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JPH06167130A - 駐車場建築物 - Google Patents

駐車場建築物

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Publication number
JPH06167130A
JPH06167130A JP16142992A JP16142992A JPH06167130A JP H06167130 A JPH06167130 A JP H06167130A JP 16142992 A JP16142992 A JP 16142992A JP 16142992 A JP16142992 A JP 16142992A JP H06167130 A JPH06167130 A JP H06167130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
building
parking
parking lot
central
Prior art date
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Granted
Application number
JP16142992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3011820B2 (ja
Inventor
Koichi Suda
孝一 須田
Nakazo Watanabe
仲三 渡辺
Yasutaka Maeda
康貴 前田
Yoshisuke Nagase
義介 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP4161429A priority Critical patent/JP3011820B2/ja
Publication of JPH06167130A publication Critical patent/JPH06167130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011820B2 publication Critical patent/JP3011820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駐車場構成部の排煙設備,換気設備,及び消火
設備を簡略化できる駐車場建築物を目的としている。 【構成】駐車場建築物本体1は、5階フロアを境として
1階から4階までを居室構成部3として使用され、5階
から屋上までを駐車場構成部4として使用されている。
駐車場構成部4は、5階フロアの中央部から中央ランプ
棟7が立設し、その中央ランプ棟7の外周に、所定の緩
衝空間8を介して外周棟9が中央ランプ棟7の外周を囲
うように立設した構造になっている。その外周棟9は、
多層階の駐車床10を構成していると共に、5階〜10
階までの中層階エリア5と,11階から屋上までの高層
階エリア6の2つのエリアに区画されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を駐車させる立体
駐車場を形成する駐車場構成部と店舗や居住空間などと
して使用される居室構成部とを備えた駐車場建築物に係
り、特に自走式の駐車場建築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走式の立体駐車スペースを形成
する駐車場構成部と店舗や住居空間を形成する居室構成
部とが一つの建物内に収まっている駐車場建築物として
は、従来、例えば特開平2−27065号公報や特開平
3−13671号公報に記載されているものがある。
【0003】上記特開平2−27065号公報に記載さ
れている駐車場建築物は、各階をそれぞれ中央部と外周
部との2つの区画されてその間を隔壁によって仕切ら
れ、中央部を駐車場構成部として使用し、この中央部を
囲む外周部を居室構成部として使用すると共に、各階に
形成される駐車床の相対的な上下階を、車両の上り下り
兼用のスローブからなる斜路で連絡した構造になってい
る。
【0004】また、特開平3−13671号公報に記載
されている建築物は、駐車場構成部が居室構成部を囲繞
する,若しくは居室構成部が駐車場構成部を囲繞するよ
うに配置されて構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の駐車場建築物にあっては、隔壁によって駐
車場構成部と居室構成部とが分離されているだけである
ので、上記駐車場構成部には、法的に必要な排煙装置や
換気装置の設備を備える必要があり、更には固定式泡消
火設備等の自動式消火設備を設けたり居室構成部への引
火を防ぐために壁を耐火間仕切にするという問題があ
