JPH0617027B2 - 複合体の製造方法 - Google Patents
複合体の製造方法Info
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- JPH0617027B2 JPH0617027B2 JP61241267A JP24126786A JPH0617027B2 JP H0617027 B2 JPH0617027 B2 JP H0617027B2 JP 61241267 A JP61241267 A JP 61241267A JP 24126786 A JP24126786 A JP 24126786A JP H0617027 B2 JPH0617027 B2 JP H0617027B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性樹脂と補強用繊維とからなる繊維強化
樹脂複合体(以下、単に複合体と記す)の製造方法に関
する。詳しくは、緯糸と経糸とが熱可塑性樹脂繊維また
は補強用繊維の互に異なる繊維で構成された織物を加熱
加圧して成形する複合体の製造方法を提供するものであ
る。
樹脂複合体(以下、単に複合体と記す)の製造方法に関
する。詳しくは、緯糸と経糸とが熱可塑性樹脂繊維また
は補強用繊維の互に異なる繊維で構成された織物を加熱
加圧して成形する複合体の製造方法を提供するものであ
る。
〔従来技術〕 従来、複合体の製造方法としては、例えば補強用繊維の
トウまたは織布に熱硬化性樹脂を含浸させ硬化させる方
法、補強用繊維またはその織物に樹脂粉末を塗布し、次
いで加圧下で該樹脂粉末を組織に溶融,含浸させる方法
等が提案されている。しかしながら、これらの方法では
プレプレグ中間体が粘着性であつたり、得られる複合体
を複雑な形状に加工することが困難であるなど取扱い上
に問題があつた。
トウまたは織布に熱硬化性樹脂を含浸させ硬化させる方
法、補強用繊維またはその織物に樹脂粉末を塗布し、次
いで加圧下で該樹脂粉末を組織に溶融,含浸させる方法
等が提案されている。しかしながら、これらの方法では
プレプレグ中間体が粘着性であつたり、得られる複合体
を複雑な形状に加工することが困難であるなど取扱い上
に問題があつた。
これに対して最近では、熱可塑性ポリマーの紡糸繊維
と、非熱可塑性強化用繊維、特に炭素繊維との混合物を
特定割合で有する連続繊維トウを熱可塑性ポリマー繊維
の融点より高温に加熱する方法(特開昭60−209033号,
特開昭60−209034号)、経糸が非炭素繊維であ
り緯糸が炭素繊維で構成された織物をプレプレグの構成
要素である熱硬化性樹脂層と貼合せる方法(特開昭58-2
01824号)等が提案されている。
と、非熱可塑性強化用繊維、特に炭素繊維との混合物を
特定割合で有する連続繊維トウを熱可塑性ポリマー繊維
の融点より高温に加熱する方法(特開昭60−209033号,
特開昭60−209034号)、経糸が非炭素繊維であ
り緯糸が炭素繊維で構成された織物をプレプレグの構成
要素である熱硬化性樹脂層と貼合せる方法(特開昭58-2
01824号)等が提案されている。
しかしながら、上記の如き提案された製造方法により得
られる複合体も、その要求される全ての機能を満足する
ものではなく、特に補強用繊維の配向が均一(繊維を引
揃え易く)でクリンプ(屈曲)による強度の低下がな
く、また熱可塑性樹脂による補強用繊維の良好なぬれを
有する加工性に優れた性能が要望されている。したがつ
て、本発明は上記した性能を付与した複合体を容易に得
るために好適な製造方法を提供することを目的とする。
られる複合体も、その要求される全ての機能を満足する
ものではなく、特に補強用繊維の配向が均一(繊維を引
揃え易く)でクリンプ(屈曲)による強度の低下がな
く、また熱可塑性樹脂による補強用繊維の良好なぬれを
有する加工性に優れた性能が要望されている。したがつ
て、本発明は上記した性能を付与した複合体を容易に得
るために好適な製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは上記した課題に鑑み鋭意検討した結果、緯
糸または経糸がそれぞれ熱可塑性樹脂繊維または補強用
繊維の互に異なる繊維で構成された織物を特定な温度下
で加熱加圧して成形することにより、補強用繊維の配向
が均一でクリンプによる強度の低下がなく、また、粘着
性を有さず加工性に優れる複合体が容易に得られること
を見い出し、本発明を提案するに至つた。即ち、本発明
によれば緯糸(又は経糸)が熱可塑性樹脂繊維で経糸
(又は緯糸)が補強用繊維で構成した織物を該熱可塑性
樹脂の溶融温度以上かつ補強用繊維の溶融温度以下の温
