[go: up one dir, main page]

JPH06211978A - 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法 - Google Patents

新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法

Info

Publication number
JPH06211978A
JPH06211978A JP5265998A JP26599893A JPH06211978A JP H06211978 A JPH06211978 A JP H06211978A JP 5265998 A JP5265998 A JP 5265998A JP 26599893 A JP26599893 A JP 26599893A JP H06211978 A JPH06211978 A JP H06211978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
foam
polyether polyol
ethylene oxide
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5265998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Tanke
良彦 坦ケ
Mitsuhiro Nishimura
光弘 西村
Katsuhisa Kodama
勝久 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP5265998A priority Critical patent/JPH06211978A/ja
Publication of JPH06211978A publication Critical patent/JPH06211978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】N−アミノエチルピペリジンのエチレンオキサ
イド付加物を開始剤とし、アルキレンオキサイドを付加
重合してなる分子量約2000〜7000のポリエーテ
ルポリオール及びこれらを用いる軟質ウレタンフォーム
の製造法、水酸基価40〜80mgKOH/gの上記ポリ
エーテルポリオールを用い、発泡剤として水をポリオー
ル100重量部当り4.6〜6.0重量部用いるホットキ
ュア法に適した製造法及び水酸基価23〜50mgKOH
/gの上記ポリエーテルポリオールを用い、発泡剤とし
て水を2.5〜5.0重量部用いるコールドキュア法に適
した製造法。 【効果】本発明のポリエーテルポリオールを用いること
により発泡剤として特定フロンを用いなくても少量の水
を用いるだけで湿熱永久歪等の特性の劣化を伴うことな
く低密度、低硬度の軟質ウレタンフォームが製造でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規ポリオール及びそれ
らを用いる軟質ウレタンフォームの製造法に関する。さ
らに本発明は、ホットキュアモールド法(以下単にホッ
トキュア法と称する)による低密度低硬度軟質ウレタン
フォームの製造及びコールドキュアモールド法(以下単
にコールドキュア法と称する)による高弾性モールドフ
ォーム(以下HRフォームと称する)の製造に適した方
法を提供する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】軟質ウ
レタンフォームは、すぐれた弾力性を有しているため
に、家具、寝具、自動車部材等のクッションや背当て材
等に広く用いられている。ウレタンフォームは製造方法
によりスラブフォーム及びモールドフォームに大別され
る。スラブフォームとは、自由に発泡させたブロック状
のフォームであり、適当な形状に切り出して使用され
る。モールドフォームは金属又は樹脂でつくられた金型
内で発泡させて形状をもつフォームである。このうちモ
ールドフォームは殆どが自動車部材に用いられている。
この軟質ウレタンフォームのモールドフォームの製造技
術としては、コールドキュアとホットキュア法とに大別
されるが、それぞれ一長一短を有する。即ち、コールド
キュア法によるモールドフォームは、通常、HR(High
Resilince)フォームと呼ばれており、高い反発弾性や
SAG係数等を有し、かくして、すぐれた物性を有し、
しかも、成形性においては、低温で硬化させることがで
き、且つ、硬化時間が短い利点を有する。また、得られ
るフォームの歩留りが高いうえに、フォームにクラック
や収縮が起こり難いという利点をも有する。しかし、こ
の方法によるフォームは、これを低密度化すれば、湿熱
圧縮永久歪が極端に悪くなるので、高密度クッション用
途に限られる問題がある。他方、ホットキュア法によれ
ば、成形時の硬化温度が高く、且つ、長い硬化時間を必
要とし、触媒量の過不足、金型の温度変化、金型の形状
等によっては、得られるフォームにクラックや収縮、ル
ーズスキン等の欠陥が発生しやすく、更に、製品の歩留
りも悪いという問題がある。しかし、ホットキュア法
は、コールドキュア法よりは、圧縮永久歪にすぐれる低
密度製品を得ることができる利点を有する。従って、ホ
ットキュア法による軟質ウレタンフォームの場合、低密
度フォームは背当て材に、また、中密度乃至高密度フォ
ームはクッション用にそれぞれ用いられている。
【0003】このように軟質ウレタンフォームは用いる
用途により、その密度や硬さをコントロールする必要が
ある。一般に密度22kg/m3以下のスラブフォームの製
造の際は、スコーチや火災の危険を抑制するため、ある
いは低硬度化の目的で、また、自動車のシートの背あて
に用いられるフォームのホットモールド法による製造の
際には硬さの調整(低硬度化)と、低密度化の目的で、
それぞれ特定フロンであるCFC−11(トリクロロフ
ルオロカーボン)が発泡剤として使用されてきた。しか
し、近年のオゾン層保護を目的としたフロン規制にとも
ない、これらのフロンの使用の抑制乃至撤廃が望まれ
る。近い将来の全面的な禁止を考慮すれば、フロンを用
いることなく、低密度低硬度フォームを製造する方法の
開発が急がれている。フロン規制にともない、スラブフ