る。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、駐車場構成部の排煙設備,換気設備,
及び消火設備を簡略化できる駐車場建築物を目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の駐車場建築物は、所定の階を境にして上層
階と下層階の2つの階層に区画され、一方の階層が店舗
や居住空間等として使用される居室構成部となり、他方
の階層が立体駐車場として使用される駐車場構成部とか
らなる建築物であって、上記駐車場構成部が、中央部に
立設し、その内部に入庫車路及び出庫車路が互いに中心
軸を上下に向けた二重螺旋形状に配設されている中央ラ
ンプ棟と、その中央ランプ棟の側方を所定の緩衝空間を
介して囲うように立設し、多層階の駐車床から構成され
る駐車スペース部である外周棟と、上記中央ランプ棟の
入庫車路及び出庫車路と各階の駐車床とを連絡する入庫
用連絡ブリッジ及び出庫用連絡ブリッジとからなること
を特徴としている。
【0008】このとき、下層階が居室構成部を構成し、
上層階が駐車場構成部を構成する場合には、居室構成部
に隣接して立設され、内部に地上と中央ランプ棟の入庫
車路及び出庫車路の出入り口とをそれぞれ連絡する斜路
である連絡用入庫車路及び連絡用出庫車路とが二重螺旋
形状等に配設された独立ランプ棟を備えるとよい。ま
た、本発明の駐車場建築物としては、中央部に立設し、
その内部に入庫車路及び出庫車路が互いに中心軸を上下
に向けた二重螺旋形状に配設されてなる中央ランプ棟
と、その中央ランプ棟の側方を所定の緩衝空間を介して
囲うように立設する外周棟とからなり、上記外周棟が、
所定の階を境にして上層階と下層階の2つの階層に区画
され、下層階が店舗や居住空間等として使用される居室
構成部を構成し、且つ上層階が多層階の駐車床として使
用される駐車スペース部を構成すると共に、上記中央ラ
ンプ棟の入庫車路及び出庫車路と各駐車床とをそれぞれ
入庫用連絡ブリッジ及び出庫用連絡ブリッジで連絡した
ことを特徴した駐車場建築物であってもよい。
【0009】また、多層階の駐車床からなる駐車スペー
ス部を上下方向に2つ以上のエリアに区分すると共に、
その区分したエリアの数と同じ数だけ中央ランプ棟内に
入庫車路と出庫車路の組みを複数本螺旋形状に配設し、
各入庫車路と出庫車路の組みと上記各エリアとを一対一
に対応させて、各入庫車路及び出庫車路を対応させたエ
リアの駐車床とだけ入庫用連絡ブリッジ及び出庫用連絡
ブリッジによって連絡した構造にしてもよい。
【0010】例えば、中心軸を上下に向け互いに2重螺
旋形状に配設された複数の入庫車路及び出庫車路の組み
を、同一中心軸に対して互いに同心円状に配設するとよ
い。なお、上下方向に区分したエリアは、数階単位のブ
ロック毎に区分けしてもよいし、奇数階と偶数階のよう
に区分けしてもよい。また、中央ランプ棟内に設けられ
ている複数の入庫車路及び出庫車路同士の途中を、適当
な高さにおいてバイパス路で連絡してもよい。
【0011】なお、請求項1記載の上層階と下層階との
2つの階層の区画は、例えば2階若しくは1階から上を
上層階とし、1階若しくは地下1階から地下10階まで
を下層階として該下層階を駐車場構成部とすることも含
んでいる。
【0012】
【作用】中央ランプと外周棟との間に緩衝空間を設ける
構造にすることによって、その緩衝空間が換気のための
吹き抜けを構成するので、中央ランプ棟や外周棟の駐車
スペース部に特別な排煙装置や換気装置を設置する必要
がなく、上記緩衝空間が排煙や換気のためのダクト空間
を形成して排煙や換気が自然式にすることができるよう
になる。
【0013】また、上記緩衝空間を設けることで中央ラ
ンプ棟や駐車スペースの外周は、全て開放されて直接外
気と接する構造となると共に、駐車スペース部と居室構
成部とが別階になるように配設したので、該駐車スペー
ス部に対して、固定式泡消火設備等の自動式消火設備を
必ずしも設置する必要がなくなったり、壁等による耐火
間仕切りを配設する必要がなくなる。
【0014】本発明の駐車場建築物では、車両は、中央
ランプ棟内の入庫車路を介して目的の階の高さまで走行
し入庫用連絡ブリッジを介して外周に設けられた外周棟
の該目的の階の駐車床へ走行し、続けて中央ランプを中
心として該駐車床内の走行路を周回して空いている駐車
スペースに駐車させる。また、車両を出庫させるときに
は、車両が駐車している階層の駐車床を所定方向に周回
し、出庫用連絡ブリッジを介して中央ランプ棟の出庫用
車路に入り、該出庫車路を介して出庫する。
【0015】このとき、中央ランプ棟内の設けられた入
庫車路及び出庫車路は螺旋形状に配設したのでスロープ
の勾配が緩やかになって運転が楽になる。また、駐車ス
ペース部の最下階若しくは最上階が一階であれば、地上
からそのまま中央ランプ棟の入庫車路に、また、出庫車
路から地上にそのまま連絡できるが、外周棟の最下階が
