JPH0614064Y2 - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JPH0614064Y2 JPH0614064Y2 JP2617088U JP2617088U JPH0614064Y2 JP H0614064 Y2 JPH0614064 Y2 JP H0614064Y2 JP 2617088 U JP2617088 U JP 2617088U JP 2617088 U JP2617088 U JP 2617088U JP H0614064 Y2 JPH0614064 Y2 JP H0614064Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- air cleaner
- material sheet
- wall
- cover plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関などに装着されるエアクリーナに関
する。
する。
(従来の技術) 内燃機関などに装着されるエアクリーナには軽量化など
の目的で合成樹脂製ケーシングが用いられる。しかし合
成樹脂製ケーシングは遮音性が悪く内燃機関が発生する
騒音を外部へ透過させてしまう。そこでケーシングの肉
厚を厚くしたり、リブを多用して剛性を増したりしてい
るが充分な効果は得られていない。しかも成形時に厚肉
による歪みが生じたり、成形金型が複雑になるなどの問
題を生じている。
の目的で合成樹脂製ケーシングが用いられる。しかし合
成樹脂製ケーシングは遮音性が悪く内燃機関が発生する
騒音を外部へ透過させてしまう。そこでケーシングの肉
厚を厚くしたり、リブを多用して剛性を増したりしてい
るが充分な効果は得られていない。しかも成形時に厚肉
による歪みが生じたり、成形金型が複雑になるなどの問
題を生じている。
(考案が解決しようとする課題) そこで鉄板製のケーシングの場合のように防音材シート
をケーシング内面に貼付することが知られており、例え
ば実開昭62-190855号公報あるいは実開昭60-43171号公
報に開示されている。これらのエアクリーナのケーシン
グ材料として一般に用いられているポリプロピレン樹脂
などは接着性が悪く防音材シートを確実に接着すること
が困難である。また防音材シートは往々脆く破断しやす
いものが多いから接着不完全なままで振動を受けると破
断され、破片がエアクリーナのクリン側では直接エンジ
ン内に吸引されて支障をおこすおそれがある。
をケーシング内面に貼付することが知られており、例え
ば実開昭62-190855号公報あるいは実開昭60-43171号公
報に開示されている。これらのエアクリーナのケーシン
グ材料として一般に用いられているポリプロピレン樹脂
などは接着性が悪く防音材シートを確実に接着すること
が困難である。また防音材シートは往々脆く破断しやす
いものが多いから接着不完全なままで振動を受けると破
断され、破片がエアクリーナのクリン側では直接エンジ
ン内に吸引されて支障をおこすおそれがある。
(課題を解決するための手段) この考案は合成樹脂製エアクリーナの内面にカバー板で
被った防音材シートを取付け、少くともエアクリーナの
クリン側においてはカバー板から内壁側へ突出した固定
子をケーシング内壁に一体的に溶着するとともに該防音
材シートを囲むリブをケーシング内壁に設けたものであ
る。
被った防音材シートを取付け、少くともエアクリーナの
クリン側においてはカバー板から内壁側へ突出した固定
子をケーシング内壁に一体的に溶着するとともに該防音
材シートを囲むリブをケーシング内壁に設けたものであ
る。
(作用) この考案のエアクリーナは防音材シートをカバー板とと
もに取付けたので合成樹脂製ケーシングであつても充分
な遮音性が得られる。しかも少くともクリン側において
はカバー板とリブに囲まれて防音材シートを破損から守
り、もし破損しても破片がエンジン内に吸引されること
はない。また取付け手段が溶着によって固着されている
ので、接着はがれやねじゆるみなどで取付けが外れエン
ジン内に落下することはない。
もに取付けたので合成樹脂製ケーシングであつても充分
な遮音性が得られる。しかも少くともクリン側において
はカバー板とリブに囲まれて防音材シートを破損から守
り、もし破損しても破片がエンジン内に吸引されること
はない。また取付け手段が溶着によって固着されている
ので、接着はがれやねじゆるみなどで取付けが外れエン
ジン内に落下することはない。
(実施例) 第1図に実施例のエアクリーナを示す。入口管2を有す
る入口側ケーシング3と、出口管4を有する出口側ケー
シング5との間にフィルタエレメント6を挟持してな
る。入口側ケーシング3と出口側ケーシング5とは共に
合成樹脂製であってケーシング1を形成する。入口側ケ
ーシング3の内部はダスティ側であってその内壁にアス
ファルトシートを用いた防音材シート7が鉄板製のカバ
ー板8で被われて取付けられる。その取付け手段は第2
図のようにタッピンスクリュウ9である。またビス止め
としてもよい。アスファルトシートは脆いが遮音効果が
大であるとされているものである。出口側ケーシング5
の内部はクリン側であってその内壁にはアクファルトシ
ートを用いた防音材シート10が鉄板のカバー板11で
被われて取付けられている。その取付け手段は第3図の
ようにカバー板11に嵌めた合成樹脂製のリベット12
を固定子として出口側ケーシング5の内壁に設けた溶着
用凸部15に一体的に溶着したものである。
