JPH06149450A - デジタイザのタブレット - Google Patents
デジタイザのタブレットInfo
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- JPH06149450A JPH06149450A JP32847392A JP32847392A JPH06149450A JP H06149450 A JPH06149450 A JP H06149450A JP 32847392 A JP32847392 A JP 32847392A JP 32847392 A JP32847392 A JP 32847392A JP H06149450 A JPH06149450 A JP H06149450A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波の電波を使用できるようにするととも
に、薄型のタブレットを実現する。 【構成】 非導電性かつ磁性体である部材をシールド部
材として用いる。
に、薄型のタブレットを実現する。 【構成】 非導電性かつ磁性体である部材をシールド部
材として用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置指示器が指示するタ
ブレット上の位置を検出し座標情報として出力する、い
わゆるデジタイザ装置に関するものであり、特に検出感
度を安定させるべくシールド部材を設けたものに関す
る。
ブレット上の位置を検出し座標情報として出力する、い
わゆるデジタイザ装置に関するものであり、特に検出感
度を安定させるべくシールド部材を設けたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のデジタイザ装置には、電磁誘導
作用を利用したものが実用化されており、この方式のデ
ジタイザは高分解能が得られる利点があるので広く普及
している。図2(a)〜(c)はこの電磁誘導作用を利
用したデジタイザ装置を説明する図である。図2(a)
はデジタイザ装置の構成を示す構成図、同図(b)はコ
ードレス式のデジタイザ装置の動作を説明する図、同図
(c)はコード式のデジタイザ装置の動作を説明する図
である。
作用を利用したものが実用化されており、この方式のデ
ジタイザは高分解能が得られる利点があるので広く普及
している。図2(a)〜(c)はこの電磁誘導作用を利
用したデジタイザ装置を説明する図である。図2(a)
はデジタイザ装置の構成を示す構成図、同図(b)はコ
ードレス式のデジタイザ装置の動作を説明する図、同図
(c)はコード式のデジタイザ装置の動作を説明する図
である。
【0003】まず、図2(a)を参照する。デジタイザ
装置は、タブレット1と位置指示器2とから構成されて
おり、さらにタブレット1はコイル群11とスペーサ部
材12とシールド部材13とから構成され、位置指示器
2は位置指示コイル21を備えた同調回路を有してい
る。上記スペーサ部材12は、上記コイル群11と上記
シールド部材13との配設距離を適宜離間させる為のも
のであり、一般に木材やコルク材により構成されるかあ
るいは両者を支持するための治具として構成されてい
た。また、上記シールド部材13は外界からの磁界の影
響を除き、デジタイザ装置の検出感度を安定させるもの
であり、珪素綱板やステンレススチールあるいはパーマ
ロイ(鉄・ニッケル合金)等の導電性を有する部材によ
り構成されていた。このような構成を有するデジタイザ
には、上記タブレット1と上記位置指示器2との間に接
続コードを有するコード式のものと、接続コードを有さ
ないコードレス方式のものがあった。
装置は、タブレット1と位置指示器2とから構成されて
おり、さらにタブレット1はコイル群11とスペーサ部
材12とシールド部材13とから構成され、位置指示器
2は位置指示コイル21を備えた同調回路を有してい
る。上記スペーサ部材12は、上記コイル群11と上記
シールド部材13との配設距離を適宜離間させる為のも
のであり、一般に木材やコルク材により構成されるかあ
るいは両者を支持するための治具として構成されてい
た。また、上記シールド部材13は外界からの磁界の影
響を除き、デジタイザ装置の検出感度を安定させるもの
であり、珪素綱板やステンレススチールあるいはパーマ
ロイ(鉄・ニッケル合金)等の導電性を有する部材によ
り構成されていた。このような構成を有するデジタイザ
には、上記タブレット1と上記位置指示器2との間に接
続コードを有するコード式のものと、接続コードを有さ
ないコードレス方式のものがあった。
【0004】上記コードレス式の装置は、図2(b)に
示すように、タブレット1に配設された上記コイル群1
1を互いに絶縁された駆動コイル群11aとセンスコイ
ル群11bとから構成すると共に、この駆動コイル群1
1aに対して所定周波数の交流電波を供給して発生させ
た磁界(磁束J)を位置指示器2内の位置指示コイル2
1を有する同調回路に同調させて上記センスコイル群1
1bに電圧を誘導し、この誘導された電圧の値に基づい
て上記位置指示器2が指示する座標値を算出するもので
ある。このような構成において、スペーサ部材12が薄
かったり、あるいは無かったりして上記コイル群11と
上記シールド部材13とが近接して配置された場合に
は、上記駆動コイル群11aから発生した磁界の磁束J
がシールド部材13内を通過してしまい、この際に渦電
流Sが発生する。この渦電流Sは磁界の強度を損失さ
せ、位置検出の特性を悪化させていた。従って従来装置
においては、この渦電流Sを発生させないように、上記
コイル群11と上記シールド部材13との配設間隔をス