度で加熱加圧して成形することを特徴とする複合体の製
造方法が提供される。特に、本発明においては上記した
織物の2枚以上を積層した状態または織物に熱可塑性樹
脂シートを積層した状態で加熱加圧して成形することに
より、特に強度が強く、熱可塑性樹脂による補強用繊維
の良好なぬれを有する複合体が得られる。
糸または経糸がそれぞれ熱可塑性樹脂繊維または補強用
繊維の互に異なる繊維で構成された織物を特定な温度下
で加熱加圧して成形することにより、補強用繊維の配向
が均一でクリンプによる強度の低下がなく、また、粘着
性を有さず加工性に優れる複合体が容易に得られること
を見い出し、本発明を提案するに至つた。即ち、本発明
によれば緯糸(又は経糸)が熱可塑性樹脂繊維で経糸
(又は緯糸)が補強用繊維で構成した織物を該熱可塑性
樹脂の溶融温度以上かつ補強用繊維の溶融温度以下の温
度で加熱加圧して成形することを特徴とする複合体の製
造方法が提供される。特に、本発明においては上記した
織物の2枚以上を積層した状態または織物に熱可塑性樹
脂シートを積層した状態で加熱加圧して成形することに
より、特に強度が強く、熱可塑性樹脂による補強用繊維
の良好なぬれを有する複合体が得られる。
本発明の熱可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレ
ン,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,ポリスチレン,
ABS樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン,フツ素樹
脂,ポリアミド樹脂,ポリエステル樹脂,アセタール樹
脂,ポリカーボネート,ポリエーテルイミド,ポリエー
テルケトン,ポリエーテルエーテルケトン,ポリサルホ
ン,ポリエーテルサルホンポリフエニレンサルフアイ
ド,液晶ポリマーおよびこれらの混合物など公知のもの
が特に制限されないが、一般にはポリプロプレンが用い
られ、特に高強度を必要とする用途に対してはポリエー
テルエーテルケトンが好ましく用いられる。
ン,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,ポリスチレン,
ABS樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン,フツ素樹
脂,ポリアミド樹脂,ポリエステル樹脂,アセタール樹
脂,ポリカーボネート,ポリエーテルイミド,ポリエー
テルケトン,ポリエーテルエーテルケトン,ポリサルホ
ン,ポリエーテルサルホンポリフエニレンサルフアイ
ド,液晶ポリマーおよびこれらの混合物など公知のもの
が特に制限されないが、一般にはポリプロプレンが用い
られ、特に高強度を必要とする用途に対してはポリエー
テルエーテルケトンが好ましく用いられる。
上記した熱可塑性樹脂は、そのまま(未変性)で用いる
ことができるが、特にポリオレフインに不飽和カルボン
酸類または不飽和シラン化合物類をグラフトして得られ
る変性ポリオレフインを用いることが有効である。即
ち、そのような変性ポリオレフインの繊維とガラス繊維
とよりなる織物、または該織物とシートの積層物を加熱
加圧して成形して得られる複合体は、ポリオレフイン樹
脂とガラス繊維の接着性が良好で強度も大きくなるため
好ましい。このような変性ポリオレフインは、従来公知
の方法により得ることができる。即ち、不飽和カルボン
酸類をグラフトした変性ポリオレフインは、例えばアク
リル酸,マレイン酸,イタコン酸,無水マレイン酸,無
水イタコン酸などの不飽和カルボン酸類モノマーを有機
過酸化物などのようなラジカル発生剤の存在下に、溶液
状態,溶融状態あるいはスラリー状態など公知の方法で
ポリオレフインにグラフト反応させることにより得られ
る。また、不飽和シラン化合物類をグラフトとした変性
ポリオレフインは、ポリオレフインと例えばビニルトリ
メトキシシラン,ビニルトリエトキシシラン,γ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシランなどの不
飽和シラン化合物類モノマーを有機過酸化物のようなラ
ジカル発生剤の存在下に、溶融状態で反応させる方法に
より製造することができる。尚、これらの変性ポリオレ
フインは未変性のポリオレフインと混合して用いること
もできる。また、グラフト反応した不飽和カルボン酸類
または不飽和シラン化合物類の量は、一般に全樹脂の
0.01〜1重量%が適当である。
ことができるが、特にポリオレフインに不飽和カルボン
酸類または不飽和シラン化合物類をグラフトして得られ