2階以上であるならば、請求項2に記載されているよう
に、別に独立ランプ棟を立設しておいて、該独立ランプ
棟内の連絡用入庫車路及び連絡用出庫車路を介して、地
上と中央ランプ棟内の入庫車路及び出庫車路の出入り口
とをそれぞれ連絡して、該中央ランプ棟内の車路への車
両の乗り入れを可能にする。
【0016】なお、この独立ランプ棟内の車路は、車路
が渋滞している時の緩衝域を形成して渋滞車両が敷地外
に出ることを抑える働きもする。また、駐車スペースの
最下階が2階以上であっても、請求項3に記載されてい
るように、中央ランプ棟を一階から立設することで、中
央ランプ棟の車路の出入り口が地上に配置されて、該中
央ランプ棟の車路を介して駐車スペース部への乗り入
れ,及び駐車スペースからの出車ができるようになる。
【0017】この場合にも、中央ランプ棟と居室構成部
との間には、緩衝空間があるので、該緩衝空間が車両か
らの騒音に対する防音域を構成すると共に、中央ランプ
棟に対する排煙や換気の設備を自然式にすることができ
るようになる。また、請求項4記載のように車路を複路
にして各車路を対応させた各駐車スペース部の専用の車
路にすることで、大きな駐車スペース部を小さな駐車ス
ペースの集合体とみなすことが可能となり、各区画され
た駐車スペースの駐車床へ入車・出車がそれぞれ別の車
路を走行して行われて、車両の一極集中による渋滞が緩
和する。
【0018】また、請求項5記載のように、車路間を適
当な階の高さで連絡することで、非常事態発生時に、混
んでいる車路からすいている車路へ車両を誘導すること
が可能となる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、図中の矢印は、車両の走行方向を示している。ま
ず構成を説明すると、図1に示すように、駐車場建築物
本体1が16階建ての高層建築物からなり、その駐車場
建築物本体1に隣接して独立ランプ棟2が構築されてい
る。
【0020】上記駐車場建築物本体1は、5階フロアを
境として1階から4階までを居室構成部3として使用さ
れ、5階から屋上までを駐車場構成部4として使用され
ていて、上記居室構成部3である1階から4階までを店
舗や居住空間として利用している。駐車場構成部4は、
5階フロアの中央部から中央ランプ棟7が立設し、その
中央ランプ棟7の外周に、所定の緩衝空間8を介して外
周棟9が上記中央ランプ棟7の外周を囲うように立設し
た構造になっている。
【0021】その外周棟9は、多層階の駐車床10を構
成していると共に、5階〜10階までの中層階エリア5
と,11階から屋上までの高層階エリア6の2つのエリ
アに区分されている。また、上記独立ランプ棟2は、少
なくとも駐車場建築物本体1の6階と同じだけの高さを
有する建築物であって、軸を上下にした筒状のコア壁2
aが地面から立設し、そのコア壁2aの頂部に屋根2b
が架設されている。そして、高層階エリア6用の連絡用
入庫車路2c,及び連絡用出庫車路2dが、上記コア壁
2aの内周面に沿ってゆるやかな勾配になるように二重
螺旋形状に配置されて架設されている。また、中層階エ
リア5用の連絡用入庫車路2e,及び連絡用出庫車路2
fが、上記コア壁2aの外周面に沿ってゆるやかな勾配
になるように二重螺旋形状に配置されて架設されてい
る。
【0022】なお、該独立ランプ棟2の中央部は上方に
向かって吹き抜け空間を形成している。また、上記各車
路2c〜2fには図示しないガイドレール等の転落防止
対策が配設されている。その連絡用入庫車路2c,2e
及び連絡用出庫車路2d,2fは、1階部分において、
図2に示すように、それぞれ入車用のコンコース12及
び出車用のコンコース13を介して道路11に連絡され
て、上記説明したように螺旋形状を描きながら上方に延
設されている。
【0023】なお、図2中,3aは居室構成部に配設さ
れている柱を示している。そして、高層階エリア6用及
び中層階エリア5用の各連絡用入庫車路2c,2eは、
5階相当の高さ位置において、図3に示すように、連絡
ブリッジ14を介して駐車場建築物本体1の5階フロア
に連絡している。また、高層階エリア6用及び中層階エ
リア5用の各連絡用出庫車路2d,2fは、さらに上方
に螺旋を描いて延設されていて、図4に示すように、6
階相当の高さ位置において、連絡ブリッジ15を介して
駐車場建築物本体1の6階フロアに連絡している。
【0024】また、上記駐車場構成部4の中央ランプ棟
7は、駐車場建築物本体1の5階フロアの中央から軸を
上下に向けたコア壁7aが16階相当の高さまで立設
し、そのコア壁7aの頂部に屋根16が架設されてい
る。そして、中層階エリア5用の入庫車路17a及び出
庫車路17bが、5階フロアから10階の高さ相当まで
上記コア壁7aの外周面に沿ってゆるやかな勾配を描き
ながら互いに二重螺旋形状なるように配置されて架設さ
れている。
【0025】また、高層階エリア6用の入庫車路18a
及び出庫車路18bは、6階相当の高さから10階相当