ォームの製造においてはCFC−11からCH2Cl2
転換するとともにフォーム製造処方中の水を増量する形
で、一般に対応している。一方モールドフォームでは、
ポリオールを改良し、やはり処方中の水を増量しフロン
削減に対応している。最近に至って、ホットモールド法
では発泡剤として、水のみを用い、原料注入時の型温度
を従来より高く設定することによって、低密度低硬度フ
ォームを製造する方法が、例えば、特開平3−1761
10号公報、特開平3−192109号公報、特開平2
−11614号公報、特公平3−3689号公報等に提
案されている。しかし、このように、発泡剤として水の
みを用いるときは、フロンを用いる場合のように、低硬
度ですぐれた物性を有する軟質フォームを製造すること
は困難である。かかる問題を解決するために、モノオー
ル又はジオール系のポリオキシアルキレンポリオールを
ポリオール成分の一部として用いる方法も提案されてい
るが、このような方法によれば、フォームの圧縮永久歪
が大きくなる等、他の物性を損なう問題がある。
【0004】しかしフォーム製造処方中の水を増量する
事は−NCO+H2O→〜NH2+CO2で炭酸ガスが発
生し、発泡反応に当然寄与するのであるが同時に
【化1】 の架橋反応も進行する。この架橋及び生成する尿素結合
間に生じる水素結合により、どうしても、フォームが硬
くなってしまう。従ってCFC−11を使用する代りに
2Oを増量して同一密度のフォームを製造すると硬度
にかなりの上昇が認められる。さらに水使用量の増加は
永久歪等の物性を大巾に悪化させる。ポリオールの改良
により永久歪はかなり改善されるが、硬度の上昇の抑制
は困難である。
【0005】自動車の背あてに用いられるウレタンフォ
ームでは、この様な硬度の上昇は容認され難い。現在で
は、フロン削減が緊急課題として優先されるためやむ得
ず、若干の硬度上昇を犠牲にしている場合が多いが、あ
くまで、硬度低下の要求は高く、根強いものがある。確
かに、下記するような硬度低下の方法はすでに古くから
知られている。すなわち、フォーム製造時のNCOイン
デックス(イソシアネート指標)〔活性水素100に対
するイソシアネートの当量数。インデックス100では
−NCOと−OH,H2Oが1:1に対応している。以
下イソシアネート指標と称する〕を下げる方法、モノオ
ールやジオールを添加しポリオールの官能基数を下げる
方法などである。しかしながら、このような従来方法で
は、成形性不良,キュア性不足,フォーム物性(特に永
久歪や湿熱永久歪)の劣化を伴い実用上大きな問題を残
している。一方、HRフォームはそのすぐれた特性から
徐々に需要が増加してきているが、ホットキュアモール
ドフォームに比して低密度化が困難なことが最大の欠点
になっている。
【0006】本発明のもう1つの目的はHRフォームの
製造に際し、特に湿熱永久歪を悪化させることなく成型
性がよく、低密度低硬度のHRフォームを製造する方法
を提供することである。近年のHRフォームの処方の中
には特殊なMDIを用いるオールMDI処方とよばれる
ものがある。高速キュア,高耐性,異硬度フォームのつ
くりやすさ等数々のメリットがあり、このようなフォー
ムの需要は拡大している。しかし、かかるフォームはC
FC−11なしでは低密度化が困難であり、国内に於て
は、比較的高密度品でも許容されるヘッドレスト用以外
の使用は極めて少い。オールMDIフォームはその性質
から、TDI−80やTM−20(TDI−80/ポリ
メリック−MDI=80/20)のフォームの様な低密
度化は不可能ながら、依然としてより低密度への要望は
高い。発泡剤としての水を単に増量するだけでも実験室
的には低密度HRフォームの製造はできなくはないが、
2Oの増加に比例し湿熱永久歪は極端に悪化し、同時
にフォームの成形性も低下する。従ってこの様なフォー
ムは複雑又は形状のフォームの生産には適さない。
【0007】本発明の目的は低密度低硬度軟質ウレタン
フォームの製造に於て上記の諸問題を解決することであ
る。より具体的には、本発明の目的は、特定フロンを使
用することなく実質的に水のみを発泡剤として用い、他
の物性を損うことなく低密度低硬度の軟質ウレタンフォ
ームを得る製造法を提供することにある。さらにかかる
環境にやさしい製造法を確立するため新規なポリエーテ
ルポリオールを創製し、これら特別なポリエーテルポリ
オールをポリオールの一部として用いることにより、発
泡剤としてフロンを必ずしも用いなくてもよい、軟質ウ
レタンフォームの新規製造法を提供することが本発明の
主たる目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく、とりわけ、軟質ウレタンフォームの成形
性、諸物性に大きな影響を与える主原料であるポリエー
テルポリオールの改良を目ざし鋭意研究を行った結果、
下記する特定の構造を有するポリエーテルポリオール
が、水を主発泡剤として用いるウレタンフォームの製造
に際し、きわめて特異的に働くことを見い出しさらに検
討を加え、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は
N−アミノエチルピペリジンのエチレンオキサイド付加
物を開始剤とし、アルキレンオキサイドを付加重合して
なる分子量2000〜7000のポリエーテルポリオー
ルに関する。ここで、アルキレンオキサイドの付加重合
部分を除いた“N−アミノエチルピペリジンのエチレン
オキサイド付加物”として例えば式
【化2】 で表わされる構造(以下APE構造と称す)が挙げられ
る。
【0009】ここで付加重合するアルキレンオキサイド
(オキシアルキレンユニット、以下アルキレンオキサイ
ドと称す)としてはエチレンオキサイド(オキシエチレ
ン)及び/又はプロピレンオキサイド(オキシプロピレ
ン)が好ましい。ここでエチレンオキサイドユニットと
プロピレンオキサイドユニットがランダムに並んでいて
もよく、あるいはこれらのユニットがブロックを形成し
ていてもよい。後者の例としては例えば、式
【化3】 〔式中、W,X及びYはそれぞれ独立して、式
【化4】 (式中、R及びR2はそれぞれHまたはCH3を表し、
m,nは35≦m+n≦150,分子量2000〜70
00をみたす数)で表わされるポリエーテルポリオール
が挙げられる。
