JPH0614838Y2 - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
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- JPH0614838Y2 JPH0614838Y2 JP1988005560U JP556088U JPH0614838Y2 JP H0614838 Y2 JPH0614838 Y2 JP H0614838Y2 JP 1988005560 U JP1988005560 U JP 1988005560U JP 556088 U JP556088 U JP 556088U JP H0614838 Y2 JPH0614838 Y2 JP H0614838Y2
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- tip valve
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- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 102
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 67
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 20
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばインキ、修正液、ペイント、絵具、あ
るいはマニキュア液等の塗布液を塗布するための塗布具
に関するものである。
るいはマニキュア液等の塗布液を塗布するための塗布具
に関するものである。
(従来技術) 上記のような塗布液を塗布するための塗布具には、例え
ば実開昭57−184781号公報に示されるものがあ
る。この塗布具は、開口部を介して互いに連通する主塗
布液室および小室を備えており、上記開口部は中間弁に
よって開閉されるようになっている。小室には先端開口
が設けられており、この先端開口は、塗布体を有する先
端弁によって開閉される。この先端弁は、先端に向けて
付勢されており、通常は先端開口に向かって押付けら
れ、同開口を塞ぐようになっている。そして、この先端
弁の塗布体が被塗布面に押付けられることにより先端弁
が内方へ移動し、小室内の塗布液が先端口から外部へ流
出するようになっている。
ば実開昭57−184781号公報に示されるものがあ
る。この塗布具は、開口部を介して互いに連通する主塗
布液室および小室を備えており、上記開口部は中間弁に
よって開閉されるようになっている。小室には先端開口
が設けられており、この先端開口は、塗布体を有する先
端弁によって開閉される。この先端弁は、先端に向けて
付勢されており、通常は先端開口に向かって押付けら
れ、同開口を塞ぐようになっている。そして、この先端
弁の塗布体が被塗布面に押付けられることにより先端弁
が内方へ移動し、小室内の塗布液が先端口から外部へ流
出するようになっている。
このような塗布具によれば、使用時にのみ中間弁によっ
て開口部を開いて小室内に塗布液を導入し、さらに塗布
体を押付けることによって先端開口を開き、塗布液を流
出させることによって塗布を行うことができる。
て開口部を開いて小室内に塗布液を導入し、さらに塗布
体を押付けることによって先端開口を開き、塗布液を流
出させることによって塗布を行うことができる。
ところで、このような塗布具においては、上記開口部を
開閉する場合に、上記公報に示されるように容器全体を
上下に振ってその内部の撹拌部材を上下動させ、これに
よって中間弁を動かすようにする構造のものもあるが、
この場合には小室内に適量の塗布液を確実に導入するこ
とは困難であるため、一般には、容器を外側から押圧す
ることによってその内部の中間弁をスライドさせ、開口
部を開閉する構造が良く用いられている(例えば実公昭
55−32784号公報参照)。
開閉する場合に、上記公報に示されるように容器全体を
上下に振ってその内部の撹拌部材を上下動させ、これに
よって中間弁を動かすようにする構造のものもあるが、
この場合には小室内に適量の塗布液を確実に導入するこ
とは困難であるため、一般には、容器を外側から押圧す
ることによってその内部の中間弁をスライドさせ、開口
部を開閉する構造が良く用いられている(例えば実公昭
55−32784号公報参照)。
ところが、この構造の場合、まず容器を押圧して中間弁
を作動させ、小室内に塗布液を導入した後に、塗布材を
被塗布面に押付けて塗布を行うようにすればよいのであ
るが、容器を押圧しながら塗布を行うような使用が行わ
れた場合には、上記開口部および先端開口の双方が開か
れた状態となり、主室内および小室内の塗布液が多量に
噴出して、いわゆるボタ漏れ等の不都合が生じる可能性
がある。
を作動させ、小室内に塗布液を導入した後に、塗布材を
被塗布面に押付けて塗布を行うようにすればよいのであ
るが、容器を押圧しながら塗布を行うような使用が行わ
れた場合には、上記開口部および先端開口の双方が開か
れた状態となり、主室内および小室内の塗布液が多量に
噴出して、いわゆるボタ漏れ等の不都合が生じる可能性
