JPH06194807A - 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料の処理方法及び感光材料処理装置Info
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- JPH06194807A JPH06194807A JP34687292A JP34687292A JPH06194807A JP H06194807 A JPH06194807 A JP H06194807A JP 34687292 A JP34687292 A JP 34687292A JP 34687292 A JP34687292 A JP 34687292A JP H06194807 A JPH06194807 A JP H06194807A
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Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液外のローラやガイドの表面に処理液成分の
析出を防止して感光材料を処理すると共に無駄に水を使
わない。 【構成】 ステップ200は、挿入センサによってフィ
ルムの挿入が検出されず、ステップ202へ移行して、
フィルムの非処理状態が所定時間経過したことを確認す
ると、ステップ204で洗浄ポンプを作動させて、搬送
ローラとガイドの洗浄を行う。洗浄後の水は各処理槽に
回収する。次のステップ206では各処理槽に回収され
た水の量を積算する。この後、ステップ200でフィル
ムの挿入を検出すると、ステップ208で現像槽へ供給
する所定の希釈水の量から装置稼動停止時と稼動開始時
に搬送ローラとガイドを洗浄した水とステップ206で
積算した水の量を差し引いて、次のステップ210で補
充ポンプ、給水ポンプをを作動させて混合槽内で現像補
充液の調製を行う。この現像補充液が現像槽へ供給され
て混合されると現像補充液を一定の比率で希釈した現像
補充液となる。
析出を防止して感光材料を処理すると共に無駄に水を使
わない。 【構成】 ステップ200は、挿入センサによってフィ
ルムの挿入が検出されず、ステップ202へ移行して、
フィルムの非処理状態が所定時間経過したことを確認す
ると、ステップ204で洗浄ポンプを作動させて、搬送
ローラとガイドの洗浄を行う。洗浄後の水は各処理槽に
回収する。次のステップ206では各処理槽に回収され
た水の量を積算する。この後、ステップ200でフィル
ムの挿入を検出すると、ステップ208で現像槽へ供給
する所定の希釈水の量から装置稼動停止時と稼動開始時
に搬送ローラとガイドを洗浄した水とステップ206で
積算した水の量を差し引いて、次のステップ210で補
充ポンプ、給水ポンプをを作動させて混合槽内で現像補
充液の調製を行う。この現像補充液が現像槽へ供給され
て混合されると現像補充液を一定の比率で希釈した現像
補充液となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液外で感光材料が接触
するローラやガイドを洗浄しながら感光材料を処理する
感光材料の処理方法及び感光材料処理装置に関する。
するローラやガイドを洗浄しながら感光材料を処理する
感光材料の処理方法及び感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付られた感光材料は、現像液、
定着液、水洗水等によって順に現像処理、定着処理、水
洗処理等が行われ、こののち乾燥処理される。このよう
に感光材料を処理する感光材料処理装置には、現像液、
定着液、水洗水等を貯留する処理槽が設けられている。
また、感光材料処理装置では、処理液が感光材料を処理
に応じ及び時間の経過と共に除々に疲労するため、この
処理液の疲労による処理性能の劣化を補うために、感光
材料の処理量に応じて及び時間の経過と共に補充用の補
充液を処理槽に補充する処理液補充機構を備えている。
定着液、水洗水等によって順に現像処理、定着処理、水
洗処理等が行われ、こののち乾燥処理される。このよう
に感光材料を処理する感光材料処理装置には、現像液、
定着液、水洗水等を貯留する処理槽が設けられている。
また、感光材料処理装置では、処理液が感光材料を処理
に応じ及び時間の経過と共に除々に疲労するため、この
処理液の疲労による処理性能の劣化を補うために、感光
材料の処理量に応じて及び時間の経過と共に補充用の補
充液を処理槽に補充する処理液補充機構を備えている。
【0003】このような感光材料処理装置に用いられる
補充液には、補充用原液を一定比率の水によって希釈し
て調製するものがある。このため、感光材料処理装置に
設けられる処理液補充機構には、補充用原液と水を混合
するための混合槽を備え、この混合槽内で補充用原液と
希釈水を一定比率で混合して補充液を調製し、この補充
液を処理槽へ補充するものがあり、この補充液によって
処理槽中の処理液の処理性能を一定に保ち、感光材料を
最適な品質で仕上げるようにしている。
補充液には、補充用原液を一定比率の水によって希釈し
て調製するものがある。このため、感光材料処理装置に
設けられる処理液補充機構には、補充用原液と水を混合
するための混合槽を備え、この混合槽内で補充用原液と
希釈水を一定比率で混合して補充液を調製し、この補充
液を処理槽へ補充するものがあり、この補充液によって
処理槽中の処理液の処理性能を一定に保ち、感光材料を
最適な品質で仕上げるようにしている。
【0004】ところで、感光材料処理装置には、上流側
の処理槽から下流側の処理槽へ感光材料を案内するガイ
ドやローラ等が液外に配置されており、これらのガイド
及びローラによって上流側の処理槽で処理の終了した感
光材料を下流側の処理槽へ案内して送り込むようにして
いる。これらの液外のローラやガイドには、感光材料に
よって持ち出された処理液が付着するため、これらのガ
イドやローラに付着した処理液を水等によって洗浄し
て、処理液成分がローラや外ガイドの表面に付着又は析
出するのを防止し、この付着又は析出した処理液中の成
分が接触して感光材料に処理むらや汚れが生じるのを防
止するための洗浄手段を備えたものがある。このような
洗浄手段は、例えば装置の稼動立ち上げ時にローラ、ガ
イド等へ向けて水を噴出し、この水によってローラやガ
イドの表面に付着している処理液中の成分を洗い流して
排出するようにしている。
の処理槽から下流側の処理槽へ感光材料を案内するガイ
ドやローラ等が液外に配置されており、これらのガイド
及びローラによって上流側の処理槽で処理の終了した感
光材料を下流側の処理槽へ案内して送り込むようにして
いる。これらの液外のローラやガイドには、感光材料に
よって持ち出された処理液が付着するため、これらのガ
イドやローラに付着した処理液を水等によって洗浄し
て、処理液成分がローラや外ガイドの表面に付着又は析
出するのを防止し、この付着又は析出した処理液中の成
分が接触して感光材料に処理むらや汚れが生じるのを防
止するための洗浄手段を備えたものがある。このような
洗浄手段は、例えば装置の稼動立ち上げ時にローラ、ガ
イド等へ向けて水を噴出し、この水によってローラやガ
イドの表面に付着している処理液中の成分を洗い流して
排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような感光材料処
理装置においては、装置の稼動中であっても感光材料の
非処理状態が長時間経過したときに液外に配置したロー
ラやガイドを水洗浄することが好ましい。しかし、頻繁
に液外のローラやガイドを水洗浄した場合、多量水を洗
浄水として使用する必要があり、この洗浄水を廃液とし
て排出しなけばならず、装置のランニングコストの上昇
に繋がってしまう。このような洗浄後の洗浄水を処理槽
へ回収する方法もあるが、このような方法では、頻繁に
洗浄を行うと処理槽内の処理液が薄められてしまい、処
理液の処理能力を所望の能力に維持するのが困難とな
り、感光材料を最適な状態で処理して仕上げることがで
きなくなってしまう。
理装置においては、装置の稼動中であっても感光材料の
非処理状態が長時間経過したときに液外に配置したロー
ラやガイドを水洗浄することが好ましい。しかし、頻繁
に液外のローラやガイドを水洗浄した場合、多量水を洗
浄水として使用する必要があり、この洗浄水を廃液とし
て排出しなけばならず、装置のランニングコストの上昇
に繋がってしまう。このような洗浄後の洗浄水を処理槽
へ回収する方法もあるが、このような方法では、頻繁に
洗浄を行うと処理槽内の処理液が薄められてしまい、処
理液の処理能力を所望の能力に維持するのが困難とな
り、感光材料を最適な状態で処理して仕上げることがで
きなくなってしまう。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、液外のローラやガイドの表面に処理液が付着又は析
出するのを防止すると共に最適な品質となるように感光
材料を処理する感光材料の処理方法及び感光材料処理装
置を提供することを目的とする。
で、液外のローラやガイドの表面に処理液が付着又は析
出するのを防止すると共に最適な品質となるように感光
材料を処理する感光材料の処理方法及び感光材料処理装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感光材料の
処理方法は、補充用原液と水から成る補充液を補充する
処理槽に隣接して液外に配置したローラ及び又はガイド
によって搬送しながら前記感光材料を前記処理槽内の処
理液に浸漬して処理する感光材料の処理方法であって、
前記液外のローラ及び/又はガイドを水いよって洗浄し
洗浄後の水を前記処理槽へ回収すると共に前記処理槽に
回収した水の量の積算値を算出して、前記補充用原液に