【0010】本発明では、上記APE構造を有するポリ
エーテルポリオールであればいずれのポリエーテルポリ
オールでもよく、この構造を有するポリエーテルポリオ
ールをベースポリオールとするポリマーポリオールでも
良い。本発明のポリエーテルポリオール(以下APEポ
リオールと称することがある)は、分子量は2000以
上のものが好ましい。分子量2000未満のポリオール
では、軟質ウレタンフォームの製造が困難である。又、
分子量は、通常7000以下のものが用いられうる。ポ
リオールの他の部分の構造としては式
【化5】 (オキシプロピレン基以下単にプロピレンオキサイド又
はPOと称することがある)から成るポリオールが好ま
しい。EOおよびPOは適宜混合して付加していてよ
い。これらの混合はランダムであってよい。付加重合す
るオキシエチレンユニット(エチレンオキサイド)は2
0%以下が好ましい。オキシエチレンユニットが多すぎ
ると、フォーム製造が困難であり、良好な軟質フォーム
が得られない。
【0011】また分子末端のオキシエチレンユニットは
末端1級−OHをつくるのに有効であるが、1級OH基
が多すぎるとフォームが独立気泡になりやすく、良好な
軟質フォームを得る事ができないことがある。従って、
分子末端の水素原子に直結するオキシエチレンユニット
は分子量4000以上では15%以下分子量2000〜
4000では10%以下が好ましい。本構造を有するポ
リエーテルポリオールは公知方法又はそれに準じる方法
に従って製造することができる。一般的には例えば次の
様な方法で合成できる。即ち
【化6】 (アミノエチルピペラジン)をN2気流下に加熱し、少
くとも2モル以上のエチレンオキサイド(EO)を付加
する事により、
【化7】 〔APE−H構造と呼ぶ。すなわち、前記APE構造は
このAPE−H構造から活性水素を除いた構造を示
す。〕が得られる。付加するEO量が3モル以上の場合
は、化学量論的にすべてがAPE−H及びAPE構造を
有するが、2モル以上でも、反応混合物としてAPE−
Hが含まれる。
【0012】得られたAPE−H又はAPE−Hを含む
混合物にKOHを添加し、これよ
【化8】 を防止するためである。ポリオールの用途によっては副
生するジオールが存在しても良い場合もある。脱水は一
般的には100〜130℃に加熱しN2等の不活性ガス
をバブリングする方法、減圧にして加熱する方法あるい
はトルエン等を加えて共沸させる方法等で除去できる。
使用するKOHの量は最終反応生成物量に対し0.1〜
0.4%程度が適当である。KOHに代りNaOH等を触
媒として用いることもできる。
【0013】次にEO(エチレンオキサイド)又はPO
(プロピレンオキサイド)を100〜120℃付近で反
応させる。EO,POの付加量は最終製品の分子量の設
定により当然変化する。分子量(水酸基価)の設定に応
じた量のPO又はEOを付加した後、触媒のKOHを希
塩酸,希硫酸,りん酸等の酸の添加又は、合成ケイ酸マ
グネシウムの様なアルカリ吸着剤又は両者の併用によ
り、失活させた後、不溶分をろ過により除去し、減圧又
は不活性ガスのバブリングにより余分の水分を除去す
る。一般的には水分含量0.05%以下まで脱水する。
次に得られたポリエーテルポリオールを安定的に取扱う
ため少くとも500ppm〜1000ppm程度のBHT
(2,6−ジダーシャリーブチル−4−メチルフェノー
ル)を添加するのが一般的である。この様にして本発明
のポリエーテルポリオールを製造することができる。こ
のポリエーテルポリオール中でラジカル発生剤の存在下
にスチレン及び/又はアクリロニトリルを重合させたよ
うなエチレン性不飽和結合単量体の重合物と本発明のポ
リエーテルポリオールとの混合物(ポリマーポリオー
ル)を軟質ウレタンフォームの製造にあたって使用する
ことができる。該重合物は一部ポリエーテル鎖にグラフ
トする事もあるが、大部分はポリエーテルポリオール中
に安定に分散されているにすぎない。
【0014】このようにして得られた本発明のポリエー
テルポリオールは軟質ウレタンフォームの製造に用いら
れる。本発明のポリエーテルポリオールを用い軟質ウレ
タンフォームは常法に従って製造できる。一般的には次
の様に製造することができる。本発明のポリエーテルポ
リオールを含むポリオールを、整泡剤及び発泡剤の存在
下さらに必要に応じて触媒、難燃剤,安定剤,着色剤等
を添加し、有機ポリイソシアネートと反応させて、軟質
ウレタンフォームを得ることができる。ポリオールとし
ては本発明のAPEポリエーテルポリオールを単独で使
用しても又一般に市販されているものと混合使用するこ
とができる。取扱面から考えると一般市販品とブレンド
使用することが好ましい。ブレンドポリオールの水酸基
価は20〜80mgKOH/g程度にする事が好ましい。
触媒・整泡剤等は一般に市販されているものを用いる事
ができる。
【0015】発泡剤は主としてH2Oを用いるが、CH2
Cl2,CFC−11あるいはHCFC−141b等の低
沸点有機物も使用する事ができる。有機イソシアネート
としてはトリレンジイソシアネート(TDI),ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI),変性MDI,
ポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート(ポリメ
リック・MDI)及びそれらの混合物が適当である。使
用量は用いるポリオールのOH及び−H2Oの当量に対
し0.8〜1.5程度の当量が一般的である。本ポリエー
テルポリオールはスラブフォームとモールドフォームの
いずれのウレタンフォームの製造にも用いることができ
る。上記した本発明のAPE構造ポリエーテルポリオー
ルを用いる好ましい軟質ウレタンフォームの製造法を提
供することも、本発明のもう1つの目的である。
【0016】本方法は、とりわけホットキュア法による
低密度低硬度の軟質ウレタンフォームを製造するのに適
している。 (i)上記、構造APEを有するアミノエチルピペラジ
ンのエチレンオキサイド付加物を開始剤とし、アルキレ
ンオキサイドを付加重合した水酸基価40〜80mgKO
H/gのポリエーテルポリオールをポリオールの一成分
として使用し、(ii)ポリオール100重量部当り4.
