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JPH06154715A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

Info

Publication number
JPH06154715A
JPH06154715A JP30689092A JP30689092A JPH06154715A JP H06154715 A JPH06154715 A JP H06154715A JP 30689092 A JP30689092 A JP 30689092A JP 30689092 A JP30689092 A JP 30689092A JP H06154715 A JPH06154715 A JP H06154715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cleaning
liquid crystal
washing
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30689092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Ishihara
忠弘 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP30689092A priority Critical patent/JPH06154715A/ja
Publication of JPH06154715A publication Critical patent/JPH06154715A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】予洗槽での被洗浄物の洗浄力を高くし、十分に
予洗された被洗浄物を洗浄部に送って効率の良い洗浄を
行なう。 【構成】予洗槽20に、この予洗槽内の洗浄水に超音波
振動を与える超音波振動子21と、前記洗浄水中に気体
を噴出する給気手段22とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶セルもしくはその
基板等の洗浄に用いられる洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶表示素子に用いられる液晶セ
ルは、表示用の透明電極および配向膜等を形成した一対
の透明基板を液晶封入領域を囲む枠状のシール材を介し
て接着しセル本体を組立て、このセル本体内(両基板間
の間隙)に前記シール材の一部にあらかじめ形成してお
いた液晶注入口から真空注入法によって液晶を充填した
後、前記液晶注入口を封止して製造されており、製造さ
れた液晶セルは、これを洗浄した後に液晶表示素子の組
立てライン(液晶セルの両面に偏光板を接着するライ
ン)に送られている。
【0003】また、上記液晶セルの一対の基板は、ガラ
ス板等からなっており、この基板上に設けられる透明電
極や配向膜等は、その形成前にその基板を洗浄してから
形成され、また透明電極および配向膜等を形成した基板
は、これを洗浄した後にセル本体の組立てラインに送ら
れている。上記液晶セルやその基板等の洗浄は、ディッ
プ式の洗浄装置によって行なわれている。
【0004】図2は液晶セルやその基板等の洗浄に用い
られている従来の洗浄装置の側面図であり、この洗浄装
置は、洗浄部10と、この洗浄部10の手前に設けられ
た予洗槽20とからなっている。
【0005】上記洗浄部10は、洗浄槽11、第1すす
ぎ槽12、第2すすぎ槽13、揮発溶剤槽14および乾
燥槽15からなっており、これら各槽11〜15は順に
並べて配置されている。
【0006】上記洗浄槽11には、純水に洗剤を溶解さ
せた洗剤溶液が満たされている。また、第1および第2
のすすぎ槽12,13にはそれぞれ純水が満たされてお
り、第1すすぎ槽12内の純水は図示しないヒータによ
って加熱されて数十℃の温水とされている。なお、第2
すすぎ槽13内の純水の温度は室温である。
【0007】また、上記揮発溶剤槽14には、IPA
(イソ・プロピル・アルコール)等の水溶性揮発溶剤が
満たされており、乾燥槽15には槽内に温風を送風する
送風機(図示せず)が設けられている。
【0008】一方、上記予洗槽20には予洗洗浄水(純
水)が満たされており、この予洗槽20の後端部(洗浄
部10側の端部)の底部には、予洗槽20内の洗浄水に
超音波振動を与える超音波振動子21が設けられてい
る。
【0009】また、図2において、30は予洗槽20お
よび洗浄部10の上方に設けられた被洗浄物搬送機構で
あり、この搬送機構30は、被洗浄物を予洗槽20およ
び洗浄部10の各槽11〜15に順次搬送する。
【0010】この洗浄装置による被洗浄物の洗浄を、液
晶セルの洗浄を例にとって説明すると、被洗浄物である
液晶セル1は、複数枚ずつキャリヤラック2に保持され
てセルカセットAとされ、カセット搬送機構30によっ
て予洗槽20の上に搬送されてくる。
【0011】なお、上記キャリヤラック2は、周側面お
よび上下面が開放する枠体からなっており、各液晶セル
1は、垂直に立てた状態で互いに間隔をおいて前後に並
べられ、その下縁部および両側縁部をキャリヤラック2
に保持されている。
【0012】そして、予洗槽20の上に搬送されてきた
セルカセットAは、予洗槽20内の前端部に下げ降ろさ
れて洗浄水中に浸漬され、その後、予洗槽20内を水平
に間欠搬送されながら、その間に各液晶セル1が予洗さ
れる。
【0013】なお、この予洗槽20は、液晶セル1の予