る変性ポリオレフインを用いることが有効である。即
ち、そのような変性ポリオレフインの繊維とガラス繊維
とよりなる織物、または該織物とシートの積層物を加熱
加圧して成形して得られる複合体は、ポリオレフイン樹
脂とガラス繊維の接着性が良好で強度も大きくなるため
好ましい。このような変性ポリオレフインは、従来公知
の方法により得ることができる。即ち、不飽和カルボン
酸類をグラフトした変性ポリオレフインは、例えばアク
リル酸,マレイン酸,イタコン酸,無水マレイン酸,無
水イタコン酸などの不飽和カルボン酸類モノマーを有機
過酸化物などのようなラジカル発生剤の存在下に、溶液
状態,溶融状態あるいはスラリー状態など公知の方法で
ポリオレフインにグラフト反応させることにより得られ
る。また、不飽和シラン化合物類をグラフトとした変性
ポリオレフインは、ポリオレフインと例えばビニルトリ
メトキシシラン,ビニルトリエトキシシラン,γ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシランなどの不
飽和シラン化合物類モノマーを有機過酸化物のようなラ
ジカル発生剤の存在下に、溶融状態で反応させる方法に
より製造することができる。尚、これらの変性ポリオレ
フインは未変性のポリオレフインと混合して用いること
もできる。また、グラフト反応した不飽和カルボン酸類
または不飽和シラン化合物類の量は、一般に全樹脂の
0.01〜1重量%が適当である。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂繊維は、上記したよう
な熱可塑性樹脂からなる延伸または未延伸のフアイバ
ー,フイラメント,モノフイラメント,ヤーン,テー
プ,ステープル,リボン,およびこれらを撚り合わせた
り、サイジング剤で集束したものなどを含む総称であ
る。このような熱可塑性樹脂繊維の製法は特に制限され
ず、例えば紡口から溶融押出したフイラメントをドラフ
トをかけながら冷却固化して巻取り、その後必要に応じ
て延伸,熱処理する方法,フイルムを成形後必要に応じ
て延伸し、スリツトあるいはスプリツトする方法等であ
る。このようにして得られる繊維の太さは特に制限され
ないが、一般には10〜10,000デニールが好適であ
る。
な熱可塑性樹脂からなる延伸または未延伸のフアイバ
ー,フイラメント,モノフイラメント,ヤーン,テー
プ,ステープル,リボン,およびこれらを撚り合わせた
り、サイジング剤で集束したものなどを含む総称であ
る。このような熱可塑性樹脂繊維の製法は特に制限され
ず、例えば紡口から溶融押出したフイラメントをドラフ
トをかけながら冷却固化して巻取り、その後必要に応じ
て延伸,熱処理する方法,フイルムを成形後必要に応じ
て延伸し、スリツトあるいはスプリツトする方法等であ
る。このようにして得られる繊維の太さは特に制限され
ないが、一般には10〜10,000デニールが好適であ
る。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂シートは、上記した如
き熱可塑性樹脂を押出成形,圧縮成形,射出成形などす
ることにより得られるもので、該シートの厚さは、積層
相手の織物の厚さや複合体中の最終的な補強用繊維含量
により変化するが、一般には0.1〜10mmの厚さのシ
ートが好ましく用いられる。
き熱可塑性樹脂を押出成形,圧縮成形,射出成形などす
ることにより得られるもので、該シートの厚さは、積層
相手の織物の厚さや複合体中の最終的な補強用繊維含量
により変化するが、一般には0.1〜10mmの厚さのシ
ートが好ましく用いられる。
本発明に用いられる補強用繊維は、使用する熱可塑性樹
脂の溶融温度より高い溶融温度を有する強化繊維であ
り、例えばガラス繊維,炭素繊維,アラミド繊維,ボロ
ン繊維,セラミツク繊維,金属繊維,合成樹脂繊維など
が挙げられるが、上記した変性ポリオレフインと併用す
る場合にはガラス繊維が好適であり、また特に高強度を
要求される用途に対しては炭素繊維が好ましい。繊維の
形態としては単糸,ロービング,ヤーンなど任意のもの
が用いられ、また、繊維の太さも特に制限されないが、
一般には繊維の径が10〜10,000デニールのものが
好ましく用いられる。
脂の溶融温度より高い溶融温度を有する強化繊維であ
り、例えばガラス繊維,炭素繊維,アラミド繊維,ボロ
ン繊維,セラミツク繊維,金属繊維,合成樹脂繊維など
が挙げられるが、上記した変性ポリオレフインと併用す
る場合にはガラス繊維が好適であり、また特に高強度を
要求される用途に対しては炭素繊維が好ましい。繊維の
形態としては単糸,ロービング,ヤーンなど任意のもの
が用いられ、また、繊維の太さも特に制限されないが、