0〜6.0重量部の発泡剤としての水の存在下に有機ポ
リイソシアネートと反応させる事を特徴とする軟質ウレ
タンフォームの製造法に関する。上述のように一般に軟
質ウレタンフォームは、ポリオール,有機イソシアネー
ト,整泡剤,発泡剤及び必要に応じ、触媒,軟燃剤,着
色剤,その他添加剤を用いて製造される。
【0017】本発明の上記方法においては前記のAPE
構造ポリエーテルポリオールを用いることを特徴とする
が、本方法に使用するポリエーテルポリオールのエチレ
ンオキサイド含量は20%以下が好ましい。多すぎると
オープンセルの良好なフォームが得にくくなる。末端に
付加するエチレンオキサイドは全ポリオールに対し、1
0%以下が好ましい。同様に多すぎると独立気泡になり
やすいからである。ポリオール全量を本発明の上記ポリ
エーテルポリオールを使用することもできる。但し、反
応性が極端に早いため、それに応じた設備を用いるのが
好ましい。一般的な設備で行う場合には本発明のポリエ
ーテルポリオールを使用するポリオール全量の40%以
下に当たる量を用いて他のポリオールとブレンド使用す
ることが好ましい。但し本発明のポリオールの使用量が
5%以下と少なすぎれば効果は減退する。
【0018】併用する他のポリオールとしては水酸基価
40〜80mgKOH/gのポリオールの公知のものはい
ずれでもよく、特にホットモールド用として販売されて
いるポリオールであれば、さらに良い。たとえば武田薬
品製のアクトコールMF−26,MF−53,MF−6
7等である。さらに混合したポリオールの水酸基価は4
5〜75mgKOH/g程度が好ましく、末端1級OH%
は55%以下程度が好ましく、さらに30%以上であれ
ばより好ましい。水酸基価が高すぎると発泡安定性が悪
く、良好なフォームが得にくく、低すぎると得られたフ
ォームの物性特に湿熱永久歪が悪くなる。一方、末端1
級OH%が高すぎても、独立気泡になりやすい。一方低
すぎるとフォームのキュア性が低下するが、フォーム自
体を得る事はできる。しかし、生産性量を考慮すれば末
端1級OH%30%以上がより好ましい。
【0019】本発明の上記方法に用いる有機ポリイソシ
アネートとしては、トリレンジイソシアネート(以下T
DIと称する)が好ましく、さらに好ましくはTDI−
80(武田薬品製,タケネート−80:2;4TDI/
2;6TDI=80/20)が適する。本発明の方法に
おいては、上述したようなポリオールと有機ポリイソシ
アネートとは、イソシアネート指標が80〜120の範
囲であるように用いられる。イソシアネート指標が80
よりも小さいときは、得られるフォームの湿熱圧縮永久
歪が大きくなる等、フォーム物性の低下をきたす場合が
ある。他方、イソシアネート指標が120よりもおおき
いときは、キュア性が低下し、また、得られるフォーム
の硬度も高くなる等の不都合を生じる。
【0020】本発明の方法においては、発泡剤として水
のみが用いられ、その量は、用いるポリオール100重
量部に対して、4〜6重量部の範囲である。発泡剤とし
て用いる水の量が4重量部よりも少ないときは、得られ
るフォームの密度が上がり、本発明が目的とする低密度
フォームを得ることができない。しかし、6重量部を越
えるときは、得られるフォームの硬度が上がり、同様
に、本発明が目的とする低硬度軟質フォームを得ること
ができない。本発明に使用するアミン触媒は実質的には
なくても良いが少量の一般に使用されているものを用い
ても良い。例えばトリエチレンジアミン(TEDA),
ペンタメチルジエチレントリアミン,N−エチルモルホ
リン等である。又スタノスオクトエートの様な錫系触媒
を併用することが望ましい。しかし本発明において用い
ることができる触媒は、上記の例に限定されるものでは
ない。
【0021】本発明に使用する整泡剤はスラブフォーム
用整泡剤又はホットモールド用整泡剤として用いられる
ものであれば、いずれでも用いることができる。このよ
うな整泡剤として、例えば、B−8017、B−237
0(ゴールドシュミット社製)、L−582、L−57
40M、L−5740S(日本ユニカー(株)社製)、S
H−190、SRX−293(東レシリコーン(株)製)
等を挙げることができる。このような整泡剤は、通常、
前記ポリオール100重量部当りに0.5〜2重量部の
範囲である。更に、本発明においては、得られる軟質フ
ォームの要求特性や用途に応じて、例えば、トリス
(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、含ハロゲ
ン縮合有機リン酸エステル(例えば、大八化学製CR5
05)等のような難燃剤、着色剤、酸化防止剤、例え
ば、プロピレンカーボネート等のような低粘度化剤、そ
の他、従来より知られている任意の添加剤を併用するこ
とができる。尚、このようにしてホットキュア法で軟質
ウレタンフォームを製造する場合100℃以上好ましく
は、100℃〜200℃で硬化させるのがよい。
【0022】さらに前述したようなHRフォームの製造
に特に適した製造法として、具体的には(i)アミノエチ
ルピペラジンのエチレンオキサイド付加物を開始剤と
し、アルキレンオキサイドを付加重合した水酸基価23
〜50mgKOH/gのAPE構造ポリエーテルポリオー
ル成分を含むポリオールを用い、(ii)ポリオール100
重量部あたり2.5重量部以上5.0重量部以下の水を発
泡剤として用い、有機イソシアネートと反応させて軟質
ウレタンフォームを製造する方法が挙げられる。本方法
に利用できるポリオールとしては前述のAPE構造を有
するポリエーテルポリオールで水酸基価が23〜50mg
KOH/gのものを用いるのが好ましい。水酸基価50
以上であれば、フォーム製造に際し、独立気泡になりや
すく、良好なHRフォームが得られない。一方、23以
下の水酸基価のAPEポリオールは一般の製造法での製
造は困難である。APEポリオールの使用量は30%以
上が好ましい。30%未満では効果が必ずしも十分では
ない。
【0023】本方法では、上記特定APEポリオールと
市販のポリオールと併用してもよく、併用するポリオー
ルとしては市販のポリオールのいずれを用いてもよい
が、APEポリオールと混合後のポリオールの水酸基価
が23〜45mgKOH/gとなるように用いるのがよ
い。水酸基価23以下のポリオールは入手が困難であ
り、45以上では良好なフォームが得られない。好適な
併用するポリオールとしては具体的には例えば武田薬品
製のアクトコールGE−3412(水酸基価34,粘度