ペーサ部材12により所定距離隔たせていた。この渦電
流Sによる損失は、特に上記交流電波として500kH
z〜10MHz程度の高周波数の電波を使用した場合に
顕著であった。
示すように、タブレット1に配設された上記コイル群1
1を互いに絶縁された駆動コイル群11aとセンスコイ
ル群11bとから構成すると共に、この駆動コイル群1
1aに対して所定周波数の交流電波を供給して発生させ
た磁界(磁束J)を位置指示器2内の位置指示コイル2
1を有する同調回路に同調させて上記センスコイル群1
1bに電圧を誘導し、この誘導された電圧の値に基づい
て上記位置指示器2が指示する座標値を算出するもので
ある。このような構成において、スペーサ部材12が薄
かったり、あるいは無かったりして上記コイル群11と
上記シールド部材13とが近接して配置された場合に
は、上記駆動コイル群11aから発生した磁界の磁束J
がシールド部材13内を通過してしまい、この際に渦電
流Sが発生する。この渦電流Sは磁界の強度を損失さ
せ、位置検出の特性を悪化させていた。従って従来装置
においては、この渦電流Sを発生させないように、上記
コイル群11と上記シールド部材13との配設間隔をス
ペーサ部材12により所定距離隔たせていた。この渦電
流Sによる損失は、特に上記交流電波として500kH
z〜10MHz程度の高周波数の電波を使用した場合に
顕著であった。
【0005】また、上記コード式の装置は、図2(c)
に示すように、タブレット1に配設された上記コイル群
11を互いに絶縁されたX側センスコイル群11cとY
側センスコイル群11dとから構成すると共に、位置指
示器2の位置指示コイル21に対しタブレット1内に設
けられた発振回路(図示せず)から所定周波数の交流電
波を供給するように構成し、この位置指示コイル21か
ら発生した磁界(磁束J)によって上記X側センスコイ
ル群11cと上記Y側センスコイル群11dのそれぞれ
に誘導された電圧の値に基づいて、上記位置指示器2が
指示する座標値を検出するものである。この構成におい
ても、先のコードレス式の装置と同様に、上記コイル群
11と上記シールド部材13とが近接して配置された場
合には、上記位置指示コイル21からの磁束Jがシール
ド部材13内を通過した際に渦電流Sが発生してしまい
磁界の強度が弱くなってしまうので、スペーサ部材12
により適宜距離離間させる必要があった。
に示すように、タブレット1に配設された上記コイル群
11を互いに絶縁されたX側センスコイル群11cとY
側センスコイル群11dとから構成すると共に、位置指
示器2の位置指示コイル21に対しタブレット1内に設
けられた発振回路(図示せず)から所定周波数の交流電
波を供給するように構成し、この位置指示コイル21か
ら発生した磁界(磁束J)によって上記X側センスコイ
ル群11cと上記Y側センスコイル群11dのそれぞれ
に誘導された電圧の値に基づいて、上記位置指示器2が
指示する座標値を検出するものである。この構成におい
ても、先のコードレス式の装置と同様に、上記コイル群
11と上記シールド部材13とが近接して配置された場
合には、上記位置指示コイル21からの磁束Jがシール
ド部材13内を通過した際に渦電流Sが発生してしまい
磁界の強度が弱くなってしまうので、スペーサ部材12
により適宜距離離間させる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電磁誘導方式を利用したデジタイザのタブレットにおい
ては、磁束Jが上記シールド部材13内を通過した際
に、このシールド部材内に発生する渦電流Sによる影響
を避けるために、高周波数の電波を使用することが難
しい、上記検出コイル群11とシールド部材13とを
積層配置する際、これら両者をスペーサ部材12により
所定距離隔たせなければならず、タブレットを薄型化す
ることが難しいといった問題点があった。
電磁誘導方式を利用したデジタイザのタブレットにおい
ては、磁束Jが上記シールド部材13内を通過した際
に、このシールド部材内に発生する渦電流Sによる影響
を避けるために、高周波数の電波を使用することが難
しい、上記検出コイル群11とシールド部材13とを
積層配置する際、これら両者をスペーサ部材12により
所定距離隔たせなければならず、タブレットを薄型化す
ることが難しいといった問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、位置
指示器との電磁誘導作用により位置指示器の指示座標を
検出するデジタイザのタブレットであって、上記位置指
示器との間で電磁誘導作用をなすコイル群と、透磁性と
電気絶縁性を有する部材により構成されたシールド部材
とを積層配置してタブレットを構成したことを特徴とす
るものである。また上記シールド部材として、フェライ
ト系の磁性体粒子を非導電性部材であるゴムあるいはプ
ラスチックに分散することにより形成したシート状部材
を用いたことを特徴とするものである。
指示器との電磁誘導作用により位置指示器の指示座標を
検出するデジタイザのタブレットであって、上記位置指
示器との間で電磁誘導作用をなすコイル群と、透磁性と
電気絶縁性を有する部材により構成されたシールド部材
とを積層配置してタブレットを構成したことを特徴とす
るものである。また上記シールド部材として、フェライ
ト系の磁性体粒子を非導電性部材であるゴムあるいはプ
ラスチックに分散することにより形成したシート状部材
を用いたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】シールド部材を透磁性体と電気絶縁性とを有す