一般には繊維の径が10〜10,000デニールのものが
好ましく用いられる。
本発明に用いる織物(織布を含む総称)は、上記した熱
可塑性樹脂繊維と補強用繊維とを特定な構成に製織した
ものであることが重要である。即ち、緯糸(又は径糸)
が熱可塑性樹脂繊維で経糸(又は緯糸)が補強用繊維で
構成されることが必要で、緯糸(又は経糸)に熱可塑性
樹脂繊維と補強用繊維又はその混紡糸を用いた場合に
は、製織時に補強用繊維同志がクリンプすることによ
り、加熱加圧して、成形後の複合体の強度が低下した
り、あるいは加熱加圧する成形時に織物中における熱可
塑性樹脂繊維の溶融により繊維の配向が乱れるため、成
形性や得られる複合体の加工性が低下する、など本発明
の所期の目的が達成されない。
可塑性樹脂繊維と補強用繊維とを特定な構成に製織した
ものであることが重要である。即ち、緯糸(又は径糸)
が熱可塑性樹脂繊維で経糸(又は緯糸)が補強用繊維で
構成されることが必要で、緯糸(又は経糸)に熱可塑性
樹脂繊維と補強用繊維又はその混紡糸を用いた場合に
は、製織時に補強用繊維同志がクリンプすることによ
り、加熱加圧して、成形後の複合体の強度が低下した
り、あるいは加熱加圧する成形時に織物中における熱可
塑性樹脂繊維の溶融により繊維の配向が乱れるため、成
形性や得られる複合体の加工性が低下する、など本発明
の所期の目的が達成されない。
上記した織物における熱可塑性樹脂繊維と補強用繊維と
の混合割合は、複合体の用途,熱可塑性樹脂シートの積
層の有無,また熱可塑性樹脂シートを積層する場合には
積層相手の熱可塑性樹脂シートの厚さなどにより適宜選
定される。熱可塑性樹脂シートを積層しない場合は、一
般に織物全体に対して補強用繊維が5〜70容量%(vo
l%)、特に10〜50vol%が好ましい。該補強用繊維
の混合(含有)量が5vol%より少なくなると補強効果
が小さく、混合量が70vol%を越えると加熱加圧成形
時の熱可塑性樹脂の含浸が不十分となる。また、熱可塑
性樹脂シートを積層する場合は、補強用繊維の混合量を
織物全体に対して5〜95vol%が一般的で、特に30
〜90vol%が好ましい。該混合量が5vol%より少なく
なると補強効果が小さく、95vol%を越えると熱可塑
性樹脂による補強用繊維のぬれ改良効果が低下する。な
お、緯糸又は経糸の目の粗さは必要に応じて任意に変え
ることができる。
の混合割合は、複合体の用途,熱可塑性樹脂シートの積
層の有無,また熱可塑性樹脂シートを積層する場合には
積層相手の熱可塑性樹脂シートの厚さなどにより適宜選
定される。熱可塑性樹脂シートを積層しない場合は、一
般に織物全体に対して補強用繊維が5〜70容量%(vo
l%)、特に10〜50vol%が好ましい。該補強用繊維
の混合(含有)量が5vol%より少なくなると補強効果
が小さく、混合量が70vol%を越えると加熱加圧成形
時の熱可塑性樹脂の含浸が不十分となる。また、熱可塑
性樹脂シートを積層する場合は、補強用繊維の混合量を
織物全体に対して5〜95vol%が一般的で、特に30
〜90vol%が好ましい。該混合量が5vol%より少なく
なると補強効果が小さく、95vol%を越えると熱可塑
性樹脂による補強用繊維のぬれ改良効果が低下する。な
お、緯糸又は経糸の目の粗さは必要に応じて任意に変え
ることができる。
製織は手織機,自動織機など公知の機械を用い、平織
り,綾織り,朱子織りなどの組織に織ることができる。
また、自動織機を用いる場合は、ルームクリール方式を
採用するのも好ましい。
り,綾織り,朱子織りなどの組織に織ることができる。
また、自動織機を用いる場合は、ルームクリール方式を
採用するのも好ましい。
次に、本発明においては上記した織物または必要に応じ
て織物と熱可塑性樹脂シートを積層し、加熱加圧して成
形することにより良好な複合体が得られる。
て織物と熱可塑性樹脂シートを積層し、加熱加圧して成
形することにより良好な複合体が得られる。
織物を加熱加圧して成形する場合、1枚の織物または複
数の織物を積層した状態で行うことのいずれも可能であ
るが、特に2枚以上の織物を任意の角度特に好ましくは
直交に積層して行うことが得られる複合体の強度を増す
ために好ましい。他方、織物と熱可塑性樹脂シートとを
積層して加熱加圧して成形する場合の織物と熱可塑性樹
脂シートとを積層する態様は、それぞれ1枚ずつの積
層,シート/織物/シート/織物/シート・・・・のよ
うに織物とシートとをそれぞれ複数枚の積層或いは織物
を2層以上に用いる場合には、各織物を任意の角度で積
層、あるいは各織物層に2枚以上の織物を任意の角度で
積層することができる。この際、シート用の熱可塑性樹