対して所定比率の水から前記積算値を差し引いた水と前
記補充用原液とを補充液として前記処理槽へ補充するこ
とを特徴とする。
処理方法は、補充用原液と水から成る補充液を補充する
処理槽に隣接して液外に配置したローラ及び又はガイド
によって搬送しながら前記感光材料を前記処理槽内の処
理液に浸漬して処理する感光材料の処理方法であって、
前記液外のローラ及び/又はガイドを水いよって洗浄し
洗浄後の水を前記処理槽へ回収すると共に前記処理槽に
回収した水の量の積算値を算出して、前記補充用原液に
対して所定比率の水から前記積算値を差し引いた水と前
記補充用原液とを補充液として前記処理槽へ補充するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明に係る感光材料処理装置は、感光材
料を、貯留している処理液に浸漬して処理する処理槽
と、前記処理槽に隣接して配置され前記感光材料を案内
搬送するローラ及び/又はガイドを備えた液外搬送手段
と、前記液外搬送手段を水によって洗浄する洗浄手段
と、前記処理槽へ補充用原液と水から成る補充液を補充
する補充液補充手段と、前記洗浄手段によって前記液外
搬送手段を洗浄した後前記処理槽への水の回収量の積算
値を算出し前記補充液補充手段を作動させるときに前記
補充原液に対する所定比率の水の量からこの積算値を差
し引いた水の量で前記補充用原液を希釈する制御手段
と、を有することを特徴とする。
料を、貯留している処理液に浸漬して処理する処理槽
と、前記処理槽に隣接して配置され前記感光材料を案内
搬送するローラ及び/又はガイドを備えた液外搬送手段
と、前記液外搬送手段を水によって洗浄する洗浄手段
と、前記処理槽へ補充用原液と水から成る補充液を補充
する補充液補充手段と、前記洗浄手段によって前記液外
搬送手段を洗浄した後前記処理槽への水の回収量の積算
値を算出し前記補充液補充手段を作動させるときに前記
補充原液に対する所定比率の水の量からこの積算値を差
し引いた水の量で前記補充用原液を希釈する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に記載の感光材料の処理方法では、水に
よって処理槽の処理液外のローラやガイドを洗浄したの
ち、この水を処理槽へ回収している。この処理槽に回収
した水の量を積算して積算値を算出し、新たに補充液を
調製するときに、この処理槽の処理液外のローラやガイ
ドを洗浄して処理槽に回収した水の積算値を差し引いた
量の水と補充用原液を処理槽へ供給する。
よって処理槽の処理液外のローラやガイドを洗浄したの
ち、この水を処理槽へ回収している。この処理槽に回収
した水の量を積算して積算値を算出し、新たに補充液を
調製するときに、この処理槽の処理液外のローラやガイ
ドを洗浄して処理槽に回収した水の積算値を差し引いた
量の水と補充用原液を処理槽へ供給する。
【0010】このため、処理槽には、補充用原液と補充
用原液を所定比率で希釈する水より少ない量の水が補充
されることになるが、この補充用原液と希釈用の水が処
理槽内の処理液と混合されることにより、補充用原液を
希釈するときの水の量と洗浄によって処理槽に回収され
た水の量によって補充用原液を所定の比率で希釈したの
と実質的に同じ状態となるようにしている。なお、この
補充用原液と希釈する水の補充方法とには、処理槽とは
異なる補充槽等の混合する場所を設け、この中で補充用
原液と水を混合してつくった補充液を処置槽に補充して
もよく、補充用原液と希釈する水を補充液として直接処
理槽へ入れて、処理槽内に攪拌等により処理液と混合し
てもよい。
用原液を所定比率で希釈する水より少ない量の水が補充
されることになるが、この補充用原液と希釈用の水が処
理槽内の処理液と混合されることにより、補充用原液を
希釈するときの水の量と洗浄によって処理槽に回収され
た水の量によって補充用原液を所定の比率で希釈したの
と実質的に同じ状態となるようにしている。なお、この
補充用原液と希釈する水の補充方法とには、処理槽とは
異なる補充槽等の混合する場所を設け、この中で補充用
原液と水を混合してつくった補充液を処置槽に補充して
もよく、補充用原液と希釈する水を補充液として直接処
理槽へ入れて、処理槽内に攪拌等により処理液と混合し
てもよい。
【0011】このようにすることによって、頻繁にロー
ラやガイドを洗浄しても、廃液が多量に生じることがな
く、また、洗浄に使用した水によって処理液が薄められ
てしまうのを防止することができ、処理液の処理性能を
変化させることがなく、感光材料を最適な状態となるよ
うに処理することができる。
ラやガイドを洗浄しても、廃液が多量に生じることがな
く、また、洗浄に使用した水によって処理液が薄められ
てしまうのを防止することができ、処理液の処理性能を
変化させることがなく、感光材料を最適な状態となるよ
うに処理することができる。
【0012】本発明に記載の感光材料処理装置は、液外
搬送手段のローラやガイドを洗浄手段によって洗浄して
いる。この洗浄には、水を使用しており、洗浄後の水を
処理槽へ回収するようにしている。また、処理槽に回収
した洗浄後の水の量を積算して積算値を算出し、所定比
率の水で補充用原液を希釈して補充液を調製するとき
に、処理槽に回収した水の積算値を差し引いた量の水と
補充用原液を処理槽へ補充する。
搬送手段のローラやガイドを洗浄手段によって洗浄して
いる。この洗浄には、水を使用しており、洗浄後の水を
処理槽へ回収するようにしている。また、処理槽に回収
した洗浄後の水の量を積算して積算値を算出し、所定比
率の水で補充用原液を希釈して補充液を調製するとき
に、処理槽に回収した水の積算値を差し引いた量の水と
補充用原液を処理槽へ補充する。
【0013】処理槽には、補充用原液と補充用原液を所
定の比率で希釈する水より少ない量の水が補充されるこ
とになるが、処理槽に回収した洗浄後の水と補充用原液
及び希釈する水とを処理液中で混合することにより、補
充用原液を希釈する水及び処理液外のローラやガイドの
洗浄後に処理槽に回収される水によって実質的に所定比
率の水で補充用原液を希釈した状態を得ることができ
る。
定の比率で希釈する水より少ない量の水が補充されるこ
とになるが、処理槽に回収した洗浄後の水と補充用原液
及び希釈する水とを処理液中で混合することにより、補
充用原液を希釈する水及び処理液外のローラやガイドの
洗浄後に処理槽に回収される水によって実質的に所定比
率の水で補充用原液を希釈した状態を得ることができ
る。
【0014】この洗浄手段としては、水によって液外搬
送手段を洗浄する一般的な方法が適用可能であり、処理
槽へ回収する洗浄後の水の量を積算して積算値を算出
し、補充用原液を処理槽へ補充するときに補充用原液と
所定比率の希釈用の水の量から洗浄に用いた水の量の積
算値を差し引いた量の水を一緒に処理槽へ加えれば、補
充用原液が実質的に所定比率の水で希釈された状態を得
ることができるように補充用の水を補充すればよい。こ
れによって、液外搬送手段に処理液の付着又は析出を防
止することができ、処理後の感光材料に処理むら、汚れ
等が生じるのを防止することができる。
送手段を洗浄する一般的な方法が適用可能であり、処理
槽へ回収する洗浄後の水の量を積算して積算値を算出
し、補充用原液を処理槽へ補充するときに補充用原液と
所定比率の希釈用の水の量から洗浄に用いた水の量の積
算値を差し引いた量の水を一緒に処理槽へ加えれば、補
充用原液が実質的に所定比率の水で希釈された状態を得
ることができるように補充用の水を補充すればよい。こ
れによって、液外搬送手段に処理液の付着又は析出を防
止することができ、処理後の感光材料に処理むら、汚れ
等が生じるのを防止することができる。
【0015】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0016】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入センサ80が
配設されている。
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入センサ80が
配設されている。
【0017】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30を有する搬送ラック24、28、32が、現像液、
定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。また、現
像槽14と定着槽16の間、定着槽16と水洗槽18の
間には、それらの上部に搬送ローラ36及びガイド38
を備えたクロスオーバーラック34が配設されている。
挿入口15から挿入されたフィルム20は、挿入ラック
17によって引き入れられ、搬送ローラ22、26、3
0、36の回転駆動によって現像液、定着液、水洗水に
順次に浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗処理が
行われる。
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30を有する搬送ラック24、28、32が、現像液、
定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。また、現
像槽14と定着槽16の間、定着槽16と水洗槽18の
間には、それらの上部に搬送ローラ36及びガイド38
を備えたクロスオーバーラック34が配設されている。
挿入口15から挿入されたフィルム20は、挿入ラック
17によって引き入れられ、搬送ローラ22、26、3
0、36の回転駆動によって現像液、定着液、水洗水に
順次に浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗処理が