の高さまでは上記コア壁7aの内周面に沿って互いに二
螺旋形状に配設され、10階相当の高さで、コア壁7a
を貫通して内周側から外周側に移行して、続けてその1
0階相当の高さから17階相当の高さまでは上記コア壁
7aの外周面に沿ってゆるやかな勾配を描きながら互い
に二重螺旋形状をなるように配置されて架設されてい
る。
【0026】上記のような独立ランプ棟の連絡用入庫車
路2c,2e及び中央ランプ棟7の入庫車路17a,1
8a及び出庫車路17b,18bの軌跡を示すと、図8
及び図9に示すようなラインを描き、その図8と図9の
ラインを重ね合わせたような内側と外側の2つの2重螺
旋形状に車路が形成されている。これから分かるよう
に、入庫車路17a,18aと出庫車路17b,18b
とは互いに半周のずれを有していて、一つのフロアにお
いて、入庫用連絡ブリッジ19と出庫用連絡ブリッジ2
0とが常に反対側に向くようになっている。
【0027】また、駐車場構成部4の駐車スペース部を
形成している外周棟9は、平面視形態において、図4〜
図7に示すように、その内壁21及び外壁22が、上記
中央ランプ棟7を中心とした同心の6角形形状に配置さ
れ、その両壁21,22間に囲まれる駐車床10が、上
記中央ランプ棟7を囲うリング形状に形成されている。
そして、各階層の駐車床10の内壁21側及び外壁22
側に沿って駐車スペース10aが確保され、その両駐車
スペース10a間に挟まれるリング状の中央部分が走行
路10bを形成している。
【0028】そして、駐車場建築物本体1の5階フロア
において、図3に示すように、5階フロアの走行路10
bを介して独立ランプ棟2の2本の連絡用入庫車路2
c,2eが中央ランプ棟7の入庫車路17a,18aに
連絡している。また、駐車場建築物本体1の6階フロア
において、図4に示すように、6階フロアの走行路10
bを介して中央ランプ棟7の出庫車路17b,18bが
独立ランプ棟2の2本の連絡用出庫車路2d,2fに連
絡している。また、コア壁7aの外周側に配設されてい
る中央ランプ棟7の中層階エリア5用の入庫車路17a
は、入庫用連絡ブリッジ19で分岐されて6階フロアの
走行路10bに連絡している。
【0029】また、駐車場建築物本体1の7階から9階
においては、図5に示すように、中央ランプ棟7のコア
壁7aの外周に配設されている中層階エリア5用の入庫
車路17aは、それぞれ入庫用連絡ブリッジ19で分岐
されて各階層フロアの走行路10bに連絡すると共に、
各階層フロアの走行路10bは、それぞれ各出庫用連絡
ブリッジ20を介して中層階エリア5用の出庫車路10
bに連絡している。
【0030】また、駐車場建築物本体1の10階におい
ては、図6に示すように、コア壁7aの外周側に配設さ
れている中層階エリア5用の入庫車路17aは、入庫用
連絡ブリッジ19で分岐されて10階フロアの走行路1
0bに連絡すると共に、10階フロアの走行路10b
は、出庫用連絡ブリッジ20を介して中層階エリア5用
の出庫車路10bに連絡している。さらに、コア壁7a
の内周側を螺旋形状に上方に延設されてきた高層階エリ
ア6用の入庫車路18a及び出庫車路18bは、それぞ
れコア壁7aを貫通して外周側に移行している。
【0031】また、駐車場建築物本体1の11階から1
6階及び屋上においては、図7に示すように、コア壁7
a外周側に移行し、更に螺旋形状に架設された高層階エ
リア6用の入庫車路18aが、それぞれ入庫用連絡ブリ
ッジ19で分岐されて各階層フロアの走行路10bに連
絡すると共に、各階層フロアの走行路10bは、それぞ
れ出庫用連絡ブリッジ20を介して中層階エリア5用の
出庫車路10bに連絡し合流している。
【0032】上記のような構成の駐車場建築物に対し
て、車両を入庫する場合には、先ず、図2に示すよう
に、道路11から入車用のコンコース12に案内されて
独立ランプ棟2に入る。その車両を中層階エリア5の駐
車床10に駐車させるときには、コア壁2a外周側に配
設されている中層階エリア5用の連絡用入庫車路2eに
入り、該連絡用入庫車路2eに沿って走行して該独立ラ
ンプ棟2内を5階相当の高さまで昇り、続いて連絡ブリ
ッジ14を介して駐車場建築物本体1の5階フロアの走
行路10bに入る。
【0033】次に、その5階フロアの走行路10bに沿
って駐車床10を約半周周回し、中央ランプ棟7のゲー
トから中央ランプ棟7の中層階エリア5用の入庫車路1
7aに入る。次に、その入庫車路17aに沿って目的の
階,例えば7階相当の高さまで走行し、図5に示すよう
に、その階の入庫用連絡ブリッジ19を介して目的の階
のフロアの走行路10bに入り、該走行路10bを左回
り周回して空いている駐車スペース23若しくは決めら
れた駐車スペース23に駐車する。
【0034】但し、5階フロアの駐車床10に駐車させ
る場合には、図3に示すように、中央ランプ棟7に入る
ことなく5階フロアの走行路10bを周回して所定の駐
