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JPH06194806A - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

Info

Publication number
JPH06194806A
JPH06194806A JP25278692A JP25278692A JPH06194806A JP H06194806 A JPH06194806 A JP H06194806A JP 25278692 A JP25278692 A JP 25278692A JP 25278692 A JP25278692 A JP 25278692A JP H06194806 A JPH06194806 A JP H06194806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
washing
film
rack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25278692A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oinuma
誠 生沼
Michimasa Nakatsugawa
道正 中津川
Yutaka Takashima
豊 高嶋
Kunihiro Yamamoto
晋宏 山本
Satoshi Matsunaga
聡 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP25278692A priority Critical patent/JPH06194806A/ja
Publication of JPH06194806A publication Critical patent/JPH06194806A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水洗ラック内の汚れた水洗水を押し流し、特
にフィルムが水洗水中から排出される水面付近の汚れた
水洗水を押し流す。 【構成】 水洗槽26の長手方向の側壁128と側壁1
44には、貯留槽100と受け槽104とが配設され、
水洗水106が貯留槽100から水洗槽26を経て受け
槽104へ流れるようになっている。水洗槽26内に
は、水洗ラック108が配置され、水洗ラック108の
側板112、114に水流口120Aが水面近傍に設け
られている。また、側板112と側壁128との間に
は、仕切板126が配設され、この仕切板126に水流
案内口132Aが水流口120Aと対応する位置に設け
られている。これにより、水洗槽26内の水洗水106
は、水面付近に多く流れ、水洗ラック108内の水面付
近の汚れた水洗水106を押し流すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像槽、定着槽、水洗
槽等の処理槽を設けた自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、グラフィックアーツ用感光材料、
スキャナー用感光材料、X線フィルム用感光材料のよう
な感光材料に対する高品質かつ迅速処理の必要性が高く
なってきており、これらの感光材料(フィルム、印画紙
など、以下フィルムという)は自動現像機によって自動
的に現像液、定着液等の処理液で処理した後水洗液(例
えば、水洗水)によって水洗いし、その後、乾燥を行な
い乾燥処理した後に自動現像装置に備えられた集積箱へ
集積されるようになっている。
【0003】この自動現像装置でフィルムを水洗いする
水洗水を収容している水洗槽内には、水洗ラックが配置
されている。この水洗ラックには、フィルムを水洗水中
で挟持搬送するローラ対が複数設けられており、これら
のローラ対によって、フィルムが水洗水中で搬送される
ことで水洗いされ、その後、水洗水中から排出搬送され
て次の工程へ搬送される。
【0004】また、ポンプにより水洗槽内に送流された
水洗槽内の水洗水は、フィルムの幅方向へ流れ常時オー
バーフローされているので、水洗槽内の汚れた水洗水は
水洗槽から常時排出され、水洗槽内に汚れた水洗水を滞
留させないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水洗槽