る入口側ケーシング3と、出口管4を有する出口側ケー
シング5との間にフィルタエレメント6を挟持してな
る。入口側ケーシング3と出口側ケーシング5とは共に
合成樹脂製であってケーシング1を形成する。入口側ケ
ーシング3の内部はダスティ側であってその内壁にアス
ファルトシートを用いた防音材シート7が鉄板製のカバ
ー板8で被われて取付けられる。その取付け手段は第2
図のようにタッピンスクリュウ9である。またビス止め
としてもよい。アスファルトシートは脆いが遮音効果が
大であるとされているものである。出口側ケーシング5
の内部はクリン側であってその内壁にはアクファルトシ
ートを用いた防音材シート10が鉄板のカバー板11で
被われて取付けられている。その取付け手段は第3図の
ようにカバー板11に嵌めた合成樹脂製のリベット12
を固定子として出口側ケーシング5の内壁に設けた溶着
用凸部15に一体的に溶着したものである。
他の例としては第4図のようにカバー板21が合成樹脂
の場合、これに予め成形された突起21aを固定子とし
て出口側ケーシング5の内壁に設けた溶着用凸部16に
溶着してもよい。また出口側ケーシング5には防音材シ
ート10を囲んでリブ13が設けられる。入口側ケーシ
ングへ防音材を取付手段は合成樹脂リベットの溶着によ
ってもよい。
の場合、これに予め成形された突起21aを固定子とし
て出口側ケーシング5の内壁に設けた溶着用凸部16に
溶着してもよい。また出口側ケーシング5には防音材シ
ート10を囲んでリブ13が設けられる。入口側ケーシ
ングへ防音材を取付手段は合成樹脂リベットの溶着によ
ってもよい。
(考案の効果) この考案の構成によりエアクリーナを経て外部へ出よう
とする騒音は防音材シートで遮ぎられて外部への騒音放
出が充分に減衰される。また少くともクリン側では防音
材シートをリブで囲み、固定子はケーシングの内壁に溶
着したから、防音材シートの破片やリベット等がエンジ
ン内へ落下して障害をあたえることがない。
とする騒音は防音材シートで遮ぎられて外部への騒音放
出が充分に減衰される。また少くともクリン側では防音
材シートをリブで囲み、固定子はケーシングの内壁に溶
着したから、防音材シートの破片やリベット等がエンジ
ン内へ落下して障害をあたえることがない。
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2、第3、
第4図は防音材シートの取付け状態を示す図である。 1……ケーシング、6……フィルタエレメント 7、10……防音材シート 8、11、21……カバー板 9……タッピングスクリュウ 12……リベット、13……リブ、21a……突起
第4図は防音材シートの取付け状態を示す図である。 1……ケーシング、6……フィルタエレメント 7、10……防音材シート 8、11、21……カバー板 9……タッピングスクリュウ 12……リベット、13……リブ、21a……突起
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂製ケーシング内にフィルタエレメ
ントを収納し、該フィルタエレメントでケーシング内を
ダスティ側とクリン側とに区画したエアクリーナにおい
て、カバー板で被った防音材シートをケーシング内壁に
当接させて配設し、少くともクリン側においてはカバー
板から内壁側へ突出させた固定子を内壁に溶着するとと
もに防音材シートの外郭を囲むリブを内壁に設けてなる
エアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2617088U JPH0614064Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2617088U JPH0614064Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | エアクリーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130064U JPH01130064U (ja) | 1989-09-05 |
JPH0614064Y2 true JPH0614064Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31247557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2617088U Expired - Lifetime JPH0614064Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614064Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6178719B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2017-08-09 | 川崎重工業株式会社 | 車両用エアクリーナ |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2617088U patent/JPH0614064Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130064U (ja) | 1989-09-05 |
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