洗時間を十分にとるために、洗浄部10の各槽11〜1
5の槽長(セルカセット搬送方向の長さ)に比べて数倍
(図では約3倍)の槽長をもつ大型槽とされており、こ
の予洗槽20内でのセルカセットAの水平搬送は、洗浄
部10の各槽11〜15にセルカセットAを順次搬送す
るタイミングで行なわれる。
【0014】また、予洗槽20内をその後端部まで水平
搬送されてきたセルカセットAは、予洗槽20から引上
げられて洗浄部10に送られ、まず洗浄槽11に浸漬さ
れて洗剤溶液により各液晶セル1が本洗浄される。
【0015】次に、セルカセットAは、第1および第2
のすすぎ槽12,13に順次浸漬され、各液晶セル1を
温水と純水によってすすぎ洗いされた後、揮発溶剤槽1
4に浸漬される。この揮発溶剤槽14にセルカセットA
を浸漬すると、各液晶セル1に付着しているすすぎ水を
水溶性揮発溶剤中に溶解する。
【0016】次に、セルカセットAは、乾燥槽15内に
送られて各液晶セル1を温風乾燥され、この後、乾燥槽
15から引上げられて、液晶表示素子の組立てラインに
送られる。
【0017】なお、ここでは液晶セル1の洗浄について
説明したが、上記洗浄装置は、液晶セルに用いる基板等
の洗浄にも利用されており、この基板等の洗浄も上記と
同様にして行なわれている。
【0018】すなわち、上記洗浄装置は、被洗浄物を予
洗槽20において予洗した後に、この被洗浄物を洗浄部
10に搬送して本洗浄および乾燥を行なうものであり、
このように被洗浄物を予洗してから本洗浄すれば、被洗
浄物を効果的に洗浄することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗浄装置は、予洗槽20での被洗浄物の洗浄力が弱
く、そのため、被洗浄物が十分に予洗されないまま洗浄
部10に送られてしまうという問題をもっていた。
【0020】すなわち、従来の洗浄装置では、予洗槽2
0に槽内の洗浄水に超音波振動を与える超音波振動子2
1を設けてはいるが、予洗槽20は上述したように槽長
の長い大型槽とされているため、超音波振動子21から
遠い箇所では洗浄水がほとんど振動せず、したがって被
洗浄物は、単に水中に漬かっている状態で予洗槽20を
移動し、超音波振動子21の付近にきたときのみ超音波
洗浄によって表面の汚れが除去されるだけである。
【0021】そして、従来の洗浄装置では、被洗浄物が
十分に予洗されないまま予洗槽20から洗浄部10に送
られてしまうため、被洗浄物を十分に洗浄するには、洗
浄部10の洗浄槽11での洗浄時間を長くとらなければ
ならず、したがって洗浄効率が悪くなる。
【0022】本発明は、予洗槽での被洗浄物の洗浄力を
高くし、十分に予洗された被洗浄物を洗浄部に送って効
率の良い洗浄を行なうことができる洗浄装置を提供する
ことを目的としたものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄槽を備え
た洗浄部の手前に予洗槽を設けてなり、被洗浄物を前記
予洗槽において予洗した後、この被洗浄物を前記洗浄部
の洗浄槽に搬入して本洗浄する洗浄装置において、前記
予洗槽に、この予洗槽内の洗浄水に超音波振動を与える
超音波振動子と、前記洗浄水中に気体を噴出する給気手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0024】
【作用】すなわち、本発明は、予洗槽内の洗浄水に超音
波振動を与えるだけでなく、この洗浄水中に気体を噴出
して洗浄水を泡立てやるようにしたものであり、このよ
うにすれば、被洗浄物が超音波振動子の付近にきたとき
に超音波洗浄によって表面の汚れを除去されるととも
に、洗浄水が泡立てられている箇所にきたときに、気泡
の衝突による衝撃を受けて表面の汚れを除去される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。なお、図1において、図2に示した従来の洗浄
装置に対応するものには同符号を付し、重複する説明は
省略する。
【0026】この実施例の洗浄装置は、洗浄部10の手
前に設けられる予洗槽20に、この予洗槽内の洗浄水に
超音波振動を与える超音波振動子21と、前記洗浄水中
に気体を噴出する給気手段22とを設けたものであり、
この実施例では、予洗槽20の槽長を洗浄部10の各槽
11〜15(ただし、図1では乾燥槽15は省略してい
る)の槽長の約4倍とし、予洗槽20の後端部の底部に
超音波振動子21を配置し、給気手段22を予洗槽20
の前端側に設けている。
【0027】上記給気手段22は、エアーポンプ23
と、このエアーポンプ23から供給される空気を予洗槽
20内に噴出するエアーノズル24と、予洗槽20内へ
の空気噴出および噴出量を制御するバルブ25とからな
っており、前記エアーノズル24は、予洗槽20内を水
平に間欠搬送される被洗浄物の停止位置に対向させて、
予洗槽20の底部に設けられている。
【0028】上記予洗槽20における被洗浄物の予洗
を、液晶セル1の洗浄を例にとって説明すると、被洗浄
物である液晶セル1は、従来の洗浄装置と同様に複数枚
ずつキャリヤラック2に保持されてセルカセットAとさ
れ、カセット搬送機構30によって予洗槽20の上に搬
送されてくる。
【0029】そして、予洗槽20の上に搬送されてきた
セルカセットAは、予洗槽20内の前端部に下げ降ろさ
れて洗浄水中に浸漬され、その後、予洗槽20内を水平
に搬送されて、まずエアーノズル24の上方で停止す
る。
【0030】一方、給気手段22は、エアーノズル24
の上方にセルカセットAが停止している時間中バルブ2
5を開き、予洗槽20の洗浄水中にエアーノズル24か