内に水洗ラックが配置されており、この水洗ラックは、
フィルムを挟持搬送するローラ対を支持するための側板
がフィルムの幅方向の水洗水の供給側と排出側とに位置
しているため、水洗水の流れが遮られる。
【0006】このため、水洗水は、フィルムの幅方向へ
流れる際に、水洗ラックの側板が障害となるので、水洗
ラックの下方、すなわち、水洗槽の底部近傍を流れるこ
とになる。その結果、汚れた水洗水が水洗槽中に停滞し
てしまうという不具合がある。
【0007】このため、底部近傍に比べて水面近傍で
は、汚れた水洗水が停滞し易くフィルムの水洗が十分行
われず、処理済のフィルムに処理液中の成分が残留して
しまったり、水洗槽中の汚れがローラを介してフィルム
に転写して、フィルムの仕上り品質が低下するという問
題がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、フィルムの水
洗が十分に行えるようにした自動現像装置を得ることが
目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、感光材料を搬送しながら処理する自動現像装置であ
って、前記感光材料幅方向一方側の側壁近傍から水洗水
が供給されて貯留され、この貯留された水洗水が前記感
光材料の幅方向他方向側の側壁から排出される水洗槽
と、前記水洗槽内に配置され前記感光材料を水洗水中で
挟持搬送するローラ対が掛け渡されると共に少なくとも
水面近傍に水流口が形成された側板を備えた水洗ラック
と、前記水洗ラックと前記一方の側壁との間に配設され
少なくとも前記水洗槽の水洗水の水面近傍に対応して水
流案内口が形成された仕切板と、を有することを特徴と
する。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
に記載の自動現像装置において、一方の側壁の外壁に隣
接して配置され供給される水洗水を一旦貯留してオーバ
ーフローによって前記水洗水を前記水洗槽中に流し入れ
る貯留槽と、前記貯留槽に対し、前記水洗槽をはさんで
他方の側壁の外壁に隣接して配置され前記水洗槽からオ
ーバーフローした前記水洗水を受け入れる受け槽と、を
備え貯留槽、水洗槽、受け槽の順に水洗水を流下させ所
定の水流を生じさせたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明の自動現像装置では、水
洗槽内に供給された水洗水は、仕切板の水面近傍に形成
された水流案内口に案内され通過後、水面近傍の水洗ラ
ックの側板の水流口内へ案内され通過する。通過した水
洗水は、水洗ラック内方の水面近傍を流れる。また、水
洗ラック内の水面近傍を流れた水洗水は、さらに、水洗
ラックの他方側に位置する側板の水面近傍の水流口内へ
案内され通過する。通過後、水洗槽の他方側の側壁から
水洗水が排出される。
【0012】これにより、フィルムを水洗した後の汚れ
た水洗水は、水洗槽内で滞留することなく押し流され
る。また、特に水流案内口及び水流口が水面近傍に形成
されているので、水洗ラック内方の水面付近の水洗水
は、常時きれいな状態を維持できる。このため、処理液
中の成分(例えば、ハイポ)が処理済のフィルム残存し
たり、処理済のフィルム面上に汚れが付着することがな
い。
【0013】また、請求項2記載の本発明の自動現像装
置では、貯留槽に貯留している水洗水が水洗槽を経て、
受け槽へ段階的に流れる。これにより、水洗槽内に流れ
込んだ水洗水は、仕切板による水面付近への流れがより
一層得られる。このため、水洗ラック内方の水面付近の
汚れた水洗水をより多く排出させることができる。
【0014】
【実施例】図面を参照して、本発明に適用された自動現
像装置10について説明する。
【0015】図1に示されるように、自動現像装置10
は、機枠12内に処理部14及び乾燥部16が設けられ
ている。処理部14は、内部にフィルム20の搬送方向
(図1に示す矢印A方向)に沿って、区画された現像槽
22、定着槽24及び水洗槽26を備え、また、現像槽
22と定着槽24の間、定着槽24と水洗槽26の間に
リンス槽28、30を有する処理槽18を備えている。
なお、自動現像装置10では、処理槽18を樹脂の一体
成形品としている。
【0016】自動現像装置10の機枠12に形成された
フィルム20の挿入口32の近傍には、外方へ向けて突