950mPa・s),MF−81(同35,1100),M
F− 83(同35,950),MF−85(同28,
1400),POP−28(ポリマーポリオール,OH
価28,粘度2800),POP−18(ポリマーポリ
オール,OH価30,粘度2000)等が挙げられる。
使用するAPEポリオールとしては付加重合するアルキ
レンオキサイドがプロピレンオキサイド及び/又はエチ
レンオキサイドのものが好ましく、エチレンオキサイド
含量は5%以上25%以下のものがよい。又末端エチレ
ンオキサイド含量は5〜20%であるAPEポリオール
が好ましい。エチレンオキサイド含量が高すぎるとオー
プンセルの良好なクッション性を有するHRフォームを
得にくく、少なすぎるとうまくフォームができないこと
が多い。
【0024】本発明に用いる発泡剤としての水の量は
2.5重量部以上5.0重量部以下である。2.5重量部
以下であれば、低密度フォームの必要性がなく、わざわ
ざ本ポリオールを使用する意味がない。又5.0重量部
以上であれば、密度が下りすぎて適当な物性のフォーム
を得ることができない。発泡剤としては水のみでも十分
であるが、補助的にはCFC−11,HCFC−141
b等の低沸点有機物を併用することを妨げるものではな
い。本発明の上記製造法に使用する整泡剤としてはHR
フォーム用として用いられいる整泡剤であればいづれも
用いることができる。このような整泡剤としては、具体
的にはB−4113,B−4690,B−8650(ゴ
ールドシュミット社製)L−5305,L−3600,
SZ−1313(日本ユニカー製),SRX−274
C,SF−2962(東レダウコーニング(株)製)等を
挙げることができる。整泡剤の使用量はポリオール10
0重量部当り、0.5〜2部使用するのが一般的であ
る。
【0025】本発明に用いる触媒は一般にウレタンフォ
ーム用触媒として販売されているものならいづれを用い
ることも可能である。例えばトリエチレンジアミン(T
EDA)テトラメチルヘキサンジアミン(TMHDA)
等の3級アミンを用いることができるが、反応性によっ
ては使用しなくてもよい。HRフォームを製造するに際
しては架橋剤を使用する場合がある。エチレングリコー
ル,グリセリン等の低分子化合物,モノエタノールアミ
ン,ジエタノールアミン等のアミノアルコール類、エチ
レンジアミンのPO付加体等水酸基価400以上のポリ
エーテルポリオール等を用いることができる。その他必
要に応じて、難燃剤,着色剤等を添加し使用することが
できる。本発明方法に用いる有機ポリイソシアネートと
してはトリレンジイソシアネート(以下TDI),2,
4′及び/又は4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート(MDI)及びそれらの変性体やポリオールとの
プレポリマー,ポリフェニルポリメチレンポリイソシア
ネート(以下ポリメリックMDI)及びそれらの混合物
を使用できる。
【0026】本発明の方法においても、上述したような
ポリオール及び使用するH2Oと有機ポリイソシアネー
トとは、イソシアネート指標(Index)(以下、NCO
指標という。)が80〜120の範囲であるように用い
られる。イソシアネート指標が80よりも小さいとき
は、得られるフォームの湿熱圧縮永久歪が大きくなる
等、フォーム物性の低下をきたす場合がある。他方、イ
ソシアネート指標が120よりも大きいときは、スコー
チが生じやすく、また、得られるフォームの硬度も高く
なる等の不都合を生じる。尚、上記方法では、有機イソ
シアネート以外のものをあらかじめ混合しておき(プレ
ミックスと呼ぶ),プレミックスとイソシアネートを高
速ミキサーで数秒間混合撹拌することにより、製造す
る。工業的生産に於ては発泡機とよばれる機械で、混合
しフォームを製造するのが好都合である。又、コールド
キュア法でHRフォームを製造する場合、30〜80℃
好ましくは50〜70℃で硬化させるのがよい。以下実
施例、比較例,参考例を用いて本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0027】実施例1 加熱,撹拌装置を備えた反応釜にアミノエチルピペラジ
【化9】 2.7kgを(20.9モル)を仕込み、反応釜内をN2
スで置換する。次いで120℃に加熱し、酸化エチレン
2.76kg(62.7モル)を付加させる。この反応
で、アミノエチルピペラジンの3EO体(本願の構造)
が得られる。次にKOHフレーク150gを加え、N2
バブリングし脱水し、水分含量0.1%以下とした後酸
化プロピレン57.0kgを105°〜115°で反応さ
せ、次いで、3.3kg(ポリオール中5%)のエチレン
オキサイドを反応させた。反応終了後少量の水及び合成
ケイ酸マグネシウム(キョーワド600(商品名),協
和化学(株)製)を加え、水酸化カリウムを吸着させた
後、不溶物をろ過により除去し、次に水分が0.05%
以下になるまで脱水し、BHT(2,6−ジターシャリ
ーブチル4−メチルフェノール:吉富製薬製)65gを
加えた。この様にして合成したポリオールAは水酸化価
63.5mgKOH/g,粘度610mPa・s(25℃)であ
った。本ポリオールは分子中にオキシエチレンユニット
を5%APE構造8.3%(重量%)を含む。
【0028】実施例2 別途合成したアミノエチルピペラジンの3EO体2.7
2kgを実施例1と同じ反応釜に仕込み150gのKOH
フレークを加え脱水する。次いで酸化プロピレン52.
3kgを反応させ、さらに7.5kgの酸化エチレンを反応
させる。実施例1と同様に中和・精製を行い、63gの
BHTを添加し、ポリオールBを得た。本ポリオールB
は水酸基価35.8mgKOH/g,粘度930mPa・s(2
5℃),オキシエチレンユニット含量12%AEP構造
含量4.3%である。
【0029】実施例3 5リットルのオートクレーブ中にポリオールBを750
gあらかじめ装入し、減圧,窒素置換操作をくりかえし
た後、ポリオールB3250g,アクリロニトリル50
0g,スチレンモノマー500g,AIBN30gを混
合したものを所定の撹拌のもの120℃で3時間にわた
って導入した。未反応のモノマーを減圧下で除去して目
的とするポリマーポリオールを得た。得られたポリマー
ポリオールはOH価27.5mgKOH/g,粘度244
0mPa・s(25℃)であった。(ポリオールC)
【0030】比較例1 実施例1と同じ反応釜で、実施例1と同様の操作でポリ
オールDを製造した。即ちアミノエチルピペラジン2.