車スペース10aに駐車する。また、上記のようにして
中層階エリア5の駐車床10に駐車した車両を出庫する
場合には、駐車している車両は、図5に示すように、駐
車スペース10aからそのフロアの走行路10bに入
り、その走行路10bに沿って左回りに周回して、出庫
用連絡ブリッジ20を介して中央ランプ棟7の中層階エ
リア5用の出庫車路17bに入り、その出庫用車路17
bに沿って走行して6階相当の高さまで移動する。
【0035】次に、出庫用車路17bから、図4に示す
ように、連絡ブリッジ20を介して6階フロアの走行路
10bに入り、続いて、その6階フロアの走行路10b
を右回りに半周周回し、連絡ブリッジ15を通って独立
ランプ棟2のコア壁2a外周側に配設されている中層階
エリア5用の連絡用出庫車路2fに入り、その連絡用出
庫車路2fに沿って走行して降り、図2に示すように、
出車用のコンコース13を介して道路11に出る。
【0036】但し、車両が6階に駐車していたときに
は、そのまま6階フロアの走行路10bを周回し、連絡
ブリッジ15を介して独立ランプ棟2の連絡用出庫車路
2fに入る。また、車両が5階に駐車していたときに
は、その5階フロアの走行路10bを周回して中央ラン
プ棟7の中層階エリア5用の入庫車路に入りその入庫車
路に沿って6階相当の高さまで上がり、出庫用連絡ブリ
ッジ20を介して6階フロアの走行路10bに入り、そ
の走行路10bを右回りにほぼ一周周回し、連絡ブリッ
ジ15を介して独立ランプ棟2の連絡用出庫車路2fに
入る。
【0037】なお、上記の駐車場建築物では、駐車場建
築物本体1の5階フロアと独立ランプ棟2の連絡用入庫
車路2c,2eを連絡し、駐車場建築物本体1の6階フ
ロアと独立ランプ棟2の連絡用出庫車路2d,2fを連
絡しているが、駐車場建築物本体1の5階フロアと独立
ランプ棟2の連絡用出庫車路2d,2fを連絡し、駐車
場建築物本体1の6階フロアと独立ランプ棟2の連絡用
入庫車路2c,2eを連絡するような構造であってもよ
い。
【0038】この場合においては、5階フロアに駐車し
ていた車両は、そのまま5階フロアの走行路10bを周
回し、連絡ブリッジ15を介して独立ランプ棟2の連絡
用出庫車路2fに入る。また、5階フロアに駐車させた
い場合には、独立ランプ棟2を介して6階フロアに入っ
た車両は、中央ランプ棟7の中層階エリア5用の出庫車
路17bに入り、その出庫車路17bに沿って5階相当
の高さまで下り5階フロアの走行路10bを周回して所
定の駐車スペース10aに駐車する。
【0039】また、入車用のコンコース12から入車し
た車両を高層階エリア6に駐車させるときには、図2に
示すように、独立ランプ棟2のコア壁2a内周側に入り
該コア壁2a内周に沿って配設されている高層階エリア
6用の連絡用入庫車路2cを走行して5階相当の高さま
で昇り、図3に示すように、連絡ブリッジ14を介して
5階フロアの走行路10bに入る。
【0040】次に、その5階フロアの走行路10bを左
回りに半周周回して中央ランプ棟7に入り、該中央ラン
プ棟7のコア壁7a内周側に配設されている高層用の入
庫車路18aに沿って10階相当の高さまで昇る。そし
て、その10階相当の高さ位置において、コア壁7aの
内周側から外周側に移動し、続けてコア壁7a外周側に
配設されている高層階エリア6用の入庫車路18aに沿
って目的とする階,例えば15階まで走行し、図7に示
すように、入庫用連絡ブリッジ19を介してその階の走
行路10bに入り、該走行路10bを左回りに周回し
て、空いている駐車スペース10aに駐車する。
【0041】上記高層階エリア6の駐車床10に駐車し
ている車両が出庫する場合には、車を、その階の走行路
10bに入れ、その走行路10bに沿って周回して出庫
用連絡ブリッジ20を介して中央ランプ棟7のコア壁7
a外周に位置する高層用の出庫車路18bに入り、その
出庫車路18bに沿って10階相当の高さまで降り、そ
の10階相当の高さ位置において、図6に示すようにコ
ア壁7a内周側に入り、コア壁7a内周面に沿って架設
された車路に案内されて6階相当の高さまで降りる。
【0042】続いて、図4に示すように、連絡ブリッジ
20を介して6階フロアの走行路10bに入る。そし
て、6階フロアの走行路10bに沿って右回りに周回
し、連絡ブリッジ15を介して独立ランプ棟2のコア壁
2a内周側に設けられた高層用の連絡用出庫車路2dに
入り、その高層用の連絡用出庫車路2dに沿って走行し
て一階まで降りて、図2に示すように、出庫用のコンコ
ース13を介して道路11に出る。
【0043】上記のような駐車場建築物では、駐車スペ
ース部を構成する外周棟9の内壁21と中央ランプ棟7
の外周との間へ上下に吹き抜けている緩衝空間8が形成
された構造をしており、この緩衝空間8が、外周棟9及
び中央ランプ棟7内の換気及び排煙用のダクト空間とな
り、該外周棟9内に特別な換気設備及び排煙設備を法的
に設ける必要がなくなる。