脂と織物中の熱可塑性樹脂は、異種の樹脂でも使用でき
るが、同種の樹脂を使用する方が好ましい。なお、補強
用繊維がガラス繊維で、熱可塑性樹脂か不飽和カルボン
酸または不飽和シラン化合物をグラフトした変性ポリオ
レフインを用いる場合には、特に織物を構成する熱可塑
性樹脂繊維に該変性ポリオレフインを用いることが望ま
しく、熱可塑性樹脂シートとしては、未変性または変性
ポリオレフインのいずれでもよい。
数の織物を積層した状態で行うことのいずれも可能であ
るが、特に2枚以上の織物を任意の角度特に好ましくは
直交に積層して行うことが得られる複合体の強度を増す
ために好ましい。他方、織物と熱可塑性樹脂シートとを
積層して加熱加圧して成形する場合の織物と熱可塑性樹
脂シートとを積層する態様は、それぞれ1枚ずつの積
層,シート/織物/シート/織物/シート・・・・のよ
うに織物とシートとをそれぞれ複数枚の積層或いは織物
を2層以上に用いる場合には、各織物を任意の角度で積
層、あるいは各織物層に2枚以上の織物を任意の角度で
積層することができる。この際、シート用の熱可塑性樹
脂と織物中の熱可塑性樹脂は、異種の樹脂でも使用でき
るが、同種の樹脂を使用する方が好ましい。なお、補強
用繊維がガラス繊維で、熱可塑性樹脂か不飽和カルボン
酸または不飽和シラン化合物をグラフトした変性ポリオ
レフインを用いる場合には、特に織物を構成する熱可塑
性樹脂繊維に該変性ポリオレフインを用いることが望ま
しく、熱可塑性樹脂シートとしては、未変性または変性
ポリオレフインのいずれでもよい。
本発明における加熱は、熱可塑性樹脂の溶融温度以上で
補強用繊維の溶融温度以下の温度で行うことが必要で、
該温範囲外では本発明の良好な複合体は得られない。ま
た、加圧成形法は、例えば圧縮成形機を用いる圧縮成形
法、或いは押出ラミネーシヨン法等、公知の方法が特に
制限なく用いられる。特に織物と熱可塑性樹脂シートと
を積層して加熱加圧して成形する場合には、熱可塑性樹
脂繊維の溶融温度以上に加熱された織物の両側に2台の
テイ(T)−ダイ押出機から押出された熱可塑性樹脂溶
融シートを積層し、ニツプロールで加圧する方法が好ま
しい。なお、加熱加圧して成形する際には、樹脂の溶融
に伴う収縮を防止するために、織物の周辺を固定するが
張力を与えることが好ましく、このようにして得た複合
体は、特に補強用繊維の並びが良好で外観が良く、また
強度的にもより優れたものを得ることが出来る。
補強用繊維の溶融温度以下の温度で行うことが必要で、
該温範囲外では本発明の良好な複合体は得られない。ま
た、加圧成形法は、例えば圧縮成形機を用いる圧縮成形
法、或いは押出ラミネーシヨン法等、公知の方法が特に
制限なく用いられる。特に織物と熱可塑性樹脂シートと
を積層して加熱加圧して成形する場合には、熱可塑性樹
脂繊維の溶融温度以上に加熱された織物の両側に2台の
テイ(T)−ダイ押出機から押出された熱可塑性樹脂溶
融シートを積層し、ニツプロールで加圧する方法が好ま
しい。なお、加熱加圧して成形する際には、樹脂の溶融
に伴う収縮を防止するために、織物の周辺を固定するが
張力を与えることが好ましく、このようにして得た複合
体は、特に補強用繊維の並びが良好で外観が良く、また
強度的にもより優れたものを得ることが出来る。
一般に熱可塑性樹脂の中に補強用繊維を均一に引き揃え
て充填することは非常に困難である。ところが、本発明
によれば、緯糸(又は経糸)か熱可塑性樹脂繊維で、経
糸(又は緯糸)が補強用繊維で構成された織物,又は織
物と熱可塑性樹脂シートとの積層物を加熱加圧して成形
することにより、補強用繊維が均一に並んだまま熱可塑
性樹脂繊維および熱可塑性樹脂シートが溶融し、補強用
繊維が均一に配向した複合体を容易に作ることができ
る。また、特に2枚以上の織物を任意の角度で積層して
加熱加圧して成形する場合、補強用繊維は織られていな
いので、各方向の補強用繊維は均一に配向するととも
に、クリンプ(屈曲)が小さく、美観,強度とも優れた
複合体を得ることができる。なお、本発明で得られた複
合体はホツトスタンピング成形などにより種々の形状の
成形物を作ることもできる。
て充填することは非常に困難である。ところが、本発明
によれば、緯糸(又は経糸)か熱可塑性樹脂繊維で、経
糸(又は緯糸)が補強用繊維で構成された織物,又は織
物と熱可塑性樹脂シートとの積層物を加熱加圧して成形
することにより、補強用繊維が均一に並んだまま熱可塑
性樹脂繊維および熱可塑性樹脂シートが溶融し、補強用
繊維が均一に配向した複合体を容易に作ることができ
る。また、特に2枚以上の織物を任意の角度で積層して
加熱加圧して成形する場合、補強用繊維は織られていな