がある。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、外部からの押圧によって開口
部を開く中間弁と、小室内に軸方向に移動可能に収納さ
れた先端弁とを備えた塗布具において、上記押圧および
塗布作業が同時に行なわれた場合にも、先端口から過剰
の塗布液の流出を防止することができるものを提供する
ことを目的とする。
部を開く中間弁と、小室内に軸方向に移動可能に収納さ
れた先端弁とを備えた塗布具において、上記押圧および
塗布作業が同時に行なわれた場合にも、先端口から過剰
の塗布液の流出を防止することができるものを提供する
ことを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、塗布液を収納する主室と、この主室と連通口
によって連通しかつ外部と先端口によって連通する小室
とを内部に形成し、上記主室を形成する塗布具本体が内
側に押圧された時にこの押圧で内側に変形した塗布具本
体より上記連通口を塞ぐ位置から同連通口を開く位置ま
で軸方向に移動する力を与えられる中間弁と、先端に塗
布材を有し、この塗布材が上記先端口から外部に臨む状
態で上記小室内に軸方向に移動可能に収納され、上記先
端口への移動に伴ってこの先端口からの塗布液の流出を
規制する先端弁とを備え、上記小室内に、主室側に向か
って移動する先端弁と当接し、この当接によって塗布液
の流通を遮断する規制部を設けるとともに、この規制部
と上記先端弁とが当接した状態でこの先端弁と上記中間
弁とが軸方向に離間するように上記規制部の配設位置を
設定したものである。
によって連通しかつ外部と先端口によって連通する小室
とを内部に形成し、上記主室を形成する塗布具本体が内
側に押圧された時にこの押圧で内側に変形した塗布具本
体より上記連通口を塞ぐ位置から同連通口を開く位置ま
で軸方向に移動する力を与えられる中間弁と、先端に塗
布材を有し、この塗布材が上記先端口から外部に臨む状
態で上記小室内に軸方向に移動可能に収納され、上記先
端口への移動に伴ってこの先端口からの塗布液の流出を
規制する先端弁とを備え、上記小室内に、主室側に向か
って移動する先端弁と当接し、この当接によって塗布液
の流通を遮断する規制部を設けるとともに、この規制部
と上記先端弁とが当接した状態でこの先端弁と上記中間
弁とが軸方向に離間するように上記規制部の配設位置を
設定したものである。
このような構成において、外部からの押圧により中間弁
が作動して開口部が開き、この状態で塗布材を被塗布面
に押付けると先端弁が移動して先端口が大きく開くこと
となるが、この移動によって先端弁と規制部とが当接
し、塗布液の流通が遮断されるので、主室から小室内へ
の塗布液の導入は停止され、先端口からの過剰の塗布液
の流出は防止される。
が作動して開口部が開き、この状態で塗布材を被塗布面
に押付けると先端弁が移動して先端口が大きく開くこと
となるが、この移動によって先端弁と規制部とが当接
し、塗布液の流通が遮断されるので、主室から小室内へ
の塗布液の導入は停止され、先端口からの過剰の塗布液
の流出は防止される。
この塗布具では、上記小室内に上記先端弁を上記主室に
向かう方向に付勢するばね手段を設けるようにしてもよ
い。この場合には、塗布液が導入されてから早めに先端
弁の移動によって先端口からの塗布液流出が規制される
ため、比較的粘度の低い塗布液、すなわち流動性の高い
塗布液を用いても塗布液が外部に過剰に補充されること
が防がれる。
向かう方向に付勢するばね手段を設けるようにしてもよ
い。この場合には、塗布液が導入されてから早めに先端
弁の移動によって先端口からの塗布液流出が規制される
ため、比較的粘度の低い塗布液、すなわち流動性の高い
塗布液を用いても塗布液が外部に過剰に補充されること
が防がれる。
また、上記塗布具では、上記先端弁と規制部との間に上
記主室側への先端弁の移動を規制するばね手段を設け、
このばね手段と上記先端弁とが接触した状態で先端弁が
上記先端口を開く位置に位置するように上記ばね手段の
寸法を設定するようにしてもよい。この場合には、塗布
材に外力が加えられない限り、先端弁の軸方向の移動量
は制限され、この先端弁と先端口との間の隙間も小さな
ものとなるので、その分、塗布液が小室内に導入されて
から先端口を通じての塗布液流出の規制がなされるまで
の時間はより短いものとなり、従って、流動性の高い塗
布液であっても十分に外部供給することができる。
記主室側への先端弁の移動を規制するばね手段を設け、
このばね手段と上記先端弁とが接触した状態で先端弁が
上記先端口を開く位置に位置するように上記ばね手段の
寸法を設定するようにしてもよい。この場合には、塗布
材に外力が加えられない限り、先端弁の軸方向の移動量
は制限され、この先端弁と先端口との間の隙間も小さな
ものとなるので、その分、塗布液が小室内に導入されて
から先端口を通じての塗布液流出の規制がなされるまで
の時間はより短いものとなり、従って、流動性の高い塗
布液であっても十分に外部供給することができる。
また、上記塗布具では、上記先端弁と規制部との間に上
記先端弁を上記先端口近傍の内壁面と当接する位置まで
先端口側に押付けるばね手段を設けるとともに、この先
端弁と上記内壁面とが当接する位置で両者の断面形状を