行われる。
【0018】ここで、図2を用いて、自動現像装置10
の現像槽14、定着槽16への処理液の循環及び補充に
ついて説明する。
の現像槽14、定着槽16への処理液の循環及び補充に
ついて説明する。
【0019】現像補充原液は、仕切壁で内部が3室に区
画されたカートリッジ52に現像補充原液A、現像補充
原液B、現像補充原液C(以下総称する場合「現像補充
原液」という)として充填されて密封されている。ま
た、定着補充原液はカートリッジ54に充填されて密封
されている。これらのカートリッジ52、54は、自動
現像装置10のカートリッジ装填部56に設けられたカ
ートリッジ受け56A、56Bへ装填されるようになっ
ている。カートリッジ受け56A、56Bに装填された
カートリッジ52、54は、図示しない穿孔刃によって
パッキンが破られて、充填されている現像補充原液及び
定着補充原液がカートリッジ受け56A、56Bに流出
するようになっている。
画されたカートリッジ52に現像補充原液A、現像補充
原液B、現像補充原液C(以下総称する場合「現像補充
原液」という)として充填されて密封されている。ま
た、定着補充原液はカートリッジ54に充填されて密封
されている。これらのカートリッジ52、54は、自動
現像装置10のカートリッジ装填部56に設けられたカ
ートリッジ受け56A、56Bへ装填されるようになっ
ている。カートリッジ受け56A、56Bに装填された
カートリッジ52、54は、図示しない穿孔刃によって
パッキンが破られて、充填されている現像補充原液及び
定着補充原液がカートリッジ受け56A、56Bに流出
するようになっている。
【0020】カートリッジ受け56Aには、配管58
A、58B、58Cの一端が開口されており、カートリ
ッジ受け58Dには、配管58Dの一端が開口されてい
る。これらの配管58A〜Dの他端は、各々ストックタ
ンク60A、60B、60C、60D内に開口されてい
る。したがって、カートリッジ52、54をカートリッ
ジ受け56A、56Bに装填することにより、カートリ
ッジ52内の現像補充原液Aが配管58Aを介してスト
ックタンク60Aに収容され、現像補充原液Bが配管5
8Bを介してストックタンク60Bに収容され、現像補
充原液Cが配管58Cを介してストックタンク60Cに
収容され、カートリッジ54の定着補充原液が配管58
Dを介してストックタンク60Dに収容される。
A、58B、58Cの一端が開口されており、カートリ
ッジ受け58Dには、配管58Dの一端が開口されてい
る。これらの配管58A〜Dの他端は、各々ストックタ
ンク60A、60B、60C、60D内に開口されてい
る。したがって、カートリッジ52、54をカートリッ
ジ受け56A、56Bに装填することにより、カートリ
ッジ52内の現像補充原液Aが配管58Aを介してスト
ックタンク60Aに収容され、現像補充原液Bが配管5
8Bを介してストックタンク60Bに収容され、現像補
充原液Cが配管58Cを介してストックタンク60Cに
収容され、カートリッジ54の定着補充原液が配管58
Dを介してストックタンク60Dに収容される。
【0021】ストックタンク60A〜Dの各々には、配
管62A、62B、62C、62Dの一端が挿入されて
開口されており、配管62A、62B、62Cの他端が
混合槽64の上方に開口されており、配管62Dの他端
がが混合槽66の上方に開口されている。また、これら
の配管62A〜Dの各々の中間部には、補充ポンプ68
A、68B、68C、68Dが配設されている。これら
の補充ポンプ68A〜Dは制御部70に接続されてい
る。したがって、制御部70によって補充ポンプ68A
〜Dが作動すると、現像補充原液A、現像補充原液B、
現像補充原液Cが所定比率で混合槽64へ供給される、
定着補充原液が混合槽66へ供給されるようになってい
る。
管62A、62B、62C、62Dの一端が挿入されて
開口されており、配管62A、62B、62Cの他端が
混合槽64の上方に開口されており、配管62Dの他端
がが混合槽66の上方に開口されている。また、これら
の配管62A〜Dの各々の中間部には、補充ポンプ68
A、68B、68C、68Dが配設されている。これら
の補充ポンプ68A〜Dは制御部70に接続されてい
る。したがって、制御部70によって補充ポンプ68A
〜Dが作動すると、現像補充原液A、現像補充原液B、
現像補充原液Cが所定比率で混合槽64へ供給される、
定着補充原液が混合槽66へ供給されるようになってい
る。
【0022】なお、ストックタンク60A〜Dの各々に
は、図示しない液面センサが設けられており、現像補充
原液A〜C、定着補充原液の何れの液面レベルが所定レ
ベル以下となった場合、これを告知してカートリッジ5
2、54の交換を促し、ストックタンク60A〜D内の
現像補充原液A〜C、定着補充原液が不足することがな
いようになっている。また、本実施例では、現像補充原
液A〜Cの3液に分離している現像補充原液と、1液の
定着補充原液を使用した例を用いているが、現像補充原
液及び定着補充原液はこれに限定するものではない。2
液に分離させた現像補充原液を用いてもよく、1液の現
像補充原液を用いてもよく、また、定着補充原液につい
ても複数に分離されている原液を使用してもよい。
は、図示しない液面センサが設けられており、現像補充
原液A〜C、定着補充原液の何れの液面レベルが所定レ
ベル以下となった場合、これを告知してカートリッジ5
2、54の交換を促し、ストックタンク60A〜D内の
現像補充原液A〜C、定着補充原液が不足することがな
いようになっている。また、本実施例では、現像補充原
液A〜Cの3液に分離している現像補充原液と、1液の
定着補充原液を使用した例を用いているが、現像補充原
液及び定着補充原液はこれに限定するものではない。2
液に分離させた現像補充原液を用いてもよく、1液の現
像補充原液を用いてもよく、また、定着補充原液につい
ても複数に分離されている原液を使用してもよい。
【0023】混合槽64の上方には配管72Aの一端
が、混合槽66の上方には配管72Bの一端がそれぞれ
開口されており、これらの配管72A、72Bの他端
は、水を貯留する給水槽74の底部に開口されている。
また、配管72A、72Bの中間部には、制御部70に
接続された給水ポンプ76A、76Bが配設されてい
る。このため、給水ポンプ76A、76Bの作動によっ
て、混合槽64、66内に給水槽74から各々の原液を
希釈するための水を供給することができる。この希釈水
を供給することにより、混合槽64内で現像補充原液A
〜Cと水を混合して現像補充液を調製し、混合槽66内
で定着補充原液と希釈水を混合して定着補充液を調製す
るようになっている。
が、混合槽66の上方には配管72Bの一端がそれぞれ
開口されており、これらの配管72A、72Bの他端
は、水を貯留する給水槽74の底部に開口されている。
また、配管72A、72Bの中間部には、制御部70に
接続された給水ポンプ76A、76Bが配設されてい
る。このため、給水ポンプ76A、76Bの作動によっ
て、混合槽64、66内に給水槽74から各々の原液を
希釈するための水を供給することができる。この希釈水
を供給することにより、混合槽64内で現像補充原液A
〜Cと水を混合して現像補充液を調製し、混合槽66内
で定着補充原液と希釈水を混合して定着補充液を調製す
るようになっている。
【0024】この給水槽64には、中間部に制御部70
に接続されたソレノイドバルブ82が配設された配管7
8の一端が開口しており、この配管78の他端は、機外
の水道水配管に接続されるようになっている。自動現像
装置10の電源が投入されると、ソレノイドバルブ82
が配管78の管路を開いて水道水を給水槽74内へ供給
するようになっている。また、この給水槽74は、配管
84によって水洗槽18と連通されており、給水槽74
へ供給された水道水が水洗水として水洗槽18へ流れ込
むようになっている。
に接続されたソレノイドバルブ82が配設された配管7
8の一端が開口しており、この配管78の他端は、機外
の水道水配管に接続されるようになっている。自動現像
装置10の電源が投入されると、ソレノイドバルブ82
が配管78の管路を開いて水道水を給水槽74内へ供給
するようになっている。また、この給水槽74は、配管
84によって水洗槽18と連通されており、給水槽74
へ供給された水道水が水洗水として水洗槽18へ流れ込
むようになっている。
【0025】一方、現像槽14及び定着槽16の各々に
は、一端が各槽の上部に開口され、他端が各槽の底部に
開口した配管86A、86Bが設けられている。また、
配管86Aの中間部には、循環ポンプ88A、熱交換器
90Aが配置され、配管86Bの中間部には、循環ポン
プ88A、熱交換器90Bが配設されている。これらの
循環ポンプ88A、88B及び熱交換器90A、90B
は制御部70に接続されており、循環ポンプ88Aの作
動によって現像槽14内の現像液の循環を行い、循環ポ
ンプ88Bの作動によって定着槽16内の定着液の循環
を行い、現像槽14内の現像液、定着槽16内の定着液
を均一に攪拌するようになっている。また、熱交換器9
0A、90Bの各々は、現像液、定着液を所定の温度に
加熱する役目を有している。
は、一端が各槽の上部に開口され、他端が各槽の底部に
開口した配管86A、86Bが設けられている。また、
配管86Aの中間部には、循環ポンプ88A、熱交換器
90Aが配置され、配管86Bの中間部には、循環ポン
プ88A、熱交換器90Bが配設されている。これらの
循環ポンプ88A、88B及び熱交換器90A、90B
は制御部70に接続されており、循環ポンプ88Aの作
動によって現像槽14内の現像液の循環を行い、循環ポ
ンプ88Bの作動によって定着槽16内の定着液の循環