いので、各方向の補強用繊維は均一に配向するととも
に、クリンプ(屈曲)が小さく、美観,強度とも優れた
複合体を得ることができる。なお、本発明で得られた複
合体はホツトスタンピング成形などにより種々の形状の
成形物を作ることもできる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はかかる実施例
に限定されるものでない。
に限定されるものでない。
尚、以下の結果における強度は、次の方法に基づいて測
定した結果を示したものである。即ち、複合体から縦お
よび横方向にそれぞれ幅2cm,長さ15cmの丹冊形の試
験片を切りとり、引張試験機を用い、チヤツク間距離5
cm,引張速度10mm/minの条件で引張試験を行ない、
縦方向および横方向の引張強度を測定し、特に断わらな
い限り両者の平均値を引張強度とした。
定した結果を示したものである。即ち、複合体から縦お
よび横方向にそれぞれ幅2cm,長さ15cmの丹冊形の試
験片を切りとり、引張試験機を用い、チヤツク間距離5
cm,引張速度10mm/minの条件で引張試験を行ない、
縦方向および横方向の引張強度を測定し、特に断わらな
い限り両者の平均値を引張強度とした。
実施例 1 経糸に4500デニールのガラス繊維ロービングを、緯
糸に4000デニールのポリプロピレンスプリツトヤー
ンを用い、手織機で厚さ約1.2mm、目付1100g/m
2,ガラス繊維混入率30vol%の平織り混合織物を織つ
た。この織物を経糸方向を固定して熱板の間で200
℃,10分間加熱後、圧縮成形機で加圧冷却して厚さ
0.7mmの複合体を得た。この複合体中のガラス繊維は
等間隔できれいに平行に並んでいた。この複合体のガラ
ス繊維配向方向の引張強度は、1350kg/cm2であつ
た。
糸に4000デニールのポリプロピレンスプリツトヤー
ンを用い、手織機で厚さ約1.2mm、目付1100g/m
2,ガラス繊維混入率30vol%の平織り混合織物を織つ
た。この織物を経糸方向を固定して熱板の間で200
℃,10分間加熱後、圧縮成形機で加圧冷却して厚さ
0.7mmの複合体を得た。この複合体中のガラス繊維は
等間隔できれいに平行に並んでいた。この複合体のガラ
ス繊維配向方向の引張強度は、1350kg/cm2であつ
た。
実施例 2 実施例1で用いた混合織物2枚を直交して重ね、周囲を
固定して実施例1と同様にして加熱加圧して成形し、厚
さ1.4mmの複合体を得た。この複合体中のガラス繊維
は縦,横方向に等間隔で均一に並んでいた。この複合体
の引張強度は、1370kg/cm2であつた。
固定して実施例1と同様にして加熱加圧して成形し、厚
さ1.4mmの複合体を得た。この複合体中のガラス繊維
は縦,横方向に等間隔で均一に並んでいた。この複合体
の引張強度は、1370kg/cm2であつた。
比較例 1 4500デニールのガラス繊維ロービングを手織機で厚
さ約0.4mm,目付520g/m2の平織りに織つた。こ
のガラス繊維織物を厚さ0.3mmの2枚のポリプロピレ
ンシートの間にはさみ、熱板の間で200℃,10分間
加熱後、圧縮成形機で加圧冷却して厚さ0.7mm,ガラ
ス繊維含量30vol%の複合体を成形した。このものの
引張強度は1170kg/cm2であつた。
さ約0.4mm,目付520g/m2の平織りに織つた。こ
のガラス繊維織物を厚さ0.3mmの2枚のポリプロピレ
ンシートの間にはさみ、熱板の間で200℃,10分間
加熱後、圧縮成形機で加圧冷却して厚さ0.7mm,ガラ
ス繊維含量30vol%の複合体を成形した。このものの
引張強度は1170kg/cm2であつた。
比較例 2 経糸および緯糸のそれぞれに比較例1で用いたガラス繊
維ロービング1本および実施例1で用いたポリプロピレ
ンスプリツトヤーン1本の合計2本を用いて手織機で厚
さ約1.2mm,目付1050g/m2,ガラス繊維混入率
30vol%の平織り混合織物を織つた。この混合織物を
実施例2で同様に圧縮成形したところ、厚さ0.7mmの
複合体が得られ、引張強度は1200kg/cm2であつた。
維ロービング1本および実施例1で用いたポリプロピレ
ンスプリツトヤーン1本の合計2本を用いて手織機で厚
さ約1.2mm,目付1050g/m2,ガラス繊維混入率
30vol%の平織り混合織物を織つた。この混合織物を
実施例2で同様に圧縮成形したところ、厚さ0.7mmの
複合体が得られ、引張強度は1200kg/cm2であつた。
実施例 3 メルトフローインデツクス(MFI)=0.6g/10分
のホモポリプロピレン100重量部,無水マレイン酸
0.5重量部,ベンゾイルパーオキサイド0.1重量
部、ブチル化ヒドロキシトルエン(商品名BHT)0.