ら気体を噴出する。このように洗浄水中に気体を噴出す
ると、洗浄水が泡立てられてその気泡aがセルカセット
Aの各液晶セル1の表面に衝突し、その衝撃により各液
晶セル1の表面の汚れが除去される。
【0031】また、この泡立て洗浄により各液晶セル1
を洗浄されたセルカセットAは、予洗槽20内をさらに
間欠搬送され、予洗槽20の後端部で停止したとき、つ
まり超音波振動子21の付近にきたときに超音波洗浄に
よってセル表面の汚れが除去される。なお、予洗槽20
内をそ後端部まで搬送されたセルカセットAは、従来の
洗浄装置と同様に洗浄部10の洗浄槽11に搬入されて
本洗浄される。
【0032】すなわち、上記洗浄装置は、予洗槽20に
超音波振動子21と給気手段22とを設けることによ
り、予洗槽内の洗浄水に超音波振動を与えるだけでな
く、この洗浄水中に気体を噴出して洗浄水を泡立てやる
ようにしたものであり、このようにすれば、被洗浄物が
超音波振動子21の付近にきたときに超音波洗浄によっ
て表面の汚れを除去されるとともに、洗浄水が泡立てら
れている箇所にきたときに、気泡aの衝突による衝撃を
受けて表面の汚れが除去される。
【0033】このため、この洗浄装置によれば、予洗槽
20での被洗浄物の洗浄力を高くし、十分に予洗された
被洗浄物を洗浄部10に送って効率の良い洗浄を行なう
ことができる。
【0034】なお、上記実施例では、予洗槽20の後端
部に超音波振動子21を配置し、予洗槽20の前端側に
給気手段22を設けているが、これらの配置位置は任意
でよい。また、本発明の洗浄装置は液晶セル1に限ら
ず、例えば液晶セルに用いる基板等の洗浄等にも利用す
ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、予洗槽に、この予
洗槽内の洗浄水に超音波振動を与える超音波振動子と、
前記洗浄水中に気体を噴出する給気手段とを設けたもの
であるから、予洗槽での被洗浄物の洗浄力を高くし、十
分に予洗された被洗浄物を洗浄部に送って効率の良い洗
浄を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による洗浄装置の側面図。
【図2】従来の洗浄装置の側面図。
【符号の説明】
1…液晶セル(被洗浄物) 2…キャリヤラック A…セルカセット 10…洗浄部 11…洗浄槽 12,13…すすぎ槽 20…予洗層 21…超音波振動子 22…給気手段 23…エアーポンプ 24…エアーノズル 25…バルブ a…気泡 30…搬送機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄槽を備えた洗浄部の手前に予洗槽を設
    けてなり、被洗浄物を前記予洗槽において予洗した後、
    この被洗浄物を前記洗浄部の洗浄槽に搬入して本洗浄す
    る洗浄装置において、前記予洗槽に、この予洗槽内の洗
    浄水に超音波振動を与える超音波振動子と、前記洗浄水
    中に気体を噴出する給気手段とを設けたことを特徴とす
    る洗浄装置。
JP30689092A 1992-11-17 1992-11-17 洗浄装置 Pending JPH06154715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30689092A JPH06154715A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30689092A JPH06154715A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06154715A true JPH06154715A (ja) 1994-06-03

Family

ID=17962491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30689092A Pending JPH06154715A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 洗浄装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06154715A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125436A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 洗浄装置およびこの洗浄装置を用いた被洗浄物の洗浄方法
CN105363733A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 苏州林信源自动化科技有限公司 一种超声波清洗机
CN105366585A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 苏州林信源自动化科技有限公司 一种超声波清洗机中的升降机构

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JP2010125436A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 洗浄装置およびこの洗浄装置を用いた被洗浄物の洗浄方法
CN105363733A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 苏州林信源自动化科技有限公司 一种超声波清洗机
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