を行い、現像槽14内の現像液、定着槽16内の定着液
を均一に攪拌するようになっている。また、熱交換器9
0A、90Bの各々は、現像液、定着液を所定の温度に
加熱する役目を有している。
【0026】したがって、装置の稼動立ち上げ時に現像
液、定着液を循環しながら所定の温度に加熱し、フィル
ム20の処理中は、現像液、定着液を最適な状態でフィ
ルム20を処理することができる温度に維持することが
できるようになっている。
液、定着液を循環しながら所定の温度に加熱し、フィル
ム20の処理中は、現像液、定着液を最適な状態でフィ
ルム20を処理することができる温度に維持することが
できるようになっている。
【0027】配管86Aの循環ポンプ88Aの吸引側に
は、一端が混合槽64の底部に開口された配管92が接
続され連通されており、配管86Bの循環ポンプ88B
の吸引側には、一端が混合槽66の底部に開口した配管
94が接続され連通されている。このため、循環ポンプ
88A、88Bが作動したときに、現像槽14内の現像
液と共に混合槽64内で調製された現像補充液が吸引さ
れ、また、定着槽16内の定着液と共に混合槽66内の
定着補充液が吸引される。これによって、現像槽14内
の現像液と現像補充液が混合されて攪拌され、定着槽1
6内の定着液が混合槽66内の定着液と混合されて攪拌
される。これによって、現像槽14への現像補充液の供
給、定着槽16への定着補充液の供給が行われる。
は、一端が混合槽64の底部に開口された配管92が接
続され連通されており、配管86Bの循環ポンプ88B
の吸引側には、一端が混合槽66の底部に開口した配管
94が接続され連通されている。このため、循環ポンプ
88A、88Bが作動したときに、現像槽14内の現像
液と共に混合槽64内で調製された現像補充液が吸引さ
れ、また、定着槽16内の定着液と共に混合槽66内の
定着補充液が吸引される。これによって、現像槽14内
の現像液と現像補充液が混合されて攪拌され、定着槽1
6内の定着液が混合槽66内の定着液と混合されて攪拌
される。これによって、現像槽14への現像補充液の供
給、定着槽16への定着補充液の供給が行われる。
【0028】なお、現像槽14、定着槽16、水洗槽1
8の各々には、図示しないオーバーフロー管が配設され
れおり、現像補充液、定着補充液及び水洗水の供給によ
って余剰となった現像液、定着液、水洗水を排出するよ
うになっている。このとき、水洗水は、熱交換器90
A、90Bの冷却水として使用した後に排出するように
してもよい。
8の各々には、図示しないオーバーフロー管が配設され
れおり、現像補充液、定着補充液及び水洗水の供給によ
って余剰となった現像液、定着液、水洗水を排出するよ
うになっている。このとき、水洗水は、熱交換器90
A、90Bの冷却水として使用した後に排出するように
してもよい。
【0029】ところで、給水槽74の底部には、配管1
00の一端が開口されている。この配管100は中間部
で配管102、104に分岐されており、各分岐された
配管102、104の中間部には、洗浄ポンプ106、
108が配設されている。配管102の他端は、現像槽
14と定着槽16の間の槽壁の上部に配置されたスプレ
ーノズル110へ接続されており、配管104の他端
は、定着槽16と水洗槽18の間の槽壁の上部に配置さ
れたスプレーノズル110へ接続されている。
00の一端が開口されている。この配管100は中間部
で配管102、104に分岐されており、各分岐された
配管102、104の中間部には、洗浄ポンプ106、
108が配設されている。配管102の他端は、現像槽
14と定着槽16の間の槽壁の上部に配置されたスプレ
ーノズル110へ接続されており、配管104の他端
は、定着槽16と水洗槽18の間の槽壁の上部に配置さ
れたスプレーノズル110へ接続されている。
【0030】図3に示すように、スプレーノズル110
は、内部が中空とされ、長手方向がフィルム20の搬送
幅方向に沿って配置されている。このスプレーノズル1
10の外周部には、内部と連通する噴出孔112が軸方
向に沿って多数穿設されている。このため、洗浄ポンプ
106、108の作動によって給水槽74から水が供給
されるとこの水をガイド38のフィルム20の搬送路側
の面へ向けて噴出孔112から均一に噴出し、ガイド3
8の表面と共にガイド38近傍の搬送ローラ36の表面
を洗浄するようになっている。
は、内部が中空とされ、長手方向がフィルム20の搬送
幅方向に沿って配置されている。このスプレーノズル1
10の外周部には、内部と連通する噴出孔112が軸方
向に沿って多数穿設されている。このため、洗浄ポンプ
106、108の作動によって給水槽74から水が供給
されるとこの水をガイド38のフィルム20の搬送路側
の面へ向けて噴出孔112から均一に噴出し、ガイド3
8の表面と共にガイド38近傍の搬送ローラ36の表面
を洗浄するようになっている。
【0031】現像槽14と定着槽16の間のスプレーノ
ズル110の噴出孔112から噴出された水は、ガイド
38、搬送ローラ36の表面を洗い流して現像槽14及
び定着槽16へ回収される。このとき、スプレーノズル
110から噴出した水の半分が現像槽14に回収され、
残りの半分が定着槽16に回収されるようにしている。
ズル110の噴出孔112から噴出された水は、ガイド
38、搬送ローラ36の表面を洗い流して現像槽14及
び定着槽16へ回収される。このとき、スプレーノズル
110から噴出した水の半分が現像槽14に回収され、
残りの半分が定着槽16に回収されるようにしている。
【0032】また、洗浄ポンプ108の作動によって定
着槽16と水洗槽18の間のスプレーノズル110から
噴出される水は、ガイド38及び搬送ローラ36の表面
を洗浄して、半分が定着槽16に回収され、残りの半分
が水洗槽18へ回収されるようにしている。
着槽16と水洗槽18の間のスプレーノズル110から
噴出される水は、ガイド38及び搬送ローラ36の表面
を洗浄して、半分が定着槽16に回収され、残りの半分
が水洗槽18へ回収されるようにしている。
【0033】ここで、制御部70では、洗浄ポンプ10
6、108が作動することによって現像槽14、定着槽
16へ回収された水の量を積算し、新たに現像補充液、
定着補充液を調製するときの給水ポンプ76A、76B
の作動による混合槽64、66への給水量を調節して現
像補充原液、定着補充原液を希釈する水の量をクロスオ
ーバーラック34を洗浄して現像槽14、定着槽16へ
回収された水の量だけ減少させるようにしている。
6、108が作動することによって現像槽14、定着槽
16へ回収された水の量を積算し、新たに現像補充液、
定着補充液を調製するときの給水ポンプ76A、76B
の作動による混合槽64、66への給水量を調節して現
像補充原液、定着補充原液を希釈する水の量をクロスオ
ーバーラック34を洗浄して現像槽14、定着槽16へ
回収された水の量だけ減少させるようにしている。
【0034】なお、一例として、洗浄ポンプ106、1
08は、装置の稼動立ち上げ時、装置の稼動終了時及
び、一定時間(例えば15分)フィルム20の非処理状
態が続いたときに作動して、クロスオーバーラック34
の搬送ローラ36及びガイド38を洗浄するようにして
いる。また、スプレーノズル110への水の供給量は、
装置の稼動立ち上げ時及び稼動終了時に各々200ml、
フィルム20の非処理状態が一定時間経過する毎に20
mlとしている。
08は、装置の稼動立ち上げ時、装置の稼動終了時及
び、一定時間(例えば15分)フィルム20の非処理状
態が続いたときに作動して、クロスオーバーラック34
の搬送ローラ36及びガイド38を洗浄するようにして
いる。また、スプレーノズル110への水の供給量は、
装置の稼動立ち上げ時及び稼動終了時に各々200ml、
フィルム20の非処理状態が一定時間経過する毎に20
mlとしている。
【0035】図1に示されるように、水洗槽18と乾燥
部50の間には、フィルム20をスクイズしながら搬送
するスクイズローラ42とフィルム20を乾燥部50へ
向けて案内するガイド43を備えたスクイズラック40
が配設されている。水洗槽18から送り出されたフィル
ム20は、スクイズローラ42によって表面の水分が絞
り取られながら乾燥部50へ案内される。
部50の間には、フィルム20をスクイズしながら搬送
するスクイズローラ42とフィルム20を乾燥部50へ
向けて案内するガイド43を備えたスクイズラック40
が配設されている。水洗槽18から送り出されたフィル
ム20は、スクイズローラ42によって表面の水分が絞
り取られながら乾燥部50へ案内される。
【0036】なお、水洗槽18に近いスクイズローラ4
2とガイド43の部分に、現像槽14、定着槽16の間
のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽18
のクロスオーバーラック34について述べた本実施例を
同様に適用することができる。
2とガイド43の部分に、現像槽14、定着槽16の間
のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽18
のクロスオーバーラック34について述べた本実施例を
同様に適用することができる。
【0037】乾燥部50には、フィルム20を搬送する
搬送ローラ44とヒータを内蔵したチャンバー46と乾
燥ファン45によって発生された乾燥風を搬送ローラ4
4の近傍に向けて噴出する吹出パイプ47が配設されて
いる。乾燥部50内へ送り込まれたフィルム20は、搬
送ローラ44によって下方へ向けて搬送されながら吹出
パイプ47から噴出される乾燥風によって加熱乾燥され
る。
搬送ローラ44とヒータを内蔵したチャンバー46と乾
