JPH06146955A - 内燃機関の暖機前運転制御装置 - Google Patents
内燃機関の暖機前運転制御装置Info
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- JPH06146955A JPH06146955A JP32747592A JP32747592A JPH06146955A JP H06146955 A JPH06146955 A JP H06146955A JP 32747592 A JP32747592 A JP 32747592A JP 32747592 A JP32747592 A JP 32747592A JP H06146955 A JPH06146955 A JP H06146955A
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- Japan
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- internal combustion
- combustion engine
- warming
- throttle valve
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気浄化装置の暖機を早期に完了する。
【構成】 エンジンE/Gが始動されると、スロットル
制御機構50を作動してスロットルバルブ8を全閉状態
で保持する(ステップS100)。水温Twと所定の設
定水温Twsとを比較し(ステップS110)、水温T
wの方が小さいときは、暖機の必要があると判定し、触
媒機能が十分に働く温度として設定される設定触媒床温
度Tesより触媒床温度Teが大きくなるまで点火時期
を遅角側に制御する(ステップS120,S130)。
一方、水温Twの方が大きいときは、暖機の必要がない
と判定して、すぐにスロットル制御機構50を解除し、
点火時期を通常の制御とする(ステップS140)。こ
の結果、暖機中にスロットルバルブ8が開かれることが
ないので、点火時期の遅角量を大きく設定でき、早期に
暖機を完了することができる。
制御機構50を作動してスロットルバルブ8を全閉状態
で保持する(ステップS100)。水温Twと所定の設
定水温Twsとを比較し(ステップS110)、水温T
wの方が小さいときは、暖機の必要があると判定し、触
媒機能が十分に働く温度として設定される設定触媒床温
度Tesより触媒床温度Teが大きくなるまで点火時期
を遅角側に制御する(ステップS120,S130)。
一方、水温Twの方が大きいときは、暖機の必要がない
と判定して、すぐにスロットル制御機構50を解除し、
点火時期を通常の制御とする(ステップS140)。こ
の結果、暖機中にスロットルバルブ8が開かれることが
ないので、点火時期の遅角量を大きく設定でき、早期に
暖機を完了することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の暖機前運転
制御装置に関し、詳しくは排気浄化装置が活性化温度以
上となる暖機完了までの内燃機関の運転を制御する装置
に関する。
制御装置に関し、詳しくは排気浄化装置が活性化温度以
上となる暖機完了までの内燃機関の運転を制御する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気浄化装置の暖機完了を早める
ため、点火時期を通常の点火時期より遅角する制御が行
なわれていた。これは、点火時期を遅角させることで、
燃焼時期を遅らせ、排気行程中にも燃焼させて、排気浄
化装置の温度上昇を促進させることによる。こうした点
火時期の遅角制御は更に改良され、遅角制御中のアクセ
ルの急激な操作(吸入空気量の急増)による失火という
問題を回避するため、内燃機関の運転時間に応じて遅角
量および進角量の最大値を設定して、最大値以上に遅角
または進角しないように制御する内燃機関の点火時期制
御装置(特開平3−246369)が提案されている。
ため、点火時期を通常の点火時期より遅角する制御が行
なわれていた。これは、点火時期を遅角させることで、
燃焼時期を遅らせ、排気行程中にも燃焼させて、排気浄
化装置の温度上昇を促進させることによる。こうした点
火時期の遅角制御は更に改良され、遅角制御中のアクセ
ルの急激な操作(吸入空気量の急増)による失火という
問題を回避するため、内燃機関の運転時間に応じて遅角
量および進角量の最大値を設定して、最大値以上に遅角
または進角しないように制御する内燃機関の点火時期制
御装置(特開平3−246369)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この点
火時期制御装置では、内燃機関の運転時間に応じて遅角
量の最大値が設定されるので、暖機を促進するための遅
角量が制限され、大きな遅角量とすることができないと
いう問題があった。従って、排気浄化装置の暖機に必要
以上の時間と燃料を要していた。
火時期制御装置では、内燃機関の運転時間に応じて遅角
量の最大値が設定されるので、暖機を促進するための遅
角量が制限され、大きな遅角量とすることができないと
いう問題があった。従って、排気浄化装置の暖機に必要
以上の時間と燃料を要していた。
【0004】また、アイドル回転数を維持するために、
アイドル空気量を増加しており、スロットルバルブの操
作に伴って、このアイドル空気量を絞ろうとするが、ア
イドル空気量の低減には所定の時間を要するので、点火
時期の進角が先行して、内燃機関の回転数が高くなる状
態、いわゆるオーバーランを起こすという問題があっ