設された挿入テーブル34を備え、また、挿入口32の
内方には、挿入テーブル34上に載置され挿入口32か
ら挿入されるフィルム20を引き入れる挿入ローラ36
が配設されている。なお、挿入テーブル34の代わりに
オートフィーダ等を設けてフィルム20を自動的に挿入
するようにしてもよい。
【0017】現像槽22内には、現像液が収容されると
共に、図示しないモータによって駆動されてフィルム2
0を搬送する搬送ローラ38を有する現像ラック40が
現像液に浸漬されて配設されている。
【0018】定着槽24内には、定着液が収容され、水
洗槽26内には水洗液としての水洗水が収容されると共
に、図示しないモータによって駆動される搬送ローラ4
2、44を備えた定着ラック46、水洗ラック48が各
々定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。
【0019】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
上方には、クロスオーバーラック50が配設されてい
る。このクロスオーバーラック50は、現像槽22、定
着槽24及び水洗槽26の上方に配置されたラック5
2、54、56によって構成されており、各々のラック
52、54、56の下面がガイドの役目を有すると共
に、各処理液が外気と接触するのを防止するための浮蓋
の役目も合わせ持っている。
【0020】現像槽22の上方のラック52は、挿入ロ
ーラ36が配設されていると共に、フィルム20を現像
槽22から引き出すローラ58、リンス槽28に配置さ
れるローラ60を備えている。また、定着槽24の上方
のラック54は、定着槽24からフィルム20を引き出
すローラ58、リンス槽30に配置されるローラ60を
備えており、水洗槽26の上方のラック56には、水洗
槽26からフィルム20を引き出すローラ58、60を
備えており、ローラ58、60は、フィルム20に付着
した水洗水をスクイズする役目も有している。
【0021】クロスオーバーラック50のこれらのロー
ラも図示しない駆動源から伝達される駆動力によって回
転して、前記現像ラック40、定着ラック46及び水洗
ラック48のローラと共に一定速度でフィルム20を搬
送するようになっている。
【0022】また、現像槽22、定着槽26の下方に
は、熱交換器62が配設されており、現像槽22、定着
槽24内の現像液、定着液がそれぞれ熱交換器62へ送
られ、熱交換された後に再び、現像槽22、定着槽24
へ戻されるようになっており、これによって、現像槽2
2内の現像液、定着槽24内の定着液が、所定の温度範
囲に維持されている。
【0023】リンス槽28、30には、リンス液として
水が貯留されておりフィルム20によって、現像液、定
着液が隣接する槽へ持ち出されるのを防止すると共に、
ローラ60を洗浄している。
【0024】処理槽18の下方には、現像槽22に補充
する現像補充原液を貯留するストックタンク64、定着
槽24に補充する定着液補充原液を貯留するストックタ
ンク66が配置されている。各々のストックタンク6
4、66には、自動現像装置10に装填される図示しな
いカートリッジから補充原液が供給され、循環ポンプ6
8、69の作動によって現像槽22、定着槽24へ所定
比率の水と共に供給されるようになっている。なお、自
動現像装置10で使用される水は、水道水をソレノイド
バルブ(図示せず)を介して直接供給されるようになっ
ている。なお水道水を直接使用せずに、水タンクを設け
この水タンクから給水するようにしてもよい。また、現
像槽22、定着槽24及び水洗槽26に貯留された処理
液は、排液バルブ70から機外へ排出することができる
ようになっている。
【0025】処理部14内で各処理槽内を搬送されて処
理されたフィルム20は、クロスオーバーラック50の
ローラ60によって処理液処理部14に隣接された乾燥
部16内へ送り込まれる。
【0026】乾燥部16内には、複数のローラ対72よ
って、略水平状態でフィルム20を搬送する搬送路が形
成され、下流部のローラ74とガイド76によって略下
方へ向けられ、機枠12に形成された排出口78から集
積箱80内へ排出されるようになっている。
【0027】また、乾燥部16には、フィルム20の搬
送路を挟んで上下に複数の赤外線ヒータ82が配置され
ている。各々の赤外線ヒータ82は、長手方向がフィル