燥ファン45によって発生された乾燥風を搬送ローラ4
4の近傍に向けて噴出する吹出パイプ47が配設されて
いる。乾燥部50内へ送り込まれたフィルム20は、搬
送ローラ44によって下方へ向けて搬送されながら吹出
パイプ47から噴出される乾燥風によって加熱乾燥され
る。
【0038】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、乾燥風によって乾燥されたフィルム
20が、この乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてター
ンされた後、受け箱49へ向けて排出されるようになっ
ており、排出されたフィルム20はこの受け箱49にス
トックされる。
が配設されており、乾燥風によって乾燥されたフィルム
20が、この乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてター
ンされた後、受け箱49へ向けて排出されるようになっ
ており、排出されたフィルム20はこの受け箱49にス
トックされる。
【0039】次に本実施例の作用を説明する。露光によ
って画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置1
0の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入されて
処理される。自動現像装置10では、挿入口15から挿
入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き入
れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
って画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置1
0の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入されて
処理される。自動現像装置10では、挿入口15から挿
入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き入
れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0040】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理の終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬してい定着処理を行う。定着槽16で
の処理の終了したフィルム20は、クロスオーバーラッ
ク34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込ま
れる。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30に
よってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、
フィルム20の水洗を行う、フィルム20の表面から定
着液成分を除去する。
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理の終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬してい定着処理を行う。定着槽16で
の処理の終了したフィルム20は、クロスオーバーラッ
ク34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込ま
れる。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30に
よってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、
フィルム20の水洗を行う、フィルム20の表面から定
着液成分を除去する。
【0041】水洗処理の終了したフィルム20は、水洗
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。乾燥部50では、搬送ローラ44によってフ
ィルム20を搬送しながら、チャンバー46と乾燥ファ
ン45によって発生した乾燥風を吹出パイプ47からフ
ィルム20の表面へ向けて噴出して、フィルム20を加
熱乾燥する。フィルム20は、加熱されながら搬送され
て乾燥ターン部48に達すると、斜め上方へ向けてター
ンされて排出され、受け箱49にストックされる。
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。乾燥部50では、搬送ローラ44によってフ
ィルム20を搬送しながら、チャンバー46と乾燥ファ
ン45によって発生した乾燥風を吹出パイプ47からフ
ィルム20の表面へ向けて噴出して、フィルム20を加
熱乾燥する。フィルム20は、加熱されながら搬送され
て乾燥ターン部48に達すると、斜め上方へ向けてター
ンされて排出され、受け箱49にストックされる。
【0042】次に自動現像装置10での現像槽14、定
着槽16への現像補充液、定着補充液の補充及び、クロ
スオーバーラック34の搬送ローラ36及びガイド38
の洗浄について説明する。
着槽16への現像補充液、定着補充液の補充及び、クロ
スオーバーラック34の搬送ローラ36及びガイド38
の洗浄について説明する。
【0043】この自動現像装置10では、フィルム20
の処理を開始するときに、図示しない電源スイッチが投
入されると、循環ポンプ88、熱交換器90を作動させ
て現像槽14、定着槽16内の現像液、定着液を循環し
ながら所定の温度となるように加熱する。これと共に、
ソレノイドバルブ82を開いて、給水槽74へ水道水を
供給すると共に、給水槽74から水洗槽18への給水を
行う。
の処理を開始するときに、図示しない電源スイッチが投
入されると、循環ポンプ88、熱交換器90を作動させ
て現像槽14、定着槽16内の現像液、定着液を循環し
ながら所定の温度となるように加熱する。これと共に、
ソレノイドバルブ82を開いて、給水槽74へ水道水を
供給すると共に、給水槽74から水洗槽18への給水を
行う。
【0044】また、自動現像装置10では、装置の稼動
立ち上げ時にクロスオーバーラック34のガイド38と
搬送ローラ36の表面の洗浄を行う。また、装置の稼動
終了時にも同様のクロスオーバーラック34のガイドと
搬送ローラ36の洗浄を行う。この洗浄は、洗浄ポンプ
106、108を作動させて給水槽74内の水をスプレ
ーノズル110へ所定量づつ供給する。スプレーノズル
110へ供給された水は、噴出孔112からガイド38
の表面へ向けて噴出され、さらにこのガイド38の表面
に当たった水が回転する搬送ローラ36の表面へ飛散
し、ガイド38と搬送ローラ36に付着している現像液
又は定着液中の成分を洗い流す。ガイド38、搬送ロー
ラ36の表面を洗い流した水は、落下して現像槽14、
定着槽16及び水洗槽18に所定量づつ回収される。こ
のとき、現像槽14には、現像槽14と定着槽16の間
のスプレーノズル110からの水が100ml、定着槽1
6には、現像槽14と定着槽16の間及び定着槽16と
水洗槽18の間のスプレーノズル110から100mlづ
つの200ml、水洗槽18へは、定着槽16と水洗槽1
8の間のスプレーノズル110から100mlの水が供給
されたことになる。
立ち上げ時にクロスオーバーラック34のガイド38と
搬送ローラ36の表面の洗浄を行う。また、装置の稼動
終了時にも同様のクロスオーバーラック34のガイドと
搬送ローラ36の洗浄を行う。この洗浄は、洗浄ポンプ
106、108を作動させて給水槽74内の水をスプレ
ーノズル110へ所定量づつ供給する。スプレーノズル
110へ供給された水は、噴出孔112からガイド38
の表面へ向けて噴出され、さらにこのガイド38の表面
に当たった水が回転する搬送ローラ36の表面へ飛散
し、ガイド38と搬送ローラ36に付着している現像液
又は定着液中の成分を洗い流す。ガイド38、搬送ロー
ラ36の表面を洗い流した水は、落下して現像槽14、
定着槽16及び水洗槽18に所定量づつ回収される。こ
のとき、現像槽14には、現像槽14と定着槽16の間
のスプレーノズル110からの水が100ml、定着槽1
6には、現像槽14と定着槽16の間及び定着槽16と
水洗槽18の間のスプレーノズル110から100mlづ
つの200ml、水洗槽18へは、定着槽16と水洗槽1
8の間のスプレーノズル110から100mlの水が供給
されたことになる。
【0045】さらに、自動現像装置10では、装置の稼
動停止中の現像液、定着液の疲労を補うために、装置の
稼動立ち上げ時に現像槽14、定着槽16の各々に現像
補充液又は定着補充液を補充する。このために、補充ポ
ンプ68A〜C及び給水ポンプ76Aを作動させて、混
合槽64内に現像補充原液及び希釈水を補充する。この
とき、給水ポンプ76Aによって混合槽64へ供給され
る水は、洗浄ポンプ102によって現像槽14へ供給し
た水の量を差し引いた量だけ供給する。すなわち、混合
槽64へ供給した現像補充原液を所定比率で希釈するた
めに例えば400mlの水が必要であった場合、装置の稼
動終了時及び稼動立ち上げ時にスプレーノズル110か
らガイド38と搬送ローラ36に向けて噴出し現像槽1
4へ回収した200ml(100mlを2回)を差し引いた
量となる200mlの水を給水ポンプ76Aによって混合
槽74へ供給して現像補充原液A〜Cを希釈して現像補
充液を調製する。
動停止中の現像液、定着液の疲労を補うために、装置の
稼動立ち上げ時に現像槽14、定着槽16の各々に現像
補充液又は定着補充液を補充する。このために、補充ポ