た。
アイドル空気量を増加しており、スロットルバルブの操
作に伴って、このアイドル空気量を絞ろうとするが、ア
イドル空気量の低減には所定の時間を要するので、点火
時期の進角が先行して、内燃機関の回転数が高くなる状
態、いわゆるオーバーランを起こすという問題があっ
た。
【0005】本発明の内燃機関の暖機前運転制御装置
は、こうした問題を解決し、早期に暖機を完了させ、暖
機中にスロットルバルブの操作がなされたときでも安定
した運転状態を維持することを目的としてなされ、次の
構成を採った。
は、こうした問題を解決し、早期に暖機を完了させ、暖
機中にスロットルバルブの操作がなされたときでも安定
した運転状態を維持することを目的としてなされ、次の
構成を採った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の内燃機関の暖機
前運転制御装置は、図1に例示するように、排気を浄化
する排気浄化装置を内燃機関の排気系に備え、該排気浄
化装置が活性化温度以上となる暖機完了まで内燃機関の
運転を制御する装置であって、前記内燃機関の暖機の完
了を検出する暖機完了検出手段M1と、少なくとも該暖
機の完了が検出されるまで、点火時期を通常の点火時期
より遅角側に制御する点火時期制御手段M2と、アクセ
ルの操作に応じて前記内燃機関の吸入空気量を可変する
スロットルバルブと、前記暖機完了が検出されるまで
は、前記アクセルの操作にかかわらず、前記内燃機関へ
の吸入空気量の増加の割合を所定以下に抑制する空気量
増加抑制手段M3とを備えたことを要旨とする。
前運転制御装置は、図1に例示するように、排気を浄化
する排気浄化装置を内燃機関の排気系に備え、該排気浄
化装置が活性化温度以上となる暖機完了まで内燃機関の
運転を制御する装置であって、前記内燃機関の暖機の完
了を検出する暖機完了検出手段M1と、少なくとも該暖
機の完了が検出されるまで、点火時期を通常の点火時期
より遅角側に制御する点火時期制御手段M2と、アクセ
ルの操作に応じて前記内燃機関の吸入空気量を可変する
スロットルバルブと、前記暖機完了が検出されるまで
は、前記アクセルの操作にかかわらず、前記内燃機関へ
の吸入空気量の増加の割合を所定以下に抑制する空気量
増加抑制手段M3とを備えたことを要旨とする。
【0007】ここで、前記スロットルバルブとは別に、
内燃機関の吸入空気量を制限するサブスロットルバルブ
を該内燃機関の吸気系に備えると共に、アクセル操作が
なされていない状態では、該サブスロットルバルブを略
全閉状態に保持し、前記空気量増加抑制手段M3を、前
記アクセルが操作されたときには、前記スロットルバル
ブの開度に基づいて定まる速度で、前記サブスロットル
バルブを開く手段とする構成をとることができる。
内燃機関の吸入空気量を制限するサブスロットルバルブ
を該内燃機関の吸気系に備えると共に、アクセル操作が
なされていない状態では、該サブスロットルバルブを略
全閉状態に保持し、前記空気量増加抑制手段M3を、前
記アクセルが操作されたときには、前記スロットルバル
ブの開度に基づいて定まる速度で、前記サブスロットル
バルブを開く手段とする構成をとることができる。
【0008】また、前記空気量増加抑制手段M3に代え
て、前記暖機完了が検出されるまでは、前記アクセルの
操作を不能とし、前記内燃機関への吸入空気量の増加を
禁止する空気量増加禁止手段M4を備える構成も可能で
ある。
て、前記暖機完了が検出されるまでは、前記アクセルの
操作を不能とし、前記内燃機関への吸入空気量の増加を
禁止する空気量増加禁止手段M4を備える構成も可能で
ある。
【0009】
【作用】以上のように構成された本発明の内燃機関の暖
機前運転制御装置では、少なくとも暖機完了検出手段M
1が内燃機関の暖機の完了を検出するまでは、点火時期
制御手段M2は点火時期を通常の点火時期より遅角側に
制御して、排気浄化装置の暖機を促進する。暖機が完了
する以前に、アクセルが操作された場合には、空気量増
加抑制手段M3は、アクセルの操作にかかわらず、内燃
機関への吸入空気量の増加の割合を所定以下に抑制す
る。
機前運転制御装置では、少なくとも暖機完了検出手段M
1が内燃機関の暖機の完了を検出するまでは、点火時期
制御手段M2は点火時期を通常の点火時期より遅角側に
制御して、排気浄化装置の暖機を促進する。暖機が完了
する以前に、アクセルが操作された場合には、空気量増
加抑制手段M3は、アクセルの操作にかかわらず、内燃
機関への吸入空気量の増加の割合を所定以下に抑制す
る。
【0010】また、サブスロットルバルブを設けた場合
には、アクセルが操作されていないときは、サブスロッ
トルバルブを略全閉状態に保持し、アクセルが操作され
たときは、スロットルバルブの開度に基づいて定まる速
度でサブスロットルバルブを開くことにより、吸入空気
量の急増を防止する。
には、アクセルが操作されていないときは、サブスロッ
トルバルブを略全閉状態に保持し、アクセルが操作され
たときは、スロットルバルブの開度に基づいて定まる速
度でサブスロットルバルブを開くことにより、吸入空気
量の急増を防止する。
【0011】更に、空気量増加抑制手段M3に代えて空
気量増加禁止手段M4を備えた場合には、暖機完了を検
出するまでアクセルの操作を不能とすることにより、吸
入空気量の増加を禁止する。
気量増加禁止手段M4を備えた場合には、暖機完了を検
出するまでアクセルの操作を不能とすることにより、吸
入空気量の増加を禁止する。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図2は本発明の一実施例である制御装置を搭載