ム20の搬送幅方向に沿って配置され、フィルム20の
搬送路側には、ステンレスワイヤによって形成されたガ
イド84がフィルム20の幅方向に沿って設けられ、搬
送路と反対側には、反射鏡86が配設されている。この
ため、赤外線ヒータ82から輻射された熱は、反射鏡8
6によって効率良くガイド84の間からフィルム20の
表面へ向けられ、この輻射熱によって、フィルム20を
加熱して乾燥するようになっている。
【0028】なお、本実施例では、ガイド84は搬送路
を挟んで上下方向に4個設けられており、以下必要に応
じて前段側ガイド84A(搬送方向上流側の上下一対の
ガイド)、後段側ガイド84B(搬送方向下流側の上下
一対のガイド)に分けて説明する。
【0029】乾燥部16には、赤外線ヒータ82に隣接
してファン88が配設されている。これらのファン88
は、機外の空気を乾燥風として吸い込んで、フィルム2
0の表面へ向けて噴出するようになっている。この乾燥
風によって、フィルム20から蒸発した水分がフィルム
20の表面近傍から除去されると共に、赤外線ヒータ8
2によって加熱されたフィルム20の表面温度を所定の
範囲に維持するようにしている。
【0030】また、ローラ74、ガイド76の近傍に
は、フィルム20の搬送路を挟んで吹出パイプ90が配
設されており、この吹出パイプ90には、乾燥部16の
下部に配置されたファン92から機外の空気が乾燥風と
して供給される。吹出パイプ90は、この乾燥風をフィ
ルム20へ向けて吐出して、ローラ74、ガイド76の
間を搬送されるフィルム20の表面近傍の湿度の高い空
気を除去して、フィルム20の乾燥を促進するようにし
ている。
【0031】ところで、図2に示されるように、水洗槽
26は、フィルム20の幅方向を長手方向とする略箱体
を形成している。また、水洗槽26は、長手方向の一方
側の側壁128の高さ寸法に比べて他方側の側壁144
の高さ寸法が低くなっており、水洗槽26に貯留されて
いる水洗水106が側壁144の縁138から排出され
るようになっている。また、水洗槽26の側壁144に
隣接して受け槽104が配置されている。この受け槽1
04は、底部に排出口140が設けられており、水洗槽
26から排出された水洗水106を下方へ排出させるよ
うになっている。
【0032】また、水洗槽26の側壁128に隣接して
貯留槽100が配設されている。この貯留槽100は、
ポンプ110により送水された水洗水106を貯留する
と共に、側壁128の上端138を乗り越えて水洗槽2
6内へ水洗水106を流すようになっている。
【0033】図3に示されるように、水洗槽26内に
は、水洗ラック108が水洗槽26の長手方向の略中央
部に配置されている。水洗ラック108には、複数の搬
送ローラ対49が水洗槽26の長手方向と同方向に配設
されている。この搬送ローラ対49の両端は、一対の側
板112、114に軸受を介して支持され、図示しない
駆動源によって水洗水106中でフィルム20を矢印A
方向(図4の矢印A方向)へ挟持搬送するようになって
いる。
【0034】図4に示されるように、水洗ラック108
の側板112、114の各端部118には、両側に底部
116と離間する方向に拡がる斜辺が形成されている。
また、側板112、114には、それぞれ複数の水流口
120A、120B、120C、120Dが形成されて
いる。これらの水流口120A、120B、120C、
120Dは、水洗水106を通過させる役目を有してい
る。
【0035】水流口120Aは、フィルム20の排出側
の搬送ローラ49Dの上部に位置し、矩形状とされてお
り、内周上端が水洗水106の水面から出ないようにな
っている。水流口120Bは、フィルム20の反転部の
搬送ローラ対49Cの両側に位置し、略扇状とされてい
る。水流口120Cは、フィルム20の入口側の搬送ロ
ーラ49Aの上部に位置し、長孔形状とされており、水
平方向を長手方向としている。水流口120Dは、フィ
ルム20の入口側の搬送ローラ49Aの下部に位置し、
長孔形状とされており、水平方向を長手方向としてい
る。また、水流口120Dは、水流口120Cの長手方
向の長さ寸法に比べて短い寸法に形成されている。な
お、水流口120Aは、他の水流口120B、120
C、120Dに比べて大きく開口されている。
【0036】図3に示されるように、水洗ラック108
の側板112及び側板114には、把手124が設けら