ンプ68A〜C及び給水ポンプ76Aを作動させて、混
合槽64内に現像補充原液及び希釈水を補充する。この
とき、給水ポンプ76Aによって混合槽64へ供給され
る水は、洗浄ポンプ102によって現像槽14へ供給し
た水の量を差し引いた量だけ供給する。すなわち、混合
槽64へ供給した現像補充原液を所定比率で希釈するた
めに例えば400mlの水が必要であった場合、装置の稼
動終了時及び稼動立ち上げ時にスプレーノズル110か
らガイド38と搬送ローラ36に向けて噴出し現像槽1
4へ回収した200ml(100mlを2回)を差し引いた
量となる200mlの水を給水ポンプ76Aによって混合
槽74へ供給して現像補充原液A〜Cを希釈して現像補
充液を調製する。
【0046】混合槽64で調製された現像補充液は、循
環ポンプ88Aの作動によって、現像槽14内の現像液
と混合されて均一に攪拌される。これによって、現像槽
14内の現像液は、所定比率の水で希釈された現像補充
原液が供給されたのと同じ状態となる。同様にして、定
着補充液を調製して定着槽16へも定着補充液を調製す
ればよい。
環ポンプ88Aの作動によって、現像槽14内の現像液
と混合されて均一に攪拌される。これによって、現像槽
14内の現像液は、所定比率の水で希釈された現像補充
原液が供給されたのと同じ状態となる。同様にして、定
着補充液を調製して定着槽16へも定着補充液を調製す
ればよい。
【0047】このようにして稼動立ち上げ処理の行われ
た自動現像装置10では、液外に配置したガイド38や
搬送ローラ36に付着した処理液中の成分が析出して、
処理むらや汚れとなってフィルム20の仕上がり品質を
損ねるのを防止することができる。
た自動現像装置10では、液外に配置したガイド38や
搬送ローラ36に付着した処理液中の成分が析出して、
処理むらや汚れとなってフィルム20の仕上がり品質を
損ねるのを防止することができる。
【0048】また、自動現像装置10では、フィルム2
0の処理に応じて現像補充液、定着補充液を調製して現
像槽14、定着槽16へ補充すると共に、稼動中にフィ
ルム20の非処理状態が所定時間経過する毎に、洗浄ポ
ンプ106、108を作動させて、クロスオーバーラッ
ク34の搬送ローラ36及びガイド38の洗浄を行って
いる。
0の処理に応じて現像補充液、定着補充液を調製して現
像槽14、定着槽16へ補充すると共に、稼動中にフィ
ルム20の非処理状態が所定時間経過する毎に、洗浄ポ
ンプ106、108を作動させて、クロスオーバーラッ
ク34の搬送ローラ36及びガイド38の洗浄を行って
いる。
【0049】図4には、制御部70が洗浄ポンプ10
6、108の作動と補充液の調製を行うフローチャート
を示している。このフローチャートにしたがって、自動
現像装置10での洗浄と主に現像液を例に補充液の調製
について詳細に説明する。なお、これは、一例を示すも
ので本発明を限定するものではない。
6、108の作動と補充液の調製を行うフローチャート
を示している。このフローチャートにしたがって、自動
現像装置10での洗浄と主に現像液を例に補充液の調製
について詳細に説明する。なお、これは、一例を示すも
ので本発明を限定するものではない。
【0050】最初のステップ200では、挿入センサ8
0によって挿入口15からフィルム20が挿入されたか
否かを検出している。挿入センサ80がフィルム20が
挿入されたことを検出すると、自動現像装置10では、
前記したフィルム20の処理を所定時間で行う。フィル
ム20が検出されない場合、ステップ202へ移行し
て、フィルム20の非処理状態が所定時間(本実施例で
は一例として15分)経過しているか否かを判断する。
0によって挿入口15からフィルム20が挿入されたか
否かを検出している。挿入センサ80がフィルム20が
挿入されたことを検出すると、自動現像装置10では、
前記したフィルム20の処理を所定時間で行う。フィル
ム20が検出されない場合、ステップ202へ移行し
て、フィルム20の非処理状態が所定時間(本実施例で
は一例として15分)経過しているか否かを判断する。
【0051】フィルム20の非処理状態が所定時間経過
すると、ステップ204へ移行して、洗浄ポンプ10
6、108を作動させる。これによって、給水槽74内
の所定量の水が配管102、104を介して、現像槽1
4と定着槽16の間及び定着槽16と水洗槽18の間の
スプレーノズル110へ供給され、スプレーパイプ11
0の噴出孔112からガイド38の表面へ向けて噴出さ
れる。このとき、搬送ローラ36が駆動されて回転し、
ガイド38から飛散した水が搬送ローラ36の表面も洗
浄する。スプレーノズル110から噴出された水は、現
像槽14、定着槽16、水洗槽18の各々に回収され
る。
すると、ステップ204へ移行して、洗浄ポンプ10
6、108を作動させる。これによって、給水槽74内
の所定量の水が配管102、104を介して、現像槽1
4と定着槽16の間及び定着槽16と水洗槽18の間の
スプレーノズル110へ供給され、スプレーパイプ11
0の噴出孔112からガイド38の表面へ向けて噴出さ
れる。このとき、搬送ローラ36が駆動されて回転し、
ガイド38から飛散した水が搬送ローラ36の表面も洗
浄する。スプレーノズル110から噴出された水は、現
像槽14、定着槽16、水洗槽18の各々に回収され
る。
【0052】次のステップ206ではスプレーノズル1
10から噴出して各処理槽に回収された水の量を積算す
る。本実施例では、1回の洗浄によって各スプレーノズ
ル110へ供給する水の量を20mlとしており、これに
よって、現像槽14には10mlの水を回収させることに
なり、回収した水の量を順次積算する。これによってフ
ィルム20の非処理中に2回の洗浄作業が行われた場
合、現像槽14には、20mlの水を回収させたことにな
り、また、N回の洗浄作業によって、現像槽14へは
(10×N)mlの水を回収されることになる。
10から噴出して各処理槽に回収された水の量を積算す
る。本実施例では、1回の洗浄によって各スプレーノズ
ル110へ供給する水の量を20mlとしており、これに
よって、現像槽14には10mlの水を回収させることに
なり、回収した水の量を順次積算する。これによってフ
ィルム20の非処理中に2回の洗浄作業が行われた場
合、現像槽14には、20mlの水を回収させたことにな
り、また、N回の洗浄作業によって、現像槽14へは
(10×N)mlの水を回収されることになる。
【0053】ステップ200でフィルム20の挿入を挿
入センサ80によって検出すると、ステップ208へ移
行する。ステップ208では、現像槽14へフィルム2
0の処理に応じた現像補充液の補充を行うための希釈水
の量を演算する。すなわち、現像槽14へ補充するため
の現像補充原液を一定の比率で希釈するための水の量か
ら洗浄作業によって現像槽14に回収された水の量を引
いた量を演算する。
入センサ80によって検出すると、ステップ208へ移
行する。ステップ208では、現像槽14へフィルム2
0の処理に応じた現像補充液の補充を行うための希釈水
の量を演算する。すなわち、現像槽14へ補充するため
の現像補充原液を一定の比率で希釈するための水の量か
ら洗浄作業によって現像槽14に回収された水の量を引
いた量を演算する。
【0054】本実施例では、装置の稼動終了時及び稼動
立ち上げ時に200mlづつクロスオーバーラック34の
ガイド38と搬送ローラ36の洗浄にスプレーノズル1
10から水が噴出され、現像槽14には200ml(10
0mlを2回)回収される。また、フィルム20の処理が
開始されてから非処理状態が所定時間経過するごとに洗
浄のためにスプレーノズル110から水が噴出され現像
槽14に(10×N)mlの水が回収されることになる。
これらから、洗浄作業によって現像槽14に回収された
水の量は(200+10×N)mlとなり、現像補充原液
を一定の比率で希釈するための水の量から(200+1
0×N)mlを引いた量を演算する。
立ち上げ時に200mlづつクロスオーバーラック34の
ガイド38と搬送ローラ36の洗浄にスプレーノズル1
10から水が噴出され、現像槽14には200ml(10
0mlを2回)回収される。また、フィルム20の処理が
開始されてから非処理状態が所定時間経過するごとに洗
浄のためにスプレーノズル110から水が噴出され現像
槽14に(10×N)mlの水が回収されることになる。
これらから、洗浄作業によって現像槽14に回収された
水の量は(200+10×N)mlとなり、現像補充原液
を一定の比率で希釈するための水の量から(200+1
0×N)mlを引いた量を演算する。
【0055】次のステップ210では、補充ポンプ68
A〜Cを作動させてストックタンク60A〜Cから現像
補充原液A〜Cを一定の比率で混合槽64へ供給すると
共に、給水ポンプ76Aを作動させて、ステップ208
で求められた量の水を混合槽64へ供給する。このよう
に混合槽64で調製した現像補充液は、循環ポンプ88
Aの作動によって循環する現像槽14内の現像液に混合
される。
A〜Cを作動させてストックタンク60A〜Cから現像
補充原液A〜Cを一定の比率で混合槽64へ供給すると
共に、給水ポンプ76Aを作動させて、ステップ208
で求められた量の水を混合槽64へ供給する。このよう
に混合槽64で調製した現像補充液は、循環ポンプ88
Aの作動によって循環する現像槽14内の現像液に混合
される。
【0056】現像槽14へ現像補充液が供給されると、
スプレーノズル110からの水と共に攪拌されるため、
現像槽14内では、所定量の現像補充原液A〜Cに対す
る一定の比率の希釈水が、混合槽64と現像槽14とに
分けて供給されることになり、現像槽14内の現像液が
薄められたり、濃すぎたりすることがない。
スプレーノズル110からの水と共に攪拌されるため、