77kg(21.5モル)に3.76kg(64.5モル)の
酸化プロピレンを付加し、次いで150gのKOHフレ
ークを加えて脱水後酸化プロピレン0.58kg(10モ
ル)を付加した。このPOにより、アミノエチルピペラ
ジンの−NHにはすべてオキシプロピレンのユニットが
付加され、APE本ポリオールには構造は存在しない。
(従って、本発明のポリオールではない。) 次に酸化エチレン1.89kgを付加し、さらに酸化プロ
ピレン51.0kgを付加し、さらに酸化エチレン3.2kg
(末端オキシエチレンユニット5.1%)を付加した。
合成ケイ酸マグネシウムでKOHを処理し、ろ過精製
し、BHT63gを加えた。得られたポリオールDは水
酸基価62.4mgKOH/g,粘度560mPa・s(25
℃)であった。APE含量0%,オキシエチレンユニッ
ト含量は末端5.1%,計8.1%であった。
【0031】比較例2 実施例1と同様にトリエタノールアミン3.17kgにK
OHフレーク150gを仕込み、酸化エチレン2.7kg
を反応させた。次いで脱水し、系中のKOHをアルコラ
ートとして後、酸化プロピレン52.0kgを付加した。
さらに酸化エチレン3kgを付加した後、中和−精製し、
さらに61gのBHTを添加してポリオールEを得た。
ポリオールEは水酸基価56.3mgKOH/g,粘度4
80mPa・s,エチレンオキサイドユニット含量末端4.9
%,計9.3%である。もちろんAPE含量は0%であ
る。
【0032】実施例4〜5及び比較例3〜8 〔表1〕に示す処方で、ハンドミキシング法により軟質
ウレタンフォームを製造した。尚、以下の表中、実1、
比1等はそれぞれ実施例1,比較例1等を示す。即ち2
00gのポリオールに整泡剤,触媒,発泡剤およびその
他の添加剤をあらかじめ混合し、この混合液にスタノス
オクトエート(吉富製薬製)を加え混合した後、すみや
かにTDI−80(武田薬品製,タケネート80)を加
え、ミキサーで5秒間撹拌混合した。この混合物を40
±1℃に型温を調整した320×320×70mmのアル
ミ製金型に注入し発泡させた。発泡終了後、180℃の
硬化炉内で12分間アフターキュアした。得られたフォ
ームの物性は〔表1〕に示す。本方法は、ホットキュア
法といわゆるモールドフォームの製造である。 同一量
の水を使用する実施例4,比較例−3,4,6のモール
ドフォームの中では、密度は実施例4が大きく下まわ
る。又実施例4と同一密度のフォームを得るには比較例
7の様にH2O 5.7部以上が必要である。実施例1の
ポリオールを用い、比較例3と同一密度にするには、H
2Oは4.7部以下で済む。実施例1のポリオールが密度
に与える影響は顕著である。一方、実施例4,5の硬さ
(25%ILD)はいずれも10.0kg以下で十分低い
値を得ている。このようなハンドミキシング発泡におい
て、15%以下の湿熱永久歪を維持し、10kg台以下の
硬度のフォームを製造する事は極めて困難である。しか
し、本願のポリオールを使用する事により実施例3の様
に容易に達成できる。現在フロン対策用ソフトポリオー
ルとして一般的に市販されているアクトコールMF−5
3では、同じ発泡剤量では密度35.4kg/m3,25%
ILDは13.5kgとなっており、実施例がいかにすぐ
れているかは明らかである。密度35kg/m3程度にする
には実施例1のポリオールでは実施例5に示す様にH2
O使用量4.7部程度ですみ、25%ILDも10kgを
きる。この実施例2の効果も明白である。
【0033】比較例4,5は比較例1のポリオールを用
いたものである。比較例1のポリオールは実施例1のポ
リオールと類似の構造であるが、アミノエチルピペラジ
ンのEO付加物を開始剤とするものではない。〔表1〕
の結果からも明らかな様に実施例4と比較例4の差は明
白である。比較例8は従来のCFC−11を使用した低
硬度,低密度軟質フォームである。ここに示される物性
を求めて、これまで多くのフロン対策が検討されてき
た。この物性と実施例4,5を比較して全くそん遜色が
ない。本発明により、ホットモールドフォームにおける
フロン削減は完全に達成された。これらの結果から本発
明のポリオールを用いて得られる軟質ウレタンフォーム
はすぐれた特性を有しており、本発明のポリオールの有
用性が明らかである。
【0034】
【表1】 (1) 武田薬品製 OH価70.0mgKOH/g,粘度4
50mPa・s (2) 大八化学製 難燃剤 (3) 東ソー製 触媒 (4) 日本ユニカー製:シリコン整泡剤 実施例6−1〜6−3,7−1,7−2及び比較例9−
1〜9−3 〔表2〕にはHRフォーム用ポリオールとしての比較を
示している。〔表2〕に示す処方で、ハンドミキシング
法によりHRフォームを製造した。即ちあらかじめ、ポ
リオール触媒,整泡剤,架橋剤,水をプレミックスと
し、適当量をとり出し、イソシアネート指標が100と
なる様に(例、実施例6,7及び比較例8、処方ではプ
レミックス/TM−20=100/43.5)配合し、
ミキサーで5秒間撹拌する。これを60°〜70°に型
温調整した400×400×100mmのアルミ製金型に
注入し、同一温度で7分間キュアし、脱型し、クラッシ
ングを行った。1日以上放置後物性を測定した。注入量
を加えてフォームを製造し、密度を変えてフォームを製
造した。HRフォームの硬さはフォーム密度に依存す
る。〔図1〕に密度と25%ILDの関係を示す。比較
例9の処方で、37kg/m3以下の密度が示されていない
のは、比較例のポリオールでは低密度化ができない事を
示している。実施例2,3のポリオールの低密度化効果
及び低硬度化の効果は明白である。又湿熱永久歪も20
%以下をクリアーしており、比較例とは明確な差が生じ
ている。
【0035】
【表2】 参考例1 加熱撹拌装置を有する反応釜にルプラネートMI(BA
SF製MDI)18.5kg,ルプラネートM(BASF製
MDI)34.5kgを仕込み70°〜80°に加える。
タケラックP−21(武田薬品製OH価56のジオー
ル)17.0kgを1hrで添加し、2〜3hr70℃〜80
℃に保つ。次いでルプラネートM−20(武田バーディ
シュウレタン製ポリメリックMDI)30kgを添加混合
してアミン当量159.5,粘度102mPa・s(250
℃)の変性MDIを得た。このMDIをイソシアネート
−Cとする。
【0036】実施例8,9及び比較例10,11 〔表3〕に示すのはいわゆるオールMDI処方の1例で
ある。実施例8と比較例10は処方的にはほぼ同じであ
る。又、自由発泡密度もそれほどかわらない。しかし実
施例6−1等と同様にモールドフォームにすると、密度
は大きくかわる。もちろんHRフォームはフォームの充
填量により密度が変化するのは当然であるが、比較例1
0の処方で注入量を減少させるとフォームが完全充てん
せず、53kg/m3以下のフォームを得ることはできな
い。実用上比較例10と同じ密度のフォームをつくるに
は実施例9の様にH2Oを3.0部に減少させても得るこ
とができる。得られる物性も〔表3〕に示す通りであ
る。即ち低密度,低硬度のものが得られ、永久歪も十分
小さく、湿熱永久歪も10%を下回る。この例でも本製
造法のすぐれた効果は明確である。
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明は下記のような効果を有する。即
ち本発明のポリオールを用いる場合(ポリオールの一部
として用いる場合も含む)次の様なおどろくべき効果が
現われる。 25%ILD(JIS−K6401による圧縮硬さ)
を2kg以上低下させる事ができ、しかも、永久歪等を低
下させる事もない。 モールドフォーム製造に際し水の使用量を抑制する事
ができる。即ち同一の水を使用し発泡した時本発明のポ
リオールを使用した方が、低密度のフォームに仕上る事
ができる。即ち発泡効率が極めて高くなる。 フォーム製造時に使用するアミン触媒を減量もしくは
実質的に使用の必要をなくす事ができる。フォーム製造
時のアミン触媒はフォーム製造には必要であるが、フォ
ーム中に存在したアミン触媒が、変色,劣化等の原因と
なる事はよく知られている。この面でも、本ポリオール
は極めて特異的な利点を有している。さらに、本発明に
より製造されるフォームは次の様な特色をもつ。 (1)環境に問題となるCFC−11の様な特定フロン
を使用する必要がない。 (2)他の物性(特に湿熱永久歪)を低下させる事なく
硬度を低下させる事ができる。 (3)フォーム製造に際し、使用するH2O量が少くて
すむ。この事により、より経済的にフォームが製造でき
るだけでなく、H2Oを多く使用する事による問題点
(感触,硬さ,永久歪など)が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例6,7及び比較例9により得られるHR
フォームの密度と硬さの関係を示す。
【符号の説明】
●は実施例6、◆は実施例7、×は比較例9のフォーム
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 101:00)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N−アミノエチルピペリジンのエチレンオ
    キサイド付加物を開始剤とし、アルキレンオキサイドを
    付加重合してなる分子量約2000〜7000のポリエ
    ーテルポリオール。
  2. 【請求項2】水酸基価が23〜100mgKOH/gであ
    る請求項1記載のポリエーテルポリオール。
  3. 【請求項3】付加重合するアルキレンオキサイドがエチ
    レンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドである
    請求項1記載のポリエーテルポリオール。
  4. 【請求項4】付加重合するエチレンオキサイド含量がポ
    リエーテルポリオール中で20%以下である請求項1の
    ポリエーテルポリオール。
  5. 【請求項5】分子の末端水素原子に直結するエチレンオ
    キサイド含量が15%以下である請求項1のポリエーテ
    ルポリオール。
  6. 【請求項6】エチレン性不飽和結合単量体の重合物成分
    と請求項1のポリエーテルポリオール成分とを含むポリ
    オール。
  7. 【請求項7】請求項1記載のポリエーテルポリオール成
    分を含むポリオールを、整泡剤及び発泡剤の存在下、有
    機ポリイソシアネートと反応させることを特徴とする軟
    質ウレタンフォームの製造法。
  8. 【請求項8】(i)水酸基価が40〜80mgKOH/gで
    あるポリエーテルポリオール成分を含むポリオール を
    使用し、(ii)ポリオール100重量部当り4.0〜6.0
    重量部の水を発泡剤として用いることを特徴とする請求
    項7記載の製造法。
  9. 【請求項9】ポリエーテルポリオール成分の付加重合さ
    せるアルキレンオキサイドがプロピレンオキサイドとエ
    チレンオキサイドであり、エチレンオキサイド含量が2
    0%以下で、かつ末端エチレンオキサイドが10%以下
    である請求項8記載の製造法。
  10. 【請求項10】請求項1記載のポリエーテルポリオール
    成分を全ポリオール中5%以上40%以下の量で使用す
    る請求項8記載の製造法。
  11. 【請求項11】有機ポリイソシアネートがトリレンジイ
    ソシアネートである請求項8記載の製造法。
  12. 【請求項12】(i)水酸基価が23〜50mgKOH/g
    であるポリエーテルポリオール成分を含むポリオ ール
    を使用し、(ii)ポリオール100重量部当り2.5重量
    部以上5.0重量以下の水を発泡剤として用いることを
    特徴とする請求項7記載の製造法。
  13. 【請求項13】ポリエーテルポリオール成分の付加重合
    させるアルキレンオキサイドがプロピレンオキサイドと
    エチレンオキサイドであり、エチレンオキサイド含量が
    25%以下5%以上で、かつ末端エチレンオキサイド含
    量が5〜20%である請求項12記載の製造法。
JP5265998A 1992-10-28 1993-10-25 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法 Pending JPH06211978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5265998A JPH06211978A (ja) 1992-10-28 1993-10-25 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29008792 1992-10-28
JP4-290087 1992-10-28
JP5265998A JPH06211978A (ja) 1992-10-28 1993-10-25 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06211978A true JPH06211978A (ja) 1994-08-02

Family

ID=26547257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5265998A Pending JPH06211978A (ja) 1992-10-28 1993-10-25 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06211978A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003505570A (ja) * 1999-07-26 2003-02-12 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー 常温硬化軟質フォームを製造するための方法、それに対して有用なポリオール組成物及び反応系、それによって得られるフォーム
WO2003072626A1 (en) * 2002-02-27 2003-09-04 Asahi Glass Company, Limited Process for production of flexible polyurethane foam
JP2007125099A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd マットレスクッション材及びその製造方法
JP2012508235A (ja) * 2008-11-07 2012-04-05 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー アミノアルコールリピドイドおよびその使用
JP2015503669A (ja) * 2011-12-29 2015-02-02 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 環状アミン化合物から製造されたアミンポリエーテルポリオールおよびポリウレタンフォーム組成物
US9439968B2 (en) 2012-08-13 2016-09-13 Massachusetts Institute Of Technology Amine-containing lipidoids and uses thereof
US9512073B2 (en) 2011-10-27 2016-12-06 Massachusetts Institute Of Technology Amino acid-, peptide-and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof
US9840479B2 (en) 2014-07-02 2017-12-12 Massachusetts Institute Of Technology Polyamine-fatty acid derived lipidoids and uses thereof
US10022455B2 (en) 2014-05-30 2018-07-17 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10117934B2 (en) 2011-03-28 2018-11-06 Massachusetts Institute Of Technology Conjugated lipomers and uses thereof
US10138213B2 (en) 2014-06-24 2018-11-27 Translate Bio, Inc. Stereochemically enriched compositions for delivery of nucleic acids
US10201618B2 (en) 2015-06-19 2019-02-12 Massachusetts Institute Of Technology Alkenyl substituted 2,5-piperazinediones, compositions, and uses thereof

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003505570A (ja) * 1999-07-26 2003-02-12 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー 常温硬化軟質フォームを製造するための方法、それに対して有用なポリオール組成物及び反応系、それによって得られるフォーム
WO2003072626A1 (en) * 2002-02-27 2003-09-04 Asahi Glass Company, Limited Process for production of flexible polyurethane foam
JP2007125099A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd マットレスクッション材及びその製造方法
US10844028B2 (en) 2008-11-07 2020-11-24 Massachusetts Institute Of Technology Aminoalcohol lipidoids and uses thereof
US10189802B2 (en) 2008-11-07 2019-01-29 Massachusetts Institute Of Technology Aminoalcohol lipidoids and uses thereof
JP2012508235A (ja) * 2008-11-07 2012-04-05 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー アミノアルコールリピドイドおよびその使用
US11414393B2 (en) 2008-11-07 2022-08-16 Massachusetts Institute Of Technology Aminoalcohol lipidoids and uses thereof