した自動車用エンジンおよびその周辺装置を表わす概略
構成図である。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図2は本発明の一実施例である制御装置を搭載
した自動車用エンジンおよびその周辺装置を表わす概略
構成図である。
【0013】同図に示すように、エンジンE/Gの吸気
通路2には、吸入空気の取り入れ口から、エアクリーナ
3、エアフロメータ4、スロットルバルブ8、吸入空気
の脈動を抑えるサージタンク9およびエンジンE/Gに
燃料を供給する燃料噴射弁10が設けられている。吸気
通路2を介して吸入される吸入空気は、燃料噴射弁10
から噴射される燃料と混合されて、エンジンE/Gの燃
焼室11内に吸入される。この燃料混合気は、燃焼室1
1内で点火プラグ12によって火花点火され、爆発燃焼
により、エンジンE/Gを駆動する。燃焼室11内で燃
焼したガス(排気)は、排気通路15を介して触媒装置
16に導かれ、浄化された後、大気に排出される。
通路2には、吸入空気の取り入れ口から、エアクリーナ
3、エアフロメータ4、スロットルバルブ8、吸入空気
の脈動を抑えるサージタンク9およびエンジンE/Gに
燃料を供給する燃料噴射弁10が設けられている。吸気
通路2を介して吸入される吸入空気は、燃料噴射弁10
から噴射される燃料と混合されて、エンジンE/Gの燃
焼室11内に吸入される。この燃料混合気は、燃焼室1
1内で点火プラグ12によって火花点火され、爆発燃焼
により、エンジンE/Gを駆動する。燃焼室11内で燃
焼したガス(排気)は、排気通路15を介して触媒装置
16に導かれ、浄化された後、大気に排出される。
【0014】スロットルバルブ8は、ワイヤ6およびリ
ンク7を介してアクセルペダル5と連結されており、ア
クセルペダル5の踏み込み量がスロットルバルブ8の開
度となるように構成されている。リンク7には、スロッ
トルバルブ8が閉じた状態でリンク7を固定してアクセ
ルペダル5の操作を不能とするスロットル制限機構50
が設けられている。
ンク7を介してアクセルペダル5と連結されており、ア
クセルペダル5の踏み込み量がスロットルバルブ8の開
度となるように構成されている。リンク7には、スロッ
トルバルブ8が閉じた状態でリンク7を固定してアクセ
ルペダル5の操作を不能とするスロットル制限機構50
が設けられている。
【0015】点火プラグ12にはディストリビュータ2
1を介してイグナイタ22からの高電圧が印加され、こ
の印加タイミングによって点火時期が決定される。な
お、ディストリビュータ21は、イグナイタ22で発生
された高電圧を各気筒の点火プラグ12に分配するもの
で、このディストリビュータ21には、1回転(クラン
ク軸2回転)に24発のパルス信号を出力する回転速度
センサ23が設けられている。
1を介してイグナイタ22からの高電圧が印加され、こ
の印加タイミングによって点火時期が決定される。な
お、ディストリビュータ21は、イグナイタ22で発生
された高電圧を各気筒の点火プラグ12に分配するもの
で、このディストリビュータ21には、1回転(クラン
ク軸2回転)に24発のパルス信号を出力する回転速度
センサ23が設けられている。
【0016】また、エンジンE/Gの吸気通路2には、
スロットルバルブ8が設けられた吸気通路部分を迂回す
るようにバイパス通路31が形成されており、このバイ
パス通路31には、アイドルスピードコントロールバル
ブ(以下、ISCVと呼ぶ)32が設けられている。I
SCV32は、ソレノイドによって弁開度が制御される
弁体を備えており、スロットルバルブが全閉の状態(ア
イドル時)にエンジンE/Gに供給される空気流量を制
御する。このISCV32を制御することで、アイドリ
ング回転数が目標回転数に制御される。
スロットルバルブ8が設けられた吸気通路部分を迂回す
るようにバイパス通路31が形成されており、このバイ
パス通路31には、アイドルスピードコントロールバル
ブ(以下、ISCVと呼ぶ)32が設けられている。I
SCV32は、ソレノイドによって弁開度が制御される
弁体を備えており、スロットルバルブが全閉の状態(ア
イドル時)にエンジンE/Gに供給される空気流量を制
御する。このISCV32を制御することで、アイドリ
ング回転数が目標回転数に制御される。
【0017】更に、エンジンE/Gおよびその周辺装置
にはエンジンE/Gの運転状態を検出するためのセンサ
として、前述した回転速度センサ23の他、スロットル
バルブ8の開度を検出するとともにスロットルバルブ8
の全閉状態を検出するアイドルスイッチ42を内蔵した
スロットルポジションセンサ43、吸気通路2に配設さ
れて吸入空気(吸気)の温度を検出する吸気温センサ4
1、吸気の量を検出するエアフロメータ4、シリンダブ
ロックに配設されて冷却水温を検出する水温センサ4
4、排気通路15に配設されて排気中の酸素濃度を検出
する酸素濃度センサ45、触媒装置16に配設されて触
媒床の温度を検出する触媒床温度センサ46、シフトの
ポジションが走行可能なポジションであるときに信号を
発するシフトポジション信号47および車速を検出する
車速センサ48等が備えられている。これらの各センサ
の検出信号は電子制御装置(ECU)70に入力され
る。
にはエンジンE/Gの運転状態を検出するためのセンサ
として、前述した回転速度センサ23の他、スロットル
バルブ8の開度を検出するとともにスロットルバルブ8
の全閉状態を検出するアイドルスイッチ42を内蔵した
スロットルポジションセンサ43、吸気通路2に配設さ
れて吸入空気(吸気)の温度を検出する吸気温センサ4