【0044】また、従来のように壁21を介して店舗等
の居室構成部3と隣接しないと共に、外周棟9の内壁2
1や外壁22が直接に外気と接しているので、その壁部
21,22に耐火間仕切壁を配設する等の設計・施工の
実施をする必要がなくなる。また、中央ランプ棟7の入
庫車路17a,18a,及び出庫車路17b,18bと
外周棟9の各フロアの走行路10bとを連絡ブリッジ1
9,20によって連結しているので、必ずしも該連絡ブ
リッジ19,20で連絡する各車路17a,18a,1
7b,18bの高さと各フロアの高さが同じでなくても
よく、該連絡ブリッジ19,20に所定の勾配を設ける
ことで高さの違いを吸収する。
【0045】さらに、中央ランプ棟7及び独立ランプ棟
2内の各車路17a,18a,17b,18bを螺旋形
状に配設したので、勾配が緩やかに配置でき車両の運転
を快楽にすることができる。また、上記実施例では外周
棟9を2分割して夫々に連通する専用の入庫車路17
a,18a及び出庫車路17b,18bを設けること
で、2つの立体駐車場の集合体とすることができ、各区
画に対して別の車路を介して誘導するので、入車・出車
時の車両の一極集中による渋滞が緩和される。
【0046】なお、上記実施例では、外周棟9を2つの
エリアに区分しているが、3つのエリアに区分してそれ
に対応するだけ中央ランプ棟7の入庫車路,及び出庫車
路、と独立ランプ棟2の連絡用入庫車路及び連絡用出庫
車路を3重の同心円状に設けてもよいし、一極集中によ
る渋滞の発生が少ないようであれば、上記実施例のよう
に2つのエリアに区分しなくてもよい。
【0047】また、上記実施例では独立ランプ棟2も高
層階エリア6と中層階エリア5の2つのエリアに対応さ
せて2つの連絡用入庫車路2c,2e及び連絡用出庫車
路2d,2fがそれぞれ配設されているが、独立ランプ
棟2については、連絡用入庫車路2c,2e及び連絡用
出庫車路2d,2fを1本づつにして高層階エリア6用
と中層階エリア5用の兼用の車路にするようにしてもよ
い。
【0048】次に第2実施例について説明する。まず構
成を説明すると、図10に示すように、中央ランプ棟7
が地上から立設し、その外周を所定の緩衝空間8を介し
て外周棟9が上記中央ランプ棟7を囲うように設けられ
ている。外周棟9は、1階から4階までが居室構成部3
を構成して店舗や住居のための空間として使用され、5
階から16階及び屋上が駐車場スペース部25を構成し
ている。その駐車場スペース部25は、5階〜10階ま
での中層階エリア5,及び11階〜16階及び屋上の高
層階エリア6の2つのエリアに区分されている。
【0049】上記中央ランプ棟7は、軸を上下にした円
筒形状のコア壁7aが地上から立設し、そのコア壁7a
の頂部に屋根16が架設されている。そして、中層階エ
リア5用の入庫車路17a及び出庫車路17bが地上か
ら10階の高さ相当まで上記コア壁7aの外周面に沿っ
てゆるやかな勾配で二重螺旋形状に配置されて架設され
ている。
【0050】また、高層階エリア6用の入庫車路18a
及び出庫車路18bが地上から10階相当の高さまで上
記コア壁7aの内周面に沿ってゆるやかな勾配で二重螺
旋形状に配置されて架設され、10階相当の高さで、コ
ア壁7aを貫通して該コア壁7aの内周から外周側に移
り該10階相当の高さから17階相当の高さまで上記コ
ア壁7aの外周に沿ってゆるやかな勾配で二重螺旋形状
に配置されて架設されている。
【0051】その各入庫車路17a,18a及び出庫車
路17b,18bは、1階部分において、図11に示す
ように、道路11に対して、それぞれコンコース12,
13及び、駐車場建築物本体1の1階フロアに設けられ
た直線状の走行路26,27を介してそれぞれ連絡され
て、上記説明したような螺旋を描きながら上方に延設さ
れている。
【0052】なお、上記1階フロアの走行路26,27
は両側を隔壁によって他の空間,即ち店舗等に使用され
る空間から分離して、車両の排ガス等が店舗空間に流れ
ないようにしている。外周棟9の駐車スペース部25
は、そのフロアの平面視形態において図12〜図15に
示すように、その内壁21及び外壁22が、上記中央ラ
ンプ棟7を中心とした6角形形状をしていて、その両壁
21,22間の駐車床10が、上記中央ランプ7を囲う
ようにリング形状に形成されている。そして、各階の駐
車床10の内壁21側及び外壁22側に沿ってそれぞれ
駐車スペース10aが配置され、その両駐車スペース1
0a間の中央部分を走行路10bとなっている。
【0053】そして、駐車場建築物の5階から9階にお
いては、図12若しくは図13に示すように、中央ラン
プ棟7のコア壁7aの外周に配設されている中層階エリ
ア5用の入庫車路17aは、それぞれ各入庫用連絡ブリ
ッジ19で分岐されて各階層フロアの走行路10bに連
絡されると共に、各階層フロアの走行路10bは、それ
ぞれ各出庫用連絡ブリッジ20を介して中層階エリア5
