順次表される。ま
た、サイド受け部52Bの挿入溝54はその外側方向に
向かうに従って狭くなされているので、図10(A)〜
図10(C)に示すようにウエハW1〜W3の挿入に従
って、この周縁部の端部が補助受け部56Bの上部の端
辺70と確実に接触してその傾斜姿勢が矯正されつつウ
エハ自体が挿入されることになる。この時のウエハにお
ける接触点P2の軌跡は符号74として表される。
と、ホルダ42が上昇するに従ってウエハWの下側周縁
部の両サイドがサイド受け部52A、52Bの断面三角
形のガイド部58の斜面と接触してその傾斜姿勢が垂直
方向へ矯正されつつ挿入溝54内へ挿入されて行く。更
に挿入が進むとウエハW1に示すようにウエハW1の周
縁部の端部が補助受け部56Bの上部の端辺70と接触
し、そのままウエハの挿入に従ってウエハW1の端部の
接触点P2が次第に円弧に沿って上方に移動しつつ補助
受け部56Bの上部の端辺70に沿って外側に移動し、
ウエハW2、ウエハW3に示すように順次表される。ま
た、サイド受け部52Bの挿入溝54はその外側方向に
向かうに従って狭くなされているので、図10(A)〜
図10(C)に示すようにウエハW1〜W3の挿入に従
って、この周縁部の端部が補助受け部56Bの上部の端
辺70と確実に接触してその傾斜姿勢が矯正されつつウ
エハ自体が挿入されることになる。この時のウエハにお
ける接触点P2の軌跡は符号74として表される。
【0021】従って、ウエハ面(半導体素子が形成され
る面及びその反対側の面)内がホルダ12の受け部52
と接触することはないのでウエハ面に例えばテフロン樹
脂よりなる受け部52のテフロン等が付着したり或いは
ウエハ面に傷が付いたりすることを防止することができ
る。そして、最終的にウエハの下側周縁部がウエハW3
によって示されるように挿入溝6の底部72に接すると
ウエハの挿入は完了し、更にホルダ42を上昇させると
ことによりウエハWは受け部52により支持された状態
でキャリアの上方へ突き上げられる。上方へ突き上げら
れた各ウエハWは、図4に示すように上方に配置された
第1及び第2の把持部34A、34Bによって保持され
る。そして、ホルダ42が下降した後に他のキャリアが
ウエハW下方に移動し、ホルダ42が再び上昇してウエ
ハWを受け取り、その状態で下降してウエハWが所定の
キャリアへ収容されることになり移し替え操作が完了す
る。
る面及びその反対側の面)内がホルダ12の受け部52
と接触することはないのでウエハ面に例えばテフロン樹
脂よりなる受け部52のテフロン等が付着したり或いは
ウエハ面に傷が付いたりすることを防止することができ
る。そして、最終的にウエハの下側周縁部がウエハW3
によって示されるように挿入溝6の底部72に接すると
ウエハの挿入は完了し、更にホルダ42を上昇させると
ことによりウエハWは受け部52により支持された状態
でキャリアの上方へ突き上げられる。上方へ突き上げら
れた各ウエハWは、図4に示すように上方に配置された
第1及び第2の把持部34A、34Bによって保持され
る。そして、ホルダ42が下降した後に他のキャリアが
ウエハW下方に移動し、ホルダ42が再び上昇してウエ
ハWを受け取り、その状態で下降してウエハWが所定の
キャリアへ収容されることになり移し替え操作が完了す
る。
【0022】このように、本実施例においては受け部5
2、56の外側端部62をウエハ支持時におけるウエハ
周縁部よりも外方に位置されているので、ウエハ挿入時
にはこの周縁部のみが受け部の上部の端辺と接触するこ
とになり、ウエハ表面に不純物等が付着することがな
い。また、上記実施例にあっては補助受け部56A、5
6Bの挿入溝54は、その外側方向に向かうに従って狭
くなされるように形成されたが、これに限定されず、こ
の挿入溝54の幅を全体に渡って同一とするように構成
してもよい。
2、56の外側端部62をウエハ支持時におけるウエハ
周縁部よりも外方に位置されているので、ウエハ挿入時
にはこの周縁部のみが受け部の上部の端辺と接触するこ
とになり、ウエハ表面に不純物等が付着することがな
い。また、上記実施例にあっては補助受け部56A、5
6Bの挿入溝54は、その外側方向に向かうに従って狭
くなされるように形成されたが、これに限定されず、こ
の挿入溝54の幅を全体に渡って同一とするように構成
してもよい。
【0023】更には、上記実施例にあっては、補助受け
部56の上端を水平方向へ延在させるようにしたが、こ
れに限定されず、例えば図12及び図13に示すように
水平方向に対して所定の下向き傾斜角度θをつけて補助
受け部76の上端を形成するようにしてもよい。この場
合にも、補助受け部76の外側端部78をウエハ支持時
におけるウエハ周縁部よりも外方に位置させるのは勿論
である。この場合にも、前記実施例と同様にウエハ挿入
時にはこの周縁部のみが受け部の上部の傾斜端辺と接触
することになり、接触軌跡74はウエハ周縁部に沿って
円弧状に形成されることになる。この下向き傾斜角度θ
は、ウエハの周縁端部が受け部の上部端辺と接触するよ
うな角度ならばどのような範囲でもよい。
部56の上端を水平方向へ延在させるようにしたが、こ
れに限定されず、例えば図12及び図13に示すように
水平方向に対して所定の下向き傾斜角度θをつけて補助
受け部76の上端を形成するようにしてもよい。この場
合にも、補助受け部76の外側端部78をウエハ支持時
におけるウエハ周縁部よりも外方に位置させるのは勿論
である。この場合にも、前記実施例と同様にウエハ挿入
時にはこの周縁部のみが受け部の上部の傾斜端辺と接触
することになり、接触軌跡74はウエハ周縁部に沿って
円弧状に形成されることになる。この下向き傾斜角度θ
は、ウエハの周縁端部が受け部の上部端辺と接触するよ
うな角度ならばどのような範囲でもよい。
【0024】また、補助受け部76の上部を下向き傾斜
させて形成することによりホルダ自体の幅を小さくする
ことができる。尚、上記実施例においては中央受け部5
2Cを設けたがこれを設けなくてもよいのは勿論であ
る。更には上記実施例にあっては本発明をウエハストッ
カに適用した場合について説明したが、これに限定され
ず、ウエット洗浄装置等、他のウエハ移載を行う装置に
も全て適用し得る。
させて形成することによりホルダ自体の幅を小さくする
ことができる。尚、上記実施例においては中央受け部5
2Cを設けたがこれを設けなくてもよいのは勿論であ
る。更には上記実施例にあっては本発明をウエハストッ
カに適用した場合について説明したが、これに限定され
ず、ウエット洗浄装置等、他のウエハ移載を行う装置に
も全て適用し得る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被処理体
支持装置によれば次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。受け部の外側端部を被処理体の支持時に
おける被処理体の周縁部よりも外側に位置させるように
したので、被処理体の挿入時にこの周縁部の端部のみが
接触することになり、被処理体の表面に不純物が付着す
ることを防止することができ、歩止まりを向上させるこ
とができる。
支持装置によれば次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。受け部の外側端部を被処理体の支持時に