異ならせることにより両者の間に隙間を残すようにして
もよい。この場合にも、先端弁と内壁面との間に形成さ
れた隙間から先端口を通じて微量の塗布液が常時滲み出
るので、塗布までの時間的なロスが低減される。
記先端弁を上記先端口近傍の内壁面と当接する位置まで
先端口側に押付けるばね手段を設けるとともに、この先
端弁と上記内壁面とが当接する位置で両者の断面形状を
異ならせることにより両者の間に隙間を残すようにして
もよい。この場合にも、先端弁と内壁面との間に形成さ
れた隙間から先端口を通じて微量の塗布液が常時滲み出
るので、塗布までの時間的なロスが低減される。
(実施例) 本考案の第1実施例を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。ここに示される塗布具は、塗布液を収納する主室
1、およびこの主室1と連通する小室2を備えている。
この塗布具に用いられる塗布液としては、インキ、修正
液、ペイント、絵具、マニキュア液等、多少の粘度をも
ったものが好ましい。
る。ここに示される塗布具は、塗布液を収納する主室
1、およびこの主室1と連通する小室2を備えている。
この塗布具に用いられる塗布液としては、インキ、修正
液、ペイント、絵具、マニキュア液等、多少の粘度をも
ったものが好ましい。
上記主室1は、本体3、弁筒4、および弁座5によって
形成されている。本体3は、例えばプラスチック等の可
撓性材料からなり、その側面には内側に向かって突出す
る一対の凹部3aを有しており、この凹部3aが外部か
らの押圧を受けることにより第1図の二点鎖線に示され
るように内側に変形するようになっている。弁筒4は、
この本体3と弁座5との間に介在し、その後端には内側
に向かって突出する突出部4aを有している。弁座5
は、この弁筒4の前面に設けられており、主室1と小室
2との連通口5aを有している。
形成されている。本体3は、例えばプラスチック等の可
撓性材料からなり、その側面には内側に向かって突出す
る一対の凹部3aを有しており、この凹部3aが外部か
らの押圧を受けることにより第1図の二点鎖線に示され
るように内側に変形するようになっている。弁筒4は、
この本体3と弁座5との間に介在し、その後端には内側
に向かって突出する突出部4aを有している。弁座5
は、この弁筒4の前面に設けられており、主室1と小室
2との連通口5aを有している。
上記小室2は、この弁座5、および同弁座5を覆うよう
に本体3の前端部に取付けられた先筒6によって形成さ
れている。先筒6は、小室2と外部とを連通する先端口
6aを有しており、不使用時には、この先端口6aを覆
うキャップ(図示せず)が外面に嵌着され、後記塗布材
14の乾燥が防止されるようになっている。そして、上
記小室2および主室1を連通する上記連通口5aを塞ぐ
ように、両室1,2に亘って中間弁7が設けられてい
る。
に本体3の前端部に取付けられた先筒6によって形成さ
れている。先筒6は、小室2と外部とを連通する先端口
6aを有しており、不使用時には、この先端口6aを覆
うキャップ(図示せず)が外面に嵌着され、後記塗布材
14の乾燥が防止されるようになっている。そして、上
記小室2および主室1を連通する上記連通口5aを塞ぐ
ように、両室1,2に亘って中間弁7が設けられてい
る。
この中間弁7は、主室1内に位置する大径部8、および
小室2内に位置する小径部9からなり、これら大径部8
と小径部9の境界部分には、第2図にも示されるよう
に、上記弁座5における連通口5aの周縁部分と当接可
能なシール部10が形成されている。大径部8の周面上
において上記弁筒4内に位置する部分には、外方に向か
って突出する突条8aが形成されており、この突条8a
と上記突出部4aとの間にばね11が介設されている。
このばね11によって中間弁7は先端方向に付勢されて
おり、これによって上記シール部10が弁座5に当接
し、連通口5aを塞ぐようになっている。
小室2内に位置する小径部9からなり、これら大径部8
と小径部9の境界部分には、第2図にも示されるよう
に、上記弁座5における連通口5aの周縁部分と当接可
能なシール部10が形成されている。大径部8の周面上
において上記弁筒4内に位置する部分には、外方に向か
って突出する突条8aが形成されており、この突条8a
と上記突出部4aとの間にばね11が介設されている。
このばね11によって中間弁7は先端方向に付勢されて
おり、これによって上記シール部10が弁座5に当接
し、連通口5aを塞ぐようになっている。
さらに、この大径部8において上記凹部3aに対応する
部分には、後端に向けて次第に広がる形状を有する引込
み部12が設けられている。この引込み部12が、外部
からの押圧によって上述のように内側に変形した凹部3
aに外側から挟みつけられることにより、中間弁7全体
が第1図の矢印方向に移動し、これによってシール部1
0が第2図の二点鎖線の位置まで移動して弁座5と離反
し、連通口5aを開くようになっている。
部分には、後端に向けて次第に広がる形状を有する引込
み部12が設けられている。この引込み部12が、外部
からの押圧によって上述のように内側に変形した凹部3
aに外側から挟みつけられることにより、中間弁7全体
が第1図の矢印方向に移動し、これによってシール部1
