JPH06203688A - 調相設備用遮断器制御装置 - Google Patents
調相設備用遮断器制御装置Info
- Publication number
- JPH06203688A JPH06203688A JP40793A JP40793A JPH06203688A JP H06203688 A JPH06203688 A JP H06203688A JP 40793 A JP40793 A JP 40793A JP 40793 A JP40793 A JP 40793A JP H06203688 A JPH06203688 A JP H06203688A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- time
- arc
- current
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 調相用設備の開路時に遮断器の再発弧が起き
ないように遮断器の開極を制御し、再発弧を検出する調
相設備用遮断器制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の調相設備用遮断器制御装置は、電力
系統の交流電流を検出する手段と、遮断器の開極時間、
アーク時間及び電気回路の動作時間を設定する手段と、
この検出された交流電流の位相零点とこれら設定された
各時間に基づいて電流の零点でアークが消滅するよう演
算された時点で引外す指令を出力する手段と、この目標
の電流の零点以後に電流検出した場合に再発弧を検出す
る手段とを備える。
ないように遮断器の開極を制御し、再発弧を検出する調
相設備用遮断器制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の調相設備用遮断器制御装置は、電力
系統の交流電流を検出する手段と、遮断器の開極時間、
アーク時間及び電気回路の動作時間を設定する手段と、
この検出された交流電流の位相零点とこれら設定された
各時間に基づいて電流の零点でアークが消滅するよう演
算された時点で引外す指令を出力する手段と、この目標
の電流の零点以後に電流検出した場合に再発弧を検出す
る手段とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無効電力を調整するため
分路リアクトル、分路コンデンサを電力系統に投入、解
列する調相設備用遮断器制御装置に関する。
分路リアクトル、分路コンデンサを電力系統に投入、解
列する調相設備用遮断器制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の無効電力を調整するために系
統の進み電力を相殺するための分路リアクトルや系統の
遅れ電力を相殺するための分路コンデンサを遮断器を介
して系統に分路に接続することは広く行われている。
統の進み電力を相殺するための分路リアクトルや系統の
遅れ電力を相殺するための分路コンデンサを遮断器を介
して系統に分路に接続することは広く行われている。
【0003】図3はそのような系統構成の一例を示すも
のであり、電力系統1に、調相用の遅れ電力を流すめた
の分路リアクトル2が遮断器3を介して接続されてい
る。分路リアクトル2は例示的に示したものであって、
一般的には進み電力を流すこともできるように適当な開
閉手段を介して分路コンデンサも設けられる。このよう
な調相設備において、遅れ電流あるいは進み電流の調整
のために遮断器3を開閉する場合、たとえば分路リアク
トル2に流れている遅れ電流を遮断器3により遮断する
と、図4に電力系統1の電圧vおよび電流iとして示す
ように、電流遮断に際してアーク時間(開極後、電流i
が零になるまでの時間)が短いと、ほとんどの場合再発
弧し、その時に発生する過大なサージ電圧が発生する。
これにより、遮断器接続ケーブルや分路リアクトル2の
絶縁部にストレスがかかり、それらの部分の劣化を早め
るという問題がある。
のであり、電力系統1に、調相用の遅れ電力を流すめた
の分路リアクトル2が遮断器3を介して接続されてい
る。分路リアクトル2は例示的に示したものであって、
一般的には進み電力を流すこともできるように適当な開
閉手段を介して分路コンデンサも設けられる。このよう
な調相設備において、遅れ電流あるいは進み電流の調整
のために遮断器3を開閉する場合、たとえば分路リアク
トル2に流れている遅れ電流を遮断器3により遮断する
と、図4に電力系統1の電圧vおよび電流iとして示す
ように、電流遮断に際してアーク時間(開極後、電流i
が零になるまでの時間)が短いと、ほとんどの場合再発
弧し、その時に発生する過大なサージ電圧が発生する。
これにより、遮断器接続ケーブルや分路リアクトル2の
絶縁部にストレスがかかり、それらの部分の劣化を早め
るという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遮断器極間の絶縁耐力
が開極時の極間電圧に耐えられない場合に再発弧する。
図4はこのような再発弧が生じた場合の例を示すもので