1重量部およびステアリン酸カルシウム0.1重量部を
ヘンシエルミキサーで5分間混合し、L/D=24の4
0mmφ押出機により190℃で溶融混練ペレタイズを行
ない、MFI=4.5g/10分,グラフト反応無水マレイン
酸量0.23重量%の変性ポリプロピレンを得た。この
変性ポリプロピレンを用い、厚さ1mmのインフレーシヨ
ンフイルムを製膜し、スリツト後、加熱延伸して100
0デニールのフラツトヤーンを得た。経糸に実施例1で
用いたガラス繊維ロービング,緯糸に前記フラツトヤー
ン4本を用いて手織機で厚さ約1.3mm,目付1050g/
m2,ガラス繊維混入率30vol%の平織り混合織物を織
つた。この混合織物2枚を直交して重ね、周囲を固定し
て実施例1と同様に加熱加圧成形し、厚さ1.4mmの複
合体を得た。この複合体中のガラス繊維は縦,横方向に
等間隔で均一に並んでいた。この複合体の引張強度は、
1530kg/cm2であつた。
のホモポリプロピレン100重量部,無水マレイン酸
0.5重量部,ベンゾイルパーオキサイド0.1重量
部、ブチル化ヒドロキシトルエン(商品名BHT)0.
1重量部およびステアリン酸カルシウム0.1重量部を
ヘンシエルミキサーで5分間混合し、L/D=24の4
0mmφ押出機により190℃で溶融混練ペレタイズを行
ない、MFI=4.5g/10分,グラフト反応無水マレイン
酸量0.23重量%の変性ポリプロピレンを得た。この
変性ポリプロピレンを用い、厚さ1mmのインフレーシヨ
ンフイルムを製膜し、スリツト後、加熱延伸して100
0デニールのフラツトヤーンを得た。経糸に実施例1で
用いたガラス繊維ロービング,緯糸に前記フラツトヤー
ン4本を用いて手織機で厚さ約1.3mm,目付1050g/
m2,ガラス繊維混入率30vol%の平織り混合織物を織
つた。この混合織物2枚を直交して重ね、周囲を固定し
て実施例1と同様に加熱加圧成形し、厚さ1.4mmの複
合体を得た。この複合体中のガラス繊維は縦,横方向に
等間隔で均一に並んでいた。この複合体の引張強度は、
1530kg/cm2であつた。
実施例 4 MFI=0.6g/10分のホモポリプロピレン100
重量部,γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン0.5重量部,ジクミルパーオキサイド0.1重量
部,BHT0.1重量部およびステアリン酸カルシウム
0.1重量部をヘンシエルミキサーで5分間混合し、L
/D=24の40mmφ押出機により200℃で溶融混練
ペレタイズを行ない、MFI=5.4g/10分の変性ポ
リプロピレンを得た。この変性ポリプロピレンを用い、
実施例3と同様に行ない、厚さ1.4mmの複合体を得
た。この複合体中のガラス繊維は縦,横方向に等間隔で
均一に並んでいた。この複合体の引張強度は1570kg
/cm2であつた。
重量部,γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン0.5重量部,ジクミルパーオキサイド0.1重量
部,BHT0.1重量部およびステアリン酸カルシウム
0.1重量部をヘンシエルミキサーで5分間混合し、L
/D=24の40mmφ押出機により200℃で溶融混練
ペレタイズを行ない、MFI=5.4g/10分の変性ポ
リプロピレンを得た。この変性ポリプロピレンを用い、
実施例3と同様に行ない、厚さ1.4mmの複合体を得
た。この複合体中のガラス繊維は縦,横方向に等間隔で
均一に並んでいた。この複合体の引張強度は1570kg
/cm2であつた。
実施例 5 経糸に1800デニールの炭素繊維ロービング,緯糸に
3000デニールのポリエーテルエーテルケトン繊維を
用い、厚さ約0.6mm,目付600g/m2,炭素繊維
含量30vol%の平織り混合識別を織つた。この混合織
物2枚を直交して重ね、熱板により400℃,10分間予
熱後、圧縮成形機により加圧冷却して厚さ0.7mm,炭
素繊維含量30vol%の複合体を得た。この複合体中の
炭素繊維は縦,横方向に等間隔で均一に並んでおり、引
張強度は3500kg/cm2であつた。この複合体を赤外線
加熱材で370℃で加熱溶融させ、スタンピング金型に
よりホツトスタンピングをして、直径50mmφ,深さ2
0mmのカツプを成形したところ、きれいな成形物が得ら
れた。
3000デニールのポリエーテルエーテルケトン繊維を
用い、厚さ約0.6mm,目付600g/m2,炭素繊維
含量30vol%の平織り混合識別を織つた。この混合織
物2枚を直交して重ね、熱板により400℃,10分間予
熱後、圧縮成形機により加圧冷却して厚さ0.7mm,炭
素繊維含量30vol%の複合体を得た。この複合体中の
炭素繊維は縦,横方向に等間隔で均一に並んでおり、引
張強度は3500kg/cm2であつた。この複合体を赤外線
加熱材で370℃で加熱溶融させ、スタンピング金型に
よりホツトスタンピングをして、直径50mmφ,深さ2
0mmのカツプを成形したところ、きれいな成形物が得ら
れた。
実施例 6 経糸に実施例1で用いたガラス繊維ロービングを、緯糸
に1000デニールのポリプロピレンフラツトヤーンを
用い、手織機で厚さ約0.8mm,目付780g/m2,ガ
ラス繊維混入率62vol%の平織り混合織物を織つた。
この織物2枚を直交して重ね、その両側に厚さ0.2mm
の2枚のポリプロピレンシートを置き、織物の周辺を固
定して、熱板の間で200℃,10分間予熱後、圧縮成形
機で加圧冷却して厚さ0.7mmの複合体を得た。この複
合体中のガラス繊維は縦,横方向に等間隔で均一に並ん
でいた。この複合体の引張強度は、1430kg/cm2であ
つた。
に1000デニールのポリプロピレンフラツトヤーンを
用い、手織機で厚さ約0.8mm,目付780g/m2,ガ
ラス繊維混入率62vol%の平織り混合織物を織つた。
この織物2枚を直交して重ね、その両側に厚さ0.2mm
の2枚のポリプロピレンシートを置き、織物の周辺を固
定して、熱板の間で200℃,10分間予熱後、圧縮成形
機で加圧冷却して厚さ0.7mmの複合体を得た。この複
合体中のガラス繊維は縦,横方向に等間隔で均一に並ん
でいた。この複合体の引張強度は、1430kg/cm2であ
つた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/00 Z 7199−3B B29K 23:00 105:06
Claims (7)
- 【請求項1】緯糸(又は経糸)が熱可塑性樹脂繊維で経
糸(又は緯糸)が補強用繊維で構成した織物を、該熱可
塑性樹脂の溶融温度以上かつ該補強用繊維の溶融温度以