れており、水洗槽26中から水洗ラック108を引き上
げる際に握り易いように孔が設けられている。
【0037】図2に示されるように、水洗槽26には、
水洗ラック108の側板112と側壁128との間に仕
切板126が側板112と平行に配設されている。
【0038】図5に示されるように、仕切板126は、
外径が図4の側板114及び側板112と略同一寸法の
形状とされている。また、仕切板126には、図4の側
板114及び側板112に形成された水流口120A、
120B、120C、120Dと略同一位置に複数の水
流案内口132A、132B、132C、132Dが形
成されている。これらの水流案内口132A、132
B、132C、132Dは、水洗水106を通過させる
役目を有している。
【0039】水流案内口132Aは、仕切板126の上
端134から底部116に向かって矩形状に切欠されて
いる。水流案内口132B、132C、132Dは、そ
れぞれ図4の側板114の水流口120B、120C、
120Dと略同一寸法とされている。なお、水流案内口
132Aは、他の水流案内口132B、132C、13
2Dに比べて大きく開口されている。
【0040】また、仕切板126の略中央部の下部近傍
には、水藻防止剤供給手段136が取付けられており、
この水藻防止剤136によって水洗槽26内で発生する
水藻を防ぐようになっている。
【0041】これにより、図2に示されるように、水洗
ラック108内でフィルム20を水洗いした際に汚れた
水洗水106は、水洗ラック108の側板114の水流
口120内を通過して受け槽104内へ排出される。ま
た、特に側板112、114の水面近傍に水流口120
Aが配置されているので、水洗槽26内の水洗水106
は、底部116近傍の流れに比べて、水面付近が多く流
れるようになっている。
【0042】また、仕切板126を配設したことによっ
て、水洗槽26の長手方向(フィルム幅方向)に流れる
水洗水106を水流案内口132A、132B、132
C、132Dに集中させて、水洗ラック108方向へ送
り込むこてができる。また、仕切板126の水流案内口
132Aを他の水流案内口132B、132C、132
Dよりも大きく開口したことにより、水面付近の水洗水
106が一番多く流れるようになっている。さらに、側
板112、114に設けた水流口120Aも同様に、大
きく開口したことにより、水面付近の水洗水106が一
番多く流れるようになっている。
【0043】以下に本実施例の作用を説明する。自動現
像装置10内に挿入されたフィルム20は現像槽22内
に送り込まれ、現像液中を搬送されて現像処理される。
現像処理されたフィルム20はリンス槽28からローラ
60によって汲み上げられたリンス液によってリンスさ
れた後、定着槽24内に送り込まれ、定着液中を搬送さ
れて定着処理される。定着処理されたフィルム20はリ
ンス槽30からローラ60によって汲み上げられたリン
ス液によって持ち出された後、水洗槽26内に送り込ま
れ、水洗水中を搬送されて水洗処理される。
【0044】水洗処理され、液面から上方に搬送された
フィルム20は、ローラ58によって挟持搬送され、表
面の付着水及び乳剤層中の水分がスクイズされ、ローラ
60へ搬送され、その後、フィルム20は、乾燥部16
へ搬送される。
【0045】乾燥部16に送り込まれたフィルム20
は、ガイド84によって略水平状態で案内搬送される。
この搬送中に吹出パイプ90から噴出された乾燥風と赤
外線ヒータ82からの輻射熱を受けてフィルム20に含
まれている水分が蒸発し、フィルム20は乳剤層が乾燥
されて集積箱80内に収容される。
【0046】ここで、本実施例の自動現像装置10で
は、貯留槽100は、ポンプ110によって送流された
水洗水106を貯留し、貯留された水洗水106が水洗
槽26へ流れ込む。水洗槽26に流れ込んだ水洗水10
6は、仕切板126に設けられた水流案内口132A、
132B、132C、132Dに集中して通過する。そ
の際に、水流案内口132Aは開口が大きいので、水洗
水106をより多く集中させて通過させている。
【0047】また、水流案内口132A、132B、1
32C、132Dを通過した水洗水106は、水洗ラッ
ク108の側板112の水流口120A、120B、1
20C、120Dへ流れ込み通過する。その際に、側板