ある。再発弧によって生じたサージ電圧は遮断器の負荷
側や電源側の線路および機器のキャパシタンスやインダ
クタンスに影響される。
が開極時の極間電圧に耐えられない場合に再発弧する。
図4はこのような再発弧が生じた場合の例を示すもので
ある。再発弧によって生じたサージ電圧は遮断器の負荷
側や電源側の線路および機器のキャパシタンスやインダ
クタンスに影響される。
【0005】したがって、本発明は調相用無効電力装置
の開路時に再発弧が起きないように、遮断器の開極を制
御すると共に再発弧検出機能を有する調相設備用遮断器
制御装置を提供することを目的とする。
の開路時に再発弧が起きないように、遮断器の開極を制
御すると共に再発弧検出機能を有する調相設備用遮断器
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の調相設備用遮断器制御装置は、遮断すべき電
流が流れている電力系統の交流電流を検出する検出手段
と、遮断器の開極時間、アーク時間および電気回路の動
作時間を設定する設定手段と、前記検出手段によって検
出された交流電気量の電流位相零点並びに前記設定手段
によって設定された各時間に基づいて電流の零点でアー
クが消滅するように演算された時点で引き外し指令を出
力する引き外し指令手段と、遮断目標零点以後の電流継
続を検出した場合、再発弧検出する手段を備える。
に本発明の調相設備用遮断器制御装置は、遮断すべき電
流が流れている電力系統の交流電流を検出する検出手段
と、遮断器の開極時間、アーク時間および電気回路の動
作時間を設定する設定手段と、前記検出手段によって検
出された交流電気量の電流位相零点並びに前記設定手段
によって設定された各時間に基づいて電流の零点でアー
クが消滅するように演算された時点で引き外し指令を出
力する引き外し指令手段と、遮断目標零点以後の電流継
続を検出した場合、再発弧検出する手段を備える。
【0007】
【作用】電力系統の交流電気量、例えば交流電流の位相
零点を検出し、その検出値と遮断器の開極時間並びにア
ーク時間および電気回路の動作時間とに基づいて計算さ
れた、再発弧を生じないような適切な引き外し指令時点
に引き外し指令を出すと共に、遮断器の動作時間変化等
により、再発弧した場合、検出し表示する。
零点を検出し、その検出値と遮断器の開極時間並びにア
ーク時間および電気回路の動作時間とに基づいて計算さ
れた、再発弧を生じないような適切な引き外し指令時点
に引き外し指令を出すと共に、遮断器の動作時間変化等
により、再発弧した場合、検出し表示する。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。
【0009】調相設備用遮断器制御装置5は電力系統1
に遮断器3を介して接続された分路リアクトル2に流れ
る電流iを遮断器3によって遮断するために、電流iを
変流器4によって検出し、その適切な位相点で遮断3に
引き外し指令を送出する装置である。変流器4の出力は
開極位相制御ユニット6に導入される。開極位相制御ユ
ニット6は、狙いとする遮断器アーク時間をTac、遮断
器3の開極時間をTCBとすると、電流零点の時点を基準
とし、開極指令を出力する時間をTopとして出力する。
即ち、電流位相の零点を検出し、適切な位相点で開極が
行われるように開極指令を発することになるが、遮断器
の動作時間の変化等により、再発弧が発生した場合、電
流検出器7の出力は目標遮断零点以後でも、継続出力と
なる。
に遮断器3を介して接続された分路リアクトル2に流れ
る電流iを遮断器3によって遮断するために、電流iを
変流器4によって検出し、その適切な位相点で遮断3に
引き外し指令を送出する装置である。変流器4の出力は
開極位相制御ユニット6に導入される。開極位相制御ユ
ニット6は、狙いとする遮断器アーク時間をTac、遮断
器3の開極時間をTCBとすると、電流零点の時点を基準
とし、開極指令を出力する時間をTopとして出力する。
即ち、電流位相の零点を検出し、適切な位相点で開極が
行われるように開極指令を発することになるが、遮断器
の動作時間の変化等により、再発弧が発生した場合、電
流検出器7の出力は目標遮断零点以後でも、継続出力と
なる。
【0010】一方、開極位相制御ユニットの遮断器開極
指令をタイマーT1 に入力する。タイマー8(T1 )は
遮断器動作時間(TCB)+遮断器アーク時間(Tac)+
電流検出器復帰時間(Ti )に、時間設定する。従っ
て、再発弧無しの場合、AND回路9の出力無し、再発
弧発生の場合、出力有りとなり、再発弧検出表示する。
タイマー10(T2 )は開極位相制御ユニット、電流検出
器等の動作応動時間のバラツキにより、不要な再発弧検
出を防止するためのタイマーである。再発弧検出回路の
タイムチャートを図2に示す。
指令をタイマーT1 に入力する。タイマー8(T1 )は
遮断器動作時間(TCB)+遮断器アーク時間(Tac)+
電流検出器復帰時間(Ti )に、時間設定する。従っ
て、再発弧無しの場合、AND回路9の出力無し、再発
弧発生の場合、出力有りとなり、再発弧検出表示する。
タイマー10(T2 )は開極位相制御ユニット、電流検出