1、吸気の量を検出するエアフロメータ4、シリンダブ
ロックに配設されて冷却水温を検出する水温センサ4
4、排気通路15に配設されて排気中の酸素濃度を検出
する酸素濃度センサ45、触媒装置16に配設されて触
媒床の温度を検出する触媒床温度センサ46、シフトの
ポジションが走行可能なポジションであるときに信号を
発するシフトポジション信号47および車速を検出する
車速センサ48等が備えられている。これらの各センサ
の検出信号は電子制御装置(ECU)70に入力され
る。
【0018】ECU70は、図3に示すようにマイクロ
コンピュータを中心とする論理演算回路として構成さ
れ、詳しくは、予め設定された制御プログラムに従って
エンジンE/Gを制御するための各種演算処理を実行す
るCPU70a、CPU70aで各種演算処理を実行す
るのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納
されたROM70b、同じくCPU70aで各種演算処
理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書き
されるRAM70c、上記各センサからの検出信号を入
力するA/Dコンバータ70dおよび入力処理回路70
e、CPU70aでの演算結果に応じてイグナイタ2
2,燃料噴射弁10,ISCV32,スロットル制限機
構50等に駆動信号を出力する出力処理回路70f等を
備えている。また、ECU70は、バッテリ88に接続
された電源回路70gを備え、各部に必要な電圧を供給
する構成となっている。
コンピュータを中心とする論理演算回路として構成さ
れ、詳しくは、予め設定された制御プログラムに従って
エンジンE/Gを制御するための各種演算処理を実行す
るCPU70a、CPU70aで各種演算処理を実行す
るのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納
されたROM70b、同じくCPU70aで各種演算処
理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書き
されるRAM70c、上記各センサからの検出信号を入
力するA/Dコンバータ70dおよび入力処理回路70
e、CPU70aでの演算結果に応じてイグナイタ2
2,燃料噴射弁10,ISCV32,スロットル制限機
構50等に駆動信号を出力する出力処理回路70f等を
備えている。また、ECU70は、バッテリ88に接続
された電源回路70gを備え、各部に必要な電圧を供給
する構成となっている。
【0019】こうして構成されたECU70によって、
各センサからの検出信号に基づいて燃料噴射量が算出さ
れ、算出された燃料噴射量となる時間だけ燃料噴射弁1
0を開弁駆動する空燃比制御が行なわれる。また、エン
ジンE/Gの運転状態に応じてイグナイタ22,ISC
V32およびスロットル制限機構50等が駆動制御さ
れ、点火時期制御,ISCV制御が行なわれる。これら
の制御は周知のものなので説明を省略する。次に、実施
例における暖機前運転制御について説明する。
各センサからの検出信号に基づいて燃料噴射量が算出さ
れ、算出された燃料噴射量となる時間だけ燃料噴射弁1
0を開弁駆動する空燃比制御が行なわれる。また、エン
ジンE/Gの運転状態に応じてイグナイタ22,ISC
V32およびスロットル制限機構50等が駆動制御さ
れ、点火時期制御,ISCV制御が行なわれる。これら
の制御は周知のものなので説明を省略する。次に、実施
例における暖機前運転制御について説明する。
【0020】エンジンE/Gを始動したときにECU7
0のCPU70aにより実行される始動時処理ルーチン
について、図4に基づいて説明する。エンジンE/Gが
始動されると、スロットル制限機構50を作動する(ス
テップS100)。スロットル制限機構50は、スロッ
トルバルブ8を全閉とした状態でリンク7を固定するの
で、スロットル制限機構50が作動しているときはアク
セルペダル5を踏み込むことはできない。
0のCPU70aにより実行される始動時処理ルーチン
について、図4に基づいて説明する。エンジンE/Gが
始動されると、スロットル制限機構50を作動する(ス
テップS100)。スロットル制限機構50は、スロッ
トルバルブ8を全閉とした状態でリンク7を固定するの
で、スロットル制限機構50が作動しているときはアク
セルペダル5を踏み込むことはできない。
【0021】次いで、水温Twと設定水温Twsとを比
較する(ステップS110)。ここで、水温Twは水温
センサ44からA/Dコンバータ70dを介してECU
70に入力される冷却水温であり、設定水温Twsは暖
機の必要がない温度として予めROM70bに格納され
ている冷却水温の設定値である。また、設定水温Tws
はエンジンE/G及び触媒装置16の特性により決定さ
れる。
較する(ステップS110)。ここで、水温Twは水温
センサ44からA/Dコンバータ70dを介してECU
70に入力される冷却水温であり、設定水温Twsは暖
機の必要がない温度として予めROM70bに格納され
ている冷却水温の設定値である。また、設定水温Tws
はエンジンE/G及び触媒装置16の特性により決定さ
れる。
【0022】水温Twが設定水温Twsより小さいとき
は、暖機の必要があると判定して、点火時期を遅角側に
制御する(ステップS120)。この場合、触媒床温度
Teが設定触媒床温度Tesより大きくなるまで点火時
期を遅角側に制御する状態を続け(ステップS13
0)、触媒床温度Teが設定触媒床温度Tesより大き
くなると、スロットル制限機構50を解除し、点火時期