下の温度で加熱加圧して成形することを特徴とする複合
体の製造方法 - 【請求項2】熱可塑性樹脂がポリプロピレンまたはポリ
エーテルエーテルケトンである特許請求の範囲第1項記
載の製造方法 - 【請求項3】補強用繊維がガラス繊維または炭素繊維で
ある特許請求の範囲第1項記載の製造方法 - 【請求項4】熱可塑性樹脂がポリオレフインに不飽和カ
ルボン酸類または不飽和シラン化合物類をグラフトした
変性ポリオレフインであり、かつ補強用繊維がガラス繊
維である特許請求の範囲第1項記載の製造方法 - 【請求項5】2枚以上の織物を直交に積層して加熱加圧
して成形する特許請求の範囲第1項記載の製造方法 - 【請求項6】織物の周辺を固定した状態で加熱加圧して
成形する特許請求の範囲第1項記載の製造方法 - 【請求項7】織物に熱可塑性樹脂シートを積層して加熱
加圧して成形する特許請求の範囲第1項記載の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61241267A JPH0617027B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 複合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61241267A JPH0617027B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 複合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6395915A JPS6395915A (ja) | 1988-04-26 |
JPH0617027B2 true JPH0617027B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=17071711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61241267A Expired - Lifetime JPH0617027B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 複合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617027B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329567A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Calsonic Kansei Corp | 樹脂パネルおよびその製造方法 |
JP5510720B2 (ja) * | 2010-04-02 | 2014-06-04 | 豊田合成株式会社 | 複合部材及びその製造方法 |
JP2014024969A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Mitsubishi Chemicals Corp | 繊維強化複合材料 |
KR102109905B1 (ko) * | 2013-02-28 | 2020-05-12 | 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 | 직물 및 이를 성형하여 이루어지는 성형품 |
JP6368228B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-08-01 | 宇部エクシモ株式会社 | ファブリック強化樹脂成形体の製造方法及びファブリック強化樹脂成形体 |
US20190016015A1 (en) * | 2015-08-03 | 2019-01-17 | Kordsa Teknik Tekstil Anonim Sirketi | Thermoplastic prepreg production method |
JP6215889B2 (ja) * | 2015-10-14 | 2017-10-18 | 株式会社タカギセイコー | 複合材の成形システム |
SG11202105258UA (en) * | 2019-04-17 | 2021-06-29 | Nitto Boseki Co Ltd | Composite yarn fabric and method for producing fiber-reinforced resin molded article using same |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915467A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-02-09 | ||
JPS5829653A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-21 | 三菱レイヨン株式会社 | 成形用中間体 |
JPS58217532A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-17 | Unitika Ltd | ガラス繊維強化ポリオレフインの製造方法 |
JPS6028543A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-13 | 東レ株式会社 | 炭素繊維強化熱可塑性樹脂成形用材料 |
JPS6045632A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-12 | 帝人株式会社 | 熱成型用複合繊維構造物 |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP61241267A patent/JPH0617027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915467A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-02-09 | ||
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JPS6395915A (ja) | 1988-04-26 |
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