器等の動作応動時間のバラツキにより、不要な再発弧検
出を防止するためのタイマーである。再発弧検出回路の
タイムチャートを図2に示す。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、検出された電流零点お
よび対象遮断器の開極時間を考慮した開極指令を発し、
再発弧を防止する遮断動作を行わせるとともに、遮断器
の動作時間変動等により、再発弧が発生した場合、それ
を表示することができる。
よび対象遮断器の開極時間を考慮した開極指令を発し、
再発弧を防止する遮断動作を行わせるとともに、遮断器
の動作時間変動等により、再発弧が発生した場合、それ
を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】本実施例の作用を説明するためのタイムチャー
ト
ト
【図3】調相設備の基本構成図
【図4】電流遮断に際して再発弧を生じた場合の電圧・
電流の波形である。
電流の波形である。
1…電力系統、2…分路リアクトル、3…遮断器、4…
変流器、5…調相設備用遮断器制御装置、6…開極位相
制御ユニット、7…電流検出器、8…タイマー、9…A
ND回路、10…タイマー。
変流器、5…調相設備用遮断器制御装置、6…開極位相
制御ユニット、7…電流検出器、8…タイマー、9…A
ND回路、10…タイマー。
Claims (2)
- 【請求項1】 電力系統の遮断器の開極時間、アーク時
間及び電気回路の動作時間を設定する設定手段と、交流
電気量の位相零点並びに前記設定手段によって設定され
た各時間に基づいて電流の零点でアークが消滅するよう
に演算された時点で引き外し指令を出力する引き外し指
令手段と、遮断目標零点以後の電流継続を検出した場
合、再発弧検出表示する手段を備えたことを特徴とする
調相設備用遮断器制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、遮断目標零点以後の
所定時間は再発弧検出表示を阻止する手段を備えたこと
を特徴とする調相設備用遮断器制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40793A JPH06203688A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 調相設備用遮断器制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40793A JPH06203688A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 調相設備用遮断器制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06203688A true JPH06203688A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11472952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40793A Pending JPH06203688A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 調相設備用遮断器制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06203688A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008041368A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Système de commande d'ouverture/fermeture de disjoncteur |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP40793A patent/JPH06203688A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008041368A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Système de commande d'ouverture/fermeture de disjoncteur |
JP2008092671A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Toshiba Corp | 遮断器の開閉制御システム |
US8018097B2 (en) | 2006-10-02 | 2011-09-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Switching control system of circuit breaker |
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