0が第2図の二点鎖線の位置まで移動して弁座5と離反
し、連通口5aを開くようになっている。
上記小室2内には、第2図および第3図にも示されるよ
うな先端弁13が収納されており、この先端弁13の先
端部には塗布材14が固定されている。この塗布材14
は、例えば刷毛、多孔質体、フェルト、単なる中実の棒
状体、あるいはこのような棒状体の外部や内部に溝を設
けたもの等、通常の塗布具に使用されているものでよ
く、用途に応じて適宜選択する。なお、この実施例では
刷毛を用いている。
うな先端弁13が収納されており、この先端弁13の先
端部には塗布材14が固定されている。この塗布材14
は、例えば刷毛、多孔質体、フェルト、単なる中実の棒
状体、あるいはこのような棒状体の外部や内部に溝を設
けたもの等、通常の塗布具に使用されているものでよ
く、用途に応じて適宜選択する。なお、この実施例では
刷毛を用いている。
この塗布材14が上記先端口6aから外部に臨んでお
り、先端弁13は、その軸方向に移動自在になってい
る。先端弁13の前端には、先筒6の内壁面と当接可能
なシール部13aが形成されており、この当接によって
先端口6aが塞がれ、小室2内が密閉されるようになっ
ている。また、この先端弁13の周面には突条13bが
形成されており、この突条13bと先筒6の内壁面とに
よって所定面積の隙間が形成されるようになっている。
ただし、この突条13bは当実施例において必ずしも形
成する必要はない。
り、先端弁13は、その軸方向に移動自在になってい
る。先端弁13の前端には、先筒6の内壁面と当接可能
なシール部13aが形成されており、この当接によって
先端口6aが塞がれ、小室2内が密閉されるようになっ
ている。また、この先端弁13の周面には突条13bが
形成されており、この突条13bと先筒6の内壁面とに
よって所定面積の隙間が形成されるようになっている。
ただし、この突条13bは当実施例において必ずしも形
成する必要はない。
さらに、上記先筒6において上記小室2内に臨む部分の
尾端部側には、先端側よりも径の大きな段部6bが形成
されており、この段部6bと弁座5とにより形成された
小室2の空間内に、圧入または接着等の手段によって本
考案の特徴である規制部材15が固定されている。この
規制部材15は、第3図の二点鎖線に示されるように主
室1側に向かって移動する先端弁13の後部と当接可能
なシール部15aを有し、この当接によって小室2内の
塗布液の流通を遮断する形状となっている。
尾端部側には、先端側よりも径の大きな段部6bが形成
されており、この段部6bと弁座5とにより形成された
小室2の空間内に、圧入または接着等の手段によって本
考案の特徴である規制部材15が固定されている。この
規制部材15は、第3図の二点鎖線に示されるように主
室1側に向かって移動する先端弁13の後部と当接可能
なシール部15aを有し、この当接によって小室2内の
塗布液の流通を遮断する形状となっている。
次に、この塗布具の作用を説明する。まず、凹部3aが
押圧されていない不使用時には、中間弁7がばね11に
よって先端方向に付勢されているため、連通口5aはこ
の中間弁7のシール部10によって塞がれている。従っ
て、主室1内の塗布液は小室2内に導入されず、小室2
内に塗布液は充満していない。このとき、先端弁13は
大きな圧力を受けず、小室2内で移動自在であり、その
シール部13aと先筒6の内壁面とが軽く接触するか、
あるいはその間に隙間が形成されているので、これらの
シール部13aおよび先筒6の隙間から先端口6aを通
って、小室2内の少量の塗布液が外部に滲み出る。
押圧されていない不使用時には、中間弁7がばね11に
よって先端方向に付勢されているため、連通口5aはこ
の中間弁7のシール部10によって塞がれている。従っ
て、主室1内の塗布液は小室2内に導入されず、小室2
内に塗布液は充満していない。このとき、先端弁13は
大きな圧力を受けず、小室2内で移動自在であり、その
シール部13aと先筒6の内壁面とが軽く接触するか、
あるいはその間に隙間が形成されているので、これらの
シール部13aおよび先筒6の隙間から先端口6aを通
って、小室2内の少量の塗布液が外部に滲み出る。
この状態から本体3の凹部3aを押圧すると、凹部3a
が内側に変形して引込み部12に当接し、これによって
中間弁7が付勢力に反して第1図の矢印方向にスライド
する。このとき、弁座5とシール部10が離反して連通
口5aが開かれるとともに、凹部3aの変形によって主
室1内の塗布液が加圧されるため、同塗布液は小室2内
に導入される。
が内側に変形して引込み部12に当接し、これによって
中間弁7が付勢力に反して第1図の矢印方向にスライド
する。このとき、弁座5とシール部10が離反して連通
口5aが開かれるとともに、凹部3aの変形によって主
室1内の塗布液が加圧されるため、同塗布液は小室2内
に導入される。
この導入によって、塗布液は小室2内に充満して圧力が
高まり、この圧力によって小室2内の先端弁13が先端
方向に押付けられて第2図の二点鎖線の位置まで移動
し、そのシール部13aと先筒6の内壁面とが当接して
先端口6aが塞がれる。こうして先端口6aが塞がれる
までの間、上記導入によって圧力の高まった塗布液は先