現像槽14内では、所定量の現像補充原液A〜Cに対す
る一定の比率の希釈水が、混合槽64と現像槽14とに
分けて供給されることになり、現像槽14内の現像液が
薄められたり、濃すぎたりすることがない。
【0057】同様に、定着槽16へは、混合槽66内で
定着補充原液と水によって調製した定着補充液を供給し
ている。装置の稼動終了時及び装置の稼動立ち上げ時に
200mlづつ合計400ml、N回の洗浄作業によって定
着槽16は、(20×N)ml、つまり(400+20×
N)mlの水を回収し、水洗槽18は、(200+10×
N)mlの水を回収することになる。定着槽16への定着
補充液を調製するとき、現像槽14と同様に各スプレー
ノズル110からの水を回収した量を定着補充原液を所
定の比率で希釈するための水から差し引いた量の水で希
釈して調製すればよい。これによって、定着補充原液の
濃い定着補充液を補充しても、定着槽16内にスプレー
ノズル110から供給された水によって、定着補充原液
を一定比率の水で希釈した定着補充液を補充したのと同
じとなる。
定着補充原液と水によって調製した定着補充液を供給し
ている。装置の稼動終了時及び装置の稼動立ち上げ時に
200mlづつ合計400ml、N回の洗浄作業によって定
着槽16は、(20×N)ml、つまり(400+20×
N)mlの水を回収し、水洗槽18は、(200+10×
N)mlの水を回収することになる。定着槽16への定着
補充液を調製するとき、現像槽14と同様に各スプレー
ノズル110からの水を回収した量を定着補充原液を所
定の比率で希釈するための水から差し引いた量の水で希
釈して調製すればよい。これによって、定着補充原液の
濃い定着補充液を補充しても、定着槽16内にスプレー
ノズル110から供給された水によって、定着補充原液
を一定比率の水で希釈した定着補充液を補充したのと同
じとなる。
【0058】このようにして、液外の搬送ローラ36、
ガイド38を洗浄しながら、この洗浄に使った水の量を
考慮して現像槽14、定着槽16へ補充原液を一定の比
率で希釈した現像補充液、定着補充液を補充することに
よって、常に現像液、定着液を最適な処理性能に保つこ
とができる。また、液外の搬送ローラ36やガイド38
に現像液、定着液が付着、析出するのを防止することが
できるため、搬送ローラ36やガイド38に付着して、
濃縮、酸化、析出した現像液によって生じるフィルム2
0の処理むらや、搬送ローラ36やガイド38に付着し
て濃縮、析出した定着液によって引き起こされるフィル
ム20の汚れを防止することができ、フィルム20を最
適な品質で仕上げることができる。
ガイド38を洗浄しながら、この洗浄に使った水の量を
考慮して現像槽14、定着槽16へ補充原液を一定の比
率で希釈した現像補充液、定着補充液を補充することに
よって、常に現像液、定着液を最適な処理性能に保つこ
とができる。また、液外の搬送ローラ36やガイド38
に現像液、定着液が付着、析出するのを防止することが
できるため、搬送ローラ36やガイド38に付着して、
濃縮、酸化、析出した現像液によって生じるフィルム2
0の処理むらや、搬送ローラ36やガイド38に付着し
て濃縮、析出した定着液によって引き起こされるフィル
ム20の汚れを防止することができ、フィルム20を最
適な品質で仕上げることができる。
【0059】なお、本実施例では、装置の稼動中にフィ
ルム20の非処理状態が所定時間(本実施例では15
分)連続した場合に、洗浄ポンプ106、108を作動
させて所定量(本実施例では20ml)の水によって、現
像槽14と定着槽16の間及び定着槽16と水洗槽18
の間の搬送ローラ36とガイド38を洗浄したが、洗浄
ポンプ106、108の作動間隔及び作動時の水の供給
量はこれに限定するものではない。例えば、洗浄ポンプ
106の作動間隔をフィルム20の非処理状態が20分
経過する毎に作動させ、洗浄ポンプ108の作動間隔を
フィルム20の非処理状態が1時間経過する毎に行うよ
うにしてもよい。このとき、スプレーパイプ110から
噴出され現像槽14と定着槽16へ回収された水の量を
個々に積算して積算値を算出し、新たに補充液を調整す
るときにこの積算値を差し引いた水によって補充原液を
希釈するようにすればよい。
ルム20の非処理状態が所定時間(本実施例では15
分)連続した場合に、洗浄ポンプ106、108を作動
させて所定量(本実施例では20ml)の水によって、現
像槽14と定着槽16の間及び定着槽16と水洗槽18
の間の搬送ローラ36とガイド38を洗浄したが、洗浄
ポンプ106、108の作動間隔及び作動時の水の供給
量はこれに限定するものではない。例えば、洗浄ポンプ
106の作動間隔をフィルム20の非処理状態が20分
経過する毎に作動させ、洗浄ポンプ108の作動間隔を
フィルム20の非処理状態が1時間経過する毎に行うよ
うにしてもよい。このとき、スプレーパイプ110から
噴出され現像槽14と定着槽16へ回収された水の量を
個々に積算して積算値を算出し、新たに補充液を調整す
るときにこの積算値を差し引いた水によって補充原液を
希釈するようにすればよい。
【0060】また、本実施例では、洗浄作業のためにス
プレーノズル110から噴出する水として、装置の稼動
終了時及び稼動開始時に噴出する水を考慮したが、この
水を処理槽中の処理液に加えても加えなくても処理液の
処理性能が変わらない程度の水であるときは、補充用原
液を希釈する所定比率の水の量からフィルム20の処理
が開始されてから非処理状態が所定時間経過するごとに
スプレーノズル110から噴出される水の積算値を差し
引いた量の水で補充用原液を希釈すればよい。
プレーノズル110から噴出する水として、装置の稼動
終了時及び稼動開始時に噴出する水を考慮したが、この
水を処理槽中の処理液に加えても加えなくても処理液の
処理性能が変わらない程度の水であるときは、補充用原
液を希釈する所定比率の水の量からフィルム20の処理
が開始されてから非処理状態が所定時間経過するごとに
スプレーノズル110から噴出される水の積算値を差し
引いた量の水で補充用原液を希釈すればよい。
【0061】このようにすれば、頻繁に液外の搬送ロー
ラ36やガイド38の洗浄を行っても、洗浄後の水を廃
液として排出することがなく、また、洗浄後の水によっ
て処理液が薄められてしまうのも防止することができ
る。
ラ36やガイド38の洗浄を行っても、洗浄後の水を廃
液として排出することがなく、また、洗浄後の水によっ
て処理液が薄められてしまうのも防止することができ
る。
【0062】なお、本実施例では、スプレーノズル11
0によってクロスオーバーラック34に設けた搬送ロー
ラ36とガイド38を洗浄する構造を用いて説明した
が、液外のローラやガイドを洗浄する方法は、これに限
定するものではない。例えば、図5に示すように、洗浄
手段としてリンス槽120を設けた構造であってもよ
い。なお、図5には、現像槽14と定着槽16の間にリ
ンス槽120を示し、定着槽16と水洗槽18の間のリ
ンス槽の説明を省略している。このリンス槽はこれらに
限定されず各処理槽に隣接したものにあてはめることが
できる。
0によってクロスオーバーラック34に設けた搬送ロー
ラ36とガイド38を洗浄する構造を用いて説明した
が、液外のローラやガイドを洗浄する方法は、これに限
定するものではない。例えば、図5に示すように、洗浄
手段としてリンス槽120を設けた構造であってもよ
い。なお、図5には、現像槽14と定着槽16の間にリ
ンス槽120を示し、定着槽16と水洗槽18の間のリ
ンス槽の説明を省略している。このリンス槽はこれらに
限定されず各処理槽に隣接したものにあてはめることが
できる。
【0063】このリンス槽120には、洗浄ポンプ10
6の作動によって給水槽74から洗浄水となる水が供給
されるようになっている。このリンス槽120内の洗浄
水には、クロスオーバーラック34の搬送ローラ36の
下側のローラの一部が浸漬されており、搬送ローラ36
の回転によってリンス槽120内の水が持ち出されて搬
送ローラ36の表面を洗浄するようになっている。
6の作動によって給水槽74から洗浄水となる水が供給
されるようになっている。このリンス槽120内の洗浄
水には、クロスオーバーラック34の搬送ローラ36の
下側のローラの一部が浸漬されており、搬送ローラ36
の回転によってリンス槽120内の水が持ち出されて搬
送ローラ36の表面を洗浄するようになっている。
【0064】このリンス槽120では、洗浄ポンプ10
6の作動によって水がリンス槽120内に供給される
と、フィルム20から絞り取った処理液成分を含んだ水
が余剰となって槽壁120Aを乗り越えて現像槽14、
定着槽16へ流れ込む。このようにして現像槽14、定
着槽16に回収された水の量を積算し、新たに現像補充
液、定着補充液を調製するときに、希釈水の量をからリ
ンス槽120より現像槽14、定着槽16に回収された
水の量を減ずれば、実質的に補充原液を一定の比率で希
釈した補充液を供給することができる。
6の作動によって水がリンス槽120内に供給される
と、フィルム20から絞り取った処理液成分を含んだ水
が余剰となって槽壁120Aを乗り越えて現像槽14、
定着槽16へ流れ込む。このようにして現像槽14、定
着槽16に回収された水の量を積算し、新たに現像補充
液、定着補充液を調製するときに、希釈水の量をからリ
ンス槽120より現像槽14、定着槽16に回収された
水の量を減ずれば、実質的に補充原液を一定の比率で希
釈した補充液を供給することができる。
【0065】なお、リンス槽120から溢れた水を、例
えば上流側の処理槽(現像槽14と定着槽16の間のリ
ンス槽では現像槽14)へのみの一方の処理槽へ回収さ
せる構成であっても、本発明の適用は勿論可能である。