用の出庫車路17bに連絡している。
【0054】また、駐車場建築物の10階においては、
図14に示すように、コア壁7aの外周側に配設されて
いる中層階エリア5用の入庫車路17aは、入庫用連絡
ブリッジ19で分岐されて10階フロアの走行路10b
に連絡すると共に、10階フロアの走行路10bは、出
庫用連絡ブリッジ20を介して中層階エリア5用の出庫
車路17bに連絡している。さらに、コア壁7aの内周
側を螺旋形状に上方に延設されてきた高層階エリア6用
の入庫車路18a及び出庫車路18bは、それぞれコア
壁7aを貫通して外周側に移行している。
【0055】また、駐車場建築物の11階から16階及
び屋上においては、図15に示すように、コア壁7a外
周側に移行して螺旋形状に配設されている高層階エリア
6用の入庫車路18aは、それぞれ入庫用連絡ブリッジ
19で分岐されて各階層フロアの走行路10bに連絡す
ると共に、各階層フロアの走行路10bは、それぞれ出
庫用連絡ブリッジ20を介して高層階エリア6用の出庫
車路18bに連絡している。
【0056】上記構成の駐車場建築物においても、上記
第1実施例と同様の作用及び効果を有する。但し、第1
実施例のように独立ランプ棟を立設させる必要がないの
で駐車場建築物の設置面積が第1実施例に比べて少なく
て済む。なお、上記実施例において、外周棟9の駐車床
10の形状は6角形形状になっている場合で説明した
が、図16に示すように3角形状や円形状等他の形状を
していてもよい。要は、中央ランプ棟7を所定の緩衝空
間8を介して囲うような形状になっていればよい。
【0057】図16中,30は、エレベータであって、
上下の駐車床10間を行き来できるようにしている。ま
た、上記実施例では、上層階に駐車場構成部4を配設し
ているが、上層階に居室構成部3を配設し、下層階を駐
車場構成部4に配設してもよい。また、駐車場建築物
を、例えば地下10階から地上10階の建築物として、
2階から屋上までの上層階を居室構成部3とし、1階か
ら地下10階までの下層階を駐車場構成部4として、中
央ランプ棟7を地上1階から地下10階まで配設するよ
うに設けてもよい。
【0058】また、中央ランプ棟7の高層用の入庫車路
18a及び出庫車路18b,若しくは中層用の入庫車路
17a及び出庫車路17bは、コア壁7aを挟んで同一
高さで螺旋を描いているので、所定の高さで入庫車路と
出庫車路とで挟まれている位置のコア壁7aを非常時に
開口可能な非常口を設けておくとよい。上記非常口を設
けることで、地震発生などの非常時に1方の車路が混ん
でいるときに上記非常口を介して別の車路へ路線変更が
可能となり、非常事態発生時の車両の流れを円滑にする
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の駐車
場建築物は、中央ランプ棟と外周棟との間に形成された
緩衝空間が排煙及び換気用の吹き抜け空間を形成するた
めに、駐車構成部に特別な排煙装置や換気装置を設置す
る必要がなくなると共に、駐車スペース部の外周が全て
外気と直接接した構造となるので、耐火鋼を特別な耐火
仕様にすることなく利用できると共に、必ずしも自動式
消火設備を設ける必要がないという効果がある。
【0060】また、駐車場構成部を複数のエリアに分割
し、各エリア単位に車路を設けることで、大きな駐車場
を小さな駐車場の集合体とすることができ、入車・出車
時の車の一極集中における渋滞を緩和できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の駐車場建築物を示す
構成図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の1階部分を示す平面
図である。
【図3】本発明に係る第1実施例の5階部分を示す平面
図である。
【図4】本発明に係る第1実施例の6階部分を示す平面
図である。
【図5】本発明に係る第1実施例の9階部分を示す平面
図である。
【図6】本発明に係る第1実施例の10階部分を示す平
面図である。
【図7】本発明に係る第1実施例の11階部分を示す平
面図である。
【図8】連絡用入庫車路及び入庫車路の流れを示す図で
ある。
【図9】連絡用出庫車路及び出庫車路の流れを示す図で
ある。
【図10】本発明に係る第2実施例の駐車場建築物を示
す構成図である。
【図11】本発明に係る第2実施例の1階部分を示す平
面図である。
【図12】本発明に係る第2実施例の5階部分を示す平
面図である。
【図13】本発明に係る第2実施例の6階部分を示す平
面図である。
【図14】本発明に係る第2実施例の10階部分を示す
平面図である。
【図15】本発明に係る第2実施例の11階部分を示す
平面図である。