端口6aから外部に流出し、これによって小室2内への
塗布液の導入を確認することができる。このとき、すで
に塗布材14には多少の塗布液が含まれているため、時
間を要せずして塗布を開始することができる。また、塗
布の際には、この塗布材14が被塗布面に押付けられて
先端弁13が内方に押し戻され、先端口6aは開いた状
態となるため、小室2内の塗布液は常時塗布材14に補
充される。小室2内の塗布液が無くなった場合には、再
度凹部3aを押圧すればよい。
高まり、この圧力によって小室2内の先端弁13が先端
方向に押付けられて第2図の二点鎖線の位置まで移動
し、そのシール部13aと先筒6の内壁面とが当接して
先端口6aが塞がれる。こうして先端口6aが塞がれる
までの間、上記導入によって圧力の高まった塗布液は先
端口6aから外部に流出し、これによって小室2内への
塗布液の導入を確認することができる。このとき、すで
に塗布材14には多少の塗布液が含まれているため、時
間を要せずして塗布を開始することができる。また、塗
布の際には、この塗布材14が被塗布面に押付けられて
先端弁13が内方に押し戻され、先端口6aは開いた状
態となるため、小室2内の塗布液は常時塗布材14に補
充される。小室2内の塗布液が無くなった場合には、再
度凹部3aを押圧すればよい。
一方、このような塗布具において、上記凹部3aを押圧
すると同時に塗布材14を被塗布面に押付けて塗布作業
を行うと、中間弁8の作動により連通口5aが開かれ、
かつ、先端弁13の主室1側への移動によって先端口6
aも大きく開かれた状態となる。しかし、この先端弁1
3の移動によって、第3図に示されるように、同先端弁
13の後部と規制部材15のシール部15aとが当接
し、これによって塗布液の流通が遮断されるので、主室
1から小室2への塗布液の導入は行なわれず、従って、
先端口6aから過剰の塗布液が噴出することが防止され
る。
すると同時に塗布材14を被塗布面に押付けて塗布作業
を行うと、中間弁8の作動により連通口5aが開かれ、
かつ、先端弁13の主室1側への移動によって先端口6
aも大きく開かれた状態となる。しかし、この先端弁1
3の移動によって、第3図に示されるように、同先端弁
13の後部と規制部材15のシール部15aとが当接
し、これによって塗布液の流通が遮断されるので、主室
1から小室2への塗布液の導入は行なわれず、従って、
先端口6aから過剰の塗布液が噴出することが防止され
る。
以上のようにこの塗布具では、通常の使用動作、すなわ
ち凹部3aの押圧により小室2内に塗布液を導入した後
に塗布する動作を行うことによって、塗布液の円滑な塗
布を行うことができ、しかも、上記凹部3aが押圧され
ながら塗布作業が行なわれた場合にも、先端弁13と規
制部材15との当接によって塗布液の流通を遮断するこ
とにより、先端口6aからの過剰の塗布液の流出を防止
することができる。
ち凹部3aの押圧により小室2内に塗布液を導入した後
に塗布する動作を行うことによって、塗布液の円滑な塗
布を行うことができ、しかも、上記凹部3aが押圧され
ながら塗布作業が行なわれた場合にも、先端弁13と規
制部材15との当接によって塗布液の流通を遮断するこ
とにより、先端口6aからの過剰の塗布液の流出を防止
することができる。
なお、ここでは、独立して形成された規制部材15を小
室2内に固定するようにしているが、本考案はこれに限
らず、先筒6の内壁面に一体に規制部を形成するように
してもよい。
室2内に固定するようにしているが、本考案はこれに限
らず、先筒6の内壁面に一体に規制部を形成するように
してもよい。
次に、第2実施例を第4図に基づいて説明する。上記構
成の塗布具において、使用される塗布液の粘度が高い場
合、すなわち塗布液の流動性が低い場合には、小室2内
の塗布液が十分に先端口6aから流出しない間に先端弁
13が押付けられて先端口6aを閉じてしまうことがあ
る。そこで当実施例の塗布具では、上記塗布具において
先筒6の内壁面と先端弁13の突条13bとの間にばね
16を介設しており、このばね16によって先端弁13
を主室1側に向かう方向に付勢し、シール部13aと先
筒6aとの間に隙間が形成されるようにしている。
成の塗布具において、使用される塗布液の粘度が高い場
合、すなわち塗布液の流動性が低い場合には、小室2内
の塗布液が十分に先端口6aから流出しない間に先端弁
13が押付けられて先端口6aを閉じてしまうことがあ
る。そこで当実施例の塗布具では、上記塗布具において
先筒6の内壁面と先端弁13の突条13bとの間にばね
16を介設しており、このばね16によって先端弁13
を主室1側に向かう方向に付勢し、シール部13aと先
筒6aとの間に隙間が形成されるようにしている。
このような構造によれば、第1実施例の塗布具に比べ、
より高い圧力を受けないと先端弁13は先端方向に押付
けられることがないので、先端口6aが塞がれるまでに
滲み出る塗布液の量が増加し、これによって、高い粘度
を有する塗布液に対しても使用することが可能となる。
しかも、上記第1実施例の塗布具と同様、凹部3aを押
圧した状態で塗布作業を行っても、先端口6aから塗布
液が過剰に流出することはない。
より高い圧力を受けないと先端弁13は先端方向に押付
けられることがないので、先端口6aが塞がれるまでに