えば上流側の処理槽(現像槽14と定着槽16の間のリ
ンス槽では現像槽14)へのみの一方の処理槽へ回収さ
せる構成であっても、本発明の適用は勿論可能である。
【0066】この他には、例えば搬送ローラ36の上方
にノズルを配置して、洗浄ポンプの作動によって上側の
ローラの表面に水を流下させて搬送ローラの表面を洗浄
する等の一般的な方法が適用可能である。本発明は、こ
のような方法によって液外のローラやガイドを洗浄した
とき、洗浄した後に水を処理槽へ回収し、新たに該当処
理槽へ補充する補充液を調製するときに、補充原液を希
釈する希釈水の量から液外のローラやガイドを洗浄して
処理槽に回収した水の量だけ減らして調整し、この補充
液を処理槽へ補充した状態で補充原液が所定量の水によ
って希釈した状態を得るようにすればよい。
にノズルを配置して、洗浄ポンプの作動によって上側の
ローラの表面に水を流下させて搬送ローラの表面を洗浄
する等の一般的な方法が適用可能である。本発明は、こ
のような方法によって液外のローラやガイドを洗浄した
とき、洗浄した後に水を処理槽へ回収し、新たに該当処
理槽へ補充する補充液を調製するときに、補充原液を希
釈する希釈水の量から液外のローラやガイドを洗浄して
処理槽に回収した水の量だけ減らして調整し、この補充
液を処理槽へ補充した状態で補充原液が所定量の水によ
って希釈した状態を得るようにすればよい。
【0067】また、クロスオーバーラック34の構成と
して搬送ローラ36とガイド38を備えた例について述
べたが、搬送ローラのみ、又はガイドのみを備えたもの
であってもよい。
して搬送ローラ36とガイド38を備えた例について述
べたが、搬送ローラのみ、又はガイドのみを備えたもの
であってもよい。
【0068】また、本実施例では、混合槽64、66に
補充原液及び水を入れて混合してから処理槽へ補充する
方法について述べたが、補充原液と希釈する水を直接、
現像槽、定着槽等の処理槽へ補充するようにしてもよ
い。
補充原液及び水を入れて混合してから処理槽へ補充する
方法について述べたが、補充原液と希釈する水を直接、
現像槽、定着槽等の処理槽へ補充するようにしてもよ
い。
【0069】なお、本実施例では、感光材料としてフィ
ルム20を処理する自動現像装置10を例に説明した
が、フィルム20に限定すせず印画紙等の他の感光材料
を適用し、該感光材料を処理する感光材料処理装置に適
用することができ、感光材料処理装置の構成を限定する
ものでは勿論ない。
ルム20を処理する自動現像装置10を例に説明した
が、フィルム20に限定すせず印画紙等の他の感光材料
を適用し、該感光材料を処理する感光材料処理装置に適
用することができ、感光材料処理装置の構成を限定する
ものでは勿論ない。
【0070】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の感光材料の
処理方法及び感光材料処理装置によれば、液外に配置し
たガイドやローラに付着した処理液を頻繁に水で洗い流
して付着した処理液の濃度がこくなったり処理液中の成
分が析出するのを防止することができるため、処理むら
や汚れ、傷となって感光材料の仕上がり品質を損ねるこ
とがない。また、液外に配置したガイドやローラへ向け
て噴出した水を処理槽に回収し、この処理槽に回収した
水の量を処理槽に補充する補充用原液の希釈水の量から
差し引いた水で補充用原液を希釈するので、無駄に水を
使うことがない。
処理方法及び感光材料処理装置によれば、液外に配置し
たガイドやローラに付着した処理液を頻繁に水で洗い流
して付着した処理液の濃度がこくなったり処理液中の成
分が析出するのを防止することができるため、処理むら
や汚れ、傷となって感光材料の仕上がり品質を損ねるこ
とがない。また、液外に配置したガイドやローラへ向け
て噴出した水を処理槽に回収し、この処理槽に回収した
水の量を処理槽に補充する補充用原液の希釈水の量から
差し引いた水で補充用原液を希釈するので、無駄に水を
使うことがない。
【0071】また、常に所定の処理能力が維持された処
理液によって感光材料を処理することができるため、最
適な状態に感光材料を仕上げることができる優れた効果
を有する。
理液によって感光材料を処理することができるため、最
適な状態に感光材料を仕上げることができる優れた効果
を有する。
【図1】本実施例に適用した自動現像装置の概略図であ
る。
る。
【図2】実線で配管系統を示し、破線で配線系統を示す
自動現像装置の概略系統図である。
自動現像装置の概略系統図である。
【図3】現像槽と定着槽の間のクロスオーバーラックの
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】自動現像装置の稼動時の洗浄ポンプの作動と補
充液の調製を示すフローチャートである。
充液の調製を示すフローチャートである。
【図5】リンス槽を備えた現像槽と定着槽との間の要部
断面図である。
断面図である。
10 自動現像装置(感光材料処理装置) 14 現像槽 16 定着槽 18 水洗槽 20 フィルム(感光材料) 34 クロスオーバーラック(液外搬送手段) 36 搬送ローラ 38 ガイド 68A、68B、68C、68D補充ポンプ(補充液供
給手段) 70 制御部 88A、88B 循環ポンプ(攪拌手段) 102、104 給水ポンプ(補充液供給手段) 106、108 洗浄ポンプ(洗浄手段)
給手段) 70 制御部 88A、88B 循環ポンプ(攪拌手段) 102、104 給水ポンプ(補充液供給手段) 106、108 洗浄ポンプ(洗浄手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 補充用原液と水から成る補充液を補充す
る処理槽に隣接して液外に配置したローラ及び又はガイ
ドによって搬送しながら前記感光材料を前記処理槽内の
処理液に浸漬して処理する感光材料の処理方法であっ
て、前記液外のローラ及び/又はガイドを水いよって洗
浄し洗浄後の水を前記処理槽へ回収すると共に前記処理
槽に回収した水の量の積算値を算出して、前記補充用原
液に対して所定比率の水から前記積算値を差し引いた水
と前記補充用原液とを補充液として前記処理槽へ補充す
ることを特徴とする感光材料の処理方法。 - 【請求項2】 感光材料を、貯留している処理液に浸漬
して処理する処理槽と、前記処理槽に隣接して配置され
前記感光材料を案内搬送するローラ及び/又はガイドを
備えた液外搬送手段と、前記液外搬送手段を水によって
洗浄する洗浄手段と、前記処理槽へ補充用原液と水から
成る補充液を補充する補充液補充手段と、前記洗浄手段
によって前記液外搬送手段を洗浄した後前記処理槽への
水の回収量の積算値を算出し前記補充液補充手段を作動
させるときに前記補充原液に対する所定比率の水の量か
らこの積算値を差し引いた水の量で前記補充用原液を希
釈する制御手段と、を有することを特徴とする感光材料
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34687292A JPH06194807A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34687292A JPH06194807A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194807A true JPH06194807A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18386390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34687292A Pending JPH06194807A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06194807A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023237131A1 (en) * | 2022-06-09 | 2023-12-14 | Tcl Zhonghuan Renewable Energy Technology Co., Ltd. | Apparatuses for supplying cleaning liquid and silicon wafer cleaning machines including the same |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34687292A patent/JPH06194807A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023237131A1 (en) * | 2022-06-09 | 2023-12-14 | Tcl Zhonghuan Renewable Energy Technology Co., Ltd. | Apparatuses for supplying cleaning liquid and silicon wafer cleaning machines including the same |
US20250018449A1 (en) * | 2022-06-09 | 2025-01-16 | Tcl Zhonghuan Renewable Energy Technology Co., Ltd. | Apparatuses for supplying cleaning liquid and silicon wafer cleaning machines including the same |
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