を通常の制御に移して(ステップS140)、本ルーチ
ンを終了する。ここで触媒床温度Teは触媒床温度セン
サ46からA/Dコンバータ70dを介してECU70
に入力される触媒床の温度であり、設定触媒床温度Te
sは触媒機能が十分に働く温度として予めROM70b
に格納されている触媒床温度の設定値である。
は、暖機の必要があると判定して、点火時期を遅角側に
制御する(ステップS120)。この場合、触媒床温度
Teが設定触媒床温度Tesより大きくなるまで点火時
期を遅角側に制御する状態を続け(ステップS13
0)、触媒床温度Teが設定触媒床温度Tesより大き
くなると、スロットル制限機構50を解除し、点火時期
を通常の制御に移して(ステップS140)、本ルーチ
ンを終了する。ここで触媒床温度Teは触媒床温度セン
サ46からA/Dコンバータ70dを介してECU70
に入力される触媒床の温度であり、設定触媒床温度Te
sは触媒機能が十分に働く温度として予めROM70b
に格納されている触媒床温度の設定値である。
【0023】一方、ステップS110で水温Twが設定
水温Twsより大きいときは、暖機の必要がないと判定
され、スロットル制限機構50を解除し、点火時期を通
常の制御に移して(ステップS140)、本ルーチンを
終了する。従って、エンジンE/Gを再始動した場合
は、暖機のための遅角制御を行なうことなく通常の点火
時期制御が行なわれる。尚、ステップS100のスロッ
トル制限機構50の作動をステップS120の直前に行
なうものでもよい。この場合ステップS140のスロッ
トル制限機構50の解除はステップS130の直後に行
なうことが望ましい。
水温Twsより大きいときは、暖機の必要がないと判定
され、スロットル制限機構50を解除し、点火時期を通
常の制御に移して(ステップS140)、本ルーチンを
終了する。従って、エンジンE/Gを再始動した場合
は、暖機のための遅角制御を行なうことなく通常の点火
時期制御が行なわれる。尚、ステップS100のスロッ
トル制限機構50の作動をステップS120の直前に行
なうものでもよい。この場合ステップS140のスロッ
トル制限機構50の解除はステップS130の直後に行
なうことが望ましい。
【0024】以上説明した実施例の内燃機関の暖機前運
転制御装置によれば、暖機中にスロットルバルブ8が開
かれることがないので、点火時期の遅角量を大きく設定
することができる。従って、早期に暖機を完了させるこ
とができるので、触媒装置16の機能を十分に発揮させ
ることができ、無駄な燃料を消費することもない。ま
た、エミッションが悪化することがないので、地球環境
を守ることができる。
転制御装置によれば、暖機中にスロットルバルブ8が開
かれることがないので、点火時期の遅角量を大きく設定
することができる。従って、早期に暖機を完了させるこ
とができるので、触媒装置16の機能を十分に発揮させ
ることができ、無駄な燃料を消費することもない。ま
た、エミッションが悪化することがないので、地球環境
を守ることができる。
【0025】本実施例では、リンク7を固定するするこ
とにより、スロットルバルブ8を全閉の状態としたが、
アクセルペダル5を固定する構成またはスロットルバル
ブ8とリンク7との接続を切断する構成等も好適であ
る。アクセルペダル5を固定する構成の場合は、アクセ
ルペダル5を踏み込むことはできないが、スロットルバ
ルブ8とリンク7との接続を切断する構成の場合は、ア
クセルペダル5を踏み込むことはできるが、スロットル
バルブ8は開かない。
とにより、スロットルバルブ8を全閉の状態としたが、
アクセルペダル5を固定する構成またはスロットルバル
ブ8とリンク7との接続を切断する構成等も好適であ
る。アクセルペダル5を固定する構成の場合は、アクセ
ルペダル5を踏み込むことはできないが、スロットルバ
ルブ8とリンク7との接続を切断する構成の場合は、ア
クセルペダル5を踏み込むことはできるが、スロットル
バルブ8は開かない。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2実施例の内燃機関の暖機前運転制御装置は、
図5に示すように第1実施例のハードウエア構成からス
ロットル制限機構50を取り除いてアクセルペダル5と
スロットルバルブ8とを直結し、吸気通路2にサブスロ
ットルバルブ60とサブスロットルバルブ60を駆動す
るアクチュエータ61とを備えた構成である。アクチュ
エータ61は、各センサからの入力信号に対してCPU
70aが演算して出力する駆動信号によって駆動され、
サブスロットルバルブ60の開度を変更する。
する。第2実施例の内燃機関の暖機前運転制御装置は、
図5に示すように第1実施例のハードウエア構成からス
ロットル制限機構50を取り除いてアクセルペダル5と
スロットルバルブ8とを直結し、吸気通路2にサブスロ
ットルバルブ60とサブスロットルバルブ60を駆動す
るアクチュエータ61とを備えた構成である。アクチュ
エータ61は、各センサからの入力信号に対してCPU
70aが演算して出力する駆動信号によって駆動され、
サブスロットルバルブ60の開度を変更する。
【0027】第2実施例のエンジンE/Gの始動時の作
動を図7の始動時処理ルーチンを用いて説明する。先
ず、エンジンE/Gが始動されると、アクチュエータ6
1にECU70から駆動信号が出力され、サブスロット
ルバルブ60を全閉にすると共に、ISCV制御を開始
する(ステップS200)。ISCV制御は、アイドリ
ング回転数が水温Twに応じた所定の目標回転数となる
ようにISCV32を調節するものである。
動を図7の始動時処理ルーチンを用いて説明する。先