滲み出る塗布液の量が増加し、これによって、高い粘度
を有する塗布液に対しても使用することが可能となる。
しかも、上記第1実施例の塗布具と同様、凹部3aを押
圧した状態で塗布作業を行っても、先端口6aから塗布
液が過剰に流出することはない。
次に、第3実施例を第5図に基づいて説明する。上記第
1実施例の塗布具において、比較的粘度の低い塗布液、
すなわち流動性の高い塗布液を用いる場合、塗布液は外
部に流出し易く、塗布液が過剰に外部に補充される可能
性があるため、塗布液が導入されてから早めに先端弁1
3によって先端口6aがシールされるように構成するこ
とが好ましい。
1実施例の塗布具において、比較的粘度の低い塗布液、
すなわち流動性の高い塗布液を用いる場合、塗布液は外
部に流出し易く、塗布液が過剰に外部に補充される可能
性があるため、塗布液が導入されてから早めに先端弁1
3によって先端口6aがシールされるように構成するこ
とが好ましい。
そこで当実施例の塗布具では、規制部材15と先端弁1
3の突条13bとの間にばね17を介設しており、この
ばね17の規制部材15側の端部のみを、移動部材15
に形成された固定溝15b内に固定している。すなわ
ち、この構造においては、先端弁13は上記ばね17に
よって支承されており、中間弁7側への移動のみが規制
されている。
3の突条13bとの間にばね17を介設しており、この
ばね17の規制部材15側の端部のみを、移動部材15
に形成された固定溝15b内に固定している。すなわ
ち、この構造においては、先端弁13は上記ばね17に
よって支承されており、中間弁7側への移動のみが規制
されている。
このような構造によれば、塗布材14に外力が加えられ
ない限り、先端弁13の軸方向の移動量は制限され、そ
のシール部13aと先筒6との間に常時形成される隙間
も小さなものとなるので、第1実施例の構造に比べ、塗
布液が小室2内に導入されてから先端口6aがシールさ
れるまでの時間はより短いものとなる。従って、流動性
の高い塗布液に対しても円滑に使用することが可能とな
る。
ない限り、先端弁13の軸方向の移動量は制限され、そ
のシール部13aと先筒6との間に常時形成される隙間
も小さなものとなるので、第1実施例の構造に比べ、塗
布液が小室2内に導入されてから先端口6aがシールさ
れるまでの時間はより短いものとなる。従って、流動性
の高い塗布液に対しても円滑に使用することが可能とな
る。
次に、第4実施例を第6図および第7図に基づいて説明
する。この実施例では、突条13bと規制部材15との
間にばね18を介設し、先端弁13を先端方向に付勢す
るとともに、この先端弁13のシール部13aの断面形
状を第7図のような楕円状に設定している。従って、同
図に示されるように、上記シール部13aと先筒6との
当接によって、所定面積の隙間19を残して先端口6a
が塞がれるようになっている。
する。この実施例では、突条13bと規制部材15との
間にばね18を介設し、先端弁13を先端方向に付勢す
るとともに、この先端弁13のシール部13aの断面形
状を第7図のような楕円状に設定している。従って、同
図に示されるように、上記シール部13aと先筒6との
当接によって、所定面積の隙間19を残して先端口6a
が塞がれるようになっている。
このような塗布具においても、隙間19から先端口6a
を通って微量の塗布液が常時滲み出るので、上記第1実
施例等の塗布具と同様、塗布までの時間的なロスの低減
等の効果を得ることができる。
を通って微量の塗布液が常時滲み出るので、上記第1実
施例等の塗布具と同様、塗布までの時間的なロスの低減
等の効果を得ることができる。
なお、この実施例において、上記隙間19の面積および
ばね18による付勢力は使用される塗布液の粘度に応じ
て設定すればよい。すなわち、塗布液の粘度が低い場合
には、その流動性は大きく、隙間19から多量の塗布液
が流出し易いので、隙間19の面積が小さくなるように
シール部13aの形状を設定することにより、この隙間
19からの塗布液の流量を抑えるようにし、さらに、ば
ね18の付勢力を強く設定しておくことにより、塗布時
に先端弁13が押込まれる量を小さくし、塗布液の多量
の流出を防ぐようにすればよい。塗布液の粘度が高い場
合にはその逆に設定する。
ばね18による付勢力は使用される塗布液の粘度に応じ
て設定すればよい。すなわち、塗布液の粘度が低い場合
には、その流動性は大きく、隙間19から多量の塗布液
が流出し易いので、隙間19の面積が小さくなるように
シール部13aの形状を設定することにより、この隙間
19からの塗布液の流量を抑えるようにし、さらに、ば
ね18の付勢力を強く設定しておくことにより、塗布時
に先端弁13が押込まれる量を小さくし、塗布液の多量
の流出を防ぐようにすればよい。塗布液の粘度が高い場
合にはその逆に設定する。
また、このような隙間を形成する手段は上記のものに限
らず、例えば第8図に示されるように、先端弁13のシ
ール部13aの形状を六角形等の多角形とすることによ
り隙間20を形成してもよいし、あるいは第9図に示さ
れるように、シール部13aに複数のリブ13cを設
け、これらのリブ13cの間に上記と同様の隙間を形成
してもよい。このほか、シール部13aにスリットを形
成する、あるいはシール部13aの表面を梨地にする