おける被処理体の周縁部よりも外側に位置させるように
したので、被処理体の挿入時にこの周縁部の端部のみが
接触することになり、被処理体の表面に不純物が付着す
ることを防止することができ、歩止まりを向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の被処理体支持装置を設けたストッカシ
ステムを示す斜視図である。
ステムを示す斜視図である。
【図2】図1に示すストッカシステムを示す正面図であ
る。
る。
【図3】図2に示すストッカシステムの側面図である。
【図4】図2に示すストッカシステムへの本発明の支持
装置の取付け状態を示す図である。
装置の取付け状態を示す図である。
【図5】本発明の被処理体支持装置を示す平面図であ
る。
る。
【図6】図5に示す装置の上部を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図7】支持装置の受け部を示す斜視図である。
【図8】図7に示す受け部の側面図である。
【図9】被処理体が受け部の挿入溝に挿入される状態を
説明するための部分側面図である。
説明するための部分側面図である。
【図10】被処理体が受け部の挿入溝に挿入される状態
を説明するための部分平面図である。
を説明するための部分平面図である。
【図11】被処理体が受け部に完全に収容されて支持さ
れた状態を示す全体側面図である。
れた状態を示す全体側面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す概略側面図であ
る。
る。
【図13】図12に示す実施例の要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図14】従来の被処理体支持装置を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図15】図14に示す装置の要部拡大側面図である。
【図16】従来の支持装置により付着物が被処理体に付
着する状況を説明するための説明図である。
着する状況を説明するための説明図である。
42 ウエハホルダ 52 受け部 52A、52B サイド受け部 52C 中央受け部 54 挿入溝 56A、56B 補助受け部 58 ガイド部 62 外側端部 76 補助受け部 78 外側端部 110 被処理体支持装置 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友枝 隆之 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社内 (72)発明者 佐藤 尊三 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理体に対してその下方より相対的に
接近離間して前記被処理体の円弧状の下側周縁部を複数
の受け部で支持する被処理体支持装置において、前記受
け部は前記被処理体の下側周縁部を収容する挿入溝を有
すると共に前記受け部の外側端部は前記被処理体の支持
時における前記被処理体の周縁部よりも外方に位置され
ていることを特徴とする被処理体支持装置。 - 【請求項2】 前記受け部の挿入溝は前記受け部の外側
端部に向けて順次狭くなされていることを特徴とする請
求項1記載の被処理体支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326893A JP3057945B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 基板支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326893A JP3057945B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 基板支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216102A true JPH06216102A (ja) | 1994-08-05 |
JP3057945B2 JP3057945B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12105860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2326893A Expired - Fee Related JP3057945B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 基板支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057945B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6647641B1 (en) | 1997-02-17 | 2003-11-18 | Steag Microtech Gmbh | Device and method for the treatment of substrates in a fluid container |
WO2020137225A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 村田機械株式会社 | 保管システム |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP2326893A patent/JP3057945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6647641B1 (en) | 1997-02-17 | 2003-11-18 | Steag Microtech Gmbh | Device and method for the treatment of substrates in a fluid container |
WO2020137225A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 村田機械株式会社 | 保管システム |
CN113195379A (zh) * | 2018-12-26 | 2021-07-30 | 村田机械株式会社 | 保管系统 |
CN113195379B (zh) * | 2018-12-26 | 2022-12-30 | 村田机械株式会社 | 保管系统 |
US11942347B2 (en) | 2018-12-26 | 2024-03-26 | Murata Machinery, Ltd. | Storage system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3057945B2 (ja) | 2000-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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