ず、エンジンE/Gが始動されると、アクチュエータ6
1にECU70から駆動信号が出力され、サブスロット
ルバルブ60を全閉にすると共に、ISCV制御を開始
する(ステップS200)。ISCV制御は、アイドリ
ング回転数が水温Twに応じた所定の目標回転数となる
ようにISCV32を調節するものである。
【0028】次いで、水温Twと設定水温Twsを比較
する(ステップS210)。水温Twが設定水温Tws
より小さいときに、シフトが走行可能なポジションとさ
れ(ステップS220)、アクセルペダル5の操作がな
された場合は(ステップS230)、アクセル操作によ
り開かれたスロットルバルブ8の開度に基づいてサブス
ロットルバルブ60の開速度を求め(ステップS24
0)、その速度でサブスロットルバルブ60を駆動する
(ステップS250)。サブスロットルバルブ60の開
速度は、例えば図8の関係により求めることができる。
する(ステップS210)。水温Twが設定水温Tws
より小さいときに、シフトが走行可能なポジションとさ
れ(ステップS220)、アクセルペダル5の操作がな
された場合は(ステップS230)、アクセル操作によ
り開かれたスロットルバルブ8の開度に基づいてサブス
ロットルバルブ60の開速度を求め(ステップS24
0)、その速度でサブスロットルバルブ60を駆動する
(ステップS250)。サブスロットルバルブ60の開
速度は、例えば図8の関係により求めることができる。
【0029】図8は、スロットルバルブ8とサブスロッ
トルバルブ60の開速度の関係の一例を示すもので、ス
ロットルバルブ8の所定開度まではスロットルバルブ8
の開度にサブスロットルバルブ60の開速度を比例さ
せ、所定開度を越えるとサブスロットルバルブ60の開
速度を一定にする。この一定値は、エンジンE/Gに供
給される混合気の空燃比が急に大きくなって失火するこ
とがないように設定される値であり、エンジンE/Gの
特性により決定されるものである。従って、暖機中にア
クセルペダル5を踏み込むことによりスロットルバルブ
8が急に開いても、サブスロットルバルブ60の開速度
が制御され、吸入空気量はゆっくりとしか増加しない。
この結果、混合気の空燃比が急に大きくなることはな
く、エンジンE/Gが失火して停止することはない。
トルバルブ60の開速度の関係の一例を示すもので、ス
ロットルバルブ8の所定開度まではスロットルバルブ8
の開度にサブスロットルバルブ60の開速度を比例さ
せ、所定開度を越えるとサブスロットルバルブ60の開
速度を一定にする。この一定値は、エンジンE/Gに供
給される混合気の空燃比が急に大きくなって失火するこ
とがないように設定される値であり、エンジンE/Gの
特性により決定されるものである。従って、暖機中にア
クセルペダル5を踏み込むことによりスロットルバルブ
8が急に開いても、サブスロットルバルブ60の開速度
が制御され、吸入空気量はゆっくりとしか増加しない。
この結果、混合気の空燃比が急に大きくなることはな
く、エンジンE/Gが失火して停止することはない。
【0030】一方、水温Twが設定水温Twsより小さ
いときで(ステップS210)、シフトが走行可能のポ
ジションとなっていない場合(ステップS220)、あ
るいは、シフトが走行可能のポジションであってもアク
セルペダル5の操作がなされていない場合は(ステップ
S230)、点火時期を遅角側に制御して(ステップS
260)、暖機を促進する。
いときで(ステップS210)、シフトが走行可能のポ
ジションとなっていない場合(ステップS220)、あ
るいは、シフトが走行可能のポジションであってもアク
セルペダル5の操作がなされていない場合は(ステップ
S230)、点火時期を遅角側に制御して(ステップS
260)、暖機を促進する。
【0031】ステップS220ないしS260は、触媒
床温度Teが設定触媒床温度Tesより大きくなるまで
繰り返され(ステップS270)、触媒床温度Teが設
定触媒床温度Tesより大きくなると、暖機の完了と判
断して、サブスロットルバルブ60を全開し、点火時期
を通常の制御に移して(ステップS280)、本ルーチ
ンを終了する。
床温度Teが設定触媒床温度Tesより大きくなるまで
繰り返され(ステップS270)、触媒床温度Teが設
定触媒床温度Tesより大きくなると、暖機の完了と判
断して、サブスロットルバルブ60を全開し、点火時期
を通常の制御に移して(ステップS280)、本ルーチ
ンを終了する。
【0032】ステップS210で、水温Twが設定水温
Twsより大きいときは、暖機の必要がないと判断さ
れ、サブスロットルバルブ60を全開し、点火時期を通
常の制御に移して(ステップS280)、本ルーチンを
終了する。従って、エンジンE/Gを再始動した場合
は、暖機のための遅角制御を行なうことなく通常の点火
時期制御が行なわれる。
Twsより大きいときは、暖機の必要がないと判断さ
れ、サブスロットルバルブ60を全開し、点火時期を通
常の制御に移して(ステップS280)、本ルーチンを
終了する。従って、エンジンE/Gを再始動した場合
は、暖機のための遅角制御を行なうことなく通常の点火
時期制御が行なわれる。
【0033】以上、説明した第2実施例の内燃機関の暖
機前運転制御装置によれば、アクセルペダル5の操作が
なされていないときには、点火時期の遅角量を大きく設
定するので、暖機を早期に完了させ、触媒装置16の機
能を十分に発揮させることができる。従って、無駄な燃
料を消費することもなく、エミッションを悪化させるこ
とがないので、地球環境を守ることができる。
機前運転制御装置によれば、アクセルペダル5の操作が