US9556110B2 (en) 2008-11-07 2017-01-31 Massachusetts Institute Of Technology Aminoalcohol lipidoids and uses thereof
US12390528B2 (en) 2011-03-28 2025-08-19 Massachusetts Institute Of Technology Conjugated lipomers and uses thereof
US10117934B2 (en) 2011-03-28 2018-11-06 Massachusetts Institute Of Technology Conjugated lipomers and uses thereof
US10933139B2 (en) 2011-03-28 2021-03-02 Massachusetts Institute Of Technology Conjugated lipomers and uses thereof
US11458158B2 (en) 2011-10-27 2022-10-04 Massachusetts Institute Of Technology Amino acid-, peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof
US10086013B2 (en) 2011-10-27 2018-10-02 Massachusetts Institute Of Technology Amino acid-, peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof
US9512073B2 (en) 2011-10-27 2016-12-06 Massachusetts Institute Of Technology Amino acid-, peptide-and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof
US10682374B2 (en) 2011-10-27 2020-06-16 Massachusetts Intstitute Of Technology Amino acid-, peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof
JP2015503669A (ja) * 2011-12-29 2015-02-02 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 環状アミン化合物から製造されたアミンポリエーテルポリオールおよびポリウレタンフォーム組成物
US9439968B2 (en) 2012-08-13 2016-09-13 Massachusetts Institute Of Technology Amine-containing lipidoids and uses thereof
US10286083B2 (en) 2014-05-30 2019-05-14 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10493166B2 (en) 2014-05-30 2019-12-03 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10293057B2 (en) 2014-05-30 2019-05-21 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10286082B2 (en) 2014-05-30 2019-05-14 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10912844B2 (en) 2014-05-30 2021-02-09 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US11433144B2 (en) 2014-05-30 2022-09-06 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US10022455B2 (en) 2014-05-30 2018-07-17 Translate Bio, Inc. Biodegradable lipids for delivery of nucleic acids
US11104652B2 (en) 2014-06-24 2021-08-31 Translate Bio, Inc. Stereochemically enriched compositions for delivery of nucleic acids
US10138213B2 (en) 2014-06-24 2018-11-27 Translate Bio, Inc. Stereochemically enriched compositions for delivery of nucleic acids
US9840479B2 (en) 2014-07-02 2017-12-12 Massachusetts Institute Of Technology Polyamine-fatty acid derived lipidoids and uses thereof
US10695444B2 (en) 2015-06-19 2020-06-30 Massachusetts Institute Of Technology Alkenyl substituted 2,5-piperazinediones, compositions, and uses thereof
US10201618B2 (en) 2015-06-19 2019-02-12 Massachusetts Institute Of Technology Alkenyl substituted 2,5-piperazinediones, compositions, and uses thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1116329C (zh) 物理性质有改进的模制聚氨酯泡沫塑料
JPWO2001079323A1 (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
MXPA00012713A (es) Elastomeros de poliuretano que exhiben propiedades mejoradas de desmoldeo, resistencia en crudo y absorcion de agua, y polioles que no presentan turbiedad y son adecuados para la preparacion de estos elastomeros.
JP3680339B2 (ja) 高弾性ポリウレタンフォームの製造方法
JPH06211978A (ja) 新規ポリエーテルポリオール及びそれを用いる軟質ウレタンフォームの製造法
KR100270883B1 (ko) 신규의 폴리에테르 폴리올, 가요성 우레탄 폼의 제조 방법 및 그 성형품
JP2616055B2 (ja) ポリウレタン弾性フォームの製造方法
JP2615927B2 (ja) ポリウレタンフォームの製造方法
JPH07165862A (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JPH09176274A (ja) スノーモービル用シートクッション材の製造方法
JPH05295074A (ja) インテグラルスキン付きポリウレタンフォームの製造方法
JPH08176258A (ja) 高弾性ポリウレタンフォームの製造方法
EP0884340B1 (en) Process for the preparation of flexible polyurethane foam with improved fire-behaviour
JP3780522B2 (ja) 自動車シートクッション用軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2016060896A (ja) 高耐久軟質ポリウレタンフォーム成型用組成物
JP3053937B2 (ja) ポリウレタンフォームの製造方法
JPH07207051A (ja) 半硬質ウレタンフォームの製造法
JPH0718055A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム
JPH1025328A (ja) 弾性ポリウレタンフォームの製造方法
JPH06228259A (ja) 部分プレポリマー及びこれを用いた軟質ポリウレタンフォーム
JP4707790B2 (ja) 高耐久性軟質ポリウレタンコールドキュアモールドフォームおよびその製造方法
JP2003231747A (ja) ポリオールとその製造方法および軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2018165292A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム用ポリイソシアネート組成物
JPH0224288B2 (ja)
JP2003147044A (ja) 軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525