112の水流口120Aは開口が大きいので、水洗水1
06をより多く通過させている。通過した水洗水106
は、水洗ラック108内を搬送ローラ対49の軸線方向
と略平行に流れる。水洗ラック108内を流れた水洗水
106は、側板114の水流口120A、120B、1
20C、120Dに流れ込み通過する。その際に、側板
114の水流口120Aは開口が大きいので、水洗水1
06をより多く通過させている。
【0048】この側板114の水流口120A、120
B、120C、120Dを通過した水洗水106は、水
洗槽26の上端138から受け槽104へ流れ込み、受
け槽104の排出口140から外部へ排出される。
【0049】これにより、矢印A方向(図4の矢印A方
向)へ搬送されるフィルム20を水洗いした後に汚れた
水洗水106は、常時受け槽104へ押し流される。ま
た、特に仕切板126及び側板112、114の水流案
内口132A及び水流口120Aが水面近傍に形成され
ているので、水洗ラック108内の水洗水106は、水
面付近の流れが底部116近傍の流れに比べて多く流れ
る。
【0050】従って、水面付近の汚れた水洗水106を
押し流すことができる。このため、水洗水106中から
排出されるフィルム20は、水面付近の水洗水106の
停滞による汚れがないので、水洗が十分行われ、かつフ
ィルム20面上に汚れが付着することがない。
【0051】なお、本実施例では、水流口120及び水
流案内口132の形状を矩形状、略扇状、及び長尺な矩
形状としたが、これに限定されず、水洗槽26内の汚れ
た水洗水106を確実に押し流すことができる形状であ
ればよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動現像
装置は、上記構成としたので、水洗ラック内の水面付近
の汚れた水洗水を押し流すことができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施例に係る自動現像装置の水洗層を長手方
向に切断した状態を示す概略断面図である。
【図3】本実施例に係る自動現像装置の水洗層を上方か
ら下方へ見た状態を示す平面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置 20 フィルム(感光材料) 26 水洗槽 100 貯留槽 104 受け槽 106 水洗水 108 水洗ラック 112 側板 114 側板 120 水流口 120A 水流口 126 仕切板 132 水流案内口 132A 水流案内口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晋宏 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 松永 聡 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送しながら処理する自動現
    像装置であって、 前記感光材料幅方向一方側の側壁近傍から水洗水が供給
    されて貯留され、この貯留された水洗水が前記感光材料
    の幅方向他方向側の側壁から排出される水洗槽と、 前記水洗槽内に配置され前記感光材料を水洗水中で挟持
    搬送するローラ対が掛け渡されると共に少なくとも水面
    近傍に水流口が形成された側板を備えた水洗ラックと、 前記水洗ラックと前記一方の側壁との間に配設され少な
    くとも前記水洗槽の水洗水の水面近傍に対応して水流案
    内口が形成された仕切板と、 を有する自動現像装置。
  2. 【請求項2】 一方の側壁の外壁に隣接して配置され供
    給される水洗水を一旦貯留してオーバーフローによって
    前記水洗水を前記水洗槽中に流し入れる貯留槽と、 前記貯留槽に対し、前記水洗槽をはさんで他方の側壁の
    外壁に隣接して配置され前記水洗槽からオーバーフロー
    した前記水洗水を受け入れる受け槽と、 を備え貯留槽、水洗槽、受け槽の順に水洗水を流下させ
    所定の水流を生じさせたことを特徴とする請求項1記載
    の自動現像装置。
JP25278692A 1992-09-22 1992-09-22 自動現像装置 Pending JPH06194806A (ja)

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