なされていないときには、点火時期の遅角量を大きく設
定するので、暖機を早期に完了させ、触媒装置16の機
能を十分に発揮させることができる。従って、無駄な燃
料を消費することもなく、エミッションを悪化させるこ
とがないので、地球環境を守ることができる。
【0034】また、アクセルペダル5の操作がなされた
ときには、混合気の空燃比が急に大きくならないよう、
スロットルバルブ8の開度に基づいて定まる速度でサブ
スロットルバルブ60を開くので、失火によるエンジン
E/Gの停止を防止することができる。更に、サブスロ
ットルバルブ60の開速度の制御にアイドルバルブの制
御を同調させることができるので、点火時期の進角量の
制御に対して、アイドルバルブの制御が遅れることがな
く、エンジンE/Gのオーバーランを防止することがで
きる。
ときには、混合気の空燃比が急に大きくならないよう、
スロットルバルブ8の開度に基づいて定まる速度でサブ
スロットルバルブ60を開くので、失火によるエンジン
E/Gの停止を防止することができる。更に、サブスロ
ットルバルブ60の開速度の制御にアイドルバルブの制
御を同調させることができるので、点火時期の進角量の
制御に対して、アイドルバルブの制御が遅れることがな
く、エンジンE/Gのオーバーランを防止することがで
きる。
【0035】第2実施例では、所定開度までのスロット
ルバルブ8の開度に対して、サブスロットルバルブ60
の開速度を比例させて駆動したが、エンジンE/Gが失
火しない範囲で一定の開速度で駆動する構成、スロット
ルバルブ8の開度とは無関係にサブスロットルバルブ6
0の開速度を時間と共に変化させて駆動する構成、スロ
ットルバルブ8の開度に所定の応答遅れをもってサブス
ロットルバルブ60を駆動する構成、スロットルバルブ
8の開度をなまし処理(直前の開度と現開度との加重平
均をとる処理)して得られた開度でサブスロットルバル
ブ60の開度を制御する構成等も好適である。
ルバルブ8の開度に対して、サブスロットルバルブ60
の開速度を比例させて駆動したが、エンジンE/Gが失
火しない範囲で一定の開速度で駆動する構成、スロット
ルバルブ8の開度とは無関係にサブスロットルバルブ6
0の開速度を時間と共に変化させて駆動する構成、スロ
ットルバルブ8の開度に所定の応答遅れをもってサブス
ロットルバルブ60を駆動する構成、スロットルバルブ
8の開度をなまし処理(直前の開度と現開度との加重平
均をとる処理)して得られた開度でサブスロットルバル
ブ60の開度を制御する構成等も好適である。
【0036】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の内燃機関
の暖機前運転制御装置では、暖機中に吸入空気量が急増
することがないよう制御しているので、点火時期の遅角
量を大きく設定でき、早期に暖機を完了させることがで
きる。また、無駄な燃料を消費することもない。従っ
て、排気浄化装置はその機能を十分に発揮することがで
きるので、地球環境の保全に資することができる。
の暖機前運転制御装置では、暖機中に吸入空気量が急増
することがないよう制御しているので、点火時期の遅角
量を大きく設定でき、早期に暖機を完了させることがで
きる。また、無駄な燃料を消費することもない。従っ
て、排気浄化装置はその機能を十分に発揮することがで
きるので、地球環境の保全に資することができる。
【図1】本発明の内燃機関の暖機前運転制御装置の基本
的構成を例示するブロック図である。
的構成を例示するブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である制御装置を搭載した自
動車用エンジンおよびその周辺装置を表わす概略構成図
である。
動車用エンジンおよびその周辺装置を表わす概略構成図
である。
【図3】ECU70を中心とした制御系の電気的な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】ECU70のCPU70aにより実行される始
動時処理ルーチンを示すフローチャートである。
動時処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例である制御装置を搭載し
た自動車用エンジン及びその周辺装置を表わす概略構成
図である。
た自動車用エンジン及びその周辺装置を表わす概略構成
図である。
【図6】本発明の第2の実施例である制御装置のECU
70を中心とした制御系の電気的な構成を示すブロック
図である。
70を中心とした制御系の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図7】本発明の第2の実施例である制御装置のECU
70のCPU70aにより実行される始動時処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
70のCPU70aにより実行される始動時処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図8】スロットルバルブ8の開度とサブスロットルバ
ルブ60の開速度との関係の一例を示すグラフである。
ルブ60の開速度との関係の一例を示すグラフである。