【図16】本発明に係る実施例の他の駐車床形状を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 駐車場建築物本体 2 独立ランプ棟 2a コア壁 2c 高層階エリア用の連絡用入庫車路 2d 高層階エリア用の連絡用出庫車路 2e 中層階エリア用の連絡用入庫車路 2f 中層階エリア用の連絡用出庫車路 3 居室構成部 4 駐車場構成部 5 中層階エリア 6 高層階エリア 7 中央ランプ棟 7a コア壁 8 緩衝空間 9 外周棟 10 駐車床 10a 駐車スペース 10b 走行路 17a 中層階エリア用の入庫車路 17b 中層階エリア用の出庫車路 18a 高層階エリア用の入庫車路 18b 高層階エリア用の出庫車路 19 入庫用連絡ブリッジ 20 出庫用連絡ブリッジ 25 駐車スペース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 康貴 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 永瀬 義介 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の階を境にして上層階と下層階の2
    つの階層に区画され、一方の階層が店舗や居住空間等と
    して使用される居室構成部となり、他方の階層が立体駐
    車場として使用される駐車場構成部とからなる建築物で
    あって、上記駐車場構成部は、中央部に立設し、その内
    部に入庫車路及び出庫車路が互いに中心軸を上下に向け
    た二重螺旋形状に配設されている中央ランプ棟と、その
    中央ランプ棟の側方を所定の緩衝空間を介して囲うよう
    に立設し、多層階の駐車床から構成される駐車スペース
    部である外周棟と、上記中央ランプ棟の入庫車路及び出
    庫車路と各階の駐車床とを夫々連絡する入庫用連絡ブリ
    ッジ及び出庫用連絡ブリッジとからなることを特徴とす
    る駐車場建築物。
  2. 【請求項2】 下層階が居室構成部となり、上層階が駐
    車場構成部となる請求項1記載の駐車場建築物におい
    て、居室構成部に隣接して立設され、内部に地上と中央
    ランプ棟の入庫車路及び出庫車路の出入り口とをそれぞ
    れ連絡する斜路である連絡用入庫車路及び連絡用出庫車
    路が形成された独立ランプ棟を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の駐車場建築物。
  3. 【請求項3】 中央部に立設し、その内部に入庫車路及
    び出庫車路が互いに中心軸を上下に向けた二重螺旋形状
    に配設されている中央ランプ棟と、その中央ランプ棟の
    側方を所定の緩衝空間を介して囲うように立設する外周
    棟とからなり、上記外周棟は、所定の階を境にして上層
    階と下層階の2つの階層に区画され、下層階が店舗や居
    住空間等として使用される居室構成部を構成し、且つ上
    層階が多層階の駐車床として使用される駐車スペース部
    を構成すると共に、上記中央ランプ棟の入庫車路及び出
    庫車路と各階層の駐車床とをそれぞれ入庫用連絡ブリッ
    ジ及び出庫用連絡ブリッジで連絡したことを特徴とする
    駐車場建築物。
  4. 【請求項4】 多層階の駐車床からなる駐車スペース部
    を上下方向に2つ以上のエリアに区分すると共に、その
    区分したエリアの数と同じ数だけ中央ランプ棟内に入庫
    車路と出庫車路の組みを複数本螺旋形状に配設し、各入
    庫車路と出庫車路の組みと上記各エリアとを一対一に対
    応させて、各入庫車路及び出庫車路を対応させたエリア
    の駐車床とだけ入庫用連絡ブリッジ及び出庫用連絡ブリ
    ッジによって連絡したことを特徴とする請求項1又は請
    求項3記載の駐車場建築物。
  5. 【請求項5】 中心軸を上下に向け互いに2重螺旋形状
    に配設された複数の入庫車路及び出庫車路の組みを、同
    一中心軸に対して互いに同心円状に配設したことを特徴
    とする請求項4記載の駐車場建築物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5749186A (en) * 1996-02-27 1998-05-12 Kaufman; Mark I. Multistory building complex with access between garage parking decks and each building floor at same elevation
US6044596A (en) * 1996-12-20 2000-04-04 Tox-Wastech, Inc. Building complex for disposing of toxic and otherwise hazardous waste materials

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