等、所定の隙間が形成される構造であれば、同様の効果
が得られる。
らず、例えば第8図に示されるように、先端弁13のシ
ール部13aの形状を六角形等の多角形とすることによ
り隙間20を形成してもよいし、あるいは第9図に示さ
れるように、シール部13aに複数のリブ13cを設
け、これらのリブ13cの間に上記と同様の隙間を形成
してもよい。このほか、シール部13aにスリットを形
成する、あるいはシール部13aの表面を梨地にする
等、所定の隙間が形成される構造であれば、同様の効果
が得られる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、外部からの押圧によって連通口
を開く中間弁と、先端に塗布材を有し、小室内で軸方向
に移動可能に収納された先端弁とを備えた塗布具におい
て、上記小室内に規制部を設け、この規制部と、主室側
に向かって移動する先端弁との当接により塗布液の流通
を遮断するようにしたものであり、上記押圧によって中
間弁を作動させながら、被塗布面に塗布材を押付けて先
端弁を主室側に移動させるような使用を行っても、この
移動によって先端弁と規制部とが当接し、塗布液の流通
が遮断されるので、先端口から過剰の塗布液が流出する
ことがなく、ボタ漏れ等の不都合を防止することができ
る効果がある。
を開く中間弁と、先端に塗布材を有し、小室内で軸方向
に移動可能に収納された先端弁とを備えた塗布具におい
て、上記小室内に規制部を設け、この規制部と、主室側
に向かって移動する先端弁との当接により塗布液の流通
を遮断するようにしたものであり、上記押圧によって中
間弁を作動させながら、被塗布面に塗布材を押付けて先
端弁を主室側に移動させるような使用を行っても、この
移動によって先端弁と規制部とが当接し、塗布液の流通
が遮断されるので、先端口から過剰の塗布液が流出する
ことがなく、ボタ漏れ等の不都合を防止することができ
る効果がある。
さらに、上記小室内に上記先端弁を上記主室に向かう方
向に付勢するばね手段を設けた塗布具では、塗布液が導
入されてから早めに先端弁の移動によって先端口からの
塗布液流出が規制されるため、比較的粘度の低い塗布
液、すなわち流動性の高い塗布液を用いて塗布液が外部
に過剰に補充されるのを未然に防ぐことができる効果が
ある。
向に付勢するばね手段を設けた塗布具では、塗布液が導
入されてから早めに先端弁の移動によって先端口からの
塗布液流出が規制されるため、比較的粘度の低い塗布
液、すなわち流動性の高い塗布液を用いて塗布液が外部
に過剰に補充されるのを未然に防ぐことができる効果が
ある。
また、上記先端弁と規制部との間に上記主室側への先端
弁の移動を規制するばね手段を設け、このばね手段と上
記先端弁とが接触した状態で先端弁が上記先端口を開く
位置に位置するように上記ばね手段の寸法を設定した塗
布具では、塗布材に外力が加えられない限り、先端弁の
軸方向の移動量は制限され、この先端弁と先端口との間
の隙間も小さなものとなるので、その分、塗布液が小室
内に導入されてから先端口を通じての塗布液流出の規制
がなされるまでの時間を短縮し、これによって、流動性
の高い塗布液であっても十分に外部供給して円滑な使用
を確保することができる効果がある。
弁の移動を規制するばね手段を設け、このばね手段と上
記先端弁とが接触した状態で先端弁が上記先端口を開く
位置に位置するように上記ばね手段の寸法を設定した塗
布具では、塗布材に外力が加えられない限り、先端弁の
軸方向の移動量は制限され、この先端弁と先端口との間
の隙間も小さなものとなるので、その分、塗布液が小室
内に導入されてから先端口を通じての塗布液流出の規制
がなされるまでの時間を短縮し、これによって、流動性
の高い塗布液であっても十分に外部供給して円滑な使用
を確保することができる効果がある。
また、上記先端弁と規制部との間に上記先端弁を上記先
端口近傍の内壁面と当接する位置まで先端口側に押付け
るばね手段を設けるとともに、この先端弁と上記内壁面
とが当接する位置で両者の断面形状を異ならせることに
より両者の間に隙間を残した塗布具では、先端弁と内壁
面との間に形成された隙間から先端口を通じて微量の塗
布液が常時滲み出るので、その分、塗布までの時間的な
ロスを低減することができる効果がある。
端口近傍の内壁面と当接する位置まで先端口側に押付け
るばね手段を設けるとともに、この先端弁と上記内壁面
とが当接する位置で両者の断面形状を異ならせることに
より両者の間に隙間を残した塗布具では、先端弁と内壁
面との間に形成された隙間から先端口を通じて微量の塗
布液が常時滲み出るので、その分、塗布までの時間的な
ロスを低減することができる効果がある。
第1図は本考案の第1実施例における塗布具の破断側面
図、第2図および第3図は同塗布具の要部を示す破断側
面図、第4図は第2実施例における塗布具の要部を示す
破断側面図、第5図は第3実施例における塗布具の要部
を示す破断側面図、第6図は第4実施例における塗布具
の要部を示す破断側面図、第7図は第6図のVII−VII線
断面図、第8図は他の実施例における塗布具の第7図相
当の断面図、第9図は他の実施例における塗布具の要部
を示す側面図である。 1…主室、2…小室、3…本体(塗布具本体)、5a…