M1…暖機完了検出手段 M2…点火時期制御手段 M3…空気量増加抑制手段 M4…空気量増加禁止手段 E/G…エンジン 2…吸気通路 3…エアクリーナ 4…エアフロメータ 5…アクセルペダル 6…ワイヤ 7…リンク 8…スロットルバルブ 9…サージタンク 10…燃料噴射弁 12…点火プラグ 15…排気通路 16…触媒装置 21…ディストリビュータ 22…イグナイタ 23…回転速度センサ 31…バイパス通路 32…ISCV 41…吸気温センサ 42…アイドルスイッチ 43…スロットルポジションセンサ 44…水温センサ 45…酸素濃度センサ 46…触媒床温度センサ 47…シフトポジション信号 48…車速センサ 50…スロットル制限機構 60…サブスロットルバルブ 61…アクチュエータ 70…ECU 70a…CPU 70b…ROM 70c…RAM 70d…A/Dコンバータ 70e…入力処理回路 70g…電源回路 88…バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 E
Claims (3)
- 【請求項1】 排気を浄化する排気浄化装置を内燃機関
の排気系に備え、該排気浄化装置が活性化温度以上とな
る暖機完了まで内燃機関の運転を制御する装置であっ
て、 前記内燃機関の暖機の完了を検出する暖機完了検出手段
と、 少なくとも該暖機の完了が検出されるまで、点火時期を
通常の点火時期より遅角側に制御する点火時期制御手段
と、 アクセルの操作に応じて前記内燃機関の吸入空気量を可
変するスロットルバルブと、 前記暖機完了が検出されるまでは、前記アクセルの操作
にかかわらず、前記内燃機関への吸入空気量の増加の割
合を所定以下に抑制する空気量増加抑制手段とを備えた
内燃機関の暖機前運転制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の暖機前運転制
御装置であって、 前記スロットルバルブとは別に、内燃機関の吸入空気量
を制限するサブスロットルバルブを該内燃機関の吸気系
に備えると共に、アクセル操作がなされていない状態で
は、該サブスロットルバルブを略全閉状態に保持し、 前記空気量増加抑制手段は、前記アクセルが操作された
ときには、前記スロットルバルブの開度に基づいて定ま
る速度で、前記サブスロットルバルブを開く手段である
内燃機関の暖機前運転制御装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関の暖機前運転制
御装置であって、 前記空気量増加抑制手段に代えて、前記暖機完了が検出
されるまでは、前記アクセルの操作を不能とし、前記内
燃機関への吸入空気量の増加を禁止する空気量増加禁止
手段を備えた内燃機関の暖機前運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32747592A JPH06146955A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 内燃機関の暖機前運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32747592A JPH06146955A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 内燃機関の暖機前運転制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146955A true JPH06146955A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18199576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32747592A Pending JPH06146955A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 内燃機関の暖機前運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06146955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0835418A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Nippondenso Co Ltd | 排出ガス浄化装置の温度制御装置 |
WO2013035163A1 (ja) | 2011-09-06 | 2013-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気系暖機システム |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP32747592A patent/JPH06146955A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0835418A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Nippondenso Co Ltd | 排出ガス浄化装置の温度制御装置 |
WO2013035163A1 (ja) | 2011-09-06 | 2013-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気系暖機システム |
US8943814B2 (en) | 2011-09-06 | 2015-02-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Warm-up system for exhaust system of internal combustion engine |
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