るものとしたことにより、コイル群とシールド部材とを
近接配置した場合に、コイル群から発生した磁界により
渦電流が発生することがなくなる。従って、高周波の電
波を使用することができ、さらに薄型のタブレットを実
現することができる。
るものとしたことにより、コイル群とシールド部材とを
近接配置した場合に、コイル群から発生した磁界により
渦電流が発生することがなくなる。従って、高周波の電
波を使用することができ、さらに薄型のタブレットを実
現することができる。
【0009】
【実施例】本発明においては、磁性体であって電気絶縁
性を有するシールド部材として、フェライト系の磁性体
を用いる。このフェライト系の磁性体は抵抗値が高く導
電性を有さないので、コードレス式の装置における上記
駆動コイル群11aあるいはコード式の装置における上
記位置指示器2から発生した磁界Jがこのシールド部材
内を通過した際に上記渦電流は発生しない。このような
フェライト系の磁性体には、銅−亜鉛系フェライト、
ニッケル−銅−亜鉛系フェライト、ニッケル−マン
ガン−亜鉛系フェライト、ニッケル−亜鉛系フェライ
ト等がある。これらのフェライト系磁性体は、最大透磁
率200〜800μm、抵抗率4×104〜1×107Ω
・cmという性質を備えており、透磁性と電気絶縁性と
を兼ね備えたものである。
性を有するシールド部材として、フェライト系の磁性体
を用いる。このフェライト系の磁性体は抵抗値が高く導
電性を有さないので、コードレス式の装置における上記
駆動コイル群11aあるいはコード式の装置における上
記位置指示器2から発生した磁界Jがこのシールド部材
内を通過した際に上記渦電流は発生しない。このような
フェライト系の磁性体には、銅−亜鉛系フェライト、
ニッケル−銅−亜鉛系フェライト、ニッケル−マン
ガン−亜鉛系フェライト、ニッケル−亜鉛系フェライ
ト等がある。これらのフェライト系磁性体は、最大透磁
率200〜800μm、抵抗率4×104〜1×107Ω
・cmという性質を備えており、透磁性と電気絶縁性と
を兼ね備えたものである。
【0010】上記のフェライト系磁性体をシールド部材
に用いる場合には、このまま板状に成形して用いるか、
あるいはこの磁性体を粉状にし、これを樹脂あるいはゴ
ム等の非導電性のバインダー材に分散させてシート状に
成形して用いる。このように成形することにより、大型
サイズのものを作成することができる。また、従来用い
らていた、珪素鋼板、パーマロイ、ステンレス等
の導電性の磁性体を粒状化して上記バインダー材に分散
させても良い。図1(b)に示すように、このようにし
て作られたシールド部材13は、バインダー材132に
磁性体131が分散した状態となり、このシールド部材
13内部において、非導電性でかつ良透磁性となる。従
って、このシールド部材13内を磁束Jが通過しても部
材内は非電導性であるので渦電流は発生しない。また、
このようにシールド部材をシート状に形成したことによ
り、加工性や取扱いが容易となり、製造し易くなるとい
った利点もある。
に用いる場合には、このまま板状に成形して用いるか、
あるいはこの磁性体を粉状にし、これを樹脂あるいはゴ
ム等の非導電性のバインダー材に分散させてシート状に
成形して用いる。このように成形することにより、大型
サイズのものを作成することができる。また、従来用い
らていた、珪素鋼板、パーマロイ、ステンレス等
の導電性の磁性体を粒状化して上記バインダー材に分散
させても良い。図1(b)に示すように、このようにし
て作られたシールド部材13は、バインダー材132に
磁性体131が分散した状態となり、このシールド部材
13内部において、非導電性でかつ良透磁性となる。従
って、このシールド部材13内を磁束Jが通過しても部
材内は非電導性であるので渦電流は発生しない。また、
このようにシールド部材をシート状に形成したことによ
り、加工性や取扱いが容易となり、製造し易くなるとい
った利点もある。
【0011】図1(a)は、このシールド部材13を上
記コードレス式のタブレット1に適用した場合の磁界の
状態を示した図である。同図において、先に示したもの
と同一部には同一符号をもって示してある。実施例装置
においては、上記シールド部材13上にコイル群11
(駆動コイル11aおよびセンスコイル11b)を直接
積層している。この場合、この駆動コイル11aから発
生した磁界、すなわち磁束Jのシールド部材13側のも
のは、上記シールド部材13内を通過するが、上記の通
りこの通過時においてシールド部材13内で渦電流は発
生しない。従って、コイル群11とシールド部材13と
を近接配置しても磁界(磁束)の損失を抑えることがで
き、薄型のタブレットを実現することができる。
記コードレス式のタブレット1に適用した場合の磁界の
状態を示した図である。同図において、先に示したもの
と同一部には同一符号をもって示してある。実施例装置
においては、上記シールド部材13上にコイル群11
(駆動コイル11aおよびセンスコイル11b)を直接
積層している。この場合、この駆動コイル11aから発
生した磁界、すなわち磁束Jのシールド部材13側のも
のは、上記シールド部材13内を通過するが、上記の通
りこの通過時においてシールド部材13内で渦電流は発
生しない。従って、コイル群11とシールド部材13と
を近接配置しても磁界(磁束)の損失を抑えることがで
き、薄型のタブレットを実現することができる。
【0012】以上はコードレス式の装置について述べた
が、コード式の装置においても同様に渦電流Sは発生し
ないので、薄型のタブレットを実現できる。
が、コード式の装置においても同様に渦電流Sは発生し