連通口、6a…先端口、7…中間弁、13…先端弁、1
4…塗布材、15…規制部材、15a…シール部、1
6,17,18…ばね(ばね手段)。
図、第2図および第3図は同塗布具の要部を示す破断側
面図、第4図は第2実施例における塗布具の要部を示す
破断側面図、第5図は第3実施例における塗布具の要部
を示す破断側面図、第6図は第4実施例における塗布具
の要部を示す破断側面図、第7図は第6図のVII−VII線
断面図、第8図は他の実施例における塗布具の第7図相
当の断面図、第9図は他の実施例における塗布具の要部
を示す側面図である。 1…主室、2…小室、3…本体(塗布具本体)、5a…
連通口、6a…先端口、7…中間弁、13…先端弁、1
4…塗布材、15…規制部材、15a…シール部、1
6,17,18…ばね(ばね手段)。
Claims (4)
- 【請求項1】塗布液を収納する主室と、この主室と連通
口によって連通しかつ外部と先端口によって連通する小
室とを内部に形成し、上記主室を形成する塗布具本体が
内側に押圧された時にこの押圧で内側に変形した塗布具
本体より上記連通口を塞ぐ位置から同連通口を開く位置
まで軸方向に移動する力を与えられる中間弁と、先端に
塗布材を有し、この塗布材が上記先端口から外部に臨む
状態で上記小室内に軸方向に移動可能に収納され、上記
先端口への移動に伴ってこの先端口からの塗布液の流出
を規制する先端弁とを備え、上記小室内に、主室側に向
かって移動する先端弁と当接し、この当接によって塗布
液の流通を遮断する規制部を設けるとともに、この規制
部と上記先端弁とが当接した状態でこの先端弁と上記中
間弁とが軸方向に離間するように上記規制部の配設位置
を設定したことを特徴とする塗布具。 - 【請求項2】請求項1記載の塗布具において、上記小室
内に上記先端弁を上記主室に向かう方向に付勢するばね
手段を設けたことを特徴とする塗布具。 - 【請求項3】請求項1記載の塗布具において、上記先端
弁と規制部との間に上記主室側への先端弁の移動を規制
するばね手段を設け、このばね手段と上記先端弁とが接
触した状態で先端弁が上記先端口を開く位置に位置する
ように上記ばね手段の寸法を設定したことを特徴とする
塗布具。 - 【請求項4】請求項1記載の塗布具において、上記先端
弁と規制部との間に上記先端弁を上記先端口近傍の内壁
面と当接する位置まで先端口側に押付けるばね手段を設
けるとともに、この先端弁と上記内壁面とが当接する位
置で両者の断面形状を異ならせることにより両者の間に
隙間を残したことを特徴とする塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988005560U JPH0614838Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988005560U JPH0614838Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110880U JPH01110880U (ja) | 1989-07-26 |
JPH0614838Y2 true JPH0614838Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31209040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988005560U Expired - Lifetime JPH0614838Y2 (ja) | 1988-01-19 | 1988-01-19 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614838Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097820A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Geka Brush Gmbh | 容器と塗布具のユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0543907Y2 (ja) * | 1987-01-25 | 1993-11-05 |
-
1988
- 1988-01-19 JP JP1988005560U patent/JPH0614838Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097820A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Geka Brush Gmbh | 容器と塗布具のユニット |
JP4495933B2 (ja) * | 2002-09-06 | 2010-07-07 | ゲーカ ブルシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 容器と塗布具のユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110880U (ja) | 1989-07-26 |
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