ないので、薄型のタブレットを実現できる。
【0013】
【発明の効果】以上の通り本発明は、位置指示器との間
で電磁誘導作用をなすコイル群と、透磁性と電気絶縁性
を有する部材により構成されたシールド部材とを積層配
置してタブレットを構成し、さらに上記シールド部材と
して、フェライト系の磁性体粒子を非導電性部材である
ゴムあるいはプラスチックに分散することにより形成し
たシート状部材を用いたので、磁束がシールド部材を通
過した際に発生する渦電流を抑えることができ、高周波
の電波が使用できるとともに、タブレットを薄型に構成
することができる。
で電磁誘導作用をなすコイル群と、透磁性と電気絶縁性
を有する部材により構成されたシールド部材とを積層配
置してタブレットを構成し、さらに上記シールド部材と
して、フェライト系の磁性体粒子を非導電性部材である
ゴムあるいはプラスチックに分散することにより形成し
たシート状部材を用いたので、磁束がシールド部材を通
過した際に発生する渦電流を抑えることができ、高周波
の電波が使用できるとともに、タブレットを薄型に構成
することができる。
【図1】本発明の装置を説明する図である。
【図2】従来装置を説明する図である。
1 タブレット 11 コイル群 13 シールド部材 2 位置指示器 21 位置指示コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松嶋 清秀 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503−10 グ ラフテック株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 位置指示器との電磁誘導作用により位置
指示器の指示座標を検出するデジタイザのタブレットで
あって、上記位置指示器との間で電磁誘導作用をなすコ
イル群と、透磁性と電気絶縁性とを有する部材により構
成されたシールド部材とを積層配置したことを特徴とす
るデジタイザのタブレット。 - 【請求項2】 上記シールド部材として、フェライト系
磁性体を用いたことを特徴とする請求項1記載のデジタ
イザのタブレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32847392A JPH06149450A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | デジタイザのタブレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32847392A JPH06149450A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | デジタイザのタブレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149450A true JPH06149450A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18210665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32847392A Pending JPH06149450A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | デジタイザのタブレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149450A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4313980B4 (de) | 1992-04-28 | 2005-08-04 | Denso Corp., Kariya | Integrierte Hybridschaltung und Verfahren zu deren Herstellung |
JP2012252660A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Wacom Co Ltd | 位置検出装置、表示装置および携帯機器 |
WO2014157526A1 (ja) | 2013-03-28 | 2014-10-02 | 日立金属株式会社 | 磁性シート、それを用いた電子機器、および、磁性シートの製造方法 |
WO2015049993A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 日東電工株式会社 | 軟磁性粒子粉末、軟磁性樹脂組成物、軟磁性フィルム、軟磁性フィルム積層回路基板および位置検出装置 |
WO2015049991A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 日東電工株式会社 | 軟磁性粒子粉末、軟磁性樹脂組成物、軟磁性フィルム、軟磁性フィルム積層回路基板および位置検出装置 |
KR20170008658A (ko) | 2014-05-22 | 2017-01-24 | 도다 고교 가부시끼가이샤 | 페라이트 소결판 및 페라이트 소결 시트 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP32847392A patent/JPH06149450A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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